説明

水素製造装置

【課題】水素製造時の生産効率を改善し、また収率も向上させて、低コストで水素を製造することができるようにする。
【解決手段】本発明の水素製造装置10は、炭酸カリウムを水に溶かして得られた炭酸カリウム水溶液と、植物油とから水油混合体を製造する水油混合体製造部1と、その水油混合体製造部1で製造された水油混合体を原料として水素と一酸化炭素と二酸化炭素と余剰の炭酸カリウム水溶液とを発生させるガス化反応部2と、そのガス化反応部2で発生した水素と一酸化炭素と二酸化炭素とを外部に取り出し製造する水素製造部3と、を備えることを特徴としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水素を製造する水素製造装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、水素は燃料電池などに使用され、その消費量や用途が高まっている。ところで、本発明者は、先に下記の特許文献1に開示するガス製造装置を考案した。このガス製造装置は、水と水以外の液体とから水混合体を製造し、その水混合体を原料としてメタンや水素を製造する装置である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−100787号公報
【0004】
この特許文献1のガス製造装置において、水以外の液体として植物油を用いた場合、ガス製造装置は、植物油と水とを反応させて水素を製造する装置となる。
【0005】
しかし、植物油と水との反応は、比較的緩やかに進行するため、水素の製造速度も遅くなり、生産効率が低く、コストが高くなるという問題点を有していた。
【0006】
また、植物油と水とが未反応のままで残り、収率が低くなり、この点からもコストが高くなるという問題点を有していた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
この発明は上記に鑑み提案されたもので、水素製造時の生産効率を改善し、また収率も向上させて、低コストで水素を製造することができる水素製造装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、水素を製造する水素製造装置において、炭酸カリウムを水に溶かして得られた炭酸カリウム水溶液と、植物油とから水油混合体を製造する水油混合体製造部と、上記水油混合体製造部で製造された水油混合体を原料として水素と一酸化炭素と二酸化炭素と余剰の炭酸カリウム水溶液とを発生させるガス化反応部と、上記ガス化反応部で発生した水素と一酸化炭素と二酸化炭素とを外部に取り出し製造する水素製造部と、を備えることを特徴としている。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明において、上記水素製造部は、余剰の炭酸カリウム水溶液を水油混合体製造部に循環供給するようにしたものである。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、上記した請求項1または2に記載の発明において、上記水素製造部は、上記ガス化反応部で発生した一酸化炭素をさらに水と反応させて水素を発生させ製造するものである。
【0011】
さらに、請求項4に記載の発明は、上記した請求項1から3の何れか1項に記載の発明において、上記植物油を廃天ぷら油とするものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によると、炭酸カリウム水溶液と植物油とを原料として水素と一酸化炭素と二酸化炭素と余剰の炭酸カリウム水溶液とを発生させ、水素を外部に取り出し製造するようにしたので、炭酸カリウムが反応触媒の機能を発揮して水と植物油との反応が活発化し、水素の発生を促進する。したがって、水素の生産効率を改善することができ、また収率も向上させて、低コストで水素を製造することができる。
【0013】
また、余剰の炭酸カリウムを循環供給するようにしたので、水素製造に使用する炭酸カリウムの量を低減することができ、したがって、水素をより低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の水素製造装置の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は本発明の水素製造装置の構成例を示す図である。図1において、本発明の水素製造装置10は、水素ガスを製造する装置であり、水油混合体製造部1と、ガス化反応部2と、水素製造部3とを備えている。
【0016】
水油混合体製造部1は、炭酸カリウム(K2CO3)を水に溶かして得られた炭酸カリウム水溶液と、植物油とから水油混合体を製造する。
【0017】
ガス化反応部2は、その水油混合体製造部1で製造された水油混合体を原料として水素(H2)と一酸化炭素(CO)と二酸化炭素(CO2)と余剰の炭酸カリウム水溶液とを発生させる。
【0018】
水素製造部3は、そのガス化反応部2で発生した水素と一酸化炭素と二酸化炭素とを外部に取り出し製造する。また、余剰の炭酸カリウム水溶液を水油混合体製造部1の凝縮水タンク16,17に循環供給する。
【0019】
上記の各部1,2,3の説明をより詳細に行う。なお、この水素製造装置10において、植物油に、主成分がリノール酸(C1731COOH)からなるヒマワリ油を用いて水素を製造する場合の各部位a〜oにおける温度、圧力、各組成の数値例を下記の表1に参考として示している。ここでは、1kmol/hのリノール酸を用いて水素を製造する場合についての温度、圧力、流量などのプロセス数値例を挙げている。
【表1】

