説明

洗車機における上面乾燥ノズル

【課題】 本発明の課題は、上面乾燥ノズルで発生する騒音の低減もしくは排除を目的とするものである。
【解決手段】 本発明の上面乾燥ノズル6は、上面に送風機8からの高圧風が導入される送風導入筒16を開口し、下面にスリット状の送風吹出口17を形成し、内部に送風導入筒16から導入される高圧風の一部をノズル内の長手方向に拡散する拡散体18を形成した。ノズル内部における送風導入筒16をノズルの幅方向に略2分する位置に、内面形状に沿って上面から下面に及ぶ整流板19を備え、この整流板19の送風吹出口17に対向する下端部に切込部20を形成した。送風吹出口17の前後端部にノズルの幅方向に渡って上方への折返部を形成した巻込防止体21を備えた。送風導入筒16を除くノズル上面部に吸音室22を形成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本体フレームを自動車と相対移動させ、自動車車体を洗車処理する洗車機に装備され、主に車体上面に高圧風を吹き付けて洗浄後の水滴を除去する上面乾燥ノズルに関する。特に、送風に伴って発生する騒音の低減を実現し、洗車機が設置される周囲環境に配慮した洗車機における上面乾燥ノズルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
洗車機から発生する騒音は、洗車機が設置される周辺地域における住環境に悪影響を与えている。一方、洗車機のオーナーとしては、集客性の望める住宅密集地の周辺に洗車場を開設し、少人力で長い時間営業することで収益確保を図りたいと考えるのが通例であり、騒音問題の深刻化を助長する結果となっている。
【0003】
さて、洗車機から発生する騒音としては、アナウンス音声、ブラシ洗浄時の衝撃音、スプレー噴射時の噴射音、車体乾燥時の送風音等があるが、特に車体乾燥時に発生する音が大きな騒音の要因となっている。車体乾燥時に発生する音の原因としては、送風機の駆動音、送風機から送風ノズルに送風する際の振動音、送風ノズルからの吹出音等が挙げられ、これまでにも幾つかの対策が施されてきた。(例えば、特許文献1,2)
【0004】
そんな中で本出願人は、上面乾燥ノズルで発生する騒音に注目した。従来から知られている上面乾燥ノズルは、図7〜10に示すように構成されている。すなわち、上面乾燥ノズル50は、上面部に送風機と連通したダクトホース51,51が接続される送風導入筒52,52を形成し、下面部に長手方向に渡って開口したスリット状の送風吹出口53を形成している。ノズルの内部は、空洞であり、送風吹出口53に補強体54が設けられ、変形しないように補強が施されている。
【0005】
こうした形状の上面乾燥ノズル50では、次のような要因で騒音が発生することが分かってきた。
まず、図9に示すように、送風導入筒52,52からノズル内部に高圧風が導入されたとき、風路断面積の急激に拡張により、ノズル内部に乱流が生じ、相互の気流が干渉しあって第1の騒音が発生していた。次に、ノズルの変形を防ぐために送風吹出口53に設けた補強体54において、送風導入筒52,52からの気流が分離する補強体54上部と、分離した後に補強体54に沿って垂下する気流が合流する補強体54下部とに第2の騒音が発生していた。
【0006】
また、図10に示すように、スリット状の送風吹出口53では、高圧風が吹き出す際に、ディフューザ効果によって圧力の低い周囲の外気を取り込む気流を生成し、この取り込み気流が送風吹出口53を振動させることで第3の騒音が発生していた。更に、ノズル内部には、ダクトホース51,51を通じて送風機の駆動音が伝播され、ノズル内面で乱反射して反響することで第4の騒音が発生していた。
【特許文献1】実開昭62−52066号
