説明

洗濯乾燥収集装置

【課題】衣類などの被洗濯物を洗濯・乾燥する際に、洗剤を用いることなく、しかも洗濯排水を再利用して、配管などの設備に悪影響を及ぼすことがないようにする。
【解決手段】洗濯乾燥収集装置は、被洗濯物を洗濯・乾燥するための洗濯乾燥機24と、オゾンを生成するオゾン発生装置20と、オゾンを含むマイクロバブル又はナノバブルを発生させて洗濯用水とともにマイクロバブル又はナノバブルを洗濯乾燥機に供給する泡発生装置21とを有している。排水貯槽40には洗濯乾燥機から排出される洗濯排水が一旦貯留され、逆浸透膜ポンプ41によって送られる洗濯排水に含まれるイオン成分が逆浸透膜装置42によって除去される。排水貯槽と逆浸透膜ポンプとの間には、洗濯排水中に含まれる異物を除去するフィルタ装置43が配置され、フィルタ装置は、フィルタ筐体と、フィルタ筐体内に配設されたガイド部材と、ガイド部材に沿って着脱可能に配置されたフィルタとを有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣類などの洗濯・乾燥を行う洗濯乾燥収集装置に関し、特に、洗剤を不要とする洗濯乾燥装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、原子力発電所などの発電プラントにおいて使用する衣類など(以下被洗濯物と呼ぶ)を洗濯・乾燥する際には、被洗濯物に付着した汗及び汚れを落とすため、洗濯乾燥機に液体又は粉末の洗剤を投入して洗濯を行った後、すすぎ、脱水、乾燥を行っている。
【0003】
ところで、原子力発電所で用いられた衣類などを洗濯した際に発生する洗濯排水については、蒸発濃縮処理を行って廃液の減容処理を行う必要があるが、蒸発濃縮処理の際に、洗剤成分(特に、界面活性剤)の影響に起因する泡が発生し、この泡によって濃縮器のレベル管理が極めて不安定となってしまう。
【0004】
このような不具合を防止するため、現状では、洗剤の投入量を、洗剤メーカが推奨する量の1/100程度としており、この結果、被洗濯物の汚れが落ちにくくなってしまう。
【0005】
一方、被洗濯物を洗濯・漂白するに際して、過酸化水素水漂白液とイオン性結晶を用いるとともに、所謂マイクロバブルを用いて被洗濯物を洗濯・漂白するようにした手法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2007−92207号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、原子力発電所などの発電プラントでは、運転員などの作業員は、多量の汗をかく関係上、被洗濯物には汗及び皮脂が多く含まれることになる。特許文献1に記載の手法においては、マイクロバブルに加えて過酸化水素系漂白液などを用いており、被洗濯物に含まれる汗及び皮脂を効果的に除去することができるとしても、洗濯排水を再度利用することは困難である。
【0007】
さらに、洗濯排水には汗に含まれる塩分が解けているから、洗濯排水を再度利用するためには、この塩分を効率的に除去する必要がある。また、洗濯の際に混入したマイクロマイクロバブルが洗濯排水中に含まれると、洗濯排水中のオゾンと窒素とが反応して硝酸を生成することがあり、配管などに思わぬ悪影響を与えることがある。
【0008】
従って、本発明は、衣類などの被洗濯物を洗濯・乾燥する際に、洗剤を用いることなく、しかも洗濯排水を再利用して、配管などの設備に悪影響を及ぼすことのない洗濯乾燥収集装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1) 本発明は、被洗濯物を洗濯・乾燥するための洗濯乾燥機と、オゾンを生成するオゾン発生手段と、前記オゾンを含むマイクロバブル又はナノバブルを発生させて洗濯用水とともに前記マイクロバブル又は前記ナノバブルを前記洗濯乾燥機に供給する泡発生手段と、前記洗濯乾燥機から排出される洗濯排水を一旦貯留する排水貯槽と、前記排水貯槽から前記洗濯排水を受け該洗濯排水に含まれるイオン成分を除去する逆浸透膜手段と、前記排水貯槽から前記洗濯排水を前記逆浸透膜手段に送るポンプと、前記排水貯槽と前記ポンプとの間に配設され、前記洗濯排水中に含まれる異物を除去するフィルタ装置とを有し、前記フィルタ装置は、フィルタ筐体と、該フィルタ筐体内に配設されたガイド部材と、前記ガイド部材に沿って着脱可能に配置されたフィルタとを有することを特徴とする洗濯乾燥収集装置である。
