水道メータ交換管理システム及び水道メータ交換管理方法
【課題】水道メータの交換作業時の検針データの正確な収集。
【解決手段】携帯端末103に、取外しメータ101の検針値を入力する入力機能と、取付けメータ102の検針値を入力するための入力機能とを設け、メータ交換管理サーバ111に、使用者情報マスタ112から使用者情報に含まれるお客様番号をキーとして交換対象の取外しメータ番号を検索する検索機能と、取付けメータ102の水栓情報を水栓情報マスタ113から検索する交換メータ検索機能と、携帯端末103が入力した取外しメータ検針値及び取付けメータ検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行う異常チェック機能と、メータ交換を行った結果内容をメータ情報マスタ114に更新する交換結果更新機能とを設けた水道メータ交換管理システム。
【解決手段】携帯端末103に、取外しメータ101の検針値を入力する入力機能と、取付けメータ102の検針値を入力するための入力機能とを設け、メータ交換管理サーバ111に、使用者情報マスタ112から使用者情報に含まれるお客様番号をキーとして交換対象の取外しメータ番号を検索する検索機能と、取付けメータ102の水栓情報を水栓情報マスタ113から検索する交換メータ検索機能と、携帯端末103が入力した取外しメータ検針値及び取付けメータ検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行う異常チェック機能と、メータ交換を行った結果内容をメータ情報マスタ114に更新する交換結果更新機能とを設けた水道メータ交換管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、定期的に発生する水道メータの交換作業における管理を効率的に行うことができる水道メータ交換管理システム及び水道メータ交換管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に水道栓に接続されて水道使用量を計数するための水道メータは、法的な検定有効期間の制限によって8年毎に定期的に交換することが義務づけられている。この水道メータの交換作業は、交換対象となるメータ数が多いため、水道局の管理部門が事前に交換対象となる地域の交換情報(メータ設置場所、交換対象メータ種類及び番号、メータ検針時の指針など)をリスト出力して交換作業担当者に渡し、このリストを受け取った交換作業担当者が、リスト記載の交換情報に基づいてメータ設置場所を訪問して交換作業を行い、この作業結果をリストに記入し、水道システムのある事務所に戻り、作業結果リストに記入された内容をシステムに反映するためのコンピュータへの入力が行われている。
【0003】
なお、水道・ガス等の検針メータの検針データを収集する技術が記載された文献としては下記の特許文献が挙げられ、特許文献1には、交換作業担当者がハンディターミナルに検針データを入力し、この検針データを管理用コンピュータに入力する技術が記載され、特許文献2には、無線機能を有する回線端末装置を用いて検針データを管理用コンピュータに無線送信する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開昭63−228275号公報
【特許文献2】特開平04−294499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述の特許文献に記載技術は、検針データを管理用コンピュータに容易に転送する技術が記載されているものの、前述の水道メータの交換作業においては、交換作業前に交換担当者へリスト出力するため、リスト出力後に最終検針指針の変更や使用者の転居に伴う異動が発生する場合があり、出力内容が最新の情報ではないという課題と、メータ交換情報(取外し指針、取付けメータ番号、取付けメータ指針など)を交換担当者が誤記入することがあるという課題と、メータ交換時に最終検針時点からメータ交換取外時までの期間中の使用水量の異常水量チェック(過大・過小チェック)を交換現場では容易に行うことができないという課題と、交換担当者が交換内容を水道事務所に戻ってから手入力または専用機器から入力してシステムに反映する必要があるという課題と、実際のメータ交換日からシステムの更新までにタイムラグが発生し、使用者からの問合せに即座に対応できないという課題があった。
【0006】
本発明の目的は、前述の従来技術による課題を解決しようとするものであり、交換対象となる水道メータの交換作業時の検針データを正確に収集し、管理コンピュータに反映することができる水道メータ交換管理システム及び水道メータ交換管理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため本発明は、水栓に設置された取外しメータを取付けメータに新旧交換する作業員が操作する携帯端末と接続されたメータ交換管理サーバと、該メータ交換管理サーバに接続され、水道メータが設置される水道使用者のお客様番号と使用状況と最終検針日と検針値である使用水量を含む使用者情報を格納する使用者情報マスタと、お客様番号及び新旧メータのメータ口径とメータ種別とメータ番号とを含む水栓別の水栓情報を格納する水栓情報マスタと、前記メータ口径とメータ種別とメータ番号とメータ稼働状況を表すメータ状況とを含むメータ情報を格納したメータ情報マスタとを備えた水道メータ交換管理システムであって、
前記携帯端末が、前記使用者情報をメータ交換管理サーバに送信する送信機能と、該メータ交換管理サーバから受信した使用者情報を表示する受信機能と、交換対象の取外しメータの検針値を入力するための取外し入力機能と、交換する取付けメータのメータ情報に含まれる取付けメータの検針値を入力するための取付け情報入力機能とを有し、
前記メータ交換管理サーバが、前記携帯端末から使用者情報を受信したとき、該使用者情報に含まれるお客様番号をキーとして交換対象の取外しメータ番号を前記使用者情報マスタから検索する検索機能と、前記取付けメータの水栓情報を前記水栓情報マスタから検索する交換メータ検索機能と、前記携帯端末が入力した取外しメータの検針値及び取付けメータの検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行う異常チェック機能と、メータ交換を行った結果内容をメータ情報マスタに更新する交換結果更新機能とを有することを第1の特徴とする。
【0008】
また、本発明は、前記第1の特徴の水道メータ交換管理システムにおいて、前記メータ交換管理サーバが、前記取外しメータの検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行うチェック機能を、前記携帯端末から受信した交換対象の取外しメータの最新検針日及び最新検針値と、前記使用者情報マスタから検索した取外しメータの前回検針日及び前回検針値とを用い、前記最新検針値から前回検針値を減算した減算検針値を所定の月単位の値に換算した換算水量を算出し、該算出した換算水量が所定の許容範囲か否かを判定することによって実現することを第2の特徴とし、該第2の特徴の水道メータ交換管理システムにおいて、前記メータ交換管理サーバが、前記携帯端末から受信した取外しメータの検針値及び取付けメータの検針値を水栓情報として水栓情報マスタに格納することを第3の特徴とする。
【0009】
