説明

正解への最短コーススイープ式又はSW式

【課題】
従来の入試問題等の解答、解説は、問題文のどこを読めばその解答が導き出されるのかが一見して判別できず、学習者は自ら問題文と解説、解答を照らし合わせて、それを発見、理解しなければならなかった。また、問題文中、解答に不要な部分があるにもかかわらず、それを示すことができないばかりか、どういう順番で問題文を読み進めればよいのかを示すこともできなかった。
【解決手段】
問題文に 1黒線 を引き(又は抹消し)、不要な部分を隠す。読み進めるべき順に 2番号 を振る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、入試その他における問題の解説法、解説テキスト作成法、学習法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の入試その他における問題の解説法は、図3に示すように単にその問題の解説、正答を書くのみであった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、以上の技術によれば、問題文のどこを読めばその正答が導き出されるのかが一見して判別できず、学習者は自ら問題文と解説、解答を照らし合わせて、それを発見、理解しなければならなかった。また、問題文中、解答に不要な部分があるにもかかわらず、それを示すことができないばかりか、どのような順番で問題文を読み進めればよいのかを示すこともできなかった。
そこで、この発明は、問題文中、解答に不要な部分はどこか、問題文のどの部分をどの順番で読み進めれば最短コースで正答にたどり着けるかを一見して理解できるような解説を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以上の課題を解決するために、第一発明は、問題文中、解答に不要な部分を黒線で隠し、または完全に抹消し、残った部分に番号を振ることによって、解答に真に必要な部分がどこかを明示し、解答にたどり着くための最小限、最短コースの解法をわかりやすく解説する ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
第一発明によれば、問題文中解答に不要な部分、必要な部分が一見して判別できる。また、ふられた番号順に読み進めることによって、解答にたどり着く最短コースが容易に理解でき、学習者が最も無駄のない、効率的な解法を身につけることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
この発明の一実施形態を、図1及び図2に示す。
【0007】
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、解答に不要な部分が黒線で消され(又は抹消され)目に入らないことにより、無駄な情報に惑わされることがない。また、番号を振ることによって、読み進める順序が明確になり、それに従って読み進めることによって、学習者は無意識のうちに最も効率的で、無駄のない解法で正解にたどり着く方法を習得することができる。
【0008】
「他の実施形態」
図2の実施形態では、問題文の不要部分を黒線で消したものを印刷しているが、他の実施形態では、これを完全に抹消したものでもよい。さらに、コンピュータの画面上で行えるようにしたものでもよい。すなわち、CD−ROM等を使用し、コンピュータの画面上に問題文を表示させ、マウスをクリックすることにより黒線を付けたり除去できるようにしたものや、クリックに従って自動的に順次最短コースを示すようにプログラムしたものでもよい。


【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】この発明の一実施形態を示す図である(発明使用前)。
【図2】この発明の一実施形態を示す図である(発明使用後)。
【図3】従来技術を示す図である。
【符号の説明】
【0010】
1 黒線 2 番号


【特許請求の範囲】
【請求項1】
入試その他における問題(特に長文のもの)において、解答に不要な部分を黒線で隠し(又は完全に抹消し)、残った部分に番号を振ることによって、解答にたどり着くための最小限、最短コースの解法をわかりやすく解説する ことを特徴とする 学習用テキスト作成法、問題解説法、またはそれを応用した学習法全般。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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