説明

検索リスト提供サーバ及び検索リスト提供方法及びプログラム

【課題】検索リスト提供サーバ100で検索したサイト内検索リストを提供する。
【解決手段】検索リスト提供サーバ100において、ユーザ端末200から入力されたページリクエストから流入元サイトを取得する流入元サイト取得部111と、流入元サイトが検索エンジンサイトであるか判定するページリクエスト元判定処理部112と、ページリクエストに含まれた検索キーワードによりサイト内検索を行い、サイト内検索リスト18を作成する検索リスト作成処理部113と、サイト内検索リスト18を含めてレスポンスを作成するレスポンス作成処理部114と、レスポンス作成処理部114が作成したレスポンス19をネットワーク400を介してユーザ端末200へ送信する情報送受信部115を有する。サイト内検索リスト18により、ユーザは、いち早くほしい情報にたどり着ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターネットのウェブサイトで検索したリストを提供する検索リスト提供サーバ及び検索リスト提供方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
google(登録商標)やYahoo(登録商標)等の検索エンジンサイトを利用してインターネット検索し、サイトに訪問するが、目的ページでない場合、ユーザは、検索エンジンサイトを利用するインターネット検索にもどるか、訪問したサイトのサイト内検索のために再度検索を行わなければならなかった。
従来のウェブサーバは、検索エンジンからのページリクエストに対しても、あるいは、検索エンジン以外からのページリクエストに対しても、同じように、ウェブサーバにあらかじめ用意されたページをレスポンスとして返していた。
特許文献1,2には、クエリーログや検索キーを利用して、検索キーワードとサイトとの関連性を提供するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−181186号公報
【特許文献2】特開2007−323554号公報
【特許文献3】特開2008−262339号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、かかる再検索による不便さを解消するために、google(登録商標),yahoo(登録商標)等の検索エンジンサイトによるインターネット検索と企業内のサイト内検索を連動させることにより、ユーザが探している情報を早く提供できるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明の検索リスト提供サーバは、
ウェブページを記憶するウェブページ記憶部と、
閲覧するウェブページのページ識別子と、リンク元となった流入元サイトを示す参照情報とを含むページリクエストを取得する流入元サイト取得部と、
流入元サイト取得部が取得したページリクエストの参照情報が示す流入元サイトが検索エンジンサイトであるか否かを処理装置により判定するページリクエスト元判定処理部と、
流入元サイトが検索エンジンであるとページリクエスト元判定処理部が判定した場合に、参照情報に含まれた検索キーワードを用いて処理装置によりウェブページ記憶部に記憶されたウェブページの検索を行い、検索結果に基づいて処理装置によりサイト内検索リストを作成する検索リスト作成処理部と、
検索リスト作成処理部が作成したサイト内検索リストを用いて、ページリクエストに応答するウェブページをレスポンスとして作成するレスポンス作成処理部と、
レスポンス作成処理部が作成したレスポンスを通信装置により送信する情報送信部と
を備えたことを特徴とする。
【0006】
レスポンス作成処理部は、ウェブページ記憶部に記憶されたウェブページをページ識別子で検索して、検索したウェブページとサイト内検索リストとを合成して、合成したページをレスポンスとして生成することを特徴とする。
【0007】
ウェブページ記憶部は、複数のウェブページを記憶し、
検索リスト作成処理部は、複数のウェブページの各ウェブページにおける検索キーワードの出現数をカウントし、検索キーワードの出現数の多いウェブページの順に、サイト内検索リストを作成することを特徴とする。
【0008】
上記検索リスト提供サーバは、さらに、少なくとも検索キーワードを記憶する流入元サイト記憶部を備え、
流入元サイト取得部は、ページリクエストを取得するたびに、参照情報に含まれた検索キーワードを流入元サイト記憶部に記憶し、
検索リスト作成処理部は、流入元サイト記憶部に記憶された検索キーワードの取得回数をカウントし、検索キーワードの取得回数の多い順に、その検索キーワードが含まれたウェブページのサイト内検索リストを作成することを特徴とする。
【0009】
検索リスト提供サーバは、さらに、ウェブページ記憶部が記憶したウェブページの閲覧履歴を検索キーワードに対応させてログとして記憶するログ記憶部を備え、
検索リスト作成処理部は、参照情報に含まれた検索キーワードに基づいてログ記憶部に記憶されたログを検索して、検索されたログが示す過去のウェブページの閲覧履歴によりウェブページの重みを計算して、重みの重いウェブページの順に、サイト内検索リストを作成することを特徴とする。
【0010】
この発明の検索リスト提供方法は、
ウェブページを記憶するウェブページ記憶部を備えた検索リスト提供サーバの検索リスト提供方法において、
ウェブページのページ識別子とリンク元となった流入元サイトの参照情報とを含むページリクエストを取得する流入元サイト取得ステップと、
流入元サイト取得ステップで取得したページリクエストに含まれた参照情報が示す流入元サイトが検索エンジンサイトであるか否かを処理装置により判定するページリクエスト元判定処理ステップと、
ページリクエスト元判定処理ステップで流入元サイトが検索エンジンであると判定した場合に、参照情報に含まれた検索キーワードを用いて処理装置によりサイト内検索を行い、サイト内検索結果に基づいて処理装置によりサイト内検索リストを作成する検索リスト作成処理ステップと、
