説明

樹脂キートップ

【課題】 樹脂キートップにおいて、見る方向に関係なく一様な光沢や光沢のある色を発現させることができるようにする。
【解決手段】 キートップ本体2の凹所21に光反射面31を形成するシート3を敷いてその上に透光性樹脂を装填して硬化させることにより透光層4を形成する。透光層4の表面を、透光性樹脂の表面張力によって概ね一点に焦点を形成する膨らみ形状に形作る。シート3の光反射面31は、放物面に成形された凹所21の底面22にシート3を重ね合わせることにより、透光層4の表面41に略平行な膨らみ形状に形成する。透光層4の表面41及びシート3の光反射面31が同一位置に焦点F1,F2を有する。凹所21の周壁面23を外拡がりテーパ面とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂キートップ、特に、キートップ本体の凹所に接着剤などの樹脂を装填することによって透光層を形成し、しかも、その透光層に光沢性を発揮させるための対策を講じた樹脂キートップに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の樹脂キートップを図5に断面図で例示してある。このキートップ1では、樹脂成形体でなる凸形状のキートップ本体2の頂部に、底面22が平坦で周壁面23がストレート円筒形に成形された円形の凹所21が形成されていて、その凹所21に表面光沢を持つ円形の薄いシート3を敷いて底面22に動かないように重ね合わせ、そのシート3の上に紫外線硬化型接着剤(UV硬化型接着剤)としての透光性樹脂を流し込んで装填して硬化させることにより透光層4を形成してある。この手順によって製作されるキートップ1の透光層4の表面41は、キートップ本体2の凹所21に装填した未硬化の透光性樹脂が硬化するときにその透光性樹脂の表面張力によって膨らみ形状の放物面となり、しかも、その放物面は一点又は概ね一点に焦点を形成する膨らみ面となることが判っている。
【0003】
このような樹脂キートップでは、外光が透光層4を通過してシート3の光沢を持つ表面で反射し、再び透光層4を通過してその外側に出てくることから、透光層4が光沢を放っているように見え、そのことが高級感や豪華な感じを醸し出す。そして、このような樹脂キートップは、デジタルカメラの各種モードの選択ボタンなどに賞用される。
【0004】
一方、従来より、メンブレンスイッチ用パネルにつき、カバーシートに形成した膨らみ形状の押しボタン部の裏側凹所に紫外線硬化型の樹脂液を滴下して硬化させることによりエラストマー樹脂層を形成したもの(特許文献1参照)、パネルスイッチ板につき、基材シートに形成した膨らみ状のキートップ部の裏側に樹脂を滴下して硬化させたもの(特許文献2参照)、キーボードなどに用いられる入力シート部材につき、半透明基材フィルムの表面に凸状面を有する透明紫外線硬化樹脂の層を設けたもの(特許文献3参照)、樹脂キートップにつき、押釦スイッチ用キーパッドのコーティング層付き天面に液状樹脂を塗布して固化させたもの(特許文献4参照)、などが知られている。
【特許文献1】特開平8−45380号公報
【特許文献2】特許第3207894号公報
【特許文献3】特開昭62−249315号公報
【特許文献4】特開2000−3631号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図5を参照して説明した従来例の樹脂キートップでは、透光層4を見る方向によって光沢にむらの出るということや、シート3に色付きシートを採用した場合には、透光層4を見る方向によって色むらが出るということが知見された。また、シート3が柔軟な極薄フィルムを円形に打ち抜くことによって形成されているのに対し、キートップ本体2の凹所21はその周壁面23がストレート円筒形に成形されていることにより、樹脂キートップの製作に際しては、シート3を凹所21に嵌め込んで底面22に皺などを発生させずに綺麗に敷き込む作業に熟練を必要とし、しかも手間のかかる作業を余儀なくされるので、そのことが生産性を高めることの制約になっていた。
【0006】
