説明

洗車機用洗浄ブラシのブラシ片、及び洗車機用洗浄ブラシ、及び洗車機

【課題】高い洗浄性を有すると共に、洗い残しが無く、被洗浄面に傷を付ける事が無く、かつ、洗い上がりの優れた洗車機用洗浄ブラシを提供する。
【解決手段】自動車洗浄用あるいは車両洗浄用の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片において、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、布帛、及び合成樹脂発泡体を有すると共に、少なくとも前記布帛、及び前記合成樹脂発泡体、あるいは布帛同士が溶着により接合されてあるものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車あるいは車両の外面の被洗浄面に付着した汚れ等を洗浄する為の洗車機に使用する洗浄ブラシのブラシ片、及びブラシ片を搭載した洗車機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動車あるいは車両の外面の被洗浄面に付着した汚れ等を洗浄する為の洗車機に使用する洗浄ブラシの洗浄ブラシ片、及び洗車機に関しては、例えば、特開2000−71949号公報において、車両洗浄体ユニットが提示されてある。前記車両洗浄体ユニットにおいては、不織布で形成された布ブラシの腰を持たせ、洗浄時の回転径を安定させ、適度な弾力で洗浄が行なえる。さらに、被洗浄面にブラシの接触が面接触となることで、洗浄性が高いという特徴を有する車両洗浄体ユニットが開示されてある。
【0003】
また、例えば、特開2003−48520号公報においては、車両洗浄体ユニットは布製ブラシ単体とスポンジ製ブラシ単体とが、軸心の方向で交互に配置されている洗浄ブラシの構造に関する技術が開示されてある。
【0004】
【特許文献1】 特開2000−71949号公報
【特許文献2】 特開2003−48520号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特開2000−71949号に開示されてある従来の布ブラシは、長方形形状に形成した2枚の布製のブラシ内に、補強シートを挟み込み、補強シート部の周囲を縫合し、長手方向で一体化して、袋状に形成した複数の布ブラシを取付部材の幅方向に直交して縫合されて取付けられてあるため、補強シートの角部等が被洗浄体に当たるとキズを付ける。また、縫製部の糸切れ、ほつれにより装備品の破損を発生させる。また、取付部材に布ブラシ縫製時にズレが発生しブラシ間に隙間が生じることで洗い残しができていた。
【0006】
また、上記特開2003−48520号に開示されてある前記洗浄体は、布製ブラシ体とスポンジ製ブラシ体を軸心方向に交互に配置されてあり、布製ブラシ体をスポンジ製ブラシ体で両側から挟み込むように形成されてあった。しかし、布とスポンジが単体で配置されてある為、洗浄時に各々独立してブラシ片が変形して動く。布はスポンジより洗浄力はあるが、腰が無い為、十分な洗浄力が発揮できない。スポンジは、布より腰はあるが、洗浄力が劣る為、洗い残しができていた。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、高い洗浄性を有すると共に、洗い残しが無く、被洗浄面に傷を付ける事が無く、かつ、洗い上がりが優れていると共に、布帛の有する高い洗浄性を十分に発揮できる。また、ブラシ片の作製が容易で、ブラシ片のズレがなく、安価な洗車機用洗浄ブラシを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そして、本発明は、上記のような課題を解決する為に、自動車洗浄用あるいは車両洗浄用の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片において、前記ブラシ片は、布帛で合成樹脂発泡体を挟み込むように覆って、前記合成樹脂発泡体を芯材として溶着にて圧着された構成である。また、軸体、及び前記ブラシ片を有すると共に、前記ブラシ片は、前記軸体の外周面に取付部にて装着されてあり、前記取付部は、前記軸体の長手方向にたいして、複数個形成されてあるものである。
【0009】
また、第2の解決手段は、上記解決手段において、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、布帛で合成樹脂発泡体を覆って、前記合成樹脂発泡体を芯材として概袋綴じ状に構成されてあるものである。
【0010】
また、第3の解決手段は、上記解決手段において、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、布帛、及び合成樹脂発泡体からなり、前記布帛は、前記合成樹脂発泡体を覆って、少なくとも1つ以上の空隙部を有し、綴じ部にて概袋綴じ状に形成された構成であるものである。
【0011】
