説明

楽曲再生システム及び楽曲再生方法

【課題】利用者に対して有益な広告を効果的に提供する。
【解決手段】楽曲再生システム1は、カラオケ装置100、リモコン200、及びホストサーバ300を有する。ホストサーバ300は、複数の広告動画情報をカラオケ装置100へ出力する。リモコン200は、操作者の操作に基づき当該操作者に係わるログインIDをホストサーバ300へ送信する。すると、ホストサーバ300は、その送信されたログインIDを取得し、その取得されたログインIDに対応したユニットIDを決定して、その決定されたユニットIDをカラオケ装置100へ出力する。すると、カラオケ装置100は、その出力されたユニットIDを取得し、その取得されたユニットIDに対応した広告動画情報を決定して、その決定された広告動画情報を再生するように、再生部102を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、演奏曲の再生を行う楽曲再生システム及び楽曲再生方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、1つの演奏曲の再生終了後、次の演奏曲の再生開始までの間に、広告動画情報の再生を行う技術が、例えば特許文献1に開示されている。この従来技術では、楽曲再生装置としてのカラオケ装置のCPUが、予め設定された設定時間を読み出して、タイマーによるカウントを開始させる。このとき、予約されている曲があれば、CPUは、その曲に対応する音声データ及び映像データをHDDより読み出して、再生手段としての音源及び映像コントロール部へ送出し、音声及び映像をスピーカ及びTVより出力させる。そして、その楽曲の演奏が終了したら、CPUは、上記読み出された設定時間とタイマーのカウント値とを比較する。そして、そのカウント値が設定時間を越えていた場合は、CPUは、広告情報記憶手段としてのHDDより広告動画情報としての広告などサービス情報を読み出して、映像コントロール部へ送出し、TVに当該広告などサービス情報を表示させる。
【0003】
以上のように、この従来技術においては、1つの演奏曲の再生終了後、次の演奏曲の再生開始までの間に、広告などのサービス情報がTVに表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平6−102892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来技術では、予め広告情報記憶手段に記憶された広告動画情報が読み出されて、当該広告動画情報が再生手段によって再生されるだけである。このため、利用者に対して当該利用者の嗜好に適合しない広告が提供されるという問題が生じ、利用者に対して有益な広告を効果的に提供できなかった。
【0006】
本発明の目的は、利用者に対して有益な広告を効果的に提供することができる楽曲再生システム及び楽曲再生方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、第1の発明の楽曲再生システムは、楽曲再生装置と、ホストサーバと、操作端末とを有する楽曲再生システムであって、前記操作端末は、操作者の操作に基づき、当該操作者に係わる操作者識別情報を無線通信を用いて送信する操作者情報送信手段を備えており、前記ホストサーバは、複数の操作者識別情報と複数のユニット識別情報とが対応付けられた分類情報を記憶したユニットデータベースと、前記複数のユニット識別情報とそれぞれ対応付けられた複数の広告動画情報を、前記楽曲再生装置へ出力する広告情報出力手段と、前記操作端末の操作者情報送信手段より送信された前記操作者識別情報を取得する操作者情報取得手段と、前記ユニットデータベースに記憶された前記分類情報に基づき、前記操作者情報取得手段により取得された前記操作者識別情報に対応した前記ユニット識別情報を決定するユニット情報決定手段と、前記ユニット情報決定手段により決定された前記ユニット識別情報を、前記楽曲再生装置へ出力するユニット情報出力手段とを備えており、前記楽曲再生装置は、楽曲データ及び映像データを含む演奏曲データを用いて、複数の演奏曲を順次再生可能な再生手段と、前記ホストサーバの前記広告情報出力手段より出力された、前記複数の広告動画情報を記憶する広告情報記憶手段と、前記ホストサーバの前記ユニット情報出力手段により出力された前記ユニット識別情報を取得するユニット情報取得手段と、前記広告情報記憶手段に記憶された前記複数の広告動画情報のうち、前記ユニット情報取得手段により取得された前記ユニット識別情報に対応した前記広告動画情報を決定する広告情報決定手段と、前記広告情報決定手段により決定された前記広告動画情報を再生するように、前記再生手段を制御する、再生制御手段と
を備えることを特徴とする。
【0008】
本願第1発明の楽曲再生システムは、楽曲再生装置と、ホストサーバと、操作端末とを有する。楽曲再生装置は、楽曲データ及び映像データを含む演奏曲データを用いて、複数の演奏曲を順次再生する。ホストサーバはユニットデータベースを備えている。ユニットデータベースには、複数の操作者識別情報と、複数のユニット識別情報とが対応付けられた、分類情報として記憶されている。
【0009】
操作者が操作端末において適宜の操作を行うと、操作者情報送信手段が操作者識別情報を送信する。送信された操作者識別情報は、ホストサーバの操作者情報取得手段により取得される。その後、ホストサーバのユニット情報決定手段により、上記分類情報が参照されつつ、上記取得された操作者識別情報に対応したユニット識別情報が決定される。決定されたユニット識別情報は、ユニット情報出力手段により楽曲再生装置へ出力される。
【0010】
一方、ホストサーバの広告情報出力手段は、予め、複数のユニット識別情報とそれぞれ対応付けられた複数の広告動画情報を、楽曲再生装置へ出力しておく。これら複数の広告動画情報は、楽曲再生装置の広告情報記憶手段に記憶されている。
【0011】
ホストサーバの上記ユニット情報出力手段により出力されたユニット識別情報が、楽曲再生装置のユニット情報取得手段によって取得される。その後、楽曲再生装置の広告情報決定手段が、前述の広告情報記憶手段に記憶された複数の広告動画情報のうち、上記取得されたユニット識別情報に合致したものを、操作者へ提供すべき広告動画情報として決定する。これにより、楽曲生成装置の再生制御手段が再生手段を制御し、上記決定された広告動画情報を再生させる。
【0012】
以上のようにして、本願第1発明においては、楽曲再生装置が、予め記憶した広告動画情報に基づき、その時点で楽曲再生サービスを提供している利用者の嗜好に適合した広告動画情報を、確実に提供することができる。これにより、利用者に対して有益な広告を効果的に提供することができる。
【0013】
第2の発明の楽曲再生システムは、上記第1発明において、前記楽曲再生装置の前記再生制御手段は、1つの演奏曲の再生終了後、次の演奏曲の再生開始までの間に、前記広告情報決定手段により決定された前記広告動画情報を再生するように、前記再生手段を制御することを特徴とする。
【0014】
これにより、その時点で楽曲再生サービスを提供している利用者の嗜好に適合した広告動画情報を、複数の演奏曲の合間に確実に提供することができるので、さらに確実に効果的な広告を行うことができる。
【0015】
