説明

機器管理装置及び機器管理プログラム

【課題】資産管理に用いる情報を資産管理装置に送信し、資産管理装置での効率的な資産管理を行う。
【解決手段】ネットワークを介して機器と接続された機器管理装置であって、機器の機器情報を記憶する記憶手段と、機器に応じた通信方式で機器の機器情報を取得する取得手段と、記憶手段に記憶されている機器情報と、取得手段により取得された機器情報とを比較し、新規設置、移動、追加、変更、廃棄の少なくとも一つを検知する検知手段と、検知手段により検知された処理に対応する機器情報と該処理の対象である機器を識別するための識別情報とを、前記機器を管理するための装置である資産管理装置で処理可能にする加工手段と、ネットワークを介して接続された前記資産管理装置に前記加工手段により処理可能にされた情報を送信する送信手段と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワーク上の機器の管理を行なう機器管理装置及び機器管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、法規制やコスト削減の観点から企業内のIT資産管理の必要性が高まっている。PC(Personal Computer)やソフトウェアはもちろんのこと、MFP(Multifunction Peripheral)やLP(Laser Printer)などのネットワークデバイスもIT資産の一部として管理する企業も増えてきている。
【0003】
PCやソフトウェアの管理については自動化するツール(アセットマネジメントシステム)が多数出てきているものの、MFPやLPにいたってはマニュアルで帳簿を作成・管理しているのが実情である。
【0004】
例えば、特許文献1には、承認された新規利用申請に対して、管理識別子を取得し、承認結果において相互に関連付けられた関連機器について承認されている場合には、関連機器について、管理識別子に対して同じ共通識別子と、各機器のカテゴリを識別するためのカテゴリ識別子を付与した資産管理識別子を設定して資産管理台帳データベースに登録する資産管理支援処理システムが開示されている。
【0005】
一方、従来からある機器管理ソフトウェアでは主にネットワーク上の機器の検索、アラートの検知、カウンターの取得を自動化することを目的として広く利用されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来技術では、ネットワーク上の機器の情報を取得可能な機器管理装置と、ネットワーク上の機器を資産として管理する資産管理装置とが独立して存在していた。このため、機器管理装置が資産管理装置を含む資産管理システムに導入されていても、資産管理装置は、機器管理装置が扱う情報を活用できず、効率的な資産管理を行うことができていないという問題点があった。
【0007】
そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、資産管理に用いる情報を資産管理装置に送信し、資産管理装置での効率的な資産管理を可能とすることができる機器管理装置及び機器管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様における機器管理装置は、ネットワークを介して機器と接続された機器管理装置であって、前記機器の機器情報を記憶する記憶手段と、前記機器に応じた通信方式で前記機器の機器情報を取得する取得手段と、前記記憶手段に記憶されている機器情報と、前記取得手段により取得された機器情報とを比較し、新規設置、移動、追加、変更、廃棄の少なくとも一つを検知する検知手段と、前記検知手段により検知された処理に対応する機器情報と該処理の対象である機器を識別するための識別情報とを、前記機器を管理するための装置である資産管理装置で処理可能にする加工手段と、ネットワークを介して接続された前記資産管理装置に、前記加工手段により処理可能にされた情報を送信する送信手段と、を備える。
【0009】
また、本発明の他の態様における機器管理プログラムは、ネットワークを介して機器と接続された機器管理装置に実行される機器管理プログラムであって、前記機器に応じた通信方式で前記機器の機器情報を取得する取得ステップと、記憶手段に記憶されている前記機器の機器情報と、前記取得ステップにより取得された機器情報とを比較し、新規設置、移動、追加、変更、廃棄の少なくとも一つを検知する検知ステップと、前記検知ステップにより検知された処理に対応する機器情報と該処理の対象である機器を識別するための識別情報とを、前記機器を管理するための装置である資産管理装置で処理可能にする加工ステップと、ネットワークを介して接続された前記資産管理装置に前記加工ステップにより処理可能にされた情報を送信する送信ステップと、を実行させる。
【0010】
また、本発明の他の態様における機器管理プログラムは、ネットワークを介して機器と接続された機器管理装置に実行される機器管理プログラムであって、前記機器に応じた通信方式で前記機器の機器情報を取得する取得ステップと、記憶手段に記憶されている前記機器の機器情報と、前記取得ステップにより取得された機器情報とを比較し、新規設置、移動、追加、変更、廃棄の少なくとも一つを検知する検知ステップと、前記検知ステップにより検知された処理に対応する機器情報と該処理の対象である機器を識別するための識別情報とを、ネットワークを介して接続された、前記機器を管理するための装置である資産管理装置で処理可能なデータ書式に情報を変換して送信する送信手段に出力する出力ステップと、を実行させる。
