治療用運動器具
【課題】肉体治療及びスポーツ用の、便利でかつ製造可能で、構造的に簡単な治療用運動器具を提供する。
【解決手段】本発明は肉体治療用運動器具に関連し、健康維持運動用及び治療のための運動用、及び治療のための鍛錬用又はスポーツ用に使用できる。治療に関する本発明のトレーニング装置は、基部を提供した台枠部、前記基部上に置かれた台部、追加台部及び少なくとも1つの把手部を備える。前記台部及び追加台部は、支持部の形で具現化され、前記基部と共に回転可能となるように連結される。前記基部は、回転可能か、又は回転及び係止可能か、又は回転及び係止可能でかつ動作抵抗負荷を生み出す装置及び/又はその調整装置と連結されるか、のいずれかになるように前記台枠部上に設置される。前記台部の回転中心部と前記追加台部の回転中心部との間の距離は、200−600mmである。少なくとも1つの前記把手部の高さは、500−2300mmである。
【解決手段】本発明は肉体治療用運動器具に関連し、健康維持運動用及び治療のための運動用、及び治療のための鍛錬用又はスポーツ用に使用できる。治療に関する本発明のトレーニング装置は、基部を提供した台枠部、前記基部上に置かれた台部、追加台部及び少なくとも1つの把手部を備える。前記台部及び追加台部は、支持部の形で具現化され、前記基部と共に回転可能となるように連結される。前記基部は、回転可能か、又は回転及び係止可能か、又は回転及び係止可能でかつ動作抵抗負荷を生み出す装置及び/又はその調整装置と連結されるか、のいずれかになるように前記台枠部上に設置される。前記台部の回転中心部と前記追加台部の回転中心部との間の距離は、200−600mmである。少なくとも1つの前記把手部の高さは、500−2300mmである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は医療運動器具に関連し、健康改善用又はリハビリテーション運動用、及び治療用又は健康維持用に使用できる。
【背景技術】
【0002】
健康維持の運動器具は、周知技術である。例えば、実用新案登録公報第RU33024U1号(2003年10月10日)に基づいた「トレーニング器具」があり、それは基盤台枠部、手すり部、2つの回転する台部、1つの回転する円盤部で作製されたものである。前記円盤部は、前記基盤台枠部に取り付けられ、2つの前記台部は、前記円盤部に取り付けられる。前記手すり部は、弾性変形機能を備えて作製されるか、又は弾性変形機能を備えて作製される部材を有する。
【0003】
この器具は、様々な筋肉群のトレーニング効果を増強し、運動をさらに楽しくすることを可能にするが、肉体治療の全領域を確保していない。特に、弾性変形機能を備えた手すり部、又は弾性変形機能を備えて作製される部材を備えた手すり部は、失われた機能の回復の間、例えば、動作協調不全の負傷後、及び患者のリハビリテーション中の適用を妨げている。
【0004】
「治療用器具」(ソ連、発明証番号1981年第858821号)は、提案された発明にさらに近づく。それは、基盤に設置された基部及び台部を備えた台枠部を有する。その記載によればこの器具は、運動傷害、又は身体疾患を有する患者のリハビリテーションを保証しているが、身体及び脚の回転で使う筋肉を動かすことを可能にしていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、治療用及びスポーツ用の、便利でかつ製造可能で、構造的に簡単な運動器具の提供により、その問題の解決を目的としている。そしてそれは、身体及び脚の回転で使う筋肉群を鍛えることを可能にし、失われた機能、例えば、脊髄手術後の回復を促進し、骨軟骨症、脊椎外傷、脳性小児麻痺の患者のリハビリテーションにプラスの効果をもたらす能力と同等の医療機器、又は健康維持装置の可能性を組み合わせるものである。
【0006】
したがって本発明の技術的結果は、その製品及び使用時に客観的に現れ、上記特徴の入手で実現される技術的効果である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の本質は、本質的な特徴全体によって示される。すなわち、台枠部上に基部、及び前記基部上に台部を備えた治療用運動器具は、以下の点では、最も近い類似品とは異なる。前記治療用運動器具は、少なくとも1つの把手部及び追加台部を有し、前記台部と前記追加台部は、足載置部として作製され、そして、回転機能を備えて前記台枠部に取り付けられた前記基部と回転可能に連結されるか、又は回転及び係止機能を備えて前記台枠部に取り付けられた前記基部と回転可能に連結されるか、又は回転及び係止機能を備えて前記台枠部に取り付けられた前記基部と回転可能に連結され、動作抵抗負荷を生み出す装置、及び/又は動作抵抗負荷の調整装置と連結されるか、のいずれかであって、回転可能な台部の回転中心部と追加台部の回転中心部との間の距離は、200−600mmであり、前記把手部のうちの少なくとも1つの高さは、500−2300mmである。
【0008】
上記に説明した本質的な特徴全体は、法的保護の要求範囲にまで及ぶあらゆる場合において、本発明の技術的結果を得るのに十分である。
【0009】
