水槽
【課題】容易に組立を行うことができる水槽を提供すること。
【解決手段】水槽1は、平面視多角形状の底板2と、底板2の各辺縁部上に載置された複数の透明な側板3と、底板2の各コーナー部に配置された複数の支柱4と、を備える。支柱4は、互いに隣接する2つの側板3、3の両側端部3a、3aを保持する柱部4aと、底板2を下方から受ける受け面4hを有する台座部4gとが一体形成されたものである。底板2の下面2gの各コーナー部には下方突出状の嵌合凸部2dが設けられている。支柱4の台座部4gの受け面4hには上方に開口した嵌合凹部4iが設けられている。そして、嵌合凸部2dが嵌合凹部4iに嵌合されるとともに底板2の下面2gのコーナー部が台座部4gの受け面4h上に当接して載置されている。
【解決手段】水槽1は、平面視多角形状の底板2と、底板2の各辺縁部上に載置された複数の透明な側板3と、底板2の各コーナー部に配置された複数の支柱4と、を備える。支柱4は、互いに隣接する2つの側板3、3の両側端部3a、3aを保持する柱部4aと、底板2を下方から受ける受け面4hを有する台座部4gとが一体形成されたものである。底板2の下面2gの各コーナー部には下方突出状の嵌合凸部2dが設けられている。支柱4の台座部4gの受け面4hには上方に開口した嵌合凹部4iが設けられている。そして、嵌合凸部2dが嵌合凹部4iに嵌合されるとともに底板2の下面2gのコーナー部が台座部4gの受け面4h上に当接して載置されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱帯魚等の水生生物の鑑賞や飼育などに使用される水槽に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の水槽として、例えば特開2002−115号公報(特許文献1)は、平面視四角形状の底板の各辺縁部に4つの透明な側板を組み付けて上面開放の直方体を構成し、その内側コーナー部にシリコーン樹脂等の接着性シール剤を液密に充填した水槽を開示している。
【0003】
また、特開2005−278563号公報(特許文献2)及び特開2006−262760号公報(特許文献3)は、底板の各コーナー部から迫り出した位置に支柱用台座が一体に設けられるとともに、互いに隣接する2つの側板の両側端部を保持する支柱が台座に立設された水槽を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−115号公報
【特許文献2】特開2005−278563号公報
【特許文献3】特開2006−262760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の水槽では、各側板と支柱と台座とが互いに別体に形成されていたので、これらを組み付ける際に、台座に立設された支柱が台座に対してぐらつき易く、水槽の組立作業が面倒であった。
【0006】
本発明は、上述した技術背景に鑑みてなされたもので、その目的は、容易に組立を行うことができる水槽を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は以下の手段を提供する。
【0008】
[1] 平面視多角形状の底板と、前記底板の各辺縁部上に載置された複数の透明な側板と、前記底板の各コーナー部に配置された複数の支柱と、を備え、
前記支柱は、互いに隣接する2つの前記側板の両側端部を保持する柱部と、前記底板を下方から受ける受け面を有する台座部とが一体形成されたものであり、
前記底板の下面の各コーナー部に下方突出状の嵌合凸部が設けられる一方、前記支柱の台座部の受け面に前記嵌合凸部に対応する上方に開口した嵌合凹部が設けられ、
前記嵌合凸部が前記嵌合凹部に嵌合されるとともに前記底板の下面のコーナー部が前記台座部の受け面上に当接して載置されていることを特徴とする水槽。
【0009】
[2] 前記底板は平面視方形状に形成されており、
前記支柱の柱部の周面の一部に、前記台座部の受け面から前記柱部の上端部まで延びた凹入部が形成されるとともに、前記柱部の断面形状が略L字状に形成されており、
前記2つの側板間の角度が互いに直角になるように該両側板の両側端部が前記凹入部内に配置された状態で、該両側端部が前記柱部に保持されるとともに、前記柱部の周面における前記凹入部とは反対側に互いに直角をなして形成された2つの外側面の一方及び他方が、それぞれ前記2つの側板の外側面の一方及び他方と平行に配置されている前項1記載の水槽。
【0010】
[3] 前記支柱の柱部の上端に、前記2つの側板の両側端部が上方へずれるのを阻止するずれ止め片部が、両側端部間の隙間の上端開口を上方から覆うように両側端部の上方に配置されて一体形成されている前項1又は2記載の水槽。
【0011】
[4] 前記複数の側板のうち少なくとも一つの側板における横の長さと縦の長さの比が16:9に設定されている前項1〜3のいずれかに記載の水槽。