【0011】
また、本発明は、本発明のプログラムを記録した記録媒体をコンピュータに読み取らせて実現することも可能である。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、資産管理に用いる情報を資産管理装置に送信し、資産管理装置での効率的な資産管理を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】実施例1におけるシステムの一例を示す図。
【図2】実施例1における機器管理装置のハードウェアの一例を示すブロック図。
【図3】実施例1における各装置の機能の一例を示すブロック図。
【図4】実施例1におけるデバイス情報管理手段の機能の一例を示すブロック図。
【図5】デバイス情報DB内の情報の一例を示す図。
【図6】資産情報DB内の情報の一例を示す図。
【図7】デバイス基本情報の一例を示す図。
【図8】オプション情報の一例を示す図。
【図9】加工手段に送信される情報のデータ構造の一例を示す図。
【図10】資産管理装置に送信される情報のデータ構造の一例を示す図。
【図11】IMACDを検知するときの処理の一例を示すフローチャート。
【図12】実施例2における各装置の機能の一例を示すブロック図。
【図13】実施例2におけるデバイス情報管理手段の機能の一例を示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0015】
[実施例1]
<システムとハードウェア>
図1は、実施例1におけるシステムの一例を示す図である。図1に示すように、本システムでは、機器管理装置1、資産管理装置2、クライアントPC3、MFP4,6、LP5,7などがネットワークを介して接続されている。接続される機器の種類や機器の数は図1に示す例に限られない。
【0016】
機器管理装置1は、ネットワークに接続される機器の管理、IMACD(Install,Move,Add,Change,Disposal)の検知、外部システム(資産管理装置2)への通知を行う。
【0017】
資産管理装置2は、ネットワーク上にある機器などの資産管理を行う。また、資産管理装置2は、機器管理装置1から情報を取得し、資産管理に利用する。
【0018】
クライアントPC3は、ユーザやSE(System Engineer)、ヘルプデスクが利用するPCである。クライアントPC3は、ブラウザから機器管理装置1にアクセスし、デバイスの管理を行う。また、クライアントPC3は、ブラウザから資産管理装置2にアクセスし、資産管理(アセットマネジメント)を行う。
【0019】
図1に示す例では、機器管理装置1は、定期的にMFP4やLP5などネットワークに接続される機器から機器情報を取得し、取得した情報を管理する。機器管理装置1は、資産管理に用いる情報を資産管理装置2に送信する。
【0020】
次に、実施例1における機器管理装置1のハードウェアについて説明する。図2は、実施例1における機器管理装置1のハードウェアの一例を示すブロック図である。図2に示すように、情報処理装置1は、制御部11、主記憶部12、補助記憶部13、外部記録装置I/F部14、ネットワークI/F部15を含む。これら各構成は、バスを介して相互にデータ送受信可能に接続されている。
【0021】
制御部11は、コンピュータの中で、各装置の制御やデータの演算、加工を行うCPUである。また、制御部11は、主記憶部12に記憶されたプログラムを実行する演算装置であり、入力装置や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、出力装置や記憶装置に出力する。
【0022】
主記憶部12は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などであり、制御部11が実行する基本ソフトウェアであるOSやアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。
【0023】
補助記憶部13は、HDD(Hard Disk Drive)などであり、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。
【0024】
外部記録装置I/F部14は、USB(Universal Serial Bus)などのデータ伝送路を介して接続された記録媒体18(例えば、フラッシュメモリなど)と機器管理装置1とのインターフェースである。
【0025】
また、記録媒体18に、所定のプログラムを格納し、この記録媒体18に格納されたプログラムは外部記録装置I/F部14を介して機器管理装置1にインストールされ、インストールされた所定のプログラムは機器管理装置1により実行可能となる。
【0026】
ネットワークI/F部15は、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワークを介して接続された通信機能を有する周辺機器と機器管理装置1とのインターフェースである。
【0027】
