流し台のシンク空間へのまな板設置作業台
【課題】狭い台所での小さめなシンク空間のシステムキッチンにおいて、そのシンク空間を利用し、流し台のシンクとまな板設置作業台の一体化を図り、まな板の使用及び使用前後のまな板洗浄時の持ち運び、まな板の水切り、まな板の収納作業を簡単にできる設置作業台を実現する。
【解決手段】幾種類かのサイズのまな板3を設置出来るまな板固定材スライド装置を備え、安定した作業台とするための作業台脚85の設置機能、起立収納時の自然排水を考慮したまな板との密着防止突起84、排水斜面4を備え、流し台シンクと一体化となったまな板設置作業台80を提供し、更にまな板設置作業台を安全に使いやすくするための転倒制御装置、作業台転倒防止装置、まな板設置作業台のスライド装置を備えて更なる労力の低減と使い易さを達成する。
【解決手段】幾種類かのサイズのまな板3を設置出来るまな板固定材スライド装置を備え、安定した作業台とするための作業台脚85の設置機能、起立収納時の自然排水を考慮したまな板との密着防止突起84、排水斜面4を備え、流し台シンクと一体化となったまな板設置作業台80を提供し、更にまな板設置作業台を安全に使いやすくするための転倒制御装置、作業台転倒防止装置、まな板設置作業台のスライド装置を備えて更なる労力の低減と使い易さを達成する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流し台のシンク空間を利用し、シンク内に取り付けた作業台転倒装置により、シンク内に簡単に作業台を設置、収納する事が出来る作業台の設置、収納が出来るまな板設置作業台に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の流し台空間は、左右にスライドが出来るまな板の装置やスライド形式でのまな板収納及び水切りを行う水切り板でのまな板起倒装置により労力の軽減と使い易さに努めてきた。しかし、狭い台所では、シンク空間が小さいシステムキッチンが多いことから比較的大きめとなるまな板の使用になる左右スライド装置形式だけでは全てのシステムキッチンに対応しきれていない現実がある。また、市販されている通常サイズのまな板の使用に際しても問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特願平6−50182
【特許文献2】特願平10−156614
【発明の概要】
【発明が解決しようとしている課題】
【0004】
従来のまな板の使用状況は、スライド形式によるまな板の使用、まな板起倒装置による水切り、収納の他、色々の手段により労力の軽減を図って来た。しかし、使用時、使用後による水切り、収納方法について、アパート等での狭い流し台の場合、比較的大きめとなるスライド形式のまな板の使用及びスライド形式が無い場合のまな板洗浄時の持ち運びや水切り場所、収納スペースの確保など使い易さにまだ問題が残っている。また、スライド形式では、市販されている幾種類かのサイズのまな板では補助具の利用等、使用時に際する問題もある。
【0005】
本発明は、アパート等の狭い台所での小さめなシンク空間のシステムキッチンにおいて、そのシンク空間を利用し、流し台のシンクと本発明のまな板設置作業台の一体化を図り、シンク空間にあった利用方法でまな板の使用及び使用前後のまな板洗浄時の持ち運び、まな板の水切り、まな板の収納作業を簡単にできるまな板を設置する作業台の実現を目的とするもの他、市販されている幾種類かのサイズのまな板の使用が可能となるまな板設置作業台を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、前記目的を達成するために、シンク本体部に本発明のまな板設置作業台を設置するため、及び起立時のまな板設置作業台とまな板からの排水を処理するため任意の角度αの排水斜面を備えたシンク構造とした。
【0007】
起立収納状態からまな板使用時の為のまな板設置作業台の設置手段として、まな板設置作業台をシンク内空間に設置するための作業台転倒装置を備えた構造とした。
【0008】
まな板洗浄及び使用時の利便性を向上させるために、まな板設置作業台をシンク内空間で前後に移動させるスライド装置を備えた構造とした。
【0009】
まな板設置作業台をシンク内に設置することに伴い、安定したまな板設置作業台とするために作業台脚を設置する構造とし、作業台脚の設置のために作業台転倒装置と連動した作業台脚出し入れ装置を備えた構造とした。
【0010】
まな板設置作業台は、まな板を設置するため、市販されている幾種類かのサイズのまな板の使用を可能とするためのスライド式のまな板固定材を備えてる他、まな板が作業台に密着しないための突起を備え、内部にまな板固定用のスライド装置、作業台設置に伴う作業台脚及び作業台の設置、起立の回転と連動した作業台脚出し入れ装置を収納したまな板設置作業台からなる構造とした。
【0011】
【発明の実施する最良の形態】
【0012】
以下、この発明のいくつかの装置例、形態例、構造例、作動例、配置例を図面に基づき説明していく。
【0013】
まな板設置作業台は、図2、図5に示す様にまな板使用時の使いやすさを確保するため、流し台面1にまな板を置いた様な高さを確保するため、まな板設置作業台の高さを考慮し、作業台転倒装置を出来るだけ流し台面より低く設置することが出来る様、また、図28に示す様にまな板設置作業台収納時における起立状態でのまな板設置作業台とまな板の水切りをシンク内でおこなうことを目的に任意のシンク水切り角度α29を持つ排水斜面4を備えた流し台シンクとする構造とする。
