説明

歯ブラシ

本発明は、電動歯ブラシに関する。この場合、本発明は、一方で、アタッチメント部品、特にアタッチメントブラシを連結するための連結装置と、駆動モータによって駆動可能な駆動系部品、特にアタッチメント部品を駆動するためのドライブシャフトと、を備える歯ブラシハンドルに関する。他方で、本発明は、特に歯ブラシハンドルのネック上に取付け可能なアタッチメントブラシを形成することのできる前記のアタッチメント部品に関する。この歯ブラシハンドルは、駆動系部品の動きを拘束、ブロック及び/又は制動するための、解除可能な拘束手段を有している。有利であるのは、この拘束手段がアタッチメントブラシを取り付けると同時に解除され、アタッチメントブラシを取り外すと拘束状態になることである。駆動系部品が拘束される場合には、駆動モータが自動的にオフになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動歯ブラシに関する。この場合、本発明は、一方で、アタッチメント部品、特にアタッチメントブラシを連結するための連結装置と、駆動モータによって駆動可能な駆動系部品、特に、アタッチメント部品を駆動するためのドライブシャフトとを備える歯ブラシハンドルに関する。他方で、本発明は、特に、歯ブラシのハンドルネック上に取付け可能なアタッチメントブラシを形成することのできる前記のアタッチメント部品に関する。
【背景技術】
【0002】
EP 0 500 537 B1から、アタッチメントブラシが、一方で、前面に突出している、歯ブラシハンドルのシャフト形ハンドルネックと接続されており、他方では、そこから突出しているドライブシャフトと接続されている電動歯ブラシが周知である。この場合、ハンドルネックは、シリンダー状の円錐台形のように形成されているため、ほぼ管状のアタッチメント接続部品を、締め付けられた状態で正確にハンドルネック上に取り付けることができる。
【0003】
このような取付け可能なアタッチメントブラシの場合、歯ブラシのモータの振動及び歯磨きの力によって、場合によっては、アタッチメント部品の固定が不適切に緩み、それによって、駆動運動の伝達に悪影響が及び、駆動系の摩耗が増加する。また、完全に滑り落ちてしまうと、更に前面に突出しているドライブシャフトによって怪我をする危険がある。こうしたことを防止するため、これまで、ハンドルネックとアタッチメントブラシとの間の嵌合いは、かなり強い力を入れないと、アタッチメントブラシを取り付け又は再取り外しできないように強く設定されてきた。これに対して、アタッチメントブラシと歯ブラシハンドルとの間で、係合による接続手段を用いる場合、係合を簡単にするための必要な許容差により、がたつきのない接続及び接続の適合精度にしばしば悪影響が生じる。更に、アタッチメントブラシと歯ブラシハンドルとの間の接続がいったん緩んでしまうと、前述のような駆動系における摩耗の問題及び怪我の危険がある。
【0004】
他方では、この種類の電動歯ブラシの場合、不必要にスイッチがオンになるという問題が生じることもある。特に、荷物をぎっしりと積み込んだ旅行カバンに入れて持ち運ぶ際には、周辺にある荷物によってスイッチに圧力がかかり、モータのスイッチが入ってしまうことがある。これに関連しては、例えば、スライドできるロックバーを用いてオフ位置に固定することのできるロック可能なスイッチボタンが周知である。しかしながら、このロックバーもカバンの中の圧力によって外され、スイッチが入るおそれがある。このことによってバッテリの放電が生じるが、更に、ブラシヘッド又はアタッチメントブラシが引き抜かれている場合には、突出しているシャフトが荷物と擦れて、ブラシ又は周辺の荷物が破損してしまう可能性もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】EP 0 500 537 B1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このことから、本発明は、改良された歯ブラシ、改良された歯ブラシハンドル及び/又はそのような歯ブラシハンドル用の改良されたアタッチメント部品を提供し、従来技術の欠点を回避して、有利な方法で従来技術を発展させるという課題に基づいている。アタッチメント部品と歯ブラシハンドルとの間の接続は、簡単かつわずかな力で操作できることが必要であり、この接続がアタッチメント部品を歯ブラシのハンドルにしっかりと保持し、歯ブラシの駆動系が不必要にスタートすることを防ぎ、歯ブラシハンドルの駆動系から生じる怪我の危険を排除することが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に基づき、前述の課題は、請求項1による歯ブラシハンドル、請求項29によるそのような歯ブラシハンドル用アタッチメント部品及び請求項49による歯ブラシによって解決される。本発明の好ましい実施形態は、従属請求項の対象である。
【0008】
すなわち、駆動系部品、特に歯ブラシハンドルのドライブシャフトをブロック又は拘束可能にすることによって、駆動モータのスイッチが不必要にオンになってしまった場合も、駆動系の危険な動きが生じないことが提案される。この歯ブラシハンドルは、駆動系部品の動きを拘束、ブロック及び/又は制動するための、解除可能な拘束手段を有している。
【0009】
この場合、有利であるのは、この拘束手段が、アタッチメント部品を歯ブラシハンドル上に取り付けるか、又はハンドルから取り外すと同時に作動するように形成されていること、特に、アタッチメントブラシを取り付けたときに解除され、取り外すと拘束状態になるように形成されていることである。
【0010】
このとき、上記の拘束手段が、駆動モータの電子式スイッチオフと相互作用できることは有利である。特に、ドライブシャフトが拘束された場合に駆動モータをオフにする、好ましくは電子式のスイッチオフ装置を装備することができる。歯ブラシのドライブシャフトが自由に動けないことを電子式スイッチオフ装置が検知すると、直ちに駆動モータがオフになり、モータ及び特にバッテリも保護される。この場合、ドライブシャフトの拘束状況の検知は、基本的に様々な方法で行うことができる。例えば、前記の拘束部品の位置を検知するポジションセンサーを装備することができるであろう。この部品が拘束位置にある場合、駆動モータはスイッチオフにされる。有利な実施形態では、モータのスイッチオフをモータの消費電力に基づいて行うことができる。特に、前記のスイッチオフ装置は、モータ電流を検知する検知手段を有し、モータ電流が規定のモータ電流レベルを超えると、駆動モータのスイッチをオフにすることができる。このことは、ドライブシャフトがブロックされているか、又は拘束されている場合に生じる。短時間のピーク電流又はピーク電圧で、不必要にスイッチがオフになるのを防止するため、スイッチオフ装置は、モータ電流が一定時間以上(例えば、5秒以上)、規定の限界値を超えた場合に、初めてモータのスイッチがオフにされるように形成することができる。
【0011】
アタッチメント部品が引き抜かれている場合に、駆動モータの電子式スイッチオフと組み合わせて、歯ブラシハンドルのドライブシャフトをこのように機械的に拘束することにより、バッテリの保護とともに、極めて簡単に旅行中の安全性を確保することができる。歯ブラシハンドルが不必要にオンになることを防止するためには、歯ブラシハンドルからアタッチメント部品を引き抜くだけでよい。たとえ、歯ブラシのハンドルがカバンの中に入れられたとしても、歯ブラシのバッテリが、不必要に放電することはない。
【0012】
アタッチメント部品の取付け及び取外しの際に、拘束手段を自動的に作動させるため、連結装置の位置に応じて、拘束手段の拘束位置を制御するための制御装置が拘束手段に組み込まれており、有利な場合には、この制御装置が、アタッチメント部品を連結すると拘束手段が解除になり、アタッチメント部品を取り外すと拘束手段が拘束位置になるように形成されている。このことによって、アタッチメント部品が正しくハンドルに取り付けられていない場合、歯ブラシのドライブが動くのを防止することができるため、特に、回転しているドライブシャフトによって生じる怪我の危険を阻止することができる。この場合、前記の拘束手段は、様々に形成することが可能であり、基本的に、制御技術又はソフトウエア技術によって拘束手段を形成することが考えられるであろう。代替又は追加の方法として、拘束手段を機械的に形成することも可能である。この場合、有利であるのは、この拘束手段が、拘束部品に取り付けられた係合面を有することができることであり、拘束部品がロック位置にない場合には、この係合面がハンドルのドライブシャフトと係合し、特にドライブシャフトに向かって押し付けられる。特に、拘束手段は、ドライブシャフト及び前記のハンドル側拘束部品に取り付けられている、重なり合って移動可能な平坦部を有することができる。拘束位置での保持をより良く行うために、この平坦部は補助的に凹凸をつけて形成され、例えば、わずかにV字形で、補足的に軽く膨らみをつけて形成することができる。拘束部品の平坦部が、ドライブシャフトの対応する平坦部に向かって押されると、ドライブシャフトは回転することができなくなる。有利であるのは、前記の平坦部が、外面側に配置されていることである。連結状態に応じて、拘束手段を作動するための制御装置は、基本的に様々な方法で実施することができる。
【0013】
有利であるのは、形状及び/又は摩擦によるロック、拘束又は制動を行うためにドライブシャフトと係合することのできる、少なくとも1つの係合部を備える拘束部品を、ハンドルのハンドルネックに取り付けられることである。この拘束部品は、ハンドルの長手方向に移動可能であるのが有利である。この拘束部品は、好ましくはスプリングエレメントによって、歯ブラシハンドルから軸方向に押し外されるため、アタッチメント部品が取り付けられていない場合には、拘束部品がハンドルに対して一定の位置にあり、この位置においては、アタッチメント部品をスムーズに取り付けることができ、ドライブシャフトはブロック又は拘束されている。ハンドルネックは、ハンドルのハウジングと一体形成されているのが好ましい。
【0014】