【0010】
(1)に記載の洗濯乾燥収集装置では、オゾンを含むマイクロバブル又はナノバブルを発生させて、洗濯用水とともにマイクロバブル又はナノバブルを洗濯乾燥機に供給するようにしたので、洗剤を用いることなく良好に被洗濯物の洗濯・乾燥を行うことができる。
【0011】
また、(1)に記載の洗濯乾燥収集装置では、洗濯乾燥機から排出される洗濯排水を一旦排水貯槽に貯留して、逆浸透膜手段によって排水貯槽からの洗濯排水に含まれるイオン成分(例えば、ナトリウムイオン及び塩素イオン)を除去するようにしたので、逆浸透膜手段を透過した透過水を再利用することができる。
【0012】
さらに、(1)に記載の洗濯乾燥収集装置では、排水貯槽とポンプとの間に、洗濯排水中に含まれる異物を除去するフィルタ装置を配設し、このフィルタ装置が、フィルタ筐体と、フィルタ筐体内に配設されたガイド部材と、ガイド部材に沿って着脱可能に配置されたフィルタとを有しているので、フィルタによって確実に異物が除去される結果、ポンプに異物が流入することを防止することができるばかりでなく、フィルタの清掃を容易に行うことができる。
【0013】
(2) 本発明は、(1)に記載の洗濯乾燥収集装置において、前記フィルタ筐体は蓋部を備え、前記蓋部に対して前記ガイド部材は垂直に延びる方向に配設され、前記フィルタが前記ガイド部材に沿って装置された際前記フィルタ筐体内は前記排水貯槽に繋がる第1の空間と前記ポンプに繋がる第2の空間とに仕切られることを特徴とするものである。
【0014】
(2)に記載の洗濯乾燥収集装置では、フィルタ筐体が蓋部を備え、この蓋部に対してガイド部材が垂直に延びる方向に配設されているので、蓋部を開けば、簡単にガイド部材に沿ってフィルタの着脱を行うことができる。
【0015】
(3) 本発明は、(1)又は(2)に記載の洗濯乾燥収集装置において、前記排水貯槽は前記洗濯乾燥機の後方に配置されており、前記洗濯排水を予め規定された時間前記排水貯槽に貯留することを特徴とするものである。
【0016】
(3)に記載の洗濯乾燥収集装置では、排水貯槽を洗濯乾燥機の後方に配置し、洗濯排水を予め規定された時間排水貯槽に貯留するようにしたので、洗濯排水に含まれる塩分の濃度を調整することができる。また、予め規定された時間をオゾンの分解に要する時間以上とすれば、たとえ、洗濯排水にオゾンが残留していたとしても、排水貯槽中でオゾンが分解されることになり、配管類などの設備に悪影響を与えることがない。
【発明の効果】
【0017】
以上のように、本発明によれば、衣類などの被洗濯物を洗濯・乾燥する際に、洗剤を用いる必要がなく良好に洗濯・乾燥を行えるばかりでなく、洗濯排水を再利用することができる。さらに、洗濯排水中にオゾンが残留していたとしても、配管類などの設備に悪影響を及ぼすことがないという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態による洗濯乾燥収集装置の一例について図面を参照して説明する。
【0019】
図1は、本発明の実施の形態による洗濯乾燥収集装置の一例の構成を示すブロック図である。図示の洗濯乾燥収集装置は、例えば、原子力発電所などの発電プラントにおいて、運転員などの作業員が着用する衣服(作業着)などを洗濯・乾燥する際に用いられるが、発電プラント以外の設備において作業員が着用する作業着を洗濯・乾燥する際にも同様にして用いることができる。
【0020】
