説明

洗米手袋

【課題】釜の中のお米を直接手で強く揉んで洗米して白く濁った水がきれいになるまで何ども洗米しなければならなかった。そのため水も多く使い時間もかかっていた。
【解決手段】釜の中のお米を洗うときに用いる、特殊な加工を設けた生地を二重した洗米手袋を提供する。具体的にはループ状の生地2と細かい加工した生地3を表裏二重に構成し、米が外側のループ状の生地2と内側の細かい網目状生地3とによって揉まれることで表面のヌカが取り除く事ができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はお米を洗うときに少ない水できれいに早く洗う事を図った洗米手袋に関する。
【背景技術】
【0002】
従来は釜の中にお米を入れ素手で何度も洗い水の濁りがなくなるまで水を交換していた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
イ 釜の中にお米を入れ素手で釜の底にお米をこすりつけて洗っていたため、これを繰り返すことで釜の内面に傷をつけていた。
ロ しかも、ヌカによるにごりをとるため何度か洗う必要があり、そのため沢山の水と時間がかかっていた。本発明は以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ポリエステルでループ状に加工した生地とポリプロピレンで細かい目に加工している生地を二重にして手の形に裁断し作った洗米手袋である。
【発明の効果】
【0005】
イ 手袋が手と一体になっているため釜の中のお米を揉んでお米についているヌカをきれいに早く洗う事ができる。
ロ 洗う時間も水の量も素手で洗うのにくらべて1/3ぐらいにできた。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】洗米手袋の使用状態を示す斜視図。
【図2】お米と水を入れた釜の断面図。
【図3】洗米手袋の外側部分を示す拡大図でループ加工して網目の大きさを5mm〜10mmにしている。
【図4】洗米手袋の内側部分を示す拡大図で0.2mm〜0.5mmの細かい目で加工している。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下本発明を実施するための形態について説明する。
【0008】
洗米手袋本体1の外側2はポリエステルなどでループ加工しており内側の手袋3はポリプロピレンなどを布のような細かい加工で仕上げており、お米は、この外側のループ加工をしている部分と内側の細かい生地の部分の両方で揉んできれいにできる。
【0009】
二枚の生地を手の形に裁断して外側用と内側用の二枚を重ねて外周を溶着・貼着又は縫着して手袋状に形成する。
【0010】
洗米手袋を手にはめて釜の中のお米を揉むことでお米が手袋の表の部分と裏の部分(内側部分)で揉まれる事でお米についているヌカを早くきれいにとりさる事ができる。
【符号の説明】
【0011】
1 洗米手袋本体
2 ループ加工して突起部を有している洗米手袋の外側部分
3 網目が0.2mm〜0.5mmに加工した洗米手袋の内側部分
4 洗米手袋を引っかけるための掛けひも
5 お米と水を入れている釜

【特許請求の範囲】
【請求項1】
お米を洗うときに米相互をこすり合わせるように手にはめて用いる手袋であって、この手袋は外側と内側の2重構造になっており、お米が外側のループ状の生地と内側の細かい網目状生地とによって揉まれることで表面のヌカが取り除かれ、前記手袋は手の形をした2枚の布地の外周を相互に溶着、貼着又は縫着したことを特徴とする洗米手袋。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−32605(P2011−32605A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−180278(P2009−180278)
【出願日】平成21年8月3日(2009.8.3)
【特許番号】特許第4497426号(P4497426)
【特許公報発行日】平成22年7月7日(2010.7.7)
【出願人】(308028810)
【Fターム(参考)】