更に、本発明は、水栓に設置された取外しメータを取付けメータに新旧交換する作業員が操作する携帯端末と接続されたメータ交換管理サーバと、該メータ交換管理サーバに接続され、水道メータが設置される水道使用者のお客様番号と使用状況と最終検針日と検針値である使用水量を含む使用者情報を格納する使用者情報マスタと、お客様番号及び新旧メータのメータ口径とメータ種別とメータ番号とを含む水栓別の水栓情報を格納する水栓情報マスタと、前記メータ口径とメータ種別とメータ番号とメータ稼働状況を表すメータ状況とを含むメータ情報を格納したメータ情報マスタとを備えたコンピュータにおける水道メータ交換管理方法であって、
前記携帯端末に、前記使用者情報をメータ交換管理サーバに送信する送信機能と、該メータ交換管理サーバから受信した使用者情報を表示する受信機能と、交換対象の取外しメータの検針値を入力するための取外し入力機能と、交換する取付けメータのメータ情報に含まれる取付けメータの検針値を入力するための取付け情報入力機能とを実行させ、
前記メータ交換管理サーバに、前記携帯端末から使用者情報を受信したとき、該使用者情報に含まれるお客様番号をキーとして交換対象の取外しメータ番号を前記使用者情報マスタから検索する検索機能と、前記取付けメータの水栓情報を前記水栓情報マスタから検索する交換メータ検索機能と、前記携帯端末が入力した取外しメータの検針値及び取付けメータの検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行う異常チェック機能と、メータ交換を行った結果内容をメータ情報マスタに更新する交換結果更新機能とを実行させることを第4の特徴とする。
【0010】
また、本発明は、前記第4の特徴の水道メータ交換管理方法において、前記メータ交換管理サーバに、前記携帯端末から受信した交換対象の取外しメータの最新検針日及び最新検針値と、前記使用者情報マスタから検索した取外しメータの前回検針日及び前回検針値とを用い、前記最新検針値から前回検針値を減算した減算検針値を所定の月単位の値に換算した換算水量を算出し、該算出した換算水量が所定の許容範囲か否かを判定することによって、前記取外しメータの検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行うチェック機能を実行させることを第5の特徴とし、該第5の特徴の水道メータ交換管理方法において、前記メータ交換管理サーバに、前記携帯端末から受信した取外しメータの検針値及び取付けメータの検針値を水栓情報として水栓情報マスタに格納する機能を実行させることを第6の特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明による水道メータ交換管理システム及び水道メータ交換管理方法は、携帯端末に、交換対象の取外しメータの検針値を入力するための取外し入力機能と、交換する取付けメータのメータ情報に含まれる取付けメータの検針値を入力するための取付け情報入力機能とを設け、メータ交換管理サーバに、使用者情報に含まれるお客様番号をキーとして交換対象の取外しメータ番号を前記使用者情報マスタから検索する検索機能と、前記取付けメータの水栓情報を前記水栓情報マスタから検索する交換メータ検索機能と、前記携帯端末が入力した取外しメータの検針値及び取付けメータの検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行うチェック機能と、メータ交換を行った結果内容をメータ情報マスタに更新する交換結果更新機能とを設けることによって、交換対象となる水道メータの交換作業時の検針データを正確に収集し、管理用のコンピュータであるメータ交換管理サーバのデータベースに反映することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施形態による水道メータ交換管理システムを説明するための図。
【図2A】本実施形態による水道メータ交換管理システムの動作フロー図。
【図2B】本実施形態による水道メータ交換管理システムの動作フロー図。
【図3】本実施形態によるマスタ情報の相互関連を説明するための図。
【図4】本実施形態による使用者情報マスタと水栓情報マスタとメータ情報マスタを示す図。
【図5】本実施形態による使用者情報マスタのデータ例を示す図。
【図6】本実施形態によるメータ情報マスタのデータ例を示す図。
【図7A】本実施形態によるデータ検索動作を説明するための図。
【図7B】本実施形態によるデータ検索動作を説明するための図。
【図7C】本実施形態によるデータ検索動作を説明するための図。
【図8】本実施形態による換算水量算出例を説明するための図。
【図9】本実施形態による許容量算出例を説明するための図。
【図10】本実施形態によるメータ交換通知書例を説明するための図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明による水道メータ交換管理方法を適用した水道メータ交換管理システムの一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
[構成]
本実施形態による水道メータ交換管理システムは、図1に示す如く、交換対象の取外しメータ111が設置されたメータ交換現場において、交換を行う取付けメータ102を持参した作業員が携帯する携帯端末103と電話回線105を介して接続されたメータ交換管理サーバ111と、該メータ交換管理サーバ111に接続され、水道メータが設置される顧客のお客様番号・氏名・使用状況・最終検針日・使用水量等の使用者情報を格納した使用者情報マスタ112と、お客様番号・メータ所在地・新旧のメータ口径・新旧のメータ種別・新旧のメータ番号等のお客様個々のメータに関する水栓情報を格納した水栓情報マスタ113と、メータ口径・メータ種別・メータを個々に識別するための識別子であるメータ番号・メータ状況等のメータ情報を格納したメータ情報マスタ114とを備える。
【0014】
前記携帯端末103は、コンピュータであって、ソフトウェア及びハードウェアの協働によって、前記使用者情報をメータ交換管理サーバ111に送信する送信機能と、該メータ交換管理サーバ111から受信した使用者情報(住所情報・メータ番号・水栓使用状況)を表示する機能と、交換対象の取外しメータ101の検針値を入力するための取外し情報入力機能と、交換する取付けメータ102のメータ情報(メータ口径・メータ種別・メータ番号・入力検針値)を入力するための取付け情報入力機能とを有し、前記メータ交換管理サーバ111は、コンピュータであって、前記携帯端末103から使用者情報を受信したとき、該使用者情報に含まれるお客様番号をキーとして交換対象の取外しメータ番号を前記使用者情報マスタ112から検索する検索機能と、前記取付けメータ102の水栓情報を前記水栓情報マスタ113から検索する交換メータ検索機能と、前記取外しメータ101の検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行う異常チェック機能と、メータ交換を行った結果内容をメータ情報マスタ114に更新する交換結果更新機能とを有する。
【0015】
前記使用者情報マスタ112と水栓情報マスタ113とメータ情報マスタ114とは、図3に示す如く、前記お客様番号を用いて前記使用者情報マスタ112の使用者情報と水栓情報マスタ113の水栓情報とがリンク(関連付け)され、新旧のメータ口径・メータ種別・メータ番号とを用いて水栓情報マスタ113の水栓情報とメータ情報マスタ114の新旧のメータ情報とがリンク(関連付け)されている。
【0016】