【特許文献2】実開昭62−117158号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、上記した各騒音の発生を低減もしくは排除した洗車機における上面乾燥ノズルを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような課題を解決するために、本発明の上面乾燥ノズルは、上面に送風機からの高圧風が導入される送風導入筒を開口し、下面にスリット状の送風吹出口を形成し、内部に前記送風導入筒から導入される高圧風の一部をノズル内の長手方向に拡散する拡散体を形成したものである。
【0009】
また、本発明の上面乾燥ノズルは、ノズル内部における送風導入筒をノズルの幅方向に略2分する位置に、内面形状に沿って上面から下面に及ぶ整流板を備え、この整流板の送風吹出口に対向する下端部に切欠部を形成したものである。
【0010】
また、本発明の上面乾燥ノズルは、送風吹出口の前後端部にノズルの幅方向に渡って上方への折返部を形成した巻込防止体を備えたものである。
【0011】
また、本発明の上面乾燥ノズルは、送風導入筒を除くノズル上面部に吸音材を取り付けたものである。
【発明の効果】
【0012】
請求項1の発明によれば、送風導入筒からノズル内に導入される高圧風の一部をノズルの幅方向に偏向する拡散体を設けたので、ノズル内での乱流の発生を抑制し、相互の乱流が干渉することで生じる第1の騒音を低減することができる。同時にノズルの送風吹出口から吹き出される高圧風の分布が均一になり、送風性能の向上も図られる。
【0013】
請求項2の発明によれば、ノズル内面に沿って上面から下面に及んで整流板を取り付け、送風吹出口に対向する下端部に切欠部を形成したので、ノズルの補強を兼ねる整流板による気流の分離ポイント及び合流ポイントを送風吹出口よりもノズル内側に設定することができ、第2の騒音を外部に伝えにくくすることができる。
【0014】
請求項3の発明によれば、送風吹出口の前後端に折返部を形成した巻込防止体を備えたので、ディフューザ効果により送風吹出口ノズル外周から吸い込まれる気流の発生を防ぎ、気流発生に伴う第3の騒音をなくすことができる。
【0015】
請求項4の発明によれば、ダクトホースを通じてノズル内に伝播してくる送風機の駆動音がノズル内で乱反射することを防ぎ、反響による第4の騒音を低減することができる。
【実施例】
【0016】
以下、図面を基に、本発明の実施例について説明する。図1は洗車機の平面図である。
1は本体フレームで、門型に形成されレール2・2上を自動車Aを跨ぐように往復走行する。本体フレーム1には、洗車処理装置として、車体上面をブラッシングする上面ブラシ装置3と、車体の前後面および側面をブラッシングする左右一対の側面ブラシ装置4・4と、車体上面に高圧風を吹き付けて乾燥をはかる上面乾燥ノズル6と、車体側面に高圧風を吹き付けて乾燥をはかる左右一対の側面乾燥ノズル7・7をはじめ散水ノズル(図示しない)等が備えられ、走行モータ5の駆動による本体フレーム1の走行に伴って水,洗剤,ワックス等を散布してブラッシングする洗浄作業や乾燥ノズルより高圧風を吹き付ける乾燥作業を行う。
【0017】
図2は乾燥装置の構成を示している。
8は送風機で、上面乾燥ノズル6に高圧風を供給する。送風機8は、金属板で形成されたケーシング9内に防振用のゴム脚を取り付けた状態で収容され、ケーシング9の上面に開口した吸気口10から吸気し、ケーシング9の一側面に開口した送風口11から高圧風を吹き出す。尚、必要に応じてケーシング9の内面に吸音材を取り付け、遮音性を高めるようにしても良い。
【0018】
吸気口10には、送風機8の駆動音が直線的に外部へ漏れ出すのを防止するボックス状の吸気カバー12が取り付けられている。カバー12におけるケーシング9の吸気口10と対面する内面には、吸音材14が取り付けられ、カバー12の一側面には、ケーシングの吸気口10と連通する吸気口13を形成している。吸気口10と吸気口13で形成する吸気通路は、送風機8が停止した状態では送風機8の排熱を促進する排熱通路としても機能することになる。
