説明

水処理装置およびそれを備えた流し台

【課題】人の存在を検知したときのみ音による報知を行なうことで、報知音がわずらわしく感じられず、余分な電力も消費しない水処理装置を提供する。
【解決手段】原水の水処理を行う処理装置本体2と、処理装置本体2を操作する操作部4と、を有し、前記操作部4に入力された内容および処理装置本体2の運転状態を音により報知する報知手段5と、人の存在を検知する検知手段6と、を備え、検知手段6が人の存在を検知しているときは報知手段5により前記報知を行うように、かつ、検知手段6が人の存在を検知していないときは報知手段5による前記報知を行なわないように、報知手段5を制御する制御部3を有することとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、水道水などの原水を浄化処理や電解処理等して、生成された処理水を供給する水処理装置、および同水処理装置を備えた流し台に関するものである。
【背景技術】
【0002】
水処理装置においては、台所や厨房の流し台に設置され水道水等の原水の水処理を行っている処理装置本体と、その処理装置本体を制御するための制御部、および処理装置本体を操作する操作部とを有している。
【0003】
この水処理装置は、ブザーやメロディーもしくは音声ガイド等の音(報知音)による報知手段を備えていて、例えば操作部に入力された内容や、処理装置本体で生成された処理水の供給開始等の処理装置本体の状態を、上記報知音により人(使用者)へ報知している。
【0004】
さらに上記の機能に加え、必要に応じてこの報知手段を停止させて報知音を出さないようにすることができる水処理装置が提案されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平10―34153号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら上記背景技術の特許文献1に記載の水処理装置では、報知手段が作動するように設定されていると、例えば使用者が処理水を利用する準備を行って台所や厨房を一時離れたときに処理水の供給が開始された場合等、報知を必要としない場合でも報知手段が作動してしまう。
【0006】
よって使用者は言うにおよばず、例えばリビング等台所にはいないが報知音が聞こえるところにいる使用者以外の人にとっても、台所に人がいないにもかかわらず報知音が出されることにより、報知音がわずらわしく感じられてしまい、また必要とされない報知を行うことで余分な電力が消費されていた。
【0007】
また、報知手段を停止させて報知音を出さないようにしたいときは、その報知手段を停止させる設定を使用者が自ら行わなければならず、さらにいったん報知手段が停止されてしまうと、例えば水処理装置に異常が発生しその異常を報知する必要がある場合に、使用者へ報知することが困難になるという問題があった。
【0008】
本願発明は、上記背景技術の課題を解決するものであり、人の存在を検知したときのみ音による報知を行なうことで、報知音がわずらわしく感じられず、余分な電力も消費しない使い勝手のよい水処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明は、原水の水処理を行う処理装置本体と、処理装置本体を操作する操作部と、を有し、前記操作部に入力された内容および処理装置本体の運転状態を音により報知する報知手段と、人の存在を検知する検知手段と、を備え、検知手段が人の存在を検知しているときは報知手段により前記報知を行うように、かつ、検知手段が人の存在を検知していないときは報知手段による前記報知を行なわないように、報知手段を制御する制御部を有している。
【0010】
本願請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の水処理装置において、制御部は、処理装置本体の運転状態の異常を報知する場合には検知手段が人の存在を検知していないときでも報知手段により前記報知を行うように、報知手段を制御するものであることを特徴としている。
【0011】
本願請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の水処理装置において、検知手段は、存在を検知した人との距離を検知する距離検知部を備え、制御部は、距離検知部により検知された人との距離に応じて、前記距離が長くなれば報知手段の音量が高くなるように、報知手段を制御するものであることを特徴としている。
【0012】