前記使用者情報マスタ112は、図4(a)に示す如く、水道使用者毎のお客様を特定するためのユニーク(一意)な番号である「お客様番号」と、水道の水栓を特定するためのユニークな番号である「水栓番号」と、水道使用者の氏名を示す「お客様氏名」と、水道使用者の連絡先の電話番号を示す「電話番号」と、使用中の使用者か過去の使用者かを示す「使用状況」と、直近の水道メータの検針日を示す「検針日」と、直近の水道メータの検針指針(累積値)を示す「指針」と、直近の水道使用量(1ヶ月範囲の使用量)を示す「使用水量」との各項目情報とが格納され、具体的には、図5(a)に示す如く、「お客様番号」が「001−000001−01」の顧客の「水栓番号」が「001−0001」、「お客様氏名」が「ABC」、「電話番号」が「01−XXXX1」、「使用状況」が「使用中」、「検針日」が「H23.4.1」、「指針」が「100」、「使用水量」が「50」の如くデータベースとして格納されている。
【0017】
水栓情報マスタ113は、図4(b)に示す如く、前記「水栓番号」と、「お客様番号」と、水道メータの設置場所を示す「メータ所在地」と、水栓が使用中・閉栓中・休栓中・廃止の状況を示す「水栓状況」と、現在の水栓の口径を示す「メータ口径」と、現在の水栓の種別を示す「メータ種別」と、現在の水栓の番号を示す「メータ番号」と、メータを取り付けた年月日を示す「メータ交換日」と、メータを取り付けた際の検針値を示す「指針」と、取り替え前のメータ口径値を示す「前メータ指針」と、取り替え前のメータ種を示す「前メータ種別」と、取り替え前のメータ番号を示す「前メータ番号」との各項目情報とが格納されている。
【0018】
前記メータ情報マスタ114は、図4(c)に示す如く、前記したメータ口径と、メータ種別と、メータ番号と、水道メータの使用中・在庫中・修理中などを示すメータ状況と、メータの交換時期を示す検満年月と、メータを購入した年月日を示す購入日の各項目情報を格納し、具体的には、図6に示す如く、メータ番号「H01−001」のメータ口径が「20」、メータ種別が「01」、メータ状況が「使用中」、検満年月が「H23/6」、購入日が「H15/4」であり、メータ番号「H01−003」のメータ口径が「20」、メータ種別が「01」、メータ状況が「休栓中」、検満年月が「H23/6」、購入日が「H15/4」であり、メータ番号「H21−004」のメータ口径が「13」、メータ種別が「01」、メータ状況が「閉栓中」、検満年月が「H23/6」、購入日が「H15/4」であり、メータ番号「H10−002」のメータ口径が「20」、メータ種別が「01」、メータ状況が「在庫」、検満年月が「H31/4」、購入日が「H23/4」であり、メータ番号「H11−005」のメータ口径が「30」、メータ種別が「01」、メータ状況が「廃止」、検満年月が「H14/4」、購入日が「H06/4」であることが格納されている。
【0019】
[動作]
さて、前述のように構成した水道メータ交換管理システムは、図2A及び図7Aに示す如く、メータ交換担当者が携帯端末103にメータ交換現場でお客様を特定するお客様番号を入力するステップ202と、お客様番号(図7Aの符号411)を電話回線105を経由してメータ交換管理サーバ111へ送信するステップ203と、メータ交換管理サーバ111が、送信されたお客様番号を受信するステップ212と、該ステップ212により受信したお客様番号を検索キーとして使用者情報マスタ112を検索し、使用者番号が一致する使用者情報マスタレコード412(図7Aの符号112に示すお客様番号・お客様氏名・水栓番号・使用状況・検針日・指針・使用水量)を検索するステップ213と、次に検索された水栓番号をキーとして水栓情報マスタ113を検索し、水栓番号が一致する水栓情報マスタレコード(図7Aの符号113で示す今回取外されるメータを特定する情報であるメータ口径・メータ種別・メータ番号)を検索し、該検索結果を1つのデータレコードにまとめた検索結果1(図7Aの符号415)を携帯端末103に電話回線を経由して送信するステップ214と、この検索結果1を受信したメータ交換管理サーバ111が、前記検索結果1を受信するステップS232と、該受信した検索結果1を携帯端末103の画面に表示し、メータ交換担当者が交換作業を行った結果の取外しメータ指針(取外し情報)を携帯端末103に入力するステップ233と、メータ取外し結果の取外し指針と検索結果1内の指針の差(前回の検針値と交換時の検針値との差)から1ヶ月(30日)あたりの換算使用水量を図9に示した算出式を用いて算出するステップ234と、該ステップ234によって算出した換算使用水量が異常(過小・過大)か否かを許容使用量と比較してチェックするステップ235と、該ステップ235によってチェックした換算使用水量のチェック結果が異常(過小・過大)か否かを判定するステップ236と、該ステップ236によって異常(NG)と判定したとき、水道使用者へ通達する旨を登録するステップ237とを実行する。
【0020】
前記ステップ234による換算使用水量の算出は、図9に示す如く、検索結果1の検針日が「H23.401」且つ指針の値が「100」であり、取外し時の指針が「120」且つ携帯端末103のシステム日時が「H23.4.16」のとき、前回の検針日と交換時日との差が15日であり、指針差が「20」となり、計算式「(20×30日)÷15日=40」として換算水量が算出され、前記ステップ236による換算使用水量のチェック結果が異常か否かの判定は、図10に示す如く、許容範囲の上限率を50%、下限率を50%と設定し、標準水量を「50」としたとき、許容上限水量が「75」、許容下限水量が「25」として算出され、前記ステップ237への使用者への通達可否の判定は前記換算水量が前記許容上限水量と許容下限水量の範囲内のときは通知出力を行わず、前記換算水量が許容上限水量又は許容下限水量の範囲を超えたときに通達出力有りと判定することによって行われる。
【0021】
次いで、本実施形態による水道メータ交換管理システムは、図2B及び図7A〜7Cに示す如く、図2Aのステップ236又は237に続き、メータ交換担当者が、今回取り付ける新メータ情報(メータ口径・メータ種別・メータ番号)を携帯端末103に入力するステップ241と、この新メータ情報及び携帯端末103のシステム日付をメータ交換日に変換し、取外し指針・取付けメータ口径・取付けメータ種別・取付けメータ番号を交換結果情報1(図7Aの符号416)としてメータ交換管理サーバ111へ電話回線105を経由して送信するステップ242と、該交換結果情報1(図7Bの符号421)を受信したメータ交換管理サーバ111が携帯端末103から送信された交換結果情報1を受信するステップ252と、該交換結果情報1の取付けメータ口径・取付けメータ種別・取付けメータ番号が一致するメータマスタレコード(図7Bの符号422)を検索してチェックするステップ253と、この検索結果のメータマスタレコードのメータ状況が在庫状態ならば正常、メータ状況が在庫状態以外ならば異常をチェック結果(図7Bの符号423)として携帯端末103に電話回線105を経由して送信するステップ254とを実行する。
【0022】
次いで本システムは、前記ステップ254によってメータ交換管理サーバ111から送信されたチェック結果を携帯端末103が受信するステップ262と、該ステップ262によって受信したチェック結果を判定するステップ262と、該ステップ262においてNG(在庫なし)と判定したときに再入力を行って前記ステップ241に戻るステップ264と、該ステップ262においてOK(在庫あり)と判定したときにメータ取付け指針を入力するステップ265と、該入力したメータ取付け指針を含む取付け情報をメータ交換管理サーバ111に電話回線を経由して送信するステップ266とを実行する。
【0023】