図1において、洗濯乾燥収集装置10は、オゾン発生装置20、泡発生装置21、洗濯用水循環ポンプ(以下単に循環ポンプと呼ぶ)22、水槽23、洗濯乾燥機24、酸素供給設備25、排水貯槽40、逆浸透膜ポンプ41、逆浸透膜装置42、及びフィルタ装置43を備えている。
【0021】
オゾン発生装置20には、大気吸入配管27が接続されるとともに、酸素供給設備25である酸素ボンベが接続されている。大気吸入配管27に設けられている大気取入弁33を開けると、大気が大気吸入配管27を介してオゾン発生装置20に取り込まれ、ここで大気中の酸素からオゾンを発生させる。そして、発生したオゾンは、オゾン供給配管26を解して泡発生装置21に供給される。
【0022】
ところで、大気中の窒素酸化物濃度が高くなると、窒素酸化物とオゾンの作用によって、後述する洗濯排水中に塩酸が生成される恐れがある。このため、大気中の窒素酸化物濃度が予め規定された濃度を越えた際、前述の酸素ボンベから酸素のみを供給するようにする。このために、大気吸入配管27の大気取入弁33とオゾン発生装置20との間に酸素吸入配管28を接続させ、酸素吸入配管28の端部に酸素供給設備25すなわち酸素ボンベを接続させる。そして、大気取入弁33を閉じ、酸素吸入配管28に配設された酸素取入弁34を開いて、酸素ボンベから酸素をオゾン発生装置20に供給する。
【0023】
泡発生装置21は水槽23内に配置され、この水槽23は洗濯乾燥機24に洗濯用水を供給する際の一時貯留槽として用いられる。循環ポンプ22は、洗濯乾燥機24と泡発生装置21とを接続する洗濯用水供給配管38に設けられ、洗濯乾燥機24から洗濯用水を取り込み、洗濯用水を、減圧弁35を介して泡発生装置21に圧送する。
【0024】
これによって、オゾンが泡発生装置21に吸い込まれて、所謂マイクロバブル又はナノバブル(以下両者を単にバブルと呼ぶ)を発生させて洗濯用水とともに洗濯乾燥機24に供給する。洗濯乾燥機24では、洗濯用水とともに供給されるバブルによって被洗濯物を洗濯洗浄する。これらバブルにおいては、気泡の表面は活性が高く、汚れ成分を界面に吸着させることができる。
【0025】
なお、洗濯乾燥機24からの排気は、排気中の含まれるオゾンを再利用するため、オゾン循環配管37を介してオゾン供給配管26に供給される。つまり、洗濯乾燥機24の上部とオゾン供給配管26との間にはオゾン循環配管37が配設され、排気弁31を開き、オゾン供給配管26におけるオゾン発生装置20側に設けられたオゾン供給弁32を閉じると、洗濯乾燥機24からの排気がオゾン供給配管26に導かれて、泡発生装置21に排気がバブル源として供給される。
【0026】
洗濯後、洗濯乾燥機24はすすぎを行い、さらに、すすぎの後、洗濯乾燥機24によって被洗濯物の脱水が行われ、続いて被洗濯物の乾燥が行われる。ところで、洗濯排水は洗濯乾燥機24の後方に配設された排水貯槽40に排水される。当然のことながら、この洗濯排水中には汚れ成分の一つである塩分がイオンとして含まれ、また、オゾンが滞留することがある。
【0027】
このように、洗濯乾燥機24から排出される洗濯排水を一旦排水貯槽40に溜めることによって、洗濯毎に異なる排水中の塩分濃度を一定の濃度に調整することができるばかりでなく、排水中にオゾンが滞留する場合に、そのオゾンが酸素に分解する時間を付与することができる。
【0028】
排水貯槽40に滞留する洗濯排水は、逆浸透膜ポンプ41の駆動によって、洗濯排水配管41aを介して逆浸透膜装置42に供給される。洗濯排水配管41aには逆浸透膜弁51が配設されており、洗濯排水を逆浸透膜装置42に供給する際には、逆浸透膜弁51を開くとともに、逆浸透膜ポンプ41を駆動する。図示のように、逆浸透膜ポンプ41の前段にはフィルタ装置43が配置されており、このフィルタ装置43によって、洗濯排水中に含まれる異物等のごみが除去された後、洗濯排水は逆浸透膜装置42に供給される。
【0029】