また、機器管理装置1は、入力部や表示部を備えてもよい。例えば、入力部は、カーソルキー、数字入力及び各種機能キー等を備えたキーボード、表示部の表示画面上でキーの選択等を行うためのマウスやスライスパット等を有する。また、入力部は、ユーザが制御部11に操作指示を与えたり、データを入力したりするためのユーザインターフェースである。
【0028】
表示部は、CRTやLCD等により構成され、制御部11から入力される表示データに応じた表示が行われる。なお、資産管理装置2のハードウェアは、図2に示すハードウェアと同様である。
【0029】
<機能>
図3は、実施例1における各装置の機能の一例を示すブロック図である。図3に示す例では、クライアントPC3は、Webブラウザ301を有する。Webブラウザ301は、機器管理装置1のUIを表示したり、情報を受け付けたりする。
【0030】
機器管理装置1は、通信手段101、アプリケーション102、デバイス情報管理手段103、タイマー104、デバイス情報DB105、外部システム送信手段106を含む。
【0031】
通信手段101は、クライアントPC3と情報のやり取りを行う。通信手段101は、例えば、httpd(HyperText Transfer Protocol Daemon)である。
【0032】
アプリケーション102は、下層にあるデバイス情報管理手段103に相当する管理プログラムを使用してUI(User Interface)を生成する。また、アプリケーション102は、ユーザがUIから入力した情報を、下層の管理プログラムに送信する。
【0033】
デバイス情報管理手段103は、ネットワークに接続される機器のIMACDの少なくとも1つを、例えばSNMP(Simple Network Management Protocol)を用いて検知する。デバイス情報管理手段103の詳細は、図4を用いて説明する。
【0034】
図4は、デバイス情報管理手段103の機能の一例を示すブロック図である。図4に示す例では、デバイス情報管理手段103は、取得手段131、検知手段132、出力手段133を含む。
【0035】
取得手段131は、ネットワークに接続されているMFP4やLP5などの画像形成装置から、画像形成装置独自の通信方式を用いて機器情報を取得する。取得手段131は、取得した機器情報を検知手段132に出力する。画像形成装置独自の通信方式とは、例えばSOAP(Simple Object Access Protocol)や、SNMPのプライベートなプロトコルである。
【0036】
検知手段132は、取得手段131から取得した機器情報と、後述するデバイス情報DB105に記憶される機器情報とを比較し、新規設置(Install)、移動(Move)、追加(Add)、変更(Change)、廃棄(Disposal)の少なくとも1つを検知する。なお、ネットワーク上に接続されているMFPやLPなどに何も変更がない場合は、検知手段132は、IMACDのいずれも検知しない。
【0037】
検知手段132は、検知した処理に対応する機器情報と、検知された処理の対象となる機器を識別するための識別情報とを出力手段133に出力する。識別情報は、例えば、機器のシリアルナンバーである。
【0038】
また、検知手段132は、取得手段131が取得した機器情報の中から、資産管理に用いる情報を抽出して、比較処理を行う。これにより、無駄な処理を省くことができる。機器情報は、画像形成装置のステータス情報や印刷枚数を含んでもよい。
【0039】
出力手段133は、検知手段132から取得した機器情報と識別情報とを外部システム送信手段106に出力する。
【0040】
図3に戻り、タイマー104は、IMACDの付加情報として日時情報を生成する際に、本システムから現在日時を取得する。
【0041】
デバイス情報DB105は、MFP4などから取得された機器情報を記憶する。機器情報は、デバイス情報とも呼ぶ。なお、デバイス情報DB105は、機器管理装置1の外部にあってもよい。図5は、デバイス情報DB内の情報の一例を示す図である。図5に示すように、機器情報は、デバイス基本情報、オプション情報、アプリ情報、設定情報、ファームウェア情報を含む。機器情報のうち、オプション情報、アプリ情報、設定情報、ファームウェア情報は、例えば、画像形成装置独自のプロトコルで通信を行なって取得できる画像形成装置特有の情報である。
【0042】
図5(A)は、デバイス基本情報の一例を示す。図5(A)に示す例では、デバイス基本情報は、機器ID、MACアドレス、モデル名、シリアルナンバー、IPアドレス、場所情報、初回発見日時、オプションID、アプリID、設定ID、ファームウェアID、廃棄日時を含む。
【0043】
デバイス基本情報のうち、検知手段132は、IPアドレスの変更を検知した場合、機器が移動(Move)されたものとみなす。検知された移動処理に対応する機器情報と機器を識別するためのシリアルナンバーとが、外部システム送信手段106を介して資産管理装置2に送信される。移動処理に対応する機器情報とは、この例ではIPアドレスである。
【0044】
デバイス基本情報のうち、検知手段132は、場所情報の変更を検知した場合、機器が移動(Move)されたものとみなす。検知された移動処理に対応する機器情報と機器を識別するためのシリアルナンバーとが、外部システム送信手段106を介して外部システムに送信される。移動処理に対応する機器情報とは、この例では場所情報である。
【0045】