また、第4の解決手段は、上記解決手段において、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、布帛、及び合成樹脂発泡体からなり、前記布帛は、前記合成樹脂発泡体を覆って、概ヒダ形状の空隙部を有して、1つのブラシ片の中で、少なくとも1つ以上の空隙部を有し、前記空隙部は、前記合成樹脂発泡体の表面に前記合成樹脂発泡体及び前記布帛にて概ヒダ形状に空隙部が形成された構成であるものである。
【0012】
また、第5の解決手段は、上記解決手段において、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、布帛、及び合成樹脂発泡体からなり、前記布帛は、前記合成樹脂発泡体を覆って、概ヒダ形状の空隙部を有して、1つのブラシ片の中で、少なくとも1つ以上の空隙部を有し、前記空隙部は、前記合成樹脂発泡体の表面に前記布帛のみにて概ヒダ形状に空隙部が形成された構成であるものである。
【0013】
また、第6の解決手段は、上記解決手段において、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、布帛で合成樹脂発泡体を覆って、前記合成樹脂発泡体を芯材として概袋綴じ状に構成されてあり、前記ブラシ片の面にスリットが形成されてあるものである。
【0014】
また、第7の解決手段は、上記解決手段において、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、布帛の基布表面に起毛部がなされてあるもので形成された、概袋状ブラシ片で、合成樹脂発泡体を芯材で構成されてあるものである。
【0015】
また、第8の解決手段は、上記解決手段において、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、ブラシ片の洗浄側近傍に1列以上の折り重ね部が形成されてあるものである。
【0016】
また、第9の解決手段は、第1から第8のいずれか1項に記載の前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片が使用されてある洗車機用洗浄ブラシであるものである。
【0017】
また、第10の解決手段は、駆動源、被洗浄面に散布する洗浄剤、水を噴出させるノズル、及び洗浄後の被洗浄面を乾燥させる乾燥手段を備えると共に、第9の解決手段に記載の前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片が搭載されてある洗車機である。
【0018】
上記第1の解決手段による作用は、次の通りである。すなわち、洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、布帛、及び合成樹脂発泡体、あるいは布帛同士が溶着にて一体化されたブラシ片が形成されてある。被洗浄面にたいして、少なくとも布帛、又は、合成樹脂発泡体のいずれかが接触する。布帛、あるいは合成樹脂発泡体のみが接触した時は、布帛の有する洗浄性、合成樹脂発泡体の有する腰の強さが被洗浄面に付与される。また、溶着された布帛と合成樹脂発泡体が接触した時は、布帛の有する高い洗浄性、及び合成樹脂発泡体の有する腰の強さが同時に被洗浄面に付与される。また、布帛と合成樹脂発泡体を溶着することにより、布帛と合成樹脂発泡体は互いに溶融して一体的に接合される。また、例えば縫製糸の如くの異材質は形成されない。
【0019】
上記第2の解決手段による作用は、次の通りである。すなわち、洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、合成樹脂発泡体が概袋状の布帛の内部に包み込まれて形成されてある。ブラシ片を被洗浄面に接触させると、外面の布帛が接触する。この時、内部に合成樹脂発泡体があるので、被洗浄面に合成樹脂発泡体の腰の強さが間接的に付与される。また、概袋状になっているので、布帛のみが外面に形成される。よって、合成樹脂発泡体と布帛は剥離すること無く、一体的に形成されてある。
【0020】
上記第3の解決手段による作用は、次の通りである。すなわち、洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、概ヒダ状の空隙部を被洗浄面に接触させた時に、空隙部は、内部に空気層を有しているので、空隙部が被洗浄面に接触すると、空気層のヒダ状の空隙部が変形して衝撃を吸収する。よって、空隙部が接触する形態を採用できる。
【0021】
上記第4の解決手段による作用は、次の通りである。すなわち、洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、布帛、及び合成樹脂発泡体による概ヒダ形状の空隙部が連続して形成されてある。ヒダ状の空隙部が被洗浄面に接触すると、ヒダ状に連続して形成された空隙部が連続して変形し衝撃を吸収する。その為、被洗浄面に最適な負荷が加わる。また、キズが形成されない。布帛で形成されたブラシ片には合成樹脂発泡体が芯材として使用されてある。
【0022】