検索リスト作成処理ステップで作成したサイト内検索リストを用いて、ページリクエストに応答するウェブページをレスポンスとして作成するレスポンス作成処理ステップと、
レスポンス作成処理ステップで作成したレスポンスを通信装置により送信する情報送信ステップと
を備えたことを特徴とする。
【0011】
この発明のプログラムは、コンピュータを、上記請求項1から5いずれかに記載の検索リスト提供サーバの各部として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、キーワードを元に再度、サイト内検索を行って、サイト内検索リストを作成し、ユーザに提供できるので、サイト運営者にとっては、ユーザに自分たちの意図を入れた検索結果を提供できる。サイト内検索リストにより、ユーザは、いち早くほしい情報にたどり着ける。また、サイト内検索リストを提供するので、そのサイト内の回遊率が上がる可能性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】実施の形態にかかる検索リスト提供システムの機能ブロック図である。
【図2】実施の形態にかかる検索リスト提供システムの処理の動作を表すフローチャートである。
【図3】ページリクエストの一例を示す図である。
【図4】実施の形態にかかるレスポンス作成処理部の合成処理の一例を示す図である。
【図5】実施の形態にかかる表示部の表示例を示す図である。
【図6】実施の形態にかかる検索リスト提供サーバのシステム構成の例である。
【図7】実施の形態にかかる検索リスト提供サーバのハードウェア構成の例である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
【0015】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態にかかる検索リスト提供システムの機能ブロック図である。
検索リスト提供サーバ100は、ウェブサーバあるいはウェブサイトとも呼ばれ、インターネットを介して、ユーザ端末200からURL(Uniform・Resource・Locator)を含むページリクエストを受信し、URLにより一意に識別される閲覧ウェブページをユーザ端末200に提供するサーバである。
ユーザ端末200は、検索リスト提供サーバ100に、ページリクエスト14を、直接送信することもできるし、検索エンジンサイト300を介して送信することもできる。
【0016】
***ユーザ端末200の構成***
ユーザ端末200は、情報表示処理部211、表示部212、入力部213、情報送受信部214を備える。
【0017】
情報表示処理部211は、表示情報を作成し、情報を表示する処理を実行する。
【0018】
表示部212は、情報表示処理部211が作成した表示情報を表示する。
【0019】
入力部213は、ユーザの操作による情報の入力処理を行う。
【0020】
情報送受信部214は、検索エンジンサイト300と検索リスト提供サーバ100との間でネットワーク400を介して情報の送受信を行う。
【0021】
***ページリクエスト14の生成手順***
ユーザ端末200は以下の手順で、ページリクエスト14を、ネットワーク400を介して送信することができる。
ユーザは、ユーザ端末200の入力部213と情報送受信部214により、ブラウザを用いて、検索エンジンサイト300をアクセスする。
検索エンジンサイト300は、ユーザ端末200に検索キーワード11の入力を促す。
ユーザは、ユーザ端末200の入力部213によりブラウザに検索キーワード11を入力して、情報送受信部214により検索キーワード11を検索エンジンサイト300に送信する。
検索エンジンサイト300は、検索キーワード11にマッチする検索リスト12を作成し、ユーザ端末200に送信する。
ユーザ端末200の情報送受信部214は、検索リスト12を受信し、情報表示処理部211が表示部212のブラウザに検索リスト12を表示する。
ユーザは、ユーザ端末200の入力部213によりブラウザに表示された検索リスト12から閲覧するサイトを選択する。ユーザ端末200のブラウザは、流入元サイト(リンク元サイト)を検索エンジンサイト300としたページリクエスト14であって、閲覧するサイトへのページリクエスト14を生成する。情報送受信部214がページリクエスト14をネットワーク400に送信する。ページリクエスト14の宛先が検索リスト提供サーバ100の場合には、検索リスト提供サーバ100の情報送受信部115がページリクエスト14を受信する。
【0022】
***ページリクエスト14の構成***
図3に示すように、ページリクエスト14は閲覧ウェブページURL15とリファラ情報16を有している。
閲覧ウェブページURL15は、閲覧要求がされたウェブページのURLである。
リファラ情報16は、単にリファラ(referer)とも呼ばれ、流入元サイトのページのURLのことである。流入元サイトが検索エンジンサイト300の場合は、リファラ情報16には、流入元サイトURL13として検索エンジンサイト300のURLが記憶され、検索キーワード11として検索エンジンサイト300に入力された検索キーワードとが記憶される。
【0023】
***検索リスト提供サーバ100の構成***
図1において、検索リスト提供サーバ100は、流入元サイト取得部111、ページリクエスト元判定処理部112、検索リスト作成処理部113、レスポンス作成処理部114、情報送受信部115、流入元サイト記憶部121、レスポンス記憶部122、ウェブページ記憶部123、ログ記憶部124を備える。
【0024】
流入元サイト記憶部121は、検索リスト提供サーバ100が受信したページリクエスト14を記憶する。あるいは、ページリクエスト14に含まれた閲覧ウェブページURL15とリファラ情報16だけ記憶してもよい。
【0025】
レスポンス記憶部122は、ページリクエスト14の応答として、検索リスト提供サーバ100が作成したレスポンス19を記憶する。