デバイス基本情報のうち、検知手段132は、ネットワーク上で初めて機器を検知した場合、機器が新規に設置(Install)されたものとみなす。検知された新規設置処理に対応する機器情報と機器を識別するためのシリアルナンバーとが、外部システム送信手段106を介して資産管理装置2に送信される。新規設置処理に対応する機器情報とは、この例では初回発見日時である。
【0046】
デバイス基本情報のうち、検知手段132は、オプションIDの追加を検知した場合、オプションが追加(Add)されたものとみなす。検知された追加処理に対応する機器情報と機器を識別するためのシリアルナンバーとが、外部システム送信手段106を介して資産管理装置2に送信される。追加処理に対応する機器情報とは、この例ではオプションIDである。
【0047】
デバイス基本情報のうち、検知手段132は、アプリIDの追加を検知した場合、アプリケーションが追加(Add)されたものとみなす。検知された追加処理に対応する機器情報と機器を識別するためのシリアルナンバーとが、外部システム送信手段106を介して資産管理装置2に送信される。追加処理に対応する機器情報とは、この例ではアプリIDである。
【0048】
デバイス基本情報のうち、検知手段132は、設定IDに対応する設定名や設定値の変更を検知した場合、変更(Change)されたものとみなす。検知された変更処理に対応する機器情報と機器を識別するためのシリアルナンバーとが、外部システム送信手段106を介して資産管理装置2に送信される。変更処理に対応する機器情報とは、この例では、設定ID、変更された設定名又は設定値である。
【0049】
デバイス基本情報のうち、検知手段132は、ファームウェアIDに対応するファームウェアバージョンなどの変更を検知した場合、変更(Change)されたものとみなす。検知された変更処理に対応する機器情報と機器を識別するためのシリアルナンバーとが、外部システム送信手段106を介して資産管理装置2に送信される。変更処理に対応する機器情報とは、この例では、ファームウェアID,変更されたファームウェアバージョンなどである。
【0050】
デバイス基本情報のうち、検知手段132は、ネットワーク上から機器を検知できなくなった場合、機器が廃棄(Disposal)されたものとみなす。検知された廃棄処理に対応する機器情報と機器を識別するためのシリアルナンバーとが、外部システム送信手段106を介して資産管理装置2に送信される。廃棄処理に対応する機器情報とは、この例では廃棄日時である。
【0051】
図3に戻り、外部システム送信手段106は、デバイス情報管理手段103によりデバイスのIMACDが検知された場合、資産管理装置2に対し、検知された処理に対応する機器情報と機器を識別するためのシリアルナンバーを送信する。外部システム送信手段106は、例えば、httpのPOSTコマンドやPUTコマンドなどを用いて資産管理装置2にデータを送信する。
【0052】
このとき、外部システム送信手段106で情報が送信される前に、加工手段107により、送信先の資産管理装置2で処理可能なデータ書式にデータが変換される。つまり、加工手段107は、送信先の資産管理装置2で処理可能なようにデータを加工する。例えば、加工手段107による加工処理は、データの並べ替えやキーワードの変更、データ書式の変換などが行われる。なお、外部システム送信手段106は、加工手段107による加工処理と送信処理とを行うような構成であってもよい。
【0053】
次に、資産管理装置2について説明する。資産管理装置2は、通信手段201、資産情報管理手段202、資産情報DB203を含む。なお、資産管理装置2は、機器管理装置1から見て外部にあるので、ここでは外部システムと呼ぶが、機器管理装置と資産管理装置とを1つのシステムと考えてもよい。
【0054】
通信手段201は、外部システム送信手段106からIMACDに関する情報と機器の識別情報とを所定のデータ書式で取得する。通信手段201は、取得した情報を資産情報管理手段202に出力する。
【0055】
資産情報管理手段202は、ネットワーク上の機器などを資産として管理する。資産となる機器の設定項目の入力などは、資産情報管理手段202が制御する。資産情報管理手段202は、通信手段201から取得した機器の識別情報から機器を特定し、資産情報DB203内にあるこの機器の資産情報を、通信手段201から取得したIMACDに関する情報で更新する。
【0056】
資産情報DB203は、PCやソフトウェア、又はMFPやLPなどの機器を資産として管理するデータベースである。なお、資産情報DB203は、資産管理装置2の外部にあってもよい。
【0057】
図6は、資産情報DB内の情報の一例を示す図である。図6に示す例では、資産情報は、機器のシリアルNo、購入日、導入日、購入価格、責任者、場所、・・・、廃棄日時を含む。資産情報は、機器のIMACDに関する情報を保持する。資産情報は、資産情報管理手段202により更新される。
【0058】
なお、通信手段101、外部システム送信手段106は、例えば制御部11、主記憶部12、ネットワークI/F部15により実現され、デバイス情報DB105は、例えば補助記憶部13により実現されうる。アプリケーション102、デバイス情報管理手段103、タイマー104は、例えば制御部11及びワークメモリとしての主記憶部12により実現されうる。