一方、上掲の各特許文献には、紫外線硬化型樹脂を硬化させて凸形状にすることなどが記載されているものの、シート3を利用して光沢をむらなく発揮させること、色付きシートを利用した場合の色むらの発生を抑制すること、シート3をキートップ本体2の凹所に嵌め込みやすくすること、などの対策については何も開示されていない。
【0007】
本発明は以上の状況の下でなされたものであり、キートップ本体の凹所に光反射面を形成するシートを敷いてその上に透光性樹脂を装填して硬化させることにより透光層を形成するという手順を経て製作される樹脂キートップにおいて、シートの光反射面によって反射した光が透光層からどの方向にも万遍なく放射されるような対策を講じることによって、見る方向による光沢むらや、シートが色付きシートである場合の色むらなどを生じにくくすることのできる樹脂キートップを提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明は、上記したような光沢むらや色むらの発生を抑制する対策を講じるだけで、シートをキートップの凹所に嵌め込みやすくなるという作用や、キートップ本体の成形が容易になるという作用などが付随的に発揮される樹脂キートップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る樹脂キートップは、樹脂製のキートップ本体に具備された凹所に光反射面を形成するシートを敷いてその上に透光性樹脂を装填して硬化させることにより透光層が形成され、その透光層の表面が、上記透光性樹脂の表面張力によって概ね一点に焦点を形成する膨らみ形状に形作られている樹脂キートップにおいて、上記シートの光反射面が、上記透光層の表面と略平行な膨らみ形状に形成されていると共に、上記凹所の周壁面が外拡がりテーパ面に形成されている。
【0010】
この構成であれば、シートの光反射面が透光層の表面と略平行な膨らみ形状になっているので、光反射面や透光層の表面に対する直角方向での透光層の厚さがどの部分においても一様になる。そして、透光層によって埋まっている凹所の周壁面が外拡がりに形成されていることにより、光反射面で反射した光が膨らみ形状の透光層の表面から周囲に万弁なく放射されるようになって、見る方向による光沢むらや色むらが発現しにくくなる。また、光沢むらや色むらを発現しにくくすることに役立つ凹所の周壁面の外拡がり形状が、シートを凹所に嵌め込みやすくすることに役立つので、当該樹脂キートップの生産性を向上させやすくなる。
【0011】
本発明では、上記透光層の表面と上記シートの光反射面とが同一位置に焦点を有する互いに略平行な放物面であることが望ましい。この構成であれば、シートの光反射面で反射した光が、焦点を基点とする放射方向に放射されて透光層を通過する。そのため、光沢むらや色むらがいっそう発現しにくくなって当該樹脂キートップの高級感や豪華感が向上する。
【0012】
本発明では、上記シートの光反射面が、膨らみ形状の放物面に成形された上記凹所の底面に上記シートを重ね合わせることによって放物面に形作られているものであっても、平坦に成形された上記凹所の底面に重ね合わされて中央部から周辺部に向かってその厚さが漸減している上記シートの表面によって放物面に形作られているものであってもよい。
【0013】
また、上記周壁面が、上記凹所の底面によって形作られた放物面の焦点の位置を頂点とする仮想円錐面に一致する外拡がりテーパ面によって形成されていることが特に望ましく、凹所の周壁面がそのような外拡がりテーパ面によって形成されていると、シートの光反射面で反射した光が、透光層の表面全体から放射方向に特に万遍なく放射されて上記した高級感や豪華感がいっそう向上することになる。
【0014】
