説明

模型列車線路を清浄にするデバイスおよび方法

【課題】レールを横切って清浄デバイスを押し付けたり引っ張ったりして、レールを清浄にする模型列車線路レール清浄デバイスを提供する。
【解決手段】基礎12と、基礎の底部に取り付けられた清浄パッド14と、基礎の上部に結合された把持部本体16とを含む。清浄パッドは、互いに対して平行に位置決めされ、パッドが第1の向きにあるときに線路レールを受け取るように隔置された1組の溝を有する。清浄パッドはまた、互いに対して平行に、かつ第1の組に対して垂直に位置決めされた第2の組の溝を有する。第2の組の溝は、パッドが第2の向きにあるときに線路レールを受け取るように隔置される。第1の組の溝は、第1の寸法の模型線路上のレールを受け取るように隔置され、第2の組の溝は、第2の寸法の模型線路上のレールを受け取るように隔置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001]該当なし。
合衆国政府の支援による研究開発に関する陳述
[0002]該当なし。
【背景技術】
【0002】
[0003]列車の模型化は、子供にとっても成人にとっても同様に創造的な表現手段を提供する独特の趣味である。様々な模型線路部品および付属品が模型配置に組み立てられ、その上を模型列車が走行する。配置は、様々なスケールまたはゲージで模型化することができる。HOは、列車模型製作者の間で最も一般的なスケールの1つである。HOスケールでは、2.54cm(1インチ)が221cm(87インチ)を表し、HOスケールの列車線路上のレールは、わずか約1.651cm(0.65インチ)しか離れていない。Nスケールなどのより小さいスケールも一般的である。Nスケールでは通常、2.54cm(1インチ)が406.4cm(160インチ)を表し、レールはわずか0.8992cm(0.354インチ)しか離れていない。
【0003】
[0004]模型列車は、電気を動力源とすることが多い。列車のエンジンは通常、少なくとも2対の金属の車輪を有し、車輪を回転させる電気モータを収容する。列車のエンジン内のモータは、列車線路のレールを通って流れる電流を動力源とする。車輪はそれぞれ、縁とレール接触表面とを有する。縁は線路レールに沿って車輪を案内し、レール接触表面は線路レールに電気的に接触する。車輪は金属であるため、酸化する傾向を有しており、油およびグリースで覆われてくることが多い。汚れの蓄積は電気的接続に干渉し、性能に悪影響を与えるため、線路レールおよび車輪のレール接触表面は清浄であることが重要である。
【0004】
[0005]複数の車両をエンジンに連結し、線路中を引っ張ることができる。各車両は、少なくとも2対の電動式でない自由に回転する車輪を有する。模型車両の車輪は金属から作ることができ、線路からの電流を車両内へ伝えて照明などの付属品に動力供給するために使用することができる。一部の模型車両の車輪はプラスチックであり、線路を進むと静電気を生じさせ、それによって塵および他の汚染物質を車輪および線路に引き付ける。車輪が何から作られているかにかかわらず、レール接触表面は、車輪またはレールに不均一な摩耗および破損を引き起こし、または車両の付属品(照明など)と線路との間の伝導性に悪影響を与えるレールの汚損または損傷を防止するために、清浄に保たれるべきである。過度の汚れの蓄積は、脱線を引き起こす可能性もある。
【0005】
[0006]模型鉄道の線路は通常、鋼鉄、真鍮、またはニッケルから作られており、金属の列車車輪と同じように酸化する傾向を有する。線路レールはまた、接着剤、グリース、油、汚れ、および模型配置上で使用される他の材料で覆われてくる。汚れた線路レールは、レールと列車の車輪との間の導電性に干渉し、それによって性能に悪影響を与える可能性がある。デジタルコマンド制御(DCC)配置上では、信号は線路を通じて列車へ伝送される。DCCシステム内の復号器は、レール上のさらにわずかな量の汚れにも影響されやすい。これらのレールもまた、列車の車輪があらゆる速度およびあらゆる線路勾配で適切な牽引力を確実に得られるように、清浄に保たれなければならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
