説明

機能水生成システムとシャワーユニットとを備えた水回り設備システム

【課題】1組のシャワーユニットを水栓または機能水生成システムと接続させて使用することができ、かつ、水栓と接続をさせたシャワーユニットから吐水がされている場合には、水栓からシャワーユニットが脱離するのを防止することができる水回り設備システムの提供。
【解決手段】シャワーユニット4に設けられた第1の接続手段5と、水栓8に設けられ第1の接続手段5と接続可能な第2の接続手段9と、機能水生成システム16の吐水口に設けられ、第1の接続手段5と接続可能な第3の接続手段2と、水栓6に設けられる保持手段9a、9bと、水栓8に設けられ、保持手段による保持と、保持の解除とを切り替える切替手段8bを備え、シャワーユニット4から吐水がされる場合には、切替手段8bが切り替えられることにより第1の接続手段5と第2の接続手段9との接続が保持されることを特徴とする水回り設備システムが提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機能水生成システムとシャワーユニットとを備えた浴室、洗面所、洗髪器などの水回り設備システムに関する。
【背景技術】
【0002】
浴室などの水回り設備の汚れには、人体の洗浄に使用された石鹸やシャンプーなどのかす、人体から発生した垢(タンパク質系、炭水化物系、油脂系、塩類等)などがあるが、このような汚れを除去するためには大変な労力がかかる。
そのため、これらの汚れを除去しつつ、浴槽や洗い場におけるヌメリの発生を抑制するための洗浄装置が提案されている(特許文献1を参照)。
この特許文献1に開示されている技術では、水道水などを吐水させるための吐水具とは別に機能水を吐水させるための専用の吐水具を設けるようにしている。しかしながら、このように2つの吐水具を設けるものとすれば、構造が複雑化するとともにコストの増大を招くおそれがあった。また、浴室、洗面所などの比較的狭いスペースに2つの吐水具を設けるようにすれば、煩雑感が増し商品性が低下するおそれもあった。
【0003】
また、薬剤の投入と停止とを切り替えることができる薬剤混入吐出装置が提案されている(特許文献2を参照)。
しかしながら、1つの水栓に薬剤混入機能と通常の水道水の吐水機能とを一体化させて設けるものとすれば、薬剤混入機能の有無で水栓自体の構成が変わり商品構成の複雑化、製造コストの増加を招くおそれがあった。
また、設置工事の際に、シャワーユニットなどをワンタッチで供給配管と接続させることができ、かつ、接続後の抜けを防止することができる接続手段が提案されている。
【0004】
しかしながら、特許文献3に開示されている技術では、抜け防止用の部材を操作者が取り外さなくてはならず作業が煩雑となるため、日常的な接続と分離を行うようなものには適さないものとなっていた。
【特許文献1】特開平9−220273号公報
【特許文献2】特開2001−190441号公報
【特許文献3】特開2002−267077号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、1組のシャワーユニットを水栓または機能水生成システムと接続させて使用することができ、かつ、水栓と接続をさせたシャワーユニットから吐水がされている場合には、水栓からシャワーユニットが脱離するのを防止することができる水回り設備システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、機能水を生成する機能水生成システムと、水栓と、1組のシャワーユニットと、を有する水回り設備システムであって、前記シャワーユニットに設けられた第1の接続手段と、前記水栓に設けられた前記第1の接続手段と接続可能な第2の接続手段と、前記機能水生成システムの吐水口に設けられた前記第1の接続手段と接続可能な第3の接続手段と、前記水栓に設けられ、前記第1の接続手段と前記第2の接続手段とが接続された際に、前記第1の接続手段と前記第2の接続手段とが脱離しないように接続状態を保持する保持手段と、前記水栓に設けられ、前記保持手段による保持と、前記保持の解除とを切り替える切替手段と、を備え、前記シャワーユニットから吐水がされる場合には、前記切替手段が切り替えられることにより前記第1の接続手段と前記第2の接続手段との接続が保持されること、を特徴とする水回り設備システムが提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、1組のシャワーユニットを水栓または機能水生成システムと接続させて使用することができ、かつ、水栓と接続をさせたシャワーユニットから吐水がされている場合には、水栓からシャワーユニットが脱離するのを防止することができる水回り設備システムが提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明をする。
尚、説明の便宜上、本発明の実施の形態に係る水回り設備システムを浴室ユニットに適用させた場合を説明する。ただし、本発明はこれに限定されるわけではなく、例えば、洗面所、洗髪器などの水回り設備に広く適用させることができる。