【0020】
水油混合体製造部1は、混合器14,15を中心に構成されている。植物油タンク11に貯蔵された植物油(ここではヒマワリ油の主成分であるリノール酸)は、混合器14に供給される。一方、炭酸カリウム水溶液タンク12には、炭酸カリウム、水タンク18からの水および凝縮水タンク16,17からの凝縮水が供給され、これらは炭酸カリウム水溶液として混合器15に供給される。混合器15は、この炭酸カリウム水溶液を均一に撹拌混合した後、混合器14に送出する。
【0021】
なお、凝縮水は、後述する気液分離器32,35で分離されて得られた炭酸カリウム水溶液である。また、混合器15では、水タンク18からの水も供給され所定の水溶液濃度(例では3wt%)となるように調整される。この純水は、例えば燃料電池5で発生した水であり、この燃料電池5として、後述する供給先4A、4BのSOFCセルや供給先4CのPEFCセルを用いるようにすると、水も新たに導入する必要はなく、この水素製造装置10中で循環供給可能となる。
【0022】
上記の混合器14は、送られてきた植物油および炭酸カリウム水溶液を均一に撹拌混合することにより、エマルジョンを生成し、その水油混合体を、後段のガス化反応部2に送出する。混合器14における植物油と炭酸カリウム水溶液とのモル比は、ガス化反応部2において最大量の水素が得られる最適のモル比となるように、予め制御され、その制御された植物油と炭酸カリウム水溶液とが、混合器14に送り込まれている(部位a、b)。
【0023】
ガス化反応部2は、気化器21および反応器22を備えている。気化器21では、上記の混合器14で製造された水油混合体が送り込まれ、加熱され蒸気化される(部位c)。この蒸気となった植物油および水蒸気(ここでは炭酸カリウムを含む)が、反応器22に送られる(部位d)。
【0024】
反応器22では、気化器21で蒸気となった植物油および水蒸気が、触媒の機能を持つ炭酸カリウムにより反応し、下記の反応式(1)に従って、水素と一酸化炭素と二酸化炭素が生成する(部位e)。
【化1】

【0025】
なお、反応器22には、余剰の炭酸カリウム水溶液が供給されている。その理由は、後段のCO変成器33での反応に使用する水の確保、および水油混合体製造部1に循環供給する炭酸カリウム水溶液の確保のためであり、その詳細は後述する。この余剰の炭酸カリウム水溶液は、反応器22で生成した水素と一酸化炭素と二酸化炭素とともに、次の水素製造部3に送り込まれる。
【0026】
水素製造部3は、水シールドラム37、凝縮器31,34、気液分離器32,35、CO変成器33、およびCO2除去装置36を備え、供給先4A、4B、4C、4Dの何れかに水素を供給する。
【0027】
反応器22から送り込まれた水素、一酸化炭素、二酸化炭素および炭酸カリウム水溶液は、水シールドラム37を経由することで、水素と一酸化炭素と二酸化炭素のみが取り出され高温のまま供給先4Aに供給される。炭酸カリウム水溶液は、水シールドラム37で捕捉され分岐されて、水油混合体製造部1の炭酸カリウム水溶液タンク12に循環供給される。
【0028】
供給先4Aは、熱機関、SOFCセル、FT合成法工場等である。FT合成法とは、一酸化炭素と水素から触媒反応を用いて液体炭化水素を合成する一連の過程であり、灯油、軽油などの石油製品製造に採用されている。
【0029】
反応器22から送り込まれた水素、一酸化炭素、二酸化炭素および炭酸カリウム水溶液が、供給先4Aに供給されない場合は、この水素、一酸化炭素、二酸化炭素および炭酸カリウム水溶液は、凝縮器31および気液分離器32を経由することで水分がとられ、低温の水素と一酸化炭素と二酸化炭素が分離して取り出され供給先4Bに供給される(部位f、g、h)。ここで、供給先4Bは、熱機関、SOFCセル等であり、供給先4Aに比べて低温の水素等が供給される。
【0030】
気液分離器32内で分離された水分は、凝縮された炭酸カリウム水溶液となっって、水油混合体製造部1の凝縮水タンク16に循環供給され、再利用される。
【0031】
反応器22から送り込まれた水素、一酸化炭素、二酸化炭素および炭酸カリウム水溶液が、供給先4A、4Bの何れにも送出されない場合は、この水素、一酸化炭素、二酸化炭素および炭酸カリウム水溶液は、CO変成器33に送出される(部位j)。CO変成器33では、下記の反応式(2)に従って一酸化炭素と水とが反応し、水素と二酸化炭素が生成される。
【化2】