第3の発明の楽曲再生システムは、上記第1又は第2発明において、前記ホストサーバの前記広告情報出力手段は、前記複数の広告動画情報を、予め定められた所定の配列で前記楽曲再生装置へ出力し、前記楽曲再生装置は、前記ホストサーバの前記広告情報出力手段から出力され前記広告情報記憶手段に記憶された前記複数の広告動画情報を、前記所定の配列に沿って順次読み出す広告読み取り手段を備えており、前記広告情報決定手段は、前記広告読み取り手段により順次読み出された前記広告動画情報に対応付けられた前記ユニット識別情報が、前記ユニット情報取得手段により取得された前記ユニット識別情報に対し、合致するか合致しないかを判定するユニット判定手段を含み、前記再生制御手段は、前記広告読み取り手段により順次読み出される前記広告動画情報に関して、当該広告動画情報に対応する前記ユニット識別情報が前記ユニット判定手段により前記合致すると判定された場合には、当該広告動画情報を再生するとともに、前記広告読み取り手段により順次読み出される前記広告動画情報に関して、当該広告動画情報に対応する前記ユニット識別情報が、前記ユニット判定手段により前記合致しないと判定された場合には、当該広告動画情報を再生しないように、前記再生手段を制御することを特徴とする。
【0016】
本願第3発明においては、ホストサーバから、予め定められた所定の配列で複数の広告動画情報が出力され、楽曲再生装置の広告情報記憶手段に記憶される。その後、楽曲再生装置の広告読み取り手段が上記複数の広告動画情報を上記所定の配列に沿って順次読み出し、ユニット判定手段が、それら順序読み出される広告動画情報に対応したユニット識別情報が、事前にユニット情報取得手段により取得されたユニット識別情報と合致するかしないかを判定する。そして、合致すると判定された場合にのみ、再生制御手段の制御により広告動画情報が再生される。
【0017】
これにより、楽曲再生装置は、一括して事前に記憶するとともに順次読み出す複数の広告動画情報を、再生するか再生しないかをその都度切り替えれば足りる。この結果、楽曲再生装置における広告動画情報の再生制御を簡素化することができる。また、ホストサーバから楽曲再生装置へ出力する複数の広告動画情報も一律に固定的な内容とすることができるので、ホストサーバからの広告動画情報の送信に関する制御を簡素化することもできる。
【0018】
第4の発明の楽曲再生システムは、上記第3発明において、前記ホストサーバの前記広告情報出力手段は、2以上の所定数の広告動画情報を一配列単位として、各配列単位において、順序が隣接する1組の広告動画情報にそれぞれ対応付けられた前記ユニット識別情報が互いに同一とならないように配列されるか、若しくは、対応付けられたユニット識別情報が互いに同一となる、順序が隣接する広告動画情報の組数が少なくなるように配列された、複数配列単位の前記広告動画情報を、前記楽曲再生装置へ出力することを特徴とする。
【0019】
これにより、各配列単位において、広告動画情報が特定の嗜好の利用者向けに偏るのを極力回避し、複数の利用者それぞれの嗜好に対し好適な広告が均一に提供されるよう図ることができる。
【0020】
第5の発明の楽曲再生システムは、上記第1乃至第4発明のいずれかにおいて、前記ホストサーバは、特定の複数の操作者識別情報が登録された操作者情報データベースと、前記操作者情報取得手段により取得された前記操作者識別情報が、前記操作者情報データベースに登録された前記特定の複数の操作者識別情報に合致するか合致しないかを判定する操作者情報判定手段とをさらに備え、前記ユニット情報決定手段は、前記操作者情報判定手段により前記合致すると判定された場合に、当該操作者識別情報に対応した前記ユニット識別情報を決定し、前記ユニット情報出力手段は、前記ユニット情報決定手段により決定された前記ユニット識別情報を、前記楽曲再生装置へ出力することを特徴とする。
【0021】
本願第5発明においては、ホストサーバが、操作端末からの操作者識別情報について操作者情報データベースの登録内容と事前に照合し、照合が合致した場合に、対応するユニット識別情報を決定して楽曲再生装置へと出力する。これにより、操作者識別情報の事前登録のない操作者について、ユニット識別情報の決定等の無駄な動作が試みられるのを防止し、処理を簡素化することができる。
【0022】
上記目的を達成するために、第6の発明の楽曲再生方法は、楽曲データ及び映像データを用いた演奏曲の再生を行うための楽曲再生方法であって、分類情報によって複数の操作者識別情報と対応付けられた、複数のユニット識別情報にそれぞれ対応付けられた複数の広告動画情報を出力する広告情報出力手順と、前記広告情報出力手順において出力された、前記複数の広告動画情報を記憶する広告情報記憶手順と、無線通信を用いて送信された操作者識別情報を取得する操作者情報取得手順と、前記分類情報に基づき、前記操作者情報取得手順において取得された前記操作者識別情報に対応した前記ユニット識別情報を決定するユニット情報決定手順と、前記ユニット情報決定手順において決定された前記ユニット識別情報を出力するユニット情報出力手順と、前記ユニット情報出力手順において出力された前記ユニット識別情報を取得するユニット情報取得手順と、前記広告情報記憶手順において記憶された前記複数の広告動画情報のうち、前記ユニット情報取得手順において取得された前記ユニット識別情報に対応した前記広告動画情報を決定する広告情報決定手順と、前記広告情報決定手順において決定された前記広告動画情報を再生するように、再生制御を行う再生制御手順とを備えることを特徴とする。
【0023】
本願第6発明の楽曲再生方法は、楽曲データ及び映像データを含む演奏曲データを用いて、複数の演奏曲を順次再生することができる。
【0024】
ここで、分類情報によって、複数の操作者識別情報と複数のユニット識別情報とが対応付けられている。そして、広告情報出力手順において、上記複数のユニット識別情報にそれぞれ対応付けられた複数の広告動画情報が、出力される。これら複数の広告動画情報は、広告情報記憶手順において記憶される。
【0025】
その後、操作者が例えば操作端末により適宜の操作を行うと、送信された操作者識別情報が、操作者情報取得手順で取得される。その後、ユニット情報決定手順において、上記分類情報が参照されつつ、上記取得された操作者識別情報に対応したユニット識別情報が決定される。決定されたユニット識別情報は、ユニット情報出力手順において出力される。
【0026】
出力されたユニット識別情報は、ユニット情報取得手順において取得される。その後、広告情報決定手段で、前述のようにして記憶された複数の広告動画情報のうち、上記取得されたユニット識別情報に合致したものが、操作者へ提供すべき広告動画情報として決定される。これにより、再生制御手段において再生制御が実行され、上記決定された広告動画情報が再生される。
【0027】
以上のようにして、本願第6発明においては、その時点で楽曲再生サービスを提供している利用者の嗜好に適合した広告動画情報を、確実に提供することができる。これにより、利用者に対して有益な広告を効果的に提供することができる。
【発明の効果】
【0028】
本発明によれば、利用者に対して有益な広告を効果的に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の一実施の形態の楽曲再生システムの全体構成を表すシステム構成図である。
【図2】ユーザプロファイルデータベースの記憶内容の一例を概念的に表す表である。
【図3】会員データベースの記憶内容の一例を概念的に表す表である。
【図4】ホストサーバの制御部より出力される複数の広告動画情報の一例を表す説明図である。
【図5】カラオケ装置、リモコン、及びホストサーバの間で実行される、楽曲再生方法による制御手順を表すシーケンス図である。
【図6】ステップSS100の詳細手順を表すフローチャートである。
【図7】ステップSK100の詳細手順を表すフローチャートである。
【図8】一部の広告動画情報にのみユニットIDが対応付けられている変形例において、ホストサーバの制御部より出力される複数の広告動画情報の一例を表す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0031】
図1を用いて、本実施形態の楽曲再生システムの全体構成を説明する。