本願請求項4記載の発明は、上記請求項3記載の水処理装置において、制御部は、処理装置本体の運転状態の異常を報知する場合には、検知された人との距離にかかわらず、報知手段の音量を最大となるように、報知手段を制御するものであることを特徴としている。
【0013】
本願請求項5記載の発明は、上記請求項1から4のいずれか1項に記載の水処理装置を備えたことを特徴とする流し台としている。
【発明の効果】
【0014】
本願請求項1記載の発明の水処理装置においては、検知手段が台所や厨房等にいる人の存在を検知したときのみ報知手段により報知を行なうことで、音(報知音)がわずらわしく感じられず、余分な電力も消費しない使い勝手のよい水処理装置を提供できる。
【0015】
本願請求項2記載の発明の水処理装置においては、特に、水処理装置に異常が発生したときは、人の存在を検知したかどうかにかかわらず報知手段により報知を行うことで、水処理装置の異常を確実に報知することができるため、安全でより使い勝手のよい水処理装置を提供できる。
【0016】
本願請求項3記載の発明の水処理装置においては、特に、検知手段と人との距離に応じて報知手段の音量を設定することで、常時適切な音量で報知することができる。
【0017】
本願請求項4記載の発明の水処理装置においては、特に、水処理装置に異常が発生したときは、報知手段の音量を最大に設定することで、人が存在する場所にかかわらず水処理装置の異常を常時確実に報知することができる。
【0018】
本願請求項5記載の発明の流し台においては、特に、上記水処理装置を流し台に組み込むことで、台所での使い勝手を大いに高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1から3は、本願発明の第1の実施形態である水処理装置を示している。この水処理装置は図1に示すように、台所の流し台1に設けられて使用されている。
【0020】
また、図2および3に示すように、原水の水処理を行う処理装置本体2と、処理装置本体2を操作する操作部4とを有し、前記操作部4に入力された内容および処理装置本体2の運転状態を音により報知する報知手段5と、人の存在を検知する検知手段6と、を備え、検知手段6が人の存在を検知しているときは報知手段5により前記報知を行うように、かつ、検知手段6が人の存在を検知していないときは報知手段5による前記報知を行なわないように、報知手段5を制御する制御部3を有している。
【0021】
さらに、制御部3は、処理装置本体2の運転状態の異常を報知する場合には検知手段6が人の存在を検知していないときでも報知手段5により前記報知を行うように、報知手段5を制御している。
【0022】
以下、この実施形態の水処理装置を、より具体的詳細に説明する。図1に示すように、台所や厨房にステンレスや人工大理石等からなる流し台1があり、その流し台1の上面には、ABS等のプラスチックやステンレスからなる電解水生成装置の処理装置本体2が設置されている。その処理装置本体2に原水(水道水等)を供給する給水管7は、流し台1の側面および上面を貫通して設けられている。
【0023】
給水管7には使用者が手動で開閉する水栓8が設置されていて、その水栓8の先には水路切換弁9が取りつけられており、使用者がその水路切換弁9を切換えることによって原水を給水路10を介して処理装置本体2へ導入することができる。
【0024】
処理装置本体2の上部には吐水路11が設けられていて、処理装置本体2内で電気分解された電解水(通常はアルカリイオン水)が吐水される。
【0025】
一方、処理装置本体2の下部には排水路12が設けられていて、同じく電解水(通常は酸性イオン水)が吐水されている。
また処理装置本体2の側部には、処理装置本体2を操作する操作部4と、操作部4に入力された内容や処理装置本体2の状態等を、ブザー音やメロディまたは音声ガイド等の音(報知音)により報知する報知手段5と、処理装置本体2から所定の距離以内にいる人の存在を検知する人感センサ等からなる検知手段6が設けられている。
【0026】
そして処理装置本体2には電源コード13が接続されていて、電気分解等に必要な電源が供給されている。
【0027】
給水管7より処理装置本体2に導入されずに水路切換弁9からそのまま給水された原水、または吐水路11から吐水されたアルカリイオン水および排水路12から吐水された酸性イオン水は、流し台1の水槽14の排水口15より臭気逆流を防止するための封水トラップ16を有する排水管17を通過した後、流し台1外に排出される。
【0028】
次に図2、3に示すように、電解水生成装置の処理装置本体2には、原水を浄化処理する浄水部18と、浄化された原水を電気分解することによりアルカリイオン水や酸性イオン水を生成する電解槽19が設けられている。
【0029】
