説明

水質測定装置

【課題】銀/塩化銀電極からなる対極の塩化銀を消耗することなく、作用極に形成された金属メッキなどの付着物を物理的にも電気化学的にも容易に除去可能にするとともに、作用極の洗浄に対する耐久性を向上させる。
【解決手段】作用極となるカーボン電極2と、対極となる銀/塩化銀電極3と、カーボン電極2との間で電圧が印加され、カーボン電極2を電気化学洗浄するための洗浄極4と、測定状態と洗浄状態とを切り替える切替機構6とを備えている。測定状態は、カーボン電極2に電源9の負極を接続し、銀/塩化銀電極3に電源9の正極を接続した状態であり、洗浄状態は、カーボン電極2に電源11の正極を接続し、洗浄極4に電源11の負極を接続した状態である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば水道水などの被測定液中に含まれる残留塩素等の所定成分の濃度を測定する水質測定装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の水質測定装置としては、例えば特許文献1に示すように、被測定液中に浸漬した作用極及び対極間に電圧を印加して、それら電極間を流れる電流により被測定液中の残留塩素濃度を測定するものがある。作用極としては金(Au)電極又は白金(Pt)電極が用いられ、対極としては銀/塩化銀(Ag/AgCl)電極が用いられている。
【0003】
そして、残留塩素の測定中、作用極においては、被測定液中の金属イオン(例えば鉄イオン)が作用極から電子を受け取り還元されて、作用極表面に金属(例えば鉄)の薄膜が形成されてしまう(金属メッキ)。このように、金属メッキされてしまうと、被測定液中の塩素が作用極に到達した際に、作用極から電子を受け取らずに、鉄から電子を受け取ることになる。このとき、鉄はプラスイオンになり、塩素は塩化物イオンになる反応が起こり、作用極及び対極の間に電流が流れず、残留塩素の濃度を測定することができないという問題がある。
【0004】
そこで、作用極から金属メッキを除去するための洗浄方法として、例えば、作用極及び対極の電源を逆接続することによって、作用極を陽極、対極を陰極として、作用極に被膜した金属を溶解除去することが考えられる。
【0005】
しかしながら、この方法では、対極の銀/塩化銀電極において、塩化銀が銀に還元されてしまい感度が大きく変化してしまうという問題がある。また、作用極においても金又は白金等の金属を用いた電極であれば、金属メッキと作用極間の結合が強く印加電圧を大きくする必要があるだけでなく、金属メッキを除去しにくいという問題がある。
【0006】
また、特許文献2に示すように、対極となる第一の電極、作用極となる第二の電極及び第三の電極を有する残留塩素センサが考えられている。この残留塩素センサは、測定時は、第一の電極及び第二の電極を接続して電圧を印加することにより残留塩素を測定する。一方、被測定時においては、第二の電極及び第三の電極を接続して、第二の電極を陽極、第三の電極を陰極とするものである。
【0007】
しかしながら、この残留塩素センサは、被測定時において作用極となる第二の電極への汚れの付着を防止するものであり、第二の電極に既に付着した金属メッキ等の汚れを除去するものではない。仮に、第二の電極に付着した金属メッキを除去するとしても、第二の電極が金属製の電極(具体的には白金電極)であり、電気化学洗浄を必要以上に行うと、金属メッキを溶かす以上に作用極自体も酸化して簡単に溶けてしまうという問題がある。
【0008】
さらに、上記特許文献1に示すように、セラミックビーズ等の研磨材のみを単独で用いて作用極に被膜された金属メッキを除去する方法も考えられている。
【0009】
しかしながら、金属メッキを除去することができるものの、作用極自体を研磨してしまい、作用極の消耗が速くなってしまうという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2006−78260号公報
【特許文献2】特開平9−72879号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
そこで本発明は、上記問題点を一挙に解決するためになされたものであり、銀/塩化銀電極からなる対極の塩化銀を消耗することなく、作用極に形成された金属メッキなどの付着物を物理的にも電気化学的にも容易に除去可能にするとともに、作用極の洗浄に対する耐久性を向上させることをその主たる所期課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
すなわち本発明に係る水質測定装置は、被測定液中に浸漬した作用極及び対極間に電圧を印加して、それら電極間を流れる電流により被測定液中の所定成分濃度を測定する水質測定装置であって、前記作用極となるカーボン電極と、前記対極となる銀/塩化銀電極と、前記カーボン電極との間で電圧が印加され、前記カーボン電極を電気化学洗浄するための洗浄極と、前記カーボン電極に電源の負極を接続し、前記銀/塩化銀電極に電源の正極を接続した測定状態と、前記カーボン電極に電源の正極を接続し、前記洗浄極に電源の負極を接続した洗浄状態とを切り替える切替機構と、を備えていることを特徴とする。