[0007]自動化された線路清浄デバイスは、当技術分野では周知である。これらの自動清浄デバイスの多くは、車両に取り付けられた清浄要素を含む。車両が線路中を動くと、清浄要素はレールを横切って引っ張られる。自動化された線路清浄デバイスには、いくつかの問題がある。第1に、自動化された線路清浄デバイスは、適切に走行するのに伝導性に依存する。第2に、自動化された線路清浄デバイスは、線路を完全に清浄にするわけではない。最後に、自動化された線路清浄デバイスは、スイッチ、交差路、待避線、および分離器などの線路の脆弱な部分を損傷する可能性がある。これらの理由のため、模型鉄道製作者は、自身の線路を手動で清浄にすることに頼ることが多い。大規模な模型配置上には、橋の下およびトンネルの中などの到達するのが困難な線路部分、ならびに清浄要素を操作するのが困難な密集した領域が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[0008]本発明は、模型列車線路清浄デバイスおよびそれを使用する方法を対象とする。デバイスは、基礎と、基礎の底面に着脱可能に取り付けられた少なくとも1つの清浄パッドと、把持部とを含む。清浄パッドは、パッドの底面に沿って延びる少なくとも1対の平行な溝を含むことが好ましい。把持部は、模型列車線路レールを横切って清浄パッドを押し付けるように基礎の上面に枢動可能に結合された把持部本体である。基礎はまた、把持部本体が基礎の上部で自由に旋回できるように解放可能に静止位置で把持部本体を維持するための保持器を含む。基礎の上面の上に延びる1組の対向する指止めが、第2の把持部として設けられることが好ましい。デバイスはまた、到達するのがより困難な位置にある模型列車線路レールを横切って基礎および清浄パッドを押し付けるためのハンドルを含む。
【0008】
[0009]好ましい実施形態では、清浄パッドは2対の平行な溝を有し、各対は、異なるスケールの模型列車線路のレールを受け取るように構成される。第1の対の平行な溝は、Nスケールの線路のレールを受け取るように構成され、第2の対の平行な溝は、HOスケールの線路のレールを受け取るように構成されることが好ましい。2対の平行な溝は、異なる方向に、好ましくは互いに対して垂直に、清浄パッドを横切って延びる。このようにして、清浄パッドは、Nスケールの線路を清浄にするように基礎上で第1の向きに位置決めすることができ、またHOスケールの線路を清浄にするように第2の向きに位置決めすることができる。
【0009】
[0010]本発明の線路清浄デバイスを使用して模型鉄道の線路を清浄にするために、基礎には清浄パッドが取り付けられる。第1の向きで基礎上に取り付けられると、清浄パッドは、Nスケールの線路レールを第1の対の溝の中へ受け取るように位置決めされる。清浄パッドは第2の向きに回転させることができ、そこではHOスケールの線路レールを第2の対の溝の中へ受け取るように位置決めされる。これらの溝により、デバイスは、レールを横切って押し付けられたり引っ張られたりしても、線路から滑り落ちたり、模型配置の周囲の部品を損傷したりしない。使用者は、指止め間に1つもしくは複数の指を固定すること、保持器が把持部本体を静止位置で維持している間に把持部本体のいずれの側にも1つもしくは複数の指を配置すること、把持部本体が自由に旋回できる間に把持部本体のいずれの側にも1つもしくは複数の指を配置すること、またはハンドルを把持することによって、基礎および清浄パッドを前後に動かすことができる。
【0010】
[0011]本発明に付随する利点および新規な特徴とともに、本発明の追加の態様について、一部は以下の説明の中で述べるが、一部は以下の説明から当業者には明らかになり、または本発明の実施から習得することができるであろう。本発明の目的および利点は、添付の特許請求の範囲で具体的に指摘する手段および組合せを用いることによって実現および達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】[0012]本発明の清浄デバイスの斜視図である。
【図2】[0013]清浄パッドが第1の向きで取り付けられた本発明の清浄デバイスの底面図である。
【図3】[0014]清浄パッドが第2の向きで取り付けられた本発明の清浄デバイスの底面図である。
【図4】[0015]模型列車線路上で使用中の本発明の清浄デバイスの斜視図である。
