説明

殺菌装置の評価システム及び評価方法

【課題】 殺菌装置を評価するための評価システム及び評価方法を提供する。
【解決手段】 配管を介して流体を通過させて殺菌処理を行う流体の殺菌装置の殺菌能力を評価する評価システムであって、前記殺菌装置の上流側の配管に設けられた殺菌対象標準流体を調製する少なくとも1つの標準流体調製手段と、前記殺菌装置の上流側の配管に設けられた前記標準流体調製手段で調製された標準流体の温度を制御する温度制御手段と、前記評価システムの所定箇所に設けられた前記流体の殺菌装置へ流体を搬送する流体の搬送手段と、前記標準流体調製手段で調製された標準流体の前記殺菌装置へ流れる流量を制御する流量制御手段と、前記殺菌装置から排出される処理された標準流体をサンプリングするサンプリング手段とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、殺菌装置の評価システム及び評価方法に関する。より詳しく述べると、流体を殺菌装置に搬送して殺菌装置内で殺菌を行うタイプの殺菌装置又は流体を殺菌装置内に搬送して殺菌液を調製するタイプの殺菌装置の殺菌能力を評価するためのシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、(A)水、水性媒体などの流体を配管を通じて殺菌する装置や、(B)殺菌用の水を調製し、調製した殺菌水に基づいて殺菌を行う殺菌装置が開発されている。
(A)に属する殺菌装置として活性炭フィルタ、中空糸フィルタと組み合わせた又は単独で配管に設けられた磁気装置、セラミックフィルタ等が挙げられる(特許文献1参考)。
【0003】
また、(B)に属する殺菌装置として、磁気処理層、セラミック層を通過させた水を殺菌水として使用するタイプのものが挙げられる(例えば、本願出願人が先に出願した未公開特許出願である特願2004−331189号参照)。
【特許文献1】 特開2002−028649号公報(請求項1、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような装置を設計する場合、あるいはこのような装置を長期間運転した場合の殺菌能を評価するための評価方法は確立されていなかった。
各種殺菌装置から所望の殺菌装置を選択し使用する場合にその選択基準や実際の操作基準が不明であった。
したがって、本発明の課題は、このような殺菌装置を評価するための評価システム及び評価方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題は、下記の構成要件を有する本発明によって解決される。
(1) 配管を介して流体を通過させて殺菌処理を行う流体の殺菌装置の殺菌能力を評価する評価システムであって、前記殺菌装置の上流側の配管に設けられた殺菌対象標準流体を調製する少なくとも1つの標準流体調製手段と、前記殺菌装置の上流側の配管に設けられた前記標準流体調製手段で調製された標準流体の温度を制御する温度制御手段と、前記評価システムの所定箇所に設けられた前記流体の殺菌装置へ流体を搬送する流体の搬送手段と、前記標準流体調製手段で調製された標準流体の前記殺菌装置へ流れる流量を制御する流量制御手段と、前記殺菌装置から排出される処理された標準流体をサンプリングするサンプリング手段と、を有することを特徴とする評価システム。
(2) 配管を介して流体を通過させて殺菌処理を行う流体の殺菌装置の殺菌能力を評価する評価方法であって、
(S1) 前記殺菌装置で殺菌する標準流体を調整し、
(S2) 前記標準流体の温度及び流量を一定にして前記殺菌装置に通過させ、
(S3) 前記殺菌装置を通過した標準流体をサンプリングする
工程を含むことを特徴とする、殺菌装置の評価方法。
(3) 前記工程(S2)における温度を変化させて工程(S1)から工程(S3)を繰り返すことを特徴とする(2)に記載の殺菌装置の評価方法。
(4) 前記工程(S2)における流量値を変化させて工程(S1)から工程(S3)を繰り返すことを特徴とする(2)に記載の殺菌装置の評価方法。
(5) 配管を介して流体を通過させて殺菌流体を調製し調製された殺菌流体を用いて殺菌処理を行う流体の殺菌装置から調製される殺菌流体の殺菌能を評価する評価システムであって、前記殺菌装置の上流側の配管に設けられた殺菌対象標準流体を調製する少なくとも1つの標準流体調製手段と、前記評価システムの所定箇所に設けられた前記流体の殺菌装置へ流体を搬送する流体の搬送手段と、前記標準流体調製手段で調製された標準流体の前記殺菌装置へ流れる流量を制御する流量制御手段と、前記殺菌装置から排出されて得られた殺菌流体を評価系へ搬送するための搬送手段と、を有することを特徴とする評価システム。
(6) 前記殺菌装置と前記評価系との間に前記殺菌装置から排出されて得られた殺菌流体を一時保存するためのバッファタンクを有することを特徴とする請求項5に記載の評価システム。
(7) 前記バッファタンクには保存された殺菌流体を前記殺菌装置の上流に戻す循環ラインが設けられていることを特徴とする(6)に記載の評価システム。