本発明に係る樹脂キートップは、樹脂製のキートップ本体に具備された凹所に光反射面を形成するシートを敷いてその上に透光性樹脂を装填して硬化させることにより透光層が形成され、その透光層の表面が、上記透光性樹脂の表面張力によって概ね一点に焦点を形成する膨らみ形状に形作られている樹脂キートップにおいて、上記シートの光反射面が、膨らみ形状の放物面に成形された上記凹所の底面に上記シートを重ね合わせることによって上記透光層の表面に略平行な膨らみ形状に形成されていると共に、上記透光層の表面及び上記シートの光反射面のそれぞれの膨らみ形状が同一位置に焦点を有する互いに略平行な放物面によって形作られ、上記凹所の周壁面が、上記凹所の底面を形作っている放物面の焦点の位置を頂点とする仮想円錐面に一致する外拡がりテーパ面に形成されていて、上記キートップ本体に、デシタルカメラのモード切換えスイッチを押圧操作させるためのスイッチ押圧部が一体に形成されている、という構成を採用することによっていっそう具体化される。
【0015】
また、本発明に係る樹脂キートップは、樹脂製のキートップ本体に具備された凹所に光反射面を形成するシートを敷いてその上に透光性樹脂を装填して硬化させることにより透光層が形成され、その透光層の表面が、上記透光性樹脂の表面張力によって概ね一点に焦点を形成する膨らみ形状に形作られている樹脂キートップにおいて、上記シートの光反射面が、平坦に成形された上記凹所の底面に重ね合わされて中央部から周辺部に向かってその厚さが漸減している上記シートの表面によって膨らみ形状の放物面に形成されていると共に、上記透光層の表面及び上記シートの光反射面のそれぞれの膨らみ形状が同一位置に焦点を有する互いに略平行な放物面によって形作られ、上記凹所の周壁面が、シートの表面によって形作られている放物面の焦点の位置を頂点として上記凹所の底面の外周に接する仮想円錐面に一致する外拡がりテーパ面に形成されていて、上記キートップ本体に、デシタルカメラのモード切換えスイッチを押圧操作させるためのスイッチ押圧部が一体に形成されている、という構成を採用することによってもいっそう具体化される。
【発明の効果】
【0016】
以上のように、本発明は、樹脂キートップにおいて、見る方向に関係なく一様な光沢や光沢のある色を発現させるものであるので、デジタルカメラのモード切換えスイッチを押圧操作することなどに用いた場合に、その外観の見栄えが向上して高級感や豪華感を向上するという効果が奏される。また、光沢むらや色むらの発生を抑制する対策を講じただけでありながら、当該樹脂キートップを製作する場合に、シートをキートップの凹所に嵌め込みやすくなるという作用やキートップ本体の成形が容易になるという作用などが付随的に発揮されるため、生産性を向上させて量産性を高めることに役立つものでもある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1は本発明に係る樹脂キートップ1をモード切換えスイッチの押釦として採用したデジタルカメラを例示した部分斜視図、図2は実施形態に係る樹脂キートップ1の断面図、図3は他の実施形態に係る樹脂キートップ1の断面図である。
【0018】
図1において、100はデジタルカメラの外ケースであり、レリーズ釦101やデイスプレイ102などを備えていると共に、モード切換えスイッチの押釦としての複数の樹脂キートップ1が所要箇所に配備されている。
【0019】
図2に示したように、キートップ1では、樹脂成形体でなる凸形状のキートップ本体2の頂部に円形の凹所21が形成されていて、その凹所21の底面22に表面光沢を持つ円形の薄いシート3を敷いて底面22に動かないように重ね合わせ、そのシート3の上に紫外線硬化型接着剤(UV硬化型接着剤)としての透光性樹脂を流し込むことにより装填して硬化させ、もって透光層4を形成してある。そして、透光層4の表面41は、凹所21に流し込んだ未硬化透光性樹脂の表面張力によって、一点又は概ね一点に焦点F1を有する膨らみ形状の放物面に形成されている。以上の点では図5を参照して説明した樹脂キートップと同様の構成になっている。
【0020】
この実施形態において、キートップ本体2の凹所21の底面22は、上記透光層4の表面41と平行又は略平行な膨らみ形状の放物面として成形されている。そのため、凹所21に嵌め込まれてその底面22に重ね合わされたシート3の上面によって形成されている光沢を持つ光反射面31が膨らみ形状の放物面に形作られ、その光反射面31を形成している放物面の焦点F2が、上記した透光層4の表面41の焦点F1と同一位置に位置している。また、上記凹所21の周壁面23は、当該凹所21の底面22を形作っている放物面の焦点の位置(上記焦点F1,F2の位置に一致する)を頂点とする仮想円錐面Sに一致する外拡がりテーパ面に形成されている。