【0059】
また、デバイス情報管理手段103は、デバイス情報管理プログラムがコンピュータにより実行されることで機能し、外部システム送信手段106は、外部システム送信プログラムがコンピュータにより実行されることで機能する。また、デバイス情報管理プログラムと外部システム送信プログラムとは、1つのプログラムで記述されてもよい。
【0060】
<加工処理>
次に、加工手段107の情報の加工処理について説明する。説明を簡単にするため、デバイス情報DB105内のデバイス情報を簡略化して説明する。
【0061】
図7は、デバイス基本情報の一例を示す図である。図7に示すデバイス基本情報は、シリアルナンバーと、IPアドレスと、モデル名と、オプションIDを含む。図8は、オプション情報の一例を示す図である。図8に示すオプション情報は、オプションID、オプション名、オプションバージョンを含む。
【0062】
ここで、デバイス情報管理手段103は、新規設置(Install)を検知したとする。デバイス情報管理手段103は、新規設置を検知した機器の機器情報をデバイス情報DB105に登録し、この機器情報を加工手段107に出力する。
【0063】
図9は、加工手段107に送信される情報のデータ構造の一例を示す図である。図9に示すように、デバイス情報管理手段103は、データ値そのものを加工手段107に送信する。
【0064】
図10は、資産管理装置2に送信される情報のデータ構造の一例を示す図である。図10に示すように、図9に示す情報が資産管理装置で処理可能なように例えばxml形式に加工されている。資産管理装置でどのようなデータ書式を処理可能とするかは、予め開発者により設定されている。
【0065】
加工手段107は、図9に示すような情報を取得し、資産管理装置2に送信するために、図10に示すような情報に加工する。これにより、機器管理装置1と資産管理装置2との通信を可能にする。
【0066】
また、資産管理装置2で処理可能なデータ書式が変更になった場合は、加工手段107で設定されているデータ書式を変更する。機器管理装置1は、データ書式が異なる複数の資産管理装置に接続されている場合、資産管理装置のデータ書式に対応する加工手段をそれぞれ有すればよい。データ書式が異なるとは、例えば、図10に示すタグの大文字や小文字であったり、タグの順序が異なっていたり、プログラム言語で異なっていたりすることをいう。
【0067】
また、デバイス情報管理手段103は、オプションの追加(Add)を検知したとする。例えば、図7に示すシリアルナンバー「123」の機器から機器情報を取得した際、オプションID「3」が追加されていたとする。デバイス情報管理手段103は、シリアルナンバー「123」の機器(例えばMFP)から取得した機器情報と、デバイス情報DB105に記憶されるシリアルナンバー「123」の機器情報とを比較し、オプションID「3」の追加を検知する。
【0068】
このとき、デバイス情報管理手段103は、デバイス情報DB105内のオプション情報(図8参照)からID「3」のオプション情報を取得する。デバイス情報管理手段103は、機器のシリアルナンバー「123」とオプションID「3」のオプション情報とを加工手段107に出力する。
【0069】
加工手段107は、デバイス情報管理手段103から取得したシリアルナンバーとオプション情報とを図10に示すようなデータ書式に加工する。外部システム送信手段106は、加工された情報を資産管理装置2にhttpなどを用いて送信する。
【0070】
デバイス情報管理手段103が、移動(Move)、変更(Change)、廃棄(Diposal)を検知した場合でも、加工手段107は、上記の処理と同様の加工を行い、外部システム送信手段106は、資産管理装置2に加工された情報を送信する。
【0071】
<動作>
次に、機器管理装置1の動作について説明する。図11は、IMACDを検知するときの処理の一例を示すフローチャートである。
【0072】
図11に示すステップS101で、デバイス情報管理手段103は、デバイスの新規設置を確認する。デバイス情報管理手段103は、ネットワークに接続された機器に対し、定期的に機器情報の取得を行う。このとき、デバイス情報DB105に記憶されていない機器が検知された場合、デバイス情報管理手段103は、新規設置(Install)を検知する。デバイス情報管理手段103は、管理する全てのIPアドレスにリクエストを出力し、レスポンスがあった機器から機器情報を取得する。
【0073】
ステップS102で、デバイス情報管理手段103は、デバイスの移動を確認する。デバイス情報管理手段103は、ネットワークに接続された機器に対し、定期的に機器情報の取得を行う。このとき、デバイス情報DB105に記憶されている機器情報のIPアドレスの変更が検知された場合、又は場所情報の変更が検知された場合、デバイス情報管理手段103は、移動(Move)を検知する。
【0074】
ステップS103で、デバイス情報管理手段103は、デバイスの追加を確認する。デバイス情報管理手段103は、ネットワークに接続された機器に対し、定期的に機器情報の取得を行う。このとき、デバイス情報DB105に記憶されている機器情報のオプション情報、アプリ情報、又はファームウェア情報の追加が検知された場合、デバイス情報管理手段103は、追加(Add)を検知する。
【0075】
