説明

治療部位の推計手段を有するマッサージ機

【課題】所望の任意特定部位に係る位置又は範囲を、正確に推計したうえ安全且つ有効な治療を行なえる治療部位の推計手段を有するマッサージ機を提供する。
【解決手段】枠体1にシート2を張設し、物理的外力を付加するマッサージ機構3で前記シート2を介して患者にマッサージを行うマッサージ機4において、患者身体の特定範囲の長さを入力する身長入力部41の身長値データと、体形に関する統計的標準データを記憶する統計的体形データ記憶部のデ−タとを比較して、患者の身体各部位の位置又は範囲を推計する治療部位推計手段を有し、更に、作動制御部と、高さ調節手段11とを有するものであり、前記治療部位推計手段は、腰、肩等の治療部位を特定するものである治療部位の推計手段を有するマッサージ機である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主として体幹及び下半身にマッサージを施す治療部位の推計手段を有するマッサージ機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術には特開平8−224282号公報があり、該公報には、枠体と、布材と、押圧ローラーと、レールと、台車と、第1のモーターと、回転軸と、偏心回転体とベアリングと、ローラーと、第2のモーター等からなるマッサージ機が開示されている。
【特許文献1】特開平8−224282号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来技術における機器には、当該機器のローラーは全身を快適安全にマッサージできる効果があるが、所望の任意特定部位に係る位置又は範囲を、正確に推計したうえ安全且つ有効な治療を行なうという課題を解決したものではない。
【0004】
本発明の目的は、上記課題を解決したもので、所望の任意特定部位に係る位置又は範囲を、正確に推計したうえ安全且つ有効な治療を行なえる治療部位の推計手段を有するマッサージ機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
即ち本発明は、枠体(1)にシート(2)を張設し、物理的外力を付加するマッサージ機構(3)で前記シート(2)を介して患者にマッサージを行うマッサージ機(4)において、患者身体の特定範囲の長さを入力する身長入力部(41)の身長値データと、体形に関する統計的標準データを記憶する統計的体形データ記憶部(35)のデ−タとを比較して、患者の身体各部位の位置又は範囲を推計する治療部位推計手段(34)を有し、更に、前記治療部位推計手段(34)が推計した位置・範囲デ−タと、プログラム入力部(29)に設定された治療プログラムのデ−タとに基づいてマッサージ機構(3)、高さ調節手段(11)を作動させる作動制御部(7)と、走行軌道(9)の高さを変更調節し、身体へのローラー(14)の押圧力を好適に変更調節する高さ調節手段(11)とを有するものであり、前記治療部位推計手段(34)は、身長入力部(41)の出力と、統計的体形データ記憶部(35)の出力とを得て、治療部位又は範囲を推計するものであって、統計的標準体形デ−タを基本にして該統計的標準体形デ−タに手動で入力した身長値デ−タを照合し、腰、肩等の治療部位又は当該部位の治療範囲を特定するものであることを特徴とする治療部位の推計手段を有するマッサージ機である。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、患者の身体の、特定範囲の長さの手動入力値と、体形に関する統計的標準データとを比較して、患者の身体各部位の位置、又は範囲を推計する治療部位推計手段34を有するものであるから、患者の身長、体形が異なっても、腰、背中など、治療プログラムで設定した任意の治療部位の位置又は範囲を身体物理量測定部5なしに簡易に推計でき、安全且つ有効な治療ができ、好都合である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