有利であるのは、ハンドルネックの拘束手段が、ハンドルの長手方向の軸方向の動き及びハンドルの長手方向に対して横方向の動きを使って働き、ハンドルの長手方向である軸方向の動きが拘束手段の作動に作用し、横方向の動きがロックに作用する。有利な場合には、歯ブラシハンドルが、ハンドルの長手方向である軸方向に動くことのできる拘束部品を有し、拘束部品の軸方向の動きが、ハンドルの長手方向に対して横方向の、拘束手段の係合部の横方向の動きを生じるように、この拘束部品が設けられ及び/又は形成されている。
【0015】
軸方向の作動動作は、この場合、アタッチメント部品のハンドルネックへの取付け又はハンドルネックからの取外し時に、アタッチメント部品によって生じるのが有利である。すなわち、アタッチメント部品の取付け又は取外しは、ハンドル側拘束手段の横方向のロック動作又はロック解除動作を生じさせるために利用することができる。もう1つの視点によれば、このアタッチメント部品は、この場合、ハンドルと接続可能なアタッチメント部品の接続部品が、これをハンドルネックに取り付けた場合に、ハンドル側の拘束部品を軸方向に押し戻すための突合わせ面を有することによって特徴づけられている。アタッチメント部品の前記の突合わせ面は、この場合、形状及び位置に関して、アタッチメント部品と歯ブラシハンドルとが互いに重なり合う際に、この突合わせ面が、歯ブラシハンドルの拘束部品を捕え、歯ブラシハンドルのグリップ部の方へ軸方向にスライドして戻るように、ハンドル側の拘束部品に適合されているのが有利である。
【0016】
ロックに働く、拘束手段の係合部の横方向の動きを生じさせるため、好ましくは、ハンドルネックと歯ブラシハンドルとの間にスプレッド機構が装備され、これによって、前記の拘束部品が軸方向に動く場合に、前記の係合部がグリップ部から離れ、ハンドルの長手方向に対して横方向へ、内部に押されるか、又は引かれる。有利な場合には、ここで、拘束部品自体が、該当する軸方向の動きの際に、前記のスプレッド機構によって内部に広げられることから、前記の係合部を直接拘束部品に設けることができ、好ましくは拘束部品に一体形成することができる。
【0017】
前述のスプレッド機構は、この場合、基本的に様々に形成することができる。例えば、横方向の動きは、傾斜面ペアによって生じさせることができる。例えば、拘束部品が、ハンドルネックに設けられた傾斜面上に突きあたることにより、スライドして戻る場合に、拘束部品がグリップ部から離れ、内部に押される。
【0018】
このスプレッド機構は、拘束部品の軸方向の動きなしに拘束部品の横方向の動きを阻止する、及び/又は、その逆を行う強制ガイドとして形成されているのが好ましい。したがって、このスプレッド機構は、該当する軸方向の動きにおける拘束部品の外部への動きばかりでなく、逆の軸方向の動きにおける内部への動きも確実に行われるように形成されている。
【0019】
拘束部品は、少なくとも1つのロッドを有するロッドガイドによりハンドルネックに設けられることができ、このロッドは、有利な実施形態において、ロッドの一方の端部が旋回可能にハンドルネックに取り付けられ、もう一方の端部が旋回可能に拘束部品に取り付けられている。この場合、旋回軸はハンドルの長手方向に対して横方向に配向されるのが有利である。
【0020】
基本的に、拘束部品が、係合部の範囲内で適切に広がるためには、係合部の範囲にあるロッドの1つとだけ接続すれば十分である。その際、係合部から離れた部分にある拘束部品が、ハンドルネックで長手方向にずれて、ガイドされることが可能であれば、全体としてダブルクランクの形態が生じるであろう。しかしながら、好ましくは、この拘束部品が、少なくとも2つの、互いにほぼ平行に配向されたロッドを備えた平行四辺形のロッドガイドによって、ハンドルネックに接続されており、そのため、拘束部品は、ロッドによって設定された動作軌道上で、実質的に回転コンポーネントなしに平行に移動することが可能となる。この場合、平行四辺形のロッドガイドは、拘束部品がハンドルの長手方向へ、軸方向に動く際、これに対して横方向の、横方向動作コンポーネントが形成されるようになっている。
【0021】
このような旋回ロッドガイドの代替として、スライドガイドを用いて拘束部品を広げることができる。この場合に有利であるのは、このスライドガイドによって、拘束部品の軸方向の動きが強制的に半径方向の動きに転換されるように、拘束部品が強制的にガイドされることである。その際、強制ガイドは両方の方向にあるのが有利である。すなわち、拘束部品が一方の方向に動く場合、拘束部品は外部に押され、その反対方向に動く場合は内部に押される。
【0022】
ここでは、スライドガイドを、例えば溝ガイドの形で、好ましくは燕尾形の溝ガイドに形成することができ、有利であるのは、この溝ガイドが、拘束部品を対向する側へスライドしてガイドすることである。
【0023】
前記のスライドガイドは、リンクガイドとして形成することが有利であり、このリンクガイドが、1つのリンクガイドと、ハンドルネックに取り付けられた、拘束部品の中に係合する少なくとも1つのガイド突起とを拘束部品の中に有しているのが好ましい。拘束部品は、この場合、いわゆるスライディングブロックを形成しており、このスライディングブロックは、リンクガイドを介して所定の経路に沿って広がることができる。代替又は追加の方法として、ハンドルネックにガイドリンクを設けることも可能であり、拘束部品のガイド突出部がこのガイドリンクの中に係合する。
【0024】
スプレッド運動の強さ及び高さは、この場合、リンクガイドの勾配によって制御することができる。ここで有利であるのは、リンクガイドが、異なる勾配をもつ複数のガイド部分を含んでいることであり、それによって、拘束部品の軸方向の位置に応じて、様々なスプレッド運動が行われる。特に、このリンクガイドは、ハンドルの長手方向に対して平行な、僅かしか勾配のない開始及び終端部分を有しているか、又は、有利であるのは、実質的に勾配なく変化する開始及び終端部分を有していることであり、開始部分と終端部分との間には、大きな勾配のあるガイド中央部分が設けられている。このことによって、終端部分においては、弱い傾きしかないか、又は全く傾いていないガイド部分によって、実質的に軸方向の力のかからない状態で、拘束部品がそれぞれの位置に保持されることができるようになる。これに対し、急な傾きのあるガイド中央部分によって、必要なスプレッド運動を実施することができる。このスプレッド運動が終了すると、リンクガイドは、いわゆるバックプレートの上に移動し、このバックプレートによってそれぞれの位置に保持される。必要に応じて、前記の開始及び終端部分は、前記の中央部分に対して僅かに反対方向に傾けられるため、終端位置に入る際に、拘束部品が僅かに圧迫され、拘束部品は確実にそのときの終端位置にとどまる。
【0025】
スライドガイドの中で動くことのできる拘束部品の代替として、旋回可能に設けられた拘束部品を装備することもでき、この拘束部品は、回転運動によって、軸方向の調整動作コンポーネントと横方向の動作コンポーネントとを結びつける。特に、拘束部品は、旋回可能に設けられたカムとして形成することができ、このカムは、好ましくは、歯ブラシの長手方向に対して横方向に延びる旋回軸を中心に旋回できるように、ハンドルネックに設けられている。その際、前記のカムは、その拘束位置の中へ回転してドライブシャフトと係合し、また、逆方向へ回転して前記のドライブシャフトを解放する。
【0026】
有利であるのは、拘束手段が、アタッチメント部品をハンドルネックに形状及び/又は摩擦によってロックするための連結装置を同時に形成していることである。拘束部品が同時に、ハンドルの長手方向及び横方向への動きによって、ハンドルネックのアタッチメント接続部品と係合することのできる連結部品を形成することによって、この二重機能を達成できるのは有利である。この場合、特に、ドライブシャフトから外された拘束部品の位置は、同時に、連結部品のロック位置を形成することができる。すなわち、拘束部品は、ドライブシャフトから外された位置において、アタッチメント部品をロックする。
【0027】
この場合、特に、拘束部品は、半径方向の外部側に、例えば、係合凸部の形で、係合部を有することができ、この係合凸部は、接続部品の内部面又はその中にはめ込まれているアタッチメント連結部品の内部面に設けられている、外側に向けられたくぼみの中に入ることができる。代替又は追加の方法として、拘束部品とアタッチメント部品との間に、スプリングキャッチを設けることもできる。更に代替又は追加の方法として、例えば、拘束部品の外側がアタッチメント部品の内部面に対して圧着されることによって、拘束部品とアタッチメント部品との間に、摩擦によるロックを備えることができる。
【0028】
拘束手段を作動するのに、ハンドルネック上にアタッチメント部品を取り付ける軸方向の動作を利用することができるように、ハンドル側の拘束部品に捕捉部分が設けられている。アタッチメント部品をハンドルネック上に取り付ける際、この捕捉部分が、アタッチメント部品の接続部品に設けられている突合わせ面を捕捉することによって、アタッチメント部品がハンドルネックに取り付けられる場合に、この突合わせ面が、捕捉部分及びそれに伴って拘束部品を歯ブラシハンドルのグリップ部に向かって軸方向に動かす。特に、ハンドル側の拘束部品及びアタッチメント部品の接続部品に、ハンドルの長手方向又はアタッチメント部品の長手方向に対して横方向に延びる突合わせ面ペアを設けることができる。この突合わせ面ペアは、位置及び方向に関して、ハンドルネック上にアタッチメント部品を取り付ける際に、自動的に係合し、ハンドル側拘束部品が軸方向へ適切にスライドするように、相互に合わせられている。有利であるのは、その際、相互に捕捉し合う突合わせ面によって、ハンドル側拘束部品のための軸方向の調整動作が削られるだけでなく、そこで設定されているハンドル側拘束部品の横方向の動きも可能であるように設定されていることである。特に、ハンドル側の拘束部品又はその突合わせ面は、アタッチメント部品側の突合わせ面上をハンドルの長手方向に対して横方向へ滑ることができる。拘束部品の軸方向の調整動作に働く、ハンドル及びアタッチメント部品の互いに捕捉し合う部分は、いわゆる摺動面ペアを形成し、これが、アタッチメント部品を軸方向に取り付ける際に、相互に滑り合う。
