説明

洗車機

【課題】
本発明は、水滴wの滴下をより確実に防止するとともに小型化を図ることのできる洗車機WAを提供することを目的とする。
【解決手段】
回転するブラシと送風を行う乾燥部30とを有する洗車機本体1と前記被洗浄車両CAとを前後方向に相対移動させながら、前記被洗浄車両CAを前記ブラシによって洗浄する洗浄工程と、前記洗浄工程の後に前記被洗浄車両を前記乾燥部によって乾燥させる乾燥工程と、を行う洗車機WAにおいて、前記洗車機本体1が前記被洗浄車両CAの上方に配される天井部40を有して前記被洗浄車両CAが通過する開口部35を前後に形成され、前記ブラシから前記開口部35の上端部41へと飛水する飛水範囲dを覆う水切部30を設け、前記水切部30が前記天井部40の下面から前記洗車機本体1の走行方向sの外側に向かって下方に傾斜する第1傾斜面30aを有する構成とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、給油所等に設置して被洗浄車両の洗車を行う洗車機に関する。
【背景技術】
【0002】
給油所等に設置される従来の洗車機は特許文献1に開示される。この洗車機は被洗浄車両の上方に配される天井部を有して前後に開口部が形成された門型の洗車機本体を備えている。洗車機本体が被洗浄車両を跨いで被洗浄車両に対して前後に相対移動する。また、洗車機本体には回転するブラシ及び送風を行う乾燥部が設けられている。
【0003】
被洗浄車両のユーザの操作によって洗車条件が設定されると、被洗浄車両の洗車が開始される。これにより、洗車機本体が被洗浄車両に対して前後方向に相対移動しながら洗浄工程及び乾燥工程が行われる。洗浄工程では被洗浄車両に向けて洗浄水を噴射しながらブラシが回転して被洗浄車両を洗浄する。乾燥工程では被洗浄車両に向けて送風され、被洗浄車両に付着した水滴を吹き飛ばして被洗浄車両を乾燥する。
【0004】
洗浄工程では回転するブラシが被洗浄車両の外形に合わせて摺動し、この際、洗浄水が天井部へ飛水する。このため、天井部に付着する水滴を回収する水切部が天井部の前部に設けられる。水切部は左右方向に延びて形成され、天井部から垂下して下端が後方に折曲られたV字型に形成される。これにより、飛水する水滴は水切部の垂下した面に付着し、付着した水滴はV字の谷部に集まり排出されることで、乾燥工程において天井部から被洗浄車両に滴下する水滴を低減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平07−205770号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来の洗車機によると、水切部に付着しなかった水滴が水切部よりも前方の天井面に付着し、水滴が乾燥工程において被洗浄車両に滴下する場合がある。このため、水切部を洗浄水の飛水範囲を覆うように鉛直方向に延びて形成すると、被洗浄車両と天井部との距離を大きくする必要があるため洗車機が大型になるという問題があった。
【0007】
本発明は、水滴の滴下をより確実に防止するとともに小型化を図ることのできる洗車機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために本発明は、回転するブラシと送風を行う乾燥部とを有する洗車機本体と前記被洗浄車両とを前後方向に相対移動させながら、前記被洗浄車両を前記ブラシによって洗浄する洗浄工程と、前記洗浄工程の後に前記被洗浄車両を前記乾燥部によって乾燥させる乾燥工程と、を行う洗車機において、前記洗車機本体が前記被洗浄車両の上方に配される天井部を有して前記被洗浄車両が通過する開口部を前後に形成され、前記ブラシから前記開口部の上端部へと飛水する飛水範囲を覆う水切部を設け、前記水切部が前記天井部の下面から前記洗車機本体の走行方向の外側に向かって下方に傾斜する第1傾斜面を有することを特徴とする。
【0009】
この構成によると、洗車機本体が設定された洗車条件に基づいて被洗浄車両に対して前後方向に相対移動する。洗車機本体は洗浄中の被洗浄車両の上方に配される天井部を有し、被洗浄車両が洗浄の際に通過する開口部を前後に形成されている。洗浄工程では被洗浄車両を回転するブラシを用いて洗浄し、その後に乾燥工程によって被洗浄車両を乾燥部の送風によって乾燥させる。被洗浄車両を洗浄する際にブラシの回転によって開口部の上端部へ水滴が飛水し、この水滴が飛水する飛水範囲を覆うように水切部が設けられている。飛水範囲を飛水する水滴は水切部の第1傾斜面に付着し、第1傾斜面を流下して下方に滴下する。
【0010】
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記洗浄工程から前記乾燥工程に移行する際に前記洗車機本体の前記走行方向を反転して切り換え、該走行方向際の切り換え時に発生する振動によって、前記水切部に付着した水滴を滴下させることを特徴とする。この構成によると、洗車機本体は洗浄工程から乾燥工程へ移行する際に走行方向が反転する。洗車機本体の走行方向が反転すると、洗車機本体に所定の大きさの振動が発生する。この振動によって水切部に付着した水滴を一気に滴下させる。