このステップ266による取付け情報を受信したメータ交換管理サーバ111は、該取付け情報を受信するステップ272と、前記ステップ252で受信した交換情報1を用いて取外しデータを更新するステップ273と、該ステップ273により更新した取外しデータをメータ交換管理サーバ111に送信して更新するステップ274と、メータ交換管理サーバ111が前記ステップ274によって送信された取外しデータを受信するステップ282と、該ステップ282により受信した取外しデータを図10に示すメータ結果表として印字出力するステップ283とを実行する。前記ステップ283による印字出力は、使用者の住所・氏名・お客様番号・検針順序・水道メータ交換工事内容・漏水等の確認が必要な場合は配管確認依頼とを内容とし、お客様に手渡し又は郵送によって渡される。
【0024】
前記ステップ273による取り外し情報の更新処理は、図7Cに示す如く、水栓情報マスタ414のメータ口径・メータ種別・メータ番号と、交換情報1の交換前メータのメータ口径・メータ種別・メータ番号とをマージした水栓情報マスタ(交換後)443として更新処理441を行う工程と、該水栓情報マスタ(交換後)443の交換前メータのメータ口径・メータ種別・メータ番号とをキーとしてメータ情報マスタ114に対する検索処理444を行う工程と、ヒットした該当メータのメータ情報マスタ445の「在庫」を「使用中」に更新処理446を行ってメータ情報マスタ447に更新する工程と、更新処理終了工程448とを実行することによって行われる。
【0025】
以上述べた如く本実施形態による水道メータ交換管理システムは、水道メータの交換現場において工事担当者が携帯端末103を用いて、取り外し対象の取外しメータ101の取外しデータ及び交換を行う取付けメータ102の取付けデータとをメータ交換管理サーバ111に送信し、該メータ交換管理サーバ111が、前回の検針時のメータ指針値と現時点でのメータ指針値との指針値差と、前回の検針時の年月日と現時点での年月日との日数差に基づいて前記日数差間の換算水量を算出し、該換算水量が所定の許容範囲か否かを判定する許容範囲判定工程と、該許容範囲判定工程によって許容範囲と判定したとき、前記取外しデータ及び取付けデータに基づいて水栓情報マスタ113の指針値を更新する指針値更新処理工程と、前記取外しデータ及び取付けデータに基づいてメータ情報マスタ114のメータ使用状況を更新するメータ使用状況更新処理工程とを実行することによって、交換対象となる水道メータの交換作業時の検針データを正確に収集し、管理コンピュータに反映すること、メータ交換時に最終検針時点からメータ交換取外時までの期間中の使用水量の異常水量チェック(過大・過小チェック)を交換現場で容易に行うことがで、実際のメータ交換日からシステムの更新までにタイムラグを無くして使用者からの問合せに即座に対応することができる。
【符号の説明】
【0026】
101 取外しメータ、102 取付けメータ、103 携帯端末、
104 メータ交換結果通知、105 電話回線、111 メータ交換管理サーバ、
112 使用者情報マスタ、113 水栓情報マスタ、114 メータ情報マスタ、
412 使用者情報マスタレコード
【技術分野】
【0001】
本発明は、定期的に発生する水道メータの交換作業における管理を効率的に行うことができる水道メータ交換管理システム及び水道メータ交換管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に水道栓に接続されて水道使用量を計数するための水道メータは、法的な検定有効期間の制限によって8年毎に定期的に交換することが義務づけられている。この水道メータの交換作業は、交換対象となるメータ数が多いため、水道局の管理部門が事前に交換対象となる地域の交換情報(メータ設置場所、交換対象メータ種類及び番号、メータ検針時の指針など)をリスト出力して交換作業担当者に渡し、このリストを受け取った交換作業担当者が、リスト記載の交換情報に基づいてメータ設置場所を訪問して交換作業を行い、この作業結果をリストに記入し、水道システムのある事務所に戻り、作業結果リストに記入された内容をシステムに反映するためのコンピュータへの入力が行われている。
【0003】
なお、水道・ガス等の検針メータの検針データを収集する技術が記載された文献としては下記の特許文献が挙げられ、特許文献1には、交換作業担当者がハンディターミナルに検針データを入力し、この検針データを管理用コンピュータに入力する技術が記載され、特許文献2には、無線機能を有する回線端末装置を用いて検針データを管理用コンピュータに無線送信する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開昭63−228275号公報
【特許文献2】特開平04−294499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述の特許文献に記載技術は、検針データを管理用コンピュータに容易に転送する技術が記載されているものの、前述の水道メータの交換作業においては、交換作業前に交換担当者へリスト出力するため、リスト出力後に最終検針指針の変更や使用者の転居に伴う異動が発生する場合があり、出力内容が最新の情報ではないという課題と、メータ交換情報(取外し指針、取付けメータ番号、取付けメータ指針など)を交換担当者が誤記入することがあるという課題と、メータ交換時に最終検針時点からメータ交換取外時までの期間中の使用水量の異常水量チェック(過大・過小チェック)を交換現場では容易に行うことができないという課題と、交換担当者が交換内容を水道事務所に戻ってから手入力または専用機器から入力してシステムに反映する必要があるという課題と、実際のメータ交換日からシステムの更新までにタイムラグが発生し、使用者からの問合せに即座に対応できないという課題があった。
【0006】
本発明の目的は、前述の従来技術による課題を解決しようとするものであり、交換対象となる水道メータの交換作業時の検針データを正確に収集し、管理コンピュータに反映することができる水道メータ交換管理システム及び水道メータ交換管理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため本発明は、水栓に設置された取外しメータを取付けメータに新旧交換する作業員が操作する携帯端末と接続されたメータ交換管理サーバと、該メータ交換管理サーバに接続され、水道メータが設置される水道使用者のお客様番号と使用状況と最終検針日と検針値である使用水量を含む使用者情報を格納する使用者情報マスタと、お客様番号及び新旧メータのメータ口径とメータ種別とメータ番号とを含む水栓別の水栓情報を格納する水栓情報マスタと、前記メータ口径とメータ種別とメータ番号とメータ稼働状況を表すメータ状況とを含むメータ情報を格納したメータ情報マスタとを備えた水道メータ交換管理システムであって、
前記携帯端末が、前記使用者情報をメータ交換管理サーバに送信する送信機能と、該メータ交換管理サーバから受信した使用者情報を表示する受信機能と、交換対象の取外しメータの検針値を入力するための取外し入力機能と、交換する取付けメータのメータ情報に含まれる取付けメータの検針値を入力するための取付け情報入力機能とを有し、
前記メータ交換管理サーバが、前記携帯端末から使用者情報を受信したとき、該使用者情報に含まれるお客様番号をキーとして交換対象の取外しメータ番号を前記使用者情報マスタから検索する検索機能と、前記取付けメータの水栓情報を前記水栓情報マスタから検索する交換メータ検索機能と、前記携帯端末が入力した取外しメータの検針値及び取付けメータの検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行う異常チェック機能と、メータ交換を行った結果内容をメータ情報マスタに更新する交換結果更新機能とを有することを第1の特徴とする。
【0008】