【0026】
ウェブページ記憶部123は、あらかじめ作成された閲覧に供するページ(ウェブページ)を記憶する。ウェブページ記憶部123の各ページは、URLで一意に識別できる。
【0027】
ログ記憶部124は、ウェブページ記憶部123が記憶したウェブページの閲覧履歴を検索キーワードに対応させてログとして記憶する。ログ記憶部124は、検索キーワードに対応付けて、その検索キーワードを入力したユーザが閲覧した閲覧ウェブページと、その閲覧ウェブページの閲覧時間とを記憶する。
【0028】
情報送受信部115は、情報受信部により、ページリクエスト14を受信する。
情報送受信部115は、情報送信部により、レスポンス19を送信する。
情報送受信部115は、ログ記憶部124に、閲覧ウェブページと、その閲覧ウェブページの閲覧時間とを記憶する。
【0029】
流入元サイト取得部111は、閲覧ウェブページURL(閲覧ウェブページのページ識別子)を含むページリクエスト14を入力する。流入元サイト取得部111は、ページリクエスト14から、リンク元となった流入元サイトURL13を含むリファラ情報16(参照情報)を取得する。流入元サイト取得部111は、ページリクエスト14(または閲覧ウェブページURL15とリファラ情報16)を、流入元サイト記憶部121に記憶する。
【0030】
ページリクエスト元判定処理部112は、流入元サイト取得部111が取得したリファラ情報16に含まれた流入元サイトURLで示された流入元サイトが検索エンジンサイトであるか否かを処理装置により判定する。
【0031】
検索リスト作成処理部113は、流入元サイトが検索エンジンであるとページリクエスト元判定処理部112が判定した場合に、流入元サイト記憶部121に記憶したページリクエスト14からリファラ情報16を取り出し、リファラ情報16に含まれた検索キーワード11を用いて処理装置によりサイト内検索を行い、サイト内検索結果に基づいて処理装置によりサイト内検索リスト18を作成する。
検索リスト作成処理部113は、流入元サイトが検索エンジンではないとページリクエスト元判定処理部112が判定した場合に、サイト内検索リスト18を作成しない。
【0032】
レスポンス作成処理部114は、検索リスト作成処理部113がサイト内検索リスト18を作成した場合、検索リスト作成処理部113が作成したサイト内検索リスト18を用いて、ページリクエスト14に応答するウェブページをレスポンス19として作成する。レスポンス作成処理部114は、ウェブページ記憶部123に記憶されたウェブページ17をURLで検索して、検索したウェブページ17とサイト内検索リスト18とを合成して、合成したページをレスポンス19として生成する。レスポンス作成処理部114は、レスポンス19を検索キーワード11と閲覧ウェブページURL15とに対応付けてレスポンス記憶部122に記憶する。
検索リスト作成処理部113がサイト内検索リスト18を作成しなかった場合、レスポンス作成処理部114は、ページリクエスト14に応答するウェブページをレスポンス19として作成する。レスポンス作成処理部114は、ウェブページ記憶部123に記憶されたウェブページ17をURLで検索して、検索したウェブページ17をレスポンス19とする。
【0033】
情報送受信部115は、レスポンス作成処理部114が作成したレスポンス19を通信装置によりネットワーク400を介してユーザ端末200へ送信する。
【0034】
***検索リスト提供サーバ100の動作説明***
図2は、実施の形態にかかる検索リスト提供システムにおいて検索リスト提供サーバ100で行われる検索リスト提供方法の処理動作を表すフローチャートである。
【0035】
検索リスト提供サーバ100の図2に示す処理に移る前に、ユーザ端末200から検索エンジンサイト300にアクセスする。
ユーザ端末200は、Google(登録商標)やYahoo(登録商標)等の検索エンジンサイト300にアクセスし、検索キーワード11を入力し検索を実行する。
次に、検索エンジンサイト300で、検索リスト12が生成される。
ユーザ端末200の入力部213により、ユーザが検索リスト12のリンクの一つをクリックすると、ユーザ端末200からクリックしたリンクに該当するウェブサーバにアクセスがされる。検索リスト提供サーバ100が、その該当するウェブサーバである場合に、図2の処理がスタートする。
【0036】
図2のステップS101(流入元サイト取得ステップ)において、流入元サイト取得部111は、情報送受信部115を介して、ユーザ端末200から送信されたページリクエスト14を入力し、ページリクエスト14(または閲覧ウェブページURL15とリファラ情報16)を流入元サイト記憶部121に記憶する。
流入元サイト取得部111は、ウェブページのURL(ページ識別子)を含むページリクエスト14を入力すると、ページリクエスト14から、リファラ情報16(参照情報)を取得し、さらにリファラ情報16から、リンク元となった流入元サイトURL13を取得する。流入元サイト取得部111は、流入元サイトURL13をページリクエスト元判定処理部112に出力する。
【0037】
ステップS102(ページリクエスト元判定処理ステップ)において、ページリクエスト元判定処理部112は、流入元サイト取得部111から流入元サイトURL13を入力する。
ページリクエスト元判定処理部112は、検索エンジンサイトのURLの一覧データをあらかじめメモリに記憶しているものとする。
ページリクエスト元判定処理部112は、検索エンジンサイトのURLの一覧データを参照して、リファラ情報16に含まれた流入元サイトURL13と一致するか比較し、流入元サイトURL13で示される流入元サイトが検索エンジンサイトであるか否かを処理装置により判定する。ページリクエスト元判定処理部112は、判定結果20を検索リスト作成処理部113に出力する。
【0038】
ステップS103(検索リスト作成処理ステップ)において、検索リスト作成処理部113は、判定結果20をページリクエスト元判定処理部112から入力する。