その製品又は特別な適用の場合には、前記運動器具は、以下のオプションを有することができる。それは、着脱可能な横木状の座席、及び/又は足置き用追加支持部を有し、少なくとも1つの前記把手部は、U字型、T字型、L字型、又は円弧型であって前記基部と平行に柱部に取り付けられること、前記台枠部、前記基部、前記台部及び前記追加台部は、円盤形、及び/又は楕円形、及び/又は多角形、及び/又は丸まった角部と湾曲した側部を備えた多角形として形成されること、前記基部は例えば波型表面又は波型パッドで作製された足置き用補助部品を有すること、前記基部は軸及び/又は軸受部によって前記台枠部と連結すること、前記基部は軸及び/又は軸受部によって前記台枠部と連結し、かつローラー部を介して上に載せられること、前記台部及び前記追加台部は複数の軸及び/又は軸受部によって可動な前記基部と連結すること、前記台部及び前記追加台部は例えば波型表面又は波型パッドで作製された足置き用補助部品を有すること、動作抵抗負荷を生み出すための装置は、一端を前記台枠部に、他端を前記基部に固定される少なくとも1つのバネ又はゴム帯で作製されるか、又は一端を前記基部に固定し、前記台枠部に設置された円筒支持部と相互作用できるように設置されたバンドブレーキと連結する少なくとも1つのバネで作製されること、前記運動器具は前記基部を係止するための係止部を有することができること、前記台部と前記追加台部の回転中心部間の距離は420mmで可能なこと、及び少なくとも1つの前記把手部の高さは1000mmで可能なこと、少なくとも1つの前記把手部は高さ調整機構を提供することができ、及び/又は様々な寸法の前記把手部と交換することができること、である。
【0010】
上記特徴は、前記台部と前記追加台部が足載置用として作製され、及び回転機能を備えて前記基部に取り付けられ、続いて前記基部は前記台枠部に対して回転及び係止できるという技術的結果に関するものである。これは、単純で複雑な動作を行うことを可能にする。これらの動作は、その構造が身体及び脚ともひねりを確実なものにする場合に限り可能である。前記足載置部の回転と、前記基部の回転との組み合わせは、多裂筋、脊柱回旋筋、外腹斜筋、内腹斜筋を鍛えることを可能にする。特に、第一椎骨及び第二椎骨への前記多裂筋及び前記脊柱回旋筋の固有の付着によって、損傷部位又は脊柱側弯症の部位に対して局部的効果を確実にもたらし、巨視的かつ微小循環及び神経分布を回復し、栄養物の摂取を増進することが可能になる。外腹斜筋及び内腹斜筋のトレーニングは、腹圧筋を強化し、脂肪の蓄積を減らす。また、内臓器官の靱帯の緊張維持にも貢献し、内臓下垂症、又は腹部臓器及び骨盤内臓器の転位、及びそれらの機能障害に効果的である。
【0011】
安全にトレーニングするために、調整可能な高さを備えた少なくとも1つの把手部は、基部に回転可能に設置された足載置部に必要とされる。この場合、使用者の人体測定データは、足載置部の回転中心部間の距離(200−600mm)と、少なくとも1つの把手部の高さ(500−2300mm)を設定する数値域に従って考慮されるべきである。これらの値は、様々な高さの使用者に対する上記の複雑な動作の影響を示した調査により決定される。特に、個人の動作に対して典型的でないツイスト運動中に自転として加える中間の力でさえ、例えば、手の位置が、必要な位置より100−150mm低い場合には、外傷を引き起こすかもしれない、さらに、このような手の位置でバランスを維持することは、使用者には困難である、ということが分かった。足載置部の回転中心部間の使用者に合わせた距離、把手部の使用者に合わせた高さ、及び前記基部と平行に柱部に取り付けられたU字型、T字型、L字型、又は円弧型は、運動器具を安全かつ便利にし、ほぼどの位置でもバランスの維持を可能にする。上記のどの形状の把手部も、運動器具の可能性を広げ、さらに運動器具の複雑な実行を可能にする。
【0012】
上記の数値域、回転台部、移動可能な追加回転台部、回転基部、及び少なくとも1つの把手部の組み合わせは、例えば、姿勢筋をトレーニングするように意図された、動きのない運動による効果を大幅に高めるのを可能にする。この場合、可動な基部及び移動可能な台部のある特定位置での身体及び脚の維持が、その位置を保持するために、使用者の部位に大幅に加える力を必要とする、という事実によって最良の効果が得られる。
【0013】
着脱可能な横木状の座席、及び/又は足置き用追加支持部は、様々なレベルで座りながら、又は脚を載せながら運動することを可能にする。
【0014】
例えば、使用者の足裏の滑りを排除する波型表面、又は波型パッドとして、補助固定部品で作製された足載置部、及び足置き用補助部品で作製された移動可能な台部は、けがを防ぎ、身体運動をもっと快適にする。
【0015】
軸又は軸受部を連結部に提供し、及びローラー部の取り付けを提供する円盤形、及び/又は、楕円形、及び/又は、多角形の台枠部、基部、及び台部の形成は、構造を簡単にして、効率化する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の治療用ツイスト方式の運動器具は、基部2を備えた台枠部1、及び少なくとも1つの把手部3を有する。台部4と追加台部5は、基部2上に取り付けられる。台部4と追加台部5は、足載置部として作製され、回転機能を備えて基部2と連結する。基部2は、回転機能を備えるか、又は回転及び係止機能を備えて台枠部1に取り付けられるか、又は回転及び係止機能を備えて台枠部1に取り付けられ、動作抵抗負荷を生み出す装置、及び/又は動作抵抗負荷の調整装置と連結されるか、のいずれかである。動作抵抗負荷を生み出すための装置は、T字形状のフック7を用いて、一端の台枠部1と他端の基部2で固定された、少なくとも1つのバネ6、又はゴム帯で作製できる。台部4の回転中心部と追加台部5の回転中心部との間の距離は、200−600mmである。少なくとも1つの把手部3の高さは、500−2000mmである。