また、本発明は、前記第1の特徴の水道メータ交換管理システムにおいて、前記メータ交換管理サーバが、前記取外しメータの検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行うチェック機能を、前記携帯端末から受信した交換対象の取外しメータの最新検針日及び最新検針値と、前記使用者情報マスタから検索した取外しメータの前回検針日及び前回検針値とを用い、前記最新検針値から前回検針値を減算した減算検針値を所定の月単位の値に換算した換算水量を算出し、該算出した換算水量が所定の許容範囲か否かを判定することによって実現することを第2の特徴とし、該第2の特徴の水道メータ交換管理システムにおいて、前記メータ交換管理サーバが、前記携帯端末から受信した取外しメータの検針値及び取付けメータの検針値を水栓情報として水栓情報マスタに格納することを第3の特徴とする。
【0009】
更に、本発明は、水栓に設置された取外しメータを取付けメータに新旧交換する作業員が操作する携帯端末と接続されたメータ交換管理サーバと、該メータ交換管理サーバに接続され、水道メータが設置される水道使用者のお客様番号と使用状況と最終検針日と検針値である使用水量を含む使用者情報を格納する使用者情報マスタと、お客様番号及び新旧メータのメータ口径とメータ種別とメータ番号とを含む水栓別の水栓情報を格納する水栓情報マスタと、前記メータ口径とメータ種別とメータ番号とメータ稼働状況を表すメータ状況とを含むメータ情報を格納したメータ情報マスタとを備えたコンピュータにおける水道メータ交換管理方法であって、
前記携帯端末に、前記使用者情報をメータ交換管理サーバに送信する送信機能と、該メータ交換管理サーバから受信した使用者情報を表示する受信機能と、交換対象の取外しメータの検針値を入力するための取外し入力機能と、交換する取付けメータのメータ情報に含まれる取付けメータの検針値を入力するための取付け情報入力機能とを実行させ、
前記メータ交換管理サーバに、前記携帯端末から使用者情報を受信したとき、該使用者情報に含まれるお客様番号をキーとして交換対象の取外しメータ番号を前記使用者情報マスタから検索する検索機能と、前記取付けメータの水栓情報を前記水栓情報マスタから検索する交換メータ検索機能と、前記携帯端末が入力した取外しメータの検針値及び取付けメータの検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行う異常チェック機能と、メータ交換を行った結果内容をメータ情報マスタに更新する交換結果更新機能とを実行させることを第4の特徴とする。
【0010】
また、本発明は、前記第4の特徴の水道メータ交換管理方法において、前記メータ交換管理サーバに、前記携帯端末から受信した交換対象の取外しメータの最新検針日及び最新検針値と、前記使用者情報マスタから検索した取外しメータの前回検針日及び前回検針値とを用い、前記最新検針値から前回検針値を減算した減算検針値を所定の月単位の値に換算した換算水量を算出し、該算出した換算水量が所定の許容範囲か否かを判定することによって、前記取外しメータの検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行うチェック機能を実行させることを第5の特徴とし、該第5の特徴の水道メータ交換管理方法において、前記メータ交換管理サーバに、前記携帯端末から受信した取外しメータの検針値及び取付けメータの検針値を水栓情報として水栓情報マスタに格納する機能を実行させることを第6の特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明による水道メータ交換管理システム及び水道メータ交換管理方法は、携帯端末に、交換対象の取外しメータの検針値を入力するための取外し入力機能と、交換する取付けメータのメータ情報に含まれる取付けメータの検針値を入力するための取付け情報入力機能とを設け、メータ交換管理サーバに、使用者情報に含まれるお客様番号をキーとして交換対象の取外しメータ番号を前記使用者情報マスタから検索する検索機能と、前記取付けメータの水栓情報を前記水栓情報マスタから検索する交換メータ検索機能と、前記携帯端末が入力した取外しメータの検針値及び取付けメータの検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行うチェック機能と、メータ交換を行った結果内容をメータ情報マスタに更新する交換結果更新機能とを設けることによって、交換対象となる水道メータの交換作業時の検針データを正確に収集し、管理用のコンピュータであるメータ交換管理サーバのデータベースに反映することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施形態による水道メータ交換管理システムを説明するための図。
【図2A】本実施形態による水道メータ交換管理システムの動作フロー図。
【図2B】本実施形態による水道メータ交換管理システムの動作フロー図。
【図3】本実施形態によるマスタ情報の相互関連を説明するための図。
【図4】本実施形態による使用者情報マスタと水栓情報マスタとメータ情報マスタを示す図。
【図5】本実施形態による使用者情報マスタのデータ例を示す図。
【図6】本実施形態によるメータ情報マスタのデータ例を示す図。
【図7A】本実施形態によるデータ検索動作を説明するための図。
【図7B】本実施形態によるデータ検索動作を説明するための図。
【図7C】本実施形態によるデータ検索動作を説明するための図。
【図8】本実施形態による換算水量算出例を説明するための図。
【図9】本実施形態による許容量算出例を説明するための図。
【図10】本実施形態によるメータ交換通知書例を説明するための図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明による水道メータ交換管理方法を適用した水道メータ交換管理システムの一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
[構成]
本実施形態による水道メータ交換管理システムは、図1に示す如く、交換対象の取外しメータ111が設置されたメータ交換現場において、交換を行う取付けメータ102を持参した作業員が携帯する携帯端末103と電話回線105を介して接続されたメータ交換管理サーバ111と、該メータ交換管理サーバ111に接続され、水道メータが設置される顧客のお客様番号・氏名・使用状況・最終検針日・使用水量等の使用者情報を格納した使用者情報マスタ112と、お客様番号・メータ所在地・新旧のメータ口径・新旧のメータ種別・新旧のメータ番号等のお客様個々のメータに関する水栓情報を格納した水栓情報マスタ113と、メータ口径・メータ種別・メータを個々に識別するための識別子であるメータ番号・メータ状況等のメータ情報を格納したメータ情報マスタ114とを備える。
【0014】
前記携帯端末103は、コンピュータであって、ソフトウェア及びハードウェアの協働によって、前記使用者情報をメータ交換管理サーバ111に送信する送信機能と、該メータ交換管理サーバ111から受信した使用者情報(住所情報・メータ番号・水栓使用状況)を表示する機能と、交換対象の取外しメータ101の検針値を入力するための取外し情報入力機能と、交換する取付けメータ102のメータ情報(メータ口径・メータ種別・メータ番号・入力検針値)を入力するための取付け情報入力機能とを有し、前記メータ交換管理サーバ111は、コンピュータであって、前記携帯端末103から使用者情報を受信したとき、該使用者情報に含まれるお客様番号をキーとして交換対象の取外しメータ番号を前記使用者情報マスタ112から検索する検索機能と、前記取付けメータ102の水栓情報を前記水栓情報マスタ113から検索する交換メータ検索機能と、前記取外しメータ101の検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行う異常チェック機能と、メータ交換を行った結果内容をメータ情報マスタ114に更新する交換結果更新機能とを有する。