逆浸透膜装置42は、装置筐体42aとこの装置筐体42a内に配置された逆浸透膜42bとを有しており、逆浸透膜42bによって装置筐体42a内は第1の室42cと第2の室42dとに分離されている。そして、第1の室42cは、濃縮水排水配管46に接続され、第2の室42dは、透過水補給配管45に接続されている。
【0030】
洗濯排水は、第1の室42cに流入し、逆浸透膜42bを透過した透過水は、第2の室42dに至る。原子力発電所などの発電プラントで着用された作業着などの被洗濯物は、前述のように、汗を多量に含んでいるため、洗濯排水には、不可避的にナトリウムイオンと塩素イオンとが多く含まれていることになる。このため、逆浸透膜42bによってナトリウムイオンと塩素イオンとを分離して、第2の室42dに透過水を浸透させる。つまり、第1の室42cにナトリウムイオンと塩素イオンとを残留させることになる。ここで、第1の室42cに残留する洗濯排水を濃縮水と呼ぶ。
【0031】
濃縮水排水配管46には濃縮水弁54が備えられ、濃縮水弁54を開くと、第1の室42cから濃縮水が排水処理設備(図示せず)に送られる。一方、透過水補給配管45に備えられた透過水補給弁53を開くと、第2の室42dから透過水補給配管45を介して透過水が水槽23に補給される。
【0032】
なお、透過水補給配管45において、透過水補給弁53と逆浸透膜装置42との間には、透過水供給配管44が配設され、この透過水供給配管44には透過水供給弁52が備えられている。そして、透過水供給配管44を介して透過水を排水貯槽40に供給するようにすれば、排水貯槽40中の塩分濃度を所定の範囲に維持することが可能となる。
【0033】
また、透過水は、水槽23及び排水貯槽40に選択的に供給され、水槽23に透過水を補給する際には、透過水補給弁53を開き、透過水供給弁52を閉じる。一方、排水貯槽40に透過水を供給する際には、透過水供給弁52を開き、透過水補給弁53を閉じることになる。
【0034】
このようにして、洗濯乾燥機24の後方に排水貯槽40を配置して、ここに一旦洗濯排水を貯留するようにしたので、排水貯槽40内の洗濯排水中の塩分濃度を調整することができるばかりでなく、たとえ、洗濯排水中にオゾンが残留していても、時間の経過とともに排水貯槽40においてオゾンが分解されるから、配管類などの設備が悪影響を受けることはない。
【0035】
ここで、図2及び図3を参照して、フィルタ装置43の構造について説明する。
【0036】
図2は、フィルタ装置43の一部を破断して側面から示す斜視図である。図3は、フィルタ装置43の上部を開放した状態で示す斜視図である。フィルタ装置43は、略直方体形状のフィルタ筐体43aを有しており、フィルタ筐体43aは洗濯排水配管41aによって排水貯槽40に連結されるとともに、逆浸透膜ポンプ41に連結されている。
【0037】
フィルタ筐体43aには、フィルタ筐体43aの開口に沿ってガイド枠体43bが垂直に配設されている。このガイド枠体43bは一対のガイド部材431及び432を有しており、これらガイド部材431及び432は、互いに対向するフィルタ筐体43aの側壁内面に沿ってそれぞれ配設されている。図示の例では、ガイド部材431及び432にはガイド部材431及び432の長手方向に沿って延びる一対の案内溝がそれぞれ形成されている。
【0038】
図3に示すように、フィルタ筐体43aの上部蓋部433は開放可能にフィルタ筐体43aに取り付けられており、上部蓋部433を開くとフィルタ43cを取り出すことができる。つまり、フィルタ筐体43a内にフィルタ43cを配置する際には、ガイド部材431及び432に沿ってフィルタ43cを挿入することになる。なお、前述のように、各ガイド部材431及び432にはそれぞれ一対の案内溝が形成されているから、図示の例では、フィルタ43cは1層または2層装着されることになる。
【0039】
また、フィルタ43cを取り外す際には、ガイド部材431及び432に沿ってフィルタ43cを引き抜けばよい。フィルタ43cを挿入した際には、フィルタ筐体43a内はフィルタ43cによって第1の空間43d及び第2の空間43eに仕切られ、第1の空間43dは排水貯槽40に接続され、第2の空間43eは逆浸透膜ポンプ41に接続されている。