【0019】
送風口11には、可撓性のダクトホース15が接続される。そして、ダクトホース15は、上面乾燥ノズル6や側面乾燥ノズル7・7に接続され、送風機8で発生した高圧風が供給される。尚、吸音材は、公知の金属繊維焼結吸音材やグラスウール、パンチングメタル等を使用する部分に応じて単独もしくは組み合わせて構成されるものである。
【0020】
図3〜5は上面乾燥ノズル6の構成を示しており、図3は正面断面図、図4は正面断面図の一部拡大図、図5は側面断面図である。
上面乾燥ノズル6は、上面にダクトホース15,15が接続される送風導入筒16,16を形成し、下面にノズル幅にわたって送風吹出口17を形成している。ノズルの全体視は、側面形状で略逆三角形状をなした胴部6aと、この胴部6aの下端部に直線的に垂下する送風洞6bを一体形成し、胴部6aの上面に送風導入筒16,16、送風洞6bの下端に送風吹出口17を備えた構成となっている。
【0021】
18は送風拡散体で、ノズル胴部6a内における送風導入筒16の開口内縁部に、この送風導入筒16を幅方向に挟んだ状態で設けられている。送風拡散体18は、断面略下半円形状をなし、その円弧面が送風導入筒16の内面と一部連続する姿勢で配置され、送風導入筒16からノズル内に導入される高圧風の一部をノズルの幅方向に偏向することで、ノズル内での乱流の発生を抑制し、相互の乱流が干渉することで生じる騒音を低減させる役割を持つ。
【0022】
19は整流板で、ノズル内を幅方向に区画するように、ノズル胴部6aの内面に沿って上面から下面に及んで取り付けられるものであり、ここでは送風導入筒16,16を幅方向に2分する位置と、ノズルの中心位置との計3箇所に設けられる。整流板19は、その上端をノズル胴部6a内の上面にまで延出させたことで送風導入筒16から導入される高圧風がこの整流板19で分離されるときに発生する騒音を送風吹出口17から遠ざける役割と、ノズルそのものの補強板としての役割を持つ。この整流板19は、送風吹出口17よりノズル内側に送風吹出口17と略同じ幅の切欠部20を形成している。この切欠部20は、整流板19を挟んで直進する気流が合流する部分を送風吹出口17よりもノズル内側に設定し、合流の際に生じる乱流によって発生する騒音を外部に伝えにくくする役割を持つ。
【0023】
21は巻込防止体で、送風洞6bにおける送風吹出口17の前後端に形成されている。巻込防止体21は、送風洞6bの前面及び後面から前方及び後方に水平に延び、更にその先端をノズル胴部6aの外面に向けて垂直に折り曲げた折返部を形成し、送風吹出口17から高圧風が吹き出される際にディフューザ効果によりノズル外周から吸い込まれる気流の発生を防ぎ、気流発生に伴う騒音をなくす役割を持つ。
【0024】
22は吸音室で、送風導入筒16,16を除くノズル上面に形成されている。吸音室22は、内部に吸音材が取り付けられており、ダクトホース15,15を通じてノズル内に伝播してくる送風機8の駆動音がノズル内で乱反射することを防ぎ、反響による騒音を低減する役割を持つ。加えて、送風によるノズルそのものの振動音も吸収される。
【0025】
図6・7は側面乾燥ノズル7の構成を示している。
側面乾燥ノズル7は、後端にダクトホース23,23が接続された筒状のノズル体7a,7bを上下に配置して構成されている。ノズル体7a,7bは、ダクトホース23,23を通じて送風機24から供給される高圧風を吹き出すものであり、従来のスリット型ノズルに比べ、風路抵抗を減少させ送風機24からの送風を効率良く吹き出すことができる点が特徴となっている。送風機24は、図2に示した上面乾燥用の送風機8と同じものが使用され、同様に金属板で形成されたケーシング9内に防振用のゴム脚を取り付けた状態で収容され、送風口から高圧風を吹き出すものである。送風口には、風路を分岐する分岐体25が接続され、この分岐体25にダクトホース23・23が接続されてノズル体7a,7bに分配送風している。