【0032】
図1において、楽曲再生システム1は、楽曲データ及び映像データを用いた演奏曲の再生を行うためのシステムである。この楽曲再生システム1は、カラオケルームKRに設置された、楽曲再生装置としてのカラオケ装置100、及び、操作端末としてのリモコン200と、ホストサーバ300とを有している。
【0033】
なお、カラオケ装置100とリモコン200とは、例えばLocal Area Network(LAN)等のネットワークNW1を介し、互いに情報送受信可能に接続されている。また、カラオケ装置100やリモコン200と、ホストサーバ300とは、上記ネットワークNW1と、例えば通信ネットワーク等のネットワークNW2とを介し、互いに情報送受信可能に接続されている。
【0034】
カラオケ装置100は、制御部101と、再生手段としての再生部102と、表示部103と、音声出力部104と、操作部105と、通信制御部106と、広告情報記憶手段としての大容量記憶装置107と備えている。
【0035】
制御部101は、図示しないCPU及びRAM、ROM等のメモリを備えている。この制御部101は、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMや上記大容量記憶装置107に予め記憶された各種プログラムを実行する。これにより、カラオケ装置100全体の制御を行う。
【0036】
大容量記憶装置107は、例えばHard Disk Drive(HDD)などから構成される。この大容量記憶装置107には、複数の演奏曲データ、及び、ホストサーバ300より予め定められた所定の配列で出力された複数の広告動画情報等の各種情報が記憶されている。なお、演奏曲データには、楽曲データとしてのMusical Instrument Digital Interface(MIDI;登録商標)データ、及び、映像データ等が含まれる。また、広告動画情報は、特定の商品を推奨するための動画情報である。
【0037】
再生部102は、上記大容量記憶装置107に記憶された演奏曲データを用いて、複数の演奏曲を順次再生すると共に、1つの演奏曲の再生終了後、次の演奏曲の再生開始までの間に、広告動画情報を再生する。
【0038】
表示部103は、例えば液晶ディスプレイなどから構成される。この表示部103は、上記再生部102によって再生された演奏曲や広告動画情報に係わる映像等を表示する。
【0039】
音声出力部104は、例えばアンプやスピーカなどから構成される。この音声出力部104は、上記再生部102によって再生された演奏曲や広告動画情報に係わる音声、及び、図示しないマイクにより入力された歌唱音声等を出力する。
【0040】
操作部105は、複数のキーやスイッチなどから構成される。通信制御部106は、リモコン200やホストサーバ300との間で、上記ネットワークNW1,NW2を介し行われる情報通信の制御を行う。
【0041】
リモコン200は、操作者が演奏曲に関する選曲操作、言い換えれば、演奏曲の予約等の各種操作を行うための操作端末である。このリモコン200は、制御部201と、表示部203と、操作部205と、通信制御部206と、記憶装置207とを備えている。
【0042】
制御部201は、図示しないCPU及びRAM、ROM等のメモリを備えている。この制御部201は、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMや上記記憶装置207に予め記憶された各種プログラムを実行する。これにより、リモコン200全体の制御を行う。
【0043】
表示部203は、例えば液晶ディスプレイなどから構成され、各種表示を行う。操作部205は、複数のキーやスイッチなどから構成される。
【0044】
通信制御部206は、カラオケ装置100やホストサーバ300との間で、上記ネットワークNW1,NW2を介し行われる情報通信の制御を行う。なお、通信制御部206とネットワークNW1との間の接続は無線接続となっている。
【0045】
記憶装置207は、例えば不揮発性メモリなどから構成され、各種情報を記憶する。
【0046】
ホストサーバ300は、上記カラオケ装置100への広告動画情報の出力や操作者の認証等を行うサーバである。このホストサーバ300は、制御部301と、通信制御部306と、大容量記憶装置307とを備えている。
【0047】
制御部301は、図示しないCPU及びRAM、ROM等のメモリを備えている。この制御部301は、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMや上記大容量記憶装置307に予め記憶された各種プログラムを実行する。これにより、ホストサーバ300全体の制御を行う。
【0048】
通信制御部306は、カラオケ装置100やリモコン200との間で、上記ネットワークNW2,NW1を介し行われる情報通信の制御を行う。
【0049】
大容量記憶装置307は、例えばHDDなどから構成される。この大容量記憶装置307は、複数の広告動画情報等の各種情報を記憶している。また、この大容量記憶装置307には、ユニットデータベースとしてのユーザプロファイルデータベース3071(後述の図2参照)と、操作者情報データベースとしての会員データベース3072(後述の図3参照)とが記憶されている。
【0050】
図2に、上記ユーザプロファイルデータベース3071の記憶内容の一例を示す。
【0051】
図2に示すように、ユーザプロファイルデータベース3071には、予め実行されたクラスタリングによって、複数の操作者のログインIDと、互いに嗜好の異なる予め定められた複数のユニットのユニットIDとが対応付けられたクラスタリング情報が記憶されている。なお、クラスタリング情報は、分類情報に相当する。ログインIDは、操作者識別情報に相当する。ユニットIDは、ユニット識別情報に相当する。
【0052】
クラスタリングとは、例えば公知のK−means法やSelf Organizing Maps(SOM)法などのクラスタリング手法を用いて、複数のデータを外的基準なしに自動的に分類する手法、又は、そのアルゴリズムである。
【0053】
本実施形態では、予め、例えば複数の演奏曲に対する複数の操作者の歌唱履歴情報などに基づきクラスタリングが実行され、複数の操作者のログインIDが複数のユニットのいずれかに分類されている。そして、このクラスタリングの結果に対応して、複数のログインIDと、当該ログインIDの属するユニットのユニットIDとがそれぞれ対応付けられ、クラスタリング情報として、ユーザプロファイルデータベース3071に記憶されているのである。
【0054】
図3に、上記会員データベース3072の記憶内容の一例を示す。
【0055】
図3に示すように、会員データベース3072には、特定の複数のログインIDと、当該ログインIDに係わる操作者により設定された、あるいは、自動的に付与された、パスワードとが対応付けられて登録されている。
【0056】
ここで、本実施形態では、前述したように、ホストサーバ300の大容量記憶装置307に、複数の広告動画情報が記憶されている。ホストサーバ300の制御部301は、この大容量記憶装置307に記憶された複数の広告動画情報を、予め定められた所定の配列で、カラオケ装置100へ出力する。そして、カラオケ装置100の制御部101は、上記出力された複数の広告動画情報を取得して、大容量記憶装置107に記憶させている。
【0057】
図4に、ホストサーバ300の制御部301より出力される複数の広告動画情報の一例を示す。
【0058】
図4に示すように、ホストサーバ300の制御部301より出力される複数の広告動画情報には、少なくとも1つのユニットIDがそれぞれ対応付けられている。例えば、図示の例の広告動画情報「広告1」には1つのユニットID「1」が対応付けられ、広告動画情報「広告3」には2つのユニットID「2」「3」が対応付けられている。