【0029】
逆に、アタッチメント部品を歯ブラシのハンドルから引き抜く場合、拘束部品を自動的に外し、これを軸方向に動かすため、アタッチメント部品及びハンドル側の拘束部品にはドライブ面ペアが設けられており、有利であるのは、このドライブ面が、軸方向に対して横に延び、前述した方法で摺動面ペアを形成して、ハンドル又はアタッチメント部品の長手方向に対する横方向への滑りと、それによって、ハンドルの長手方向に対する横方向への拘束部品のロック解除動作とを可能にすることである。この場合、両方のドライブ面は、拘束部品が拘束位置にない場合には、互いに重なり合って接触しているが、拘束部品が拘束位置にある場合には、横方向に互いにずれているように、横方向、すなわちハンドル又はアタッチメント部品の長手方向に対して横方向に寸法が決められ、互いに合わせられている。言いかえると、前記のドライブ面は、アタッチメント部品を引き抜く際に、遅くとも、ハンドル側の拘束部品の軸方向の動きの終わり近くで係合が外れるため、アタッチメント部品を完全に引き抜くことが可能となる。
【0030】
アタッチメント部品側の突合わせ面が、この場合、直接ハンドル側の拘束部品が進入できるくぼみのエッジに直接隣接して配置されているのは有利である。特に、前記の突合わせ面は、面一にくぼみのエッジ面に移行することができる、及び/又は、少なくとも部分的に、同時にくぼみのエッジ面を形成することができる。有利であるのは、この場合、前記の突合わせ面が、アタッチメント部品の長手方向に見て、アタッチメント部品の管状アタッチメントピース内のもっとも奥にある、くぼみのエッジ部分にあることである。
【0031】
アタッチメントブラシを引き抜く際に、拘束部品を駆動させるための前記のドライブ面が、一方で、アタッチメント部品に設けられているくぼみのエッジ面によって形成され、他方では、ハンドル側拘束部品のラッチ凸部のエッジ面によって形成されることができるのは有利である。
【0032】
代替又は追加の方法として、前記の突合わせ面及びドライブ面をラッチエレメントにも設けることができる。このラッチエレメントは、アタッチメント部品をハンドルネックにロックするために設けられ、この場合、前記のラッチエレメントは、前記の突合わせ面及びドライブ面の取付けとは無関係に、有利である。特に、このラッチエレメントはラッチフックを有することができ、アタッチメント部品を歯ブラシのハンドルに取り付ける際に、このラッチフックがハンドルネックの内部に入り込み、そこで完全に取付け位置に達すると、ハンドル側のラッチ輪郭部に係合する。
【0033】
しかし、このような、ハンドルネックの内部に入るラッチフックの代替としては、ハンドルネックの外部面上を移動し、そこに設けられているラッチ輪郭部及び/又はそこに引き出されている拘束部品に係合するラッチフックもまた有利である。
【0034】
有利であるのは、この場合、このラッチフックを、アタッチメント部品の長手方向に対して横方向、特に半径方向に動くスプリングクリップの形に形成することができ、その長軸が実質的にアタッチメント部品の長手方向と平行に延びていることである。このスプリングクリップの自由端には、適合するラッチ輪郭部が、例えば突出しているラッチ凸部又はくぼんでいるラッチ凹部の形で取り付けられている。
【0035】
このようなラッチエレメントは、アタッチメント部品を補助的にハンドルネックに固定する。このことは、拘束手段が、プリテンション装置によってハンドルから軸方向に離れてプリテンションがかけられている場合、特に有利であり、プリテンションの張力をこのロックによって相殺することができる。一方では、ロックを強固にするため、しかし、他方では、アタッチメントブラシを引き抜く際、ロックが簡単に外れるようにするため、ラッチフックなどのラッチエレメントを設けることができ、及び/又は、拘束部品に傾斜面を設けることができる。拘束部品が先に説明したハンドルネックに対する調整動作を行う場合、この傾斜面はV字面として働き、アタッチメントブラシを引き抜く際にロックを外す。
【0036】
ラッチフックの形によるラッチエレメントの代替又は追加の方法として、アタッチメント部品の接続部品内にある窓形のくぼみにラッチ輪郭部を形成することもできる。拘束部品がドライブシャフトから離れる位置に動く場合に、拘束部品がこの輪郭部と係合する。有利であるのは、半径方向にアンダーカットされた、対向する1組のラッチ輪郭部を、特に接続部品にラッチ凸部の形で設けることができることである。拘束部品が前述した方法でアタッチメントブラシの接続部品の窓形のくぼみに入る際に、このラッチ凸部が、拘束部品の側面フランジ、とりわけ、拘束部品の対向する両側面に配置された1組のラッチ凹部の補助的なラッチ輪郭部と係合する。
【0037】
アタッチメント部品が歯ブラシのハンドルネック上にぴったりと取り付けられ、連結されるのを更に確実にするため、合わせ面が汚れている場合、歯ブラシハンドルのハンドルネック及び/又はアタッチメント部品の接続部品に、汚れキャッチ穴が設けられている。ちり粒子、くずなどは、この穴の中に、いわば逃げ去ることができるため、両方の歯ブラシ部品がセットされる場合に、連結プロセスの妨げにはならない。前記の汚れキャッチ穴は、この場合、特に、ハンドルネック及びアタッチメント部品のシリンダー形又は円錐形の合わせ面、とりわけ、ハンドルネックの外部面及びアタッチメント部品の接続部品の内部面に設けることができる。代替又は追加の方法として、このような汚れキャッチ穴を、歯ブラシのハンドル及び/又はアタッチメント部品の拘束部品に取り付けることができ、及び/又は、そこに設けられている係合部にも取り付けることができ、連結プロセスの妨げにならないようにする。例えば、拡張する拘束部品の外部面及び/又はそれと係合することのできるアタッチメント部品の内部面に、そのような汚れキャッチ穴を備えることができる場合は、拘束部品の拡張が妨げられなくなる。
【0038】
前記の汚れキャッチ穴は、この場合、様々に形成することができる。有利な実施形態に従って、この汚れキャッチ穴を、表面の細長い穴の形、特に、歯ブラシの長手方向に延び、実質的には溝形のキャッチ穴を備えた、細長い縦穴の形に形成することができる。
【0039】
請求項にまとめられている概要とは無関係に、副結合の形で又は組み合わせた形で、本発明の対象を形成することのできるこれらの特徴及び更なる特徴は、請求項並びに以下の説明及びそれに属する図にも由来している。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】アタッチメントブラシ及びハンドルの一部を示した、有利な実施形態による電動歯ブラシの部分平面図。
【図2】非拘束位置にある拘束部品を備えた二分割形成のハンドルネックを示した、図1の線C−Cに沿って切断した場合の、歯ブラシの縦断面図。
【図3】ハンドル側拘束部品の平行四辺形のロッドガイドを示した、図1の線B−Bに沿って切断した場合の、歯ブラシの縦断面図。
【図4】ハンドルネック上への取付けの際のアタッチメントブラシ接続部品を示した、これまでの図に示された歯ブラシの部分断面図。この場合、ハンドル側拘束部品は、まだ拘束位置。
【図5】アタッチメントブラシが差し込まれ、拘束部品がアタッチメントブラシ接続部品の突合わせ面に達して作動する直前の位置を示した、図4と類似の、これまでの図に示された歯ブラシの部分断面図。
【図6】アタッチメントブラシを歯ブラシハンドルに更に差し込んだ場合の、ハンドル側拘束部品の更なる位置を示した、図4及び5と類似の縦の部分断面図。
【図7】アタッチメントブラシを歯ブラシハンドルに更に差し込んだ場合の、ハンドル側拘束部品の更なる位置を示した、図4及び5と類似の縦の部分断面図。
【図8】アタッチメントブラシを歯ブラシハンドルに更に差し込んだ場合の、ハンドル側拘束部品の更なる位置を示した、図4及び5と類似の縦の部分断面図。
【図9】アタッチメントブラシが完全に取り付けられた位置において、非拘束状態にあるハンドル側拘束部品の終端位置を示した、図4〜8と類似の縦の部分断面図。
【図10】拘束部品がリンクガイドにより拡張可能な、更なる有利な実施形態に基づく、図4と類似の歯ブラシによる縦の部分断面図。この場合、外に移動し、非拘束位置にある前記の拘束部品が示されている。
【図11】図10の歯ブラシによる縦の部分断面図。この場合、中に移動し、ドライブシャフトを拘束する位置にある拘束部品が示されている。
【図12】1つのガイドピンだけを用いてリンクの中をガイドされ、スライディングブロックとして形成された拘束部品を装備する、更なる有利な実施形態に基づく、図10及び図11と類似の歯ブラシによる縦の部分断面図。この場合、図12は、ドライブシャフトがロックされている位置を示している。
【図13】図12の歯ブラシによる縦の部分断面図。この場合、非拘束位置にあるスライディングブロックが示されている。
【図14】アタッチメントブラシが、ハンドルネックにロックするスプリングクリップとして形成されているラッチフックを有し、これが同時に、リンクガイドの中でガイドされる拘束部品を作動するためのタペットを形成している、更なる有利な実施形態に基づく、図10及び11と類似の歯ブラシによる縦の部分断面図。この場合、ドライブシャフトをロックする位置にある前記の拘束部品及びまだ係合位置にない前記のラッチフックが示されている。
【図15】図14の歯ブラシによる縦の部分断面図。この場合、前記のラッチフックが係合し、非拘束位置にある拘束部品が示されている。
【図16】ラッチフックがハンドルネックの外部周辺上を動き、ハンドルネックの外部周辺で係合している、更なる有利な実施形態による、図14と類似の歯ブラシによる縦の部分断面図。
【図17】アタッチメントブラシに設けられたラッチフックが、ハンドルネックの外部周辺上を動き、ドライブシャフトをロックするために、外側へ広げられた拘束部品と係合する、更なる有利な実施形態に基づく、図16と類似の歯ブラシによる縦の部分断面図。この場合、図17による前記の拘束部品は、押し広げられた、非拘束位置にある。
