説明

歯車機構用スラスト針状ころ軸受

【課題】保持器とレースとを分離した薄型の歯車機構用スラスト針状ころ軸受において、保持器及びレースの組み合わせと歯車機構への組み込み位置とを判別できる歯車機構用スラスト針状ころ軸受を提供する。
【解決手段】スラスト針状ころ軸受10の軸方向の一側の外側であって、円板状の周方向の一部を切り欠いて形成されるレース側板部15aと、軸受の軸方向の他側の外側であって、円板状の周方向の一部を切り欠いて形成される保持器側板部15bと、レース側板部15a及び保持器側板部15bの両外周を連結する連結部15cと、連結部15cから延在して径方向外側且つ軸方向の一側に突出する突出部15dと、を有し、レース側板部と保持器側板部とにより軸方向から挟持し、及び、連結部15cにより径方向から挟持する着脱可能な係合部材15を備え、突出部15dの内径は、遊星歯車3の外径より小さく、且つ、キャリア2の外径より大きい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯車機構に用いる薄型のスラスト針状ころ軸受に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両のオートマチックトランスミッション(AT)においては歯車機構として遊星歯車機構が用いられており、その遊星歯車機構を構成する遊星歯車はキャリアにラジアル針状ころ軸受を介して軸支されている。そして、遊星歯車とキャリアとの間にはスラストワッシャが設けられ、これらの2部材同士の相対回転を自在とすると共に、両部材の間に加わるスラスト荷重を支承している。(特許文献1)
【0003】
近年、車両の燃費向上のニーズからATに用いられるスラストワッシャにおいても低トルク化の要求があり、摺動抵抗低減のためにスラストワッシャに代わって、例えば、特許文献2に示すようなスラスト針状ころ軸受を設けることが検討されている。
【0004】
また、車両に組み込まれる部品は車両の燃費向上のために小型・軽量にする必要があり、このスラスト針状ころ軸受においてもスラストワッシャと同程度の厚み(0.5〜1.5mm)が要求されている。そこで、スラスト針状ころ軸受は、遊星歯車の端面を一方の軌道面とし、キャリア側を軌道盤となるレースを介在して他方の軌道面とし、複数の針状ころを保持した保持器とレースとを分離して厚さを薄くする構成が考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平6−42611号公報
【特許文献2】特開2008−89000号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記の保持器とレースとを分離した薄型のスラスト針状ころ軸受は、軸受の組立工程やATへの組み込み作業などにおいて、ATは色々なサイズや種類の異なる軸受を用いるため、保持器及びレースの組み合わせの判別が難しい。また、ATへの組み込み作業においては、軸受のレース側をATのキャリア側に合わせて組み込む必要があるが、保持器及びレースが分離して薄型であるために組み込み位置の判別が難しい。そこで、保持器とレースとを分離した薄型の歯車機構用スラスト針状ころ軸受は、保持器及びレースの組み合わせと歯車機構への組み込み位置とを判別できるようにすることが課題となっていた。
【0007】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、保持器とレースとを分離した薄型の歯車機構用スラスト針状ころ軸受において、保持器及びレースの組み合わせと歯車機構への組み込み位置とを判別できる歯車機構用スラスト針状ころ軸受を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、請求項1に係る歯車機構用スラスト針状ころ軸受の構成上の特徴は、ポケット孔を放射方向且つ円周方向に複数箇所形成した環状の保持器と、これら各ポケット孔内に転動自在に設けられた複数の針状ころと、前記保持器の軸方向の一側に前記保持器とは分離して配置される円板状のレースとを備え、歯車機構を構成する歯車と、前記歯車を軸支するキャリアとの間に設けられるスラスト針状ころ軸受からなり、前記スラスト針状ころ軸受の軸方向の一側が前記キャリアに対向して配置される歯車機構用スラスト針状ころ軸受において、
前記スラスト針状ころ軸受の軸方向の一側の外側であって、円板状の周方向の一部を切り欠いて前記スラスト針状ころ軸受の外周から内周に向かって連続して形成される合成樹脂製のレース側板部と、
前記スラスト針状ころ軸受の軸方向の他側の外側であって、円板状の周方向の一部を切り欠いて前記スラスト針状ころ軸受の外周から内周に向かって連続して形成される合成樹脂製の保持器側板部と、
前記レース側板部及び前記保持器側板部の両外周を連結する連結部と、