所望の任意特定部位に係る位置又は範囲を、正確に推計したうえ安全且つ有効な治療を行なえる治療部位の推計手段を有するマッサージ機を提供する目的を、枠体(1)にシート(2)を張設し、物理的外力を付加するマッサージ機構(3)で前記シート(2)を介して患者にマッサージを行うマッサージ機(4)において、患者身体の特定範囲の長さを入力する身長入力部(41)の身長値データと、体形に関する統計的標準データを記憶する統計的体形データ記憶部(35)のデ−タとを比較して、患者の身体各部位の位置又は範囲を推計する治療部位推計手段(34)を有し、更に、前記治療部位推計手段(34)が推計した位置・範囲デ−タと、プログラム入力部(29)に設定された治療プログラムのデ−タとに基づいてマッサージ機構(3)、高さ調節手段(11)を作動させる作動制御部(7)と、走行軌道(9)の高さを変更調節し、身体へのローラー(14)の押圧力を好適に変更調節する高さ調節手段(11)とを有するものであり、前記治療部位推計手段34は、身長入力部41の出力と、統計的体形データ記憶部35の出力とを得て、治療部位又は範囲を推計するものであって、統計的標準体形デ−タを基本にして該統計的標準体形デ−タに手動で入力した身長値デ−タを照合し、腰、肩等の治療部位又は当該部位の治療範囲を特定するものとして、実現した。
【実施例1】
【0008】
図1、図2に実施例1を示す。
使用に際し、患者がシート2に仰臥した後、操作者(=施療者)は患者の身長を手動で身長入力部41に入力する。治療部位推計手段34は、身長入力部41の出力と、統計的体形データ記憶部35の出力とを得て、治療部位又は範囲を推計する。
【0009】
治療部位推計手段34は、身長入力部41に入力された患者の身体の、特定範囲の長さの値と、統計的体形データ記憶部35に記憶された特定範囲の体形標準値、及び前記体形標準値と身体各部位の標準寸法比率から、患者の身体各部位の位置又は範囲を推計する。
即ち、治療部位推計手段34は、統計的標準体形デ−タを基本にしてこれに手動で入力した身長値デ−タを照合し、治療部位(=例えば、腰、肩等)又は当該部位の治療範囲を特定する。
【0010】
作動制御部7は、治療部位推計手段34の出力とプログラム入力部29の出力とを得、両信号に基づいて、マッサージ機構3、高さ調節手段11等を作動させる。高さ調節手段11が作動するとマッサージ機構3はその位置に対応して走行軌道9の高さが変更調節され、身体へのローラー14の押圧力が好適に変更調節される。
【0011】
図3、図4に示す本発明の第1の基礎となる構成は、実施例1における身長入力部41を、身体物理量測定部5に代えたものである。
図3、図4に示す前記第1の基礎となる構成は、枠体1にシート2を張設し、該シート2を介して患者にマッサージ機構3で、治療プログラムに従ってマッサ−ジを行なうマッサージ機4である。前記治療プログラムは、腰、肩、首、足等の「治療部位」に係る要素、押圧、撫でる、叩く、振動を与える等の「マッサージ方法(=種類)」の任意な組合わせに係る要素、マッサ−ジの強さに係る要素、等からなる。
【0012】
前記治療プログラム(=治療条件と言ってもよい)は、患者に付与する物理的外力の種類や大きさを言う。即ち、物理的外力には、押圧力、強さ、位置、範囲、時間、速さ、振動条件等があり、これらの物理的外力を好適な値で患者に付与しマッサージを行う。
【0013】
枠体1内には、身体の物理量を測定する身体物理量測定部5の具体例としての、身体の形状を測定する体形実測手段6と、体形実測手段6で測定した値に基づいてマッサージ機構3及びその押圧力等を制御・調節する作動制御部7と、マッサージ機構3を支持する移動台車8と、移動台車8の走行軌道9と、移動台車8を移動させる移動機構10とが設けられる。
【0014】
体形実測手段6の測定値その他のデ−タを基にした治療部位(腰位置、肩位置等)を推計する治療部位推計手段34とプログラム入力部29の信号に基づいて作動する前記作動制御部7は、マッサ−ジ機構3、昇降制御部33及び移動制御部39を制御するものである。
【0015】
マッサ−ジ機構3の押圧力及び位置の調整は走行軌道9の高さを調節する高さ調節手段11と、走行軌道9上のマッサージ機構3の位置を測定する走行位置測定手段12等で行なう。