【0017】
運動器具は、着脱可能な横木状8の座席(図示せず)、及び/又は、足置き用追加支持部を備えることができる。
【0018】
少なくとも1つの把手部3は、U字型、T字型、L字型、又は円弧型で作製され、可動な基部2と平行に、柱部に取り付けられる。
【0019】
台枠部1、基部2、台部4及び追加台部5は、円盤形、及び/又は楕円形、及び/又は多角形、及び/又は丸まった角部と湾曲した側部を備えた多角形に形成できる。
【0020】
基部2は、波型表面、又は波型パッド(図示せず)で作製された、足置き用補助固定部品を有することができる。
【0021】
基部2は、軸9及び/又は軸受部10によって台枠部1と連結し、かつローラー部11を介して上に載せられることができる。
【0022】
台部4と追加台部5は、複数の軸12及び/又は軸受部によって基部2と連結し、波型表面、又は波型パッドとして作製された、足置き用補助固定部品を有することができる。
【0023】
運動器具は、ピン14で基部を係止するための係止部13を有することができる。
【0024】
台部4と追加台部5との回転中心部間の距離は、420mmで可能で、少なくとも1つの把手部3の高さは、1000mmで可能である。
【0025】
少なくとも1つの把手部3は、高さ調整機構を有することができ、及び/又は様々な寸法の把手部と交換することができる。高さの交換、及び/又調整は、把手部3を保持部材15の中に入れ、さらにボルト16で締結することによって達成できる。
【0026】
動作抵抗負荷装置は、ピン18を用いて一端を基部2に固定し、台枠部1に設置された円筒支持部20と相互作用可能なバンドブレーキ19と連結するバネ17で作製できる。台枠部1は、脚部21を有することができる。
【0027】
本発明の運動器具を用いて運動するとき、少なくとも1つの把手部3は、必要とされる高さに調整されるか、又は使用者の身体測定データに応じて選択される。前記把手部3は、保持部材15の中に入れられて、ボルト16で締結される。基部2は、係止部13のピン14で台枠部1に係止できるか、又は軸9、又は軸受部10を中心にして、ローラー部11を介して回転できる。
【0028】
治療用ツイスト方式の運動器具を最初に使用する時、使用者は足載置部で作製され、回転機能を備えて基部2に取り付けられる台部4と追加台部5の上に立つ。
【0029】
次に、使用者は、少なくとも1つの把手部3につかまり、時計回り、及び/又は反時計回りに台部4と追加台部5を自転として回転するために、力を加え始める。台部4と追加台部5は、複数の軸12、又は軸受部を中心に回転機能を備えて基部2に取り付けられているので、使用者の左右の足は、自転として時計回り、又は反時計回りに動き始める。必要ならば、台部4、5の回転方向を変えることができる。基部2が係止部13を用いて停止される場合には、足を台部4、5上に平行に載せるとき、足の回転は一方向に行うことができる。
【0030】
必要ならば、動作抵抗負荷を生み出し、及び/又は調整装置を提供する運動器具は、適用可能である。この装置は、例えば特にT字形状のフック7を用いて、台枠部1の一端と基部2の他端で固定された1つ以上のバネ6で作製できる。負荷の調整は、バネ6を異なる特性を有するバネへの交換、又は別の調節装置によって達成される。
【0031】
動作抵抗負荷を生み出す装置は、ピン18を用いて一端を基部2に固定され、バンドブレーキ19と連結するバネ17、又はゴム帯で作製できる。バンドブレーキ19は、台枠部1に設置された円筒支持部20と相互作用する。台枠部1に対する基部2の回転において動作抵抗負荷は、バンドブレーキ19と円筒支持部20との間の摩擦によって生み出される。円筒支持部20にバンドブレーキ19を押し付けるバネ17はまた、磨耗量を補正する。
【0032】
使用者が複数の軸12、又は軸受部を中心に自転として回転する台部4と追加台部5の上に立つ場合、基部2は、軸9を中心に、及びローラー部11を公転として回転しながら、脚の動作は、時計回り、又は反時計回りに開始位置から自転として交互に実行され、一方の脚をもう一方の脚の後ろに載せることに気付かせる。このような「ツイスト」は、日常生活での使用頻度があまり高くない筋肉を使用し、極めて効果的な肉体治療になる。
【0033】
使用者が、複数の軸12、又は軸受部を中心に回転する台部4と追加台部5の上に立ち、基部2が、係止部13のピン14によって台枠部と固定する場合には、足の動作はツイストしないで実行される。それは、特定の病気後のリハビリテーションの初期段階には重要である。
【0034】
着脱可能な段部8としての足の付属支持部の使用時には、一方の足は、前記段部上に載せ、もう一方の足は、台部4または台部5のうちの1つに載せる。自転としての回転を実行して左右の脚は、一方の脚をもう一方の脚の前、又は後ろに、交互に移動する。
【0035】
使用者が足の追加固定部品の上に立つ場合、そして1つの把手部3を握り、時計回り、及び反時計回りに、交互に基部2を回転するために力を加え始める場合には、前記運動器具は、従来どおりのスポーツ設備として活動し、使用者にもまた有用な標準運動に上記運動を実行する可能性を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の治療用ツイスト方式の運動器具の全体図を示す。