【0011】
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記水切部は第1傾斜面の下端から前記走行方向の外側に向かって上方へ傾斜する第2傾斜面を有することを特徴とする。この構成によると、第2傾斜面に付着した水滴が第2傾斜面を流下して第1傾斜面に連続した下端から滴下する。
【0012】
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記水切部は第1、第2傾斜面からなる山形部分を前記走行方向に複数連続して有することを特徴とする。
【0013】
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記水切部の表面には平滑処理が施されていることを特徴とする。この構成によると、水切部に付着した水滴が平滑処理を施した表面を流下して滴下する。
【発明の効果】
【0014】
本発明によると、乾燥工程における水滴の滴下をより確実に防止するとともに小型化を図ることのできる洗車機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1実施形態の洗車機の全体構成を示す側面図
【図2】本発明の第1実施形態の洗車機の全体構成を示す正面図
【図3】本発明の第1実施形態の洗車機が被洗浄車両を洗浄する状態を示す側面図
【図4】本発明の第1実施形態の洗車機が被洗浄車両を洗浄する状態を示す側面図
【図5】本発明の第1実施形態の洗車機本体に設けられた水切部を示す側面図
【図6】本発明の第1実施形態の洗車機本体に設けられた水切部を示す側面図
【図7】従来の洗車機本体に設けられた水切部を示す側面図
【図8】本発明の第2実施形態の洗車機本体に設けられた水切部を示す側面図
【図9】本発明の第3実施形態の洗車機本体に設けられた水切部を示す側面図
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の第1実施形態を図面を参照して説明する。図1、図2は本実施形態の洗車機を示す側面図、正面図である。洗車機WAは洗車機本体1を備え、洗車機本体1の進入経路上にはリモートパネル7Aが配される。被洗浄車両CAはリモートパネル7Aの面前で停車し、リモートパネル7Aの操作によって洗車の受け付け等を行う。
【0017】
洗車機本体1は被洗浄車両CAの上方に配される天井部40を有して前後に前側開口部32a、後ろ側に後側開口部32bを開口し、被洗浄車両CAを跨ぐ門型に形成される。洗車機本体1の底面には地面に設けられた左右一対のレール2上に配される車輪3が設けられる。これにより、洗車機本体1はレール2上を走行して被洗浄車両CAに対して前後に相対移動する。
【0018】
洗車機本体1には被洗浄車両CAをブラッシングする複数の回転するブラシを設けている。ブラシはトップブラシ4、サイドブラシ5及びロッカーブラシ6から成っている。トップブラシ4は被洗浄車両CAの上面を洗浄し、回転軸に布(織布、編布、不織布等)や樹脂繊維から成るブラシ毛を放射状に固着して形成される。
【0019】
洗車機本体1には被洗浄車両CAをブラッシングする複数の回転するブラシを設けている。ブラシはトップブラシ4、サイドブラシ5及びロッカーブラシ6から成っている。サイドブラシ5は左右一対設けられ、被洗浄車両CAの両側面と前後面に摺動して被洗浄車両CAを洗浄する。ロッカーブラシ6は左右一対設けられ、被洗浄車両CAのタイヤを含む側面下部を洗浄する。サイドブラシ5及びロッカーブラシ6もトップブラシ4と同様の回転軸及びブラシ毛を有している。
【0020】
洗車機本体1の両側部には洗剤やワックス等の各種液剤を貯液する複数の貯液タンク(不図示)を収納するタンク収納部50が配される。タンク収納部50の上方には市水及び各貯液タンクからの液剤を電磁弁等を介して分配する分配配管部51が設けられる。分配配管部51には第1、第2浄水ノズル11、13、第1、第2洗剤ノズル12、15、撥水コートノズル14、ワックスノズル16が導出される。
【0021】
第1、第2浄水ノズル11、12は洗車機本体1の手前側及び奥側にそれぞれ配され、被洗浄車両CAに対して市水を噴射する。第1、第2洗剤ノズル12、15は洗車機本体1の手前側及び奥側にそれぞれ配され、被洗浄車両CAに対して洗剤を噴射する。撥水コートノズル14は洗車機本体1の奥側に配され、被洗浄車両CAに対して撥水コート剤を噴射する。ワックスノズル16は洗車機本体1の奥側に配され、被洗浄車両CAに対してワックスを噴射する。
【0022】