ステップS104で、デバイス情報管理手段103は、デバイスの変更を確認する。デバイス情報管理手段103は、ネットワークに接続された機器に対し、定期的に機器情報の取得を行う。このとき、デバイス情報DB105に記憶されている機器情報の設定情報の変更が検知された場合、デバイス情報管理手段103は、変更(Change)を検知する。
【0076】
ステップS105で、デバイス情報管理手段103は、デバイスの廃棄を確認する。デバイス情報管理手段103は、ネットワークに接続された機器に対し、定期的に機器情報の取得を行う。このとき、デバイス情報DB105に記憶されている機器からのレスポンスがなくなった場合、又はネットワーク上でアクセスできなくなった場合、デバイス情報管理手段103は、廃棄(Disposal)を検知する。
【0077】
ステップS101〜S105において、少なくとも1つの処理で検知された場合、ステップS106に進む。
【0078】
ステップS106で、デバイス情報管理手段103は、タイマー104から現在日時を取得する。
【0079】
ステップS107で、デバイス情報管理手段103は、IMACDの少なくとも1つの処理がされた機器から取得した機器情報と、タイマー104から取得した日時とを加工手段107に出力する。
【0080】
・新規設置
新規設置が検知されたとき、デバイス情報管理手段103は、新規設置された機器から取得した機器情報と、タイマー104から取得した日時情報とを加工手段107に出力する。このとき、デバイス情報管理手段103は、新規設置された機器の機器情報と、取得した日時を初回発見日時としてデバイス情報DB105に登録する。
【0081】
・移動
移動が検知されたとき、バイス情報管理手段103は、移動された機器から取得した機器情報のIPアドレスと、機器のシリアルナンバーと、タイマー104から取得した日時情報とを加工手段107に出力する。
【0082】
・追加
追加が検知されたとき、デバイス情報管理手段103は、追加されたオプションのオプション情報、アプリ情報、又はファームウェア情報と、機器のシリアルナンバーと、タイマー104から取得した日時情報とを加工手段107に出力する。
【0083】
・変更
変更が検知されたとき、デバイス情報管理手段103は、変更された設定値を含む設定情報と、機器のシリアルナンバーと、タイマー104から取得した日時情報とを加工手段107に出力する。
【0084】
・廃棄
廃棄が検知されたとき、デバイス情報管理手段103は、機器のシリアルナンバーと、タイマー104から取得した日時を廃棄日時情報として、加工手段107に出力する。このとき、デバイス情報管理手段103は、タイマー104から取得した日時を廃棄日時情報としてデバイス情報DB105に登録する。
【0085】
ステップS108で、加工手段107は、デバイス情報管理手段103から取得した情報を、資産管理装置2が処理可能なように変換する。加工処理は、例えば以下の通りである。
【0086】
・新規設置
加工手段107は、デバイス情報管理手段103から取得した機器情報及び日時情報を、資産管理装置2で処理可能なように加工する。
【0087】
・移動
加工手段107は、デバイス情報管理手段103から取得した機器情報のIPアドレス、シリアルナンバー及び日時情報を、資産管理装置2で処理可能なように加工する。なお、加工手段107は、場所情報が移動になった場合でも同様の処理を行う。
・追加
加工手段107は、デバイス情報管理手段103から取得した機器情報のオプション情報、シリアルナンバー及び日時情報を、資産管理装置2で処理可能なように加工する。なお、デバイス情報管理手段103は、アプリIDが追加された場合も、追加として検知する。加工手段107は、アプリ情報又はファームウェア情報が追加された場合でも同様の処理が行われる。
【0088】
・変更
加工手段107は、デバイス情報管理手段103から取得した設定情報、シリアルナンバー及び日時情報を、資産管理装置2で処理可能なように加工する。なお、デバイス情報管理手段103は、例えば、オプションバージョン、アプリバージョン、ファームウェアバージョンの変更が検知された場合も、変更として検知する。
【0089】
・廃棄
加工手段107は、デバイス情報管理手段103からシリアルナンバー及び廃棄日時情報を、資産管理装置2で処理可能なように加工する。加工手段107は、デバイス情報管理手段103に検知された処理に対し、上記加工処理を行う。
【0090】
ステップS109で、加工手段107は、資産管理装置2で処理可能なデータ書式に変換した情報を、外部システム送信手段106に出力する。
【0091】
ステップS110で、外部システム送信手段106は、資産管理装置2で処理可能なデータ書式の情報を、資産管理装置2に送信する。
【0092】
以上、実施例1によれば、資産管理に用いる情報を資産管理装置に送信し、資産管理装置での効率的な資産管理を可能とすることができる。また、実施例1によれば、外部システム送信手段106を実行するためのプログラムを、デバイス情報管理手段103を実行するためのプログラムと別にすることで、外部システムで処理可能なデータ書式の変更に柔軟に対応することができる。
【0093】