また処理装置本体2の側部には、処理装置本体2を操作する操作部4と、操作部4に入力された内容や処理装置本体2の状態等を、ブザー音やメロディまたは音声ガイド等の音(報知音)により報知する報知手段5と、台所や厨房にいる人の存在を検知することができる人感センサ等からなる検知手段6が設けられている。
【0030】
そして処理装置本体2の下部には、電源コード13を有する電源部20と上記操作部4と報知手段5、および検知手段6が接続されCPU等を内蔵した制御部3を備えていて、電解槽19へ印加する電解電圧や報知手段5等を制御している。
【0031】
原水が供給される給水路10は、原水に含まれる残留塩素や濁りまたはトリハロメタン等を除去するための活性炭や、中空糸膜等が内蔵された浄水部18に接続されている。
【0032】
浄水部18は、通水路21を介して上記電解槽19に接続されており、その通水路21には、原水の通水を検知して制御部3に送信する超音波方式や電磁方式、または羽根車方式等からなる流量センサ22と、グリセロリン酸カルシウム等の電解補助剤を貯留して通水される原水に添加する添加部23が設けられている。
【0033】
電解槽19内は隔膜24により2室に分けられていて、各々の室には電極25と電極26が内蔵されており、通常は電極25がマイナス側でアルカリイオン水が生成され、電極26はプラス側で酸性イオン水が生成される。
【0034】
通水路21は電解槽19の手前で2つに分岐された後、電解槽19の各々の室に接続されている。
【0035】
また、電解槽19の上流側には電解槽19や通水路21の水を抜くための水抜路27が設けられていて、その水抜路27の途中には制御部3に接続された開閉弁28が配置されている。
【0036】
電極25側の室の下流側には吐水路11が、電極26側の室の下流側には排水路12がそれぞれ設けられており、通常は吐水路11からはアルカリイオン水が、排水路12からは酸性イオン水が排水されている。
【0037】
この排水路12の途中には上記水抜路27が接続されていて、電解槽19や通水路21の滞留水についても必要に応じて排水路12より排水できるようになっている。
【0038】
以上の構成において、本願発明の第1の実施形態における電解水生成装置の動作を図1から5を用いて説明する。
【0039】
まず水栓8が開かれると、原水は給水路10から処理装置本体2に供給され浄水部18に導入される。浄水部18では原水中の残留塩素等が活性炭で吸着された後、一般細菌や不純物等が中空糸膜により除去され浄水処理される。
【0040】
浄水処理された浄水は通水路21を通って流量センサ22を通過するが、このとき流量センサ22において通水路21の流量が測定される(ステップST1)。測定された流量が制御部3に送信され、制御部3が「流量あり」と判断する(ステップST2のY)。
【0041】
このとき、使用者が事前に操作部4において電解を行うように設定していた場合(ステップST3のY)、制御部3は所定の電解電圧を電解槽19に印加し、添加部23においてグリセロリン酸カルシウム等の電解補助剤が添加された浄水は電解槽19内で電気分解され、電極25側の室においてアルカリイオン水が生成されるとともに、電極26側の室では酸性イオン水が生成される(ステップST4)。
【0042】
ここで制御部3は、操作部4において設定された内容や処理装置本体2の各部の状態について報知が必要であるか判断を行う(ステップST5)。制御部3が報知が必要であると判断した場合は(ステップST5のY)、検知手段6により人の存在を検知し(ステップST6)、検知手段6が人の存在を検知した場合は(ステップST7のY)、報知手段5により報知を行う(ステップST8)。
【0043】
検知手段6が人の存在を検知しなかった場合は(ステップST7のN)、制御部3は報知手段5による報知を行わない。
【0044】
生成されたアルカリイオン水は吐水路11から吐水され、酸性イオン水は排水路12から排水される。
【0045】
そして、水栓8が閉じられると原水の供給が停止され、流量センサ22が通水路21の流量停止を検知して制御部3に送信すると、制御部3は電解槽19への電解電圧印加を停止する。
【0046】
その後、制御部3が開閉弁28を開くことで、電解槽19および通水路21の滞留水が水抜路27より排出される。
【0047】
また、処理装置本体2の異常を報知する場合は、水栓8が開かれてから制御部3が操作部4において設定された内容や処理装置本体2の各部の状態から報知が必要であるか判断するまでは(ステップST11からステップST15)、上記の動作と同様である。
【0048】