【0009】
図1は、本発明の実施の形態に係る水回り設備システムを浴室ユニットに適用させた場合を例示するための模式斜視図である。
また、図2、図3は、水回り設備システムの構成を例示するための模式図である。
【0010】
図1に示すように、浴室ユニットの浴室10には、水回り設備システム1、浴槽11、カウンター12、洗い場床面13、シャワーヘッドの保持具26などが備えられている。また、この他にも図示しない鏡、給湯制御パネルなどが適宜備えられている。
また、水回り設備システム1には、機能水生成システム16、シャワーユニット4、湯水混合水栓8が設けられている。
カウンター12は、洗い場床面13の直上であって、湯水混合水栓8よりは下方に配設されている。そして、カウンター12の下方には、機能水生成システム16が設けられている。
【0011】
図2、図3に示すように、機能水生成システム16には、通水の上流側から順番に開閉弁14、機能水生成手段15、接続手段2が設けられている。そして、それぞれが配管で直列に接続され、開閉弁14に供給された水道水などの水Cが通水可能となっている。
尚、図2に例示をしたものでは、水道水などの水Cの配管が開閉弁14に接続されているが、温水Hの配管が接続されていてもよい。そのようにすれば、温水Hを吐水させることができるので、有機物などの分解、剥ぎ落としが促進され、洗浄効果をより高めることができる。そのため、本明細書において「水」という時には、冷水のみならず温水をも含む場合があるものとする。
【0012】
また、機能水生成システム16には、制御手段17と操作手段3が設けられている。制御手段17と、開閉弁14、機能水生成手段15、操作手段3とは、それぞれ電気的に接続されている。そのため、操作手段3からの信号を制御手段17が受信可能となっており、また、制御手段17による開閉弁14、機能水生成手段15の制御が可能となっている。
【0013】
操作手段3には、例えば、吐水の開始を入力するためのスイッチ3a、吐水の停止を入力するためのスイッチ3b、機能水生成の開始・停止を入力するためのスイッチ3cを設けることができる。ただし、例示したものに限定されるわけではなく、適宜変更、追加、削除をすることができる。例えば、吐水の開始・停止を入力するためのスイッチとして、スイッチ3aと3bとを一体化することもできるし、後述する警告の解除、タイマーの設定などのスイッチを設けるようにすることもできる。また、後述する警告表示を表示させる手段を設けるようにすることもできる。
【0014】
開閉弁14としては、例えば、電磁弁を例示することができる。ただし、これに限定されるわけではなく、流量制御をするための絞り手段や圧力制御をするための圧力制御手段を併せ持つようなものであってもよい。また、電磁弁の開閉により吐水を断続的にしたり、吐水圧の高低を切り替えて吐水圧を断続的にすることにより、洗浄効果を高めるようにすることもできる。
制御手段17は、論理演算手段や記憶手段などを備え、操作手段3からの情報や予め記憶されたプログラムなどに基づいて開閉弁14、機能水生成手段15の制御を行う。
【0015】
シャワーユニット4には、接続手段5、ホース6、シャワーヘッド7が設けられている。接続手段5とシャワーヘッド7とはホース6を介して連通され、接続手段5を介して供給された水道水などの水・温水や機能水がシャワーヘッド7から吐水可能となっている。ホース6は、可撓性を有する管状体であり、例えば、ゴムなどの弾性体から構成されている。接続手段5は、接続手段2または接続手段9と液密に接続可能とされている。尚、接続・分離の操作性からは、接続手段2、接続手段5、接続手段9は、いわゆる「ワンタッチ式」の接続手段であることが好ましい。
保持具26は、浴室10の壁面に設けられシャワーヘッド7を保持する。尚、保持具26の配置は、シャワーヘッド7を保持具26に保持させた際に、接続手段5が接続手段2または接続手段9のいずれとも接続可能となるような位置にすることが好ましい。
【0016】
水栓としての湯水混合水栓8には、水道水などの水Cの配管と温水Hの配管とが接続されている。また、湯水混合水栓8には、接続手段9が設けられ、接続手段9を介して水道水などの水Cや温水Hが吐水可能とされている。
また、接続手段9から接続手段5が脱離するのを防止するための保持手段9a(図2を参照)、保持手段9b(図3を参照)が設けられている。尚、保持手段9a、保持手段9bについては後述する(図6〜図8を参照)。
【0017】
湯水混合水栓8には、切替ハンドル8bが設けられている。そして、切替ハンドル8bによりカラン8a側と接続手段9側への通水の切替、止水が行えるようになっている。尚、
水道水などの水Cと温水Hとの混合割合の調整を行う手段などを設けるようにすることもできる。
【0018】
また、温水Hの配管は必ずしも必要ではなく、水道水などの水Cの配管のみが接続されている水栓であってもよい。ただし、温水Hの配管がされ、温水Hを吐水させることができれば、人体洗浄などをするのに好適である。また、後述する「前洗浄」の際にも有機物などの分解、剥ぎ落としが促進され、洗浄効果をより高めることができる。
