説明

洗車機

【課題】 本発明の課題は、洗車機が設置される周囲環境に配慮しながら可能な限り洗車処理能力を発揮することができる洗車機を提供することにある。
【解決手段】 本発明は、洗車処理装置7〜10の出力を可変する出力可変手段50〜56と、洗車機本体1周辺の騒音を測定する騒音センサ39と、騒音センサ39で検出される騒音が所定値よりも小さいときに出力可変手段50〜56により洗車処理装置7〜10の出力を低減した洗車を実行する制御部40を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、門型に形成された洗車機本体内に、自動車に対して洗車作業を施す洗車処理装置を備え、洗車機本体と自動車とを相対移動させて洗車を行う洗車機に関し、特に周辺の音に応じて洗車機本体から発生する騒音を抑え、周囲環境に配慮した洗車が行えるようにした洗車機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
洗車機から発生する騒音としては、送風機の駆動音・ブラシの打音・音声ガイド等があり、そのどれもが周辺地域の住環境に悪影響を与えている。こうした洗車機の騒音問題に対処するため、様々な提案がなされており、例えば設定された時間帯(早朝・夜間)になると洗車処理装置の出力を低下させる対策が図られている(特許文献1)。
【0003】
しかしながら、このような対策では、設定された時間帯にならないと騒音対策が行われないし、逆に設定された時間帯になれば周囲がどんなに賑やかな状況であっても不十分な洗車しか行われないことになる。かといって、周囲の状況に合わせて係員がその都度出力を切り替えるのは非常に面倒な作業であり、セルフサービスの洗車場等では対応することができないことになる。
【特許文献1】特開平7−32983号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、洗車機が設置される周囲環境に配慮しながら可能な限り洗車処理能力を発揮することができる洗車機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この課題を解決するために本発明は、洗車処理装置の出力を可変する出力可変手段と、洗車機本体周辺の騒音を測定する騒音検出手段と、該騒音検出手段で検出される騒音が所定値よりも小さいときに出力可変手段により洗車処理装置の出力を低減した洗車を実行する制御手段を備えた。
【0006】
また、洗車中に騒音検出手段で検出される騒音に基づいて出力可変手段により洗車処理装置の出力を可変する制御手段を備えた。
【0007】
更に、洗車機本体と自動車とを相対移動させる走行手段と、該走行手段の速度を可変する速度可変手段とを備え、制御手段は、出力可変手段により洗車処理装置の出力を低減させたとき、速度可変手段で洗車機本体と自動車との相対移動速度を低速にする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の洗車機によれば、洗車機周辺の騒音の大きさに基づいて洗車処理装置の出力が調整されるので、時間帯に関係なく、周囲の状況に合った洗車を実行することができる。また、洗車動作によって騒音苦情が予想される場所での騒音が大きくなると、洗車処理装置の出力が調整されるので、確実な騒音対策が図られる。更に、洗車処理装置の出力を低下させたときの洗車は、洗車機本体をゆっくりと相対移動させるため、洗浄不足や乾燥不足といった洗車能力の低下が軽減される。
【実施例1】
【0009】
以下、本発明の実施例1について説明する。図1は実施例1の洗車機を示す正面図である。