前記連結部から延在して前記スラスト針状ころ軸受の径方向外側且つ軸方向の一側に突出する突出部と、を有し、
前記レース側板部と前記保持器側板部とにより前記スラスト針状ころ軸受の軸方向から挟持し、又は/及び、前記連結部により前記スラスト針状ころ軸受の径方向から挟持する着脱可能な係合部材を備え、
前記突出部の内径は、前記歯車の外径より小さく、且つ、前記キャリアの外径より大きいことである。
【0009】
請求項1の歯車機構用スラスト針状ころ軸受によれば、複数の針状ころを保持した保持器とレースとを分離した歯車機構用スラスト針状ころ軸受は、レース側板部と保持器側板部と連結部とからなる係合部材を備え、この係合部材が保持器及びレースを軸方向の両端又は/及び径方向から挟持して一体的に係合形成するので、保持器及びレースの組み合わせを判別できる。また、歯車機構用スラスト針状ころ軸受は、係合部材が備える突出部がキャリアの外周の外側に配置されて歯車機構に組み込まれるので、保持器及びレースの歯車機構への組み込み位置を判別できる。そして、この軸受が歯車機構に組み込まれた後は、着脱可能な係合部材を取り除くことにより軸受が使用可能状態となる。これにより、保持器とレースとを分離した薄型の歯車機構用スラスト針状ころ軸受においても、保持器及びレースの組み合わせと歯車機構への組み込み位置とを判別できる。
【0010】
請求項2に係る歯車機構用スラスト針状ころ軸受の構成上の特徴は、前記係合部材は、前記スラスト針状ころ軸受の周方向に円周に対する割合が1/2を超えて形成されることである。
【0011】
請求項2の歯車機構用スラスト針状ころ軸受によれば、係合部材が、周方向に円周に対する割合が1/2を超えて形成されて、保持器及びレースを径方向から確実に挟持して一体的に係合形成するので、保持器及びレースの組み合わせを判別できる。
【0012】
請求項3に係る歯車機構用スラスト針状ころ軸受の構成上の特徴は、前記保持器は、前記スラスト針状ころ軸受の軸方向の他側の端面に少なくとも1箇所に窪んだ凹部を設け、
前記保持器側板部は、内側に前記凹部に対向して少なくとも1箇所に突出した凸部を設け、前記凹部と前記凸部とが係合することである。
【0013】
請求項3の歯車機構用スラスト針状ころ軸受によれば、保持器の凹部に保持器側板部の凸部が係合することにより、係合部材が、保持器及びレースを軸方向の両端から確実に挟持して一体的に係合形成するので、保持器及びレースの組み合わせを判別できる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、保持器とレースとを分離した薄型の歯車機構用スラスト針状ころ軸受において、保持器及びレースの組み合わせと歯車機構への組み込み位置とを判別できる歯車機構用スラスト針状ころ軸受を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一実施形態であるオートマチックトランスミッションに用いられる遊星歯車機構の一部を簡略化した断面図である。
【図2】図1のスラスト針状ころ軸受が遊星歯車機構に組み込まれる前の状態を表す断面図である。
【図3】図2のA矢視図である。
【図4】図2のスラスト針状ころ軸受が遊星歯車機構に組み込まれた後の状態を表す断面図である。
【図5】図4のスラスト針状ころ軸受から係合部材が取り除かれた状態を表す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の歯車機構用スラスト針状ころ軸受を具体化した実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるオートマチックトランスミッション(AT)に用いられる遊星歯車機構1(歯車機構)の一部を簡略化した断面図である。
【0017】
車両のATに用いられる遊星歯車機構1は、遊星歯車3(歯車)がキャリア2にラジアル針状ころ軸受4を介して軸支されている。そして、遊星歯車3とキャリア2との間にはスラスト針状ころ軸受10(歯車機構用スラスト針状ころ軸受)が設けられ、これらの2部材同士の相対回転を自在とすると共に、両部材の間に加わるスラスト荷重を支承している。
【0018】
図2は、図1のスラスト針状ころ軸受10が遊星歯車機構1に組み込まれる前の状態を表す断面図である。図3は、図2のA矢視図である。図2及び図3を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、キャリア2側とは図2における右側を示し、遊星歯車3側とは図2における左側を示すものとする。スラスト針状ころ軸受10は、放射方向に配置される複数のころ(針状ころ)13と、これらのころ13を保持する保持器11と、保持器11に対向してキャリア2側に設けられるレース14と、保持器11及びレース14を軸方向の両端及び径方向から挟持して一体的に係合する係合部材15とを備える。