また、洗車機本体1には被洗浄車両CAを乾燥させる乾燥部23が設けられている。乾燥部23はトップ送風ノズル21、サイド送風ノズル22とから構成されている。洗車機本体1の中央上部にはトップ送風ノズル21が設けられ、両側部にはサイド送風ノズル22が設けられる。トップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22は昇降自在に配され、ブロワ20からの送風を被洗浄車両CAに対して吹き付けて乾燥させる。
【0023】
洗車機本体1の前面上部には車両センサ8が設けられている。車両センサ8は光電センサや超音波センサ等から成り、洗車機本体1に進入する被洗浄車両CAの有無を検知する。また、天井部40の前側の開口部35aの上端部41には水切部30(図5参照)を設けている。
【0024】
洗車機本体1の一方の側部の前面には操作パネル7が配される。操作パネル7はリモートパネル7Aと同様の操作ボタンを備え、被洗浄車両CAから降車したユーザ等の操作により洗車の受け付けや洗車条件の設定を行う。
【0025】
洗車条件の設定としてはシャンプー、ワックス掛け、撥水コート等を水洗いに追加するボタンが操作パネル7及びリモートパネル7Aに設けられる。また、高級なシャンプー、高級なワックス、高級な撥水コート、特殊なコート等を行うボタンも設けられている。さらに、フロントガード有り、フェンダーポール有り、ドアミラー有り、リヤワイパー有り、該当装備品無し等の装備品設定ボタンが設けられている。
【0026】
上記構成により、図3及び図4に示すように洗車機本体1が設定された洗車条件に基づいて被洗浄車両CAに対して前後方向に相対移動して洗浄工程が開始する。図3は洗車機本体1が前方(被洗浄車両CAの前側へ向かって)へ走行する。そして、被洗浄車両CAが前側の開口部35aから通過して被洗浄車両CAの前方から洗車を行う(往路)。図4は洗車機本体1が後方へ走行して被洗浄車両CAを後側の開口部35bから通過して被洗浄車両CAの後方から洗車を行う(復路)。
【0027】
この際、図5に示すように往路及び復路の洗浄でトップブラシ4によって開口部35aの上端部へと水滴wが飛水する飛水範囲dとなる部分が発生する。そして、この飛水範囲dを覆う水切部30を天井部40の下面に設けている。
【0028】
水切部30は洗車機本体1の左右方向に伸び、第1傾斜面30a、第2傾斜面30bを有している。第1傾斜面30aは走行方向sの外側に向かって下方に傾斜している。第2傾斜面30bは第1傾斜面30aの下端30cから走行方向sの外側に向かって上方へ傾斜する。このため、水切部30は第1傾斜面30aと第2傾斜面30bとから下に凸の山形に形成されている。そして、トップブラシ4によって飛水する飛水範囲dの水滴wを第1傾斜面30a及び第2傾斜面30bが受け止めている。
【0029】
第1傾斜面30aならびに第2傾斜面30bは下端30cに向かって下方に傾斜しているため、付着した水滴wは下端30cに向かって傾斜面を移動する。その結果、第1傾斜面30aと第2傾斜面30b上には水滴wが残らなくなるため、乾燥工程において両傾斜面から滴下する水滴wを減少させることができる。また、下端cへと移動した水滴wは互いに集まり滴下しやすい状態となる。従って、両傾斜面に付着した水滴の多くは、下端cに移動後直ちに滴下するため、下端cに残らない。
【0030】
飛水範囲dは略80cmであり、水切部30の高さhは略25cmである。従来の水切部50(図7参照)で飛水範囲dに飛水する水滴wを水切部50の垂下面で受け止めるためには略195cmの高さhが必要である。このように第1傾斜面30a及び第2傾斜面30bで飛水範囲dを覆うことで水切部30の高さを低くすることができる。
【0031】
また水切部30の表面には水滴wが容易に滴下させるための平滑処理が施されていることが好ましい。平滑処理は表面を鏡面仕上げしてもよく、表面に樹脂コーティングやガラスコーティングを施しても良い。
【0032】
洗浄工程の後は図3、図4と同様に洗車機本体1を被洗浄車両CAに対して相対移動し、被洗浄車両CAを乾燥部23によって乾燥させる乾燥工程が開始される。ここで、洗浄工程から乾燥工程へ切り替わる際、洗車機本体1の走行方向は復路から往路と反転して切り換えられる。前述の通り、水切部30に付着した水滴wの多くは下端30cに集まり滴下しやすくなっているため、この切り換えの際に洗車機本体1に発生する振動によって、水切部30に付着した水滴を一気に滴下(図6参照)させることができる。
【0033】
乾燥工程では洗車機本体1が前方(被洗浄車両CAの前側へ向かって)へ走行する。そして、被洗浄車両CAが開口部35aから通過して被洗浄車両CAの前方から所定のノズルを用いた乾燥部23から乾燥を開始する。
【0034】
ここで、本実施形態の水切部30と従来と同様の水切部50と水切部がない場合との比較実験を行った。従来の水切部50は図8に示すように天井部40の飛水範囲dの内側端部d1から鉛直に配される。水切部50は鉛直に下端部50bまで水切部30と同じ高さhだけ伸び、下端部50bから洗車機本体1の走行方向の内側に向かってV字型に折曲される折曲面50cを有している。
【0035】
【表1】

【0036】