【図5】[0016]図1の線A−Aに沿って切り取った、本発明の清浄デバイスの基礎および把持部本体の横断面図である。
【図6】[0017]模型列車線路上で使用中の本発明の清浄デバイスの端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[0018]本発明の線路清浄デバイスを図1に示し、全体として参照番号10と呼ぶ。清浄デバイス10は、基礎12と、基礎12の底面に枢動可能かつ着脱可能に取り付けられた第1および第2の清浄パッド14と、基礎12の上面に枢動可能に取り付けられた把持部本体16とを含む。把持部本体16にはハンドル18が枢動可能かつ着脱可能に取り付けられ、ハンドル18の上部にはハンドル延長部20が着脱可能に取り付けられる。
【0013】
[0019]図1および図2を参照すると、基礎12は概ね方形の台を構成し、上面22および底面24を有する。基礎12の両端では、1対の翼状の指止め26が上面22から突出する。各指止め26は傾斜した内壁27を有し、使用者は内壁27に指を固定して基礎12を動かすことができる。底面24は突出ピン28を有し、突出ピン28は台と一体化されており、清浄パッド14を解放可能に取り付ける。
【0014】
[0020]清浄パッド14はそれぞれ開口を画定しており、パッドが基礎12上に取り付けられると、突出ピン28の1つがこの開口を貫通する。このようにして、清浄パッド14は、清浄処理中に新しいまたは異なるパッドと交換できるように、基礎12に着脱可能に取り付けられる。清浄パッド14はまた、基礎12に対するパッドの向きまたは位置を変えるために突出ピン28上で回転させることができる。
【0015】
[0021]図2を参照すると、第1の向きで基礎12に取り付けられた清浄パッド14が示されている。各清浄パッド14は、Nスケールの模型列車線路のレールを受け取るように構成された1対の平行なN溝30を画定する。N溝30は、各清浄パッド14の底面に沿って、基礎12の長手方向軸に対して概ね平行な方向に延びる。各清浄パッド14は、HOスケールの模型列車線路のレールを受け取るように構成された1対の平行なHO溝32をさらに画定する。HO溝32は、各清浄パッド14の底部に沿って、基礎12の長手方向軸に対して概ね垂直な方向に延びる。
【0016】
[0022]基礎12の底面から外側に、断面が高くなった縁部34が延びる。高くなった縁部34の第1および第2の端部面36が基礎12の各端部を取り囲み、基礎12の両側の中間には第1および第2の中間面38が位置する。高くなった縁部34は、清浄パッド14の側面が縁部の端部部分および中間部分の内側側壁に当接するように、清浄パッド14を図2に示す第1の向きで保持する。図3に示すように、高くなった縁部34はまた、清浄パッド14を第2の向きで保持し、ここでHO溝32は基礎12の長手方向軸に対して概ね平行であり、N溝は基礎12の長手方向軸に対して概ね垂直である。第2の向きでは、各清浄パッド14の端部は基礎12の側面を越えて延び、パッドの側面は、端部面36の端部点と高くなった縁部の中間面38との間で保持される。
【0017】
[0023]清浄パッド14は、清浄処理の異なる段階に適した様々な材料から作ることができる。たとえば、模型列車線路を清浄かつ平滑にするために、荒い研磨材料または細かい研磨材料から作られたパッドが使用される。好ましい研磨材料には、目詰まりを起こしにくい高品質の炭化ケイ素および上質な耐油性の化学ゴムが含まれる。模型列車線路からグリースおよび油を除去するには、フェルトなどの吸収性材料から作られた清浄パッドが使用される。吸収性パッドは、清浄液とともに使用することもできる。好ましい清浄液は乳化剤として作用し、グリースおよび油の除去を助ける。清浄処理の終了時に細かい汚れを除去するには、細かいフェルトまたは織布などの除塵または研磨材料から作られた清浄パッドが使用される。
【0018】