【0013】
このようなものであれば、切替機構によってカーボン電極に電源の正極を接続し、前記洗浄極に電源の負極を接続した洗浄状態として、カーボン電極の洗浄時において銀/塩化銀電極に電圧を印加することがない。したがって、銀/塩化銀電極の塩化銀を消耗することなく、カーボン電極表面に形成された金属メッキを電気化学洗浄により除去することができる。ここで、金属製の作用極表面と金属メッキとの結合に比べて、カーボン電極表面と金属メッキとの結合が弱いことから、電気化学洗浄だけでなく、物理的な洗浄(例えば研磨洗浄)によっても金属メッキを除去し易くすることができる。また、作用極にカーボン電極を用いることにより、従来の金属製の作用極と同程度の性能を確保しながらも電気化学洗浄に対する強度を増すことができ、作用極の長寿命化を実現することができる。
【0014】
水質測定装置の具体的な構成としては、前記被測定液を流通させる流路が形成されたフローチャンバに前記銀/塩化銀電極、前記カーボン電極、及び前記洗浄極が設けられており、前記流路において、前記銀/塩化銀電極の上流側に前記カーボン電極が設けられていることが望ましい。このように銀/塩化銀電極及びカーボン電極を配置することにより、銀/塩化銀電極から溶け出した銀イオンがカーボン電極に到達しにくくすることができ、カーボン電極の表面に銀がメッキされることを防止することができる。
【0015】
より具体的には、前記被測定液を流通させる流路が形成されたフローチャンバに前記銀/塩化銀電極、前記カーボン電極、及び前記洗浄極が設けられており、前記フローチャンバ内の流路に前記被測定液の流れに伴って移動する電極研磨材が設けられ、前記作用極が、前記流路内において前記電極研磨材に当たる位置に設けられ、前記対極が、前記流路内において前記電極研磨材に当たらない位置に設けられていることが望ましい。これならば、洗浄時だけでなく、測定時においてもカーボン電極の付着物を除去することができる。このとき、作用極がカーボン電極であり、電極表面と金属メッキとの結合が弱いことから、電極研磨材を当てることによって電極表面から容易に金属メッキを除去することができる。また、電極研磨材が対極に当たらないように構成しているので、研磨による対極の消耗を防ぐことができる。
【0016】
前記各電極が、前記フローチャンバにおいて独立して交換可能に配置されていることが望ましい。これならば、各電極を独立してフローチャンバに取り付けることができ、フローチャンバ内への適切な配置が可能となる。また、消耗又は故障などして交換する必要がある電極のみを交換すれば良いので、ランニングコストを低減することができる。
【発明の効果】
【0017】
このように構成した本発明によれば、銀/塩化銀電極からなる対極の塩化銀を消耗することなく、作用極に形成された金属メッキなどの付着物を物理的にも電気化学的にも容易に除去可能にするとともに、作用極の洗浄に対する耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の一実施形態に係る水質測定装置の模式図である。
【図2】同実施形態の水質測定装置の測定流路上における電極配置を示す模式的構成図である。
【図3】同実施形態の水質測定装置の対極、比較極及び洗浄極の取付態様を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に本発明に係る水質測定装置の一実施形態について図面を参照して説明する。
【0020】
本実施形態に係る水質測定装置100は、例えば水道水などの被測定液中に浸漬した作用極及び対極間に電圧を印加して、それら電極間を流れる電流により被測定液中の残留塩素濃度を測定する残留塩素測定装置であり、図1に示すように、作用極となるカーボン電極2と、対極となる銀/塩化銀電極3と、カーボン電極2との間で電圧が印加され、カーボン電極2を電気化学洗浄するための洗浄極4と、カーボン電極2及び銀/塩化銀電極3に測定電圧を印加する測定状態とカーボン電極2及び洗浄極4に洗浄電圧を印加する洗浄状態とを切り替える切替機構6とを備えている。なお、残留塩素測定装置100は、図1においては図示しないが、銀/塩化銀電極からなる比較極5を有し、作用極2の比較極5に対する電位を、設定した一定値に保つように構成されている。
【0021】
カーボン電極2は、固体状の水不透過性及び導電性を有するカーボンからなる電極であり、例えば、グラッシーカーボン、ダイアモンドライクカーボン(DLC)、例えばホウ素等をドープして導電性を持たせたダイアモンド、グラファイトとカーボンの複合材料であるプラスチックフォームドカーボン(PFC)を用いて構成されている。
【0022】
洗浄極4は、作用極2と同様に、カーボン電極である。これにより、洗浄時において洗浄極4に形成された金属メッキを容易に除去することができるだけでなく、洗浄極4を長寿命化することができ、長期的に安定した測定、洗浄が可能となる。