【発明の効果】
【0012】
本発明は以下の効果を奏する。
【0013】
[1]の発明では、支柱は柱部と台座部とが一体形成されたものであるから、水槽の組立途中において、柱部が台座部に対してぐらつくことはないし、更に、嵌合凸部が嵌合凹部に嵌合されることにより、支柱の底板に対する位置ずれを防止することができ、しかも、底板の下面のコーナー部が台座部の受け面上に当接して載置されることにより、台座部の受け面が底板の重量を受け、これにより支柱が安定して自立するものとなる。このように、支柱が安定して自立するとともに支柱の柱部のぐらつきと支柱の位置ずれとが防止されるので、水槽の組立を容易に行うことができる。
【0014】
[2]の発明では、支柱の柱部の断面形状が略L字状に形成されるとともに、柱部の2つの外側面の一方及び他方がそれぞれ2つの側板の外側面の一方及び他方と平行に配置されているので、底板が平面視方形状に形成されているいわゆる四角型水槽についてスッキリした印象を看者に与えることができ、高い意匠性を有するものとなる。
【0015】
[3]の発明では、ずれ止め片部によって2つの側板の両側端部の上方へのずれを阻止することができ、これにより、水槽の組立を更に容易に行うことができる。しかも、このすれ止め片部は支柱の柱部の上端に一体形成されたものなので、水槽の部品点数が増加せず、水槽の組立工程数が増えることもない。
【0016】
その上、両側端部間の隙間の上端開口がこのずれ止め片部によって上方から覆われることで、両側端部同士を液密に接着する接着性シール剤のはみ出しが防止されるので、水槽の外観を向上させることができる。
【0017】
[4]の発明では、側板における横の長さと縦の長さの比が16:9に設定されているので、この側板を水槽の前面にして水槽を設置しこの側板から水槽内部を鑑賞する場合、あたかもワイドテレビの画像を見ているような印象を看者に与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る水槽の全体斜視図である。
【図2】図2は、同水槽の平面図である。
【図3】図3は、同水槽の底面図である。
【図4】図4は、図2中のX−X線断面図である。
【図5】図5は、同水槽の分解斜視図である。
【図6】図6は、同水槽の底板の下面のコーナー部と支柱の台座部とを示す斜視図である。
【図7】図7は、同水槽の2つの側板と底板の上面のコーナー部と支柱の台座部とを水槽の内側から見た状態で示す分解斜視図である。
【図8】図8は、同水槽の2つの側板と底板の上面のコーナー部と支柱の台座部とを水槽の外側から見た状態で示す分解斜視図である。
【図9】図9は、同水槽の2つの側板と底板と支柱とを組み付けた状態で示す斜視図である。
【図10】図10は、図9中のY−Y線断面図である。
【図11】図11は、図9中のZ−Z線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に、本発明の一実施形態について図面を参照して以下に説明する。
【0020】
本実施形態の水槽1は、例えば観賞魚用水槽であり、図1〜5に示すように、底板2と、前後左右の4つの側板3と、4つの支柱4とから構成されている。
【0021】
底板2は、合成樹脂製であり、平面視で横長の長方形状に形成されている。図5及び7に示すように、底板2の上面2fの前後の各長辺縁部には、横断面形状が上向きコ字状の溝条2aがそれぞれ形成されており、底板2の上面2fの左右の各短辺縁部にも、横断面形状が上向きコ字状の溝条2aがそれぞれ形成されている。
【0022】
各溝条2aの外側部2b、つまり底板2の外周部は、図7に示すように、底板2の各コーナー部を除いて、底板2の上面2fよりも高い位置まで立ち上がって形成されている。
【0023】
底板2の下面2gの中央部には、図3及び4に示すように、下方突出状の補強用接地リブ2cが格子状に一体形成されている。このリブ2cの下端が水槽設置面Sに当接することで、底板2が補強されるとともにこのリブ2cによって底板2が下方から水平に支持される。
【0024】
底板2の下面2gの各コーナー部には、図6〜8に示すように、下方突出状の嵌合凸部2dが一体形成されている。この嵌合凸部2dの中央部は窪んでおり、詳述すると嵌合凸部2dは、底面視で概ねロ字状に形成されており、具体的には「ロ」の字における4つの角部のうち1つの角部で隣接する辺部同士が繋がっていないような形状に形成されている。嵌合凸部2dの突出量は約0.5〜1.5mmである。
【0025】
各側板3は、厚さ約3mmの透明なガラス製又はアクリル製であり、本実施形態では無色透明なガラス製である。前後左右の4つの側板のうち前後の各側板3における横の長さと縦の長さの比は、ワイドテレビの画面の比率と同じく16:9に設定されている。一方、左右の各側板3における横の長さと縦の長さの比は、そのような比率には設定されておらず、約1:1に設定されている。そして、前後の各側板3の下端部3bが底板2の各長辺縁部の溝条2a内に嵌め込まれており、左右の各側板3の下端部3bが底板2の各短辺縁部の溝条2a内に嵌め込まれている。
