説明

洗浄レバーハンドルアタッチメント

【課題】水洗便器ロータンクの洗浄レバーハンドル操作部を指先だけでなく、手の平、手の甲で操作出来る様にした清潔感向上とバリアフリーである、洗浄レバーハンドルアタッチメントを提供すること。
【解決手段】ロータンク洗浄レバーハンドル回転軸と平行に脱着可能なアタッチメントを取付け、その突き出た形状で接触面積を増設、アタッチメント本体1は三凹面を持った多面体で一方は洗浄レバーハンドル部に接合し両面テープ11にて固定されまた、取り付の汎用性を高めるためネジ部12、13と開口部14を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水洗便器ロータンク洗浄レバーハンドルの接触面積と接触箇所をアタッチメントで増設し、容易に操作出来る様にしたバリアフリーと清潔感向上に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、水洗便器ロータンク洗浄レバーハンドル操作部の寸法及び形状は製造会社別による変化が少なく、ほぼ相似であり指先で操作をすることが前提のデザインであった。近年では非接触電気式の自動化したものもある。文献公知発明は、アダプターを既設レバーハンドル全体に被せて取り付し、レバーハンドルの垂直方向に対して直角または直角線上に対して45度以内の範囲で操作ハンドル部を設け、且つ回転制御部で構成されたものがある(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2001―20344号公報(第1、2頁、第1図、第2図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ロータンク洗浄レバーハンドルの操作は指先ですることが前提のため総じて形状が小型であった。また、特許文献1に記載のものはレバーハンドルの回転軸に対し直角方向に突き出た操作ハンドルであるため排出別に依る水量多少調節の上または下の操作は、日常使い慣れた動作と異なるので慣れが要求され、特に公的な場では使い勝手に疑問があり、また用途の割には構造が複雑で信頼度への疑念が残ることと、費用対効果も疑問である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ロータンク洗浄レバーハンドル操作部に、回転軸と平行に脱着可能なアタッチメントを取付け、その突き出た形状で接触面積の増設と、凹面を持った立体で接触箇所を増加し清潔感向上とバリアフリー化を図り、本体は容器として兼用する。
【発明の効果】
【0006】
洗浄レバーハンドルアタッチメントは、既設レバーハンドル部に回転軸と平行に取付けるので同一回転方向であり違和感が生じない、その突き出た形状で面積と、凹面を持った接触箇所の増加で、指先だけでなく、手の平、手の甲で各面、辺、端部等多様な箇所で排水操作ができ、公的な場では清潔感とバリアフリーに寄与し、家庭や限定的な施設では回転方向別の表面仕上げによる触覚で水量多少別回転方向が認識出来る、特に洋式便器着座姿勢での背後ハンドル操作や、指爪の長い女性、高齢者障害者に限らず誰にでもバリアフリーと誤操作防止で節水になる。また軽量単純構造は品質の安全と信頼性が向上し、製造コスト販売価格の低減に有利であり、本体は容器として兼用するに適し回転動作時のみ発散する消臭剤等とすれば、従来の常時設置形消臭剤での臭覚慢性化の欠点が補え、用途として環境に適応し易い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の第1の実施形態における洗浄レバーハンドルアタッチメントを図1、図2を参照して説明する。
図1は水洗便器ロータンクに洗浄レバーハンドルアタッチメントを取付けた斜視図、1はアタッチメント本体、15は既設洗浄レバーハンドル、16は既設ロータンクである。
図2は洗浄レバーハンドルアタッチメントを透視した詳細斜視図で、1はアタッチメント本体、15は既設洗浄レバーハンドル、16は既設ロータンクである。
【0008】
アタッチメント本体1の素材は木材、金属、硝子、陶器など多種あるが、胴部2が消臭剤等容器として利用の場合は樹脂製が好適である。
【0009】
図2詳細斜視図の取り付側凹面3は既設洗浄レバーハンドル15に接合し両面テープ11にて固定されまた、取り付の汎用性を高めるため雄ネジ12、雌ネジ13と紐材等での固定用として開口部14を設けた。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態例の洗浄レバーハンドルアタッチメント斜視図である。
【図2】本発明の洗浄レバーハンドルアタッチメントを透視した詳細斜視図である。
【符号の説明】
【0011】
1アタッチメント本体
2胴部(容器)
3取付側凹面
4側凹面
5下側凹面
6押板面
7引板面
8下端小口面
9側端小口面
10出隅端
11両面テープ
12雄ネジ12
13雌ネジ
14開口部
15既設洗浄レバーハンドル
16既設ロータンク



【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロータンク洗浄レバーハンドル操作部に、回転軸と平行に脱着可能なアタッチメントを取付け、その突き出た形状で面積と接触箇所の増設を特徴とする、洗浄レバーハンドルアタッチメント。
【請求項2】
アタッチメント本体は凹面を持った立体である、請求項1に記載の洗浄レバーハンドルアタッチメント。
【請求項3】
アタッチメント本体は回転方向別の表面仕上げを施すことで、触覚で水量多少別回転方向が認識出来る、請求項1及び2に記載の洗浄レバーハンドルアタッチメント。
【請求項4】
容器として兼用する、請求項1〜3に記載の洗浄レバーハンドルアタッチメント。




























【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−224668(P2007−224668A)
【公開日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−49280(P2006−49280)
【出願日】平成18年2月24日(2006.2.24)
【出願人】(593027406)
【Fターム(参考)】