【0014】
作業台転倒装置は、図4,図5,図6、図7に示す様にまな板設置作業台をシンク内空間に設置及び起立状態で収納を行うための作業台回転部と図6、図14から図17に示す様な転倒防止装置と図6,図12、図13に示す転倒速度抑止装置を備えた作業台転倒装置とする。
【0015】
作業台回転部は、図4、図5、図6、図7に示す様に作業台回転軸10、10A、作業台回転防止軸10B、作業台スライド管50、作業台回転軸固定台A20、作業台中央固定台27A、27B、作業台回転軸固定台B21から構成する。
【0016】
作業台回転軸10は、図6,図7に示すように転倒制御ツマミ30と連動する作業台回転軸10と作業台の片方の作業台スライド管50と連動する必要があるため、作業台回転軸固定台A20と作業台中央固定台27Aとの間にあり、図7に示すようにスライド突起軸12を備え、内部で転倒制御ツマミ30の作動を行うため、内部が空間となっている構造とする。
【0017】
作業台回転軸10Aは、図6,図7に示すように転倒防止装置ツマミ40と作業台のもう片方の作業台スライド管50と連動する必要があるため、作業台中央固定台27Bと作業台回転軸固定台B21との間にあり、図7に示すようにスライド防止突起12Aを備え、内部で転倒防止ツマミ40の作動を行うため、内部が空間となっている。また図15、図16に示す様に作業台回転防止軸10Bと連結する連結部は凹ネジ構造と連結後のネジの回転防止として図15一体化ボルト構造図に示すように一体化ボルト16を挿入出来る構造とする。
【0018】
作業台回転軸10Bは、転倒防止ツマミ40と連動する部分となるため、図13作業台回転軸固定台B図に示す様に作業台回転軸固定台B21の各溝の各形状と図15に示す作業台回転防止軸10Bに備えた各溝とが相似形状を呈した転倒防止突起溝A24A、転倒溝A25Aを備えている。また、図15に示す様に作業台回転軸10Aと連結する必要があるため、連結部は凸ネジ構造で一体化ボルト孔を備えたネジ抜け防止構造とする。
【0019】
作業台スライド管50は、図6,図7,図8、図9に示す様に作業台回転軸10、作業台回転軸10Aに各々ついているスライド回転突起軸12,12Aを包み込むように作業台スライド管50を配置した構造で作業台回転軸10、作業台回転軸10Aと一体となった作業台回転防止軸10B及び作業台スライド管50が作業台回転固定台A20、各作業台中央固定台27A,27Bの回転用突起軸を軸に回転する。また、図7に示す作業台回転防止軸10Bが図13に示す作業台回転固定台21Bの転倒防止軸孔26に挿入されることで作業台回転防止軸10Bが回転する。この前述した一連の回転作動させる機器を備えた構造を作業台回転部とする。
【0020】
作業台転倒防止装置は、図6、図14,図16,図17に示すように転倒防止ツマミ40、転倒防止ツマミ40と一体となっている転倒防止軸41,転倒防止突起42、図13に示す作業台回転軸固定台B21及び作業台回転軸である作業台回転防止軸10Bで構成とする。
【0021】
作業台回転固定台B21の構造は、図13に示す様に作業台回転防止軸10Bを挿入設置する転倒防止軸孔26、転倒防止するための転倒防止突起溝24と作業台回転防止軸10Bの回転溝A25Aと相似形状を持った回転溝25を備えた構造とする。
【0022】
図15に示す様に作業台回転防止軸10Bの端部は、図13に示すように作業台回転軸固定台B21と同じ相似形状の溝を有していることから作用台回転軸固定台B21の転倒防止突起溝24、転倒溝25と作業台回転防止軸10Bの転倒防止突起溝A24A、転倒溝A25Aは起立時と作業台設置時で重なる様にする構造としている。重なるような構造とは、作業台回転軸10Aにスライド回転突起軸12Aを付け、作業台回転防止軸10Bがまな板設置作業台80と同じく回転する様にし、起立時と作業台設置時に作業台回転軸固定台B21の各溝と重なる様に回転する構造としているからである。
【0023】
まな板設置作業台80を転倒させる場合は、図17転倒防止装置例作動形態断面図に示す様に転倒防止作動時から転倒防止ツマミ40を引き転倒防止ツマミ40と一体となっている転倒防止突起42を作業台回転軸固定台B21の転倒溝25に回転誘導し、転倒防止装置ツマミ40を放すとバネ44の力により転倒防止突起42は作業台回転軸固定台B21の転倒溝25と作業台回転防止軸10Bの転倒溝A25Aにはまり転倒溝内で回転することが可能となり、まな板設置作業台を転倒させることが出来る構造としている。
【0024】
転倒防止ツマミ40を放すと戻る理由は、図17に示す様に転倒防止ツマミ40と一体となっている転倒防止軸41は、転倒防止ツマミ40を引いたときに転倒防止軸圧縮板43に作用し、バネ44の弾性力により、転倒防止ツマミ40を引き戻す力となり、転倒防止装置ツマミ40を放した時に各溝にはまる構造とした。
【0025】
まな板設置作業台80を起立収納位置に固定させる場合は、図17に示す手順の逆の操作で、まな板設置作業台80を起立状態で止め、転倒防止ツマミ40を引き転倒防止突起42を作業台回転軸固定台B21の転倒防止突起溝24に回転誘導し、転倒防止ツマミ40を放すことでバネ44の力により転倒防止突起42は作業台回転軸固定台B21の転倒防止突起溝24と図15に示す作業台回転防止軸10Bの転倒防止突起溝A24Aにはまり、転倒防止突起42が作業台回転軸固定台B21の転倒防止突起溝24に固定されることにより転倒出来なくなり、転倒防止の役割となる。この転倒防止の一連の作動させる機器を備えた構造を作業台転倒防止装置とする。