[0024]図4を参照すると、把持部本体16は概ねU字状であり、平坦な底板40が2つの側壁42間を延びる。各側壁42の外面は、使用中に把持部本体16を把持するための凹状の指ホルダ44を画定する。図5を参照すると、図1の線A−Aに沿って切り取った基礎12および把持部本体16の横断面図が示されている。各側壁42の内面は、受取りチャネル46を画定する。受取りチャネル46は、把持部本体16の上部に開口を有し、把持部本体の底部の方へ下向きに湾曲している。把持部本体16の一方の端部では、部分端部壁48が側壁42間に延びる。把持部本体16は、ピン50を使用して基礎12に枢動可能に接続される。把持部本体16と基礎12との間には、把持部本体16が回転するときの把持部本体16と基礎12との間の摩擦の量を低減させるために、パッド52が設けられる。パッド52は、摩擦係数が低い滑らかな材料から作られることが好ましい。把持部本体16はまた、基礎12の上面22の上に延びるロック突出物58と協働して相互作用するように構成された平坦な脚部56を含む。脚部56は、把持部本体16に隣接して把持部本体16から横方向に延びており、また開口を画定し、この開口内へロック突出物58を受け取って把持部本体16を静止位置で維持することができる。
【0019】
[0025]図5をさらに参照すると、把持部本体16に枢動可能かつ着脱可能に結合されたハンドル18が示されている。ハンドル18は細長い棒であり、複数の凹状の把持部分60(図4に示す)を有する。ハンドル18の一方の端部の片側から合わせ釘62が延びる。合わせ釘62は、受取りチャネル46内へ摺動して、ハンドル18を把持部本体16に取り付ける。完全に挿入されると、ハンドル18は、把持部本体16の第1の側から第2の側へ約180°枢動することが可能である。ハンドル18はまた、模型列車線路レールを横切って清浄パッド14を押し付けたり引っ張ったりするのに最適の位置で端部壁48上に静止することもできる。
【0020】
[0026]図1を参照すると、ハンドル延長部20は、ハンドル18の第2の端部に着脱可能に取り付けられる。この端部に、ハンドル18は突起64を含む。ハンドル延長部20は、L字状のスロット66を画定する。ハンドル延長部20をハンドル18に取り付けるには、突起64をL字状のスロット66の第1の部分内へ挿入し、次いでハンドル延長部20を回転させて、突起64をL字状のスロット66の第2の部分内に位置決めする。
【0021】
[0027]図4および図6を参照すると、レール70を有するHOスケールの模型列車線路68上に位置決めされたデバイス10を示す。レール70を横切って清浄パッド14を押し付けたり引っ張ったりしてレール70を清浄にするために、ハンドル18が使用される。図6に示すように、レール70はHO溝32内へ受け取られる。溝32は、清浄パッド14がレール70から滑り落ちたり、模型配置の周囲の構成要素を損傷したりするのを防止する。使用中、ハンドル18は、把持部本体16の片側から反対側へ枢動して、橋、電話線、および樹木など、線路配置上の部品を避けるように操作することができる。ハンドル18をハンドル延長部20とともに使用すると、基礎12および清浄パッド14を、トンネル内部など、配置上の到達するのが困難な場所に押し入れることができる。別法として、ハンドル18を取り外すことができ、把持部本体16または指止め26を使用して、レール70を横切って清浄パッド14を押し付けたり引っ張ったりすることもできる。ハンドル18または把持部本体16が使用されるとき、デバイス10の運動方向に対する所望の制御レベルに応じて、把持部本体16を静止位置で保持することができ、または自由に旋回させることができる。
【0022】
[0028]代替実施形態では、清浄パッド14は平坦な表面を有し、溝は設けられない。平坦な清浄パッドは、待避線、スイッチ、交差路、分離器、または溝のあるパッドに対応しない他の領域を清浄にするために使用される。平坦な表面を有する清浄パッドを使用するとき、清浄デバイス10に対するより良好な制御を提供するために、保持器を使用して把持部本体16を静止位置で維持する。清浄パッド14はまた、片側に溝を有し、反対側に平坦な表面を有することもできる。溝のある側から平坦な側へ変えるには、清浄パッドを基礎上の突出ピンから取り外し、ひっくり返して再び取り付ける。第2の代替実施形態では、清浄パッド14は、それだけに限定されるものではないが正方形および円形を含む各種の形状を有する。基礎12の形状および断面が高くなった縁部34の位置は、これらの代替の形状に対応するように作ることができる。突出ピンの形状はまた、鍵状の突出物を含むことができる。鍵状の突出物を有するピンを清浄パッドの丸い開口内へ押し入れることで摩擦嵌合が生じ、ピン上でパッドを保持するのを助け、使用中に清浄パッドがピンの周りで回転するのを防止する。