【0026】
支柱4は、図5に示すように、底板2及び側板3とは別体に形成された合成樹脂製のものであり、底板2の各コーナー部に配置されており、互いに隣接する2つの側板3、3の両側端部3a、3aを保持する柱部4aと、底板2を下方から受ける受け面4hを有する台座部4gとが一体形成されたものである(図6参照)。柱部4aは底板2に対して垂直に上方突出状に配置されている。
【0027】
台座部4gは、柱部4aの下端から下方向に延びて一体形成されており、その断面形状は方形状(詳述すると正方形状)である。台座部4gの下面は、支柱4の長さ方向に対して垂直(即ち水平)に形成されており、図4及び10に示すように、水槽1を水槽設置面S上に設置した状態のもとで、台座部4gの下面が水槽設置面Sに面接触状態に当接している。
【0028】
さらに、図6及び7に示すように、台座部4gの受け面4hは、支柱4の長さ方向に対して垂直(即ち水平)に形成されるとともに、受け面4hの中央部には、底板2の嵌合凸部2dに対応する上方に開口した断面四角形状の嵌合凹部4iが、受け面4hから台座部4gの下面まで下方向に貫通して形成されている。そして、図10に示すように、この嵌合凹部4i内に底板2の嵌合凸部2dが嵌合されるとともに、底板2の下面2gのコーナー部(詳述すると底板2の下面2gにおける嵌合凸部2dを包囲する周囲部)が受け面4h上に面接触状態に受け面4hと当接して載置されている。このような状態で支柱4が水槽設置面Sに対して起立状に配置されている。
【0029】
柱部4aの周面における水槽内側に向いた部分には、図5〜7、11に示すように、開き角度90°の凹入部4bが台座部4gの受け面4hから柱部4aの上端部まで延びて形成されるとともに、柱部4aの断面形状が略L字状に形成されている。
【0030】
さらに、図7に示すように、柱部4aの凹入部4bの内面における受け面4hとの隣接部には、断面コ字状の嵌合溝部4jが形成されている。そして、図10に示すように、この嵌合溝部4j内に底板2のコーナー部の外側部2eが嵌合されている。
【0031】
柱部4aの凹入部4bは、仕切り部(4c、4d)を介して分かれた2つの縦溝部4e、4eとなっている。仕切り部(4c、4d)は、柱部4aの凹入部4bの内側角部に嵌合溝部4jの上端から柱部4aの上端部まで延びて一体形成された、突出量が小さい小仕切り壁部4cと、該小仕切り壁部4cの上部及び下部にそれぞれ一体形成された、突出量が大きい仕切り用突片部4dとから構成されている(図4参照)。
【0032】
図11に示すように、2つの縦溝部4e、4eのうち一方の縦溝部4e内には、互いに隣接する2つの側板3、3のうち一方の側板3の側端部3aが配置されて保持されるとともに、他方の縦溝部4e内には、他方の側板3の側端部3aが配置されて保持されている。この状態において、一方の側板3と他方の側板3との間の角度は直角になっている。
【0033】
柱部4aの周面における凹入部4bとは反対側に互いに直角をなして形成された2つの外側面4k1、4k2のうち一方の外側面4k1は、互いに隣接する2つの側板3、3のうち一方の側板3の外側面3c1と平行に配置されるとともに、他方の外側面4k2は、他方の側板3の外側面3c2と平行に配置されている。
【0034】
柱部4aの上端には、互いに隣接する2つの側板3、3の両側端部3a、3aが上方へずれるのを阻止するずれ止め片部4mが一体形成されている。このずれ止め片部4mは、平面視方形状に形成されるとともに、両側端部3a、3a間の隙間の上端開口を上方から覆う状態にして両側端部3a、3aの上方近傍に水平に配置されている。そして、両側端部3a、3aがこのずれ止め片部4mに当接することで両側端部3a、3aの上方へのずれが阻止されるものとなされており、さらに、両側端部3a、3a間の隙間の上端開口がこのずれ止め片部4mによって上方から覆われることで、両側端部3a、3a同士を接着する接着性シール剤(図示せず)のはみ出しが防止されて、水槽1の外観を向上させるものとなされている。
【0035】
次に、上記水槽1の組立手順を以下に説明する。
【0036】
まず、平坦で水平な天面を有する水槽組立作業用テーブル(図示せず)上で、底板2の下面2gの各コーナー部の嵌合凸部2dを、対応する支柱4の台座部4gの受け面4hの嵌合凹部4iに嵌合させるとともに、底板2の下面2gの各コーナー部を台座部4gの受け面4h上に面接触状態に当接させて載置する。これにより、台座部4gの受け面4hが底板2の重量を受けて支柱4が安定してテーブル上で自立する。
【0037】