【0026】
まな板設置作業台80の急激な転倒を防止するため、図6、図12に示す様な転倒速度抑止装置を備えた構造とした。
【0027】
転倒速度抑止装置は、図12に示すように転倒制御ツマミ30、転倒制御作動軸31,転倒制御軸と一体となった転倒制御作動軸回転防止突起32,転倒制御摩擦帯圧縮板33、転倒制御摩擦帯固定板34、転倒制御摩擦帯(弾性材)35と図13に示す作業台回転軸固定台A20で構成されている。
【0028】
作業台回転軸固定台A20の構造は、図12に示す様に転倒制御作動軸31を図13に示す作業台回転軸固定台A20の転倒制御作動軸孔22に挿入設置し、転倒制御ツマミ30を転倒制御作動軸31と連結のため回転させても転倒制御作動軸31が転倒制御ツマミ30と一緒に回転しない様に転倒制御作動軸回転防止突起溝23と転倒制御作動軸孔22を備えた構造とした。また、図6、図7に示す様に作業台回転軸10を回転させるための回転用突起軸28も備えた構造とする。
【0029】
転倒速度抑止装置の作動形態は、図12の作動図1,作動図2に示す様に転倒制御ツマミ30を回転することにより圧縮可能区間が小となり転倒制御摩擦帯固定板34が転倒制御摩擦帯(弾性材)35に収縮膨張の力を与えることにより作業台回転軸10の内部から摩擦力調整を行うことで回転防止抑制をかける構造とし、この転倒を抑止する一連の作動を行う機器を備えた構造を転倒速度抑止装置とする。
【0030】
作業台転倒装置は、前述した作業台回転部、作業台転倒防止装置、転倒速度抑止装置を備えた各構造から構成されたものを作業台転倒装置とする。
【0031】
まな板設置作業台のスライド装置は、図6,図8,図9、図10に示す様な作業台回転軸10、作業台回転軸10A、作業台スライド管50、スライドアーチ51,スライド回転ツマミ52、スライド歯車軸13から構成している。
【0032】
作業台スライド管50は、図6,図7,図8、図9に示す様に作業台回転軸10、作業台回転軸10Aに各々ついているスライド回転突起軸12,12Aを包み込むように作業台スライド管50を配置した、図8の図4B−B断面図、図9に示すように作業台スライド管50には、スライド溝14を備えていることから図6に示すスライドスペース間で移動できる構造とする。また、このスライドスペース間を移動させる手段として、図10に示す様にスライドアーチ51にスライド回転ツマミ52を取り付けた構造とする。
【0033】
図10に示す様にスライド回転ツマミ52は、図10の5スライド回転ツマミ拡大図に示す様に一体となったスライド回転ツマミ歯車53を備えていることからスライド回転ツマミ52を回転させるとスライド回転ツマミ歯車53も回転し、その力は連動するように取り付けられた図10の4スライド歯車軸からスライド回転ツマミの作動拡大図、5スライド回転ツマミ拡大図に示すスライド歯車54にも伝達される。さらにスライド歯車54に伝達された回転力は、固定されたスライド軸13に伝達される構造とする。
【0034】
スライド歯車軸13は、図6に示す様に固定軸15にあり、作業台中央固定台27Aと作業台中央固定台27B間に設置された移動、回転しない構造であり、図10の2スライドアーチ作動形態図に示すスライド歯車54から受ける回転力を逆に伝達するための歯車用の溝を備えている。また、まな板設置作業台80の起立時と設置時の回転時にも対応できるように歯車用の溝は、円周方向にある構造とし、回転時には、その溝に沿ってスライド歯車54が移動回転出来る構造とする。
【0035】
図10の2スライドアーチ作動形態図に示す様に固定されているスライド歯車軸13に伝わった回転力は、固定されたスライド歯車軸13の反力によりスライド歯車54から、スライド回転ツマミ歯車53に伝達され、一体と成っているスライド回転ツマミ52を固定しているスライドアーチ51に伝達、最終的にスライドアーチと一体となっている作業台スライド管50に伝達され、作業台スライド管50と一体となっているまな板設置作業台80を移動させることとなる。つまり、スライドアーチ51に設置された回転つまみを回すことで固定されているスライド歯車軸13に力が伝達されるがスライド歯車軸13は固定されていることにより反力が生じ、最終的に作業台スライド管50に反力が伝達されて図6に示す作業台スライド管50内のスライドスペースの間で作業台スライド管50が移動できることによりまな板設置作業台80も前後に移動することとなる。この一連のスライド作動をさせる機器を備えた構造をスライド装置とする。
【0036】
作業台脚の出し入れ装置は、まな板設置作業台80の起立、設置時の回転力を利用し、作業台脚86をまな板設置作業台80から出し入れする装置で、主に作業台脚作動歯車部11,まな板設置作業台内部に備えられた図18に示すような回転力伝達装置61、図23、図24、図25に示す様な作業台脚出し入れ装置及び作業台脚86からなる構造とする。
【0037】
作業台脚作動歯車部11は、スライド歯車軸13と同様、作業台中央固定台27Aと作業台中央固定台27B間に設置された移動、回転しない構造で図8の図4C−C断面図に示す回転受歯車65が接する部分の形状は円形で円周表面が歯車形状を成した構造とする。