第3の代替実施形態では、溝30および32は、それだけに限定されるものではないがZ、O、およびGスケールを含む任意の模型線路スケールのレールを受け取るような寸法および形状であり、また隔置される。溝30および32は、異なるスケール(好ましい実施形態に関連して記載のもの)に嵌合するように寸法設定することができ、または同じスケールに嵌合するように寸法設定することができる。Oスケールなどのスケールでは、線路は第3のレールを有することができ、その場合、第3のレールを一方または両方の向きで受け取るために第3の溝を有する清浄パッドが設けられる。さらなる代替実施形態では、ハンドル延長部20は、ハンドル18の遠位端部に嵌合する1本の亜鉛めっきした金属導管またはPVC管である。金属導管またはPVC管は、任意の長さに切断することができ、また数フィート(1フィートは30.48cm)の長さにすることができる。別法として、ハンドル18およびハンドル延長部20を、その場で様々な長さに調整できる伸縮式のハンドルに置き換えることもできる。
【0023】
[0029]特有の実施形態について図示および議論してきたが、当然ながら様々な修正を加えることができ、本発明は、そのような限定が以下の特許請求の範囲に含まれない限り、本明細書に記載する部分およびステップの特有の形態または構成に限定されるものではない。さらに、特定の特徴および部分的な組合せが有用であり、他の特徴および部分的な組合せに関する言及がなくても利用できることが理解されるであろう。これは、特許請求の範囲によって企図され、特許請求の範囲の範囲内である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
模型列車線路上のレールを清浄にする装置であって、
上面および底面を有する基礎と、
前記基礎の前記底面に着脱可能に取り付けられた少なくとも1つの清浄パッドと、
前記レールを横切って前記清浄パッドを押し付けるように前記基礎の前記上面に枢動可能に結合された把持部本体とを備える装置。
【請求項2】
前記基礎と前記把持部本体との間の摩擦を低減させるために、前記基礎と前記把持部本体との間に位置決めされたパッドをさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記基礎が、前記底面から延びる少なくとも1つの突出ピンをさらに備え、前記清浄パッドが、前記突出ピンが貫通する開口を画定する、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記基礎が、前記清浄パッドを前記基礎に対して第1の向きで保持するために、前記底面の周辺部の一部分の周りに高くなった縁部をさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記高くなった縁部が、前記清浄パッドを前記基礎に対して第2の向きで保持するために、第1および第2の端部面ならびに第1および第2の中間面をさらに備える、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記清浄パッドが、互いに対して平行に位置決めされ、前記清浄パッドが前記第1の向きにあるときに前記レールを受け取るように隔置された第1および第2の溝を画定する、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記清浄パッドが、互いに対して平行に位置決めされた第3および第4の溝を画定し、前記第3および第4の溝が、前記清浄パッドが前記第2の向きにあるときに前記レールを受け取るように隔置される、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記第1および第2の溝が、前記第3および第4の溝に対して垂直である、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記第1および第2の溝が、第1の寸法の模型列車線路上の前記レールを受け取るように隔置され、前記第3および第4の溝が、第2の寸法の模型列車線路上の前記レールを受け取るように隔置される、請求項7に記載の装置。
【請求項10】