また、デバイス情報管理手段103は、ネットワーク上のMFPやLPに対応する通信方式で機器情報を取得することにより、MFPやLP特有のオプション情報やアプリ情報などを取得することができる。また、デバイス情報管理手段103は、取得した機器情報の中から、資産管理に用いる情報だけを抽出し、比較処理を行うことで、無駄な処理を省くことができる。
【0094】
[実施例2]
次に、実施例2におけるシステムについて説明する。実施例2では、通信を行なうための独自のプロトコルが異なるMFPやLPから機器情報を取得する。実施例2における機器管理装置1のハードウェアは、図2に示すハードウェアと同様であるため、その説明を省略する。
【0095】
<機能>
図12は、実施例2における各装置の機能の一例を示すブロック図である。図12に示す例では、機器管理装置1にデバイス通信手段502、503が追加されている。このデバイス通信手段502、503それぞれは、図4に示す取得手段131と同様の機能を有する。なお、図16に示す機能において、図3に示す機能と同様のものは同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0096】
図12に示すデバイス情報管理手段501は、機器情報を取得するMFPの独自のプロトコルに応じて、デバイス通信手段を切り替える。デバイス情報管理手段501の詳細は、図13を用いて説明する。
【0097】
図13は、実施例2におけるデバイス情報管理手段501の機能の一例を示すブロック図である。図13に示すように、デバイス情報管理手段501は、切替手段511、検知手段512、出力手段133を有する。
【0098】
切替手段511は、機器情報の取得対象の画像形成装置の通信方式に応じて、デバイス通信手段502、503の切替を制御する。例えば、定期的に機器情報の取得が行われる際、切替手段511は、まず、デバイス通信手段502で通信を行うよう制御し、デバイス通信手段502での通信が終了した場合、デバイス通信手段503で通信を行なうよう制御する。
【0099】
検知手段512は、切替手段511を介して取得した機器情報と、デバイス情報DB105に記憶される機器情報を比較して、デバイスのIMACDの少なくとも1つを検知する。検知した後の処理は、実施例1と同様である。
【0100】
図12に戻り、デバイス通信手段502とデバイス通信手段503とは、異なる独自のプロトコルを用いて各MFPやLPと通信を行なう。例えば、デバイス通信手段502は、SOAPを用いて通信を行なう通信手段である。例えば、デバイス通信手段503は、プライベートなSNMPを用いて通信を行なう通信手段である。
【0101】
SOAPを用いて通信を行なうMFPやLPはデバイス通信手段502と通信を行ない、プライベートなSNMPを用いて通信を行なうMFPやLPはデバイス通信手段503と通信を行なう。
【0102】
このとき、プライベートなSNMPを用いて通信を行うMFPやLPを他社の機器だとした場合、プロイベートなSNMPを知らない限りは機器情報の取得は難しい。しかし、各社独自のプロトコルを解析し、通信を行なえるようにする第三者のツールが存在する。各社独自のプロトコルとは、例えば、プライベートなSNMPである。このツールを用いればデバイス通信手段503での通信も可能となる。
【0103】
また、プライベートなSNMPのアドレス情報を追加設定できるようにしておけば、このアドレス情報が追加された場合、このアドレスを参照することで、MFPやLPの機器情報を取得することが可能になる。
【0104】
ネットワーク上のMFPやLPから機器情報を取得した後の処理は、実施例1と同様である。
【0105】
なお、デバイス通信手段502、503は、例えば制御部11、主記憶部12、ネットワークI/F部15により実現されうる。デバイス通信手段502、503は、デバイス通信プログラムをコンピュータにより実行することで機能する。このデバイス通信プログラムは、デバイス情報管理プログラムとは別のプログラムファイルとしてもよい。
【0106】
以上、実施例2によれば、通信を行なうための独自のプロトコルが異なるMFPやLPがネットワークに存在する場合であっても、これらの機器から機器情報を取得することができる。また、実施例2によれば、デバイス通信手段として機能させるためのデバイス通信プログラムを、デバイス情報管理プログラムと別ファイルにすることで、独自のプロトコルで通信を行なうMFPやLPに柔軟に対応することができる。
【0107】
[変形例]
実施例1や2では、従来の資産管理装置になるべく変更を加えない、つまり、資産管理装置の負担を増加させない実施例を説明したが、変形例では、機器管理装置の負担を軽減する例について説明する。
【0108】
変形例では、機器管理装置は、機器情報を取得した場合、その機器情報を加工して資産管理装置に送信する。資産管理装置は、取得した機器情報と、資産情報DBに記憶されている機器の機器情報とを比較し、デバイスのIMACDの少なくとも1つを検知する。資産管理装置は、検知した処理の情報を用いて、資産情報を更新する。
【0109】
これにより、IMACDの検知を資産管理装置で行うようにすれば、機器管理装置は、取得した機器情報を加工して送信するだけでよいので、機器管理装置の負担を軽減させることができる。
【0110】
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせて機器管理装置を構成することも可能である。
【0111】