【0038】
図18に示す回転力伝達装置61は、まな板設置作業台80の起立、設置時の回転力を固定された作業台脚歯車部11の歯車形状部を通して回転受歯車65が回転力を受ける装置である。
【0039】
起立、設置時の回転力は、回転受歯車65に伝達され図18に示す様に回転受歯車65と一体となった伝達回転軸64を通して作業台脚出しドラム66、作業台脚入りドラム67が回転することとなる。作業台脚出し入れドラム66,67に取り付けた作業台脚出し入れワイヤー72,73は各ドラムの直径を同じにしているため、円周長も等しいことから回転による巻き込み或いは、巻きだし長が等しくなることから図24,図25に示す様に作業台脚出しドラム66から作業台脚入れドラム67間のまな板設置作業台内部のワイヤー長は変化しない構造とした。
【0040】
図11、図18に示すように回転受歯車部65は、まな板設置作業台80のスライドに伴い、まな板設置作業台80に収納されている回転力伝達装置61の作業台脚出しドラム66が作業台脚作動歯車部11に衝突しないように回転受歯車部65と作業台脚出しドラム66の間隔をスライドスペース以上の距離を持った構造としている。この回転受歯車部65から一体となって作動する伝達回転軸64、作業台脚出しドラム66、作業台脚入りドラム67及び軸受A62、軸受B63により一連で作動する機器を備えた構造を回転力伝達装置61とした。
【0041】
作業台脚出し入れ装置は、図24、図25に示す様に作業台脚出し入れワイヤー72,73は、回転力伝達装置61からの急激な回転力に伴う引っ張り力によるワイヤーの切断及び温度差による膨張収縮のためのワイヤーの弛みを防止するために緩衝バネ(弾性帯)A78,B79を中間に備えた構造とし、作業台脚出し入れドラム66,67の回転巻き込みに伴う引っ張り力を受けたワイヤーの力を作業台脚出し支持ローラー70、或いは、作業台脚入り支持ローラー71を通して各ワイヤー滑車95〜101を経由して着実に図22V−V断面図及び図23の脚出し入れ移動軸ワイヤー94接続部構造拡大図に示す脚出し入れ移動軸94に伝達する構造とする。
【0042】
作業台脚出し入れ形態は、図23の2作業台脚作動形態図に示す様に作業台脚の支点軸である脚回転軸91は、脚出し入れ軸94に各ワイヤーからの引っ張り力が作用した場合に確実に脚回転軸91を中心に作動するように脚出し入れ軸94は脚回転軸91より脚が出る側に来るように設置する構造とする。
【0043】
まな板設置作業台80を設置する場合は、図18の脚出し入れワイヤーの巻き取り方向図に示す様に作業台脚出しドラム66が作業台脚出しワイヤー72を巻き取る方向に回転し、作業台脚出しワイヤー72に引っ張り力が作用する。このため、図23,図24に示す各ワイヤーに連結している脚出し入れ移動軸94が脚回転軸91方向に引かれ移動しようとする力が生ずる。この力が作業台脚出し入れ回転軸92に作用し、作業台脚86は、脚回転軸91を支点として押し出され回転し、図20に示す様にまな板設置作業台80がほぼ水平の状態に成った時に作業台脚86はシンク底版にほぼ垂直に設置される状態にする構造とした。この時、図18の作業台脚出し入れワイヤーの巻き取り方向図に示す様に作業台脚入れワイヤー73は、作業台脚出しワイヤー72が巻き取られるのに反して巻き出されるため、各ワイヤーが同じ脚出し入れ移動軸94に連結されていても支障なく脚出し入れ移動軸94は脚回転軸91方向に移動できる。また、シンク底面に接する作業台脚86の下部には、作業台脚緩衝材(弾性素材)87を備えシンク底面を傷つけない構造とする。
【0044】
図28に示す様にまな板設置作業台80を収納起立状態にした時は、設置する場合と逆の作動形態となり、回転受歯車65からの回転力は、作業台脚入れドラム67が作業台脚入れワイヤー73を巻き込み、脚入りワイヤー73に生じた引っ張り力で脚出し入れ移動軸94を脚回転軸91に遠ざける方向に引き、作業台脚86は、まな板設置作業台80に収納される構造とした。この時、起立時のまな板設置作業台の裏面(作業台脚収納面側)は、出来るだけフラット面とするため、収納される作業台脚を周囲の面と同じ高さの面になるようにするため、図22V−V断面図に示す脚入れ防止材(弾性材)86Aをまな板設置作業台内部に設置し、まな板設置作業台内部に入り過ぎないようにし、裏面がフラット面に近くなるような構造とした。
【0045】
脚出し入れ収納部の構造は、図21作業台下面例図の断面図である図22の各断面図に示す構造とし、特に作業台脚の出し入れに重要な部分である脚出し入れ移動軸94は、各ワイヤーからの力が作用し易いようにまな板設置作業台に固定した脚出し入れガイドレール93を備え脚出し入れ軸94と脚出し入れガイドレール93と接する部分には脚出し入れ移動ローラー95を備えた構造とした。この作業台脚の出し入れの作動にに関する各ワイヤーからの一連の機器を備えた構造を作業台脚出し入れ装置とした。
【0046】
まな板設置作業台80は、図2、図3に示す様に作業台転倒装置と連結するためのまな板設置作業台と作業台スライド管連結材81を備え、まな板設置側(上面)に自然に水切れし易くするためのまな板密着防止突起84を設け、まな板と作業台が密着しないような構造とる。内部に図18に示す回転力伝達装置61、図24,図25に示す様な作業台脚出し入れ装置、作業台脚86を備え、使用時には、作業台脚86を設置し、安定した作業ができる様な構造としている。また、収納時の起立状態の時は、まな板設置作業台80内に作業台脚86を収納できる構造とした他、内部に図27に示すまな設置スライド装置を内蔵し、市販されている幾種類かのまな板が設置使用できる構造とする。