【図18】拘束部品と係合するラッチフックに追加して、アタッチメントブラシ接続部品にプレッシャピース又はブロックピースが備えられており、これが、押し戻された位置にある拘束部品を、スプリング力に対抗して保持している、更なる有利な実施形態による、図17と類似の歯ブラシによる縦の部分断面図。
【図19】拘束部品がドライブシャフトを拘束するために、長手方向にスライドしながら、燕尾形の溝ガイドの中をガイドされており、スプリング装置によって、拘束位置でプリテンションをかけられている、更なる有利な実施形態による、これまでの図と類似の歯ブラシによる縦の部分断面図。
【図20】拘束部品がドライブシャフトを拘束するために、旋回可能に設けられたカムの形に形成されている、更なる有利な実施形態による、これまでの図と類似の歯ブラシによる縦の部分断面図。
【図21】アタッチメントブラシと係合するための、歯ブラシハンドルの半径方向にアンダーカットされたラッチ輪郭部を備える、リンクガイドの中でスライド可能な拘束部品の側面図。
【図22】拘束部品にある凹形の形態及びそれと相互作用する、アタッチメント部品のラッチ輪郭部を示した、拘束部品の前記のラッチ輪郭部分の歯ブラシの横断面図。
【発明を実施するための形態】
【0041】
図の中に示された歯ブラシ1は、ハンドル2及びアタッチメントブラシ3の形でハンドルと接続されているアタッチメント部品を含んでいる。部分的に示されているハンドル2は、周知の方法でハウジングを有しており、その中に、駆動モータと、例えばバッテリの形で、エネルギー供給装置とが収納され、モータをオン/オフにする操作スイッチが取り付けられている。図1〜3に示された、ハンドル2の前面の端部には、ハンドル2のハウジングがハンドルネック4を形成し、このハンドルネック4は、図に示されている実施形態では(全体的に見て)、前面に突出した、円錐台形の、実質的にはシリンダー形の接続部品の形に形成され、この接続部品は、必要に応じて、自由端の方へわずかに円錐形に先を細くすることができる。前記のハンドルネック4から、回転振動しながら駆動可能なドライブシャフト5が前面に出ている。
【0042】
アタッチメントブラシ3は、図には詳細に示されていないブラシ部を備える作業ヘッド6を有し、このブラシ部は、図に示された実施形態においては、ブラシの長手方向に向くブラシ部の軸を中心に回転振動しながら駆動することができる。この作業ヘッド6は、歯ブラシのハンドル2のハンドルネック4上に取り付け可能な、全体が管状の接続部品7によってサポートされる。前記の管状の接続部品7は、その内部に、アタッチメントブラシ3がハンドル側のドライブシャフト5とトルク耐性に接続可能な取付けシャフト8を有している。
【0043】
アタッチメントブラシ3をハンドル2に固定するために、管状の接続部品7の中又はその上に、連結インサート9が、連結スリーブ又は連結リングの形で取り付けられており、連結スリーブは管状の接続部品7の中に、連結リングはその上に、軸方向及び/又は半径方向に固定されて配置されている。前記の連結スリーブ9は、大まかに言うと、全体がシリンダー形又はわずかに円錐形に形成されているため、連結スリーブ9は、軸方向にハンドルネック4の方へスライドさせることができる。それによって、アタッチメントブラシをハンドル2にほとんど隙間なく固定することが可能となる。アタッチメントブラシのもう1つの実施形態では、接続部品7が、連結インサート9と構造的に一体化されて、すなわち一体形成されている。
【0044】
図2及び3に示されているように、歯ブラシハンドル2のハンドルネック4には、リブ形及び/又はほぼハーフシェル形の拘束部品13が取り付けられており、この拘束部品13は、一方で、ドライブシャフト5をブロックするための拘束手段23を形成し、同時に、ハンドル側連結装置10の連結部品を形成している。この連結部品は、アタッチメントブラシ側の連結インサート9と係合することができる。この場合、円錐台形のハンドルネック4は、実際のハンドルネック4を形成する、ハンドルハウジングに固定接続された本体と、移動可能に設けられた拘束及び連結部品13とに二分割されている。この拘束及び連結部品13は、例えば図4に示されているように、ドライブシャフト5を拘束する初期位置において、実質的にハンドルネック4の輪郭を継続しており、ハンドルネック4とともに、管状の接続部品7をスライドさせることのできる接続円錐台を形成している。
【0045】
ハンドル側の拘束及び連結部品13は、そのシンメトリ面がハンドル2の長手方向12に延び、平行四辺形のロッドガイド17によって、ハンドルネック4に移動可能に連結されている。図3にもっともよく示されているように、平行四辺形のロッドガイド17は、2つの旋回可能なロッド15及び16を有しており、これらのロッドは互いに平行に配向されており、それらの一方の端部がハンドルネック4に連結され、もう一方の端部が拘束部品13に連結されている。「両方の」ロッド15及び16は、2つのロッドペアでもよく、それぞれドライブシャフト5の左右に配置され、それぞれ共通の旋回軸ペアに連結される。それによって、拘束部品13は、ロッドに対して横方向の傾斜に対しても安定して支持される。
【0046】
図4〜9の比較によって示されるように、拘束部品13は、平行四辺形のロッドガイド17を介して、ハンドルの前面の端部にあって、ドライブシャフト5をブロックする、いわゆる初期位置を形成する前方終端位置から、ハンドル2の方へ、第2の終端位置に回転又は移動して戻ることができ、この第2の終端位置において、拘束部品13がアタッチメントブラシをハンドルネックに固定する。平行四辺形のロッドガイド17は、この場合、前方終端位置から後方終端位置に移行する際、歯ブラシの長手方向に対して横方向に、拘束部品13を広げるスプレッド機構14を形成する。そのため、図9に示されている、拘束部品13の第2の終端位置は、図4に示されている第1の前方終端位置よりも、半径方向の更に外側に位置している。その際、有利であるのは、アタッチメントブラシ3の連結インサート9の直径が、拘束部品13の拡張動作にぴったりと適合しているため、平行四辺形のロッドガイド17が奥まで押される際に、僅かな弾性変形が生じること、及び/又は、拘束部品13がアタッチメントブラシ3をロックする位置の周辺部分において、拘束部品13にかかる半径方向のわずかな圧力により、ぴったりとした締り嵌めが実施されることである。このことによって、アタッチメントブラシ3は、安定して歯ブラシのハンドル2に保持される。
【0047】
図4〜9に示されているように、アタッチメント部品側の連結インサート9は、内部面側で外へ向けられたくぼみ25を、連結インサート9内にある窓の形で有しており、半径方向に突出している、拘束部品13のラッチ18が、この窓の中にぴったりと入り込むことができる。前記のラッチ18は、この場合、ハンドル側の連結装置10がハンドルネック4上のアタッチメントブラシ3を固定する係合部11を形成している。
【0048】
有利であるのは、前記のくぼみ25の隣に、半径方向へ、内側に突き出している操作突出部28が連結インサート9に取り付けられており、ハンドルネック4上にアタッチメントブラシ3を取り付ける際、この操作突出部28が拘束部品3を駆動し、ロック位置に押し込む。このとき、操作突出部28は、図に示された実施形態では、取付け方向を向いた場合、前記のくぼみ25の後部に配置されており、操作突出部28は、挿入方向を向いた場合、くぼみ25の前にある連結インサート9の部分29よりも、半径方向に見て更に内部に突出している(図4を参照)。図に示された実施形態においては、操作突出部28は直接くぼみ25に接続しているため、アタッチメント部品の長手方向に対して横方向に延びる突合わせ面20は、操作突出部28と面一にくぼみのエッジ面に移行する(図4を参照)。
【0049】
このことによって、以下の機能が生じる。すなわち、アタッチメントブラシ3をハンドルネック4上に取り付ける場合、最初、拘束部品13は、ドライブシャフト5をブロックする、内部に移動した終端位置にある。くぼみ25までの差し込み範囲における連結インサート9の内径は、半径方向に見て、拘束部品13が中に進入し、非ロック位置にある場合のラッチ18の半径よりも大きい(図4を参照)。
【0050】
このことによって、図5に示されているように、アタッチメントブラシ3は、ラッチ18がくぼみ25の範囲にくるまで、拘束部品13を介してスライドすることができる。しかしながら、更にアタッチメントブラシ3を差し込むと、同様にハンドルの長手方向12に対して横方向に延びる、拘束部品13の前面に設けられた突合わせ面20が、連結インサート9の操作突出部28の突合わせ面26に突きあたる。このことによって、図6〜8で明らかなように、ハンドルネック4を更に差し込むと、拘束部品13は停止し、平行四辺形のロッドガイド17によって、所定の動作軌道上で外側へ広げられる。これに対応して、ラッチ18がくぼみ25の中に入る。アタッチメントブラシ3が完全に取り付けられると、図8に示された、平行四辺形のロッドガイド17のロッド15及び16の垂直位置が有利にも越されるため、平行四辺形のロッドガイド17の頂点が圧迫される。完全にロックされた位置では、ロッド15及び16が、ハンドル2の方へわずかに戻って傾いている(図9を参照)。
【0051】
アタッチメントブラシ3を再び引き抜くと、拘束部品13が反対方向へ、再び、ドライブシャフト5を拘束する位置に戻される。この場合、連結インサート9に設けられているドライブ面27は、拘束部品13に設けられているドライブ面21及びそれとともに拘束部品13を軸方向に駆動する。図に示された実施形態においては、拘束部品13のドライブ面21がラッチ18の裏面によって形成されており、ハンドルの長手方向12に対して、実質的に垂直に延びている。連結インサート9には、ドライブ面27が、くぼみ25のエッジ面によって形成される。
【0052】
