説明

水辺環境の保全装置とその製造方法

【課題】水辺環境保全・景観・及び生態系の保全を目的とし、水生動植物が生育できる生態系保全空間機能を維持する。恒久耐久のコンクリートと一体化した天然間伐材パネルの提供を課題とする。
【解決手段】水辺環境保全は、良好な水質を維持させ景観及び生態系保全維持にあり、土圧を受ける耐久の要求される個所にはコンクリート製品を用い、景観、生態系保全には、木材本来の通気性、吸湿性の特徴をいかし、その水生動植物の生息する構造物の内部空間施工し、一体型木製パネルとして環境機能を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、間伐材丸太構造を海護岸・河川護岸・池・堤・農業用水・廃水・公園池等の側壁の水辺環境保全・景観及び生態系保全環境機能に関する。
【背景技術】
【0002】
水辺の木製パネル・間伐材丸太構造は、環境に良いと言われているが普及はしていない。土圧を受けることからコンクリートの現場打ちやコンクリーの既製品対応の経緯がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、水辺環境保全・景観・及び生態系の保全を目的とし、水生動植物が生育できる生態系保全空間機能の環境整備を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本来、木質には通気性、吸湿性の特徴がある。その木質構造物の空間に、生態系保全空間を機能として発揮ならしめることで、さらに高い通気性と吸放湿性を備え、コンクリート機能に木質一体型の丸太パネル化構造を提供する。
【発明の効果】
【0005】
本発明により、美観に優れた天然の間伐材のもつ性能の吸湿性、放湿性能力を水辺環境保全構造は、好ましくは間伐材の隙間を1〜3cmの構造で生態系保全空間を維持し、木肌に張り付く生態生物の生育環境を特徴とした。
【0006】
間伐材活用の一体型木製丸太パネルであることから工期の短縮を可能とし、低コスト分野の開発を特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
木製パネルは、上記性能のある天然間伐材を用い、空間内部を水中動植物のビオトープ連結機能構造による天然間伐材丸太をパネル型にすることで工事を容易にする。
【0008】
木製パネルの構成構築は、交換を簡易とし、抜き取り可能とした水辺環境を配慮とした。
【0009】
木製パネルを鋼棒の連続連結構造ボルトで固定をする。
【産業上の利用可能性】
【0010】
天然間伐材の大量間伐材の利用可能性をもつことで、天然素材の間伐材は、環境に優しく低コスト分野の開発で費用対効果の期待と健全な環境効果が得られ、地元産業の利用促進の効果がある。
【0011】
農業水路の用水・排水、護岸、公園水辺等の側壁に利用を可能とする。
【0012】
本発明の木製パネルは、間伐材の丸太を一定本数連結構造としたものであり、水辺環境保全構造に汎用利性がある。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
恒久的耐久性のコンクリートU形アームに天然間伐材の木製パネルの一体型製造方法。
【請求項2】
構造物に生態系保存空間を内在し保持する事を特徴とした木製パネルの一体型製造方法。
【請求項3】
複数の組み合せを可能とした連結木製パネルの一体型製造方法。
【請求項4】
上記に水生動物生息可能とした一体型木製パネルの製造方法。
【請求項5】
景観・生態系を維持とする一体型木製パネルの製造方法。
【請求項6】
上記記載の請求項において、本発明趣旨を逸脱しない範囲の変更は、本発明に含まれる。

【公開番号】特開2011−111879(P2011−111879A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−283396(P2009−283396)
【出願日】平成21年11月24日(2009.11.24)
【出願人】(305058494)
【Fターム(参考)】