【0032】
CO変成器33で生成された水素と二酸化炭素は、CO変成器33での反応に使用されずにCO変成器33内を通過した二酸化炭素と炭酸カリウム水溶液とともに、後段の凝縮器34に送り出され(部位k)、この凝縮器34および次の気液分離器35を経由することで水分がとられ、低温の水素と二酸化炭素が分離して取り出され供給先4Cに供給される(部位n)。供給先4Cは、熱機関、PEFCセル等であり、供給先4Bに比べてさらに低温の水素等が供給され、一酸化炭素は供給されない。
【0033】
気液分離器35内で分離された水分は、凝縮された炭酸カリウム水溶液となっって、水油混合体製造部1の凝縮水タンク17に循環供給され、再利用される。この気液分離器35からの炭酸カリウム水溶液は、気液分離器32からのそれよりも、炭酸カリウム濃度が高くなっている。
【0034】
また、純水素ユーザーである供給先4Dに水素を供給する場合は、気液分離器35からの水素と二酸化炭素を分岐させてCO2除去装置36に送り、二酸化炭素を除去して純度が99〜99.9%の水素とし、その高純度の水素を供給先4Dに供給する。
【0035】
ここで、本発明の装置で製造した水素を供給先4CのPEFCセルに供給し発電する場合について考察する。
【0036】
供給先4Cに供給される水素は、本発明の水素製造装置10において、反応器22およびCO変成器33で生成されており、この場合の最終的な反応は、上記の反応式(1)と(2)を合わせたものとなり、次の反応式(3)となる。この反応式(3)から、リノール酸1kmolに必要な水蒸気(H2O)は34kmolとなる。
【化3】

【0037】
反応器22で反応に必要なH2Oは、反応式(1)から21.5kmolであるが、後段のCO変成器33での反応に使用する水の確保、および水油混合体製造部1に循環供給する炭酸カリウム水溶液の確保を考慮して、反応器22にH2Oを55.5kmol供給することとすると、H2Oの過剰率(実際水量/反応必要水量)は2.58(=55.5/21.5)となり、この場合の反応式は次式(4)となる。
【化4】

【0038】
炭酸カリウムを添加し、その水溶液を3wt%とすると、次式(5)となる。
【化5】

【0039】
反応式(3)に戻って考察すると、反応式(3)は、リノール酸1kmol/hとH2O34kmol/hとからH2が50kmol/h生成されることを示しており、これはリノール酸280kg/hとH2O612kg/hとからH2が1120Nm3/h生成されることを意味している。一方、PEFCセルでの発電効率は1kW/(Nm3−H2)なので、H2が1120Nm3/hであれば、1120kWとなる。すなわち、リノール酸280kg/h(1kmol/h)とH2O612kg/hから、H2を1120Nm3/h製造することができ、1120kWの発電を得ることができる。すなわち、リノール酸1kg/hとH2O2.2kg/hの消費で、H2を4.0Nm3/h製造することができ、4kWの発電を得ることができる。
【0040】
原料の植物油に廃天ぷら油(C571016)を用いた場合、この廃天ぷら油とH2OとからH2を製造する場合の反応式は次式(6)となる。
【化6】

【0041】
すなわち、廃天ぷら油1kmol/hとH2O108kmol/hとからH2が158.5kmol/h生成され、これは廃天ぷら油881kg/hとH2O1944kg/hとからH2が3550Nm3/h生成されることを意味し、このH2をPEFCセルでの発電に使用すると、その発電効率1kW/(Nm3−H2)から、3550kWの発電を得ることができる。すなわち、廃天ぷら油1kg/hとH2O2.2kg/hの消費で、H2を4.0Nm3/h製造することができ、4kWの発電を得ることができる。したがって、現在の家庭用の燃料電池の出力である1kwは、廃天ぷら油250cc/hとH2O550cc/hがあれば得ることができる。
【0042】
以上説明した水素製造のプロセスの特長を箇条書きにすると、以下のようである。
【0043】
1)植物油と水を混合(乳化)させる際に化学物質でない炭酸カリウムを使用する。この炭酸カリウムは、食品にも使われているため、排出されても環境にやさしいものとなる。
2)反応器内及びCO変成器内に触媒層が無く、構造が簡単である(水に溶けた炭酸カリウムが反応触媒の機能を果たす)。
3)炭酸カリウム(K2CO3)が界面活性剤(乳化剤)及び反応触媒の二役を担う。
4)炭酸カリウムは系内循環しており、系外に出る量は極わずかであるため消費量が極端に少ない。
5)系内の炭酸カリウムは、触媒活性が損なわれず、半永久的に繰り返し使用できるため運転費が安い。
6)植物油は種類を選ばず、廃天ぷら油等の廃食用油も使用可能。放射性物質を含む汚染土壌の浄化に使われた菜の花及びヒマワリの種子油も使用可能。
7)水は硬度が1,000以下ならば水道水でも、工業用水でもいかなる水でも使用可能。放射性物質を含む汚染水も海水でなければ可能。
8)原料費及びエネルギー費が安いため、運転費が安い。
9)プロセスがシンプルなため建設費が安い。
10)家庭用などの小規模発電装置(1kW級)から大規模発電装置(5MW級以上)まで対応可能。
11)表2に示す5種類の水素を製造できる。
【表2】