【0019】
レース14は、鋼板等の金属板にプレス加工等の塑性加工を施すことにより造られる円板状の部材である。
【0020】
各ころ13は、軸受中心を中心として放射状に配置されるとともに、保持器11の後述するポケット孔11aに軸方向の両側へ抜け出さないように保持される。
【0021】
保持器11は、鋼板等の金属板を円周方向複数箇所に打ち抜いて矩形のポケット孔11aが形成された円板状の部材である。そして、ポケット孔11aの壁面にはころ留め11bが形成されて、ころ13を保持する。保持器11の遊星歯車3側には、径方向にポケット孔11aより内側であって、円周方向に略均等配置して3箇所に窪んだ凹部11cが形成されている
【0022】
係合部材15は、キャリア2側のレース14の外側であって、円板状の周方向の一部を切り欠いて円周に対する割合が1/2を超えて、軸受の外周から内周に向かって連続して形成されるレース側板部15aと、遊星歯車3側の保持器11の外側であって、レース側板部15aに対向して形成される保持器側板部15bと、レース側板部15a及び保持器側板部15bを外周側にて連結する連結部15cと、連結部15cから延在して径方向外側且つキャリア2側に突出する突出部15dと、保持器側板部15bの内側であって、凹部11cに対向して係合するように3箇所に突出する凸部15eとを備える。
【0023】
突出部15dは、その内径が、遊星歯車3の外径より小さく且つキャリア2の外径より大きく形成されている。
【0024】
係合部材15は、弾性部材である合成樹脂からなり、一体成形して安価に製造することができる。
【0025】
スラスト針状ころ軸受10は、着脱可能な係合部材15が、ころ13を保持する保持器11及びレース14を、軸方向にはレース側板部15a及び保持器側板部15bにより挟持し、さらに、凸部15eが凹部11cに嵌合して確実に挟持し、径方向には直径の両端から確実に挟持することにより、これらが係合して一体的に形成されている。
【0026】
図4は、図2のスラスト針状ころ軸受10が遊星歯車機構1に組み込まれた後の状態を表す断面図である。図2及び図3に示す状態のスラスト針状ころ軸受10が、キャリア2側がキャリア2に対向して、遊星歯車3側が遊星歯車3に対向して、遊星歯車機構1の遊星歯車3とキャリア2との間に組み込まれて、図4の状態となる。
【0027】
このとき、係合部材15の突出部15dは、キャリア2の外周よりも外側に位置している。ここで、誤って、突出部15dが遊星歯車3に対向して組み込もうとしても、突出部15dが遊星歯車3に干渉するので、逆組み込みを防止できる。
【0028】
図5は、図4のスラスト針状ころ軸受10から係合部材15が取り除かれた状態を表す断面図である。図4に示す状態のスラスト針状ころ軸受10は、係合部材15を径方向の外側に引っ張って取り除かれることにより図5の状態となり、使用可能状態となる。
【0029】
ここで、スラスト針状ころ軸受10が遊星歯車機構1に組み込まれた後に、係合部材15を取り除くために、レース側板部15a及び保持器側板部15bの周方向の切り欠き端部P1の内周の直線距離L1が、保持器11の内周の径方向の直径より大きく形成されている。
【0030】
以上のように、本実施の形態に係るスラスト針状ころ軸受10によれば、スラスト針状ころ軸受10は、軸受単体のときには係合部材15により、ころ13を保持する保持器11及びレース14を一体的に係合形成して維持されるので、保持器11及びレース14の組み合わせを判別できる。また、歯車機構用スラスト針状ころ軸受10は、係合部材15が備える突出部15dがキャリア2の外周の外側に配置されて遊星歯車機構1に組み込まれるので、保持器11及びレース14の遊星歯車機構1への組み込み位置を判別できる。これにより、保持器11とレース14とを分離した薄型のスラスト針状ころ軸受10において、保持器11及びレース14の組み合わせと遊星歯車機構1への組み込み位置とを判別できる。
【0031】
また、スラスト針状ころ軸受10によれば、保持器11の凹部11bと保持器側板部15bの凸部15eとが係合するため、係合部材15が逆に装着されることはないので、スラスト針状ころ軸受10を遊星歯車機構1に組み込む際に、突出部15dが確実に逆組み込みを防止できる。
【0032】
また、スラスト針状ころ軸受10によれば、軸受単体のときには係合部材15により、ころ13を保持する保持器11及びレース14が一体的に係合形成されて1部品化しているので、取り扱いが容易となり、遊星歯車機構1に組み込む際の手間が削減できて作業性を向上できる。
【0033】
なお、上記実施形態では、保持器11及びレース14を一体的に係合形成する手段としては軸方向及び径方向としたが、それに限るものではなく、スラスト針状ころ軸受の形状によっては、例えば、軸受の形状が小さい場合には、軸方向のみでもよく、又は径方向のみでもよい。