【0015】
前記使用者情報マスタ112と水栓情報マスタ113とメータ情報マスタ114とは、図3に示す如く、前記お客様番号を用いて前記使用者情報マスタ112の使用者情報と水栓情報マスタ113の水栓情報とがリンク(関連付け)され、新旧のメータ口径・メータ種別・メータ番号とを用いて水栓情報マスタ113の水栓情報とメータ情報マスタ114の新旧のメータ情報とがリンク(関連付け)されている。
【0016】
前記使用者情報マスタ112は、図4(a)に示す如く、水道使用者毎のお客様を特定するためのユニーク(一意)な番号である「お客様番号」と、水道の水栓を特定するためのユニークな番号である「水栓番号」と、水道使用者の氏名を示す「お客様氏名」と、水道使用者の連絡先の電話番号を示す「電話番号」と、使用中の使用者か過去の使用者かを示す「使用状況」と、直近の水道メータの検針日を示す「検針日」と、直近の水道メータの検針指針(累積値)を示す「指針」と、直近の水道使用量(1ヶ月範囲の使用量)を示す「使用水量」との各項目情報とが格納され、具体的には、図5(a)に示す如く、「お客様番号」が「001−000001−01」の顧客の「水栓番号」が「001−0001」、「お客様氏名」が「ABC」、「電話番号」が「01−XXXX1」、「使用状況」が「使用中」、「検針日」が「H23.4.1」、「指針」が「100」、「使用水量」が「50」の如くデータベースとして格納されている。
【0017】
水栓情報マスタ113は、図4(b)に示す如く、前記「水栓番号」と、「お客様番号」と、水道メータの設置場所を示す「メータ所在地」と、水栓が使用中・閉栓中・休栓中・廃止の状況を示す「水栓状況」と、現在の水栓の口径を示す「メータ口径」と、現在の水栓の種別を示す「メータ種別」と、現在の水栓の番号を示す「メータ番号」と、メータを取り付けた年月日を示す「メータ交換日」と、メータを取り付けた際の検針値を示す「指針」と、取り替え前のメータ口径値を示す「前メータ指針」と、取り替え前のメータ種を示す「前メータ種別」と、取り替え前のメータ番号を示す「前メータ番号」との各項目情報とが格納されている。
【0018】
前記メータ情報マスタ114は、図4(c)に示す如く、前記したメータ口径と、メータ種別と、メータ番号と、水道メータの使用中・在庫中・修理中などを示すメータ状況と、メータの交換時期を示す検満年月と、メータを購入した年月日を示す購入日の各項目情報を格納し、具体的には、図6に示す如く、メータ番号「H01−001」のメータ口径が「20」、メータ種別が「01」、メータ状況が「使用中」、検満年月が「H23/6」、購入日が「H15/4」であり、メータ番号「H01−003」のメータ口径が「20」、メータ種別が「01」、メータ状況が「休栓中」、検満年月が「H23/6」、購入日が「H15/4」であり、メータ番号「H21−004」のメータ口径が「13」、メータ種別が「01」、メータ状況が「閉栓中」、検満年月が「H23/6」、購入日が「H15/4」であり、メータ番号「H10−002」のメータ口径が「20」、メータ種別が「01」、メータ状況が「在庫」、検満年月が「H31/4」、購入日が「H23/4」であり、メータ番号「H11−005」のメータ口径が「30」、メータ種別が「01」、メータ状況が「廃止」、検満年月が「H14/4」、購入日が「H06/4」であることが格納されている。
【0019】
[動作]
さて、前述のように構成した水道メータ交換管理システムは、図2A及び図7Aに示す如く、メータ交換担当者が携帯端末103にメータ交換現場でお客様を特定するお客様番号を入力するステップ202と、お客様番号(図7Aの符号411)を電話回線105を経由してメータ交換管理サーバ111へ送信するステップ203と、メータ交換管理サーバ111が、送信されたお客様番号を受信するステップ212と、該ステップ212により受信したお客様番号を検索キーとして使用者情報マスタ112を検索し、使用者番号が一致する使用者情報マスタレコード412(図7Aの符号112に示すお客様番号・お客様氏名・水栓番号・使用状況・検針日・指針・使用水量)を検索するステップ213と、次に検索された水栓番号をキーとして水栓情報マスタ113を検索し、水栓番号が一致する水栓情報マスタレコード(図7Aの符号113で示す今回取外されるメータを特定する情報であるメータ口径・メータ種別・メータ番号)を検索し、該検索結果を1つのデータレコードにまとめた検索結果1(図7Aの符号415)を携帯端末103に電話回線を経由して送信するステップ214と、この検索結果1を受信したメータ交換管理サーバ111が、前記検索結果1を受信するステップS232と、該受信した検索結果1を携帯端末103の画面に表示し、メータ交換担当者が交換作業を行った結果の取外しメータ指針(取外し情報)を携帯端末103に入力するステップ233と、メータ取外し結果の取外し指針と検索結果1内の指針の差(前回の検針値と交換時の検針値との差)から1ヶ月(30日)あたりの換算使用水量を図9に示した算出式を用いて算出するステップ234と、該ステップ234によって算出した換算使用水量が異常(過小・過大)か否かを許容使用量と比較してチェックするステップ235と、該ステップ235によってチェックした換算使用水量のチェック結果が異常(過小・過大)か否かを判定するステップ236と、該ステップ236によって異常(NG)と判定したとき、水道使用者へ通達する旨を登録するステップ237とを実行する。
【0020】
前記ステップ234による換算使用水量の算出は、図9に示す如く、検索結果1の検針日が「H23.401」且つ指針の値が「100」であり、取外し時の指針が「120」且つ携帯端末103のシステム日時が「H23.4.16」のとき、前回の検針日と交換時日との差が15日であり、指針差が「20」となり、計算式「(20×30日)÷15日=40」として換算水量が算出され、前記ステップ236による換算使用水量のチェック結果が異常か否かの判定は、図10に示す如く、許容範囲の上限率を50%、下限率を50%と設定し、標準水量を「50」としたとき、許容上限水量が「75」、許容下限水量が「25」として算出され、前記ステップ237への使用者への通達可否の判定は前記換算水量が前記許容上限水量と許容下限水量の範囲内のときは通知出力を行わず、前記換算水量が許容上限水量又は許容下限水量の範囲を超えたときに通達出力有りと判定することによって行われる。
【0021】
次いで、本実施形態による水道メータ交換管理システムは、図2B及び図7A〜7Cに示す如く、図2Aのステップ236又は237に続き、メータ交換担当者が、今回取り付ける新メータ情報(メータ口径・メータ種別・メータ番号)を携帯端末103に入力するステップ241と、この新メータ情報及び携帯端末103のシステム日付をメータ交換日に変換し、取外し指針・取付けメータ口径・取付けメータ種別・取付けメータ番号を交換結果情報1(図7Aの符号416)としてメータ交換管理サーバ111へ電話回線105を経由して送信するステップ242と、該交換結果情報1(図7Bの符号421)を受信したメータ交換管理サーバ111が携帯端末103から送信された交換結果情報1を受信するステップ252と、該交換結果情報1の取付けメータ口径・取付けメータ種別・取付けメータ番号が一致するメータマスタレコード(図7Bの符号422)を検索してチェックするステップ253と、この検索結果のメータマスタレコードのメータ状況が在庫状態ならば正常、メータ状況が在庫状態以外ならば異常をチェック結果(図7Bの符号423)として携帯端末103に電話回線105を経由して送信するステップ254とを実行する。