前記レールを横切って前記清浄パッドを押し付けるように前記基礎の前記上面の上に延びる第1および第2の指止めをさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記把持部本体が自由に旋回できるように解放可能に、静止位置で前記把持部本体を維持するように構成された保持器をさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
前記把持部本体に枢動可能に結合された細長いハンドルをさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項13】
前記ハンドルが、前記把持部本体の第1の側と前記把持部本体の第2の側との間で枢動する、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記ハンドルに着脱可能に結合されたハンドル延長部をさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項15】
模型列車線路レール清浄システムであって、
基礎と、
前記基礎上に着脱可能に取り付けられた少なくとも1つの清浄パッドとを備え、前記基礎が前記模型列車線路レールを横切って前後に動かされる、システム。
【請求項16】
前記基礎が、前記模型列車線路レールを横切って前記基礎を押したり引っ張ったりする把持部をさらに備える、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記把持部が、前記基礎の前記上面に枢動可能に取り付けられた把持部本体をさらに備える、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記基礎と前記把持部本体との間の摩擦を低減させるために、前記基礎と前記把持部本体との間に位置するパッドをさらに備える、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記基礎が、前記把持部本体が自由に旋回できるように解放可能に、静止位置で前記把持部本体を維持するように構成された保持器をさらに備える、請求項15に記載のシステム。
【請求項20】
前記把持部が、前記基礎の上に延びる1組の対向する指止めをさらに備える、請求項16に記載のシステム。
【請求項21】
前記基礎に枢動可能に結合されたハンドルをさらに備える、請求項15に記載のシステム。
【請求項22】
前記ハンドルに着脱可能に結合されたハンドル延長部をさらに備える、請求項21に記載のシステム。
【請求項23】
前記把持部本体に枢動可能に結合されたハンドルをさらに備える、請求項17に記載のシステム。
【請求項24】
前記清浄パッドが、研磨材料、吸収性材料、および除塵材料からなる群から選択された材料を含む、請求項15に記載のシステム。
【請求項25】
研磨パッド、吸収性パッド、および除塵パッドをさらに備える、請求項24に記載のシステム。
【請求項26】
前記研磨パッド、前記吸収性パッド、および前記除塵パッドを有する前記基礎を使用するための書面の指示をさらに備える、請求項25に記載のシステム。
【請求項27】
模型列車線路上のレールを清浄にする方法であって、
基礎を設けるステップと、
少なくとも1つの清浄パッドを設けるステップと、
前記清浄パッドを前記基礎に第1の向きで取り付けるステップと、
前記基礎を使用して前記レールを横切って前記清浄パッドを動かすステップとを含む方法。
【請求項28】
ハンドルを設けるステップと、前記ハンドルを前記基礎に結合させるステップとをさらに含む、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記清浄パッドが、前記清浄パッドが前記第1の向きにあるときに第1の寸法の模型列車線路の前記レールを受け取るための第1の組の溝と、前記パッドが第2の向きにあるときに第2の寸法の模型列車線路の前記レールを受け取るための第2の組の溝とを画定する、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
前記清浄パッドを前記第1の向きから前記第2の向きへ回転させるステップをさらに含む、請求項29に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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