【0023】
切替機構6は、カーボン電極2(作用極)に電源の負極を接続し、銀/塩化銀電極3(対極)に電源の正極を接続して、作用極2及び対極3間に電流を流す測定状態と、カーボン電極2(作用極)に電源の正極を接続し、洗浄極4に電源の負極を接続して、作用極2を電気化学洗浄する洗浄状態と、を切り替えるものである。
【0024】
具体的な構成は、作用極2及び対極3を接続する第1の回路上7に設けられた第1のスイッチ61と、作用極2及び洗浄極4を接続する第2の回路上8に設けられた第2のスイッチ62とからなる。なお、第1の回路上61には、測定時において作用極2及び対極3に測定電圧を印加するための測定用電源9及び当該回路上を流れる電流を検出する電流検出部10が設けられている。この測定用電源9及び電流検出部10はポテンシオスタットの一部である。また、第2の回路上8には、洗浄時において作用極2及び洗浄極4に洗浄電圧を印加するための洗浄用電源11が接続されている。なお、本実施形態では、測定用電源9及び洗浄用電源11を分けて設けているが、1つの電源で測定電圧及び洗浄電圧をそれぞれの電極に印加するように回路構成しても良い。
【0025】
本実施形態では、測定用電源9により作用極2に印加する測定電位は一定であり、その測定電位は比較極5に対して−0.3〜−0.5Vである。また、洗浄用電源11による作用極2に対する洗浄極4の洗浄電位は−2.5〜−5.0Vである。この洗浄電位は断続的に印加するようにしている。例えば、周波数約10Hzで印加する。これにより、作用極2に付着している付着物(具体的には金属メッキ)は印加直後に素早く溶解し、作用極2周囲の水等の電気分解が生じることを防ぐことができる。
【0026】
そして、測定時においては、第1のスイッチ61を閉じ、第2のスイッチ62を開けることにより、作用極2及び対極3に測定電圧が印加されて両極2、3間に電流が流れ測定状態が形成される。一方、第1のスイッチ61を開け、第2のスイッチ62を閉じることにより作用極2及び洗浄極4に洗浄電極が印加されて両極2、4間に電流が流れ洗浄状態が形成される。なお、このとき作用極2においては、X→X+eの反応が生じる。なおXは金属を示す。これにより、洗浄状態において作用極2表面に被膜された金属を溶解させることができる。
【0027】
しかして本実施形態の水質測定装置100は、被測定液を流通させる流路Lが形成されたフローチャンバFCを有し、当該フローチャンバFCに作用極2、対極3、比較極5、及び洗浄極4が設けられている。
【0028】
このフローチャンバFCは、図2に示すように、上部に接続された導入ポートP1と、当該導入ポートP1に対向して上部に設けられた導出ポートP2と、内部に導入ポートP1及び導出ポートP2を連通する流路Lが形成されたチャンバ本体FC1と、を備えている。なお、流路Lを流れる被測定液の流量は例えば500〜1500cc/minである。
【0029】
流路Lは、上下方向に延設されており、その下部には、セラミックビーズ等の電極研磨材12が収容される研磨材収容部L1が形成されている。また、研磨材収容部L1を形成するチャンバ本体FC1の底部は分離可能であり、電極研磨材12を交換可能に構成している。この流路Lにおいて、導入ポートP1から流路Lに導入された被測定液は、下方に向かって流れ、研磨材収容部L1で折り返して、上方に向かって流れ、導出ポートP2から導出される。
【0030】
また、導入ポートP1には、導入された被測定液を研磨材収容部L1に案内するための内部配管13が接続されている。これにより、導入ポートP1から導入された被測定液は、内部配管13を通って電極研磨材12に当たり易くし、それにより電極研磨材12が舞い上がるように構成している。
【0031】
そして少なくとも作用極2、比較極5及び対極3は、流路Lにおける被測定液の流れ方向(図2中の矢印A)に沿って、上流側から作用極2、比較極5及び対極3の順で配置されている。
【0032】
より詳細には、作用極2は研磨材収容部L1内部又はその近傍において、被測定液の流れ方向に対して対向するように配置される。つまり、作用極2は、被測定液の流れに伴って移動する電極研磨材12が当たる位置に配置されている。これにより、被測定液の流れによって舞い上がった電極研磨材12が作用極2に当たり、作用極2表面の付着物が除去される。このとき、作用極2がカーボン電極2により構成されていることから、電極研磨材12の接触により付着物が除去され易い。また、作用極2に対して斜めから電極研磨材12が当たるように配置して、作用極2表面の摩耗を可及的に小さくしている。なお、図2において作用極2は、作用極ホルダ14の先端部に交換可能に取り付けられたチップ状をなすものである。作用極ホルダ14は、チャンバ本体FC1の側壁に脱着可能に取り付けられる。
【0033】
そして、流路Lにおいて作用極2の下流側に比較極5及び対極3がこの順で設けられている。これにより、対極3から溶け出した銀イオンが作用極2に到達しにくくし、作用極2表面に銀がメッキされることを防止している。