【0047】
まな板固定材スライド装置は、図27に示す様にまな板固定材82と一体となっているまな板固定スライド材88、88A、まな板固定支持金具88B、スライド材固定ネジ88C、スライド材固定ネジ孔88D、スライド調節用歯車89を備えた構造とした。
【0048】
まな板の設置は、図27に示す様に幾種類かのサイズに応じてまな板固定スライド材88、88Aをスライドしてまな板固定材82にまな板がはまるように設置する。この時左右のまな板固定材82は、スライド調節用歯車89の働きにより左右の移動量が同じになり、まな板設置作業台の中心から左右対称にまな板が設置できる様にするスライド調節用歯車89を備えた構造とした。また、まな板固定材82の設置位置が決定したらスライドが動かないようにスライド材固定ネジ88Cとスライド材固定ネジ孔88Dでまな板固定スライド材88、88Aを固定する構造とした。このまな板設置に伴う一連の作動スライド設置機器を備えた構造をまな板固定材スライド装置とした。
【0049】
図26に示す様に設置されたまな板3にまな板設置作業台80と作業台スライド装置連結材81にあけてあるまな板固定ピン孔83Bとまな板固定材82に備えてあるまな板固定ピン溝83Aからまな板固定ピン83を差し込み或いは打ち込んで作業台が起立状態時の離脱を防止する構造とした他。図2,図20に示す様にスライド形式でまな板3の取り外しが自由にできる構造とした。
【発明の効果】
【0050】
図28に示す様に既成シンク部に設置するための補助具と組み合わせる事でアパート等の狭い台所での小さめなシンク空間のシステムキッチンにおいてもそのシンク空間を有効利用し、シンク空間にあった利用方法でまな板の使用及び使用前後のまな板洗浄時の持ち運び、まな板の水切り、まな板の収納作業の更なるまな板使用時の労力低減を計れると共に市販されている幾種類かのサイズのまな板の使用が可能となり、使用まな板サイズの選択が出来る他、電動機器での設置、起立出来る装置の開発にも発展が見込まれ、使い易い近代的なシステムキッチンの推進に貢献出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】シンク空間へのまな板設置作業台設置例平面図を示す。
【図2】シンク空間へのまな板設置作業台設置例側面図を示す。
【図3】シンク空間へのまな板設置作業台設置例正面図を示す。
【図4】作業台転倒装置構造例平面図を示す。
【図5】作業台転倒装置例側面図を示す。
【図6】作業台転倒装置内部構造例側面図を示す。
【図7】作業台回転軸構造例図を示す。
【図8】スライド部及び作業台脚作動歯車作動形態例断面図を示す。
【図9】スライド部断面例図を示す。
【図10】スライドアーチ構造例及び作動形態例図を示す。
【図11】作業台脚作動歯車及び回転受歯車配置例図を示す。
【図12】転倒速度抑止構造例及び作動形態例図を示す。
【図13】作業台回転軸固定台構造例図を示す。
【図14】転倒防止ツマミ構造例図を示す。
【図15】作業台回転防止軸端部及び一体化ボルト設置構造例図を示す。
【図16】転倒防止軸構造例断面図を示す。
【図17】転倒防止例作動形態断面図を示す。
【図18】回転力伝達装置例図を示す。
【図19】回転力伝達装置断面図を示す。
【図20】作業台脚出し入れ装置例概略図を示す。
【図21】作業台下面例図を示す。
【図22】作業台脚出し入れ装置例断面図を示す。
【図23】作業台脚出し入れ装置例作動形態図を示す。
【図24】作業台脚出し入れ装置側面透過構造例図を示す。
【図25】作業台脚出し入れ装置例透過構造図を示す。
【図26】まな板設置構造例図を示す。
【図27】まな板固定材スライド装置例図を示す。
【図28】まな板設置作業台起立時及び既設シンク設置設置形態例図を示す。
【符号の説明】
1:流し台面
2:シンク
3:まな板
4:排水斜面
10:作業台回転軸
10A:作業台回転軸
10B:作業台回転防止軸
11:作業台脚作動歯車
12:スライド回転突起軸
12A:スライド回転突起軸
13:スライド歯車軸
14:スライド溝
15:固定軸
16:一体化ボルト
20:作業台回転軸固定台A
21:作業台回転軸固定台B
22:転倒制御作動軸孔
23:転倒制御作動軸回転防止突起溝
24:転倒防止突起溝
24A:転倒防止突起溝A
25:転倒溝
25B:転倒溝A
26:転倒防止軸孔
27A:作業台中央固定台
27B:作業台中央固定台
28:回転用突起軸
29:シンク水切り角度α
30:転倒制御ツマミ
31:転倒制御作動軸
32:転倒制御作動軸回転防止突起
33:転倒制御摩擦帯圧縮板
34:転倒制御摩擦帯固定板
34:転倒制御摩擦帯固定板
40:転倒防止ツマミ
41:転倒防止軸
42:転倒防止突起
43:転倒防止軸縮板
44:バネ
50:作業台スライド管
51:スライドアーチ
52:スライド回転ツマミ
53:スライド回転ツマミ歯車
54:スライド歯車
61:回転力伝達装置
62:軸受A
63:軸受B
64:伝達回転軸
65:回転受歯車
66:作業台脚出しドラム
67:作業台脚入りドラム