【0021】
このように構成された樹脂キートップでは、光反射面31が透光層4の表面41と平行又は略平行な膨らみ形状の放物面になっていて、しかも、双方の面31,41が互いに平行又は略平行であるために、透光層4の表面41から焦点F1,F2に向かう方向での透光層4の厚さはどの部分においても一様である。そのため、外光が透光層4を通過してシート3の光反射面31で反射した後、再び透光層4を通過してその外方に放射された場合に、放射光の方向は焦点F1,F2を基点とする放射方向になり、その上、凹所21の周壁面23によって規制される透光層4の周壁面42が上記仮想円錐面Sに一致しているので、透光層4の全領域が反射光の光路となる。このことにより、光反射面31で反射した光が膨らみ形状の透光層4の表面41から周囲に万弁なく放射されるようになって、見る方向による光沢むらや色むらが発現しにくくなる。なお、色を発現させるには、シート3に色付きシートを用いればよい。
【0022】
また、凹所21の周壁面23が外拡がり形状になっているため、凹所21の開口部分の直径寸法D1が凹所21の底面22の直径寸法D2よりも大きく、しかも、周壁面23の直径寸法は開口部分から底面22に近付くにつれて漸減する。そのため、光沢むらや色むらを発現しにくくすることに役立つ凹所21の周壁面23の外拡がり形状が、シート3を凹所21に嵌め込んでその底面22に敷き込むときの嵌め込みやすさを向上させることに役立つようになり、そのことが、当該樹脂キートップの生産性、ひいては量産性を高めることに役立つ。
【0023】
この実施形態の樹脂キートップにおいて、キートップ本体2は、その背部にスイッチ押圧部25を備えている。このスイッチ押圧部25は、当該樹脂キートップを図1のようにデジタルカメラに装着した場合に、そのデシタルカメラのモード切換えスイッチ(不図示)を押圧操作させ得る位置に配備される。
【0024】
図3に示した他の実施形態による事例は、キートップ本体2の凹所21の底面22を平坦に成形しておき、その底面22に敷き込んだシート3を中央部から周辺部に向かってその厚さが漸減するように成形することによって、そのシート3の光反射面31を膨らみ形状の放物面に形成している。しかも、シート3の光反射面31を形成している放物面の焦点F2’が透光層4の表面41を形成している放物面の焦点F1と同一位置に位置している。その他の事項は、図2を参照して説明した事項と同一であるのて、同一又は相応する部分に同一符号を付すことによって説明の重複を回避する。
【0025】
図4はさらに他の実施形態に係る樹脂キートップ1の断面図である。同図の事例は、凹所21の開口部分の直径寸法D3を、図2で説明した凹所21の開口部分の直径寸法D1よりも少し拡げた事例である。なお、図4には、図2で説明した凹所21の開口部分の直径寸法D1を併せ示している。このものによると、凹所21の周壁面23が外拡がり形状に形成されているために、シート3を凹所21に嵌め込んでその底面22に敷き込むときの嵌め込みやすさが向上して当該樹脂キートップの生産性、ひいては量産性が向上する。また、透光層4の表面の拡径領域Z1において光沢むらや色むらが出やすくなることが懸念されるものの、全体としては、図2を参照して説明した理由により、光沢むらや色むらがでにくくなるということが云える。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明に係る樹脂キートップをモード切換えスイッチの押釦として採用したデジタルカメラを例示した部分斜視図である。
【図2】実施形態に係る樹脂キートップの断面図である。
【図3】他の実施形態に係る樹脂キートップの断面図である。
【図4】さらに他の実施形態に係る樹脂キートップ1の断面図である。
【図5】従来の樹脂キートップを示す断面図である。
【符号の説明】
【0027】
1 キートップ
2 キートップ本体
3 シート
4 透光層
21 凹所
22 凹所の底面
23 凹所の周壁面
25 スイッチ押圧部