尚、接続手段2、接続手段5、接続手段9については後述する(図6を参照)。
【0019】
図1に例示をしたものでは、機能水生成システム16をカウンター12の下方に設けるものとしているが、浴室10の任意の位置に配設することもできる。ただし、カウンター12の下方に設けるものとすれば、人体との干渉の抑制や煩雑感の低減を図ることができる。この場合、機能水生成システム16のすべての要素がカウンター12の下方に設けられている必要はなく、例えば、接続手段2、操作手段3のみが設けられているようにすることもできる。
【0020】
また、カウンター12の下方における奥行き寸法方向の取り付け位置も適宜選択することができる。ここで、カウンター12の突出端(前面端)から後退した位置に機能水生成システム16を設け、突出端から出っ張らないようにすることが好ましい。そのようにすれば、入浴時の人体洗浄の際に人体と干渉することを抑制することができ、また、煩雑感がなくなるため見た目にも優れているからである。尚、機能水生成システム16の取り付け位置を調整できるようにしておき、設置される浴室のカウンター12に合わせた設定をすることもできる。
【0021】
機能水生成手段15で生成される機能水としては、例えば、銀イオン水、電解次亜塩素酸水、強酸性水、強アルカリ性水、弱酸性水、弱アルカリ性水、オゾン水、マグネシウム添加水、アスコルビン酸・亜硫酸カルシウム添加水などを例示することができる。
これらのうち、銀イオン水、電解次亜塩素酸水、強酸性水、弱酸性水、オゾン水は殺菌作用を有する。また、強酸性水、強アルカリ水、弱酸性水、弱アルカリ水、オゾン水は、洗い場などに付着した垢などの有機物を分解除去する作用を有する。また、電解次亜塩素酸水は漂白作用を、マグネシウム添加水は皮膚のバリア作用を、アスコルビン酸・亜硫酸カルシウム添加水は脱塩素作用を有する。
そのため、浴槽や洗い場などの洗浄・殺菌の他にも、目的に応じた機能水を生成することで各種の用途(例えば、脱塩素がされた水による洗髪など)に利用することもできる。
【0022】
図4は、機能水生成手段15として用いることができるオゾン水生成手段31を例示するための模式断面図である。
オゾン水生成手段31に備えられている気体混入混合室32には、気泡分散機構33が設けられており、液体管路34から供給される水に対して、気泡分散機構33により気体の混入、微細化、分散、混合が同時に行われる。気泡分散機構33には気体室35が設けられており、気体室35には気体導入管路36からオゾンが供給される。液体管路34は、水道水などの水の配管や温水の配管と接続されている。また、気体導入管路36には図示しないオゾン供給手段が接続されている。尚、本実施の形態においては、制御手段17により図示しない開閉弁などを制御して、オゾン水生成手段31へのオゾンの供給を制御することになる。
【0023】
図5は、機能水生成手段15として用いることができる創水手段41を例示するための模式断面図である。
創水手段41は、水を電気分解することにより、酸性水とアルカリ性水とを生成する。創水手段41から導出したアルカリ性水導出管42と酸性水導出管43は、三方切換弁44に接続されており、この三方切換弁44の他の一端が、接続手段2と接続されている。すなわち、三方切換弁44を切り替えることにより酸性水またはアルカリ性水のいずれかを接続手段2から吐水可能としている。
【0024】
創水手段41に備えられているケーシング45は、その内部を隔膜46によりアルカリ性水生成室47と酸性水生成室48とに区画されており、各生成室47、48 には、それぞれステンレス鋼やカーボン等からなる電極(陰極)49と、ステンレス,白金,酸化チタンなどからなる電極(陽極)51とが配設されている。また、酸性水生成室48には酸性水導出管43が連通するように接続されており、アルカリ性水生成室47にはアルカリ性水導出管42が連通するように接続されている。導入管55は、水道水などの水の配管や温水の配管と接続されている。
電極49、51から導出した電線52、53の導出端は、電源54と接続されており、電源54から電極49、51間に電圧が印加できるようになっている。
【0025】
そして、この電圧印加により、水が電気分解され、アルカリ性水生成室47のPH値が高くなり、アルカリ性水が生成される。一方、酸性水生成室48内のPH値は低くなり、酸性水が生成されることになる。尚、本実施の形態においては、制御手段17により電源54を制御して、アルカリ性水や酸性水の生成を制御することになる。
尚、これらの方法による機能水の生成に限定されるわけではなく、例えば、機能水(例えば、濃縮液)や薬剤などを予め生成し、これを適宜ポンプなどで投入するようにすることもできる。この場合、制御手段17によりポンプなどの投入手段の制御を行うことで機能水の生成を制御することになる。
【0026】
また、殺菌作用を有する機能水は前述のものに限定されるわけではなく、殺菌性物質又はイオンを含有する水とすることができる。具体的には、遊離塩素、抗菌性金属(例えば、銀、銅、亜鉛等)又はそのイオン、オゾン、オゾン含有水、結合塩素、有機塩素系消毒液、有機リン酸系消毒液、ベルオクソ炭酸イオン又はその塩、アルコール系消毒液などを挙げることができる。