上記第5の解決手段による作用は、次の通りである。すなわち、洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、合成樹脂発泡体の表面に布帛のみにて概ヒダ形状の空隙部が連続して形成されてある。ヒダ状の空隙部が被洗浄面に接触すると、合成樹脂発泡体の腰の強さをもって布帛のみのヒダ形状を叩き付ける形状も採用できる。また、布帛のみのヒダ形状は、被洗浄面上にて、自在に形状が変形する。
【0023】
上記第6の解決手段による作用は、次の通りである。すなわち、洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、布帛で形成された概袋状のブラシ片にスリットが形成されてある。スリット部の角部が被洗浄面に接触する。また、布帛と合成樹脂発泡体のいずれかの角部が接触する。
【0024】
上記第7の解決手段による作用は、次の通りである。すなわち、洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、布帛の表面に起毛部が形成されてある。起毛部を有する布帛が洗浄面の細かな凹凸にたいして起毛部が接触する。また、起毛部が被洗浄面に接触すると、起毛が無い形態に比べて、より高い摩擦抵抗を発生する形態が採用される。
【0025】
上記第8の解決手段による作用は、次の通りである。すなわち、洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、布帛で形成された折り重ね部が洗浄側に形成されてある。その為、重心が外側に行く、また、遠心力を利用できる。よって、洗浄ブラシの回転時に、ブラシ片の根元部に比べて、洗浄側は重量が大となる折り重ね部を被洗浄面に接触する形態が採用できる。折り重ね部が無い形態と比べて、より高い遠心力が発生する。
【0026】
上記第9の解決手段による作用は、次の通りである。すなわち、第1から第8のいずれか1項に記載の前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片が使用されてある洗車機用洗浄ブラシを使用することができるので、洗い残しの無い、高い洗浄性を有する洗車機用洗浄ブラシを提供できる。
【0027】
上記第10の解決手段による作用は、次の通りである。すなわち、第9の解決手段に記載された洗車機用洗浄ブラシが搭載された洗車機である。前記洗車機は、駆動源、被洗浄面に散布する洗浄剤、水を噴出させるノズル、及び洗浄後の被洗浄面を乾燥させる乾燥手段を備えている。搭載されてある洗車機用洗浄ブラシは、ブラシ片の形状変形を抑制できる高い耐久性を有している為、洗車機は、被洗浄面に汚れ等が強固に付着している時でも、汚れを掻き出して強力に除去できる高い洗浄性及び耐久性を有する事ができる。
【発明の効果】
【0028】
本発明の洗車機用洗浄ブラシを構成するブラシ片は、布帛の有する高い洗浄性と合成樹脂発泡体の腰の強さを十分に発揮できる。洗車機用洗浄ブラシのブラシ片、及び洗車機用洗浄ブラシ、及び洗車機を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
第1の発明は、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片の構成は、布帛、及び合成樹脂発泡体からなり、前記布帛は、前記合成樹脂発泡体を覆って、綴じ部を有する概袋状に形成できる。また、布帛と布帛の間に合成樹脂発泡体を挟み付けることができる。また、布帛と合成樹脂発泡体を被洗浄面に当てることができる為、汚れ等が強固に付着している時でも、汚れを掻き出して強力に除去することができる。また、布帛の高い洗浄性と合成樹脂発泡体の腰の強さを与えられる。また、布帛と合成樹脂発泡体を溶着することにより、布帛と合成樹脂発泡体は互いに溶融して一体的に接合される。また、例えば、縫製糸の如くの異材質は形成され無い。また、溶着による接合は袋状、ヒダ状等、溶着箇所を変えることで種々なブラシ片の形状を製作できる。
【0030】
第2の発明は、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片の構成は、布帛、及び合成樹脂発泡体からなり、前記合成樹脂発泡体が概袋状の前記布帛の内部に包み込まれて形成されてある。ブラシ片を被洗浄面に接触させると、外面の布帛が接触する。この時、ブラシ片内部に、合成樹脂発泡体があるので、洗浄面に合成樹脂発泡体の腰の強さが間接的に付与される。また、概袋状になっているので、布帛のみが外面に形成される。また、布帛と合成樹脂発泡体は剥離すること無く、一体的に形成される。被洗浄面に適度な弾力で柔軟性のあるソフトで好適な接触をさせることができる。
【0031】
第3の発明は、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片の構成は、布帛、及び合成樹脂発泡体からなり、前記布帛は、前記合成樹脂発泡体を覆って、少なくとも1つ以上の概ヒダ形状の空隙部を有して構成されてある。概ヒダ形状の空隙部を被洗浄面に接触させた時に、空隙部は、内部に空気層を有しているので、空隙部が被洗浄面に接触すると、空気層のヒダ状の空隙部が変形して、衝撃を吸収する形態を採用できる。その為、被洗浄体にたいして、ソフトに接触させながら掻き出し効果が発生すると共に、キズを付ける事がない。また、被洗浄面にたいして、的確に接触させる事ができる。