実験では同じ被洗浄車両CAを同じ洗浄コースを選択して洗車後に乾燥する。そして、乾燥後に飛水範囲dから被洗浄車両CAの表面へ水滴wが落ちた回数をカウントしている。表1に示す結果のように本実施形態の水切部30では従来の水切部50や水切部が無い場合と比べて水滴wの数が大幅に減少している。
【0037】
本実施形態によると、洗車機本体1が被洗浄車両CAの上方に配される天井部40を有して被洗浄車両CAが通過する開口部35aを前に形成され、トップブラシ4から開口部35aの上端部41へと飛水する飛水範囲dを覆う水切部30を設け、水切部30が天井部40の下面から洗車機本体1の走行方向sの外側に向かって下方に傾斜する第1傾斜面dを有する。これにより、乾燥後の水滴の滴下を防止するとともに、被洗浄車両CAと天井部40までの距離が短くすることができ、洗車機本体1を小型化することができる。また、水切部30は開口部35bの端部に設けてもよい。
【0038】
また、洗浄工程から乾燥工程に移行する際に洗車機本体1の走行方向sを反転して切り換え、走行方向sの切り換え時に発生する振動によって、水切部30に付着した水滴wを一気に滴下させる。これにより、洗車機本体1の振動を利用して、乾燥工程以降の水滴wの滴下をより確実に防止することができる。
【0039】
また、水切部30は第1傾斜面30aの下端30cから走行方向sの外側に向かって上方へ傾斜する第2傾斜面30bを有する。これにより、水切部30の高さhを小さくできる。
【0040】
また、水切部30の表面には平滑処理が施されているために、傾斜面に付着した水滴wはより滑らかに下端cに移動するようになり、水切部30に付着した水滴wを容易に滴下させることができる。
【0041】
(第2実施形態)
次に図8は第2実施形態の水切部30の側面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図8に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。飛水範囲dを覆うように30a及び第2傾斜面30bは下側が凸となるように湾曲していている。また第1傾斜面30a及び第2傾斜面30bのいずれか一方が湾曲していてもよい。
【0042】
(第3実施形態)
図9は第3実施形態の水切部30の側面図である。水切部30は第1、第2傾斜面30a、30bからなる山形部分を走行方向sに複数連続している。これにより、第1、第2傾斜面30a、30bの角度が急となり水切部30に付着した水滴wを滴下させやすくなる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明によると、給油所等に設置して被洗浄車両の洗車を行う洗車機に利用することができる。
【符号の説明】
【0044】
1 洗車機本体
4 トップブラシ
5 サイドブラシ
6 ロッカーブラシ
7 操作パネル
7A リモートパネル
23 乾燥部
30 水切部
30a 第1傾斜面
30b 第2傾斜面
35 開口部
35a 前側開口部
35b 後側開口部
40 天井部
CA 被洗浄車両
d 飛水範囲
s 走行方向
WA 洗車機
w 水滴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転するブラシと送風を行う乾燥部とを有する洗車機本体と前記被洗浄車両とを前後方向に相対移動させながら、前記被洗浄車両を前記ブラシによって洗浄する洗浄工程と、前記洗浄工程の後に前記被洗浄車両を前記乾燥部によって乾燥させる乾燥工程と、を行う洗車機において、
前記洗車機本体が前記被洗浄車両の上方に配される天井部を有して前記被洗浄車両が通過する開口部を前後に形成され、
前記ブラシから前記開口部の上端部へと飛水する飛水範囲を覆う水切部を設け、
前記水切部が前記天井部の下面から前記洗車機本体の走行方向の外側に向かって下方に傾斜する第1傾斜面を有することを特徴とする洗車機。
【請求項2】
前記洗浄工程から前記乾燥工程に移行する際に前記洗車機本体の前記走行方向を反転して切り換え、該走行方向際の切り換え時に発生する振動によって、前記水切部に付着した水滴を滴下させることを特徴とする請求項1に記載の洗車機。
【請求項3】
前記水切部は第1傾斜面の下端から前記走行方向の外側に向かって上方へ傾斜する第2傾斜面を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の洗車機。
【請求項4】
前記水切部は第1、第2傾斜面からなる山形部分を前記走行方向に複数連続して有することを特徴とする請求項3に記載の洗車機。
【請求項5】
前記水切部の表面には平滑処理が施されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の洗車機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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