【0059】
本実施形態では、これら複数の広告動画情報に関して、2以上の所定数の広告動画情報で一配列単位としている。この例では、3つの広告動画情報で一配列単位としている。したがって、これら複数の広告動画情報は、複数配列単位の広告動画情報となっている。
【0060】
そして、これら複数配列単位の広告動画情報は、各配列単位において、順序が隣接する1組の広告動画情報にそれぞれ対応付けられたユニットIDが互いに同一とならないように配列されている。若しくは、各配列単位において、順序が隣接する1組の広告動画情報にそれぞれ対応付けられたユニットIDが互いに同一となる、順序が隣接する広告動画情報の組数が少なくなるように配列されている。
【0061】
例えば、図示の例の3つの広告動画情報「広告1」「広告2」「広告3」を含む配列単位に関して説明すると、当該配列単位における順序が隣接する1組の広告動画情報としては、広告動画情報「広告1」「広告2」からなる1組の広告動画情報と、広告動画情報「広告2」「広告3」からなる1組の広告動画情報とが考えられる。
【0062】
広告動画情報「広告1」「広告2」からなる1組の広告動画情報においては、広告動画情報「広告1」に対応するユニットIDは「1」であり、広告動画情報「広告2」に対応するユニットIDは「21」である。したがって、当該1組の広告動画情報にそれぞれ対応するユニットIDは、互いに同一となっていない。
【0063】
広告動画情報「広告2」「広告3」からなる1組の広告動画情報においては、広告動画情報「広告2」に対応するユニットIDは「21」であり、広告動画情報「広告3」に対応するユニットIDは「2」「3」である。したがって、当該1組の広告動画情報にそれぞれ対応するユニットIDは、互いに同一となっていない。
【0064】
以上のように、図示の例の3つの広告動画情報「広告1」「広告2」「広告3」を含む配列単位に関しては、順序が隣接する1組の広告動画情報にそれぞれ対応付けられたユニットIDが互いに同一とならないように配列されている。
【0065】
なお、説明は省略するが、他の配列単位においても同様に、順序が隣接する1組の広告動画情報にそれぞれ対応するユニットIDが互いに同一とならないように配列されるか、若しくは、順序が隣接する1組の広告動画情報にそれぞれ対応するユニットIDが互いに同一となる、順序が隣接する広告動画情報の組数が少なくなるように配列されている。ホストサーバ300の制御部301は、複数の広告動画情報を上記のように配列して、複数配列単位の広告動画情報を、カラオケ装置100に出力するのである。
【0066】
図5を用いて、カラオケ装置100、リモコン200、及びホストサーバ300の間で実行される、本実施形態における楽曲再生方法による制御手順を説明する。なお、この図5では、基本的に図中上側から下側に向かっての時系列変化で各手順を示している。
【0067】
図5において、まずステップSS100で、ホストサーバ300の制御部301は、カラオケ装置100へ出力する際の、複数の広告動画情報の配列を決定する、広告配列決定処理を実行する。なお、この詳細内容については後述の図6で説明する。
【0068】
その後、ステップSS10で、ホストサーバ300の制御部301は、大容量記憶装置307に記憶された複数の広告動画情報を読み出す。そして、通信制御部306及びネットワークNW2,NW1を介し、上記読み出した複数の広告動画情報を、上記ステップSS100で決定された配列でカラオケ装置100へ出力する。具体的には、制御部301は、所定の配列として、上記各配列単位において、順序が隣接する1組の広告動画情報にそれぞれ対応するユニットIDが互いに同一とならないように配列されるか、若しくは、当該対応するユニットIDが互いに同一となる、順序が隣接する広告動画情報の組数が少なくなるように配列された、複数配列単位の広告動画情報を、カラオケ装置100へ出力する。このステップが、各請求項記載の広告情報出力手段として機能すると共に、広告情報出力手順に相当する。
【0069】
そして、カラオケ装置100の制御部101は、ステップSK10で、上記ステップSS10でホストサーバ300の制御部301より出力された複数の広告動画情報を、ネットワークNW2,NW1及び通信制御部106を介し取得する。そして、その取得した複数の広告動画情報を、大容量記憶装置107に記憶させる。このステップが、各請求項記載の広告情報記憶手順に相当する。
【0070】
一方、リモコン200の制御部201は、ステップSR10で、操作者による操作部205の操作に基づき、当該操作者に係わるログインID及びパスワードが入力されたかどうかを判定する。ログインID及びパスワードが入力されるまで、判定が満たされずループして待機する。そして、ログインID及びパスワードが入力されたら、判定が満たされてステップSR20に移る。
【0071】
ステップSR20では、リモコン200の制御部201は、通信制御部206及びネットワークNW1,NW2を介し無線通信により、上記ステップSR10で入力された操作者に係わるログインID及びパスワードを、ホストサーバ300へ送信する。このステップが、各請求項記載の操作者情報送信手段として機能する。
【0072】
その後、ホストサーバ300の制御部301は、ステップSS20で、上記ステップSR20でリモコン200の制御部201より送信されたログインID及びパスワードを、ネットワークNW1,NW2及び通信制御部306を介し取得する。このステップが、各請求項記載の操作者情報取得手段として機能すると共に、操作者情報取得手順に相当する。
【0073】
そして、ステップSS30に移り、ホストサーバ300の制御部301は、ログインID及びパスワードを取得したことに応じて、制御部301内部で所定の認証割り込み信号を発生する。
【0074】
その後、ステップSS40で、ホストサーバ300の制御部301は、上記ステップSS30で発生された認証割り込み信号に応じて、上記ステップSS20で取得されたログインID及びパスワードと、上記会員データベース3072(図3参照)に登録された特定の複数のログインID及びパスワードとを照合する。そして、上記ステップSS20で取得されたログインID及びパスワードが、上記特定の複数のログインID及びパスワードに合致するか合致しないかを判定する。このステップが、各請求項記載の操作者情報判定手段として機能する。上記ステップSS20で取得されたログインID及びパスワードが、上記特定の複数のログインID及びパスワードのいずれにも合致しなかった場合には、判定が満たされずステップSS50に移る。
【0075】
ステップSS50では、ホストサーバ300の制御部301は、通信制御部306及びネットワークNW2,NW1を介し、操作者に係わるログインID及びパスワードが登録されていない旨のログイン失敗信号を、リモコン200へ出力する。そして、このフローを終了する。これにより、リモコン200の制御部201は、当該ログイン失敗信号を、ネットワークNW2,NW1及び通信制御部206を介し受信する。
【0076】
一方、上記ステップSS40において、上記ステップSS20で取得されたログインID及びパスワードが、上記特定の複数のログインID及びパスワードのいずれかに合致した場合には、ステップSS40の判定が満たされてステップSS60に移る。
【0077】
ステップSS60では、ホストサーバ300の制御部301は、通信制御部306及びネットワークNW2,NW1を介し、操作者に係わるログインID及びパスワードが登録されている旨のログイン成功信号を、リモコン200へ出力する。これにより、リモコン200の制御部201は、当該ログイン成功信号を、ネットワークNW2,NW1及び通信制御部206を介し受信する。
【0078】
