説明

正極側へまたは負極側へパルスを一つだけ発生する回路

【課題】ワンスイッチでワンパルスを出力し、トランジスターへの接続も可能な信号を出力できる技術を提供する。
【解決手段】コンデンサーの放電、または、充電が完了することで、電圧の変化が得られることを利用した技術であって、正極9に接続された抵抗1を、片方が負極8に接続されたコンデンサー2と片方が負極8に接続された通電のためのスイッチ3に、直列に接続する。さらに、この接続ノード7を、コンデンサー5とコンデンサー4に接続し、コンデンサー5の他方は負極8に接続し、コンデンサー4の他方は抵抗6を介して負極8に接続する。このコンデンサー4と抵抗6の接続ノードから信号を出力する構成を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子電気機器を制御するための技術の一部に属する。
【背景技術】
【0002】
従来は、実用新案登録(3079921号)の考案の名称「開閉を伴う物の開閉カウンター」の中心的な技術であるカウントする為に演算CPUへ演算を行うためのパルスを発生する装置などに使用されている。
【0003】
また、発振装置から一瞬のパルスを取り出す装置などがある。
【0004】
また、応用技術が多く、モータ制御装置(特許公開2008−131796)やバルブ開閉機(実用新案登録3047006号)がある。
【0005】
それらの技術は、一つのパルスを機械制御に使用するもので、本発明の重要性がうかがえる。
【0006】
また、これらの技術文献には、パルスの発生時間や、発生方法の具体的な記述が無く、たくさんのパルス幅の長いワンパルス発生装置を使って、制御をしている可能性もある。
【特許文献1】実用新案登録3079921号
【特許文献2】特許公開2008−131796
【特許文献3】実用新案登録3047006号
【特許文献4】特願2010−136582
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、砲弾の起爆装置や、モーターの回転した数を数える為の装置、メモリーへの書き込み信号用の装置であるので、実用新案登録(3079921号)の考案の名称「開閉を伴う物の開閉カウンター」の中心的な技術である、開閉をカウントする為に演算CPUへ演算を行うためのパルスを発生する装置で開発したパルス発生装置を使用しようとすると、パルスの幅が0.5秒から2.0秒と長く、また、特願2010−136582は単体では、0.28msとパルス巾が長く、電力の出力も弱かった。
【0008】
そこで、さらに、開発を進めた結果、単体で抵抗(5)値を小さくすると50μsを得られ、トランジスターへの接続も可能になった。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の達成には、実用新案登録(3079921号)の考案の名称「開閉を伴う物の開閉カウンター」の中心的な技術である、開閉をカウントする為に演算CPUへ演算を行うためのパルスを発生する装置で開発した、ワンパルス発生装置の延長線上に本発明があることを認識し、コンデンサーの放電、または、充電が完了することで、電圧の変化が得られることを利用した技術を利用し、その充電、または、放電が完了する僅かな時間を検出し、トランジスターへの接続を可能にすればいい。
【0010】
その為には、コンデンサー(2)を利用して電圧を変化させ、一旦、コンデンサーに充電させ、放電されると、かなり短いワンパルスが得られると、考えた。
【0011】
さらに、コンデンサー(2)がプラスの電荷を放電するか、マイナスの電荷を放電するかで、出力されるパルスの向きが正極か負極かに分かれ、負極の場合は、完全に負極になる。
【0012】
抵抗(5)値を低くしてやれば、その分、幅が狭くなり、短いパルスが得られる。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、ある状態では、ワンスイッチでパルス幅が50μ秒を達成した。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
装置の出力側に、トランジスターを繋げば、かなりの出力のパルスが得られる。
【実施例】
【0015】
図1、図2、は、発明の全体図である。
【産業上の利用可能性】
【0016】
本発明は、ひとつの信号に対して、ひとつのパルス幅を発生する発明であり、その時間が、使用する装置において適切ならば、処理用の信号発生装置としての利用価値があり、かなりの出力がえられる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】 発明の全体図。
【符号の説明】
【0018】
1.抵抗
2.コンデンサー
3.スイッチ
4.コンデンサー
5.コンデンサー
6.抵抗
7.接続点
8.負極
9.正極

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1.片方が正極(9)に繋がれた抵抗(1)を、2.片方が負極(8)に繋がれたコンデンサー(2)と片方が負極(8)に繋がれた通電の為のスイッチ(3)に、3.直列に繋ぎ、4.この繋がれたところから、5.繋いだ通電用の導線を、6.コンデンサー(4)とコンデンサー(5)に繋ぎ、7.繋がれたコンデンサー(5)の片方は負極(8)に接地され、8.繋がれたコンデンサー(4)の片方は、9.片方が負極(8)と繋がった抵抗(6)と繋がっている。10.このような構造をしたコンデンサー(4)と抵抗(6)との間から信号を取り出す装置。
【請求項2】
1.片方が負極(8)に繋がれた抵抗(1)を、2.片方が正極(9)に繋がれたコンデンサー(2)と片方が正極(9)に繋がれた通電の為のスイッチ(3)に、3.直列に繋ぎ、4.この繋がれたところから、5.繋いだ通電用の導線を、6.コンデンサー(4)とコンデンサー(5)に繋ぎ、7.繋がれたコンデンサー(5)の片方は負極(8)に接地され、8.繋がれたコンデンサー(4)の片方は、9.片方が負極(8)と繋がった抵抗(6)と繋がっている。10.このような構造をしたコンデンサー(4)と抵抗(6)との間から信号を取り出す装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−244618(P2012−244618A)
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−123803(P2011−123803)
【出願日】平成23年5月16日(2011.5.16)
【出願人】(599156874)
【Fターム(参考)】