【0027】
このような、殺菌作用を有する機能水(殺菌水)は、例えば、電気分解法を用いて生成することができる。具体的には、銀イオンを含む殺菌水を生成する場合においては、溶出管の内部に銀からなる一対の電極を対峙して設け、これに電源から所定の電流を流すようなものを例示することができる。また、遊離塩素含有水は、塩素イオンを含む水(例えば、水道水)を塩素発生用電極を用いて電気分解することにより生成することができる。尚、電気分解法による殺菌水の生成に限定されるわけではなく、例えば、殺菌水(例えば、濃縮液)や薬剤を予め生成し、これを適宜ポンプなどで投入するようなものであってもよい。電気分解法を用いる場合においては、制御手段17により、電源のON/OFFや出力調整などの制御が行われ、予め生成された殺菌水などを投入する場合においては、ポンプなどの投入手段の制御が行われる。
【0028】
尚、機能水生成手段15を作用させず、水道水などの水のみを吐水させることもできる。この場合、機能水を吐水させる前に後述する「前洗浄」をすることができ、例えば、シャワーヘッド7からの水滴を直接、被洗浄面全体に当てるようにし、付着した汚れを浮かせたり除去をしたりすることで、その後に行われる機能水による汚れの除去や殺菌の効果を高めることができる。
【0029】
図6は、接続手段5と接続手段2または接続手段9との接続・分離を例示するための模式断面図である。尚、図6(a)は接続手段5と接続手段2または接続手段9とが分離された状態、図6(b)は接続された状態を示している。また、図中の矢印は、水などの流れを示している。
接続手段2または接続手段9は、雄管としてプラグ18、プラグ18の開口端を開閉可能なバルブ19、バルブ19を付勢する弾性部材20を備えている。また、図3に示したように、接続手段9には保持手段9bが設けられている。尚、保持手段9bを接続手段2にも設けるようにすることもできる。
また、接続手段5は、雌管としてのソケット21、ソケット21の開口端を開閉可能なバルブ22、バルブ22を付勢する弾性部材23、保持手段5a、ソケット21に挿入されたプラグ18を保持するための保持手段24、保持手段24を付勢するための付勢手段25を備えている。
【0030】
プラグ18は、ソケット21に挿入可能とされている。
プラグ18の外周には溝18aが設けられ、プラグ18をソケット21に挿入したときには、保持手段24と溝18aとが嵌め合わされるようになっている。
また、プラグ18の開口端には、保持手段9bが設けられている。保持手段9bは、プラグ18からソケット21が脱離(分離)しないように保持する機能を有し、例えば、電磁石、電磁力により作動するアクチュエータ、水圧により作動するアクチュエータなどを例示することができる。尚、保持手段9bの取り付け位置、個数、作動形式などは例示したものに限定されるわけではなく、適宜変更することができる。また、図2に示した保持手段9aについては後述する。
【0031】
プラグ18の開口端には、弾性部材20で付勢されたバルブ19が設けられている。弾性部材20としては、例えば、圧縮コイルバネなどを例示することができる。また、バルブ19とプラグ18とにはテーパ状のシール面が設けられており、バルブ19とプラグ18とがシール面で当接するようになっている。そのため、プラグ18とソケット21が分離された状態では、プラグ18の開口端がバルブ19により液密に閉鎖されるようになっている。
【0032】
ソケット21の外周には等間隔に孔が設けられ、この孔には球状の保持手段24が嵌合されている。また、ソケット21の外周には保持手段24を覆うようにして付勢手段25が設けられている。そのため、保持手段24は、ソケット21の内側に向けて付勢手段25により付勢されるようになっている。
また、ソケット21にプラグ18が挿入された際にソケット21の内周面とプラグ18の外周面とで形成される隙間をシールするための図示しないシール部材(例えば、Oリングなど)が適宜設けられている。
【0033】
また、ソケット21の開口端には、保持手段5aが設けられている。保持手段5aは、保持手段9bによる保持を容易にさせる機能を有し、例えば、永久磁石、磁性体などを例示することができる。尚、保持手段5aの取り付け位置、個数、材質などは例示したものに限定されるわけではなく、適宜変更することができる。
また、保持手段5aは必ずしも必要ではなく、保持手段9bの保持能力などによっては設けないようにすることもできる。
また、説明の便宜上、保持手段9b、保持手段5aがプラグ18、ソケット21に内蔵されている場合を例示したが、これに限定されるわけではなく、保持手段9b、保持手段5aをプラグ18、ソケット21の外部に設けるようにしてもよい。ただし、これらが内蔵されているようにすれば、人体への干渉の抑制や煩雑感の低減などをすることができる。
【0034】