そして、ステップSS70に移り、ホストサーバ300の制御部301は、上記ユーザプロファイルデータベース3071(図2参照)に記憶されたクラスタリング情報に基づき、上記ステップSS20で取得されたログインIDに対応したユニットIDを決定する。具体的には、制御部301は、上記ステップSS20で取得されたログインIDをキーとして、上記ユーザプロファイルデータベース3071内を検索して、当該ログインIDに対応付けられたユニットIDを検出する。そして、その検出したユニットIDを、上記ステップSS20で取得されたログインIDに対応したユニットIDとして決定する。このステップが、各請求項記載のユニット情報決定手段として機能すると共に、ユニット情報決定手順に相当する。
【0079】
その後、ステップSS80で、ホストサーバ300の制御部301は、通信制御部306及びネットワークNW2,NW1を介し、上記ステップSS70で決定されたユニットIDを、カラオケ装置100へ出力する。このステップが、各請求項記載のユニット情報出力手段として機能すると共に、ユニット情報出力手順に相当する。
【0080】
そして、カラオケ装置100の制御部101は、ステップSK20で、上記ステップSS80でホストサーバ300の制御部301により出力されたユニットIDを、ネットワークNW2,NW1及び通信制御部106を介し取得する。このステップが、各請求項記載のユニット情報取得手段として機能すると共に、ユニット情報取得手順に相当する。
【0081】
一方、リモコン200の制御部201は、ステップSR30で、操作者による操作部205の操作に基づき、演奏曲の予約が行われたかどうかを判定する。演奏曲の予約が行われるまで、判定が満たされずループして待機する。そして、演奏曲の予約が行われたら、判定が満たされてステップSR40に移る。
【0082】
ステップSR40では、リモコン200の制御部201は、通信制御部206及びネットワークNW1を介し無線通信により、上記ステップSR30で行われた演奏曲の予約の内容に対応した予約データを、カラオケ装置100へ送信する。
【0083】
その後、カラオケ装置100の制御部101は、ステップSK30で、上記ステップSR40でリモコン200の制御部201より送信された予約データを、ネットワークNW1及び通信制御部106を介し取得する。そして、その取得した予約データを、制御部101内のRAM等のメモリに記憶された予約リスト(図示省略)に登録する。
【0084】
そして、ステップSK40に移り、カラオケ装置100の制御部101は、予約データを取得したことに応じて、制御部101内部で所定の予約割り込み信号を発生する。
【0085】
その後、ステップSK50で、カラオケ装置100の制御部101は、上記ステップSK40で発生された予約割り込み信号に応じて、上記予約リスト内の予約データを登録された順番に沿って読み出す。そして、大容量記憶装置107に記憶された複数の演奏曲データの中から、上記予約リストより読み出した予約データが表す演奏曲データを読み出す。その後、その読み出した演奏曲データを用いて、演奏曲を再生するように、再生部102を制御する。そして、1つの演奏曲の再生が終了したら、ステップSK60に移る。
【0086】
ステップSK60では、カラオケ装置100の制御部101は、上記予約リスト内に予約データが登録されていないかどうかを判定する。予約データが登録されている場合には、判定が満たされず上記ステップSK50に戻り、同様の手順を繰り返す。一方、予約データが登録されていない場合には、判定が満たされてステップSK70に移る。
【0087】
ステップSK70では、カラオケ装置100の制御部101は、予約リスト内に予約データが登録されていない、すなわち、次の演奏曲の予約がされていないことに応じて、制御部101内部で所定の曲間割り込み信号を発生する。
【0088】
そして、ステップSK100に移り、カラオケ装置100の制御部101は、上記ステップSK70で発生された曲間割り込み信号に応じて、広告動画情報を再生するように、再生部102を制御する、広告再生処理を実行する。この詳細内容については、後述の図7で説明する。その後、このフローを終了する。
【0089】
図6を用いて、上記図5のステップSS100の詳細手順を説明する。
【0090】
図6において、まずステップSS110で、ホストサーバ300の制御部301は、大容量記憶装置307に記憶されたすべての広告動画情報の中から、予め定められた複数配列単位に相当する数の、例えば100配列単位に相当する300個の、広告動画情報を選択して、複数の広告動画情報の配列を1つ生成する。なお、上記すべての広告動画情報の数をLとし、上記選択する広告動画情報の数をMとすると、通りの配列が生成可能である。制御部301は、このステップを実行するたびに、それぞれ異なる配列を生成する。
【0091】
その後、ステップSS120で、ホストサーバ300の制御部301は、上記ステップSS110で生成された複数の広告動画情報の配列に基づき、上記各配列単位ごとに、順序が隣接する1組の広告動画情報にそれぞれ対応するユニットIDが互いに同一となる、順序が隣接する広告動画情報の組数をカウントする。
【0092】
そして、ステップSS130に移り、ホストサーバ300の制御部301は、上記ステップSS120で各配列単位ごとにカウントされた上記組数を集計する。そして、上記ステップSS110で生成された複数の広告動画情報の配列に基づくすべての配列単位おける上記組数の合計値Cを算出する。
【0093】
その後、ステップSS140で、ホストサーバ300の制御部301は、上記ステップSS130で算出された上記組数の合計値Cが0であるかどうかを判定する。言い換えれば、制御部301は、上記ステップSS110で生成された複数の広告動画情報の配列が、上記各配列単位において、順序が隣接する1組の広告動画情報にそれぞれ対応するユニットIDが互いに同一とならないような配列であったかどうかを判定している。C=0である場合、言い換えれば、上記ステップSS110で生成された複数の広告動画情報の配列が、上記各配列単位において、順序が隣接する1組の広告動画情報にそれぞれ対応するユニットIDが互いに同一とならないような配列であった場合には、判定が満たされてステップSS150に移る。
【0094】
ステップSS150では、ホストサーバ300の制御部301は、上記ステップSS110で生成された複数の広告動画情報の配列、すなわち、上記各配列単位において、順序が隣接する1組の広告動画情報にそれぞれ対応するユニットIDが互いに同一とならないように配列された、複数配列単位の広告動画情報の配列を、制御部301内のRAM等のメモリに記憶する。そして、このメモリに記憶した複数配列単位の広告動画情報の配列を、カラオケ装置100へ出力する際の、複数の広告動画情報の配列として決定する。その後、このルーチンを終了する。
【0095】
一方、上記ステップSS140において、C=0でなかった場合、言い換えれば、上記ステップSS110で生成された複数の広告動画情報の配列が、上記各配列単位において、順序が隣接する1組の広告動画情報にそれぞれ対応するユニットIDが互いに同一とならないような配列でなかった場合には、ステップSS140の判定が満たされず、ステップSS160に移る。
【0096】
ステップSS160では、ホストサーバ300の制御部301は、上記ステップSS110において、生成可能なすべての配列を生成していたかどうか、すなわち、通りの配列を生成していたかどうかを判定する。まだ通りの配列を生成していなかった場合には、判定が満たされず上記ステップSS110に戻り、同様の手順を繰り返す。一方、既に通りの配列を生成していた場合には、判定が満たされてステップSS170に移る。
【0097】