有利であるのは、拘束部品13が、この場合、アタッチメントブラシ3を脱着する際に、歯ブラシのモータが不必要に作動するのを自動的に防止する制御装置22又はその一部を形成していることである。このとき、拘束部品13は、ドライブシャフト5の外面側の平坦面31と相互作用する平坦部24を、内面側に有している。図4と図9との比較で示されるように、拘束位置にある拘束部品13の平坦部24は、ドライブシャフト5の平坦部31上にあるため、ドライブシャフト5は回転することができない。これに対して、拘束部品13が外側へ移動すると、ドライブシャフト8が解放される(図9を参照)。
【0053】
前述したドライブシャフト5の拘束は、この場合、ドライブシャフトが拘束されている場合、駆動モータをオフにする旅行時安全装置及び/又はバッテリ保護装置の一部であり得る。前記の制御装置22は、適切な検知装置を用いて、拘束部品13がドライブシャフト5を拘束しているかどうかを検知することができる。このために、特に、モータ電流の高さを検知する検知装置32を装備することができる。つまり、ドライブシャフト5が拘束されている場合、モータ電流は通常レベル以上に上昇するため、所定のモータ電流限界値を超過した場合は、このことがドライブシャフト5の拘束及びそれに伴うアタッチメント部品の引抜きによって生じていると見なすことができる。制御装置22のスイッチオフ装置33は、この場合、駆動モータの損傷若しくはバッテリ又は蓄電池の意図しない放電を防止するために、駆動モータをオフにすることができる。
【0054】
図10及び11に示されるように、拘束部品13を広げるスプレッド機構14は、これまでに説明した平行四辺形のロッドガイド17に替えて、リンクガイド34の形のスライドガイドを有することができる。図10及び11の図に示された実施形態では、拘束部品13が、縦溝形の、階段のように角度をつけられた2つのガイド溝の形でガイドリンク35を有し、直径がほぼガイド溝の幅に相当する2つのガイドピン36が溝の中に係合することによって、実質的に隙間なく、拘束部品13のスライドガイドが行われる。図10及び11に示された2つのガイド溝の替わりに、必要に応じて、ガイド溝を1つだけ設けることもできると思われ、拘束部品13のもう1つのサポートと組み合わせることにより、拡張する際、この拘束部品13が追加的に旋回運動を行うと考えられる。しかしながら、図10及び11に示された、2つのガイドピン36を備えるリンクガイドが好ましい。
【0055】
有利であるのは、前記のガイドリンク35が、ハンドルの長手方向12に対して様々な大きさに傾いたガイド部分37、38及び39を有することであり、このために、拘束部品13の上昇又は拡張動作が複数の段階で進行する。この場合、急激に傾く中間のガイド部分39が設けられており、この部分が傾きの少ないガイド端部分37及び38につながっているのが好ましい(図10を参照)。前記のガイド端部分37及び38は、ここで、ハンドルの長手方向12に対して実質的に平行に配向されているため、前記のガイドピン36がこのガイド端部分37及び38の部分にある場合には、拘束部品13の上昇運動は行われず、拘束部品13は、軸方向への力のかからない状態で、それぞれの拡張位置に保持される。必要に応じて、前記のガイド端部37及び38は、中間のガイド部分39の傾きに対して、反対方向に僅かに傾けることもできると考えられるため、終端位置に入る際に、僅かな圧迫が生じる。
【0056】
中間のガイド部分39の傾きは、この場合、連結装置10の状態、すなわち、特に、取付け動作の長さ、ハンドルネックの直径及びドライブシャフト5の平坦面の大きさに合わせられている。この場合、図10に示された実施形態では、45°〜80°の範囲にある傾斜角が有利であると証明された。
【0057】
スプレッド機構14の形成は別として、図10及び11の実施形態は、実質的に、これまでの図の実施形態に対応しているため、これに関しては、これまでの説明が参照され、対応する構成部品に対しても、同じ番号が適用されている。
【0058】
また、機能に関しても、図10及び11の実施形態は、実質的にこれまでの図の実施形態に対応している。アタッチメントブラシ3がハンドルネック4上に取り付けられる場合、図11に示されているように、最初、拘束部品13は、中に進入した、非ロック状態の終端位置にある。くぼみ25までの差し込み範囲における連結インサート9の内径は、半径方向に見て、拘束部品13のラッチ18の半径よりも大きい(図11を参照)。
【0059】
このことによって、アタッチメントブラシ3は、ラッチ18がくぼみ25の範囲にくるまで、拘束部品13を介してスライドすることができる。しかしながら、更にアタッチメントブラシ3を差し込むと、ハンドルの長手方向12に対して横方向に延びる、拘束部品13の前面に設けられた突合わせ面20が、連結インサート9の操作突出部28の突合わせ面26に突きあたる。アタッチメントブラシ3が更に差し込まれると、このことによって、拘束部品13は軸方向に駆動され、それにより、拘束部品13がリンクガイド34の中で移動する。ここで、傾斜のある中間のガイド部分39を介して、拘束部品13が、半径方向に外側へ押されるため、そのラッチ18がアタッチメントブラシ3の窓形のくぼみ25の中に入る(図10を参照)。
【0060】
図10及び11に示されているように、この場合、拘束部品13を駆動する、アタッチメントブラシ3の操作突出部28は、スプリングクリップの形に形成されており、完全に取り付けられた位置において、このスプリングクリップがハンドルネック4に係合し、これに関する限り、例えば、ラッチフックなどのロック装置を形成する。特に、ラッチフックは、ハンドルネック4が内部に入る際に、まずそこで、半径方向に弾力がつけられ、ハンドルネックの輪郭上を滑る。終端位置に達すると、ラッチフックは、アンダーカットされた凹部の中に係合し、スプリングの力で戻る。この場合、図に示された実施形態においては、半径方向に突出したラッチ40が、このラッチフックに取り付けられ、このラッチ40がハンドルネック4に設けられているラッチ凹部の中に入る(図10を参照)。これによって、補助的に、アタッチメントブラシ3を、取り付けられた位置に拘束することができる。
【0061】
アタッチメントブラシ3を再び引き抜くと、拘束部品13が反対方向へ、再び、その内部にある位置に戻される。この場合、連結インサート9に設けられているドライブ面27は、拘束部品13に設けられているドライブ面21及びそれとともに拘束部品13を軸方向に駆動する。同時に、ラッチフック28は、そのラッチ40の傾斜によって、係合を外される(図10を参照)。更に引き戻すと、拘束部品13は、アタッチメントブラシ3の内部輪郭が拘束部品13のラッチ18から引き離されるまで、リンクガイド34の中で半径方向の内側へ移動する(図11を参照)。このとき、同時に拘束部品13の内側にある平坦面24は、ドライブシャフト5の平坦面31の上にくるため、ドライブシャフト5がブロックされる。
【0062】
有利であるのは、歯ブラシハンドル及びアタッチメント部品の合わせ面に、汚れキャッチ穴41が設けられていることである。ちり粒子、汚れの微粒子などが、この穴の中に、いわば逃げ去ることができるため、それらが連結プロセスを妨げることはない。特に、汚れキャッチ穴42として縦溝形の細長い穴42を、拘束部品13の外部面及び/又はハンドルネック4の外部面に設けることができる(図10及び11)。
【0063】
図12及び13は、図10及び11と類似の実施形態を示し、それによれば、拘束部品13は、同様にスライディングブロックとして形成されている。図12に示されるように、拘束部品13は、この場合も同様に、前記の拘束部品13の軸方向の動きを横方向の動きに転換するリンクガイド34の中でガイドされている。ここで、拘束部品13の中には、先に説明した実施形態と同様に、段付きの縦溝の形に形成されているガイドリンク35が設けられており、このガイドリンク35は、歯ブラシの長軸に対して様々な傾きをもつ、異なるガイド部分37、38及び39を有している。しかし、図10及び11による実施形態に対して、前記のガイドリンク35を備える拘束部品13は、1つのガイドピン36にのみガイドされている。
【0064】
更に、前記の拘束部品13が傾くのを防止するため、前記の拘束部品13は、アタッチメント部品3の方に向けられた突合わせ面26を有し、この面は、アタッチメントブラシ3のプレッシャピース46の突合わせ面20と相互作用する。図12及び13に示されるように、アタッチメントブラシ3の接続部品7の内部には、突出しているプレッシャピース46が設けられ、アタッチメントブラシ3がハンドルネック4上に取り付けられる際に、このプッシャピース46が、前記のハンドルネック4の中に入る。ハンドル2の方に向けられた突合わせ面26は、このとき、拘束部品13の突合わせ面20に接触する。アタッチメントブラシ3を更に差し込むと、前記のプレッシャピース46が、前記の拘束部品13を押し戻し、図13に示されているように、拘束部品13は、リンクガイド34を介してドライブシャフト5から離れて、外側へ押される。
【0065】
この場合、前記の拘束部品13は、プレッシャスプリングの形のスプリング装置47によって圧力が加えられ、このプレッシャスプリングは、ドライブシャフト3の拘束位置にある拘束部品13にプリテンションをかけ、戻る場合には、アタッチメントブラシ3のプレッシャピース46によって、前記の突合わせ面ペア20及び26がしっかりと重なり合うようにする。これによって、前記の拘束部品13は、ガイドピン36が1つのみであっても、適切に調整される。
【0066】
図12及び13の比較から示されるように、これによって、拘束部品13は、アタッチメントブラシ3の取付け時には、リンクガイド34によってドライブシャフト5から離されるため、ドライブシャフト5が解放される。アタッチメントブラシ3が再び引き抜かれる場合、前記のスプリング装置47は、拘束部品13を、図12に示されている、ドライブシャフト5がブロックされている拘束初期位置に強制的に戻す。
【0067】