検索リスト作成処理部113は、流入元サイトが検索エンジンであるとページリクエスト元判定処理部112が判定した場合に、流入元サイト記憶部121に記憶したページリクエスト14からリファラ情報16を取り出す。検索リスト作成処理部113は、リファラ情報16に含まれた検索キーワード11を用いて処理装置によりサイト内検索を行い、サイト内検索結果に基づいて処理装置によりサイト内検索リスト18を作成する。図4の左上に示すように、サイト内検索リスト18は、リスト形式やテーブル形式や一覧表形式で作成する。
検索リスト作成処理部113が、サイト内検索リスト18を作成する方法として、以下のような方法が挙げられる。
【0039】
「サイト内検索リスト18の作成方法1」
1.ウェブページに対する検索キーワード11の単純検索の結果、検索キーワード11の出現数の多いウェブページの順にサイト内検索リスト18を作成する。
ウェブページ記憶部123は、複数のウェブページを記憶しており、検索リスト作成処理部113は、複数のウェブページの各ウェブページ毎に検索キーワード11の出現数をカウントし、検索キーワード11の出現数の多いウェブページの順に、サイト内検索リスト18を作成する。
検索リスト作成処理部113は、リファラ情報16に含まれた検索キーワード11がキーワードK1であり、ウェブページ記憶部123は、ページP1,ページP2、ページP3からなるの複数のウェブページを記憶している場合に、ページP1,ページP2、ページP3毎に検索キーワードK1の出現数をカウントする。その結果が、以下にようなものとする。
閲覧ウェブページ 検索キーワードK1の出現数
ページP1 ―――― 10回
ページP2 ―――― 3回
ページP3 ―――― 8回
【0040】
検索リスト作成処理部113は、検索キーワードK1の出現数の多いウェブページの順に、サイト内検索リスト18を以下のように作成する。
1.ページP1のID情報「ABC」
2.ページP3のID情報「XXX」
3.ページP2のID情報「YYY」
ここで、「ABC」、「XXX」、「YYY」などのID情報とは、そのページの記載内容が分かる情報のことであり、ページの記載内容の一部や見出しやインデックス情報である。ID情報は、コンテンツを示すウェブページ17へのリンク情報である。
【0041】
以上のように、検索リスト作成処理部113は、サイト内の閲覧ウェブページに出現するキーワード数を数えてその多いもの順にサイト内検索リスト18を作成する。
【0042】
「サイト内検索リスト18の作成方法2」
2.検索エンジンサイト300から受け取った同一の検索キーワード11の取得回数をカウントし、取得回数の多いウェブページの順にサイト内検索リスト18を作成する。
ここでは、流入元サイト取得部111が、流入元サイト記憶部121に、検索エンジンサイト300から受け取った過去のページリクエスト14を記憶しているものとする。ページリクエスト14には、検索キーワード11が含まれているので、検索エンジンサイト300から受け取った検索キーワード11の取得回数をカウントすることができる。
【0043】
あるいは、流入元サイト記憶部121が、少なくとも検索キーワード11を記憶するようにし、流入元サイト取得部111は、ページリクエスト14を取得するたびに、リファラ情報16に検索キーワード11が含まれている場合は、リファラ情報16に含まれた検索キーワード11を流入元サイト記憶部121に記憶するようにしてもよい。
【0044】
あるいは、流入元サイト取得部111が、流入元サイト記憶部121に、検索エンジンサイト300から受け取った検索キーワード11を検索キーにして、検索キーワード11の取得回数をページリクエスト14を取得するたびに1づつ加算して、検索キーワード11の累積取得回数を記憶するようにしてもかまわない。
【0045】
検索リスト作成処理部113は、流入元サイト記憶部121に記憶された同一の検索キーワード11の取得回数をカウントし、または、検索キーワード11の累積取得回数を取得し、検索キーワード11の取得回数の多いウェブページの順に、サイト内検索リスト18を作成する。
【0046】
たとえば、流入元サイト記憶部121に記憶された検索キーワードK1、K2、K3の取得回数が、以下にようなものとする。
検索キーワード 取得回数
キーワードK1 ―――― 10回
キーワードK2 ―――― 3回
キーワードK3 ―――― 8回
【0047】
検索リスト作成処理部113は、検索キーワード11の取得回数の多い順に、その検索キーワード11が含まれたウェブページのID情報を用いてサイト内検索リスト18を以下のように作成する。
1.キーワードK1を含むウェブページのID情報「ABC」
2.キーワードK3を含むウェブページのID情報「XXX」
3.キーワードK2を含むウェブページのID情報「YYY」
【0048】
以上のように、検索リスト作成処理部113は、検索エンジンサイト300から受け取った検索キーワード11の取得回数を数え、検索キーワード11の取得回数の多い順に、その検索キーワード11が含まれたウェブページのID情報を用いてサイト内検索リスト18を作成する。
【0049】
「サイト内検索リスト18の作成方法3」
3.過去の検索キーワードと一致するものをピックアップし、過去の検索キーワードを取得した際に閲覧した閲覧ウェブページ、閲覧時間の中から、重み付けをして、重みの重いウェブページの順にサイト内検索リスト18を作成する。
ログ記憶部124は、ウェブページの閲覧履歴(閲覧ウェブページID、閲覧日時、閲覧時間など)を検索キーワードに対応させてログとして記憶している。ログ記憶部124は、検索キーワードに対応付けて、その検索キーワードを入力したユーザが閲覧した閲覧ウェブページと、その閲覧ウェブページの閲覧日時と閲覧時間とを記憶している。