次いで、底板2の前後の溝条2a、2a及び左右の溝条2a、2aにそれぞれシリコーン樹脂等の接着性シール剤(図示せず)を塗布した後、各柱部4a、4a間に側板3を配置してその下端部3bを底板2の各溝条2a内を嵌め込み、更に、互いに隣接する2つの側板3、3の側端部3a、3aのそれぞれを柱部4aの凹入部4bの各縦溝部4e、4e内に配置すれば、各側板3が溝条2a及び縦溝部4eに仮保持される。
【0038】
その後、全ての隣接する2つの側板3、3の両側端部3a、3a間の内隅部(この内隅部は両側端部3a、3a間の隙間を含む)に接着性シール剤を液密に塗布して充填することにより、水槽1の組立が完了する。
【0039】
而して、上記水槽1は次のような利点がある。
【0040】
支柱4は柱部4aと台座部4gとが一体形成されたものであるから、柱部4aが台座部4gに対してぐらつくことはないし、更に、嵌合凸部2dが嵌合凹部4iに嵌合されることにより、支柱4の底板2に対する前後左右方向の位置ずれを防止することができ、しかも、底板2の下面2gのコーナー部が台座部4gの受け面4h上に当接して載置されることにより、台座部4gの受け面4hが底板2の重量を受けて支柱4が安定して自立するものとなる。したがって、側板3を溝条2a及び縦溝部4eに仮保持させる際、支柱4は安定して自立しているとともに、支柱4の柱部4aが台座部4gに対してぐらつきを生じることがないし、支柱4が底板2に対して位置ずれを生じることもない。そのため、水槽1の組立を容易に行うことができる。
【0041】
さらに、支柱4の柱部4aの断面形状が略L字状に形成されるとともに、柱部4aの2つの外側面4k1、4k2の一方及び他方がそれぞれ2つの側板3、3の外側面3c1、3c2の一方及び他方と平行に配置されているので、底板2が平面視方形状に形成されているいわゆる四角型水槽1についてスッキリした印象を看者に与えることができ、高い意匠性を有するものとなっている。
【0042】
さらに、側板3を溝条2a及び縦溝部4eに仮保持させた状態では、ずれ止め片部4mによって2つの側板3、3の両側端部3a、3aの上方へのずれが阻止されており、これにより、水槽1の組立を更に容易に行うことができる。しかも、このすれ止め片部4mは支柱4の柱部4aの上端に一体形成されたものなので、水槽1の部品点数が増加せず、水槽1の組立工程数が増えることもない。
【0043】
その上、両側端部3a、3a間の隙間の上端開口がこのずれ止め片部4mによって上方から覆われることで、両側端部3a、3a同士を接着する接着性シール剤のはみ出しが防止されているので、水槽1の外観を向上させることができる。
【0044】
さらに、前後の各側板3、3における横の長さと縦の長さの比が16:9に設定されているので、この側板3から水槽内部を鑑賞する場合、あたかもワイドテレビの画像を見ているような印象を看者に与えることができる。
【0045】
以上で本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に示したものであることに限定されるものではなく、様々に変更可能であることはいうまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明は、水生生物(例:熱帯魚)や水生植物の鑑賞や飼育などに使用される水槽に利用可能である。
【符号の説明】
【0047】
1:水槽
2:底板
2a:溝条
2d:嵌合凸部
2g:下面
3:側板
3a:側端部
3c1、3c2:外側面
4:支柱
4a:柱部
4b:凹入部
4g:台座部
4h:受け面
4i:嵌合凹部
4k1、4k2:外側面
4m:ずれ止め片部
S:水槽設置面
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱帯魚等の水生生物の鑑賞や飼育などに使用される水槽に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の水槽として、例えば特開2002−115号公報(特許文献1)は、平面視四角形状の底板の各辺縁部に4つの透明な側板を組み付けて上面開放の直方体を構成し、その内側コーナー部にシリコーン樹脂等の接着性シール剤を液密に充填した水槽を開示している。
【0003】
また、特開2005−278563号公報(特許文献2)及び特開2006−262760号公報(特許文献3)は、底板の各コーナー部から迫り出した位置に支柱用台座が一体に設けられるとともに、互いに隣接する2つの側板の両側端部を保持する支柱が台座に立設された水槽を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−115号公報
【特許文献2】特開2005−278563号公報
【特許文献3】特開2006−262760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の水槽では、各側板と支柱と台座とが互いに別体に形成されていたので、これらを組み付ける際に、台座に立設された支柱が台座に対してぐらつき易く、水槽の組立作業が面倒であった。
【0006】