図14及び15に示されている実施形態は、基本的に図10及び11による実施形態と対応しているため、同じ構成部品には同一の番号が付され、その限りにおいては、これまでの説明が適用される。図14及び15による実施形態の場合も、リンクガイド34の中でガイドされる拘束部品13は、アタッチメントブラシ3のラッチエレメント43によって操作され、これはラッチフック44として形成されている。このラッチエレメント43は、アタッチメントブラシ3の接続部品7の内部において、ハンドル2の方へ突出しており、アタッチメントブラシ3がハンドルネック4上に取り付けられる際に、ラッチエレメント43の前面が前記の拘束部品13に向かって移動するように、位置及び形状が合わせられている。この場合、前記のラッチエレメント43は、その前面に、拘束部品13の突合わせ面20に向かって移動する突合わせ面26が設けられている。図10及び11と組み合わせて説明する場合、これによって、拘束部品13は、アタッチメントブラシ3が取り付けられる際、リンクガイド34内を戻り、外側へスライドするため、一方で、ドライブシャフト5は自由になり、他方で、拘束部品13は、半径方向へ、外側に突出している係合部11が接続部品7の窓形のくぼみ25の中に入ることによって、ハンドルネック4上のアタッチメントブラシ3をロックする(図15を参照)。
【0068】
この場合、更に、アタッチメントブラシ3は、ラッチエレメント43によって、ハンドルネック4にロックされる。図15に示されるように、半径方向に動くスプリングクリップの形に形成されている前記のラッチエレメント43は、ハンドルネック4の内部に移動し、その際、まず、ラッチエレメント43の突出しているラッチ40が、内面側に配置されている、ハンドルネック4の輪郭上をスライドする。アタッチメントブラシ3が完全に取付け位置に達すると、前記のラッチエレメント43は、ハンドルネック4の前記のラッチ輪郭48の凹部ではずみ、それによってアタッチメントブラシ3はハンドルネック4にロックされる。図15に示されているように、ラッチ40及びラッチ輪郭48にかみ合っているラッチ面は、実質的に、取付け方向に対して垂直に合わせられているため、強固な係合が保証される。
【0069】
更に、アタッチメントブラシ3をハンドル2から取り外すことができるようにするため、前記のラッチエレメント43及び/又は拘束部品13に、少なくとも1つの傾斜面49又は50が設けられているため、引き抜く際、ラッチエレメントに対して圧力をかけている拘束部品13は、ラッチフック44をハンドル側のラッチ輪郭48から係合を外す、くさび効果を発揮する。このとき、前記の拘束部品13は、アタッチメントブラシ3がハンドル2から引き抜かれる際に、ドライブ面21及びそれと対応する、くぼみ25に設けられているドライブ面27によって駆動される。
【0070】
前記の拘束部品13には、この場合、図15では詳しく示されていないスプリング装置により、先に説明した方法で、ドライブシャフト5を拘束する位置へ、プリテンションをかけることができる。アタッチメントブラシ3がハンドル2にかみ合っていることによって、スプリング装置のプリテンションは相殺されるため、このプリテンションは、ハンドル2からアタッチメントブラシ3が不必要に滑り落ちる原因にはならない。
【0071】
図16に示されている実施形態では、類似の方法で、アタッチメントブラシ3とハンドグリッブ部2との間の係合が設けられている。この実施形態が、図14及び15による、先に説明した実施形態と一致している限りにおいては、それらの説明が適用され、その場合、同じ構成部品には同一の番号が付されている。図14及び15による実施形態とは異なり、図16による歯ブラシでは、ラッチエレメント43が、外部周辺からハンドルネック4と係合するために、ラッチフック44を有するように設定されている。この場合、ラッチフック44は、半径方向に動くスプリングクリップの形に形成されており、このスプリングクリップが、接続部品7の内部に延び、実質的に連続する形でこれを継続している。その際、ラッチエレメント43は、接続部品7の長軸に対して、実質的に平行に延びている。
【0072】
特に、前記のラッチフック44は、接続部品7の内部にある連結インサート9に設けることができる。
【0073】
アタッチメントブラシ3を取り付ける際、前記のラッチフック44は、まず、ハンドルネック4の外部輪郭上をスライドする。この場合、ラッチ40があるために、前記のラッチフック44は柔軟に外側へ広がる。完全に取付け位置に達すると、前記のラッチフック44は、くぼみ又は凹部の形に形成されている、ハンドルネック4のアンダーカットされたラッチ輪郭48に係合する。
【0074】
アタッチメントブラシ3を引き抜く場合に、係合を外すことができるようにするため、ラッチ40及び/又はハンドル側のラッチ輪郭48は、適切な方法で、例えば、球形キャップの突出部及びそれに適合する平なべの形に輪郭形成することができる。代替又は追加の方法では、先に説明した実施形態と類似して、アタッチメントブラシ3を引き抜く際に、くさび作用を発揮する傾斜面ペア49及び50をラッチフック40及び拘束部品13に設けることができ、この作用は、一方で、拘束部品13を半径方向に内側へ押し、他方で、ラッチフック44を半径方向に外側へ押す。
【0075】
図17は、リンクガイド34の中でガイドされる拘束部品13を備えた歯ブラシ1の更なる実施形態を示しており、ここでも、ラッチエレメント43は、アタッチメントブラシ3が歯ブラシ1のハンドル2に係合するためのラッチフック44の形で用意されている。図16による実施形態と類似して、ラッチフック44は、ここでも、接続部品7の内部に設けられており、この場合、ラッチフック44は、アタッチメントブラシ3の長軸に対して、実質的に平行に延びている。しかし、ここでは、図16による実施形態とは異なり、拘束部品13が外側へ広がり、ドライブシャフト5を拘束していない位置にある場合、前記のラッチフック44が、ハンドルネック4自体とではなく、拘束部品13とロックする(図17を参照)。先に説明した方法において、拘束部品13は、同時に、アタッチメントブラシ3をハンドルネック4に保持する連結部品として働き、その際、前記の拘束部品13の、半径方向に外側へ突き出した係合部11が、アタッチメントブラシ3の接続部品7にあるくぼみ25の中に入る。前記のくぼみ25の部分には、このとき、拘束部品13のアンダーカットされたラッチ輪郭48と係合する前記のラッチフック44が延びている。
【0076】
アタッチメントブラシ3をハンドルネック4上に取り付ける際、一方では、先に説明した方法において、拘束部品13は、リンクガイド34によって半径方向に外側へ移動する。この場合、拘束部品13がアタッチメントブラシ側のくぼみ25の中に入ると、まず、前記のラッチフック44は、半径方向の外側にある、拘束部品13の背面上を滑る。アタッチメントブラシ3が、完全に取り付けられた位置に達すると、ラッチフック44は、半径方向に内側へ跳ね返るため、ラッチ40は、これと相互作用する、拘束部品13のラッチ輪郭48の中に入り込む。ラッチフック44の前記の係合は、アタッチメントブラシ3を再び引き抜く際、確実に拘束部品13が再び戻されるようにする。したがって、ラッチ40とラッチ輪郭48のラッチ面ペアは、アタッチメントブラシ3を再び引き抜く際に拘束部品13を駆動する、先に説明したドライブ面21又は27を形成することができる。その他の点では、図17による実施形態は、これまでの図の実施形態に対応しているため、その限りにおいて、それらの説明が適応され、同一の番号が付けられている。
【0077】
図18に示されるように、この場合、先に説明したスプリング装置によって加えられる拘束部品13のプリテンションを無効にするために、拘束部品13の前面に接しているプレッシャピース46をアタッチメントブラシ3の接続部品7の内部に設けることもできる(図18を参照)。この場合、アタッチメントブラシ3が完全に取り付けられた位置において、前記の拘束部品13は、同様に、図17で示されているように、接続部品7又は連結部品9の内部に設けられているラッチフック44と係合する。
【0078】
図19は、ドライブシャフト5を拘束又はブロックするための拘束部品13の更なる実施形態を示している。先に説明した実施形態に類似して、ここでも、軸方向に動く拘束部品13がハンドルネック4に取り付けられており、この拘束部品13は、拘束部品13の軸方向の動きが同時に半径方向の横方向の動きを生じるように、スライドガイドの中で移動可能に設けられている。図19に示されるように、この場合、拘束部品13は、図に示された実施形態で燕尾形の溝ガイドとして形成されている溝ガイドの中で移動可能にガイドされている。リンクに類似したガイド溝が、ここでは、ハンドルネックに形成されており、このとき、拘束部品13は、該当する燕尾形溝の中で、互いに対向している面上を移動できることが有利である。ガイド溝は、この場合、図19に示されているように、ハンドル2の長手方向に対して鋭角に傾けられているため、グリップ部分に向かって拘束部品13が押し戻されると、拘束部品13がドライブシャフト5から離される。図19に示された拘束位置において、前記の拘束部品13は、先に説明された方法で、ドライブシャフト5の平坦部に接触して、これをブロックする。
【0079】
このとき、拘束部品13は、プレッシャスプリングの形のスプリング装置47を用いて、軸方向に拘束位置の中へプリテンションがかけられている。アタッチメントブラシ3を取り付ける際、ドライブシャフト5のロックを外すため、アタッチメントブラシ3の接続部品7には、前面に突き出ている、突合わせ面26を備えたタペットが設けられており、このタペットは、拘束部品13を押し戻すために、同様に前面に配置されている、拘束部品13の突合わせ面20に向かって移動する(図19を参照)。
【0080】
図20は、拘束部品13の代替となる実施形態を示している。これによれば、拘束部品13は、旋回可能に設けられたカムの形に形成することができる。この場合、図20に示された実施形態では、拘束部品13が、ハンドルネック4の壁付近で、横軸51を中心に旋回可能に設けられるため、カム形の拘束部品13は、ドライブシャフト5とかみ合っている拘束位置と、前記のドライブシャフト5とかみ合っていない非拘束位置との間で往復運動することができる。
【0081】