【0034】
また、上記実施形態では、軸方向に挟持するために凸部15e及び凹部11cをそれぞれ3箇所に備えるとしたが、それに限るものではなく、例えば、軸受の形状が小さい場合には2箇所でもよく、また、凸部15e及び凹部11cを備えなくてもよく、保持器11及びレース14を一体的に係合形成するために必要な挟持力が確保できればよい。
【0035】
また、上記実施形態では、スラスト針状ころ軸受10が遊星歯車機構1に組み込まれる
としたが、それに限るものではなく、スラスト荷重を支承する歯車機構に適用できる。
【0036】
また、上記実施形態では、凹部11及び凸部15eが径方向にポケット孔11aより内側に形成されるとしたが、それに限るものではなく、例えば、径方向にポケット孔11aより外側に形成される構成でもよい。
【0037】
また、上記実施形態では、レース側板部15a及び保持器側板部15bは、円板状の周方向の一部を切り欠いて円周に対する割合が1/2を超えて形成されるとしたが、それに限るものではなく、例えば、円周に対する割合が1/2未満でもよく、保持器11及びレース14を一体的に係合形成するために必要な挟持力が確保できればよい。
【0038】
また、上記実施形態では、レース側板部15a及び保持器側板部15bの周方向の切り欠き端部P1の内周の直線距離L1が、保持器11の内周の径方向の直径より大きく形成されているとしたが、それに限るものではなく、例えば、直線距離L1が保持器11の内周の径方向の直径より少し小さく形成されて、係合部材15が弾性変形して取り除く構成であってもよい。
【符号の説明】
【0039】
1:遊星歯車機構(歯車機構)、 2:キャリア、 3:遊星歯車(歯車)、 4:ラジアル針状ころ軸受、 10:スラスト針状ころ軸受(歯車機構用スラスト針状ころ軸受)、 11:保持器、 11a:ポケット孔、 11b:ころ留め、 11c:凹部、 13:ころ(針状ころ)、 14:レース、 15:係合部材、 15a:レース側板部、 15b:保持器側板部、 15c:連結部、 15d:突出部、 15e:凸部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポケット孔を放射方向且つ円周方向に複数箇所形成した環状の保持器と、これら各ポケット孔内に転動自在に設けられた複数の針状ころと、前記保持器の軸方向の一側に前記保持器とは分離して配置される円板状のレースとを備え、歯車機構を構成する歯車と、前記歯車を軸支するキャリアとの間に設けられるスラスト針状ころ軸受からなり、前記スラスト針状ころ軸受の軸方向の一側が前記キャリアに対向して配置される歯車機構用スラスト針状ころ軸受において、
前記スラスト針状ころ軸受の軸方向の一側の外側であって、円板状の周方向の一部を切り欠いて前記スラスト針状ころ軸受の外周から内周に向かって連続して形成される合成樹脂製のレース側板部と、
前記スラスト針状ころ軸受の軸方向の他側の外側であって、円板状の周方向の一部を切り欠いて前記スラスト針状ころ軸受の外周から内周に向かって連続して形成される合成樹脂製の保持器側板部と、
前記レース側板部及び前記保持器側板部の両外周を連結する連結部と、
前記連結部から延在して前記スラスト針状ころ軸受の径方向外側且つ軸方向の一側に突出する突出部と、を有し、
前記レース側板部と前記保持器側板部とにより前記スラスト針状ころ軸受の軸方向から挟持し、又は/及び、前記連結部により前記スラスト針状ころ軸受の径方向から挟持する着脱可能な係合部材を備え、
前記突出部の内径は、前記歯車の外径より小さく、且つ、前記キャリアの外径より大きいことを特徴とする歯車機構用スラスト針状ころ軸受。
【請求項2】
前記係合部材は、前記スラスト針状ころ軸受の周方向に円周に対する割合が1/2を超えて形成されることを特徴とする請求項1に記載の歯車機構用スラスト針状ころ軸受。
【請求項3】
前記保持器は、前記スラスト針状ころ軸受の軸方向の他側の端面に少なくとも1箇所に窪んだ凹部を設け、
前記保持器側板部は、内側に前記凹部に対向して少なくとも1箇所に突出した凸部を設け、前記凹部と前記凸部とが係合することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の歯車機構用スラスト針状ころ軸受。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−96512(P2013−96512A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−240254(P2011−240254)
【出願日】平成23年11月1日(2011.11.1)
【出願人】(000001247)株式会社ジェイテクト (7,053)
【Fターム(参考)】