説明

水温調節機能付浄水器

【課題】蛇口から出る水道水をそのまま飲用すると、濾過装置を通した水であっても冬は冷たく、夏は生温かく、加熱や冷却などをせずに美味しい水を飲用することは不可能だった。
本発明は、従来不可能とされていた水道水の温度調節を可能にし、濾過した水道水をさらに美味しくすることを提供する。
【解決手段】本体各部に水を美味しくする濾過装置、炭、小石を設け、蛇口近くに水の温度を調節するサーモスタットを設けたことを特徴とする水温調節機能付浄水器。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蛇口に取り付ける浄水器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、水道水を美味しくするには濾過装置などを使用していたが、水温まで調節し体感的にも美味しく感じさせる装置はなかった。
なお、蛇口近くに取り付ける浄水器が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−212932号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
蛇口から出る水道水をそのまま飲用すると、冬は冷たく夏は生温かく、濾過装置を通した水道水であっても、美味しく感じられないことがあった。その場合、美味しい水を飲用するためには、加熱や冷却などさらに手間を掛ける必要があった。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本体各部に水を美味しくする濾過装置、炭、小石を設け、蛇口近くにサーモスタットを設ける。
以上の構成よりなる水温調節機能付浄水器。
【発明の効果】
【0006】
従来不可能とされていた水道水の温度調節を本発明により可能にし、蛇口から出る水道水が加温・冷却されることで、暑い時には冷たく、寒い時には暖かい井戸水のような温度の水が飲めるようになり、濾過した水道水をさらに美味しくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の要部拡大図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)筒状容器(2)に筒状容器(3)を次に筒状容器(4)を接続し、蛇口近くに筒状容器(5)を設ける。
(ロ)筒状容器(2)の中心軸から複数の半透明膜が広がるように取り付け、筒状容器(3)内に複数の小石を入れ、筒状容器(4)内には複数の炭を入れる。
(ハ)筒状容器(5)に水温に反応し温度を調節する装置を設ける。
(二)筒状容器(2)、(3)、(4)はそれぞれ取り外し可能なものを設ける。
本発明は以上のような構造である。
本発明を使用するときは、筒状容器(2)内の中心軸が水道水の水圧により回転し、複数取り付けられた半透明膜が内部で広がり、プロペラの様に筒状容器(2)内の水を攪拌しそれにより、第1段階の濾過を行う。さらに、筒状容器(3)の小石を通過させ、最後に筒状容器(4)の炭に入り水道水が十分濾過される。蛇口近くにサーモスタットを設ける事により、水道の蛇口を捻るだけで好みの温度に調節された美味しい水を飲用する事が出来る。筒状容器(2)、(3)、(4)はそれぞれ取外し可能にする事で、必要な時に応じて各々新しい物と交換が出来るので、メンテナンスにかかるコストも軽減できる。サーモスタット(5)で冬暖かく、夏冷たい等、好みによって水道水の温度調節が可能になる。
【符号の説明】
【0009】
1本体、2筒状容器、3筒状容器、4筒状容器、5サーモスタット、6半透明膜、7小石、8炭、9攪拌器、10中心軸、11蛇口、12水道管

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体各部に水を美味しくする濾過装置、炭、小石を設け、蛇口近くにサーモスッタトを設けた水温調節機能付浄水器。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−47022(P2012−47022A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−204895(P2010−204895)
【出願日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【出願人】(510223106)
【Fターム(参考)】