この場合、拘束部品13とそのピボット軸受は、拘束部品13の、ドライブシャフト5をブロックしている係合部分が、拘束位置において、ドライブシャフト5に対してほぼ垂直になるように形成及び配置されている。すなわち、拘束部品13の旋回軸及びドライブシャフト5の係合点による想像線は、ドライブシャフト5の長軸に対してほぼ垂直になっている(図20を参照)。このとき、拘束部品13は、プレッシャスプリングとして形成することのできるスプリング装置47を用いて、前記の拘束位置の中へプリテンションをかけられている。
【0082】
この場合、先に説明した実施形態に類似して、拘束部品13は、自動的に非拘束位置に動かされる。このために、取り付けられる際、アタッチメントブラシ3の接続部品7には、カム形の拘束部品13を押す、突合わせ面26を備えるタペットが設けられている(図20を参照)。これによって、拘束部品13が戻されて、ドライブシャフト5から離され、すなわち、スプリング装置39が変形する。
【0083】
アタッチメントブラシ3が再び引き抜かると、前記のスプリング装置39は、拘束部品13を、拘束位置に押し戻す。
【0084】
もちろん、図20による実施形態の場合も、追加的に、アタッチメントブラシ3とハンドル2との間に、先に説明した方法で、係合を設けることができる。
【0085】
図21及び22は、拘束部品13とアタッチメントブラシ3との間のロック方法の更なる形態を示している。図21には、実質的に図10及び11の実施形態に対応し、リンクガイド34によって、すでに説明した方法で動くことのできる拘束部品13が示されている。この場合、先に説明したアタッチメントブラシ3の窓形のくぼみ25内に入ることのできる、拘束部品13の係合部11には、ハンドルネックにアタッチメントブラシ3をロックするため、ラッチ輪郭53が設けられており、このラッチ輪郭53は、歯ブラシの長軸に関して半径方向にアンダーカットされて形成されている。具体的に、図に示された実施形態においては、拘束部品13の対向する側面に配置された2つのラッチ凹部が設けられ、これは槽状の凹部のように形成されている。
【0086】
対向する側面に設けられているこのラッチ輪郭によって、拘束部品13がドライブシャフト5を解放する位置に戻る際に、拘束部品13をアタッチメントブラシ3にロックすることができる。このために、アタッチメントブラシ3は、前記の窓形のくぼみ25の部分に、互いに対向する、同様に半径方向にアンダーカットされたラッチ輪郭を、ラッチ凸部54の形で有している(図22を参照)。前記のラッチ輪郭54は、この場合、弾力があるように形成されているため、これらは、拘束部品13が前記のラッチ凸部54の間に入り込む際、互いに開くことができる。これによって、前記のラッチ凸部54は、拘束部品13に設けられている凹部53の中に入ることができるまで、拘束部品13のフランジを介してスライドすることができる。
【0087】
ラッチ輪郭53及び54によるこの係合によって、アタッチメントブラシは、ハンドルネック4に確実に保持される。更に、拘束部品13の係合が、拘束部品13をいわゆる初期位置に保持するので、拘束部品13のスプリングプリテンションも無効にすることができる。
【0088】
代替又は追加の方法として、前記の拘束部品13の係合を、ハンドルネック4でも行うことができる。この場合は、図22に示されている、互いに対向するラッチ凸部54は、アタッチメントブラシ3の接続部品7ではなく、ハンドルネック4に設けられている。この実施形態の場合も拘束部品13は、ドライブシャフト5を解放する、外へ移動した位置にかみ合わされるため、スプリングのプリテンションを無効にすることができる。とはいえ、拘束部品13の係合部11は、この場合、いわば、ハンドルネック4の窓からも、アタッチメントブラシ3の窓からも入り込むことができるか、又は突き出ることができるため、必要に応じて、アタッチメントブラシ3を、同様にハンドルネック4にロックすることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アタッチメントブラシ(3)又はそれに類するようなアタッチメント部品を連結するための連結装置(10)と、アタッチメント部品を駆動するための、駆動モータによって駆動可能な駆動系部品(5)と、を有する、電動歯ブラシ(1)の歯ブラシハンドルであって、前記駆動系部品(5)を拘束、ブロック及び/又は制動するための、解除可能な拘束手段が設けられていることを特徴とする、歯ブラシハンドル。
【請求項2】
前記拘束手段の係合位置に応じて、及び/又は、前記駆動系部品(5)の拘束時に、前記駆動モータをオフにするための、好ましくは電子式スイッチオフ装置(33)が設けられている、請求項1に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項3】
前記スイッチオフ装置(33)が、モータ電流を検知する検知手段(32)と、規定のモータ電流を超過した場合に、前記駆動モータをオフにするスイッチオフ手段と、を有する、請求項2に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項4】
前記連結装置(10)の位置に応じて、前記拘束段(23)の前記係合位置を制御するための制御装置(22)が前記拘束手段(23)に組み込まれており、有利な場合には、前記制御装置が、前記アタッチメント部品を連結すると、前記拘束段(23)が解除され、前記アタッチメント部品を取り外すと拘束位置になるように形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項5】
前記拘束手段(23)が、拘束される前記駆動系部品(5)と係合するための係合部(52)を備えた、移動可能に設けられた拘束部品(13)を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項6】
前記係合部(52)が前記拘束部品(13)と固定接続されており、好ましくは一体形成で前記拘束部品(13)に形成されている、請求項5に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項7】
前記拘束部品(13)が、前記駆動系部品(5)と係合することができ、前記駆動系部品(5)に形状の適合している係合面を有する、請求項5及び6のいずれか一項に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項8】
外面側の平坦部が、前記拘束部品(3)に設けられており、該平坦部が、同様に外面側に設けられている、前記ハンドル(2)の前記ドライブシャフトの平坦部に向かって移動可能である、請求項7に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項9】
前記拘束部品(13)が、ハンドルの長手方向に軸方向へ移動可能である、請求項5〜8のいずれか一項に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項10】
前記拘束部品(13)の軸方向の動きが、前記ハンドルの長手方向(12)に対して横方向に、前記係合部(52)の横方向の動きを生じるように、前記拘束部品が設けられ及び/又は形成されている、請求項9に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項11】
前記ハンドルネック(4)と前記係合部(52)との間に、スプレッド機構(14)が設けられおり、該スプレッド機構によって、前記拘束部品(13)が軸方向に動く場合に、前記係合部(52)が、前記ハンドルの長手方向(12)に対して横方向へ、前記駆動系部品(5)に向かって内側に広がることができる、請求項10に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項12】
前記スプレッド機構(14)が、前記拘束部品(13)の軸方向の動きなしに該拘束部品(13)の横方向の動きを阻止する、及び/又は、その逆を行う強制ガイドとして形成されている、請求項11に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項13】
前記スプレッド機構(14)が、前記拘束部品(13)のためのスライドガイド、好ましくは、リンクガイド(34)を有し、該リンクガイドが、前記ハンドルの長手方向(12)に対して鋭角に傾けられたガイド部分(39)を有している、請求項11及び12のいずれか一項に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項14】
前記スライドガイドが、前記ハンドルの長手方向(12)に対して、異なる大きさで傾けられた複数のガイド部分(37、38、39)を有し、好ましくは、2つの前記ガイド端部分(37、38)が、その間にあるガイド中央部分(39)よりも小さく傾けられている、請求項13に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項15】
前記スプレッド機構(14)が、少なくとも1つのロッド(15)を有し、該ロッド(15)の一方の端部が、旋回可能に前記ハンドルネック(4)に連結されており、他方の端部が、前記拘束部品(13)に連結されている、請求項11又は12に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項16】
前記拘束部品(13)が、少なくとも2つの、互いにほぼ平行に配向された前記ロッド(15、16)を有する平行四辺形のロッドガイド(17)によって、前記ハンドルネック(4)に連結されている、請求項15に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項17】
前記拘束部品(13)が、旋回可能に設けられたカムとして形成されている、請求項5〜11のいずれか一項に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項18】
前記拘束部品(13)に、拘束位置へプリテンションをかけるためのプリテンション装置、好ましくはスプリング装置が組み込まれている、請求項1〜17のいずれか一項に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項19】