【図2】本発明の着脱可能な段部状の足の付属支持部を備えた同種の運動器具を示す。
【図3】本発明のD方向から見た(図1参照)、動作抵抗負荷を生み出すための装置、すなわち初期位置での基部及び台枠部と連結したバネを示す。
【図4】本発明のD方向から見た、基部の回転後の動作抵抗負荷を生み出すための装置を示す。
【図5】本発明のD方向から見た、2つのバネを用いた動作抵抗負荷を生み出すための装置を示す。
【図6】本発明のD方向から見た、2つのバネと連結した基部の回転後を示す。
【図7】本発明のD方向から見た、一端を基部に固定し、台枠部に設置された円筒支持部と相互作用可能なバンドブレーキと連結するバネとして作製した動作抵抗負荷を生み出すための装置を示す。
【図8】本発明の図7のJ方向から見たものを示す。
【図9】本発明のE方向から見た(図5参照)、動作抵抗負荷を生み出すための装置のバネの固定部を示す。
【図10】本発明のA方向から見た(図1参照)台枠部上の基部の配置を説明している。
【図11】本発明のG−G断面図(図1参照)の基部上の台部と追加台部の配置を説明している。
【図12】本発明のB方向から見た(図1参照)回転状況における基部係止用の係止部を示す。
【図13】本発明のB方向から見た(図1参照)回転しない状況における基部係止用の係止部を示す。
【図14】本発明の基部と台枠部の連結部のV−V断面図(図6参照)を示す。
【符号の説明】
【0037】
1 台枠部
2 基部
3 把手部
4 台部
5 追加台部
11 ローラー部
12 軸
13 係止部
15 保持部材
16 ボルト
【技術分野】
【0001】
本発明は医療運動器具に関連し、健康改善用又はリハビリテーション運動用、及び治療用又は健康維持用に使用できる。
【背景技術】
【0002】
健康維持の運動器具は、周知技術である。例えば、実用新案登録公報第RU33024U1号(2003年10月10日)に基づいた「トレーニング器具」があり、それは基盤台枠部、手すり部、2つの回転する台部、1つの回転する円盤部で作製されたものである。前記円盤部は、前記基盤台枠部に取り付けられ、2つの前記台部は、前記円盤部に取り付けられる。前記手すり部は、弾性変形機能を備えて作製されるか、又は弾性変形機能を備えて作製される部材を有する。
【0003】
この器具は、様々な筋肉群のトレーニング効果を増強し、運動をさらに楽しくすることを可能にするが、肉体治療の全領域を確保していない。特に、弾性変形機能を備えた手すり部、又は弾性変形機能を備えて作製される部材を備えた手すり部は、失われた機能の回復の間、例えば、動作協調不全の負傷後、及び患者のリハビリテーション中の適用を妨げている。
【0004】
「治療用器具」(ソ連、発明証番号1981年第858821号)は、提案された発明にさらに近づく。それは、基盤に設置された基部及び台部を備えた台枠部を有する。その記載によればこの器具は、運動傷害、又は身体疾患を有する患者のリハビリテーションを保証しているが、身体及び脚の回転で使う筋肉を動かすことを可能にしていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、治療用及びスポーツ用の、便利でかつ製造可能で、構造的に簡単な運動器具の提供により、その問題の解決を目的としている。そしてそれは、身体及び脚の回転で使う筋肉群を鍛えることを可能にし、失われた機能、例えば、脊髄手術後の回復を促進し、骨軟骨症、脊椎外傷、脳性小児麻痺の患者のリハビリテーションにプラスの効果をもたらす能力と同等の医療機器、又は健康維持装置の可能性を組み合わせるものである。
【0006】
したがって本発明の技術的結果は、その製品及び使用時に客観的に現れ、上記特徴の入手で実現される技術的効果である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の本質は、本質的な特徴全体によって示される。すなわち、台枠部上に基部、及び前記基部上に台部を備えた治療用運動器具は、以下の点では、最も近い類似品とは異なる。前記治療用運動器具は、少なくとも1つの把手部及び追加台部を有し、前記台部と前記追加台部は、足載置部として作製され、そして、回転機能を備えて前記台枠部に取り付けられた前記基部と回転可能に連結されるか、又は回転及び係止機能を備えて前記台枠部に取り付けられた前記基部と回転可能に連結されるか、又は回転及び係止機能を備えて前記台枠部に取り付けられた前記基部と回転可能に連結され、動作抵抗負荷を生み出す装置、及び/又は動作抵抗負荷の調整装置と連結されるか、のいずれかであって、回転可能な台部の回転中心部と追加台部の回転中心部との間の距離は、200−600mmであり、前記把手部のうちの少なくとも1つの高さは、500−2300mmである。
【0008】
上記に説明した本質的な特徴全体は、法的保護の要求範囲にまで及ぶあらゆる場合において、本発明の技術的結果を得るのに十分である。
【0009】