【0032】
第4の発明は、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片の構成は、布帛、及び合成樹脂発泡体からなり、前記布帛は、前記合成樹脂発泡体を覆って、1つのブラシ片の中に少なくとも1つ以上の概ヒダ形状の空隙部を有して形成されてある。概ヒダ形状の空隙部が連続して形成されてある為、概ヒダ形状の空隙部が被洗浄面に接触すると、ヒダ形状に連続して形成された空隙部が連続して変形し衝撃を吸収する。その為、被洗浄面に最適な負荷が加わる。また、キズが形成されない。布帛で形成されたブラシ片には合成樹脂発泡体が芯材として使用されてある。その為、合成樹脂発泡体の腰の強さと耐久性、布帛の持つ高い洗浄性を十分発揮できる。被洗浄体にたいして、空隙部が被洗浄面に適度な弾力で柔軟な接触をすることでキズを付ける事がなく掻き出し効果が発生する。
【0033】
第5の発明は、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片の構成は、布帛、及び合成樹脂発泡体からなり、前記布帛は、前記合成樹脂発泡体を覆って、1つのブラシ片の中に少なくとも1つ以上の概ヒダ形状の空隙部を有して形成されてある。概ヒダ形状の空隙部は、合成樹脂発泡体の表面に布帛のみにてヒダ形状の空隙部が連続して形成されてある。ヒダ状の空隙部が被洗浄面に接触すると、合成樹脂発泡体の腰の強さを持って、布帛のみのヒダ形状を叩き付ける形状も採用できる。また、布帛のみのヒダ形状は、被洗浄面上にて、自在に形状が変形する。その為、被洗浄体にたいして、空隙部が被洗浄面に的確にソフトに接触することでキズを付ける事がなく、ヒダ状の面と先端のエッジ部で交互に接触する為、より多くの掻き出し効果が発生する。
【0034】
第6の発明は、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片の構成は、布帛、及び合成樹脂発泡体からなり、前記布帛は、前記合成樹脂発泡体を覆って形成されてある。前記布帛で形成された概袋状のブラシ片には、面にスリットが形成されてある。その為、スリット部の角部が被洗浄面に接触する。また、布帛と合成樹脂発泡体のいずれかの角部が接触する。柔軟な腰が発生して、また、洗車時の回転時にブラシ片のスリット部が被洗浄面にたいして、合成樹脂発泡体の柔軟な腰と布帛の高い洗浄性が発生して、細部まで的確に接触させ適度な弾力で柔軟性のあるソフトで好適な洗浄をさせることができる。
【0035】
第7の発明は、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片の構成は、布帛の表面に起毛部が形成されてある。その為、起毛部を有する布帛が被洗浄面の細かな凹凸にたいして、起毛部が接触する。また、起毛部が被洗浄面に接触すると、起毛が無い形態に比べて、より高い摩擦抵抗を発生する。被洗浄面たいして、起毛部がソフトに接触させながら摩擦抵抗により、掻き出し効果が発生すると共に、適度な弾力で柔軟性のある好適な接触をさせることができる。
【0036】
第8の発明は、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片の構成は、布帛、及び合成樹脂発泡体からなり、前記布帛は、前記合成樹脂発泡体を覆って、ブラシ片の洗浄側近傍に1列以上の折り重ね部が形成されてある。その為、重心が外側に行く、また、遠心力を採用できる。よって、洗浄ブラシの回転時に、ブラシ片の根元部に比べて、洗浄側は重心が大となり折り重ね部を被洗浄面に接触する。また、折り重ね部が無い形態に比べて、より高い遠心力が発生する。また、折り重ね部の空隙部を複数有している。その為、空隙部が被洗浄面に確実に接触する事ができる。また、折り重ね部の空隙部のソフトな面と先端のエッジ部で交互に接触する為、より高い洗浄性があると共に、多くの掻き出し効果が発生する。
【0037】
第9の発明は、第1から第8のいずれか1項に記載の前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片が搭載されてある洗車機用ブラシとして使用することができるので、洗い残しの無い、高い洗浄性を有する洗車機用洗浄ブラシを提供できる。
【0038】
第10の発明は、第9の発明の洗車機用洗浄ブラシが搭載されてある洗車機であり、駆動源、被洗浄面に散布する洗浄剤、水を噴出させるノズル、及び洗浄後の被洗浄面を乾燥させる乾燥手段を備えると共に、第9の発明の洗浄ブラシを備えたもので、搭載されてある洗浄ブラシは、軸体が回転してもブラシ外周径が安定し、ブラシ片の形状変形を抑制できる高い耐久性を有している為、洗車機は、被洗浄面に汚れ等が強固に付着している時でも、汚れを掻き出して強力に除去できる高い洗浄性、及び耐久性を有する事ができる。
【0039】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