ステップSS170では、ホストサーバ300の制御部301は、上記ステップSS110で生成された複数の広告動画情報の配列のうち、上記ステップSS130で算出された当該配列に基づいた上記組数の合計値Cが最小となった、複数の広告動画情報の配列、すなわち、上記各配列単位において、順序が隣接する1組の広告動画情報にそれぞれ対応するユニットIDが互いに同一となる、順序が隣接する広告動画情報の組数が少なくなるように配列された、複数配列単位の広告動画情報の配列を、制御部301内のRAM等のメモリに記憶する。そして、このメモリに記憶した複数配列単位の広告動画情報の配列を、カラオケ装置100へ出力する際の、複数の広告動画情報の配列として決定する。その後、このルーチンを終了する。
【0098】
図7を用いて、上記図5のステップSK100の詳細手順を説明する。
【0099】
図7において、まずステップSK110で、カラオケ装置100の制御部101は、上記図5のステップSS10でホストサーバ300の制御部301から出力され、上記図5のステップSK10で大容量記憶装置107に記憶された複数の広告動画情報を、上記図5のステップSS100で決定された配列に沿って順次読み出す。このステップが、各請求項記載の広告読み取り手段として機能する。
【0100】
その後、ステップSK120で、カラオケ装置100の制御部101は、上記ステップSK110で読み出された広告動画情報に対応付けられたユニットIDが、上記図5のステップSK20で取得されたユニットIDに対し、合致するか合致しないかを判定する。上記合致しない場合には、判定が満たされず上記ステップSK110に戻り、同様の手順を繰り返す。なお、このステップの判定が満たされなかった場合、すなわち、上記ステップSK110で順次読み出される広告動画情報に関して、当該広告動画情報に対応するユニットIDが上記合致しないと判定された場合には、当該広告動画情報は後述のステップSK140で再生されない。一方、上記合致する場合には、判定が満たされてステップSK130に移る。
【0101】
ステップSK130では、カラオケ装置100の制御部101は、大容量記憶装置107に記憶された複数の広告動画情報のうち、上記ステップSK110で順次読み出された広告動画情報を、上記図5のステップSK20で取得されたユニットIDに対応した広告動画情報として決定する。
【0102】
そして、ステップSK140に移り、カラオケ装置100の制御部101は、上記予約割り込み信号が発生されるまでの間に、すなわち、1つの演奏曲の再生終了後、次の演奏曲の再生開始までの間に、上記ステップSK130で決定された広告動画情報を再生するように、再生部102を制御する。具体的には、制御部101は、上記ステップSK110で順次読み出される広告動画情報に関して、当該広告動画情報に対応するユニットIDが上記ステップSK120で合致すると判定された場合には、当該広告動画情報、すなわち、上記ステップSK130で決定された広告動画情報を再生するように再生部102を制御する。またこれと共に、制御部101は、上記ステップSK110で順次読み出される広告動画情報に関して、当該広告動画情報に対応するユニットIDが上記ステップSK120で合致しないと判定された場合には、当該広告動画情報を再生しないように、再生部102を制御する。このステップが、各請求項記載の再生制御手段として機能すると共に、再生制御手順に相当する。そして、1つの広告動画情報の再生が終了したら、上記ステップSK110に戻る。
【0103】
なお、このステップSK140は、上記予約割り込み信号が発生されることにより強制終了され、すなわち、再生部102による広告動画情報の再生が停止される。その後、上記図5のステップSK50に移る。
【0104】
なお、上記において、ステップSK120及びステップSK130が、各請求項記載の広告情報決定手段として機能すると共に、広告情報決定手順に相当する。また、上記ステップSK120及びステップSK130のうち、ステップSK120が、ユニット決定手段として機能する。
【0105】
以上説明したように、本実施形態の楽曲再生システム1は、カラオケ装置100、リモコン200、及びホストサーバ300を有する。ホストサーバ300の制御部301は、予め、上記クラスタリングに係わる複数のユニットIDとそれぞれ対応付けられた複数の広告動画情報を、カラオケ装置100へ出力しておく(図5のステップSS10を参照)。これら複数の広告動画情報は、カラオケ装置100の大容量記憶装置107に記憶される(図5のステップSK10を参照)。
【0106】
そして、操作者がリモコン200の操作部205を用いて適宜の操作を行うと、リモコン200の制御部201は、当該操作者に係わるログインID及びパスワードを送信する(図5のステップSR20を参照)。その送信されたログインID及びパスワードは、ホストサーバ300の制御部301により取得される(図5のステップSS20を参照)。その後、ホストサーバ300の制御部301により、上記ユーザプロファイルデータベース3071(図2を参照)に記憶されたクラスタリング情報が参照されつつ、上記取得されたログインID及びパスワードに対応したユニットIDが決定される(図5のステップSS70を参照)。その決定されたユニットIDは、ホストサーバ300の制御部301によりカラオケ装置100へ出力される(図5のステップSS80を参照)。
【0107】
そして、ホストサーバ300の制御部301により出力されたユニットIDが、カラオケ装置100の制御部201によって取得される(図5のステップSK20を参照)。その後、カラオケ装置100の制御部101が、上記大容量記憶装置107に記憶された複数の広告動画情報のうち、上記取得されたユニットIDに合致した広告動画情報を、操作者へ提供すべき広告動画情報として決定する(図7のステップSK130を参照)。これにより、カラオケ装置100の制御部101が再生部102を制御し、上記決定された広告動画情報を再生させる(図7のステップSK140を参照)。
【0108】
以上のようにして、本実施形態においては、カラオケ装置100が、予め記憶した広告動画情報に基づき、その時点で楽曲再生サービスを提供している利用者の嗜好に適合した広告動画情報を、確実に提供することができる。これにより、利用者に対して有益な広告を効果的に提供することができる。
【0109】
また、本実施形態では特に、カラオケ装置100の制御部101は、1つの演奏曲の再生終了後、次の演奏曲の再生開始までの間に、上記図7のステップSK130で決定された広告動画情報を再生するように、再生部102を制御する。これにより、その時点で楽曲再生サービスを提供している利用者の嗜好に適合した広告動画情報を、複数の演奏曲の合間に確実に提供することができるので、さらに確実に効果的な広告を行うことができる。
【0110】
また、本実施形態では特に、ホストサーバ300から予め定められた所定の配列で複数の広告動画情報が出力され、カラオケ装置100の大容量記憶装置107に記憶される。その後、カラオケ装置100の制御部101が上記複数の広告動画情報を、上記所定の配列に沿って順次読み出す(図7のステップSK110を参照)。そして、カラオケ装置100の制御部101が、それら順次読み出される広告動画情報に対応したユニットIDが、事前に取得されたユニットIDと合致するか合致しないかを判定する(図7のステップSK120を参照)。そして、合致すると判定された場合にのみ、カラオケ装置100の制御部101の制御により広告動画情報が再生される。
【0111】
これにより、カラオケ装置100は、一括して事前に記憶するとともに順次読み出す複数の広告動画情報を、再生するか再生しないかをその都度切り替えれば足りる。この結果、カラオケ装置100における広告動画情報の再生制御を簡素化することができる。また、ホストサーバ300からカラオケ装置100へ出力される複数の広告動画情報も一律に固定的な内容とすることができる。この結果、ホストサーバ300からの広告動画情報の送信に関する制御を簡素化することもできる。