【0040】
従って、排水貯槽40からの洗濯排水は第1の空間43dに流れ込み、フィルタ43cを通って第2の空間43eに至る。この際、フィルタ43cによって洗濯排水中に含まれる異物などのゴミが除去されることになる。よって、逆浸透膜ポンプ41に異物などのゴミが流入することがなく、逆浸透膜ポンプ41の故障などの不具合を確実に防止することができる。
【0041】
また、フィルタ43cを清掃する際には、上部蓋部433を開いて、ガイド部材431及び432に沿ってフィルタ43cを引き抜けば、容易にフィルタ43cをフィルタ筐体43aから取り外すことができる。そして、フィルタ43cを清掃した後、ガイド部材431及び432に沿ってフィルタ43cを挿入すれば、容易にフィルタ43cをフィルタ筐体43aに装着することができる。なお、図示の例においては、フィルタ43cは30メッシュである(1インチ四方当たり直径約0.5mmの穴が30個である)。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施の形態による洗濯乾燥収集装置の一例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すフィルタ装置の一部を破断して側面から示す斜視図である。
【符号の説明】
【0043】
10 洗濯乾燥収集装置
20 オゾン発生装置
21 泡発生装置
22 洗濯用水循環ポンプ
23 水槽
24 洗濯乾燥機
25 酸素供給設備
40 排水貯槽
41 逆浸透膜ポンプ
42 逆浸透膜装置
43 フィルタ装置
43a フィルタ筐体
43b ガイド枠体
431,432 ガイド部材
433 上部蓋部
43c フィルタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被洗濯物を洗濯・乾燥するための洗濯乾燥機と、
オゾンを生成するオゾン発生手段と、
前記オゾンを含むマイクロバブル又はナノバブルを発生させて洗濯用水とともに前記マイクロバブル又は前記ナノバブルを前記洗濯乾燥機に供給する泡発生手段と、
前記洗濯乾燥機から排出される洗濯排水を一旦貯留する排水貯槽と、
前記排水貯槽から前記洗濯排水を受け該洗濯排水に含まれるイオン成分を除去する逆浸透膜手段と、
前記排水貯槽から前記洗濯排水を前記逆浸透膜手段に送るポンプと、
前記排水貯槽と前記ポンプとの間に配設され、前記洗濯排水中に含まれる異物を除去するフィルタ装置とを有し、
前記フィルタ装置は、フィルタ筐体と、該フィルタ筐体内に配設されたガイド部材と、前記ガイド部材に沿って着脱可能に配置されたフィルタとを有することを特徴とする洗濯乾燥収集装置。
【請求項2】
前記フィルタ筐体は蓋部を備え、前記蓋部に対して前記ガイド部材は垂直に延びる方向に配設され、前記フィルタが前記ガイド部材に沿って装置された際前記フィルタ筐体内は前記排水貯槽に繋がる第1の空間と前記ポンプに繋がる第2の空間とに仕切られることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥収集装置。
【請求項3】
前記排水貯槽は前記洗濯乾燥機の後方に配置されており、前記洗濯排水を予め規定された時間前記排水貯槽に貯留することを特徴とする請求項1又は2記載の洗濯乾燥収集装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−207606(P2009−207606A)
【公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−52060(P2008−52060)
【出願日】平成20年3月3日(2008.3.3)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【出願人】(390027421)株式会社東京洗染機械製作所 (47)
【Fターム(参考)】