ソケット21の開口端には、弾性部材23で付勢されたバルブ22が設けられている。弾性部材23としては、例えば、圧縮コイルバネなどを例示することができる。また、バルブ22とソケット21にはテーパ状のシール面が設けられており、バルブ22とソケット21とがシール面で当接するようになっている。そのため、プラグ18とソケット21が分離された状態では、ソケット21の開口端がバルブ22により液密に閉鎖されるようになっている。
また、バルブ19とバルブ22とには、それぞれ突起部19a、22aが設けられている。そして、プラグ18がソケット21に挿入された際には、突起部19a、22a同士が当接するようになっている。
【0035】
尚、説明の便宜上、接続手段5がソケット21側、接続手段2または接続手段9がプラグ18側としたが、接続手段5がプラグ18側、接続手段2または接続手段9がソケット21側とすることもできる。ただし、電気配線の容易さの観点からは、保持手段9bは、固定側である接続手段2または接続手段9の側に設けるようにすることが好ましい。
【0036】
接続手段2、接続手段5、接続手段9は、以上に説明をした構成に限定されるわけではない。例えば、それぞれが接続可能であればいかなる形式のものをも採用することができる。ただし、接続・分離の操作性からは、いわゆる「ワンタッチ式」の接続手段であることが好ましい。そして、それらに保持手段9b、保持手段5aを内蔵させるようにすることもできるし、外部に保持手段9b、保持手段5aを設けるようにすることもできる。
【0037】
図6に例示をしたものは、保持手段9bが電磁石、保持手段5aが永久磁石または磁性体の場合である。この場合、保持手段9bである電磁石へ通電することで、保持手段5aである永久磁石または磁性体が吸引保持され、接続手段9に接続手段5が保持される。そして、保持手段9bである電磁石への通電を停止することで、接続手段9と接続手段5とが分離可能となる。また、保持手段9bの制御は、図示しない検知手段により水圧や流速などを検知して制御手段17により行われるものとすることができる。
【0038】
尚、保持手段9b、保持手段5aは、図6に例示をしたものに限定されるわけではなく、例えば、外部から通電をすることで保持の解除がされるものであったり、吐水がされることによる水圧の変化や流速の変化などでアクチュエータが機械的に作動して保持がされるようなものであってもよい。
図3または図6に例示をした保持手段9bは、接続手段5と接続手段9の接続部を直接的に保持するものである。これに対し、図2に例示をした保持手段9aは、湯水混合水栓8による吐水の切替にともない接続手段5が保持されるものである。
【0039】
図7は、保持手段9aを例示するための模式図である。
尚、図7(a)は模式斜視図、図7(b)は図7(a)中のA部の模式拡大図である。また、図7(c)は保持手段の他の具体例である。
図7(a)に示すように、湯水混合水栓8の切替ハンドル8bには保持手段9aが設けられている。
切替ハンドル8bは、「カラン8aへの通水」、「接続手段9への通水(シャワーユニット4への通水)」、「止水」を切り替えるためのものであり、例えば、図7(b)に示すように、ハンドルの動作範囲の中心付近を「止水」、上方端を「接続手段9への通水(シャワーユニット4への通水)」、下方端を「カラン8aへの通水」とすることができる。
【0040】
そして、切替ハンドル8bの動作に連動するように保持手段9aを設けることで、切替ハンドル8bが「接続手段9への通水(シャワーユニット4への通水)」の位置にあるときにのみ保持手段9aが接続手段5を保持するようになっている。すなわち、切替ハンドル8bは、保持手段9aによる保持と、保持の解除とを切り替える切替手段としても機能する。
例えば、図7(b)の左図では切替ハンドル8bが「止水」の位置にあるため、接続手段5が保持されておらず分離が可能となっている。尚、切替ハンドル8bが「カラン8aへの通水」の位置にある場合も同様である。この場合、接続手段5が分離可能な位置では接続手段9への通水(シャワーユニット4への通水)が行われることはなく、接続手段5の分離にともない接続手段9から水が漏れることがない。
【0041】
そして、図7(b)の右図に示すように切替ハンドル8bが「接続手段9への通水(シャワーユニット4への通水)」の位置にあるときには、保持手段9aが接続手段5を保持するので、接続手段9から接続手段5が脱離することがない。
【0042】
図7に例示をしたものでは、切替ハンドル8bが「止水」、「カラン8aへの通水」の位置にあるときに接続手段5を分離可能としているが、「止水」の位置にあるときにのみ接続手段5を分離可能とすることが好ましい。例えば、図7(c)に示すように、保持手段9aに対向するように保持手段9cを設けて、切替ハンドル8bが「止水」の位置にあるときにのみ接続手段5を分離可能とすることができる。
【0043】
また、図7(b)の右図に示す位置に切替ハンドル8bがある場合において、接続手段5を分離させるために下方に引き抜くと、保持手段9aが押されて切替ハンドル8bが回転し、「接続手段9への通水(シャワーユニット4への通水)」が停止されるようにすることもできる。この場合、切替ハンドル8bが「止水」、「カラン8aへの通水」のいずれの位置に移動するようにされていてもよいが、「止水」の位置に移動するようにされていることがより好ましい。