1は門型に形成した洗車機本体で、床面に敷設した2本の平行なレール2・2上を往復走行し、レール2・2間に停車した自動車Aに対して内部に装備した洗車処理装置により洗車処理を施すものである。4・4は正逆可能な走行モータで、車輪3・3を駆動して洗車機本体1をレール2・2上で往復走行させる。5は走行エンコーダで、モータ4の出力軸に連結され、モータ4の回転方向を検出しながら単位角度回転毎にパルス信号を出力して洗車機本体1の走行位置を与えている。6は車形検出装置で、洗車機本体1の前方に備えられ、自動車Aを幅方向に挾んで発光部6aと受光部6bを配置し、発光部6aの上下方向に複数配列した発光素子の光が、受光部6bの上下方向に発光部6aと対向するように複数配列した受光素子で受光できるか否かによって車体を検出するものである。
【0010】
洗車機本体1には、洗車処理装置としてブラシ装置7,8・8、ブロワノズル9,10・10をはじめ散水ノズル,液剤タンク(図示しない)等が備えられ、走行に伴って水,洗剤,ワックス等を散布してブラッシングする洗浄作業やブロワノズルより空気を吹き付ける乾燥作業を行う。ブラシ装置は、車体上面に沿って昇降し同上面をブラッシングする上面ブラシ7と、車体に対して接離(開閉)動作し車体の前後面および側面をブラッシングする左右一対の側面ブラシ8・8とからなる。ブロワノズルは、車体上面に沿って昇降し同上面に空気を吹き付けて乾燥をはかる上面ブロワノズル9と、車体側面に空気を吹き付けて乾燥をはかる左右一対の側面ブロワノズル10・10とからなる。38,38は送風ブロワで、本体1内の脚部上方に左右一対で設けられ、ダクトホースを通じて各ブロワノズル9,10・10に高圧風を供給する。39は騒音検知センサで、洗車機本体1の外部に取り付けられ、洗車機周辺の暗騒音を測定するものである。
【0011】
図2は上面ブラシ7の構造を示す説明図である。
上面ブラシ7は、ブラシ軸11の両端に直結されたキャリア12L・12Rによって洗車機本体1内に垂設した昇降レール13L・13R上を昇降するように構成され、一方のキャリア12Rに固定されたブラシモータ14により正逆転駆動される。キャリア12L・12Rは、上端と下端を無端状に接続するチェーン15と、該チェーン15が懸回されるスプロケット16U・16Dと、左右の上スプロケット16U同士を連結する回転軸17と、該回転軸17を正逆転する昇降モータ18からなる昇降装置により昇降される。19は昇降エンコーダで、回転軸17に接続され、回転軸の回転方向を検出しながら、所定回転する毎にパルス信号を出力してキャリアの昇降位置を与えている。20,21はリミットスイッチで、キャリア12Lの接触によりスイッチングして上昇限界及び下降限界を与える。
【0012】
図3は側面ブラシ8・8の構造を示す説明図である。
側面ブラシ8・8は、ブラシ軸22の上端に直結したキャリア22L・22Rによって洗車機本体1内の後方上部に水平に横架された開閉レール23に沿って開閉するように構成され、ブラシモータ24・24により正逆転駆動される。キャリア22L・22Rは、右端と左端を無端状に接続するチェーン25と、該チェーン25が懸回されるスプロケット26L・26Rと、一方のスプロケット26L・26Rを正逆転する開閉モータ27からなる開閉装置により開閉される。28は開閉エンコーダで、開閉モータ27の出力軸に接続され、モータ27の回転方向を検出しながら、所定回転する毎にパルス信号を出力してキャリアの開閉位置を与えている。
【0013】
図4は上面ブロワノズル9の構造を示す説明図である。
上面ブロワノズル9も上面ブラシ3と略同様な構成で昇降されるもので、洗車機本体1内に垂設した昇降レール29L・29R上を昇降するキャリア30L・30Rにその両端を支持され、昇降装置のチェーン31、スプロケット32U,32D、左右の上スプロケット32U同士を連結する回転軸33、回転軸33を正逆転する昇降モータ34により昇降される。35は昇降エンコーダで、回転軸33に接続され、回転軸の回転方向を検出しながら、所定回転する毎にパルス信号を出力してキャリアの昇降位置を与えている。36,37はリミットスイッチで、キャリア30Lの接触によりスイッチングして上昇限界及び下降限界を与える。
【0014】
図5は実施例の制御系を示すブロック図である。