【実施例1】
【0040】
図1から図10にて実施例1を示す。図1(A)は、本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を正面から見た斜視図である。図1(B)は、本発明の他の実施の形態の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を一部破断した正面から見た斜視図である。図1(A)、及び図1(B)において、1、71はブラシ片、2、72は布帛、3、73は合成樹脂発泡体、4、74は溶着部、6、76は取付孔、8、78は洗浄側である。図2は、図1(B)のブラシ片の断面図である。図3(A)、及び図3(B)は、ブラシ片の空隙部状態を示す断面図である。図3(A)、及び図3(B)において、11、81はブラシ片、12、82は布帛、13、83は合成樹脂発泡体、14、84は溶着部、15、85は空隙部である。図4は、概ヒダ形状のブラシ片を正面から見た斜視図である。図4において、21はブラシ片、22は布帛、23は合成樹脂発泡体、24は溶着部、25は空隙部、26は取付孔、28は洗浄側である。図5は、他の実施の形態の概ヒダ形状のブラシ片を正面から見た斜視図である。図5において、31はブラシ片、32は布帛、33は合成樹脂発泡体、34は溶着部、35は空隙部、36は取付孔、38は洗浄側である。図6は、スリット状のブラシ片を正面から見た斜視図である。41はブラシ片、42は布帛、43は合成樹脂発泡体、44は溶着部、46は取付孔、47はスリット部である。図7は、布帛表面の断面図である。図7において、18は布帛、19は起毛部、20は基布である。図8は、折り重ね状のブラシ片を一部破断した正面から見た斜視図である。図8において、51はブラシ片、52は布帛、53は合成樹脂発泡体、54は溶着部、55は空隙部、56は取付孔、58は洗浄側である。図9は、本発明の洗車機用洗浄ブラシの正面図である。図9において、61はブラシ片、62は樹脂ワッシャー、63はリベット、64は軸体、65は組付孔、66は洗車機用洗浄ブラシ、86は取付孔である。図10は、図9の側面図である。
【0041】
洗車機用洗浄ブラシのブラシ片1、71は、図1、図2の如く、布帛2、72、合成樹脂発泡体3、73、溶着部4、74、取付孔6、76より構成されてある。ブラシ片1は、長方形形状からなり、布帛2が合成樹脂発泡体3を挟み込むように覆って、溶着部4にて布帛2と合成樹脂発泡体3とが圧着されて形成されてある。また、ブラシ片71は、長方形形状からなり、布帛72にて合成樹脂発泡体73を覆って、溶着部74にて布帛72同士が圧着されて形成されてある。また、布帛72と合成樹脂発泡体73の間は密着するように形成されてある。
【0042】
ブラシ片11、81は、図3の如く、布帛12、82、合成樹脂発泡体13、83、溶着部14、84、空隙部15、85より構成されてある。ブラシ片11は、長方形形状からなる合成樹脂発泡体13の表面に合成樹脂発泡体13及び、布帛12にて概ヒダ形状に空隙部15を形成するように溶着部14にて圧着されて形成されてある。また、ブラシ片81は、長方形形状からなる合成樹脂発泡体83の表面に布帛82のみにて概ヒダ形状に空隙部85を形成するように溶着部84にて圧着されて形成されてある。また、ブラシ片11、81は、ブラシ片1、71の洗浄側8、78の近傍に形成することができる。
【0043】
ブラシ片21は、図4の如く、布帛22、合成樹脂発泡体23、溶着部24、空隙部25、取付孔26より構成されてある。ブラシ片21は、長方形形状からなり、布帛22が合成樹脂発泡体23を挟み込むように覆って、合成樹脂発泡体23の表面に合成樹脂発泡体23、及び布帛22にて概ヒダ形状に空隙部25を形成して、溶着部24にて布帛22と合成樹脂発泡体23とが圧着されて形成されてある。
【0044】
ブラシ片31は、図5の如く、布帛32、合成樹脂発泡体33、溶着部34、空隙部35、取付孔36より構成されてある。ブラシ片31は、長方形形状からなり、布帛32が合成樹脂発泡体33を挟み込むように覆って、合成樹脂発泡体33の表面に布帛32のみにて概ヒダ形状に空隙部35を形成して、溶着部34にて布帛32と合成樹脂発泡体33とが圧着されて形成されてある。
【0045】
ブラシ片41は、図6の如く、布帛42、合成樹脂発泡体43、溶着部44、取付孔46、スリット部47より構成されてある。ブラシ片41は、長方形形状からなる合成樹脂発泡体43を布帛42にて覆って、溶着部44にて圧着した後、スリット部47が形成されてある。
【0046】
布帛18は、図7の如く、布帛18は、基布20の表面に起毛部19が形成されてある。
【0047】
ブラシ片51は、図8の如く、布帛52、合成樹脂発泡体53、溶着部54、空隙部55、取付孔56より構成されてある。ブラシ片51は、長方形形状からなり、布帛52が合成樹脂発泡体53を挟み込むように覆って、折り重ね状に空隙部55を形成して、溶着部54にて布帛52と合成樹脂発泡体53とが圧着されて形成されてある。
【0048】