その製品又は特別な適用の場合には、前記運動器具は、以下のオプションを有することができる。それは、着脱可能な横木状の座席、及び/又は足置き用追加支持部を有し、少なくとも1つの前記把手部は、U字型、T字型、L字型、又は円弧型であって前記基部と平行に柱部に取り付けられること、前記台枠部、前記基部、前記台部及び前記追加台部は、円盤形、及び/又は楕円形、及び/又は多角形、及び/又は丸まった角部と湾曲した側部を備えた多角形として形成されること、前記基部は例えば波型表面又は波型パッドで作製された足置き用補助部品を有すること、前記基部は軸及び/又は軸受部によって前記台枠部と連結すること、前記基部は軸及び/又は軸受部によって前記台枠部と連結し、かつローラー部を介して上に載せられること、前記台部及び前記追加台部は複数の軸及び/又は軸受部によって可動な前記基部と連結すること、前記台部及び前記追加台部は例えば波型表面又は波型パッドで作製された足置き用補助部品を有すること、動作抵抗負荷を生み出すための装置は、一端を前記台枠部に、他端を前記基部に固定される少なくとも1つのバネ又はゴム帯で作製されるか、又は一端を前記基部に固定し、前記台枠部に設置された円筒支持部と相互作用できるように設置されたバンドブレーキと連結する少なくとも1つのバネで作製されること、前記運動器具は前記基部を係止するための係止部を有することができること、前記台部と前記追加台部の回転中心部間の距離は420mmで可能なこと、及び少なくとも1つの前記把手部の高さは1000mmで可能なこと、少なくとも1つの前記把手部は高さ調整機構を提供することができ、及び/又は様々な寸法の前記把手部と交換することができること、である。
【0010】
上記特徴は、前記台部と前記追加台部が足載置用として作製され、及び回転機能を備えて前記基部に取り付けられ、続いて前記基部は前記台枠部に対して回転及び係止できるという技術的結果に関するものである。これは、単純で複雑な動作を行うことを可能にする。これらの動作は、その構造が身体及び脚ともひねりを確実なものにする場合に限り可能である。前記足載置部の回転と、前記基部の回転との組み合わせは、多裂筋、脊柱回旋筋、外腹斜筋、内腹斜筋を鍛えることを可能にする。特に、第一椎骨及び第二椎骨への前記多裂筋及び前記脊柱回旋筋の固有の付着によって、損傷部位又は脊柱側弯症の部位に対して局部的効果を確実にもたらし、巨視的かつ微小循環及び神経分布を回復し、栄養物の摂取を増進することが可能になる。外腹斜筋及び内腹斜筋のトレーニングは、腹圧筋を強化し、脂肪の蓄積を減らす。また、内臓器官の靱帯の緊張維持にも貢献し、内臓下垂症、又は腹部臓器及び骨盤内臓器の転位、及びそれらの機能障害に効果的である。
【0011】
安全にトレーニングするために、調整可能な高さを備えた少なくとも1つの把手部は、基部に回転可能に設置された足載置部に必要とされる。この場合、使用者の人体測定データは、足載置部の回転中心部間の距離(200−600mm)と、少なくとも1つの把手部の高さ(500−2300mm)を設定する数値域に従って考慮されるべきである。これらの値は、様々な高さの使用者に対する上記の複雑な動作の影響を示した調査により決定される。特に、個人の動作に対して典型的でないツイスト運動中に自転として加える中間の力でさえ、例えば、手の位置が、必要な位置より100−150mm低い場合には、外傷を引き起こすかもしれない、さらに、このような手の位置でバランスを維持することは、使用者には困難である、ということが分かった。足載置部の回転中心部間の使用者に合わせた距離、把手部の使用者に合わせた高さ、及び前記基部と平行に柱部に取り付けられたU字型、T字型、L字型、又は円弧型は、運動器具を安全かつ便利にし、ほぼどの位置でもバランスの維持を可能にする。上記のどの形状の把手部も、運動器具の可能性を広げ、さらに運動器具の複雑な実行を可能にする。
【0012】
上記の数値域、回転台部、移動可能な追加回転台部、回転基部、及び少なくとも1つの把手部の組み合わせは、例えば、姿勢筋をトレーニングするように意図された、動きのない運動による効果を大幅に高めるのを可能にする。この場合、可動な基部及び移動可能な台部のある特定位置での身体及び脚の維持が、その位置を保持するために、使用者の部位に大幅に加える力を必要とする、という事実によって最良の効果が得られる。
【0013】
着脱可能な横木状の座席、及び/又は足置き用追加支持部は、様々なレベルで座りながら、又は脚を載せながら運動することを可能にする。
【0014】
例えば、使用者の足裏の滑りを排除する波型表面、又は波型パッドとして、補助固定部品で作製された足載置部、及び足置き用補助部品で作製された移動可能な台部は、けがを防ぎ、身体運動をもっと快適にする。
【0015】
軸又は軸受部を連結部に提供し、及びローラー部の取り付けを提供する円盤形、及び/又は、楕円形、及び/又は、多角形の台枠部、基部、及び台部の形成は、構造を簡単にして、効率化する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の治療用ツイスト方式の運動器具は、基部2を備えた台枠部1、及び少なくとも1つの把手部3を有する。台部4と追加台部5は、基部2上に取り付けられる。台部4と追加台部5は、足載置部として作製され、回転機能を備えて基部2と連結する。基部2は、回転機能を備えるか、又は回転及び係止機能を備えて台枠部1に取り付けられるか、又は回転及び係止機能を備えて台枠部1に取り付けられ、動作抵抗負荷を生み出す装置、及び/又は動作抵抗負荷の調整装置と連結されるか、のいずれかである。動作抵抗負荷を生み出すための装置は、T字形状のフック7を用いて、一端の台枠部1と他端の基部2で固定された、少なくとも1つのバネ6、又はゴム帯で作製できる。台部4の回転中心部と追加台部5の回転中心部との間の距離は、200−600mmである。少なくとも1つの把手部3の高さは、500−2000mmである。