(8) 配管を介して流体を通過させて殺菌流体を調製し調製された殺菌流体を用いて殺菌処理を行う流体の殺菌装置から調製される殺菌流体の殺菌能を評価する評価方法であって、(S11)標準流体を調製し、(S12)温度調節された標準流体を一定の流量で前記殺菌装置に通流し、(S13)前記殺菌装置から排出される殺菌流体を所定の評価方法で評価することを特徴とする殺菌装置の評価方法。
(9) (S13)における評価が既知数の所定の菌が塗布された評価系であり、前記所定の温度で所定時間評価系に作用させた後の前記既知数の所定の菌の繁殖状況により、前記温度条件及び流速条件における殺菌装置から得られた殺菌流体の殺菌能力を評価することを特徴とする(8)に記載の方法。
【発明の効果】
【0006】
(1)から(4)の発明によると前記(A)のタイプの殺菌装置の殺菌能力の評価を行うことが可能である。
(5)から(9)の発明によると前記(B)のタイプの殺菌装置の殺菌能力の評価を行うことが可能である。
したがって、本発明によると(A)、(B)両方のタイプの殺菌装置における殺菌能力を評価を行うことが可能である。これらの基準溶液を適切に定めることによって、基本的な殺菌能力及び各種用途に適する環境における殺菌能力を評価することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明を添付図面に基づいて詳細に説明する。しかしながら、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく幅広く適用可能である。
(第一実施形態)
【0008】
(装置構成)
本発明の第一実施形態を図1に基づいて説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る殺菌装置の評価システムを示す概略図である。図1に示す本発明の評価システムS1は、水、水性媒体などの流体を配管を通じて殺菌する装置4の殺菌能力を評価するためのシステムである。
【0009】
図1に示す通り第一実施形態の評価システムS1は、配管で接続された(接続可能な)標準液(基準水)を調整するための水道水1A、純水1B、調整水1C等と混合槽1Dとから構成された標準液構成手段1と、温度を調整するための温度調整槽2(本実実施形態では、一部標準液構成手段を兼ねる)と、配管に着脱自在に設けられた評価対象である殺菌装置4と、殺菌装置4への送液量を調整するための流量調整手段3と、液体を搬送するためのポンプから主として構成されている、
【0010】
本実施形態において、水道水1A、純水1Bと複数系統の流体源を設けたのは、例えば純水を基準として殺菌装置本来の殺菌能を評価し、水道水等の実際に使用する環境での殺菌能とを比較するためである。また調整水とは、例えば既知数の所定の微生物が存在する液等である。
これらの液体を混合槽1Dにより混合して所定の水溶液を混合槽1Dで調整する。なお、混合槽1Dには、異なる調整液を調整する際に洗浄を行う目的で図示しないドレインを持つことが好ましい。更には、各種イオン、pH調整剤などの添加剤を添加する添加手段を設けてもよい。
【0011】
調整した所定の水溶液の温度を温度調整槽により調整して一定の温度にする。なお、混合槽1Dと温度調整槽2とは、例えば1つのタンクで構成することも可能である。温度調整槽において温度を調整するためにチラー等の冷却手段、熱源等を設けて温度を調整する。温度調整方法は、液体の温度を調整できれば特に限定されるものではなく所定温度の熱交換媒体による熱交換による熱交換等の種々の方法を適用できる。
【0012】
このようにして調製され、所定温度に調整された調製水を流量調整手段3とポンプPにより流量を制御して所定流量で殺菌装置4へ通流する。そして、殺菌装置4で処理された調製液を検査系により評価を行う。
【0013】
このように構成することによって、標準液から種々の環境の液体を一連の動作で殺菌装置へ通流することが可能となるので、殺菌装置の設計、仕様条件の設定、使用中の殺菌装置の殺菌力の減衰などを一つのシステムで行うことが可能となる。
【0014】
また、殺菌装置4を着脱自在に構成したので、異なる殺菌装置の性能評価、適正な殺菌装置の選定を本システムで行うことが可能となる。
【0015】
(動作)
次に本システムS1の具体的動作を説明する。
まず、標準液として所定の導電率を有する純水に既知数の所定の微生物を添加して標準液を調整する。
【0016】
ついで、標準液の温度を第1の温度T1に設定して、第1の流量で殺菌装置に通流して検査系に送液する(サンプルT1/1)。
同様にして、第2〜第nの流量で殺菌装置に通流して検査系に送液する(サンプルT1/2〜n)。
【0017】
このようにして、標準液における所定の微生物に対する所定温度T1の殺菌能力の流量依存性を測定することが可能となる。
【0018】
同様にして、温度を第2〜nの温度に設定してサンプルT2〜n/1〜n)を得る。このように構成することで、標準液における各種温度での流量依存性を測定することが可能となる。
【0019】