検索リスト作成処理部113は、今回受信したリファラ情報16に含まれた検索キーワード11に基づいてログ記憶部124に記憶されたログを検索する。検索リスト作成処理部113は、今回受信したリファラ情報16に含まれた検索キーワード11により検索されたログが示す過去のウェブページの閲覧時間により、ウェブページの閲覧時間を累積計算し、累積閲覧時間を用いて各ウェブページの重みを計算して、重みの重いウェブページの順に、サイト内検索リスト18を作成する。
たとえば、ログ記憶部124に検索キーワードK1に対して以下のような6件の閲覧履歴を示すログがあるものとする。
【0050】
検索キーワード 閲覧ウェブページ 閲覧日時[年・月・日] 閲覧時間
キーワードK1 ページP1 2009・01・03 9分
キーワードK1 ページP2 2009・02・04 1分
キーワードK1 ページP3 2009・02・05 4分
キーワードK1 ページP1 2009・03・03 1分
キーワードK1 ページP2 2009・03・04 2分
キーワードK1 ページP3 2009・03・05 4分
【0051】
検索リスト作成処理部113は、今回受信したリファラ情報16に含まれた検索キーワード11がキーワードK1である場合に、上記6件のログを検索する。検索リスト作成処理部113は、検索された上記6件のログが示す過去のウェブページの閲覧時間によりウェブページ毎に累積閲覧時を以下のように計算し、さらに、ウェブページの重みを以下のように計算する。
ここでは、ウェブページの閲覧時間をそのまま重みにしている(重み=閲覧時間)場合を以下に示す。
閲覧ウェブページ 累積閲覧時間 重み(=累積閲覧時間)
ページP1 ―――― 10分 ―――― 10
ページP2 ―――― 3分 ―――― 3
ページP3 ―――― 8分 ―――― 8
【0052】
検索リスト作成処理部113は、重みの重いウェブページの順に、サイト内検索リストを以下の通り作成する。
1.ページP1のID情報「ABC」
2.ページP3のID情報「XXX」
3.ページP2のID情報「YYY」
【0053】
あるいは、検索リスト作成処理部113は、閲覧日時を用いて、以下のように重み計算をしてもかまわない。たとえば、検索リスト作成処理部113は、各月毎に以下のような時間軸のウェイト値を設定する。
今月の閲覧:ウェイト値=1.0
先月の閲覧:ウェイト値=0.5
それ以前の閲覧:ウェイト値=0.2
【0054】
検索リスト作成処理部113は、検索された上記6件のログが示す過去のウェブページの閲覧時期と閲覧時間と時間軸のウェイト値とによりウェブページ毎にウェブページの重みを以下のように計算する。ここでは、2009・03を今月とする。
閲覧ウェブページ 重み(Σ(閲覧時間×ウェイト値))
ページP1 ―――― 9分×0.2+0分×0.5+1分×1.0=2.8
ページP2 ―――― 0分×0.2+1分×0.5+2分×1.0=2.5
ページP3 ―――― 0分×0.2+4分×0.5+4分×1.0=6.0
【0055】
検索リスト作成処理部113は、重みの重いウェブページの順に、サイト内検索リストを以下の通り作成する。
1.ページP3のID情報「XXX」
2.ページP1のID情報「ABC」
3.ページP2のID情報「YYY」
【0056】
以上のように、検索リスト作成処理部113は、過去の検索キーワード11と閲覧ページ、閲覧時間のリストの中から、今回の検索キーワード11に一致するものをピックアップし、重み付けをして、重いもの順にサイト内検索リスト18を作成する。
【0057】
「サイト内検索リスト18の作成方法4」
4.上記作成方法1と2と3との少なくとも2つ以上の作成方法を組み合わせて、サイト内検索リスト18を作成する。
(1)上記作成方法1と2の組み合わせ。
検索リスト作成処理部113は、検索キーワード11の出現数の多い閲覧ウェブページと、取得回数の多い検索キーワード11が含まれた閲覧ウェブページとを検出して、両方の閲覧ウェブページに対して重みづけをして、サイト内検索リスト18を作成する。
(2)上記作成方法1と3の組み合わせ。
たとえば、検索リスト作成処理部113は、検索キーワード11の出現数の多い閲覧ウェブページと、過去の検索キーワードと一致する累積閲覧時間の長い閲覧ウェブページとを検出して、両方の閲覧ウェブページに対して重みづけをして、サイト内検索リスト18を作成する。
(3)上記作成方法2と3の組み合わせ。
たとえば、検索リスト作成処理部113は、取得回数の多い検索キーワード11が含まれた閲覧ウェブページと、過去の検索キーワードと一致する累積閲覧時間の長い閲覧ウェブページとを検出して、両方の閲覧ウェブページに対して重みづけをして、サイト内検索リスト18を作成する。
(4)上記作成方法1と2と3の組み合わせ。
たとえば、検索リスト作成処理部113は、検索キーワード11の出現数の多い閲覧ウェブページと、取得回数の多い検索キーワード11が含まれた閲覧ウェブページと、過去の検索キーワードと一致する累積閲覧時間の長い閲覧ウェブページとを検出して、三者の閲覧ウェブページに対して重みづけをして、サイト内検索リスト18を作成する。
【0058】
上記(1)〜(4)の組み合わせにおける重みづけの例は、たとえば、以下のようなものである。
(ア)それぞれ同数のウェブページを選択する。
(イ)ウェブページを選択する比を予め決めておき、その比に基づいてウェブページを選択する。
(ウ)出現数や取得回数や累積閲覧時間に対して重みづけをする係数を予め決めておき、出現数や取得回数や累積閲覧時間に対して係数を乗算して乗算結果の大きいウェブページから順に選択する。
【0059】
「サイト内検索リスト18の作成方法5」
5.検索リスト作成処理部113は、キャンペーン等のサイト運営者がレコメンドしたいコンテンツを示すページへのID情報(リンク情報)を含めてサイト内検索リスト18を作成する。この作成方法5は、上記作成方法1,2,3,4のいずれの方法とも組み合わせることができる。
【0060】