本発明は、上述した技術背景に鑑みてなされたもので、その目的は、容易に組立を行うことができる水槽を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は以下の手段を提供する。
【0008】
[1] 平面視多角形状の底板と、前記底板の各辺縁部上に載置された複数の透明な側板と、前記底板の各コーナー部に配置された複数の支柱と、を備え、
前記支柱は、互いに隣接する2つの前記側板の両側端部を保持する柱部と、前記底板を下方から受ける受け面を有する台座部とが一体形成されたものであり、
前記底板の下面の各コーナー部に下方突出状の嵌合凸部が設けられる一方、前記支柱の台座部の受け面に前記嵌合凸部に対応する上方に開口した嵌合凹部が設けられ、
前記嵌合凸部が前記嵌合凹部に嵌合されるとともに前記底板の下面のコーナー部が前記台座部の受け面上に当接して載置されていることを特徴とする水槽。
【0009】
[2] 前記底板は平面視方形状に形成されており、
前記支柱の柱部の周面の一部に、前記台座部の受け面から前記柱部の上端部まで延びた凹入部が形成されるとともに、前記柱部の断面形状が略L字状に形成されており、
前記2つの側板間の角度が互いに直角になるように該両側板の両側端部が前記凹入部内に配置された状態で、該両側端部が前記柱部に保持されるとともに、前記柱部の周面における前記凹入部とは反対側に互いに直角をなして形成された2つの外側面の一方及び他方が、それぞれ前記2つの側板の外側面の一方及び他方と平行に配置されている前項1記載の水槽。
【0010】
[3] 前記支柱の柱部の上端に、前記2つの側板の両側端部が上方へずれるのを阻止するずれ止め片部が、両側端部間の隙間の上端開口を上方から覆うように両側端部の上方に配置されて一体形成されている前項1又は2記載の水槽。
【0011】
[4] 前記複数の側板のうち少なくとも一つの側板における横の長さと縦の長さの比が16:9に設定されている前項1〜3のいずれかに記載の水槽。
【発明の効果】
【0012】
本発明は以下の効果を奏する。
【0013】
[1]の発明では、支柱は柱部と台座部とが一体形成されたものであるから、水槽の組立途中において、柱部が台座部に対してぐらつくことはないし、更に、嵌合凸部が嵌合凹部に嵌合されることにより、支柱の底板に対する位置ずれを防止することができ、しかも、底板の下面のコーナー部が台座部の受け面上に当接して載置されることにより、台座部の受け面が底板の重量を受け、これにより支柱が安定して自立するものとなる。このように、支柱が安定して自立するとともに支柱の柱部のぐらつきと支柱の位置ずれとが防止されるので、水槽の組立を容易に行うことができる。
【0014】
[2]の発明では、支柱の柱部の断面形状が略L字状に形成されるとともに、柱部の2つの外側面の一方及び他方がそれぞれ2つの側板の外側面の一方及び他方と平行に配置されているので、底板が平面視方形状に形成されているいわゆる四角型水槽についてスッキリした印象を看者に与えることができ、高い意匠性を有するものとなる。
【0015】
[3]の発明では、ずれ止め片部によって2つの側板の両側端部の上方へのずれを阻止することができ、これにより、水槽の組立を更に容易に行うことができる。しかも、このすれ止め片部は支柱の柱部の上端に一体形成されたものなので、水槽の部品点数が増加せず、水槽の組立工程数が増えることもない。
【0016】
その上、両側端部間の隙間の上端開口がこのずれ止め片部によって上方から覆われることで、両側端部同士を液密に接着する接着性シール剤のはみ出しが防止されるので、水槽の外観を向上させることができる。
【0017】
[4]の発明では、側板における横の長さと縦の長さの比が16:9に設定されているので、この側板を水槽の前面にして水槽を設置しこの側板から水槽内部を鑑賞する場合、あたかもワイドテレビの画像を見ているような印象を看者に与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る水槽の全体斜視図である。
【図2】図2は、同水槽の平面図である。
【図3】図3は、同水槽の底面図である。
【図4】図4は、図2中のX−X線断面図である。
【図5】図5は、同水槽の分解斜視図である。
【図6】図6は、同水槽の底板の下面のコーナー部と支柱の台座部とを示す斜視図である。
【図7】図7は、同水槽の2つの側板と底板の上面のコーナー部と支柱の台座部とを水槽の内側から見た状態で示す分解斜視図である。
【図8】図8は、同水槽の2つの側板と底板の上面のコーナー部と支柱の台座部とを水槽の外側から見た状態で示す分解斜視図である。
【図9】図9は、同水槽の2つの側板と底板と支柱とを組み付けた状態で示す斜視図である。
【図10】図10は、図9中のY−Y線断面図である。
【図11】図11は、図9中のZ−Z線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に、本発明の一実施形態について図面を参照して以下に説明する。