ついで、標準液の環境を各種条件(pH,イオン濃度、殺菌液の併用、実際の使用環境(例えば水道水)に変化させることによって各種条件における各種温度、各種流量における殺菌能力を測定することができる。好ましくは、標準液との比較により殺菌能力を評価することが可能となる。
【0020】
本発明は、このような殺菌能力データに基づく制御機能を有する殺菌システムにまで拡張される。
すなわち、例えば処理する液体の温度条件、対照となる微生物の情報に基づいて最適な流量を求め、求めた流量に基づいて流量を制御する殺菌システムも本発明の範囲内である。同様に、温度条件を制御して処理液を処理する殺菌システムも本発明の範囲内である。
【0021】
なお、本発明の第一実施形態において、適用可能な殺菌装置は、配管の途中に設けられるものであれば特に限定されるものではなく、紫外線照射、セラミックフィルタ、磁気殺菌装置及びこれらを組み合わせて構成された殺菌装置が本発明の対象である。同様に従来公知の予備処理装置、例えばRO膜、活性炭、中空糸膜等を組み合わせたものも本発明の殺菌装置の対象となる。
【0022】
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態を図2に基づいて説明する。図2は、本発明の第二実施形態に係る殺菌装置の評価システムを示す概略図である。図2に示す本発明の評価システムS2は、殺菌用の水を調製し、調製した殺菌水に基づいて殺菌を行う殺菌装置の殺菌能力を評価するためのシステムである。
【0023】
第二実施形態のシステムS2は、標準水調製手段10A(第二実施形態における標準水調製手段10Aは、第一実施形態における標準液調製手段1と同様であることもできるが、以下の説明において簡便を計るために純水製造機を想定すると、標準水調整手段と第一の配管C1で接続された処理槽20と、処理槽20内に循環可能に設けられた処理装置30に標準水を循環可能な循環ラインC1と、から主として構成されている。
【0024】
処理槽20は、図示しない温度調整手段、循環ラインC1への標準水の循環流量を調整する流量制御手段が設けられている。
そして、この処理槽20には、既知数の微生物を含む溶液又は固体上に既知数の所定の微生物が植菌されたサンプルが投入される。
【0025】
第一実施形態と同様に温度、流量、循環時間を変化させることによって処理装置の殺菌能力を評価することが可能となる。
【0026】
(変更例1)
次に第二実施形態の変更例を図3に基づいて説明する。図3は、標準水(純水、水道水等)を処理して、各種用途に使用するための処理水の能力を評価する評価システムである。例えば、評価する処理装置で処理した水を本発明者等が先に出願した発芽促進に使用する場合、微生物の培養培地を調製する場合、半導体製造用の水を調製する場合等の種々の用途に適した水が得られるか否かを評価する場合や複数の水処理装置のうちどの装置が最適か、最適な処理条件、適用可能な処理条件範囲を見出すための評価に適用可能である。
【0027】
この装置は、図2に示す実施形態において、処理槽に設けられた温度調整装置がオプションである点、処理槽20の下流に各種添加剤を添加して混合液を調整するあるいは二次処理を行う二次処理槽30が設けられている点を除いて図2に示す評価システムと同様である。
【0028】
例えば、標準水が所定の純水製造装置から得られた純水であり、処理装置30が磁気処理装置であって、磁気処理装置に所定の流量で通流して目的に応じた所望の調製水を得たい場合に本実施形態のシステムを用いることが可能となる。流量及び時間に応じた調製水の変化を直接評価系にあるいは二次処理槽40で所定の物質を添加して評価系に送液することによって連続して調製水を評価することが可能となる。
【0029】
さらに、標準水(基準となる水)との比較も標準水1から二次処理槽40に送り同様に二次処理槽40で所定の物質を添加して評価系に送液することによって比較評価可能となる。
【0030】
以上本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明したが本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
例えば図1に示すシステムでは、殺菌装置として配管直結型のものを用いたが図2及び図3に示すとおり循環型のものを使用してもよい。逆に、図2及び図3に示すシステムに配管直結型の処理装置を取り付けてもよい。
【0031】
さらに、図2及び図3に示すシステムでは循環形式の処理装置の評価を行う例を例示して説明したが、循環形式の処理装置の評価を行う例以外にも種々の回分方式の処理装置の評価を行うことが可能である。例えば、所定時間処理装置に滞留させて処理を行う処理装置の評価の場合、処理温度及び滞留時間を制御することによって処理能力を評価することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】 図1は、本発明の第一実施形態に係る殺菌装置の評価システムを示す概略図である。
【図2】 本発明の第二実施形態に係る殺菌装置の評価システムを示す概略図である。
【図3】 標準水(純水、水道水等)を処理して、各種用途に使用するための処理水の能力を評価する評価システムである。