【0022】
次いで本システムは、前記ステップ254によってメータ交換管理サーバ111から送信されたチェック結果を携帯端末103が受信するステップ262と、該ステップ262によって受信したチェック結果を判定するステップ262と、該ステップ262においてNG(在庫なし)と判定したときに再入力を行って前記ステップ241に戻るステップ264と、該ステップ262においてOK(在庫あり)と判定したときにメータ取付け指針を入力するステップ265と、該入力したメータ取付け指針を含む取付け情報をメータ交換管理サーバ111に電話回線を経由して送信するステップ266とを実行する。
【0023】
このステップ266による取付け情報を受信したメータ交換管理サーバ111は、該取付け情報を受信するステップ272と、前記ステップ252で受信した交換情報1を用いて取外しデータを更新するステップ273と、該ステップ273により更新した取外しデータをメータ交換管理サーバ111に送信して更新するステップ274と、メータ交換管理サーバ111が前記ステップ274によって送信された取外しデータを受信するステップ282と、該ステップ282により受信した取外しデータを図10に示すメータ結果表として印字出力するステップ283とを実行する。前記ステップ283による印字出力は、使用者の住所・氏名・お客様番号・検針順序・水道メータ交換工事内容・漏水等の確認が必要な場合は配管確認依頼とを内容とし、お客様に手渡し又は郵送によって渡される。
【0024】
前記ステップ273による取り外し情報の更新処理は、図7Cに示す如く、水栓情報マスタ414のメータ口径・メータ種別・メータ番号と、交換情報1の交換前メータのメータ口径・メータ種別・メータ番号とをマージした水栓情報マスタ(交換後)443として更新処理441を行う工程と、該水栓情報マスタ(交換後)443の交換前メータのメータ口径・メータ種別・メータ番号とをキーとしてメータ情報マスタ114に対する検索処理444を行う工程と、ヒットした該当メータのメータ情報マスタ445の「在庫」を「使用中」に更新処理446を行ってメータ情報マスタ447に更新する工程と、更新処理終了工程448とを実行することによって行われる。
【0025】
以上述べた如く本実施形態による水道メータ交換管理システムは、水道メータの交換現場において工事担当者が携帯端末103を用いて、取り外し対象の取外しメータ101の取外しデータ及び交換を行う取付けメータ102の取付けデータとをメータ交換管理サーバ111に送信し、該メータ交換管理サーバ111が、前回の検針時のメータ指針値と現時点でのメータ指針値との指針値差と、前回の検針時の年月日と現時点での年月日との日数差に基づいて前記日数差間の換算水量を算出し、該換算水量が所定の許容範囲か否かを判定する許容範囲判定工程と、該許容範囲判定工程によって許容範囲と判定したとき、前記取外しデータ及び取付けデータに基づいて水栓情報マスタ113の指針値を更新する指針値更新処理工程と、前記取外しデータ及び取付けデータに基づいてメータ情報マスタ114のメータ使用状況を更新するメータ使用状況更新処理工程とを実行することによって、交換対象となる水道メータの交換作業時の検針データを正確に収集し、管理コンピュータに反映すること、メータ交換時に最終検針時点からメータ交換取外時までの期間中の使用水量の異常水量チェック(過大・過小チェック)を交換現場で容易に行うことがで、実際のメータ交換日からシステムの更新までにタイムラグを無くして使用者からの問合せに即座に対応することができる。
【符号の説明】
【0026】
101 取外しメータ、102 取付けメータ、103 携帯端末、
104 メータ交換結果通知、105 電話回線、111 メータ交換管理サーバ、
112 使用者情報マスタ、113 水栓情報マスタ、114 メータ情報マスタ、
412 使用者情報マスタレコード
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水栓に設置された取外しメータを取付けメータに新旧交換する作業員が操作する携帯端末と接続されたメータ交換管理サーバと、該メータ交換管理サーバに接続され、水道メータが設置される水道使用者のお客様番号と使用状況と最終検針日と検針値である使用水量を含む使用者情報を格納する使用者情報マスタと、お客様番号及び新旧メータのメータ口径とメータ種別とメータ番号とを含む水栓別の水栓情報を格納する水栓情報マスタと、前記メータ口径とメータ種別とメータ番号とメータ稼働状況を表すメータ状況とを含むメータ情報を格納したメータ情報マスタとを備えた水道メータ交換管理システムであって、
前記携帯端末が、前記使用者情報をメータ交換管理サーバに送信する送信機能と、該メータ交換管理サーバから受信した使用者情報を表示する受信機能と、交換対象の取外しメータの検針値を入力するための取外し入力機能と、交換する取付けメータのメータ情報に含まれる取付けメータの検針値を入力するための取付け情報入力機能とを有し、
前記メータ交換管理サーバが、前記携帯端末から使用者情報を受信したとき、該使用者情報に含まれるお客様番号をキーとして交換対象の取外しメータ番号を前記使用者情報マスタから検索する検索機能と、前記取付けメータの水栓情報を前記水栓情報マスタから検索する交換メータ検索機能と、前記携帯端末が入力した取外しメータの検針値及び取付けメータの検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行う異常チェック機能と、メータ交換を行った結果内容をメータ情報マスタに更新する交換結果更新機能とを有することを特徴とする水道メータ交換管理システム。
【請求項2】
前記メータ交換管理サーバが、前記取外しメータの検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行うチェック機能を、前記携帯端末から受信した交換対象の取外しメータの最新検針日及び最新検針値と、前記使用者情報マスタから検索した取外しメータの前回検針日及び前回検針値とを用い、前記最新検針値から前回検針値を減算した減算検針値を所定の月単位の値に換算した換算水量を算出し、該算出した換算水量が所定の許容範囲か否かを判定することによって実現することを特徴とする請求項1記載の水道メータ交換管理システム。
【請求項3】
前記メータ交換管理サーバが、前記携帯端末から受信した取外しメータの検針値及び取付けメータの検針値を水栓情報として水栓情報マスタに格納することを特徴とする請求項2記載の水道メータ交換管理システム。
【請求項4】
水栓に設置された取外しメータを取付けメータに新旧交換する作業員が操作する携帯端末と接続されたメータ交換管理サーバと、該メータ交換管理サーバに接続され、水道メータが設置される水道使用者のお客様番号と使用状況と最終検針日と検針値である使用水量を含む使用者情報を格納する使用者情報マスタと、お客様番号及び新旧メータのメータ口径とメータ種別とメータ番号とを含む水栓別の水栓情報を格納する水栓情報マスタと、前記メータ口径とメータ種別とメータ番号とメータ稼働状況を表すメータ状況とを含むメータ情報を格納したメータ情報マスタとを備えたコンピュータにおける水道メータ交換管理方法であって、
前記携帯端末に、前記使用者情報をメータ交換管理サーバに送信する送信機能と、該メータ交換管理サーバから受信した使用者情報を表示する受信機能と、交換対象の取外しメータの検針値を入力するための取外し入力機能と、交換する取付けメータのメータ情報に含まれる取付けメータの検針値を入力するための取付け情報入力機能とを実行させ、