前記高さ調節手段11は、昇降制御部33の制御により作動するものであり、その構成は、伸縮作動をなすネジシャフト等でなる伸縮体13、該伸縮体13を作動させる昇降用モーター32等で構成される。
【0016】
前記マッサージ機構3は、身体を押圧するローラー14と、ローラー14を支持する三又枠15と、三又枠15と一体的に設けられるプーリー16と、三又枠15を軸支する枠支軸17と、枠支軸17を支持する支持枠18と、ベルト19でプーリー16と連結されるマッサ−ジ用モータ20とからなる。
【0017】
前記体形実測手段6は、移動台車8上に立設されており、シート2を介して身体にバネ21で押圧されるセンシングローラー22と、身体の凹凸形状に従ってセンシングローラー22を上下動自在に支持する測定支持枠23と、センシングローラー22に連動してその高さを検出するポテンショメータ24とでなる。
【0018】
前記移動台車8は、前記マッサージ機構3及び前記体形実測手段6を載設するもので、移動台車8の両端には、走行軌道9上を転動する走行ローラー25が設けられ、底面には雌螺子(図示省略)を有する螺子枠26が垂下取着される。
【0019】
移動機構10は、前記螺子枠26に貫通する螺子軸27と、移動用モーター28とからなる。移動用モーター28の一端に、エンコーダー等でなる前記走行位置測定手段12が設けられる。
【0020】
図4は、前記第1の基礎となる構成の電気的構成のブロック図であり、前記第1の基礎となる構成の作動に係るプログラム入力部29の出力は、作動制御部7へ入力される。
【0021】
身体物理量測定部5の具体例である体形実測手段6の出力は治療部位を推計する治療部位推計手段34へ至る。
【0022】
統計的標準体形データを記憶している統計的体形データ記憶部35の出力も治療部位推計手段34へ至る。
治療部位推計手段34は、体形実測手段6の出力と、統計的体形データ記憶部35の出力とを比較し、治療部位を推計するものである。
【0023】
治療部位推計手段34は、患者の身体各部位の位置を推計する身体各部位位置推計手段37と、患者の身体各部の範囲を推計する身体各部位範囲推計手段38とを有する。前記治療部位推計手段34の出力は作動制御部7へ至る。
【0024】
治療部位推計手段34が患者の身体各部の位置、及び当該位置に係る治療範囲を推計する方法は、統計的体形デ−タを基本にしこれに患者体形を実測した値を照合して、身体各部の位置及び範囲を推計し特定する。
前記位置は、走行軌道9の移動範囲内にあって、例えば腰又は肩の、基点からの特定距離だけ離れた点を言う。前記範囲は、前記特定点を基準にしてここからロ−ラ−14が水平方向に移動する距離を言う。
【0025】
作動制御部7は、プログラム入力部29の出力と治療部位推計手段34の出力を得て、マッサ−ジ機構3の作動制御、及び、該マッサ−ジ機構3の昇降・水平移動を制御するものである。
【0026】
前述したように、作動制御部7の第1出力は、移動用モーター28を制御する移動制御部39へ至り、移動制御部39の出力は移動用モーター28へ至る。第2出力は、マッサージ用モーター20の回転を制御するマッサージ制御部31に入力され、第3出力は昇降用モーター32を制御する昇降制御部33へ至る。
【0027】
第1の基礎となる構成を使用する際は、先ず、患者はシート2上の適宜位置に仰臥し、次に、第1の基礎となる構成の電源を投入し、マッサージ機構3を駆動させる。
【0028】
マッサージ機構3の駆動により、マッサージ用モーター20が回転し、該モーター20の回転が三又枠15を回転させ、ローラー14がシート2を介して患者を押圧しマッサージする。
【0029】
最初の1回目の、移動台車8の移動の時に、身体の形状測定を、移動台車8上の体形実測手段6を用いて、高さ調節手段11を不作動状態にしておいて行なう。
【0030】
前記体形実測手段6は、移動台車8と共に走行軌道9上を走行し身体の凹凸を測定(=上下方向の変位を測定)し、走行位置測定手段12はマッサージ機構3の位置を測定(=水平方向の変位を測定)し、それら二つの値で体形を実測する。