【0026】
ノズル体7a,7bは、上ノズル体7aが本体フレーム1の走行方向に向かって傾斜し、下ノズル体7bが本体フレーム1の走行方向と逆方向に向かって傾斜した状態で取り付けられており、それぞれが車体側面における斜め前方及び斜め後方に向けて送風するようになっている。また、ノズル体7a,7bは、ダクトホース23,23が接続される送風導入口26から送風吹出口27にかけて先細りの傾斜した風路を形成するための整流筒28を内嵌している。この整流筒28は、側面乾燥用の送風機24からの高圧風を整流し、風力を高めた状態で吹き出すことで、乱流によって発生する騒音の低減と送風の均一化に伴う送風性能の向上を図る役割を持つ。尚、整流筒28の代わりに、ノズル体7a,7bの形状を先細りにするようにしても形成可能であり、特に限定されるものではない。
【0027】
このように構成する実施例について、乾燥時の動作・作用について説明する。
洗車動作における洗浄工程が終了すると、送風機8・24が起動して乾燥工程が開始される。送風機8・24は、金属板で形成されたケーシング9内に防振用のゴム脚を取り付けた状態で収容されているため、送風機の起動に伴い発生する騒音は従来の装置に比べて低減されている。ケーシング9の吸気口には、内面に吸音材14を備えたカバー12が吸気通路を確保した状態で取り付けられており、ケーシング9の吸気口10から直線的に漏れ出す送風機8の騒音が吸音される。
【0028】
さて、ダクトホース15,15を通じて上面乾燥ノズル6に供給される高圧風は、垂下方向への直進気流として送風導入筒16からノズル内に導入される。このとき、送風導入筒16の内面側を通過する風は、送風導入筒16の開口内縁部に形成した送風拡散体18によって屈曲され、ノズル内の幅方向に拡散気流となって広がっていく。また、送風導入筒16の中心側を通過する風は、直進性を保持したまま整流板19に沿って垂下していく。これにより、ノズル内での乱流の発生が抑制され、この乱流の干渉に伴う騒音が軽減される。
【0029】
また、送風導入筒16の中心側を通過する風が整流板19で分離されるときに発生する巻き込み気流、及び整流板19に沿って垂下する直進気流が切欠部20で合流するときに発生する巻き込み気流に伴い発生する騒音は、ノズルの送風吹出口17よりもノズル内側で発生するため、その騒音が外部へ伝わりにくくなる。
【0030】
こうして、送風吹出口17から吹き出される風は、送風拡散体18と整流板19により全幅を通じてほぼ均等に吹き出される。このとき、送風吹出口17の前後端に設けた巻込防止体21により、送風吹出口17周辺の外気が巻き込まれることがなくなり、巻き込み気流による騒音が防止される。
【0031】
一方、送風機8とノズル6とは、上記した送風経路によって連通状態となっているため、ダクトホース15,15を通じて送風機8の駆動音がノズル内に伝播してきてしまう。この騒音は、ノズル内面に反射して、ある程度ノズルを振動させることになるが、最終的にノズル上面の吸音室22によって吸収され、ノズル内での反響が最低限に抑制される。
【0032】
このように構成する上面乾燥ノズルでは、騒音発生の要因が排除され、低騒音化が実現した。こうした構成は、従来のスリット状の送風口を有する側面乾燥ノズルにも転用可能である。
【0033】
ダクトホース23,23を通じて側面乾燥ノズル7・7に供給される高圧風は、ノズル体7a,7bの送風導入口26から導入され、送風吹出口27から吹き出される。このとき、ノズル体7a,7b内に整流筒28によって形成される先細りの傾斜風路により、送風吹出口27に向かって整流されるため、乱流の干渉に伴う騒音が軽減され、効率よく吹き出されることになる。
【0034】