洗車機用洗浄ブラシ66は、図9、図10の如く、ブラシ片61、樹脂ワッシャー62、リベット63、軸体64、組付孔65、取付孔86より構成されてある。ブラシ片61は、リベット63に樹脂ワッシャー62を嵌めて、取付孔86に通して、軸体64の組付孔65にかしめて止めて形成されてある。
【0049】
次に、図4にて、ブラシ片21の製造方法を説明する。まず、図4の如く、長方形形状に形成した合成樹脂発泡体23に、同じく長方形形状の布帛22で合成樹脂発泡体23を挟み込むように合わせて、ブラシ片21の洗浄側28を最初に溶着部24にて圧着する。次に、合成樹脂発泡体23の表面に、合成樹脂発泡体23、及び布帛22にて概ヒダ形状の空隙部25を形成するように布帛22を弛ませて溶着部24にて圧着して、複数の概ヒダ形状の空隙部25を作製した後、残りの長辺部を溶着部24にて圧着を行ない、取付用の取付孔26を開けて形成する。
【0050】
次に、図5にて、ブラシ片31の製造方法を説明する。まず、図5の如く、長方形形状に形成した合成樹脂発泡体33に、同じく長方形形状の布帛32で合成樹脂発泡体33を挟み込むように合わせて、ブラシ片31の洗浄側38を最初に溶着部34にて圧着する。次に、合成樹脂発泡体33の表面に布帛32のみにて概ヒダ形状の空隙部35を形成するように布帛32を弛ませて溶着部34にて圧着して、複数の概ヒダ形状の空隙部35を作製した後、残りの長辺部を溶着部34にて圧着を行ない、取付用の取付孔36を開けて形成する。
【0051】
次に、図6にて、ブラシ片41の製造方法を説明する。まず、図6の如く、長方形形状に形成した合成樹脂発泡体43に、同じく長方形形状の布帛42で合成樹脂発泡体43を覆うように合わせて、ブラシ片41の周囲を溶着部44にて圧着する。次に、スリット部47の形成部に溶着部44にて圧着した後、切れ目を入れる。次に、取付用の取付孔46を開けて形成する。
【0052】
次に、図7にて、布帛18の表面の説明をする。まず、図7の如く、布帛18は、基布20の表面に起毛部19が形成されてある。
【0053】
次に、図8にて、ブラシ片51の製造方法を説明する。まず、図8の如く、長方形形状に形成した合成樹脂発泡体53に、同じく長方形形状の布帛52で合成樹脂発泡体53を挟み込むように合わせて、ブラシ片51の洗浄側58を最初に溶着部54にて圧着する。次に、折り返して概ヒダ形状の空隙部55を形成するように布帛52を一重折りし溶着部54にて圧着した後に折り返して、複数の重ね折り形状の空隙部55を作製した後、残りの長辺部を溶着部54にて圧着を行ない、取付用の取付孔56を開けて形成する。
【0054】
次に、図9から図10にて、洗車機用洗浄ブラシ66の製造方法を説明する。まず、上記記載の図3から図8の如く、長方形形状に形成されたブラシ片1、11、21、31、41、51、71、81のいずれか1つを用いる。次に、リベット63に樹脂ワッシャー62を嵌めて、取付孔86に通して、軸体64の組付孔65にかしめて止めてある。
【0055】
次に、洗車機用洗浄ブラシ66の洗浄時における、被洗浄面にたいするブラシ片1、11、21、31、41、51、71、81の洗浄状態を説明する。まず、ブラシ片1は、図1(A)の如く、布帛2にて合成樹脂発泡体3を挟み込むように覆って、溶着部4にて布帛2と合成樹脂発泡体3とが圧着されて形成されてある時には、被洗浄面にたいして、布帛2の面、及び先端のエッジ部と合成樹脂発泡体3の面にて接触することで、汚れを掻き出して強力に除去できる。また、ブラシ片71は、図1(B)の如く、布帛72にて合成樹脂発泡体73を覆って、溶着部74にて布帛72同士が圧着されて形成されてある時には、ヒダ状の空隙部75が被洗浄面に接触すると、空気層の空隙部75が変形して、衝撃を吸収しソフトに接触させながら掻き出し効果が発生すると共に、被洗浄面にたいして、布帛72の面と先端部で適度な弾力で柔軟な洗浄をさせることができる。
【0056】
また、ブラシ片11は、図3(A)の如く、合成樹脂発泡体13の表面に合成樹脂発泡体13、及び布帛12にて概ヒダ形状に空隙部15を形成するように溶着部14にて圧着されて形成されてある時には、被洗浄体にたいして、空隙部15が被洗浄面にソフトに接触すると共に、掻き出し効果が発生する。また、ブラシ片81は、図3(B)の如く、合成樹脂発泡体83の表面に布帛82のみにて概ヒダ形状に空隙部85を形成するように溶着部84にて圧着されて形成されてある時には、被洗浄体にたいして、空隙部85が被洗浄面にソフトに接触することでヒダ部の面と先端のエッジ部で接触する為、より多くの掻き出し効果が発生する。
【0057】
さらに、ブラシ片21は、図4の如く、1つのブラシ片の中に少なくとも1つ以上の概ヒダ形状の空隙部25が形成されてある時には、被洗浄体にたいして、ヒダ状空隙部25が被洗浄面に連続して接触をする。また、ヒダ状の空隙部25は、連続して変形し衝撃を吸収する。ことでキズを付ける事が無く掻き出し効果が発生する。さらに、ブラシ片31は、図5の如く、1つのブラシ片の中に少なくとも1つ以上の布帛32のみで概ヒダ形状の空隙部35が形成されてある時には、被洗浄体にたいして、ヒダ状の空隙部35が連続して被洗浄面に叩き付ける様に接触する。また、ヒダ形状は、被洗浄面上にて、自在に形状が変形する。その為、被洗浄面にたいして、ヒダ状の面と先端のエッジ部で交互に接触する為、より多くの掻き出し効果が発生する。