検索リスト作成処理部113は、流入元サイトが検索エンジンではないとページリクエスト元判定処理部112が判定した場合、検索キーワード11は、検索エンジンサイト300からは送られてこない(リファラ情報16に検索キーワード11が含まれていない)ので、サイト内検索リスト18を作成しない。あるいは、カラのサイト内検索リスト18を作成する。あるいは、上記作成方法5で述べたように、キャンペーン等のサイト運営者がレコメンドしたいコンテンツを示すページへのID情報(リンク情報)のみによりサイト内検索リスト18を作成する。
【0061】
検索リスト作成処理部113は、サイト内検索リスト18をレスポンス作成処理部114に出力する。あるいは、検索リスト作成処理部113は、サイト内検索リスト18を作成しなかった通知をレスポンス作成処理部114に出力する。
【0062】
ステップS104(レスポンス作成処理ステップ)において、レスポンス作成処理部114は、検索リスト作成処理部113から、サイト内検索リスト18又はサイト内検索リスト18を作成しなかった通知を入力する。
レスポンス作成処理部114は、サイト内検索リスト18を入力した場合、検索リスト作成処理部113が作成したサイト内検索リスト18を用いて、ページリクエストに応答するウェブページをレスポンス19として作成する。レスポンス作成処理部114は、ウェブページ記憶部123に記憶されたウェブページ17を閲覧ウェブページURL15で検索して、図4に示すように、検索したウェブページ17とサイト内検索リスト18とを合成してページ生成処理を行い、合成したページをレスポンス19として生成する。合成とは、複数のコンテンツから、一つのウェブページを作成するページ生成処理である。図4に示すように、合成したウェブページにおいて、ウェブページ17とサイト内検索リスト18がそれぞれ独立したエリアを有している。図4のサイト内検索リスト18は、数文字程度の1行のリンク情報を、複数行有している。
【0063】
レスポンス作成処理部114は、サイト内検索リスト18を入力した場合、ウェブページ17を検索せずに、サイト内検索リスト18のみからページ生成処理を行い、生成したサイト内検索リスト18のみからなるページをレスポンス19としてもかまわない。
また、レスポンス作成処理部114は、閲覧ウェブページURL15で検索したウェブページ17とサイト内検索リスト18ととともに、さらに、キャンペーン等のサイト運営者がレコメンドしたいコンテンツとを入れたページを合成処理してレスポンス19を作成してもかまわない。
また、レスポンス作成処理部114は、閲覧ウェブページURL15で検索したウェブページ17を合成処理せずに、サイト内検索リスト18とキャンペーン等のサイト運営者がレコメンドしたいコンテンツとを入れたページを合成処理してレスポンス19を作成してもかまわない。
また、レスポンス作成処理部114は、サイト内検索リスト18を合成処理せずに、閲覧ウェブページURL15で検索したウェブページ17とキャンペーンなどのサイト運営者がレコメンドしたいコンテンツとを含むページをレスポンス19として作成することもできる。
あるいは、また、レスポンス作成処理部114は、閲覧ウェブページURL15で検索したウェブページ17とサイト内検索リスト18とを合成処理せず、キャンペーン等のサイト運営者がレコメンドしたいコンテンツのみを入れたページをレスポンス19として作成することもできる。
【0064】
検索リスト作成処理部113がカラのサイト内検索リスト18を作成した場合、または、サイト内検索リスト18を作成しなかった場合、レスポンス作成処理部114は、ページリクエスト14に応答するウェブページをレスポンス19として作成する。この場合、レスポンス作成処理部114は、ウェブページ記憶部123に記憶されたウェブページ17を流入元サイト記憶部121に記憶された閲覧ウェブページURL15で検索して、検索したウェブページ17をレスポンス19とする。
【0065】
レスポンス作成処理部114は、レスポンス19を閲覧ウェブページURL15とサイト内検索リスト18に対応付けてレスポンス記憶部122に記憶する。
レスポンス作成処理部114は、レスポンス記憶部122に記憶された閲覧ウェブページURL15とサイト内検索リスト18と同一の閲覧ウェブページURL15とサイト内検索リスト18を入力した場合、レスポンス記憶部122を閲覧ウェブページURL15とサイト内検索リスト18をキーにしてレスポンス19を検索する。あるいは、レスポンス作成処理部114は、レスポンス19を検索キーワード11と閲覧ウェブページURL15に対応付けてレスポンス記憶部122に記憶する。
レスポンス作成処理部114は、レスポンス記憶部122に記憶された検索キーワード11と閲覧ウェブページURL15と同一の検索キーワード11と閲覧ウェブページURL15を入力した場合、レスポンス記憶部122を検索キーワード11と閲覧ウェブページURL15をキーにしてレスポンス19を検索する。
こうして、レスポンス作成処理部114は、サイト内検索リスト18とウェブページ17との合成処理を省略することができる。
【0066】
ステップS106(レスポンス送信処理ステップ)において、情報送受信部115は、レスポンス作成処理部114が作成したレスポンス19を通信装置によりネットワーク400を介してユーザ端末200へ送信する。情報送受信部115は、ユーザ端末200にサイト内検索リストが含まれたレスポンス19を送信する。情報送受信部115は、レスポンス記憶部122に記憶されたレスポンス19を読み込んでユーザ端末200へ送信してもよい。
図5は、ユーザ端末200の表示部212のレスポンス19の表示例である。ユーザが、「ABC」をクリックすると、検索リスト提供サーバ100(ウェブサーバ)は、図示していない既存のウェブ機能を用いて、「ABC」からリンクされたリンク先のウェブページ17をウェブページ記憶部123から検索して、リンク先のウェブページ17をユーザ端末200に表示する。
【0067】