【0031】
測定した値を治療部位推計手段34は記憶する。2回目以降の移動に係る移動台車8は、治療部位推計手段34が推計した位置・範囲デ−タと、プログラム入力部29に設定された治療プログラムのデ−タとに基づく作動制御部7の制御によって、所定の部位又は範囲を、1回又は複数回往復移動し、マッサ−ジを施す。
【0032】
この際、前記マッサージ機構3は、患者へ適宜変更調節される所定のマッサ−ジ作動を与えながら、一定位置に停止、又は、移動台車8と共に走行軌道9上を走行する。
マッサ−ジは、マッサージ機構3が擁するロ−ラ−14を患者に押し当てることにより施しており、前記ロ−ラ−14を支持する三叉枠15は作動制御部7でその回転を制御される。
【0033】
作動制御部7に制御される高さ調節手段11は、走行軌道9の高さを調節し、この調節によりローラー14の高さを調節し、該ローラー14が身体へ与える物理的外力の強さ(例えば押圧力)を変更調節する。
【0034】
具体的には、作動制御部7に制御される高さ調節手段11(=昇降制御部33)は、身体形状が下方に突出している部位に対応する位置にあってはマッサージ機構3の高さを低くし、身体形状が上方に凹んでいる部位に対応する位置にあってはマッサージ機構3の高さを高くする等の、身体形状に適応した制御をなし、ローラー14の押圧力を好適に調節する。
【0035】
図5に示す本発明の第2の基礎となる構成は、前記第1の基礎となる構成に、移動速度データ記憶部42と、治療時間推計手段40と、治療時間表示部43とを付加設置したものである。
【0036】
前記治療時間推計手段40は、治療部位推計手段34の出力と、マッサージ機構3が走行する速度データを記憶している移動速度データ記憶部42の出力と、プログラム入力部29の出力とを得て、治療を行なう時間を推計する。該治療時間推計手段40が推計した時間を治療時間表示部43に表示する。
【0037】
治療部位が例えば肩部等の小さい部位の場合は、治療時間は短いが、治療部位が例えば腰部等の大きい部位の場合は、治療時間は長い。又、患者の身長差、体形差によっても治療時間は変化する。
【0038】
上記構成は、推計した身体各部位の位置又は範囲のデ−タと、マッサージ機構3の移動速度のデ−タと、治療プログラムの内容のデ−タとから患者の治療時間を推計する治療時間推計手段40を有するものであるから、身長や体形の異なる各患者の治療所要時間を正確に予測表示でき、施療者や待機中の患者が待ち時間を知ることができる。
【0039】
図6に示す本発明の第3の基礎となる構成は、実施例1から身長入力部41を削除し、身体各部位位置推計手段37を身長対応身体各部標準的位置データ記憶部36に代え、身体各部位範囲推計手段38を身長対応標準的範囲データ記憶部30に代え、前記移動速度データ記憶部42と、前記治療時間推計手段40と、前記治療時間表示部43とを付加設置したものである。
【0040】
前記身長対応身体各部標準的位置データ記憶部36は、所定身長に対する身体各部の標準的位置データを記憶するものであり、身長対応標準的範囲データ記憶部30は、所定身長に対する身体各部の標準的範囲データを記憶するものである。
【0041】
前記治療時間推計手段40は、移動速度データ記憶部42の出力と、プログラム入力部29の出力と、予め定められた所定身長、例えば標準身長に対する身長対応標準的位置データ記憶部36又は標準身長に対する身長対応標準的範囲データ記憶部30の出力とを得て、治療を行なう時間を概算推計し、推計した時間を治療時間表示部43に表示する。
【0042】
上記構成は、所定身長に対する身体各部の標準的な位置又は範囲のデータと、マッサージ機構3の移動速度のデ−タと、治療プログラムの内容のデ−タとから患者の治療時間を推計する治療時間推計手段40を有するものであるから、身長や体形の異なる各患者の治療所要時間の概算値を、身体物理量測定部5や身長入力部41無しに簡易に予測表示でき、施療者や待機中の患者が概略の待ち時間を知ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