制御部3が報知が必要であると判断した場合(ステップST15のY)、その報知する内容が例えば電解槽19の加熱状態等の異常な状態であるときに(ステップST16のY)、制御部3は検知手段6により人の存在を検知することなく報知を行い、処理装置本体2の異常について常時確実に報知する(ステップST19)。
【0049】
一方報知を行う内容が、例えば操作部4において設定された内容等、処理装置本体2の異常ではない場合、以後の動作については上述した内容と同様である(ステップST16のNからステップST19)。
【0050】
以上のように、本願発明の第1の実施形態によれば、制御部3は検知手段6が人の存在を検知したときのみ、報知手段5からブザー音やメロディまたは音声ガイド等による報知を行なうことで、これらの報知音がわずらわしく感じられず、また余分な電力も消費しない水処理装置を提供することができる。
【0051】
また、処理装置本体2に異常が発生したとき、制御部3は検知手段6が人の存在を検知したかどうかにかかわらず報知手段5による報知を行うことで、処理装置本体2の異常を確実に報知することができるため、安全で使い勝手のよい水処理装置を提供できる。
【0052】
さらに、上記水処理装置を流し台1に組み込むことで、台所での使い勝手を大いにたかめることが可能になる。
【0053】
図1、2、6は、本願発明の第2の実施形態である水処理装置を示している。ここでは、上記第1の実施形態と相違する事項についてのみ説明し、同様の構成や作用効果等を有するものについては上記第1の実施形態の説明を援用する。
【0054】
本願発明の第2の実施形態が上記第1の実施形態と異なる部分は、図6に示すように検知手段6において、存在が検知された人との距離を検知する距離検知部29を備えているところと、制御部3が報知手段5の音量を設定できるところである。
【0055】
上記差異をふまえて、本願発明の第2の実施形態における電解水生成装置の動作を図1、2、6、7を用いて説明する。
【0056】
水栓8が開かれてから制御部3が操作部4において設定された内容や処理装置本体2の各部の状態から報知が必要であるか判断するまでは(ステップST21からステップST25)、上記第1の実施形態の動作と同様である。
【0057】
制御部3が報知が必要であると判断した場合(ステップST25のY)、その報知する内容が例えば電解槽19の加熱状態等の異常な状態であるときに(ステップST26のY)、制御部3は報知手段5の報知音の音量をn段階のうち最大になるよう設定する(ステップST32)。
【0058】
報知手段5は設定された最大の音量で報知を行い、処理装置本体2の異常について常時確実に報知を行う(ステップST34)。
【0059】
一方、制御部3が報知が必要であると判断し(ステップST25のY)、かつその報知する内容が上記のような異常な状態ではないとき(ステップST26のN)、制御部3は検知手段6に設けられた距離検知部29において、n段階の検知距離の短い方からi番目になっているiの値を1に設定する(ステップST27)。
【0060】
次に制御部3は、距離検知部29において設定された検知距離(この場合i=1)において、検知手段6により人の存在の検知を行い(ステップST28)、人の存在が検知されたときは(ステップST29のY)、報知手段5の音量をn段階の報知音の小さい方からi番目(この場合i=1)に設定する(ステップST31)。報知手段5は、設定された音量により報知を行う(ステップST34)。
【0061】
また、検知手段6において人の存在が検知されなかった場合(ステップST29のN)、制御部3は距離検知部29のiの値がnであるか確認を行い、iの値がnでないときは(ステップST30のN)距離検知部29のiの値に1を加えた値(この場合i=2)を設定する(ステップST33)。
【0062】
そして制御部3は、距離検知部29において設定された検知距離(この場合i=2)において、検知手段6により人の存在の検知を行い(ステップST28)、人の存在が検知されたときは(ステップST29のY)、報知手段5の音量をn段階の報知音の小さい方からi番目(この場合i=2)に設定する(ステップST31)。報知手段5は、設定された音量により報知を行う(ステップST34)。
【0063】
さらに検知手段6において人の存在が検知されなかった場合(ステップST29のN)、制御部3は上記の内容と同様の動作を行い(ステップST30)、(ステップST33)、検知手段6により同じく上記と同様に人の存在の検知を行う(ステップST28)、(ステップST29)。
【0064】
上記の動作を行っているときに、距離検知部29において設定されたiの値がnになった場合(ステップST30のY)、制御部3は検知手段6において人の存在を検知できなかったと判断することにより、報知手段5による報知を行わない。