以上のように、本実施の形態に係る検索リスト提供サーバ100は、検索リスト提供サーバ100(ウェブサーバ)に入力されたページリクエストから検索キーワードと流入元サイトを取得する流入元サイト取得部111と、流入元サイトが検索エンジンサイトであるか判定するページリクエスト元判定処理部112と、サイト内検索を行い、サイト内検索リスト18を作成する検索リスト作成処理部と、レスポンスを作成するレスポンス作成処理部114とを有することを特徴とする。
【0068】
本実施の形態に係る検索リスト提供サーバ100によれば、検索リスト提供サーバ100(ウェブサーバ)が検索キーワード11でサイト内のコンテンツを自動検索してサイト内検索リスト18をリスト形式又は一覧表形式で作成して自動表示するので、ユーザは効率のよいサイト内検索が可能になる。
また、ユーザは、サイト内検索をするために、サイト内検索のための検索キーワードを入力することなく、サイト内検索が自動的に行われ、検索キーワードの入力の手間が省ける。
【0069】
また、前記サイト内検索リスト18は、単純検索結果を単語の出現数の多い閲覧ウェブページの順、検索キーワードの取得回数の多い閲覧ウェブページの順に作成することを特徴とする。
【0070】
また、前記サイト内検索リスト18は、ログ記憶部124に記憶されたログを検索して、過去の検索キーワードの中から一致するものをピックアップし、過去の検索キーワードにより閲覧された閲覧ウェブページに対する閲覧時間の長い閲覧ウェブページの順、あるいは、閲覧時期・閲覧日時により重み付けをして重みの重い閲覧ウェブページの順に作成することを特徴とする。
【0071】
図6は、実施の形態における検索リスト提供サーバ100及びユーザ端末200の外観の一例を示す図である。
図6において、検索リスト提供サーバ100及びユーザ端末200は、システムユニット910、CRT(Cathode・Ray・Tube)やLCD(液晶)の表示画面を有する表示装置901、キーボード902(Key・Board:K/B)、マウス903、FDD904(Flexible・Disk・Drive)、コンパクトディスク装置CDD905(CDD)、プリンタ装置906、スキャナ装置907などのハードウェア資源を備え、これらはケーブルや信号線で接続されている。
システムユニット910は、コンピュータであり、ファクシミリ機932、電話器931とケーブルで接続され、また、ローカルエリアネットワークLAN942(LAN)、ゲートウェイ941を介してインターネット940に接続されている。
【0072】
図7は、実施の形態1における検索リスト提供サーバ100及びユーザ端末200のハードウェア資源の一例を示す図である。
図7において、検索リスト提供サーバ100及びユーザ端末200は、プログラムを実行するCPU911(Central・Processing・Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915、表示装置901、キーボード902、マウス903、FDD904、CDD905、プリンタ装置906、スキャナ装置907、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
通信ボード915、キーボード902、スキャナ装置907、FDD904などは、入力部、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力部、出力装置の一例である。
【0073】
通信ボード915は、ファクシミリ機932、電話器931、LAN942等に接続されている。通信ボード915は、LAN942に限らず、インターネット940、ISDN等のWAN(ワイドエリアネットワーク)などに接続されていても構わない。インターネット940或いはISDN等のWANに接続されている場合、ゲートウェイ941は不用となる。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステムOS921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。また、検索リスト提供サーバ100の磁気ディスク装置920には、流入元サイト記憶部121、レスポンス記憶部122、ウェブページ記憶部123、ログ記憶部124が存在する。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステムOS921、ウィンドウシステム922により実行される。
【0074】
上記プログラム群923には、実施の形態の説明において「〜部」として説明した機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、実施の形態の説明において、「〜の判定結果」、「〜の計算結果」、「〜の処理結果」として説明する情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリになどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示・抽出のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、実施の形態の説明において説明したフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD(Digital・Versatile・Disk)等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
【0075】
また、実施の形態の説明において「〜部」として説明したものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」、「〜手段」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」として説明したものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
【符号の説明】
【0076】