【0112】
また、本実施形態では特に、ホストサーバ300の制御部301は、2以上の所定数の、上記の例では3つの、広告動画情報を一配列単位として、各配列単位において、順序が隣接する1組の広告動画情報にそれぞれ対応付けられたユニットIDが互いに同一とならないように配列されるか、若しくは、当該対応付けられたユニットIDが互いに同一となる、順序が隣接する広告動画情報の組数が少なくなるように配列された、複数配列単位の広告動画情報を、カラオケ装置100へ出力する。これにより、各配列単位において、広告動画情報が特定の嗜好の利用者向けに偏るのを極力回避し、複数の利用者それぞれの嗜好に対し好適な広告が均一に提供されるよう図ることができる。
【0113】
また、本実施形態では特に、ホストサーバ300の制御部301が、リモコン200から送信され上記図5のステップSS20で取得されたログインID及びパスワードについて、上記会員データベース3072(図3を参照)の登録内容と事前に照合する(図5のステップSS40を参照)。そして、照合が合致した場合に、上記取得されたログインIDに対応したユニットIDを決定して、カラオケ装置100へ出力する。これにより、ログインIDの事前登録のない操作者について、ユニットIDの決定等の無駄な動作が試みられるのを防止し、処理を簡素化することができる。
【0114】
なお、本実施形態では、ホストサーバ300の制御部301は、上記各配列単位において、順序が隣接する1組の広告動画情報にそれぞれ対応するユニットIDが互いに同一とならないように配列されるか、若しくは、当該対応するユニットIDが互いに同一となる、順序が隣接する広告動画情報の組数が少なくなるように配列された、複数配列単位の広告動画情報を、カラオケ装置100へ出力していた。しかしながら、これに限られない。
【0115】
すなわち、ホストサーバ300の制御部301が、上記各配列単位において、当該配列単位に含まれる上記所定数の広告動画情報にそれぞれ対応するユニットIDがそれぞれ同一とならないように配列された、複数配列単位の広告動画情報を、カラオケ装置100へ出力するようにしてもよい。若しくは、ホストサーバ300の制御部301が、上記各配列単位において、当該配列単位に含まれる上記所定数の広告動画情報にそれぞれ対応するユニットIDが互いに同一となる、広告動画情報の組数が少なくなるように配列された、複数配列単位の広告動画情報を、カラオケ装置100へ出力するようにしてもよい。
【0116】
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を説明する。
【0117】
(1)一部の広告動画情報にのみユニットIDが対応付けられている場合
上記実施形態においては、ホストサーバ300の制御部301は、複数のユニットIDとそれぞれ対応付けられた複数の広告動画情報を、カラオケ装置100へ出力していたが、これに限られない。すなわち、ホストサーバ300の制御部301が、ユニットIDが対応付けられていない広告動画情報と、ユニットIDが対応付けられた広告動画情報とからなる、複数の広告動画情報を、カラオケ装置100へ出力するようにしてもよい。
【0118】
図8に、本変形例において、ホストサーバ300の制御部301より出力される複数の広告動画情報の一例を示す。
【0119】
図8に示すように、本変形例において、ホストサーバ300の制御部301より出力される複数の広告動画情報は、複数の固定枠用の広告動画情報と、複数のターゲティング枠用の広告動画情報とから構成されている。
【0120】
固定枠用の広告動画情報は、ユニットIDが対応付けられていない広告動画情報、言い換えれば、すべての利用者に対し提供する広告動画情報である。したがって、この固定枠用の広告動画情報は、操作者に係わるログインIDに対応したユニットIDに関係なく、すなわち、当該広告動画情報に対応するユニットIDが操作者に係わるログインIDに対応したユニットIDに対し合致するか否かを判定することなく、再生部102によって再生される。
【0121】
ターゲティング枠用の広告動画情報は、少なくとも1つのユニットIDが対応付けられた広告動画情報、言い換えれば、特定の操作者をターゲットとした広告動画情報である。したがって、このターゲティング枠用の広告動画情報は、当該広告動画情報に対応するユニットIDが操作者に係わるログインIDに対応したユニットIDに対し合致すると判定された場合にのみ、再生部102によって再生される。
【0122】
ホストサーバ300の制御部301は、これら複数の固定枠用の広告動画情報と複数のターゲティング枠用の広告動画情報とからなる広告動画情報を、所定の配列でカラオケ装置100に出力する。そして、カラオケ装置100の制御部101は、その出力された複数の広告動画情報を取得して、大容量記憶装置107に記憶させる。
【0123】
また、カラオケ装置100の制御部101は、前述した曲間割り込み信号が発生されると、大容量記憶装置107に記憶された複数の広告動画情報を、所定の配列に沿って順次読み出す。そして、その読み出した広告動画情報が、固定枠用の広告動画情報であるか、ターゲティング枠用の広告動画情報であるかを判定する。このとき、読み出した広告動画情報が固定枠用の広告動画情報であった場合には、カラオケ装置100の制御部101は、当該固定枠用の広告動画情報を再生するように、再生部102を制御する。
【0124】
一方、読み出した広告動画情報がターゲティング枠用の広告動画情報であった場合には、カラオケ装置100の制御部101は、当該広告動画情報に対応するユニットIDが、操作者に係わるログインIDに対応したユニットIDに対し、合致するか合致しないかを判定する。そして、合致すると判定した場合に、カラオケ装置100の制御部101は、当該ターゲティング枠用の広告動画情報を再生するように、再生部102を制御する。
【0125】
本変形例によっても、上記実施形態と同様の効果を得る。
【0126】
なお、ホストサーバ300の制御部301は、本発明に係わる楽曲再生装置以外に、上記ネットワークNW2,NW1を介し接続されている従来の楽曲再生装置に対しても、上述したような複数の固定枠用の広告動画情報と複数のターゲティング枠用の広告動画情報とからなる広告動画情報を、所定の配列で出力することができる。このような場合、当該複数の広告動画情報を取得した従来の楽曲再生装置においては、上記ターゲティング枠用の広告動画情報の再生がスキップされ、固定枠の広告動画情報の再生だけが行われるようにしてもよい。
【0127】
なお、以上においては、ホストサーバ300が、カラオケ装置100への広告動画情報の出力、及び、操作者に係わるログインIDが特定のログインIDに合致するか合致しないかの判定、の両方を行っていたが、これに限られない。すなわち、カラオケ装置100への広告動画情報の出力と、操作者に係わるログインIDが特定のログインIDに合致するか合致しないかの判定とを、2つの別々のサーバで行うようにしてもよい。この場合には、当該2つのサーバそれぞれが、ホストサーバに相当する。
【0128】
また、以上においては、カラオケ装置100の制御部101は、1つの演奏曲の再生終了後、次の再生開始までの間に広告動画情報を再生させていたが、これに限られない。例えば、カラオケ装置100の表示部103の表示画面を複数に分割し、そのうち1つの画面には演奏曲に対応した歌詞テロップを表示させると共に、別の画面には広告動画情報を表示させるようにしてもよい。また例えば、リモコン200においても同様に、当該リモコン200の表示部203の表示画面を複数に分割し、そのうち1つの画面には演奏曲の選曲画面を表示させると共に、別の画面には広告動画情報を表示させるようにしてもよい。あるいは、リモコン200の操作部205が一定時間操作されていないと判断された場合に、表示部203全体に広告動画情報を表示させるようにしてもよい。