31 光反射面
41 透光層の表面
F1,F2,F2’ 焦点
S 仮想円錐面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
樹脂製のキートップ本体に具備された凹所に光反射面を形成するシートを敷いてその上に透光性樹脂を装填して硬化させることにより透光層が形成され、その透光層の表面が、上記透光性樹脂の表面張力によって概ね一点に焦点を形成する膨らみ形状に形作られている樹脂キートップにおいて、
上記シートの光反射面が、膨らみ形状の放物面に成形された上記凹所の底面に上記シートを重ね合わせることによって上記透光層の表面に略平行な膨らみ形状に形成されていると共に、上記透光層の表面及び上記シートの光反射面のそれぞれの膨らみ形状が同一位置に焦点を有する互いに略平行な放物面によって形作られ、上記凹所の周壁面が、上記凹所の底面を形作っている放物面の焦点の位置を頂点とする仮想円錐面に一致する外拡がりテーパ面に形成されていて、上記キートップ本体に、デシタルカメラのモード切換えスイッチを押圧操作させるためのスイッチ押圧部が一体に形成されていることを特徴とする樹脂キートップ。
【請求項2】
樹脂製のキートップ本体に具備された凹所に光反射面を形成するシートを敷いてその上に透光性樹脂を装填して硬化させることにより透光層が形成され、その透光層の表面が、上記透光性樹脂の表面張力によって概ね一点に焦点を形成する膨らみ形状に形作られている樹脂キートップにおいて、
上記シートの光反射面が、平坦に成形された上記凹所の底面に重ね合わされて中央部から周辺部に向かってその厚さが漸減している上記シートの表面によって膨らみ形状の放物面に形成されていると共に、上記透光層の表面及び上記シートの光反射面のそれぞれの膨らみ形状が同一位置に焦点を有する互いに略平行な放物面によって形作られ、上記凹所の周壁面が、シートの表面によって形作られている放物面の焦点の位置を頂点として上記凹所の底面の外周に接する仮想円錐面に一致する外拡がりテーパ面に形成されていて、上記キートップ本体に、デシタルカメラのモード切換えスイッチを押圧操作させるためのスイッチ押圧部が一体に形成されていることを特徴とする樹脂キートップ。
【請求項3】
樹脂製のキートップ本体に具備された凹所に光反射面を形成するシートを敷いてその上に透光性樹脂を装填して硬化させることにより透光層が形成され、その透光層の表面が、上記透光性樹脂の表面張力によって概ね一点に焦点を形成する膨らみ形状に形作られている樹脂キートップにおいて、
上記シートの光反射面が、上記透光層の表面と略平行な膨らみ形状に形成されていると共に、上記凹所の周壁面が外拡がりテーパ面に形成されていることを特徴とする樹脂キートップ。
【請求項4】
上記透光層の表面と上記シートの光反射面とが同一位置に焦点を有する互いに略平行な放物面である請求項3に記載した樹脂キートップ。
【請求項5】
上記シートの光反射面が、膨らみ形状の放物面に成形された上記凹所の底面に上記シートを重ね合わせることによって放物面に形作られている請求項3又は請求項4に記載した樹脂キートップ。
【請求項6】
上記周壁面が、上記凹所の底面によって形作られた放物面の焦点の位置を頂点とする仮想円錐面に一致する外拡がりテーパ面によって形成されている請求項3ないし請求項5のいずれか1項に記載した樹脂キートップ。
【請求項7】
上記シートの光反射面が、平坦に成形された上記凹所の底面に重ね合わされて中央部から周辺部に向かってその厚さが漸減している上記シートの表面によって放物面に形作られている請求項3ないし請求項5のいずれか1項に記載した樹脂キートップ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−210023(P2006−210023A)
【公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−17518(P2005−17518)
【出願日】平成17年1月25日(2005.1.25)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】