【符号の説明】
【0033】
S1、S2、S3 評価装置
1 標準駅調整手段
2 温度調整槽
3 流量調整装置
4 殺菌装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
配管を介して流体を通過させて殺菌処理を行う流体の殺菌装置の殺菌能力を評価する評価システムであって、
前記殺菌装置の上流側の配管に設けられた殺菌対象標準流体を調製する少なくとも1つの標準流体調製手段と、
前記殺菌装置の上流側の配管に設けられた前記標準流体調製手段で調製された標準流体の温度を制御する温度制御手段と、
前記評価システムの所定箇所に設けられた前記流体の殺菌装置へ流体を搬送する流体の搬送手段と、
前記標準流体調製手段で調製された標準流体の前記殺菌装置へ流れる流量を制御する流量制御手段と、
前記殺菌装置から排出される処理された標準流体をサンプリングするサンプリング手段と、
を有することを特徴とする評価システム。
【請求項2】
前記殺菌装置が前記配管と着脱可能に設けられてることを特徴とする請求項1に記載の評価システム。
【請求項3】
配管を介して流体を通過させて殺菌処理を行う流体の殺菌装置の殺菌能力を評価する評価方法であって、
(S1) 前記殺菌装置で殺菌する標準流体を調整し、
(S2) 前記標準流体の温度及び流量を一定にして前記殺菌装置に通過させ、
(S3) 前記殺菌装置を通過した標準流体をサンプリングする
工程を含むことを特徴とする、殺菌装置の評価方法。
【請求項4】
前記工程(S2)における温度を変化させて工程(S1)から工程(S3)を繰り返すことを特徴とする請求項3に記載の殺菌装置の評価方法。
【請求項5】
前記工程(S2)における流量値を変化させて工程(S1)から工程(S3)を繰り返すことを特徴とする請求項3に記載の殺菌装置の評価方法。
【請求項6】
配管を介して流体を通過させて殺菌流体を調製し調製された殺菌流体を用いて殺菌処理を行う流体の殺菌装置から調製される殺菌流体の殺菌能を評価する評価システムであって、
前記殺菌装置の上流側の配管に設けられた殺菌対象標準流体を調製する少なくとも1つの標準流体調製手段と、
前記評価システムの所定箇所に設けられた前記流体の殺菌装置へ流体を搬送する流体の搬送手段と、
前記標準流体調製手段で調製された標準流体の前記殺菌装置へ流れる流量を制御する流量制御手段と、
前記殺菌装置から排出されて得られた殺菌流体を評価系へ搬送するための搬送手段と、を有することを特徴とする評価システム。
【請求項7】
前記殺菌装置と前記評価系との間に前記殺菌装置から排出されて得られた殺菌流体を一時保存するためのバッファタンクを有することを特徴とする請求項6に記載の評価システム。
【請求項8】
前記バッファタンクには保存された殺菌流体を前記殺菌装置の上流に戻す循環ラインが設けられていることを特徴とする請求項7に記載の評価システム。
【請求項9】
前記殺菌装置が着脱可能に配管に設けられていることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の評価システム。
【請求項10】
配管を介して流体を通過させて殺菌流体を調製し調製された殺菌流体を用いて殺菌処理を行う流体の殺菌装置から調製される殺菌流体の殺菌能を評価する評価方法であって、
(S11) 標準流体を調製し、
(S12) 温度調節された標準流体を一定の流量で前記殺菌装置に通流し、
(S13) 前記殺菌装置から排出される殺菌流体を所定の評価方法で評価することを特徴とする殺菌装置の評価方法。
【請求項11】
(S13)における評価が既知数の所定の菌が塗布された評価系であり、前記所定の温度で所定時間評価系に作用させた後の前記既知数の所定の菌の繁殖状況により、前記温度条件及び流速条件における殺菌装置から得られた殺菌流体の殺菌能力を評価することを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
配管を介して水を通過させて生成水を調製し調製された生成水を用いて処理を行う水処理装置の処理能力を評価する評価システムであって、
前記水処理装置の上流側の配管に設けられた標準水を調製する少なくとも1つの標準水調製手段と、
前記評価システムの所定箇所に設けられた標準水の水処理装置へ標準水を搬送する水の搬送手段と、
前記標準水調製手段で調製された標準水の前記水処理装置へ流れる流量を制御する流量制御手段と、
前記水処理装置から排出されて得られた処理水を評価系へ搬送するための搬送手段と、
を有することを特徴とする評価システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−305535(P2006−305535A)
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−156340(P2005−156340)
【出願日】平成17年4月26日(2005.4.26)
【出願人】(503052483)有限会社山田エビデンスリサーチ (4)
【Fターム(参考)】