40は制御部で、操作パネル41・洗車駆動部42・走行エンコーダ5・車体検出装置6・昇降エンコーダ19・開閉エンコーダ28,35・暗騒音センサ39が接続され、操作パネル41からの洗車指令に基づいて所望の洗車処理を開始し、洗車中は各エンコーダ・車形検出装置6及び暗騒音センサ39からのデータに基づいて、洗車駆動部42を介してブラシ,ブロワノズル等の洗車処理装置を作動させる。
【0015】
制御部40では、洗車機本体1の走行に伴う走行エンコーダ5からのパルス信号をトリガーとして車形検出装置6を作動させ、洗車機本体1が単位距離移動する毎に発光部6a・受光部6b間で授受される光信号が自動車の車体によって遮られる位置を検出していき、自動車の上面輪郭や突起物を認識する。尚、車形・突起物の検出方法としては、特開平10−100870号や特開平10−338103号等で開示されている方法で可能である。
【0016】
また、制御部40では、騒音検知センサ39で洗車機が使用されていない状態での周囲音を検出し、検出した暗騒音に基づいて各洗車処理装置の駆動モードを選択する。すなわち、騒音レベルが所定値よりも大きい場合は通常の洗車モードを選択し、逆に騒音が所定値よりも小さい場合は低騒音モードでの洗車を選択する。洗車機周囲の騒音レベルによって洗車モードを自動選択することで、設定や判別の手間がなくなり、騒音対策と洗い不足の両面から最適な洗車モードが選択できる。
【0017】
操作パネル41は、洗車機本体1前面に備えられ、洗車内容の選択や洗車の開始入力を行う他、表示や音声により洗車開始/終了・注意事項・操作手順等を案内出力するものである。操作パネル41には、操作ガイド等を表示するLCD表示器43、洗車コースを選択するコースキー44、洗車を開始するスタートキー45、洗車を中止するストップキー46、プリペイドカードや現金を受け付ける料金受付装置47、洗車受付・洗車開始等の各案内音声を出力するスピーカ48、電源の入切や管理モード,運転モードを切り換えるキースイッチ49が備えられている。尚、キースイッチ49で切り替えられる管理モードでは、作業者が洗車機にシステムデータや洗車時間の設定などの各種データを入力したり、洗車機各部の動作を確認したり、洗車台数の集計の表示を行ったりするもので、通常は、洗車の受付操作や洗車が可能な運転モードで運用される。
【0018】
洗車駆動部42には、洗車機本体1の走行モータ4・上面ブラシ7のブラシモータ14・上面ブラシ7の昇降モータ18・側面ブラシ8のブラシモータ24・側面ブラシ8の開閉モータ27・上面ブロワノズル9の昇降モータ34・送風ブロワ38が、回転数を制御するインバータ50〜56を介して接続されている。これにより、洗車機本体1の走行速度、上面ブラシ7の回転数及び昇降速度、側面ブラシ8の回転数及び開閉速度、上面ブロワノズル9の昇降速度、ブロワ38の回転数の適宜調整が可能になる。
【0019】
以上のように構成する実施例1の動作について、図6のフローチャート図を用いて説明する。
制御部40は、操作パネル41において何らかのキー操作がなされたことを検出すると(1)、騒音検知センサ39で洗車機本体1周辺の騒音レベルを測定し(2)、測定した暗騒音に基づいて洗車機の洗車モードを選択する(3)。つまり、測定した暗騒音が所定値(例えば60dB)以上であれば通常の洗車が可能と判断して通常モードを設定し(4)、暗騒音が所定値未満であれば騒音の発生を考慮して低騒音モードを設定するのである(5)。
【0020】
基本的な洗車動作について、水洗車コースを選択した場合を例に説明する。
操作パネル41で洗車受付を行い、スタートキー47による洗車開始指令に伴い、スピーカ50から『洗車を開始します。洗車機から離れて下さい。』といったアナウンスを出力し、安全のためピー音を1秒/回にて4回程度出力して洗車機本体1が走行開始することを予告するカウントを行った後、洗車機本体1が往行する。
【0021】