【0058】
さらに、ブラシ片41は、図6の如く、前記ブラシ片41の面にスリット部47が形成されてある時には、スリット部47の角部が被洗浄面に接触する。また、布帛42と合成樹脂発泡体43のいずれかの角部が接触する。また、柔軟な腰が発生して、ブラシ片41のスリット部47が被洗浄面にたいして、細部まで的確に接触させ好適な洗浄をさせることができる。
【0059】
また、布帛18は、図7の如く、布帛18は、基布20の表面に起毛部19が形成されたブラシ片1、11、21、31、41、51、71、81が洗浄面にたいして、起毛部19がソフトに接触させながら摩擦抵抗により掻き出し効果が発生させることができる。また、被洗浄面にたいする摩擦抵抗が上がることから、洗浄性の向上につながる。
【0060】
最後に、ブラシ片51は、図8の如く、ブラシ片51の洗浄側近傍に1列以上の折り重ね部を形成されてあり、前記折り重ね部の空隙部55を複数有している。その為、前記空隙部55が被洗浄面に確実に接触させる事ができる。また、折り重ね部の面と先端のエッジ部で交互に接触する為、より多くの掻き出し効果が発生する。
【0061】
実施例1の洗車機用洗浄ブラシ61は、上記の如くの構成となっている為、ブラシ片1、71は、合成樹脂発泡体3、73の表面に布帛2、72を密着するように形成されてある。その為、被洗浄面にたいして、ブラシ片1、71の表面が被洗浄面に適度な弾力でソフトに接触をすることでキズを付ける事がない。また、ブラシ片11、21、31、41、51、81の長手方向にたいして空隙部15、25、35、55、85又は、スリット部47を有して形成されてある。その為、被洗浄面にたいして、ブラシ片11、21、31、41、51、81の空隙部15、25、35、55、81又は、スリット部47が被洗浄面に適度な弾力で柔軟な接触をすることでキズを付ける事がなく。また、空隙部15、25、35、55、85の面と先端のエッジ部で交互に接触する為、より多くの掻き出し効果が発生する。又は、スリット部47が被洗浄面にたいして、細部まで的確に接触させ適度な弾力で柔軟性のあるソフトで好適な洗浄をさせることができる。また、洗車時の軸体の回転時に洗車機用洗浄ブラシ66の径が安定し、被洗浄面にたいして、的確に接触させる事ができる。その為、被洗浄面の汚れにたいして、洗い残しが無く、より細部の洗浄ができ、付着力の強い汚れを適格に落すことができる。
【0062】
実施例1の洗車機用洗浄ブラシ66は、上記の如くの構成となっているが、ブラシ片1、11、21、31、41、51、71、81等の形状については、概N字形状、概M字形状、概U字形状等も採用できる。また、空隙部15、25、35、55、85等の形状以外にも様々な形状も採用できる。また、軸体64にたいする取付け方法については、上記記載の方法以外にも、チャンネル方式も採用できる。また、ブラシ片1、71又は、ブラシ片11、21、31、41.51、81等の両端部に、上記の空隙部15、25、35、55、85又は、スリット部47を形成して、概U字形状に折り曲げ軸体に装着する等の他の方法も採用できる。
【実施例2】
【0063】
図11にて実施例2を示す。図11は、図9が搭載されてある洗車機の正面図である。図11において、66は洗車機用洗浄ブラシ、67は洗車機、68は駆動源、69はノズル、70は乾燥機である。
【0064】
洗車機67は、請求項1から8のいずれか1項に記載の洗浄機用洗浄ブラシ66が搭載されてあり、洗車機用洗浄ブラシ66は駆動源68により回転される。ノズル69からは、被洗浄面にたいして、洗浄剤、及び水が散布され、洗車機用洗浄ブラシ66により洗浄され、洗浄後は、乾燥機70等の乾燥手段により被洗浄面が乾燥される。
【0065】
実施例2の洗車機67は、上記の如くの構成となっているので、駆動源68と、被洗浄面に散布する洗浄剤、及び水を噴出させるノズル69と、洗浄後の被洗浄面を乾燥させる乾燥機70等の乾燥手段を備えると共に、上記実施例1に記載の前記洗車機用洗浄ブラシ66が搭載されてある。その為、前記洗車機用洗浄ブラシ66は、上記の如く、被洗浄面にたいして、複数の空隙部が適度な弾力で柔軟性のある好適な接触させることができる為、洗車機67は、被洗浄面に汚れ等が強固に付着している時でも汚れを掻き出して、強力に除去できる。
【産業上の利用可能性】
【0066】
本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片及び洗車機は、主に、自動車あるいは車両の外面の被洗浄面に付着した汚れ等を洗浄する為の洗車機に搭載する洗浄ブラシ及び洗車機として使用する。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】(A)は、本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を正面から見た斜視図(B)は、本発明の他の実施の形態の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を一部破断した正面から見た斜視図