【0020】
本実施形態の水槽1は、例えば観賞魚用水槽であり、図1〜5に示すように、底板2と、前後左右の4つの側板3と、4つの支柱4とから構成されている。
【0021】
底板2は、合成樹脂製であり、平面視で横長の長方形状に形成されている。図5及び7に示すように、底板2の上面2fの前後の各長辺縁部には、横断面形状が上向きコ字状の溝条2aがそれぞれ形成されており、底板2の上面2fの左右の各短辺縁部にも、横断面形状が上向きコ字状の溝条2aがそれぞれ形成されている。
【0022】
各溝条2aの外側部2b、つまり底板2の外周部は、図7に示すように、底板2の各コーナー部を除いて、底板2の上面2fよりも高い位置まで立ち上がって形成されている。
【0023】
底板2の下面2gの中央部には、図3及び4に示すように、下方突出状の補強用接地リブ2cが格子状に一体形成されている。このリブ2cの下端が水槽設置面Sに当接することで、底板2が補強されるとともにこのリブ2cによって底板2が下方から水平に支持される。
【0024】
底板2の下面2gの各コーナー部には、図6〜8に示すように、下方突出状の嵌合凸部2dが一体形成されている。この嵌合凸部2dの中央部は窪んでおり、詳述すると嵌合凸部2dは、底面視で概ねロ字状に形成されており、具体的には「ロ」の字における4つの角部のうち1つの角部で隣接する辺部同士が繋がっていないような形状に形成されている。嵌合凸部2dの突出量は約0.5〜1.5mmである。
【0025】
各側板3は、厚さ約3mmの透明なガラス製又はアクリル製であり、本実施形態では無色透明なガラス製である。前後左右の4つの側板のうち前後の各側板3における横の長さと縦の長さの比は、ワイドテレビの画面の比率と同じく16:9に設定されている。一方、左右の各側板3における横の長さと縦の長さの比は、そのような比率には設定されておらず、約1:1に設定されている。そして、前後の各側板3の下端部3bが底板2の各長辺縁部の溝条2a内に嵌め込まれており、左右の各側板3の下端部3bが底板2の各短辺縁部の溝条2a内に嵌め込まれている。
【0026】
支柱4は、図5に示すように、底板2及び側板3とは別体に形成された合成樹脂製のものであり、底板2の各コーナー部に配置されており、互いに隣接する2つの側板3、3の両側端部3a、3aを保持する柱部4aと、底板2を下方から受ける受け面4hを有する台座部4gとが一体形成されたものである(図6参照)。柱部4aは底板2に対して垂直に上方突出状に配置されている。
【0027】
台座部4gは、柱部4aの下端から下方向に延びて一体形成されており、その断面形状は方形状(詳述すると正方形状)である。台座部4gの下面は、支柱4の長さ方向に対して垂直(即ち水平)に形成されており、図4及び10に示すように、水槽1を水槽設置面S上に設置した状態のもとで、台座部4gの下面が水槽設置面Sに面接触状態に当接している。
【0028】
さらに、図6及び7に示すように、台座部4gの受け面4hは、支柱4の長さ方向に対して垂直(即ち水平)に形成されるとともに、受け面4hの中央部には、底板2の嵌合凸部2dに対応する上方に開口した断面四角形状の嵌合凹部4iが、受け面4hから台座部4gの下面まで下方向に貫通して形成されている。そして、図10に示すように、この嵌合凹部4i内に底板2の嵌合凸部2dが嵌合されるとともに、底板2の下面2gのコーナー部(詳述すると底板2の下面2gにおける嵌合凸部2dを包囲する周囲部)が受け面4h上に面接触状態に受け面4hと当接して載置されている。このような状態で支柱4が水槽設置面Sに対して起立状に配置されている。
【0029】
柱部4aの周面における水槽内側に向いた部分には、図5〜7、11に示すように、開き角度90°の凹入部4bが台座部4gの受け面4hから柱部4aの上端部まで延びて形成されるとともに、柱部4aの断面形状が略L字状に形成されている。
【0030】
さらに、図7に示すように、柱部4aの凹入部4bの内面における受け面4hとの隣接部には、断面コ字状の嵌合溝部4jが形成されている。そして、図10に示すように、この嵌合溝部4j内に底板2のコーナー部の外側部2eが嵌合されている。
【0031】
柱部4aの凹入部4bは、仕切り部(4c、4d)を介して分かれた2つの縦溝部4e、4eとなっている。仕切り部(4c、4d)は、柱部4aの凹入部4bの内側角部に嵌合溝部4jの上端から柱部4aの上端部まで延びて一体形成された、突出量が小さい小仕切り壁部4cと、該小仕切り壁部4cの上部及び下部にそれぞれ一体形成された、突出量が大きい仕切り用突片部4dとから構成されている(図4参照)。
【0032】
図11に示すように、2つの縦溝部4e、4eのうち一方の縦溝部4e内には、互いに隣接する2つの側板3、3のうち一方の側板3の側端部3aが配置されて保持されるとともに、他方の縦溝部4e内には、他方の側板3の側端部3aが配置されて保持されている。この状態において、一方の側板3と他方の側板3との間の角度は直角になっている。