枠体1にシート2を張設し、物理的外力を付加するマッサージ機構3で前記シート2を介して患者にマッサージを行うマッサージ機4において、患者身体の特定範囲の長さを入力する身長入力部41の身長値データと、体形に関する統計的標準データを記憶する統計的体形データ記憶部35のデ−タとを比較して、患者の身体各部位の位置又は範囲を推計する治療部位推計手段34を有し、更に、前記治療部位推計手段34が推計した位置・範囲デ−タと、プログラム入力部29に設定された治療プログラムのデ−タとに基づいてマッサージ機構3、高さ調節手段11を作動させる作動制御部7と、走行軌道9の高さを変更調節し、身体へのローラー14の押圧力を好適に変更調節する高さ調節手段11とを有するものであり、前記治療部位推計手段34は、身長入力部41の出力と、統計的体形データ記憶部35の出力とを得て、治療部位又は範囲を推計するものであって、統計的標準体形デ−タを基本にして該統計的標準体形デ−タに手動で入力した身長値デ−タを照合し、腰、肩等の治療部位又は当該部位の治療範囲を特定するものであり、このものは、所望の任意特定部位に係る位置又は範囲を、正確に推計したうえ安全且つ有効な治療を行なえる治療部位の推計手段を有するマッサージ機に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の実施例1の側面図である。
【図2】本発明の実施例1に係る電気的構成のブロック図である。
【図3】本発明の第1の基礎となる構成の側面図である。
【図4】本発明の第1の基礎となる構成に係る電気的構成のブロック図である。
【図5】本発明の第2の基礎となる構成に係る電気的構成のブロック図である。
【図6】本発明の第3の基礎となる構成に係る電気的構成のブロック図である。
【符号の説明】
【0045】
1 枠体
2 シート
3 マッサージ機構
4 マッサージ機
7 作動制御部
9 走行軌道
11 高さ調節手段
14 ローラー
29 プログラム入力部
34 治療部位推計手段
35 統計的体形データ記憶部
41 身長入力部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
枠体(1)にシート(2)を張設し、物理的外力を付加するマッサージ機構(3)で前記シート(2)を介して患者にマッサージを行うマッサージ機(4)において、
患者身体の特定範囲の長さを入力する身長入力部(41)の身長値データと、体形に関する統計的標準データを記憶する統計的体形データ記憶部(35)のデ−タとを比較して、患者の身体各部位の位置又は範囲を推計する治療部位推計手段(34)を有し、
更に、前記治療部位推計手段(34)が推計した位置・範囲デ−タと、プログラム入力部(29)に設定された治療プログラムのデ−タとに基づいてマッサージ機構(3)、高さ調節手段(11)を作動させる作動制御部(7)と、走行軌道(9)の高さを変更調節し、身体へのローラー(14)の押圧力を好適に変更調節する高さ調節手段(11)とを有するものであり、
前記治療部位推計手段(34)は、身長入力部(41)の出力と、統計的体形データ記憶部(35)の出力とを得て、治療部位又は範囲を推計するものであって、統計的標準体形デ−タを基本にして該統計的標準体形デ−タに手動で入力した身長値デ−タを照合し、腰、肩等の治療部位又は当該部位の治療範囲を特定するものであることを特徴とする治療部位の推計手段を有するマッサージ機。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−50275(P2007−50275A)
【公開日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−284470(P2006−284470)
【出願日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【分割の表示】特願2000−36611(P2000−36611)の分割
【原出願日】平成12年2月15日(2000.2.15)
【出願人】(000103471)オージー技研株式会社 (109)
【Fターム(参考)】