尚、図7に例示をしたものでは、切替ハンドル8bに保持手段9a、や保持手段9cを直接設けるものとしたが、切替ハンドル8bに連動して保持手段が接続手段5を保持するものであればよく、例えば、リンクなどを介して切替ハンドル8bの動作を間接的に保持手段に伝達するようなものであってもよい。
【0044】
図8は、接続手段の接続・分離に伴う切替ハンドルの切り替えを例示するための模式図である。
図8(a)は切替ハンドル8bが「接続手段9への通水(シャワーユニット4への通水)」の位置にある場合を示し、図8(b)は切替ハンドル8bが「止水」の位置にある場合を示している。
図8(a)に示すように、接続手段9には保持板90bが突出可能となるように設けられている。保持板90bは、図中の矢印方向に突出・後退可能とされており、接続手段9に接続手段5を接続することで、その下端面が接続手段5に押されて切替ハンドル8bの方向に突出するようになっている。
【0045】
そして、図8(b)に示すように、接続手段9から接続手段5を分離させれば、保持板90bは図示しない弾性部材、または自重などにより後退(下降)するようになっている。 また、図8(a)に示すように、切替ハンドル8bにはロックレバー90aが設けられている。ロックレバー90aは、図示しない弾性部材などにより、図中の矢印方向に突出可能とされている。
そして、ロックレバー90aの先端が保持板90bに設けられた孔に挿入可能となっており、ロックレバー90aの先端が孔に挿入されることで切替ハンドル8bの位置が「接続手段9への通水(シャワーユニット4への通水)」の位置に保持されるようになっている。
【0046】
図8(a)に示すように、接続手段9に接続手段5を接続させる際に、保持板90bはその下端面を接続手段5により押されるのでその位置が上昇する。その際、まず、保持板90bの先端がロックレバー90aと当接して、切替ハンドル8bを時計回りに回転させるので、切替ハンドル8bが「接続手段9への通水(シャワーユニット4への通水)」の位置に切り替えられる。また、保持板90bがさらに上昇することで、ロックレバー90aの先端が切替ハンドル8b側に後退し、保持板90bの側面を擦るようにしながら孔に挿入される。その結果、切替ハンドル8bは「接続手段9への通水(シャワーユニット4への通水)」の位置に保持されることになる。
【0047】
図8(b)に示すように、接続手段9から接続手段5を分離させる際には、保持板90bが下降するため、孔に挿入されたロックレバー90aを介して切替ハンドル8bが反時計回りに回転させられる。そのため、切替ハンドル8bは「止水」の位置に切り替えられる。そして、保持板90bがさらに下降することで、ロックレバー90aの先端が切替ハンドル8b側に後退し、保持板90bの側面を擦るようにしながら保持板90bの先端が通り過ぎたときに再び突出する。
【0048】
また、図8(a)に示す位置に切替ハンドル8bがある場合において、接続手段5を分離させるために下方に引き抜けば、保持板90bが下降するため、切替ハンドル8bが反時計方向に回転して、「止水」の位置に切り替えられることになる。
次に、図6に戻って接続手段5と接続手段2または接続手段9との接続、分離について説明をする。
図6(a)に示すように、接続手段5と接続手段2または接続手段9とが分離された状態では、バルブ19、バルブ22によりプラグ18、ソケット21の開口端が閉鎖されるので、水や機能水がプラグ18、ソケット21の開口端から漏れ出すことはない。
【0049】
図6(b)に示すように、ソケット21をプラグ18に挿入すると、プラグ18に設けられた溝18aとソケット21に設けられた保持手段24とが嵌め合わされる。この際、付勢手段25により保持手段24が溝18aに向けて付勢されるため、プラグ18とソケット21とが一体的に接続される。
【0050】
また、バルブ19に設けられた突起部19aと、バルブ22に設けられた突起部22aとが互いに当接し、弾性部材20、弾性部材23が押し縮められてプラグ18、ソケット21の開口端が開口される。そのため、プラグ18とソケット21とが一体的に接続された状態で、水や機能水などの通水が可能となり、ホース6を介してシャワーヘッド7から吐水ができるようになる。
また、接続手段5と接続手段9とを接続させた後、吐水を行う際には、例えば、保持手段9bに通電をすることで、保持手段9bに保持手段5aを吸引保持させる。
また、吐水の終了後、接続手段5と接続手段9とを分離する際には、例えば、保持手段9bへの通電を停止することで、吸引保持を解除させる。
【0051】
その後、ソケット21を引き抜くようにすれば、保持手段24が付勢手段25を押し広げるようにして溝18aから外れるので分離をさせることができる。この際、バルブ19、バルブ22によりプラグ18、ソケット21の開口端は閉鎖される。
【0052】
尚、例えば、保持手段9bが水圧により作動するアクチュエータのような場合は、接続手段5と接続手段9とを接続させた後、吐水を行えば水圧が変化するので、それを利用して保持がされるようにすることもできる。