12)水素製造単価が極端に安い。
13)本装置で排出されるCO2及び熱機関・燃料電池でのCO2はともにゼロエミッションである(CO2のうちの炭素(C)は植物由来のため)。
14)水素の反応後のH2Oが原料に使える(水素製造及び水素消費を実施するとH2Oが増加する(47%増加(反応式(3)式より))。
15)製造された水素は硫黄分が無いので、脱流器不要、硫黄対策不要。
16)生成されたCO2は取引で収入になる(22ユーロ/CO21ton)。
17)原料の植物油はいかなる植物油の混合にも対応できる(プロセス設計ができる)。
18)原料の植物油は精油でなくとも精製前の素油でも使用可能であり、原料安となる。
19)原料の植物油としては、パーム油、ダイズ油、コーン油、ナタネ油、ヒマワリ油、藻油、ジャトロハ油、カメリナ油、その他の植物油が使用可能である。
20)原料が水とバイオマスの混合体なので、新自然エネルギー及び新再生可能エネルギーである。
【0044】
以上述べたように、本発明によると、炭酸カリウム水溶液と植物油とを原料として水素と一酸化炭素と二酸化炭素と余剰の炭酸カリウム水溶液とを発生させ、水素を外部に取り出し製造するようにしたので、炭酸カリウムが反応触媒の機能を発揮して水と植物油との反応が活発化し、水素の発生を促進する。したがって、水素の生産効率を改善することができ、また収率も向上させて、低コストで水素を製造することができる。
【0045】
また、余剰の炭酸カリウムを循環供給するようにしたので、水素製造に使用する炭酸カリウムの量を低減することができ、したがって、水素をより低コストで製造することができる。
【0046】
植物油の蒸気と水蒸気との反応は、下記の反応式(7)で表わすことができる。
【化7】

複数の植物油を混合して使用した場合、その混合した植物油のnおよびmの各平均値がわかると、その混合植物油の1kmolと反応する水蒸気のkmol数が、上記の反応式(7)の(2n−2)から求められる。すなわち、本発明では、いかなる植物油、また、そのいかなる植物油の混合割合に関係なく水の混ぜる量を推算することができる。出発原料である植物油、水、炭酸カリウムは容易に低コストで入手することができ、そのうちの植物油の組成n、mが分かれば、植物油と水と炭酸カリウムとの混合割合も簡単に決定することができ、したがって、従来化石燃料から得られていた水素を、植物由来で確実に低コストで製造することができる。
【符号の説明】
【0047】
1 水油混合体製造部
2 ガス化反応部
3 水素製造部
4A,4B,4C,4D 供給先
5 燃料電池
10 水素製造装置
11 植物油タンク
12 炭酸カリウム水溶液タンク
14 混合器
15 混合器
16 凝縮水タンク
17 凝縮水タンク
18 水タンク
21 気化器
22 反応器
31 凝縮器
32 気液分離器
33 CO変成器
34 凝縮器
35 気液分離器
36 CO2除去装置
37 水シールドラム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水素を製造する水素製造装置において、
炭酸カリウムを水に溶かして得られた炭酸カリウム水溶液と、植物油とから水油混合体を製造する水油混合体製造部と、
上記水油混合体製造部で製造された水油混合体を原料として水素と一酸化炭素と二酸化炭素と余剰の炭酸カリウム水溶液とを発生させるガス化反応部と、
上記ガス化反応部で発生した水素と一酸化炭素と二酸化炭素とを外部に取り出し製造する水素製造部と、
を備えることを特徴とする水素製造装置。
【請求項2】
上記水素製造部は、余剰の炭酸カリウム水溶液を水油混合体製造部に循環供給する、請求項1に記載の水素製造装置。
【請求項3】
上記水素製造部は、上記ガス化反応部で発生した一酸化炭素をさらに水と反応させて水素を発生させ製造する、請求項1または2に記載の水素製造装置。
【請求項4】
上記植物油は廃天ぷら油である、請求項1から3の何れか1項に記載の水素製造装置。

【図1】
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【公開番号】特開2013−18667(P2013−18667A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−151585(P2011−151585)
【出願日】平成23年7月8日(2011.7.8)
【特許番号】特許第5048857号(P5048857)
【特許公報発行日】平成24年10月17日(2012.10.17)
【出願人】(509121514)
【Fターム(参考)】