このように構成する側面乾燥ノズルでは、騒音発生の要因が排除され、低騒音化が実現した。こうした構成は、上面乾燥ノズルにも転用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】上面乾燥ノズルが装備される洗車機の平面図である。
【図2】上面乾燥ノズルに繋がる乾燥装置の説明図である。
【図3】上面乾燥ノズルの正面断面図である。
【図4】上面乾燥ノズルの正面断面図における一部拡大図である。
【図5】上面乾燥ノズルの側面断面図である。
【図6】側面乾燥ノズルに繋がる乾燥装置の説明図である。
【図7】側面乾燥ノズルの正面断面図である。
【図8】従来の上面乾燥ノズルの正面断面図である。
【図9】従来の上面乾燥ノズルの正面断面図における一部拡大図である。
【図10】従来の上面乾燥ノズルの側面断面図である。
【符号の説明】
【0036】
6 上面乾燥ノズル
8 送風機
15 ダクトホース
16 送風導入筒
17 送風吹出口
18 拡散体
19 整流板
20 切欠部
21 巻込防止体
22 吸音室

【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗車処理装置を装備した本体フレームを自動車と相対移動させるのに伴い、洗車処理装置により自動車車体を洗車処理する洗車機であって、
前記洗車処理装置として主に自動車上面に高圧風を吹き付ける上面乾燥ノズルを備えた洗車機において、
前記上面乾燥ノズルは、上面に送風機からの高圧風が導入される送風導入筒を開口し、下面にスリット状の送風吹出口を形成し、内部に前記送風導入筒から導入される高圧風の一部をノズル内の長手方向に拡散する拡散体を形成したことを特徴とする洗車機における上面乾燥ノズル。
【請求項2】
洗車処理装置を装備した本体フレームを自動車と相対移動させるのに伴い、洗車処理装置により自動車車体を洗車処理する洗車機であって、
前記洗車処理装置として主に自動車上面に高圧風を吹き付ける上面乾燥ノズルを備えた洗車機において、
前記上面乾燥ノズルは、上面に送風機からの高圧風が導入される送風導入筒を開口し、下面にスリット状の送風吹出口を形成し、内部に前記送風導入筒をノズルの幅方向に略2分するように、内面形状に沿って上面から下面に及ぶ整流板を備え、該整流板における前記送風吹出口に対向する下端部に切欠部を形成したことを特徴とする洗車機における上面乾燥ノズル。
【請求項3】
洗車処理装置を装備した本体フレームを自動車と相対移動させるのに伴い、洗車処理装置により自動車車体を洗車処理する洗車機であって、
前記洗車処理装置として主に自動車上面に高圧風を吹き付ける上面乾燥ノズルを備えた洗車機において、
前記上面乾燥ノズルは、上面に送風機からの高圧風が導入される送風導入筒を開口し、下面にスリット状の送風吹出口を形成し、前記送風吹出口の前後端部にノズルの幅方向に渡って上方への折返部を形成した巻込防止体を備えたことを特徴とする洗車機における上面乾燥ノズル。
【請求項4】
洗車処理装置を装備した本体フレームを自動車と相対移動させるのに伴い、洗車処理装置により自動車車体を洗車処理する洗車機であって、
前記洗車処理装置として主に自動車上面に高圧風を吹き付ける上面乾燥ノズルを備えた洗車機において、
前記上面乾燥ノズルは、上面に送風機からの高圧風が導入される送風導入筒を開口し、下面にスリット状の送風吹出口を形成し、前記送風導入筒を除く上面部に吸音材を取り付けたことを特徴とする洗車機における上面乾燥ノズル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−302869(P2008−302869A)
【公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−153361(P2007−153361)
【出願日】平成19年6月8日(2007.6.8)
【出願人】(000103138)エムケー精工株式会社 (174)
【Fターム(参考)】