【0033】
柱部4aの周面における凹入部4bとは反対側に互いに直角をなして形成された2つの外側面4k1、4k2のうち一方の外側面4k1は、互いに隣接する2つの側板3、3のうち一方の側板3の外側面3c1と平行に配置されるとともに、他方の外側面4k2は、他方の側板3の外側面3c2と平行に配置されている。
【0034】
柱部4aの上端には、互いに隣接する2つの側板3、3の両側端部3a、3aが上方へずれるのを阻止するずれ止め片部4mが一体形成されている。このずれ止め片部4mは、平面視方形状に形成されるとともに、両側端部3a、3a間の隙間の上端開口を上方から覆う状態にして両側端部3a、3aの上方近傍に水平に配置されている。そして、両側端部3a、3aがこのずれ止め片部4mに当接することで両側端部3a、3aの上方へのずれが阻止されるものとなされており、さらに、両側端部3a、3a間の隙間の上端開口がこのずれ止め片部4mによって上方から覆われることで、両側端部3a、3a同士を接着する接着性シール剤(図示せず)のはみ出しが防止されて、水槽1の外観を向上させるものとなされている。
【0035】
次に、上記水槽1の組立手順を以下に説明する。
【0036】
まず、平坦で水平な天面を有する水槽組立作業用テーブル(図示せず)上で、底板2の下面2gの各コーナー部の嵌合凸部2dを、対応する支柱4の台座部4gの受け面4hの嵌合凹部4iに嵌合させるとともに、底板2の下面2gの各コーナー部を台座部4gの受け面4h上に面接触状態に当接させて載置する。これにより、台座部4gの受け面4hが底板2の重量を受けて支柱4が安定してテーブル上で自立する。
【0037】
次いで、底板2の前後の溝条2a、2a及び左右の溝条2a、2aにそれぞれシリコーン樹脂等の接着性シール剤(図示せず)を塗布した後、各柱部4a、4a間に側板3を配置してその下端部3bを底板2の各溝条2a内を嵌め込み、更に、互いに隣接する2つの側板3、3の側端部3a、3aのそれぞれを柱部4aの凹入部4bの各縦溝部4e、4e内に配置すれば、各側板3が溝条2a及び縦溝部4eに仮保持される。
【0038】
その後、全ての隣接する2つの側板3、3の両側端部3a、3a間の内隅部(この内隅部は両側端部3a、3a間の隙間を含む)に接着性シール剤を液密に塗布して充填することにより、水槽1の組立が完了する。
【0039】
而して、上記水槽1は次のような利点がある。
【0040】
支柱4は柱部4aと台座部4gとが一体形成されたものであるから、柱部4aが台座部4gに対してぐらつくことはないし、更に、嵌合凸部2dが嵌合凹部4iに嵌合されることにより、支柱4の底板2に対する前後左右方向の位置ずれを防止することができ、しかも、底板2の下面2gのコーナー部が台座部4gの受け面4h上に当接して載置されることにより、台座部4gの受け面4hが底板2の重量を受けて支柱4が安定して自立するものとなる。したがって、側板3を溝条2a及び縦溝部4eに仮保持させる際、支柱4は安定して自立しているとともに、支柱4の柱部4aが台座部4gに対してぐらつきを生じることがないし、支柱4が底板2に対して位置ずれを生じることもない。そのため、水槽1の組立を容易に行うことができる。
【0041】
さらに、支柱4の柱部4aの断面形状が略L字状に形成されるとともに、柱部4aの2つの外側面4k1、4k2の一方及び他方がそれぞれ2つの側板3、3の外側面3c1、3c2の一方及び他方と平行に配置されているので、底板2が平面視方形状に形成されているいわゆる四角型水槽1についてスッキリした印象を看者に与えることができ、高い意匠性を有するものとなっている。
【0042】
さらに、側板3を溝条2a及び縦溝部4eに仮保持させた状態では、ずれ止め片部4mによって2つの側板3、3の両側端部3a、3aの上方へのずれが阻止されており、これにより、水槽1の組立を更に容易に行うことができる。しかも、このすれ止め片部4mは支柱4の柱部4aの上端に一体形成されたものなので、水槽1の部品点数が増加せず、水槽1の組立工程数が増えることもない。
【0043】
その上、両側端部3a、3a間の隙間の上端開口がこのずれ止め片部4mによって上方から覆われることで、両側端部3a、3a同士を接着する接着性シール剤のはみ出しが防止されているので、水槽1の外観を向上させることができる。
【0044】
さらに、前後の各側板3、3における横の長さと縦の長さの比が16:9に設定されているので、この側板3から水槽内部を鑑賞する場合、あたかもワイドテレビの画像を見ているような印象を看者に与えることができる。
【0045】
以上で本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に示したものであることに限定されるものではなく、様々に変更可能であることはいうまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明は、水生生物(例:熱帯魚)や水生植物の鑑賞や飼育などに使用される水槽に利用可能である。