【0034】
ここで、比較極5は作用極2に可及的に近いことが望ましいが、電極研磨材12が当たることによる消耗を防ぐために、電極研磨材12が当たらない限度で作用極2に近接配置している。また、対極3はこの比較極5の下流側に設けられており、電極研磨材12が当たることによる消耗を防ぐために、電極研磨材12が当たらない位置に配置されている。洗浄極4は流路Lのいずれの位置に配置しても良いが、電極研磨材12による付着物の除去効果を得るためには電極研磨材12が移動する範囲内、具体的には研磨材収容部L1内部又はその近傍に配置することが望ましい。
【0035】
なお、本実施形態では、対極3、比較極5及び洗浄極4は、故障時以外に取り外し又は交換の必要がないため、背面部の収容ボックス15に取り付けられて収容されている(図3参照)。そして、収容ボックス15をチャンバ本体FC1から取り外すことによって、対極3、比較極5及び洗浄極4を一挙にチャンバ本体FC1から取り外すことができるように構成している。なお、対極3、比較極5又は洗浄極4それぞれは、独立して収容ボックス15から取り外すことができ、これにより、各極3、4、5をチャンバ本体FC1から取り外すこともできる。
【0036】
<本実施形態の効果>
このように構成した本実施形態に係る水質測定装置100によれば、切替機構6によってカーボン電極2に洗浄用電源11の正極を接続し、前記洗浄極4に電源11の負極を接続した洗浄状態として、カーボン電極2の洗浄時において銀/塩化銀電極3に電圧を印加することがない。したがって、銀/塩化銀電極3の塩化銀を消耗することなく、カーボン電極2表面に形成された金属メッキを電気化学洗浄により除去することができる。ここで、金属製の作用極2表面と金属メッキとの結合に比べて、カーボン電極2表面と金属メッキとの結合が弱いことから、電気化学洗浄だけでなく、物理的な洗浄(例えば研磨洗浄)によっても金属メッキを除去し易くすることができる。また、作用極2にカーボン電極2を用いることにより、従来の金属製の作用極2と同程度の性能を確保しながらも電気化学洗浄に対する強度を増すことができ、作用極2の長寿命化を実現することができる。
【0037】
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
【0038】
例えば、前記実施形態では、作用極、対極及び比較極を有するポーラログラフ法を用いた残留塩素測定装置について説明したが、比較極を有さないポーラログラフを用いたものであっても良いし、ガルバニセル法を用いた残留塩素測定装置であっても良い。
【0039】
また、前記実施形態の水質測定装置としては、被測定液中の溶存酸素濃度を測定する溶存酸素測定装置であっても良い。
【0040】
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
【符号の説明】
【0041】
100・・・水質測定装置(残留塩素測定装置)
2 ・・・作用極(カーボン電極)
3 ・・・対極(銀/塩化銀電極)
4 ・・・洗浄極
6 ・・・切替機構
9 ・・・測定用電源
11 ・・・洗浄用電源
FC ・・・フローチャンバ
L ・・・流路
12 ・・・電極研磨材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被測定液中に浸漬した作用極及び対極間に電圧を印加して、それら電極間を流れる電流により被測定液中の所定成分濃度を測定する水質測定装置であって、
前記作用極となるカーボン電極と、
前記対極となる銀/塩化銀電極と、
前記カーボン電極との間で電圧が印加され、前記カーボン電極を電気化学洗浄するための洗浄極と、
前記カーボン電極に電源の負極を接続し、前記銀/塩化銀電極に電源の正極を接続した測定状態と、前記カーボン電極に電源の正極を接続し、前記洗浄極に電源の負極を接続した洗浄状態とを切り替える切替機構と、を備えている水質測定装置。
【請求項2】
前記被測定液を流通させる流路が形成されたフローチャンバに前記銀/塩化銀電極、前記カーボン電極、及び前記洗浄極が設けられており、
前記フローチャンバ内の流路に前記被測定液の流れに伴って移動する電極研磨材が設けられ、
前記作用極が、前記流路内において前記電極研磨材に当たる位置に設けられ、
前記対極が、前記流路内において前記電極研磨材に当たらない位置に設けられている請求項1記載の水質測定装置。
【請求項3】
前記洗浄極が、前記流路内において前記電極研磨材に当たる位置に設けられている請求項2記載の水質測定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−27584(P2011−27584A)
【公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−174348(P2009−174348)
【出願日】平成21年7月27日(2009.7.27)
【出願人】(592187534)株式会社 堀場アドバンスドテクノ (26)