【0017】
運動器具は、着脱可能な横木状8の座席(図示せず)、及び/又は、足置き用追加支持部を備えることができる。
【0018】
少なくとも1つの把手部3は、U字型、T字型、L字型、又は円弧型で作製され、可動な基部2と平行に、柱部に取り付けられる。
【0019】
台枠部1、基部2、台部4及び追加台部5は、円盤形、及び/又は楕円形、及び/又は多角形、及び/又は丸まった角部と湾曲した側部を備えた多角形に形成できる。
【0020】
基部2は、波型表面、又は波型パッド(図示せず)で作製された、足置き用補助固定部品を有することができる。
【0021】
基部2は、軸9及び/又は軸受部10によって台枠部1と連結し、かつローラー部11を介して上に載せられることができる。
【0022】
台部4と追加台部5は、複数の軸12及び/又は軸受部によって基部2と連結し、波型表面、又は波型パッドとして作製された、足置き用補助固定部品を有することができる。
【0023】
運動器具は、ピン14で基部を係止するための係止部13を有することができる。
【0024】
台部4と追加台部5との回転中心部間の距離は、420mmで可能で、少なくとも1つの把手部3の高さは、1000mmで可能である。
【0025】
少なくとも1つの把手部3は、高さ調整機構を有することができ、及び/又は様々な寸法の把手部と交換することができる。高さの交換、及び/又調整は、把手部3を保持部材15の中に入れ、さらにボルト16で締結することによって達成できる。
【0026】
動作抵抗負荷装置は、ピン18を用いて一端を基部2に固定し、台枠部1に設置された円筒支持部20と相互作用可能なバンドブレーキ19と連結するバネ17で作製できる。台枠部1は、脚部21を有することができる。
【0027】
本発明の運動器具を用いて運動するとき、少なくとも1つの把手部3は、必要とされる高さに調整されるか、又は使用者の身体測定データに応じて選択される。前記把手部3は、保持部材15の中に入れられて、ボルト16で締結される。基部2は、係止部13のピン14で台枠部1に係止できるか、又は軸9、又は軸受部10を中心にして、ローラー部11を介して回転できる。
【0028】
治療用ツイスト方式の運動器具を最初に使用する時、使用者は足載置部で作製され、回転機能を備えて基部2に取り付けられる台部4と追加台部5の上に立つ。
【0029】
次に、使用者は、少なくとも1つの把手部3につかまり、時計回り、及び/又は反時計回りに台部4と追加台部5を自転として回転するために、力を加え始める。台部4と追加台部5は、複数の軸12、又は軸受部を中心に回転機能を備えて基部2に取り付けられているので、使用者の左右の足は、自転として時計回り、又は反時計回りに動き始める。必要ならば、台部4、5の回転方向を変えることができる。基部2が係止部13を用いて停止される場合には、足を台部4、5上に平行に載せるとき、足の回転は一方向に行うことができる。
【0030】
必要ならば、動作抵抗負荷を生み出し、及び/又は調整装置を提供する運動器具は、適用可能である。この装置は、例えば特にT字形状のフック7を用いて、台枠部1の一端と基部2の他端で固定された1つ以上のバネ6で作製できる。負荷の調整は、バネ6を異なる特性を有するバネへの交換、又は別の調節装置によって達成される。
【0031】
動作抵抗負荷を生み出す装置は、ピン18を用いて一端を基部2に固定され、バンドブレーキ19と連結するバネ17、又はゴム帯で作製できる。バンドブレーキ19は、台枠部1に設置された円筒支持部20と相互作用する。台枠部1に対する基部2の回転において動作抵抗負荷は、バンドブレーキ19と円筒支持部20との間の摩擦によって生み出される。円筒支持部20にバンドブレーキ19を押し付けるバネ17はまた、磨耗量を補正する。
【0032】
使用者が複数の軸12、又は軸受部を中心に自転として回転する台部4と追加台部5の上に立つ場合、基部2は、軸9を中心に、及びローラー部11を公転として回転しながら、脚の動作は、時計回り、又は反時計回りに開始位置から自転として交互に実行され、一方の脚をもう一方の脚の後ろに載せることに気付かせる。このような「ツイスト」は、日常生活での使用頻度があまり高くない筋肉を使用し、極めて効果的な肉体治療になる。
【0033】
使用者が、複数の軸12、又は軸受部を中心に回転する台部4と追加台部5の上に立ち、基部2が、係止部13のピン14によって台枠部と固定する場合には、足の動作はツイストしないで実行される。それは、特定の病気後のリハビリテーションの初期段階には重要である。
【0034】
着脱可能な段部8としての足の付属支持部の使用時には、一方の足は、前記段部上に載せ、もう一方の足は、台部4または台部5のうちの1つに載せる。自転としての回転を実行して左右の脚は、一方の脚をもう一方の脚の前、又は後ろに、交互に移動する。
【0035】
使用者が足の追加固定部品の上に立つ場合、そして1つの把手部3を握り、時計回り、及び反時計回りに、交互に基部2を回転するために力を加え始める場合には、前記運動器具は、従来どおりのスポーツ設備として活動し、使用者にもまた有用な標準運動に上記運動を実行する可能性を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の治療用ツイスト方式の運動器具の全体図を示す。