11 検索キーワード、12 検索リスト、13 流入元サイトURL、14 ページリクエスト、15 閲覧ウェブページURL、16 リファラ情報、17 ウェブページ、18 サイト内検索リスト、19 レスポンス、20 判定結果、100 検索リスト提供サーバ、111 流入元サイト取得部、112 ページリクエスト元判定処理部、113 検索リスト作成処理部、114 レスポンス作成処理部、115 情報送受信部、121 流入元サイト記憶部、122 レスポンス記憶部、123 ウェブページ記憶部、124 ログ記憶部、200 ユーザ端末、211 情報表示処理部、212 表示部、213 入力部、214 情報送受信部、300 検索エンジンサイト、901 表示装置、902 キーボード、903 マウス、904 FDD、905 CDD、906 プリンタ装置、907 スキャナ装置、910 システムユニット、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 磁気ディスク装置、921 OS、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群、931 電話器、932 ファクシミリ機、940 インターネット、941 ゲートウェイ、942 LAN。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェブページを記憶するウェブページ記憶部と、
閲覧するウェブページのページ識別子と、リンク元となった流入元サイトを示す参照情報とを含むページリクエストを取得する流入元サイト取得部と、
流入元サイト取得部が取得したページリクエストの参照情報が示す流入元サイトが検索エンジンサイトであるか否かを処理装置により判定するページリクエスト元判定処理部と、
流入元サイトが検索エンジンであるとページリクエスト元判定処理部が判定した場合に、参照情報に含まれた検索キーワードを用いて処理装置によりウェブページ記憶部に記憶されたウェブページの検索を行い、検索結果に基づいて処理装置によりサイト内検索リストを作成する検索リスト作成処理部と、
検索リスト作成処理部が作成したサイト内検索リストを用いて、ページリクエストに応答するウェブページをレスポンスとして作成するレスポンス作成処理部と、
レスポンス作成処理部が作成したレスポンスを通信装置により送信する情報送信部と
を備えたことを特徴とする検索リスト提供サーバ。
【請求項2】
レスポンス作成処理部は、ウェブページ記憶部に記憶されたウェブページをページ識別子で検索して、検索したウェブページとサイト内検索リストとを合成して、合成したページをレスポンスとして生成することを特徴とする請求項1記載の検索リスト提供サーバ。
【請求項3】
ウェブページ記憶部は、複数のウェブページを記憶し、
検索リスト作成処理部は、複数のウェブページの各ウェブページにおける検索キーワードの出現数をカウントし、検索キーワードの出現数の多いウェブページの順に、サイト内検索リストを作成することを特徴とする請求項1又は2記載の検索リスト提供サーバ。
【請求項4】
上記検索リスト提供サーバは、さらに、少なくとも検索キーワードを記憶する流入元サイト記憶部を備え、
流入元サイト取得部は、ページリクエストを取得するたびに、参照情報に含まれた検索キーワードを流入元サイト記憶部に記憶し、
検索リスト作成処理部は、流入元サイト記憶部に記憶された検索キーワードの取得回数をカウントし、検索キーワードの取得回数の多い順に、その検索キーワードが含まれたウェブページのサイト内検索リストを作成することを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の検索リスト提供サーバ。
【請求項5】
検索リスト提供サーバは、さらに、ウェブページ記憶部が記憶したウェブページの閲覧履歴を検索キーワードに対応させてログとして記憶するログ記憶部を備え、
検索リスト作成処理部は、参照情報に含まれた検索キーワードに基づいてログ記憶部に記憶されたログを検索して、検索されたログが示す過去のウェブページの閲覧履歴によりウェブページの重みを計算して、重みの重いウェブページの順に、サイト内検索リストを作成することを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の検索リスト提供サーバ。
【請求項6】
ウェブページを記憶するウェブページ記憶部を備えた検索リスト提供サーバの検索リスト提供方法において、
ウェブページのページ識別子とリンク元となった流入元サイトの参照情報とを含むページリクエストを取得する流入元サイト取得ステップと、
流入元サイト取得ステップで取得したページリクエストに含まれた参照情報が示す流入元サイトが検索エンジンサイトであるか否かを処理装置により判定するページリクエスト元判定処理ステップと、
ページリクエスト元判定処理ステップで流入元サイトが検索エンジンであると判定した場合に、参照情報に含まれた検索キーワードを用いて処理装置によりサイト内検索を行い、サイト内検索結果に基づいて処理装置によりサイト内検索リストを作成する検索リスト作成処理ステップと、
検索リスト作成処理ステップで作成したサイト内検索リストを用いて、ページリクエストに応答するウェブページをレスポンスとして作成するレスポンス作成処理ステップと、
レスポンス作成処理ステップで作成したレスポンスを通信装置により送信する情報送信ステップと
を備えたことを特徴とする検索リスト提供方法。
【請求項7】
コンピュータを、上記請求項1から5いずれかに記載の検索リスト提供サーバの各部として機能させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−231525(P2010−231525A)
【公開日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−78612(P2009−78612)
【出願日】平成21年3月27日(2009.3.27)
【出願人】(591102095)三菱スペース・ソフトウエア株式会社 (148)
【Fターム(参考)】