【符号の説明】
【0047】
1:水槽
2:底板
2a:溝条
2d:嵌合凸部
2g:下面
3:側板
3a:側端部
3c1、3c2:外側面
4:支柱
4a:柱部
4b:凹入部
4g:台座部
4h:受け面
4i:嵌合凹部
4k1、4k2:外側面
4m:ずれ止め片部
S:水槽設置面
【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面視多角形状の底板と、前記底板の各辺縁部上に載置された複数の透明な側板と、前記底板の各コーナー部に配置された複数の支柱と、を備え、
前記支柱は、互いに隣接する2つの前記側板の両側端部を保持する柱部と、前記底板を下方から受ける受け面を有する台座部とが一体形成されたものであり、
前記底板の下面の各コーナー部に下方突出状の嵌合凸部が設けられる一方、前記支柱の台座部の受け面に前記嵌合凸部に対応する上方に開口した嵌合凹部が設けられ、
前記嵌合凸部が前記嵌合凹部に嵌合されるとともに前記底板の下面のコーナー部が前記台座部の受け面上に当接して載置されていることを特徴とする水槽。
【請求項2】
前記底板は平面視方形状に形成されており、
前記支柱の柱部の周面の一部に、前記台座部の受け面から前記柱部の上端部まで延びた凹入部が形成されるとともに、前記柱部の断面形状が略L字状に形成されており、
前記2つの側板間の角度が互いに直角になるように該両側板の両側端部が前記凹入部内に配置された状態で、該両側端部が前記柱部に保持されるとともに、前記柱部の周面における前記凹入部とは反対側に互いに直角をなして形成された2つの外側面の一方及び他方が、それぞれ前記2つの側板の外側面の一方及び他方と平行に配置されている請求項1記載の水槽。
【請求項3】
前記支柱の柱部の上端に、前記2つの側板の両側端部が上方へずれるのを阻止するずれ止め片部が、両側端部間の隙間の上端開口を上方から覆うように両側端部の上方に配置されて一体形成されている請求項1又は2記載の水槽。
【請求項4】
前記複数の側板のうち少なくとも一つの側板における横の長さと縦の長さの比が16:9に設定されている請求項1〜3のいずれかに記載の水槽。
【請求項1】
平面視多角形状の底板と、前記底板の各辺縁部上に載置された複数の透明な側板と、前記底板の各コーナー部に配置された複数の支柱と、を備え、
前記支柱は、互いに隣接する2つの前記側板の両側端部を保持する柱部と、前記底板を下方から受ける受け面を有する台座部とが一体形成されたものであり、
前記底板の下面の各コーナー部に下方突出状の嵌合凸部が設けられる一方、前記支柱の台座部の受け面に前記嵌合凸部に対応する上方に開口した嵌合凹部が設けられ、
前記嵌合凸部が前記嵌合凹部に嵌合されるとともに前記底板の下面のコーナー部が前記台座部の受け面上に当接して載置されていることを特徴とする水槽。
【請求項2】
前記底板は平面視方形状に形成されており、
前記支柱の柱部の周面の一部に、前記台座部の受け面から前記柱部の上端部まで延びた凹入部が形成されるとともに、前記柱部の断面形状が略L字状に形成されており、
前記2つの側板間の角度が互いに直角になるように該両側板の両側端部が前記凹入部内に配置された状態で、該両側端部が前記柱部に保持されるとともに、前記柱部の周面における前記凹入部とは反対側に互いに直角をなして形成された2つの外側面の一方及び他方が、それぞれ前記2つの側板の外側面の一方及び他方と平行に配置されている請求項1記載の水槽。
【請求項3】
前記支柱の柱部の上端に、前記2つの側板の両側端部が上方へずれるのを阻止するずれ止め片部が、両側端部間の隙間の上端開口を上方から覆うように両側端部の上方に配置されて一体形成されている請求項1又は2記載の水槽。
【請求項4】
前記複数の側板のうち少なくとも一つの側板における横の長さと縦の長さの比が16:9に設定されている請求項1〜3のいずれかに記載の水槽。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2010−213636(P2010−213636A)
【公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−65436(P2009−65436)
【出願日】平成21年3月18日(2009.3.18)
【出願人】(393022746)ジェックス株式会社 (37)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年3月18日(2009.3.18)
【出願人】(393022746)ジェックス株式会社 (37)
【Fターム(参考)】
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