70:作業台脚出し支持ローラー
71:作業台脚入り支持ローラー
72:作業台脚出しワイヤー
73:作業台脚出しワイヤー
74:回転軸受けA
75:回転軸受けB
76:ピンローラー軸受けA
77:ピンローラー軸受けB
78:緩衝バネ(弾性帯)A
79:緩衝バネ(弾性帯)B
80:まな板設置作業台
81:まな板設置作業台と作業台スライド管連結材
82:まな板固定材
83:まな板固定ピン
83A:まな板固定ピン溝
83B:まな板固定孔
84:まな板密着防止突起
85:作業台脚出し入れ材
86:作業台脚
86A:脚入れ防止材(弾性材)
87:作業台脚緩衝材(弾力素材)
88:まな板固定スライド材
88A:まな板固定スライド材
88B:まな板固定支持金具
88C:スライド材固定ネジ
88D:スライド材固定ネジ孔
89:スライド調節用歯車
90:脚回転軸固定台
91:脚回転軸
92:作業台脚出し入れ回転軸
93:脚出し入れガイドレール
94:脚出し入れ移動軸
95:脚出し入れ移動ローラー
95:ワイヤー横向き滑車
96:ワイヤー横向き滑車
97:ワイヤー滑車
98:作業台脚出しワイヤー滑車
99:ワイヤー横向き滑車
100:ワイヤー横向き滑車
101:ワイヤー滑車
【技術分野】
【0001】
本発明は、流し台のシンク空間を利用し、シンク内に取り付けた作業台転倒装置により、シンク内に簡単に作業台を設置、収納する事が出来る作業台の設置、収納が出来るまな板設置作業台に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の流し台空間は、左右にスライドが出来るまな板の装置やスライド形式でのまな板収納及び水切りを行う水切り板でのまな板起倒装置により労力の軽減と使い易さに努めてきた。しかし、狭い台所では、シンク空間が小さいシステムキッチンが多いことから比較的大きめとなるまな板の使用になる左右スライド装置形式だけでは全てのシステムキッチンに対応しきれていない現実がある。また、市販されている通常サイズのまな板の使用に際しても問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特願平6−50182
【特許文献2】特願平10−156614
【発明の概要】
【発明が解決しようとしている課題】
【0004】
従来のまな板の使用状況は、スライド形式によるまな板の使用、まな板起倒装置による水切り、収納の他、色々の手段により労力の軽減を図って来た。しかし、使用時、使用後による水切り、収納方法について、アパート等での狭い流し台の場合、比較的大きめとなるスライド形式のまな板の使用及びスライド形式が無い場合のまな板洗浄時の持ち運びや水切り場所、収納スペースの確保など使い易さにまだ問題が残っている。また、スライド形式では、市販されている幾種類かのサイズのまな板では補助具の利用等、使用時に際する問題もある。
【0005】
本発明は、アパート等の狭い台所での小さめなシンク空間のシステムキッチンにおいて、そのシンク空間を利用し、流し台のシンクと本発明のまな板設置作業台の一体化を図り、シンク空間にあった利用方法でまな板の使用及び使用前後のまな板洗浄時の持ち運び、まな板の水切り、まな板の収納作業を簡単にできるまな板を設置する作業台の実現を目的とするもの他、市販されている幾種類かのサイズのまな板の使用が可能となるまな板設置作業台を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、前記目的を達成するために、シンク本体部に本発明のまな板設置作業台を設置するため、及び起立時のまな板設置作業台とまな板からの排水を処理するため任意の角度αの排水斜面を備えたシンク構造とした。
【0007】
起立収納状態からまな板使用時の為のまな板設置作業台の設置手段として、まな板設置作業台をシンク内空間に設置するための作業台転倒装置を備えた構造とした。
【0008】
まな板洗浄及び使用時の利便性を向上させるために、まな板設置作業台をシンク内空間で前後に移動させるスライド装置を備えた構造とした。
【0009】
まな板設置作業台をシンク内に設置することに伴い、安定したまな板設置作業台とするために作業台脚を設置する構造とし、作業台脚の設置のために作業台転倒装置と連動した作業台脚出し入れ装置を備えた構造とした。
【0010】
まな板設置作業台は、まな板を設置するため、市販されている幾種類かのサイズのまな板の使用を可能とするためのスライド式のまな板固定材を備えてる他、まな板が作業台に密着しないための突起を備え、内部にまな板固定用のスライド装置、作業台設置に伴う作業台脚及び作業台の設置、起立の回転と連動した作業台脚出し入れ装置を収納したまな板設置作業台からなる構造とした。
【0011】
【発明の実施する最良の形態】
【0012】
以下、この発明のいくつかの装置例、形態例、構造例、作動例、配置例を図面に基づき説明していく。
【0013】
まな板設置作業台は、図2、図5に示す様にまな板使用時の使いやすさを確保するため、流し台面1にまな板を置いた様な高さを確保するため、まな板設置作業台の高さを考慮し、作業台転倒装置を出来るだけ流し台面より低く設置することが出来る様、また、図28に示す様にまな板設置作業台収納時における起立状態でのまな板設置作業台とまな板の水切りをシンク内でおこなうことを目的に任意のシンク水切り角度α29を持つ排水斜面4を備えた流し台シンクとする構造とする。
