説明

洋式トイレ専用スリッパ

【課題】 洋式トイレで男性がおしっこをしようとすると、おしっこが放物線を描き、便器に入りずらい。
便器に立つ時と座る時に、足への負担が多く辛い。
便器に座って前に姿勢を傾けた時に、足が不自然に踏ん張らねばならなくなる。
本発明は、洋式トイレで使用するための、洋式トイレ専用スリッパを提供する。
【解決手段】 スリッパの先端に向かって登るように傾斜をつけ、本体は足の滑らない材質にし、転ばないよう先端に切り込みをいれ、足が入りやすいようカバーを大き目にしたことを特徴とする、洋式トイレ専用スリッパ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洋式トイレのスリッパに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、トイレのスリッパは、和式と洋式の区別が無く、同一のものを使用している。
通常の屋内用のスリッパともほぼ機能は同じで、材質以外は特に違いは無い。
【先行技術文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
洋式トイレで男性がおしっこをしようとすると、おしっこが放物線を描き、便器に入りずらい。
便器に立つ時と座る時に、足への負担が多い。
便器に座って前に姿勢を傾けた時に、足を不自然に踏ん張らねばならなくなる。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、スリッパの本体は足が滑らない素材を用い、前記スリッパの先端に向かって登るように傾斜を設け、前記先端にはつまずきを防止するための切れ込みを設け、足の挿入が容易な大き目のカバーを形成したことである。
以上の構成よりなる洋式トイレ専用スリッパ。
【発明の効果】
【0006】
男性が立っておしっこをする時に、体が前傾になるため、おしっこの角度が変わり、便器に入りやすくなる。
便器に立つ時と座る時に、前に体重がかけやすくなっているため、足だけではなく体全体で行える。
便器に座って前に姿勢を傾けた時、自然な形で足を踏ん張れる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の側面図
【図2】本発明の使用前の状態を示す側面図
【図3】本発明の使用後の状態を示す側面図
【図4】本発明の使用状態を示す側面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明すると、本体(2)は先端(1)に向かって登るように傾斜(4)を設けてある。
【0009】
この時、本体(2)は着用した足が滑らない様に、摩擦係数の高い素材を使用すると良く、本発明の洋式トイレ専用スリッパをを着用しトイレを歩いても傾斜(4)によって着用者の足が滑り落ちる事の無い摩擦係数を有している事が望ましい。
【0010】
更に、本体(2)の先端(3)には歩く際につまずきを防止するために切れ込みを設けると良く、この切れ込みは、先端(3)よりも、サンダル台の底面の距離が短く設定されることによる長さの差を言うものであり、換言すれば、本体(2)の側面と対面の関係に於いてその接する角度が鈍角を形成する事により、障害物に突き当たる摩擦面が滑る結果、つまづきを防止する事が可能となるものである。
【0011】
又、本体(2)に設けるカバー(1)は、足の挿入及び抜き取りが容易にできるよう大き目で有る事が望ましく、傾斜(4)の形成を考慮して構成する事が望ましい。
【0012】
本発明は以上の様な構造であるから、これを使用するには、おおよそ8°位の傾斜(4)を形成した本体(2)に並行して、入りやすい様に大きめに設けたカバー(1)に足を挿入、通して着用する。
【0013】
歩く時は、つまずかないよう、物に引っかからないよう先端(3)に、10mm程切れ込みをいれているため、転ばずに歩ける。
【0014】
男性(8)がおしっこ(7)をする時は、本体(2)の傾斜(4)を使って足を踏ん張り、体を前傾にし角度(10)をつけてやると、連動しておしっこ(7)の角度も変わる。
その時膝を曲げずに、出来るだけおしっこ(7)を垂直に近づけるようにする。
使用前(5)のおしっこ(7)は、放物線を描き便器(9)に狙いを定めるのが難しいのに対し、使用後(6)のおしっこ(7)は、より垂直に近づいてるため、便器(9)にはいりやすくなっている。
【0015】
便器(9)に立つ時と座る時、本体(2)の傾斜(4)で、足を踏ん張り前に体重をかけやすく、足だけではなく体全体で行える。
【0016】
便器(9)に座った時の姿勢の傾け方向(11)に対し、本体(2)の傾斜(4)を使って、足の踏ん張り方向(12)を、自然な形で行える。
【符号の説明】
【0017】
1 カバー、2 本体、3 先端、4 傾斜、5 使用前、6 使用後 7 おしっこ 8 男性 9 便器、10 角度、11 姿勢の傾け方向、12 踏ん張り方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スリッパの先端に向かって登るように傾斜を設け、本体に滑りにくい材質を使い、先端に切れ込みを設け、カバーを大きめにした事を特徴をする、洋式トイレ専用スリッパ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−192151(P2012−192151A)
【公開日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−84040(P2011−84040)
【出願日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【出願人】(511086711)
【Fターム(参考)】