【図2】図1(B)のブラシ片の断面図
【図3】(A)及び(B)はブラシ片の空隙部状態を示す断面図
【図4】概ヒダ形状のブラシ片を正面から見た斜視図
【図5】他の実施の形態の概ヒダ形状のブラシ片を正面から見た斜視図
【図6】スリット状のブラシ片を正面から見た斜視図
【図7】布帛表面の断面図
【図8】折り重ね状のブラシ片を一部破断した正面から見た斜視図
【図9】本発明の洗車機用洗浄ブラシの正面図
【図10】図9の側面図
【図11】図9が搭載されてある洗車機の正面図
【符号の説明】
【0068】
1、11、21、31、41、51、61、71、81 ブラシ片
2、12、18、22、32、42、52、72、82 布帛
3、13、23、33、43、53、73、83 合成樹脂発泡体
4、14、24、34、44、54、74、84 溶着部
6、26、36、46、56、76、86 取付孔
8、28、38、58、78 洗浄側
15、25、35、55、85 空隙部
19 起毛部 20 基布 47 スリット部
62 樹脂ワッシャー 63 リベット 64 軸体
65 組付孔 66 洗車機用洗浄ブラシ
67 洗車機 68 駆動源
69 ノズル 70 乾燥機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車洗浄用あるいは車両洗浄用の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片において、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、布帛、及び合成樹脂発泡体を有すると共に、少なくとも前記布帛、及び前記合成樹脂発泡体、あるいは布帛同士が溶着により接合されてあることを特徴とする洗車機用洗浄ブラシのブラシ片。
【請求項2】
請求項1記載の構成よりなる洗車機用洗浄ブラシのブラシ片において、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、前記布帛が前記合成樹脂発泡体の外面を覆った概袋状体に形成されてあることを特徴とする洗車機用洗浄ブラシのブラシ片。
【請求項3】
請求項1から2記載の構成よりなる洗車機用洗浄ブラシのブラシ片において、前記洗車機用洗浄ブラシを構成するブラシ片は、前記ブラシ片の少なくとも1つ以上に、空隙部が形成されてあることを特徴とする洗車機用洗浄ブラシのブラシ片。
【請求項4】
請求項3記載の構成よりなる洗車機用洗浄ブラシのブラシ片において、前記洗車機用洗浄ブラシを構成するブラシ片は、前記合成樹脂発泡体の表面に、前記合成樹脂発泡体及び前記布帛にて概ヒダ形状に形成された空隙部を有していることを特徴とする洗車機用洗浄ブラシのブラシ片。
【請求項5】
請求項4記載の構成よりなる洗車機用洗浄ブラシのブラシ片において、前記洗車機用洗浄ブラシを構成するブラシ片は、前記合成樹脂発泡体の表面に前記布帛のみにて概ヒダ形状に形成された空隙部を有していることを特徴とする洗車機用洗浄ブラシのブラシ片。
【請求項6】
請求項1から5記載の構成よりなる洗車機用洗浄ブラシのブラシ片において、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、スリットが形成されてあることを特徴とする洗車機用洗浄ブラシのブラシ片。
【請求項7】
請求項1から6記載の構成よりなる洗車機用洗浄ブラシのブラシ片において、前記布帛の表面に起毛部が形成されてあることを特徴とする洗車機用洗浄ブラシのブラシ片。
【請求項8】
請求項1から7記載の構成よりなる洗車機用洗浄ブラシのブラシ片において、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、ブラシ片の洗浄側近傍に1列以上の折り重ね部が形成されてあることを特徴とする洗車機用洗浄ブラシのブラシ片。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項に記載の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片が使用されてある洗車機用洗浄ブラシ。
【請求項10】
駆動源、被洗浄面に散布する洗浄剤、水を噴出させるノズル、及び洗浄後の被洗浄面を乾燥させる乾燥手段を備えると共に、請求項9記載の洗車機用洗浄ブラシが搭載されてある洗車機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−204022(P2007−204022A)
【公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−51155(P2006−51155)
【出願日】平成18年1月31日(2006.1.31)
【出願人】(391044797)株式会社コーワ (283)
【Fターム(参考)】