【0014】
作業台転倒装置は、図4,図5,図6、図7に示す様にまな板設置作業台をシンク内空間に設置及び起立状態で収納を行うための作業台回転部と図6、図14から図17に示す様な転倒防止装置と図6,図12、図13に示す転倒速度抑止装置を備えた作業台転倒装置とする。
【0015】
作業台回転部は、図4、図5、図6、図7に示す様に作業台回転軸10、10A、作業台回転防止軸10B、作業台スライド管50、作業台回転軸固定台A20、作業台中央固定台27A、27B、作業台回転軸固定台B21から構成する。
【0016】
作業台回転軸10は、図6,図7に示すように転倒制御ツマミ30と連動する作業台回転軸10と作業台の片方の作業台スライド管50と連動する必要があるため、作業台回転軸固定台A20と作業台中央固定台27Aとの間にあり、図7に示すようにスライド突起軸12を備え、内部で転倒制御ツマミ30の作動を行うため、内部が空間となっている構造とする。
【0017】
作業台回転軸10Aは、図6,図7に示すように転倒防止装置ツマミ40と作業台のもう片方の作業台スライド管50と連動する必要があるため、作業台中央固定台27Bと作業台回転軸固定台B21との間にあり、図7に示すようにスライド防止突起12Aを備え、内部で転倒防止ツマミ40の作動を行うため、内部が空間となっている。また図15、図16に示す様に作業台回転防止軸10Bと連結する連結部は凹ネジ構造と連結後のネジの回転防止として図15一体化ボルト構造図に示すように一体化ボルト16を挿入出来る構造とする。
【0018】
作業台回転軸10Bは、転倒防止ツマミ40と連動する部分となるため、図13作業台回転軸固定台B図に示す様に作業台回転軸固定台B21の各溝の各形状と図15に示す作業台回転防止軸10Bに備えた各溝とが相似形状を呈した転倒防止突起溝A24A、転倒溝A25Aを備えている。また、図15に示す様に作業台回転軸10Aと連結する必要があるため、連結部は凸ネジ構造で一体化ボルト孔を備えたネジ抜け防止構造とする。
【0019】
作業台スライド管50は、図6,図7,図8、図9に示す様に作業台回転軸10、作業台回転軸10Aに各々ついているスライド回転突起軸12,12Aを包み込むように作業台スライド管50を配置した構造で作業台回転軸10、作業台回転軸10Aと一体となった作業台回転防止軸10B及び作業台スライド管50が作業台回転固定台A20、各作業台中央固定台27A,27Bの回転用突起軸を軸に回転する。また、図7に示す作業台回転防止軸10Bが図13に示す作業台回転固定台21Bの転倒防止軸孔26に挿入されることで作業台回転防止軸10Bが回転する。この前述した一連の回転作動させる機器を備えた構造を作業台回転部とする。
【0020】
作業台転倒防止装置は、図6、図14,図16,図17に示すように転倒防止ツマミ40、転倒防止ツマミ40と一体となっている転倒防止軸41,転倒防止突起42、図13に示す作業台回転軸固定台B21及び作業台回転軸である作業台回転防止軸10Bで構成とする。
【0021】
作業台回転固定台B21の構造は、図13に示す様に作業台回転防止軸10Bを挿入設置する転倒防止軸孔26、転倒防止するための転倒防止突起溝24と作業台回転防止軸10Bの回転溝A25Aと相似形状を持った回転溝25を備えた構造とする。
【0022】
図15に示す様に作業台回転防止軸10Bの端部は、図13に示すように作業台回転軸固定台B21と同じ相似形状の溝を有していることから作用台回転軸固定台B21の転倒防止突起溝24、転倒溝25と作業台回転防止軸10Bの転倒防止突起溝A24A、転倒溝A25Aは起立時と作業台設置時で重なる様にする構造としている。重なるような構造とは、作業台回転軸10Aにスライド回転突起軸12Aを付け、作業台回転防止軸10Bがまな板設置作業台80と同じく回転する様にし、起立時と作業台設置時に作業台回転軸固定台B21の各溝と重なる様に回転する構造としているからである。
【0023】
まな板設置作業台80を転倒させる場合は、図17転倒防止装置例作動形態断面図に示す様に転倒防止作動時から転倒防止ツマミ40を引き転倒防止ツマミ40と一体となっている転倒防止突起42を作業台回転軸固定台B21の転倒溝25に回転誘導し、転倒防止装置ツマミ40を放すとバネ44の力により転倒防止突起42は作業台回転軸固定台B21の転倒溝25と作業台回転防止軸10Bの転倒溝A25Aにはまり転倒溝内で回転することが可能となり、まな板設置作業台を転倒させることが出来る構造としている。
【0024】
転倒防止ツマミ40を放すと戻る理由は、図17に示す様に転倒防止ツマミ40と一体となっている転倒防止軸41は、転倒防止ツマミ40を引いたときに転倒防止軸圧縮板43に作用し、バネ44の弾性力により、転倒防止ツマミ40を引き戻す力となり、転倒防止装置ツマミ40を放した時に各溝にはまる構造とした。
【0025】
まな板設置作業台80を起立収納位置に固定させる場合は、図17に示す手順の逆の操作で、まな板設置作業台80を起立状態で止め、転倒防止ツマミ40を引き転倒防止突起42を作業台回転軸固定台B21の転倒防止突起溝24に回転誘導し、転倒防止ツマミ40を放すことでバネ44の力により転倒防止突起42は作業台回転軸固定台B21の転倒防止突起溝24と図15に示す作業台回転防止軸10Bの転倒防止突起溝A24Aにはまり、転倒防止突起42が作業台回転軸固定台B21の転倒防止突起溝24に固定されることにより転倒出来なくなり、転倒防止の役割となる。この転倒防止の一連の作動させる機器を備えた構造を作業台転倒防止装置とする。
