説明

機械式歯ブラシ

本発明は歯磨きに関し、より詳しくは歯ブラシを上歯は上から下へ、下歯は下から上へ動かすようにする方法に関する。このため、本発明は取っ手を握力器(握力を鍛えるための運動器具)運動をするように握ったり放したりすることによってラックギアの直線運動が回転運動に変わって歯ブラシが0度から180度に回転され、ラックギアと回転変換フレームを利用して回転方向を変えることができるという特徴がある。回転軸の歯車がラックギアから離脱されないように引張スプリングを回転軸に掛けて回転軸を回転変換フレームに固定させ、トーションスプリングの弾性によって取っ手とラックギアを原位置に戻し、歯ブラシ固定フレームは歯ブラシを簡便に交換することができ、揺れないように支持する特徴がある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は歯磨きに関し、より詳しくは歯ブラシを上歯は上から下へ、下歯は下から上へ動かすようにする方法に関する。
【背景技術】
【0002】
歯科病院に行くと医者は歯を磨く時、歯ブラシを上歯は上から下へ、下歯は下から上へ動かして磨くことが歯の健康に役に立つと言う。しかし、このような方法で歯ブラシを動かすことは簡単ではない。普段、歯ブラシを左右に直線に動かして磨く方法に慣れて、上下に磨く方法で磨くことに簡単に慣れないという問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は歯を磨く時、歯ブラシを上歯は上から下へ、下歯は下から上へ動かすようにして歯と歯との間の食べカスを簡単に除去し、歯ブラシを上下に動かす方法に簡単に慣れるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は手で握力器(握力を鍛えるための運動器具)を握ったり放したりするように動かして歯ブラシ7を0度から180度に回転するようにした。歯ブラシ7を歯茎部分に位置させて回転させると歯ブラシ7が歯と歯との間を箒で掃くように擦れて行く。それで、歯ブラシ7が上から下へ、下から上へ動くのと同じ効果がある。両側の取っ手1を握るとラックギア10の直線運動が回転運動に変わって歯ブラシ7を回転させ、握っていた取っ手1を放すとトーションスプリング9の弾性によって原状態に戻る。ラックギア10を両側に設置し、回転変換フレーム11に固定されている回転軸3を手で図11の矢印のように移動させて左側や右側に固定して回転方向を変えることができる。回転軸3を左側に固定すると歯車4が左側ラックギア10に噛み合って歯ブラシ7が左側に回転し、回転軸3を右側に固定すると歯車4が右側ラックギア10に噛み合って歯ブラシ7が右側に回転する。この時、回転軸3に掛けられている引張スプリング2は歯車4が回転する時ラックギア10から離脱されないように回転軸3を回転変換フレーム11に固定させる役割を果たす。係止突起12は両側の取っ手1がこれ以上広がらないように制御する役割を果たす。
【発明の効果】
【0005】
本発明は歯を磨く時、歯ブラシを上歯は上から下へ、下歯は下から上へ動かすようにして歯と歯との間の食べカスを簡単に除去して、歯ブラシを上から下へ、下から上へ動かす方法に簡単に慣れることができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】平面図である。
【図2】背面図である。
【図3】側面図である。
【図4】斜視図である。
【図5】拡大して示す右側面図である。
【図6】回転軸の歯車がラックギアに噛み合っている状態を拡大して示した内側から見た斜視図である。
【図7】両側の取っ手を握った時のラックギアが移動した状態を拡大して示した内側から見た斜視図である。
【図8】本発明に使われる部品図である。
【図9】回転軸の位置図である。
【図10】トーションスプリングの位置図である。
【図11】回転軸の移動を矢印で示した回転変換フレームの拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明を添付された図面を通じて詳しく説明する。
【0008】
図1は取っ手1が握力器(握力を鍛えるための運動器具)のように両側にあり、回転軸3には引張スプリング2が掛けられている状態を示す。引張スプリング2は回転軸3の回転に影響を及ぼさない程度の弾性であり、回転軸3の歯車4がラックギア10から離脱されないように回転変換フレーム11に固定させる。図8は回転軸3、歯車4、歯車の断面図5、歯ブラシ固定フレーム6、歯ブラシ7、回転軸固定フレーム8、トーションスプリング9を示す図である。図9は回転軸3の位置図であり、図10はトーションスプリング9の位置図である。図5は回転軸3の歯車4がラックギア10に噛み合っており、回転軸3が回転変換フレーム11に固定されている状態を示す。図1の状態で両側の取っ手1を握るとラックギア10が直線に動いて回転軸3の歯車4が0度から180度に回転する。歯車4の回転は回転軸3に伝達されて回転軸3に固定されている歯ブラシ7を0度から180度に回転させる。握っていた取っ手1を放すとトーションスプリング9の弾性によって原位置に戻る。歯ブラシ7を歯茎部分に位置させて握力器(握力を鍛えるための運動器具)運動をするように取っ手1を握ったり放したりしながら歯を磨く。歯ブラシ7が歯と歯との間を箒で掃くように擦れて行く。図6は力を加えない状態を示す図であり、図7は両側の取っ手1を握った時のラックギア10の動きを示す図である。握っていた取っ手1を放すと図6の状態に原位置される。歯ブラシ7の回転角度は両側の取っ手1を強く握るとたくさん回転し、ゆるく握ると少しだけ回転する。そして、歯の状態によって回転を任意に調整することができる。図11は回転変換フレーム11を拡大して示した図で、回転軸3を矢印のように手で任意に動かすことができる。より詳しくは、回転軸3を右側に位置させると歯ブラシ7が右側に回転し、回転軸3を左側に位置させると歯ブラシ7が左側に回転する。係止突起12は両側の取っ手1がこれ以上広がらないように制御する役割を果たす。歯ブラシ固定フレーム6には用途によって他の器具を固定させて多目的に利用することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】


」字状の取っ手(1)を二つ備え、一つは底部分に溝形のラックギア(10)を溝の両側に対向するように形成し、他の一つは底部分に「

」字状の溝形回転変換フレーム(11)を形成し、回転軸固定フレーム(8)のボルト部分に両側の取っ手(1)とトーションスプリング(9)を結合させ、回転軸固定フレーム(8)の上部管には回転軸(3)が通過し、両側の取っ手(1)を握るとラックギア(10)の直線運動が回転運動に変わって歯ブラシ(7)を回転させ、握っていた取っ手(1)を放すとトーションスプリング(9)の弾性によって原状態に戻り、回転変換フレーム(11)を利用して回転方向を変えることができ、回転軸(3)の歯車(4)がラックギア(10)から離脱されないように引張スプリング(2)を回転軸(3)に掛けて回転軸(3)を回転変換フレーム(11)に固定させ、両側の取っ手(1)がこれ以上広がらないように係止突起(12)を形成し、回転軸(3)がラックギア(10)を通過して歯車(4)がラックギア(10)に噛み合い、「

」字状の溝形回転変換フレーム(11)で回転軸(3)を「

」字状に移動させると対向側のラックギア(10)に歯車(4)が噛み合うようになることを特徴とする機械式歯ブラシ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2013−517831(P2013−517831A)
【公表日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−549925(P2012−549925)
【出願日】平成23年1月17日(2011.1.17)
【国際出願番号】PCT/KR2011/000337
【国際公開番号】WO2011/090298
【国際公開日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【出願人】(512191867)
【Fターム(参考)】