【0065】
生成されたアルカリイオン水は吐水路11から吐水され、酸性イオン水は排水路12から排水される。そして、水栓8が閉じられた以降の動作は、上記第1の実施形態の動作と同様である。
【0066】
以上のように、本願発明の第2の実施形態によれば、制御部3が検知手段6に設けられた距離検知部29を用いて検知手段6と人との距離を検知し、検知された距離が近いときは報知手段5の音量を低く設定して報知を行い、逆に検知された距離が遠いときは報知手段5の音量を高く設定して報知を行うことにより、常時報知手段5の音量がわずらわしく感じられることがない適切な音量で報知することができる。
【0067】
また、検知手段6において人の存在が検知されないときは、報知手段5による報知を行わないために、報知音がわずらわしく感じられないとともに、余分な電力を消費することがなく、さらに、処理装置本体2に異常が発生したときは、報知手段5の音量を最大にして報知することにより、処理装置本体2の異常を常時確実に報知することができる。
【0068】
なお、本願発明の第1および第2の実施形態においては、いずれも吐水路11からアルカリイオン水が吐水されているが、電解槽19の電極25をプラスとし、電極26をマイナスとして電気分解を行った場合は、吐水路11からは弱酸性イオン水が吐水されるとともに、排水路12からはアルカリイオン水が排水される。
【0069】
また、電解槽19において電気分解が行われない場合は、吐水路11および排水路12のいずれからも浄水が吐水および排水される。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】本願発明の第1および第2の実施形態である水処理装置を備えた流し台の全体構成を示す側面図。
【図2】同水処理装置の処理装置本体の正面図。
【図3】本願発明の第1の実施形態である水処理装置の制御ブロック図。
【図4】同水処理装置における動作を示すフローチャート。
【図5】同水処理装置における動作を示すフローチャート(処理装置本体の異常報知時)。
【図6】本願発明の第2の実施形態である水処理装置の制御ブロック図。
【図7】同水処理装置における動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
【0071】
1 流し台
2 処理装置本体
3 制御部
4 操作部
5 報知手段
6 検知手段
29 距離検知部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原水の水処理を行う処理装置本体と、処理装置本体を操作する操作部と、を有し、前記操作部に入力された内容および処理装置本体の運転状態を音により報知する報知手段と、人の存在を検知する検知手段と、を備え、検知手段が人の存在を検知しているときは報知手段により前記報知を行うように、かつ、検知手段が人の存在を検知していないときは報知手段による前記報知を行なわないように、報知手段を制御する制御部を有することを特徴とする水処理装置。
【請求項2】
前記制御部は、処理装置本体の運転状態の異常を報知する場合には検知手段が人の存在を検知していないときでも報知手段により前記報知を行うように、報知手段を制御するものであることを特徴とする請求項1記載の水処理装置。
【請求項3】
前記検知手段は、存在を検知した人との距離を検知する距離検知部を備え、制御部は、距離検知部により検知された人との距離に応じて、前記距離が長くなれば報知手段の音量が高くなるように、報知手段を制御するものであることを特徴とする請求項1または2記載の水処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、処理装置本体の運転状態の異常を報知する場合には、検知された人との距離にかかわらず、報知手段の音量を最大となるように、報知手段を制御するものであることを特徴とする請求項3記載の水処理装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の水処理装置を備えたことを特徴とする流し台。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−130586(P2007−130586A)
【公開日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−327064(P2005−327064)
【出願日】平成17年11月11日(2005.11.11)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】