【図2】本発明の着脱可能な段部状の足の付属支持部を備えた同種の運動器具を示す。
【図3】本発明のD方向から見た(図1参照)、動作抵抗負荷を生み出すための装置、すなわち初期位置での基部及び台枠部と連結したバネを示す。
【図4】本発明のD方向から見た、基部の回転後の動作抵抗負荷を生み出すための装置を示す。
【図5】本発明のD方向から見た、2つのバネを用いた動作抵抗負荷を生み出すための装置を示す。
【図6】本発明のD方向から見た、2つのバネと連結した基部の回転後を示す。
【図7】本発明のD方向から見た、一端を基部に固定し、台枠部に設置された円筒支持部と相互作用可能なバンドブレーキと連結するバネとして作製した動作抵抗負荷を生み出すための装置を示す。
【図8】本発明の図7のJ方向から見たものを示す。
【図9】本発明のE方向から見た(図5参照)、動作抵抗負荷を生み出すための装置のバネの固定部を示す。
【図10】本発明のA方向から見た(図1参照)台枠部上の基部の配置を説明している。
【図11】本発明のG−G断面図(図1参照)の基部上の台部と追加台部の配置を説明している。
【図12】本発明のB方向から見た(図1参照)回転状況における基部係止用の係止部を示す。
【図13】本発明のB方向から見た(図1参照)回転しない状況における基部係止用の係止部を示す。
【図14】本発明の基部と台枠部の連結部のV−V断面図(図6参照)を示す。
【符号の説明】
【0037】
1 台枠部
2 基部
3 把手部
4 台部
5 追加台部
11 ローラー部
12 軸
13 係止部
15 保持部材
16 ボルト
【特許請求の範囲】
【請求項1】
台枠部上に基部、及び前記基部上に提供された台部を備えた治療用運動器具において、
前記治療用運動器具は少なくとも1つの把手部及び追加台部を有し、前記台部及び前記追加台部は足載置部として形成され、
前記台部と、前記追加台部は、回転機能を備えて前記台枠部に取り付けられた前記基部と回転可能に連結されるか、又は回転及び係止機能を備えて前記台枠部に取り付けられた前記基部と回転可能に連結されるか、又は回転及び係止機能を備えて前記台枠部に取り付けられた前記基部と回転可能に連結され動作抵抗負荷を生み出す装置及び/又は動作抵抗負荷の調整装置と連結されるか、のいずれかであって、
前記台部の回転中心部と前記追加台部の回転中心部との間の距離は、200−600mmであり、前記把手部のうちの少なくとも1つの高さは、500−2300mmである、
ことを特徴とする運動器具。
【請求項2】
前記運動器具は、着脱可能な横木状の座席、及び/又は足置き用追加支持部を有することを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項3】
少なくとも1つの前記把手部は、U字型、T字型、L字型、又は円弧型であって、前記基部と平行に柱部に固定されることを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項4】
前記台枠部、前記基部、前記台部及び前記追加台部は、円盤形、及び/又は楕円形、及び/又は多角形、及び/又は丸まった角部と湾曲した側部を備えた多角形として形成されることを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項5】
前記基部は、例えば波型表面又は波型パッドで作製された足置き用補助部品を有することを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項6】
前記基部は、軸及び/又は軸受部によって前記台枠部と連結することを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項7】
前記基部は、軸及び/又は軸受部によって前記台枠部と連結し、かつローラー部を介して上に載置されることを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項8】
前記台部と前記追加台部は、複数の軸及び/又は軸受部によって可動な前記基部と連結することを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項9】
前記台部と前記追加台部は、例えば波型表面又は波型パッドで作製された足置き用補助部品を有することを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項10】
動作抵抗負荷を生み出すための前記装置は、一端を前記基部に、他端を前記台枠部に固定される少なくとも1つのバネ又はゴム帯で作製されるか、又は一端を前記基部に固定し、前記台枠部に設置された円筒支持部と相互作用できるように設置されたバンドブレーキと連結する少なくとも1つのバネで作製されることを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項11】
前記運動器具は、前記基部を係止するための係止部を有することを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項12】
前記台部と前記追加台部の回転中心部間の距離は、420mmであり、及び少なくとも1つの前記把手部の高さは、1000mmであることを特徴とする請求項1乃至11に記載の運動器具。