【0053】
また、前述したロックレバー90aと保持板90bのように切替ハンドル8bと連動するものにおいては、接続手段5と接続手段9とが接続されることで切替ハンドル8bが「接続手段9への通水(シャワーユニット4への通水)」の位置に切替、保持される。また、保持手段9aの場合においては接続手段5の保持がなされる。
【0054】
次に、水回り設備システム1の作用について説明をする。
尚、説明の便宜上、浴室10に設けられた水回り設備システム1について説明をする。
図9は、水回り設備システム1の作用を例示するためのフローチャートである。
まず、人体洗浄や前洗浄などでシャワーユニット4を使用するために、湯水混合水栓8に設けられた接続手段9に接続手段5を接続する。そして、切替ハンドル8bを「接続手段9への通水(シャワーユニット4への通水)」の位置に切り替える。
その場合、前述したように保持手段9a、保持手段9bなどにより接続手段5が保持される。
そのため、接続手段5が保持された状態で、シャワーユニット4のシャワーヘッド7から吐水がされる。
【0055】
人体洗浄や前洗浄などが終了した後には、切替ハンドル8bを「止水」の位置に切り替えて、シャワーヘッド7からの吐水を止める。その際、シャワーヘッド7からの吐水が止まるとともに接続手段5に対する保持が解除される。
【0056】
次に、接続手段9から接続手段5を分離する。すなわち、湯水混合水栓8よりシャワーユニット4を分離する。
次に、機能水生成システム16に設けられた接続手段2に接続手段5を接続する。すなわち、接続手段2を介して機能水生成システム16にシャワーユニット4を接続する。
【0057】
次に、操作手段3を操作して、吐水と機能水生成の指令を入力する。そして、制御手段17からの指令により、開閉弁14が開かれ、機能水生成手段15による機能水の生成が開始される。生成された機能水は、シャワーヘッド7から吐水されることになる。
また、機能水による浴室10内の洗浄や殺菌などが終了した後には、操作手段3を操作して、吐水停止と機能水生成停止の指令を入力する。
そして、制御手段17からの指令により機能水の生成が停止され、その後、開閉弁14が閉じられ、一連の運転が終了する。
【0058】
本実施の形態においては、湯水混合水栓8側におけるシャワーユニット4からの吐水の最中には、保持手段9a、9bなどによる保持が行われるので、接続手段5が接続手段9から脱離することはない。そのため、接続手段の脱離により操作者が不用意に水や温水を浴びるようなことはない。
一方、シャワーユニット4からの吐水がされていないときには、保持手段9a、9bなどによる保持が解除されるので、接続手段5を接続手段9から簡単に分離させることができる。また、保持手段9aの場合やロックレバー90a・保持板90bの場合においては、接続手段5を分離させれば切替ハンドル8bが「止水」の位置に切り替えられる。
【0059】
尚、接続手段5を分離させることができない場合(吐水の最中)には、そのことを音や表示により操作者に告知することもできる。
図9に例示をした本実施の形態においては、機能水の吐水に先立ち、水道水などの水Cまたは温水Hによる前洗浄を行うこともできる。前洗浄は、湯水混合水栓8とシャワーユニット4とが接続されている状態でも行うことができるが、機能水生成システム16とシャワーユニット4とを接続し、操作手段3を操作して吐水の指令のみを入力することで、水Cまたは温水Hを吐水させるようにして行うこともできる。
この場合、例えば、洗い場などに石鹸かすや皮脂、垢などの有機物汚れが残っていれば、その状態で殺菌水を吐水しても、有機物と殺菌成分とが化学的結合をおこしその効力が減ぜられるおそれがある。そのため、前洗浄を行うようにすれば、有機物汚れを除去することができるので、その後に行われる殺菌水吐水の効果を高めることができる。
【0060】
また、操作手段3を操作して水C・温水Hと機能水の吐水を任意に切り替えることができるので、操作者の判断で状況に応じた最適な洗浄作業をすることができる。
また、機能水の吐水、前洗浄における吐水では、開閉弁14の開閉により吐水を断続的にしたりすることなどにより、洗浄効果を高めることもできる。また、機能水の吐水、前洗浄における吐水において、温水Hを用いるものとすればそれぞれの効果を高めることもできる。
【0061】
また、保持具26の配置を、保持具26にシャワーヘッド7を保持させた際に、接続手段5が接続手段2または接続手段9のいずれとも接続可能な位置とすれば、接続・分離時の作業性を向上させることができる。
また、接続手段5にはバルブ22が設けられ、接続手段2・接続手段9にはバルブ19が設けられているので、分離時に操作者が水C、温水H、機能水を浴びてしまうようなこともない。
【0062】
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明をした。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。