本体1の往行時には、車形検出部43において車形データの作成が行われるとともに、この車形データに基づいてブラシ装置によるブラッシング洗浄が実行される。ブラッシング洗浄は、上面ブラシ7を車形データに合わせて昇降制御するとともに、側面ブラシ8・8を車形データに合わせて開閉制御しながら実行される。上面ブラシ7の昇降制御は、自動車の上面傾斜角度に応じて昇降速度を変えながら、上面輪郭に沿って位置決めする。側面ブラシの開閉制御は、自動車前面及び後面を洗浄するときの開閉速度を可変する。
【0022】
本体1の復行時には、送風ブロワ38を駆動してブロワノズルによるブロワ乾燥が実行される。ブロワ乾燥は、上面ブロワノズル9を車形データに合わせて昇降制御しながら実行される。上面ブロワノズル9の昇降制御は、自動車の上面傾斜角度に応じて昇降速度を変えながら、上面輪郭に沿って位置決めする。
【0023】
さて、こうした基本動作において、通常モードと低騒音モードとは、騒音要因となる送風機・ブラシ・音声ガイド等の出力が異なっている。すなわち、低騒音モードでは、洗車機本体1が往行を開始する前のアナウンスや予告音の音量を小さくし、ブラッシング洗車時のブラシ回転数、ブロワ乾燥時のブロワ回転数を各インバータを介して通常モードよりも低速にしている。例えば、音量・ブラシモータの回転数・ブロワモータの回転数を通常モードに比べて20%低下させている。
【0024】
また、低騒音モードでは、ブラシやブロワの回転数を低減させている分、必然的に洗浄能力・乾燥能力が低下してしまう。このため、このモードでは、洗車機本体1の走行速度を遅くして車体への相対的な洗車作用時間を確保し、洗い不足や乾燥不足を抑えるようにしている。例えば、通常洗車モードでは走行モータを60Hzで駆動し、低騒音モードでは走行モータを40Hzで駆動する。尚、本体1の走行速度を遅くしたとき、上面ブラシ及び上面ブロワノズルの昇降速度、側面ブラシの開閉速度も遅くしている。
【0025】
このように、洗車機周辺の暗騒音に基づいて、洗車機の洗車モードを通常か低騒音に切り替えるため、時間帯に関係なく騒音要因の低減が図られる。よって、昼間でも周囲が静閑な状況であれば騒音を低減した洗車が行え、逆に夜間でも周囲が喧騒な状況であれば通常の洗車が行える。尚、上記実施例1では、1つの設定値で通常モードと低騒音モードを選択するようにしているが、複数の設定値を設けて各設定値に対応した低騒音モードを段階的に設けても良い。また、音声ガイドや予告音に関しては、周囲の騒音が大きい場合に音量を上げるようにしてもいいし、聞き取りやすい周波数帯のみを拡張して出力するようにしても良い。
【実施例2】
【0026】
以下、本発明の実施例2について説明する。図7は実施例2の平面図を示している。尚、実施例1と同一のものは同一の符号を付している。
実施例2の洗車機は、騒音センサ60を洗車機本体1から離れた騒音苦情が予想される位置に取り付けられ、その取付位置における騒音レベルを測定するようにしている。また、制御部40に洗車動作中に測定される騒音レベルに基づいて洗車処理装置の出力を調整する出力調整部61を設けている。
【0027】
このように構成する実施例2の動作について、図8のフローチャート図を用いて説明する。
まず、上記図6のフローチャートに沿って、洗車開始前に騒音センサ60で測定される騒音レベルに基づいて洗車モードが選択される(10)とともに、この時点で測定される騒音レベルを暗騒音として制御部40に記憶する(11)。
【0028】
次に、処理(11)で記憶した暗騒音レベルに基づいて騒音判定値を設定する(12)。騒音判定値は、騒音センサ60が取り付けられた騒音苦情地域での騒音被害を予測するためのしきい値であり、暗騒音レベルに対して+α(例えば20dB)することで設定される。洗車動作が開始されると、騒音センサ60での騒音レベルが常時測定され、洗車動作によって騒音苦情地域の騒音が処理(12)で設定した騒音判定値を上回るか否か監視される(13)。
【0029】