【請求項13】
少なくとも1つの前記把手部は高さ調整機構を提供し、及び/又は様々な寸法の把手部と交換することができることを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項1】
台枠部上に基部、及び前記基部上に提供された台部を備えた治療用運動器具において、
前記治療用運動器具は少なくとも1つの把手部及び追加台部を有し、前記台部及び前記追加台部は足載置部として形成され、
前記台部と、前記追加台部は、回転機能を備えて前記台枠部に取り付けられた前記基部と回転可能に連結されるか、又は回転及び係止機能を備えて前記台枠部に取り付けられた前記基部と回転可能に連結されるか、又は回転及び係止機能を備えて前記台枠部に取り付けられた前記基部と回転可能に連結され動作抵抗負荷を生み出す装置及び/又は動作抵抗負荷の調整装置と連結されるか、のいずれかであって、
前記台部の回転中心部と前記追加台部の回転中心部との間の距離は、200−600mmであり、前記把手部のうちの少なくとも1つの高さは、500−2300mmである、
ことを特徴とする運動器具。
【請求項2】
前記運動器具は、着脱可能な横木状の座席、及び/又は足置き用追加支持部を有することを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項3】
少なくとも1つの前記把手部は、U字型、T字型、L字型、又は円弧型であって、前記基部と平行に柱部に固定されることを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項4】
前記台枠部、前記基部、前記台部及び前記追加台部は、円盤形、及び/又は楕円形、及び/又は多角形、及び/又は丸まった角部と湾曲した側部を備えた多角形として形成されることを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項5】
前記基部は、例えば波型表面又は波型パッドで作製された足置き用補助部品を有することを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項6】
前記基部は、軸及び/又は軸受部によって前記台枠部と連結することを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項7】
前記基部は、軸及び/又は軸受部によって前記台枠部と連結し、かつローラー部を介して上に載置されることを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項8】
前記台部と前記追加台部は、複数の軸及び/又は軸受部によって可動な前記基部と連結することを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項9】
前記台部と前記追加台部は、例えば波型表面又は波型パッドで作製された足置き用補助部品を有することを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項10】
動作抵抗負荷を生み出すための前記装置は、一端を前記基部に、他端を前記台枠部に固定される少なくとも1つのバネ又はゴム帯で作製されるか、又は一端を前記基部に固定し、前記台枠部に設置された円筒支持部と相互作用できるように設置されたバンドブレーキと連結する少なくとも1つのバネで作製されることを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項11】
前記運動器具は、前記基部を係止するための係止部を有することを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項12】
前記台部と前記追加台部の回転中心部間の距離は、420mmであり、及び少なくとも1つの前記把手部の高さは、1000mmであることを特徴とする請求項1乃至11に記載の運動器具。
【請求項13】
少なくとも1つの前記把手部は高さ調整機構を提供し、及び/又は様々な寸法の把手部と交換することができることを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公表番号】特表2009−533080(P2009−533080A)
【公表日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−504147(P2009−504147)
【出願日】平成19年4月2日(2007.4.2)
【国際出願番号】PCT/RU2007/000158
【国際公開番号】WO2007/123440
【国際公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【出願人】(508298606)
【公表日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年4月2日(2007.4.2)
【国際出願番号】PCT/RU2007/000158
【国際公開番号】WO2007/123440
【国際公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【出願人】(508298606)
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