前述の具体例に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
【0063】
例えば、機能水生成システム16、シャワーユニット4、湯水混合水栓8などの構成要素、浴室10やこれに備えられる浴槽11、カウンター12、洗い場床面13、保持具26などの形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各具体例が備える各要素は、可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の実施の形態に係る水回り設備システムを浴室ユニットに適用させた場合を例示するための模式斜視図である。
【図2】水回り設備システムの構成を例示するための模式図である。
【図3】水回り設備システムの構成を例示するための模式図である。
【図4】機能水生成手段として用いることができるオゾン水生成手段を例示するための模式断面図である。
【図5】機能水生成手段として用いることができる創水手段を例示するための模式断面図である。
【図6】接続手段5の接続・分離を例示するための模式断面図である。
【図7】保持手段を例示するための模式図である。
【図8】接続手段の接続・分離に伴う切替ハンドルの切り替えを例示するための模式図である。
【図9】水回り設備システム1の作用を例示するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0065】
1 水回り設備システム、2 接続手段、3 操作手段、3a〜3d スイッチ、4 シャワーユニット、5 接続手段、6 ホース、7 シャワーヘッド、8 湯水混合水栓、8b 切替ハンドル、9 接続手段、9a 保持手段、9b 保持手段、12 カウンター、14 開閉弁、15 機能水生成手段、17 制御手段、18 プラグ、18a 溝、19 バルブ、20 弾性部材、21 ソケット、22 バルブ、23 弾性部材、24 保持手段、25 付勢手段、26 保持具、90a ロックレバー、90b 保持板、C 水、H 温水


【特許請求の範囲】
【請求項1】
機能水を生成する機能水生成システムと、水栓と、1組のシャワーユニットと、を有する水回り設備システムであって、
前記シャワーユニットに設けられた第1の接続手段と、
前記水栓に設けられ、前記第1の接続手段と接続可能な第2の接続手段と、
前記機能水生成システムの吐水口に設けられ、前記第1の接続手段と接続可能な第3の接続手段と、
前記水栓に設けられ、前記第1の接続手段と前記第2の接続手段とが接続された際に、前記第1の接続手段と前記第2の接続手段とが脱離しないように接続状態を保持する保持手段と、
前記水栓に設けられ、前記保持手段による前記保持と、前記保持の解除とを切り替える切替手段と、を備え、
前記シャワーユニットから吐水をさせる場合には、前記切替手段が切り替えられて、前記保持手段による前記保持が行われること、を特徴とする水回り設備システム。
【請求項2】
前記水栓には、カランと、
前記第2の接続手段への通水と前記カランへの通水との切替、または、止水を行う切替ハンドルが設けられ、
前記切替手段としての前記切替ハンドルの動きに連動して前記保持手段が前記保持を行うこと、を特徴とする請求項1記載の水回り設備システム。
【請求項3】
前記切替ハンドルにより止水がされた場合、または、前記カランへの通水に切り替えられた場合には、前記保持手段による前記保持が解除されること、を特徴とする請求項2記載の水回り設備システム。
【請求項4】
前記第1の接続手段と、前記第2の接続手段と、前記第3の接続手段とには、分離された際に流路を閉じるバルブがそれぞれ設けられていること、を特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の水回り設備システム。
【請求項5】
前記シャワーユニットに設けられたシャワーヘッドと、
前記シャワーヘッドを保持する保持具と、
を備え、
前記保持具は、前記シャワーヘッドを保持した際に、前記第1の接続手段が前記第2の接続手段または前記第3の接続手段のいずれとも接続可能となる位置に設けられていること、を特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の水回り設備システム。
【請求項6】
洗い場と、
浴槽と、
を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の水回り設備システム。






【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−266967(P2008−266967A)
【公開日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−110376(P2007−110376)
【出願日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【出願人】(000010087)TOTO株式会社 (3,889)
【Fターム(参考)】