ここで、処理(10)で通常モードが設定されているときに、騒音センサ60での騒音レベルが騒音判定値を上回ったら、出力調整部61にて洗車処理装置の出力を1段階低減させる(14)。つまり、洗車機の洗車動作によって、騒音レベルが騒音判定値を超えると騒音被害が及ぶと判断して、動作中の洗車処理装置の出力を低減させる。例えば、実行している工程がブラッシング洗浄であればブラシ回転数を、ブロワ乾燥であればブロワ回転数を10%低下させるのである。
【0030】
こうして、洗車が実行されている間(15)、騒音センサ60での騒音レベルが監視され、その騒音レベルが騒音判定値未満に保持するように制御される。尚、各洗車処理装置の出力は、例えば5段階に調整可能としておき、段階的に低減させていく。また、騒音判定値として洗車処理装置の出力を増加させるしきい値を設定し、洗車開始時は洗車処理装置を最低出力で駆動し、段階的に出力を漸増させていく方法でもいいし、暗騒音レベルに対して2つ以上の騒音判定値を設定し、騒音センサ60で測定される騒音レベルがこの騒音判定値の範囲内に収まるように洗車処理装置の出力を増減させる方法でも良い。
【0031】
以上、本発明の実施例を説明したが、洗車機の構成や洗車システムは上記実施例に限定されるものでなく、ドライブスルー方式や据置式、コンベア式などどのタイプの洗車装置にも応用できる。特に、本発明は管理者が常駐しない洗車場での運用に効果的であるため、セルフ洗車場に設置される洗車機には有用となる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】実施例1の洗車機を示す正面図である。
【図2】上面ブラシの構成を示す説明図である。
【図3】側面ブラシの構成を示す説明図である。
【図4】上面ブロワノズルの構成を示す説明図である。
【図5】実施例1の制御系を示すブロック図である。
【図6】実施例1の騒音対策の動作を示すフローチャート図である。
【図7】実施例2の洗車機を示す平面図である。
【図8】実施例2の騒音対策の動作をフローチャート図である。
【符号の説明】
【0033】
1 洗車機本体
7 上面ブラシ
8 側面ブラシ
9 上面ブロワノズル
10 側面ブロワノズル
39 暗騒音センサ
40 制御部
41 操作パネル
50〜56 インバータ(出力可変手段)
60 騒音センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
門型状に形成された洗車機本体に洗車処理装置を備え、本体と自動車とを相対移動させながら洗車処理装置により自動車の車体を洗車する洗車機において、
前記洗車処理装置の出力を可変する出力可変手段と、前記洗車機本体周辺の騒音を測定する騒音検出手段と、該騒音検出手段で検出される騒音が所定値よりも小さいときに出力可変手段により洗車処理装置の出力を低減した洗車を実行する制御手段を備えたことを特徴とする洗車機。
【請求項2】
門型状に形成された洗車機本体に洗車処理装置を備え、本体と自動車とを相対移動させながら洗車処理装置により自動車の車体を洗車する洗車機において、
前記洗車処理装置の出力を可変する出力可変手段と、前記洗車機本体から離れた位置の騒音を検出する騒音検出手段と、洗車中に騒音検出手段で検出される騒音に基づいて出力可変手段により洗車処理装置の出力を可変する制御手段を備えたことを特徴とする洗車機。
【請求項3】
前記洗車機本体と自動車とを相対移動させる走行手段と、該走行手段の速度を可変する速度可変手段とを備え、
前記制御手段は、前記出力可変手段により洗車処理装置の出力を低減させたとき、前記速度可変手段で洗車機本体と自動車との相対移動速度を低速にすることを特徴とする上記請求項1又は2記載の洗車機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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