なお、実施例において説明したデバイス情報管理プログラム、外部システム送信プログラム、デバイス通信プログラムをコンピュータに実行させ、前述した処理を機器管理装置に実行させることも可能である。また、デバイス情報管理プログラム、外部システム送信プログラム、デバイス通信プログラムを記録媒体に記録し、これらのプログラムが記録された記録媒体をコンピュータに読み取らせて、前述した処理を機器管理装置に実行させることも可能である。
【符号の説明】
【0112】
1 機器管理装置
2 資産管理装置
3 クライアントPC
4、6 MFP
5、7 LP
11 制御部
12 主記憶部
13 補助記憶部
14 外部記憶装置I/F部
15 ネットワークI/F部
101 通信手段
102 アプリケーション
103、501 デバイス情報管理手段
104 タイマー
105 デバイス情報DB
106 外部システム送信手段
131 取得手段
132、512 検知手段
133 出力手段
201 通信手段
202 資産情報管理手段
203 資産情報DB
131 取得手段
502、503 デバイス通信手段
511 切替手段
【先行技術文献】
【特許文献】
【0113】
【特許文献1】特開2009−301217号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して機器と接続された機器管理装置であって、
前記機器の機器情報を記憶する記憶手段と、
前記機器に応じた通信方式で前記機器の機器情報を取得する取得手段と、
前記記憶手段に記憶されている機器情報と、前記取得手段により取得された機器情報とを比較し、新規設置、移動、追加、変更、廃棄の少なくとも一つを検知する検知手段と、
前記検知手段により検知された処理に対応する機器情報と該処理の対象である機器を識別するための識別情報とを、前記機器を管理するための装置である資産管理装置で処理可能にする加工手段と、
ネットワークを介して接続された前記資産管理装置に、前記加工手段により処理可能にされた情報を送信する送信手段と、
を備える機器管理装置。
【請求項2】
前記加工手段は、
前記処理に対応する機器情報及び前記識別情報を、前記資産管理装置で処理可能なデータ書式に変換する請求項1記載の機器管理装置。
【請求項3】
前記機器に応じた通信方式毎に前記取得手段をそれぞれ有し、
前記機器情報の取得対象の機器の通信方式に応じて、前記取得手段を切り替える切替手段をさらに備える請求項1又は2記載の機器管理装置。
【請求項4】
前記検知手段は、
前記取得手段により取得された機器情報のうち、前記資産管理装置で管理される情報を抽出して比較を行う請求項1乃至3いずれか一項に記載の機器管理装置。
【請求項5】
前記取得手段及び前記検知手段として機能させるためのプログラムと、前記加工手段及び前記送信手段として機能させるためのプログラムとを異なるプログラムとする請求項1記載の機器管理装置。
【請求項6】
ネットワークを介して機器と接続された機器管理装置に実行させる機器管理プログラムであって、
前記機器に応じた通信方式で前記機器の機器情報を取得する取得ステップと、
記憶手段に記憶されている前記機器の機器情報と、前記取得ステップにより取得された機器情報とを比較し、新規設置、移動、追加、変更、廃棄の少なくとも一つを検知する検知ステップと、
前記検知ステップにより検知された処理に対応する機器情報と該処理の対象である機器を識別するための識別情報とを、前記機器を管理するための装置である資産管理装置で処理可能にする加工ステップと
ネットワークを介して接続された前記資産管理装置に、前記加工ステップにより処理可能にされた情報を送信する送信ステップと、
を実行させるための機器管理プログラム。
【請求項7】
前記加工ステップは、
前記処理に対応する機器情報及び前記識別情報を、前記資産管理装置で処理可能なデータ書式に変換する請求項6記載の機器管理プログラム。
【請求項8】
前記検知ステップは、
前記取得ステップにより取得された機器情報のうち、前記資産管理装置で管理される情報を抽出して比較を行う請求項6又は7に記載の機器管理プログラム。
【請求項9】
ネットワークを介して機器と接続された機器管理装置に実行させる機器管理プログラムであって、
前記機器に応じた通信方式で前記機器の機器情報を取得する取得ステップと、
記憶手段に記憶されている前記機器の機器情報と、前記取得ステップにより取得された機器情報とを比較し、新規設置、移動、追加、変更、廃棄の少なくとも一つを検知する検知ステップと、
前記検知ステップにより検知された処理に対応する機器情報と該処理の対象である機器を識別するための識別情報とを、ネットワークを介して接続された、前記機器を管理するための装置である資産管理装置で処理可能なデータ書式に変換された情報を送信する送信手段に出力する出力ステップと、
を実行させるための機器管理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2012−84124(P2012−84124A)
【公開日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−163351(P2011−163351)
【出願日】平成23年7月26日(2011.7.26)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】