前記拘束部品(13)が、前記ハンドルネック(4)上に前記アタッチメント部品を取り付ける際、該アタッチメント部品上の指定された対応物を捕捉するため、及び前記拘束部品(13)を解除位置へ軸方向にスライドさせるため、前記アタッチメント部品上の前記対応物に形状及び位置が適合している捕捉部分(19)を有する、請求項1〜18のいずれか一項に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項20】
前記捕捉部分(19)が、前記ハンドルの長手方向(12)に対して、横方向に延びる突合わせ面(20)を有する、請求項19に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項21】
前記ハンドルネック(4)から前記アタッチメント部品を引き抜く際に、前記拘束品(13)を軸方向に戻すための係合輪郭が、好ましくはドライブ面(21)の形で、前記拘束部品(13)に設けられており、前記拘束部品(13)が、前記ハンドルの長手方向(12)に対して横方向に、前記ハンドルネック(4)へ向かって内側に動く際に、前記指定された係合輪郭が、前記アタッチメント部品から外れるように寸法を決められている、請求項1〜20のいずれか一項に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項22】
前記拘束手段(23)が、前記歯ブラシハンドルの前記ハンドルネック(4)に前記アタッチメント部品(3)を形状及び/又は摩擦によってロックするための連結装置(10)を形成し、前記駆動系部品(5)からの解除位置において、前記アタッチメント部品(3)を形状及び/又は摩擦によって前記ハンドルネック(4)にロックする、請求項1〜21のいずれか一項に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項23】
前記拘束手段(23)の前記拘束部品(13)が、前記連結装置(10)の連結部品を形成し、前記アタッチメント部品の対応物に形状の適合するラッチ輪郭を備える係合部(11)、好ましくは半径方向に突き出ているラッチ(18)を有している、請求項22に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項24】
前記拘束手段(23)が、前記駆動系部品(5)からの解除位置において、前記ハンドルネック(4)及び/又はアタッチメント部品に係合するためのラッチ輪郭、好ましくは、半径方向にアンダーカットされたラッチ凹部(53)を有する、請求項1〜23のいずれか一項に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項25】
前記連結部品が、好ましくはリブ状のシェル部を形成し、該シェル部は、前記連結装置(10)の非ロック位置において、前記ハンドルネックの輪郭の一部を形成し、好ましくは、前記ハンドルネックの輪郭をほぼ連続する形で継続している、請求項1〜24のいずれか一項に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項26】
前記ハンドルネック(4)が、汚れキャッチ穴(41)を有する、請求項1〜25のいずれか一項に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項27】
前記汚れキャッチ穴(41)が、好ましくは縦溝形の細長い穴(42)の形で、前記アタッチメント部品(3)の合わせ面と係合することのできる合わせ面に形成されている、請求項26に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項28】
前記ハンドルネック(4)が、前記アタッチメント部品(3)に設けられたラッチエレメント(43)、特にラッチフック(44)と係合するための、好ましくは内部にあるように配置されたラッチ輪郭を有する、請求項1〜27のいずれか一項に記載の歯ブラシハンドル。
【請求項29】
作業ヘッド(6)と、前記歯ブラシハンドルの前記ハンドルネック(4)上に取付け可能な、前記作業ヘッド(6)に接続された管状の接続部品(7)と、を備えた、請求項1〜28のいずれか一項に記載の歯ブラシハンドル用アタッチメント部品、特にアタッチメントブラシであって、前記接続部品(7)が、該接続部品(7)を前記ハンドルネック(4)上に取り付ける際、ハンドル側の前記拘束部品(13)を軸方向に押し戻すための突き合わせ面(26)を有することを特徴とする、アタッチメント部品。
【請求項30】
前記接続部品(7)が、前記ハンドルネック(4)上に該接続部品(7)を形状及び/又は摩擦によってロックするための連結部(9)を有し、ハンドル側の前記拘束部品(13)の係合部が入ることのできる、外側へ向けられたくぼみ(25)を内部面に有している、請求項29に記載のアタッチメント部品。
【請求項31】
前記くぼみ(25)が、窓形のラッチ凹部を形成している、請求項30に記載のアタッチメント部品。
【請求項32】
前記突合わせ面(26)がアタッチメント部品の長手方向へ、前記くぼみ(25)に隣接して配置されている、請求項30及び31のいずれか一項に記載のアタッチメント部品。
【請求項33】
前記突合わせ面(26)が、面一にくぼみのエッジ面に移行している、及び/又は、少なくとも部分的に前記くぼみ(25)に接するエッジ面を形成する、請求項32に記載のアタッチメント部品。
【請求項34】
前記ハンドルネック(4)から前記接続部品(7)を取り外す際、ハンドル側の前記拘束部品(13)を軸方向に駆動するためのドライブ面(27)が設けられている、請求項29〜33のいずれか一項に記載のアタッチメント部品。
【請求項35】
前記ドライブ面(27)が、前記アタッチメント部品の長手方向に隣接して、前記くぼみ(25)に配置されており、特に、前記くぼみ(25)に接しているくぼみのエッジ面を形成する、請求項34に記載のアタッチメント部品。
【請求項36】
前記突合わせ面(26)及び前記ドライブ面(27)が、前記くぼみ(25)の互いに対向するエッジに設けられている、請求項35に記載のアタッチメント部品。
【請求項37】
前記接続部品(7)が、前記ハンドルネック(4)及び/又は拘束手段(23)のラッチ輪郭と係合することのできるラッチエレメント(43)を有する、請求項29〜36のいずれか一項に記載のアタッチメント部品。
【請求項38】
前記ラッチエレメント(43)が、前記歯ブラシハンドル(2)の前記ハンドルネック(4)に入ることのできるラッチフック(44)を有する、請求項37に記載のアタッチメント部品。
【請求項39】
前記ラッチエレメント(43)が、前記ハンドルネック(4)の外面上をスライドすることのできるラッチフック(44)を有する、請求項37又は38のいずれか一項に記載のアタッチメント部品。
【請求項40】
前記ラッチエレメント(43)が、前記歯ブラシハンドルの前記拘束手段(23)の操作部を形成する、請求項37〜39のいずれか一項に記載のアタッチメント部品。
【請求項41】
前記ラッチエレメント(43)が、前記歯ブラシハンドルネック(4)からアタッチメント部品を軸方向に引き抜く際、ハンドル側の前記拘束部品(13)を軸方向に押し戻すための前記突き合わせ面(26)を有する、及び/又は、ハンドル側の前記拘束部品(13)を軸方向に駆動するための前記ドライブ面(27)を有する、請求項40に記載のアタッチメント部品。
【請求項42】
前記ラッチエレメント(43)が、前記ラッチメントの長手方向に対して、横方向に動くスプリングクリップを形成している、請求項29〜41のいずれか一項に記載のアタッチメント部品。
【請求項43】
前記ラッチエレメント(43)が、好ましくは、ハンドル側の前記拘束部品(13)に、位置及び/又は形状の適合しているラッチ解除傾斜(45)の形で、ラッチ解除輪郭を有している、請求項29〜42のいずれか一項に記載のアタッチメント部品。
【請求項44】
前記拘束部品(13)が前記駆動系部品(5)からの解除位置にある場合、前記歯ブラシハンドルの該拘束部品(13)と係合するためのラッチ輪郭、好ましくは、半径方向にアンダーカットされた対向する1組のラッチ凸部(54)を、前記接続部品(7)が有している、請求項29〜43のいずれか一項に記載のアタッチメント部品。
【請求項45】
前記接続部品(7)が汚れキャッチ穴を有している、請求項29〜43のいずれか一項に記載のアタッチメント部品。
【請求項46】
前記汚れキャッチ穴が、好ましくは縦溝形の細長い穴(42)の形で、前記歯ブラシハンドルネック(4)の合わせ面と係合することのできる合わせ面に形成されている、請求項45に記載のアタッチメント部品。
【請求項47】
前記接続部品(7)の前記連結部(9)が、該接続部品(7)とは別の連結インサート、例えば、連結リング又は連結スリーブを有する、請求項29〜46のいずれか一項に記載のアタッチメント部品。
【請求項48】
前記連結部(9)が、一体形成で前記接続部品(7)に形成されている、請求項29〜46のいずれか一項に記載のアタッチメント部品。
【請求項49】
請求項1〜28のいずれか一項に記載の歯ブラシハンドルと、請求項29〜48のいずれか一項に記載のアタッチメント部品と、を備えた歯ブラシ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公表番号】特表2010−531177(P2010−531177A)
【公表日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−513731(P2010−513731)
【出願日】平成20年6月20日(2008.6.20)
【国際出願番号】PCT/EP2008/004978
【国際公開番号】WO2009/000468
【国際公開日】平成20年12月31日(2008.12.31)
【出願人】(591027846)ブラウン、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング (50)
【氏名又は名称原語表記】Braun GmbH
【Fターム(参考)】