【0129】
また、図5、図6、図7等に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
【0130】
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
【0131】
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
【符号の説明】
【0132】
1 楽曲再生システム
100 カラオケ装置(楽曲再生装置)
101 制御部
102 再生部(再生手段)
107 大容量記憶装置(広告情報記憶手段)
200 リモコン(操作端末)
201 制御部
300 ホストサーバ
301 制御部
3071 ユーザプロファイルデータベース(ユニットデータベース)
3072 会員データベース(操作者情報データベース)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
楽曲再生装置と、ホストサーバと、操作端末とを有する楽曲再生システムであって、
前記操作端末は、
操作者の操作に基づき、当該操作者に係わる操作者識別情報を無線通信を用いて送信する操作者情報送信手段を備えており、
前記ホストサーバは、
複数の操作者識別情報と複数のユニット識別情報とが対応付けられた分類情報を記憶したユニットデータベースと、
前記複数のユニット識別情報とそれぞれ対応付けられた複数の広告動画情報を、前記楽曲再生装置へ出力する広告情報出力手段と、
前記操作端末の操作者情報送信手段より送信された前記操作者識別情報を取得する操作者情報取得手段と、
前記ユニットデータベースに記憶された前記分類情報に基づき、前記操作者情報取得手段により取得された前記操作者識別情報に対応した前記ユニット識別情報を決定するユニット情報決定手段と、
前記ユニット情報決定手段により決定された前記ユニット識別情報を、前記楽曲再生装置へ出力するユニット情報出力手段と
を備えており、
前記楽曲再生装置は、
楽曲データ及び映像データを含む演奏曲データを用いて、複数の演奏曲を順次再生可能な再生手段と、
前記ホストサーバの前記広告情報出力手段より出力された、前記複数の広告動画情報を記憶する広告情報記憶手段と、
前記ホストサーバの前記ユニット情報出力手段により出力された前記ユニット識別情報を取得するユニット情報取得手段と、
前記広告情報記憶手段に記憶された前記複数の広告動画情報のうち、前記ユニット情報取得手段により取得された前記ユニット識別情報に対応した前記広告動画情報を決定する広告情報決定手段と、
前記広告情報決定手段により決定された前記広告動画情報を再生するように、前記再生手段を制御する、再生制御手段と
を備えることを特徴とする楽曲再生システム。
【請求項2】
前記楽曲再生装置の前記再生制御手段は、
1つの演奏曲の再生終了後、次の演奏曲の再生開始までの間に、前記広告情報決定手段により決定された前記広告動画情報を再生するように、前記再生手段を制御する
ことを特徴とする請求項1記載の楽曲再生システム。
【請求項3】
前記ホストサーバの前記広告情報出力手段は、
前記複数の広告動画情報を、予め定められた所定の配列で前記楽曲再生装置へ出力し、
前記楽曲再生装置は、
前記ホストサーバの前記広告情報出力手段から出力され前記広告情報記憶手段に記憶された前記複数の広告動画情報を、前記所定の配列に沿って順次読み出す広告読み取り手段を備えており、
前記広告情報決定手段は、
前記広告読み取り手段により順次読み出された前記広告動画情報に対応付けられた前記ユニット識別情報が、前記ユニット情報取得手段により取得された前記ユニット識別情報に対し、合致するか合致しないかを判定するユニット判定手段を含み、
前記再生制御手段は、
前記広告読み取り手段により順次読み出される前記広告動画情報に関して、当該広告動画情報に対応する前記ユニット識別情報が前記ユニット判定手段により前記合致すると判定された場合には、当該広告動画情報を再生するとともに、前記広告読み取り手段により順次読み出される前記広告動画情報に関して、当該広告動画情報に対応する前記ユニット識別情報が、前記ユニット判定手段により前記合致しないと判定された場合には、当該広告動画情報を再生しないように、前記再生手段を制御する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の楽曲再生システム。
【請求項4】
前記ホストサーバの前記広告情報出力手段は、
2以上の所定数の広告動画情報を一配列単位として、各配列単位において、順序が隣接する1組の広告動画情報にそれぞれ対応付けられた前記ユニット識別情報が互いに同一とならないように配列されるか、若しくは、対応付けられたユニット識別情報が互いに同一となる、順序が隣接する広告動画情報の組数が少なくなるように配列された、複数配列単位の前記広告動画情報を、前記楽曲再生装置へ出力する
ことを特徴とする請求項3記載の楽曲再生システム。
【請求項5】
前記ホストサーバは、
特定の複数の操作者識別情報が登録された操作者情報データベースと、前記操作者情報取得手段により取得された前記操作者識別情報が、前記操作者情報データベースに登録された前記特定の複数の操作者識別情報に合致するか合致しないかを判定する操作者情報判定手段と
をさらに備え、
前記ユニット情報決定手段は、
前記操作者情報判定手段により前記合致すると判定された場合に、当該操作者識別情報に対応した前記ユニット識別情報を決定し、
前記ユニット情報出力手段は、
前記ユニット情報決定手段により決定された前記ユニット識別情報を、前記楽曲再生装置へ出力する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の楽曲再生システム。
【請求項6】
楽曲データ及び映像データを用いた演奏曲の再生を行うための楽曲再生方法であって、
分類情報によって複数の操作者識別情報と対応付けられた、複数のユニット識別情報にそれぞれ対応付けられた複数の広告動画情報を出力する広告情報出力手順と、
前記広告情報出力手順において出力された、前記複数の広告動画情報を記憶する広告情報記憶手順と、
無線通信を用いて送信された操作者識別情報を取得する操作者情報取得手順と、
前記分類情報に基づき、前記操作者情報取得手順において取得された前記操作者識別情報に対応した前記ユニット識別情報を決定するユニット情報決定手順と、
前記ユニット情報決定手順において決定された前記ユニット識別情報を出力するユニット情報出力手順と、
前記ユニット情報出力手順において出力された前記ユニット識別情報を取得するユニット情報取得手順と、
前記広告情報記憶手順において記憶された前記複数の広告動画情報のうち、前記ユニット情報取得手順において取得された前記ユニット識別情報に対応した前記広告動画情報を決定する広告情報決定手順と、
前記広告情報決定手順において決定された前記広告動画情報を再生するように、再生制御を行う再生制御手順と
を備えることを特徴とする楽曲再生方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2011−215195(P2011−215195A)
【公開日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−80480(P2010−80480)
【出願日】平成22年3月31日(2010.3.31)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【出願人】(396004833)株式会社エクシング (394)
【Fターム(参考)】