前記メータ交換管理サーバに、前記携帯端末から使用者情報を受信したとき、該使用者情報に含まれるお客様番号をキーとして交換対象の取外しメータ番号を前記使用者情報マスタから検索する検索機能と、前記取付けメータの水栓情報を前記水栓情報マスタから検索する交換メータ検索機能と、前記携帯端末が入力した取外しメータの検針値及び取付けメータの検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行う異常チェック機能と、メータ交換を行った結果内容をメータ情報マスタに更新する交換結果更新機能とを実行させることを特徴とする水道メータ交換管理方法。
【請求項5】
前記メータ交換管理サーバに、前記携帯端末から受信した交換対象の取外しメータの最新検針日及び最新検針値と、前記使用者情報マスタから検索した取外しメータの前回検針日及び前回検針値とを用い、前記最新検針値から前回検針値を減算した減算検針値を所定の月単位の値に換算した換算水量を算出し、該算出した換算水量が所定の許容範囲か否かを判定することによって、前記取外しメータの検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行うチェック機能を実行させることを特徴とする請求項4記載の水道メータ交換管理方法。
【請求項6】
前記メータ交換管理サーバに、前記携帯端末から受信した取外しメータの検針値及び取付けメータの検針値を水栓情報として水栓情報マスタに格納する機能を実行させることを特徴とする請求項2記載の水道メータ交換管理システム。
【請求項1】
水栓に設置された取外しメータを取付けメータに新旧交換する作業員が操作する携帯端末と接続されたメータ交換管理サーバと、該メータ交換管理サーバに接続され、水道メータが設置される水道使用者のお客様番号と使用状況と最終検針日と検針値である使用水量を含む使用者情報を格納する使用者情報マスタと、お客様番号及び新旧メータのメータ口径とメータ種別とメータ番号とを含む水栓別の水栓情報を格納する水栓情報マスタと、前記メータ口径とメータ種別とメータ番号とメータ稼働状況を表すメータ状況とを含むメータ情報を格納したメータ情報マスタとを備えた水道メータ交換管理システムであって、
前記携帯端末が、前記使用者情報をメータ交換管理サーバに送信する送信機能と、該メータ交換管理サーバから受信した使用者情報を表示する受信機能と、交換対象の取外しメータの検針値を入力するための取外し入力機能と、交換する取付けメータのメータ情報に含まれる取付けメータの検針値を入力するための取付け情報入力機能とを有し、
前記メータ交換管理サーバが、前記携帯端末から使用者情報を受信したとき、該使用者情報に含まれるお客様番号をキーとして交換対象の取外しメータ番号を前記使用者情報マスタから検索する検索機能と、前記取付けメータの水栓情報を前記水栓情報マスタから検索する交換メータ検索機能と、前記携帯端末が入力した取外しメータの検針値及び取付けメータの検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行う異常チェック機能と、メータ交換を行った結果内容をメータ情報マスタに更新する交換結果更新機能とを有することを特徴とする水道メータ交換管理システム。
【請求項2】
前記メータ交換管理サーバが、前記取外しメータの検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行うチェック機能を、前記携帯端末から受信した交換対象の取外しメータの最新検針日及び最新検針値と、前記使用者情報マスタから検索した取外しメータの前回検針日及び前回検針値とを用い、前記最新検針値から前回検針値を減算した減算検針値を所定の月単位の値に換算した換算水量を算出し、該算出した換算水量が所定の許容範囲か否かを判定することによって実現することを特徴とする請求項1記載の水道メータ交換管理システム。
【請求項3】
前記メータ交換管理サーバが、前記携帯端末から受信した取外しメータの検針値及び取付けメータの検針値を水栓情報として水栓情報マスタに格納することを特徴とする請求項2記載の水道メータ交換管理システム。
【請求項4】
水栓に設置された取外しメータを取付けメータに新旧交換する作業員が操作する携帯端末と接続されたメータ交換管理サーバと、該メータ交換管理サーバに接続され、水道メータが設置される水道使用者のお客様番号と使用状況と最終検針日と検針値である使用水量を含む使用者情報を格納する使用者情報マスタと、お客様番号及び新旧メータのメータ口径とメータ種別とメータ番号とを含む水栓別の水栓情報を格納する水栓情報マスタと、前記メータ口径とメータ種別とメータ番号とメータ稼働状況を表すメータ状況とを含むメータ情報を格納したメータ情報マスタとを備えたコンピュータにおける水道メータ交換管理方法であって、
前記携帯端末に、前記使用者情報をメータ交換管理サーバに送信する送信機能と、該メータ交換管理サーバから受信した使用者情報を表示する受信機能と、交換対象の取外しメータの検針値を入力するための取外し入力機能と、交換する取付けメータのメータ情報に含まれる取付けメータの検針値を入力するための取付け情報入力機能とを実行させ、
前記メータ交換管理サーバに、前記携帯端末から使用者情報を受信したとき、該使用者情報に含まれるお客様番号をキーとして交換対象の取外しメータ番号を前記使用者情報マスタから検索する検索機能と、前記取付けメータの水栓情報を前記水栓情報マスタから検索する交換メータ検索機能と、前記携帯端末が入力した取外しメータの検針値及び取付けメータの検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行う異常チェック機能と、メータ交換を行った結果内容をメータ情報マスタに更新する交換結果更新機能とを実行させることを特徴とする水道メータ交換管理方法。
【請求項5】
前記メータ交換管理サーバに、前記携帯端末から受信した交換対象の取外しメータの最新検針日及び最新検針値と、前記使用者情報マスタから検索した取外しメータの前回検針日及び前回検針値とを用い、前記最新検針値から前回検針値を減算した減算検針値を所定の月単位の値に換算した換算水量を算出し、該算出した換算水量が所定の許容範囲か否かを判定することによって、前記取外しメータの検針値に基づいて所定期間における水量異常チェックを行うチェック機能を実行させることを特徴とする請求項4記載の水道メータ交換管理方法。
【請求項6】
前記メータ交換管理サーバに、前記携帯端末から受信した取外しメータの検針値及び取付けメータの検針値を水栓情報として水栓情報マスタに格納する機能を実行させることを特徴とする請求項2記載の水道メータ交換管理システム。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8】
【図9】
【図10】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8】
【図9】
【図10】
【公開番号】特開2013−101488(P2013−101488A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−244723(P2011−244723)
【出願日】平成23年11月8日(2011.11.8)
【出願人】(000233491)株式会社日立システムズ (394)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年11月8日(2011.11.8)
【出願人】(000233491)株式会社日立システムズ (394)
【Fターム(参考)】
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