説明

横向き安楽補助枕

【課題】横向きに寝ころがった状態で体を好みの角度に、しかも楽に保持するための横向き安楽補助枕を提供する。
【解決手段】布製袋に三角柱形の低反発ウレタンを内包したものを2個連結し、折りたたむか展開することで普通の枕と横向きで安楽な姿勢が保たれることを特徴とする横向き安楽補助枕。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、横向きで休息する時、背後から挿入することにより楽に姿勢を保持できる横向き安楽補助枕である。
【背景技術】
【0002】
本来、枕そのものは頭部を保持し安眠休息をする用具として使用されているが、本発明は上半身の体重の大半を横向きのまま好みの角度に保持し、楽な体形を永く維持しようとする点にある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
得手して日本人はゴロ寝をしながらテレビを見る、あるいは新聞雑誌を読むことを好む人種のようである。横向きのままその体形を永く維持するのは意外と疲れて大変である。本発明はこの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
三角柱形の低反発ウレタンを、布製の収納袋に取り付けたファスナーを開閉し包み込んだものを2個連結し、中心部で2つ折りとする。展開された三角柱の合面には脱着を容易にするためにマジックテープが装着してあり、開いた段階では肩から腰部まで十分にカバーできる長さとなる。この三角柱が床面と横向きの体の隙間を埋め支えてくれ、楽な体勢を保たせる。以上を特徴とする横向き安楽補助枕である。
【発明の効果】
【0005】
疲れた時に寄りかかる、あるいは椅子の背もたれなど、体を部分的に支えてくれるものがあることによって肉体の疲労度はかなり軽減されるものである。前述した様に横向きで、またゴロ寝状態で、好みの角度を永く保持することも去ることながら何よりも楽ちんなのが良い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ)中央の(6)でつながった布製袋(5)のファスナー(4)を開け、左右対称の低反発ウレタンの三角柱(1)を挿入。
(ロ)図2に示す様に、展開した相対する部分にマジックテープ(2)を装着する。
本発明は以上の様な構成で、これを使用する時は(1)を開きマジックテープ(3)を密着させることにより、折りたたみ時の2倍の寸法とする。それを図4(a)の要領で背部から腰部にかけ挿入して使用する。
また、展開したものを折りたためば図4(b)の様に頭部を支える普通の枕としても使用できる。
(ハ)本発明では低反発ウレタンを身体保持素材として使用しているが、使用者の好みによりソバがらや小豆などを差し替え使用することも可能である。
(ニ)高齢の要介護者の着衣の取替の時、腰部にかうことにより衣服類の脱着が極めて容易に行えるという利点もある。(図5)(c)
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の斜視図
【図2】 本発明を展開した斜視図
【図3】 本発明の接合部を切り欠いた斜視図

【符号の説明】
【0008】
1 低反発ウレタン
2 長方形マジックテープ
3 三角形マジックテープ
4 ファスナー
5 布製袋
6 布製袋接合部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
正三角柱の低反発ウレタンを布カバーで包み、その折り返し点で2つ折りとなり、展開すれば三角枕、たためば普通の枕になることを特徴とする自在展開が可能な横向き安楽補助枕である。

【図1】
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【図2】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−18213(P2008−18213A)
【公開日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−220610(P2006−220610)
【出願日】平成18年7月14日(2006.7.14)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(506275885)
【Fターム(参考)】