【0026】
まな板設置作業台80の急激な転倒を防止するため、図6、図12に示す様な転倒速度抑止装置を備えた構造とした。
【0027】
転倒速度抑止装置は、図12に示すように転倒制御ツマミ30、転倒制御作動軸31,転倒制御軸と一体となった転倒制御作動軸回転防止突起32,転倒制御摩擦帯圧縮板33、転倒制御摩擦帯固定板34、転倒制御摩擦帯(弾性材)35と図13に示す作業台回転軸固定台A20で構成されている。
【0028】
作業台回転軸固定台A20の構造は、図12に示す様に転倒制御作動軸31を図13に示す作業台回転軸固定台A20の転倒制御作動軸孔22に挿入設置し、転倒制御ツマミ30を転倒制御作動軸31と連結のため回転させても転倒制御作動軸31が転倒制御ツマミ30と一緒に回転しない様に転倒制御作動軸回転防止突起溝23と転倒制御作動軸孔22を備えた構造とした。また、図6、図7に示す様に作業台回転軸10を回転させるための回転用突起軸28も備えた構造とする。
【0029】
転倒速度抑止装置の作動形態は、図12の作動図1,作動図2に示す様に転倒制御ツマミ30を回転することにより圧縮可能区間が小となり転倒制御摩擦帯固定板34が転倒制御摩擦帯(弾性材)35に収縮膨張の力を与えることにより作業台回転軸10の内部から摩擦力調整を行うことで回転防止抑制をかける構造とし、この転倒を抑止する一連の作動を行う機器を備えた構造を転倒速度抑止装置とする。
【0030】
作業台転倒装置は、前述した作業台回転部、作業台転倒防止装置、転倒速度抑止装置を備えた各構造から構成されたものを作業台転倒装置とする。
【0031】
まな板設置作業台のスライド装置は、図6,図8,図9、図10に示す様な作業台回転軸10、作業台回転軸10A、作業台スライド管50、スライドアーチ51,スライド回転ツマミ52、スライド歯車軸13から構成している。
【0032】
作業台スライド管50は、図6,図7,図8、図9に示す様に作業台回転軸10、作業台回転軸10Aに各々ついているスライド回転突起軸12,12Aを包み込むように作業台スライド管50を配置した、図8の図4B−B断面図、図9に示すように作業台スライド管50には、スライド溝14を備えていることから図6に示すスライドスペース間で移動できる構造とする。また、このスライドスペース間を移動させる手段として、図10に示す様にスライドアーチ51にスライド回転ツマミ52を取り付けた構造とする。
【0033】
図10に示す様にスライド回転ツマミ52は、図10の5スライド回転ツマミ拡大図に示す様に一体となったスライド回転ツマミ歯車53を備えていることからスライド回転ツマミ52を回転させるとスライド回転ツマミ歯車53も回転し、その力は連動するように取り付けられた図10の4スライド歯車軸からスライド回転ツマミの作動拡大図、5スライド回転ツマミ拡大図に示すスライド歯車54にも伝達される。さらにスライド歯車54に伝達された回転力は、固定されたスライド軸13に伝達される構造とする。
【0034】
スライド歯車軸13は、図6に示す様に固定軸15にあり、作業台中央固定台27Aと作業台中央固定台27B間に設置された移動、回転しない構造であり、図10の2スライドアーチ作動形態図に示すスライド歯車54から受ける回転力を逆に伝達するための歯車用の溝を備えている。また、まな板設置作業台80の起立時と設置時の回転時にも対応できるように歯車用の溝は、円周方向にある構造とし、回転時には、その溝に沿ってスライド歯車54が移動回転出来る構造とする。
【0035】
図10の2スライドアーチ作動形態図に示す様に固定されているスライド歯車軸13に伝わった回転力は、固定されたスライド歯車軸13の反力によりスライド歯車54から、スライド回転ツマミ歯車53に伝達され、一体と成っているスライド回転ツマミ52を固定しているスライドアーチ51に伝達、最終的にスライドアーチと一体となっている作業台スライド管50に伝達され、作業台スライド管50と一体となっているまな板設置作業台80を移動させることとなる。つまり、スライドアーチ51に設置された回転つまみを回すことで固定されているスライド歯車軸13に力が伝達されるがスライド歯車軸13は固定されていることにより反力が生じ、最終的に作業台スライド管50に反力が伝達されて図6に示す作業台スライド管50内のスライドスペースの間で作業台スライド管50が移動できることによりまな板設置作業台80も前後に移動することとなる。この一連のスライド作動をさせる機器を備えた構造をスライド装置とする。
【0036】
作業台脚の出し入れ装置は、まな板設置作業台80の起立、設置時の回転力を利用し、作業台脚86をまな板設置作業台80から出し入れする装置で、主に作業台脚作動歯車部11,まな板設置作業台内部に備えられた図18に示すような回転力伝達装置61、図23、図24、図25に示す様な作業台脚出し入れ装置及び作業台脚86からなる構造とする。
【0037】
作業台脚作動歯車部11は、スライド歯車軸13と同様、作業台中央固定台27Aと作業台中央固定台27B間に設置された移動、回転しない構造で図8の図4C−C断面図に示す回転受歯車65が接する部分の形状は円形で円周表面が歯車形状を成した構造とする。
【0038】
図18に示す回転力伝達装置61は、まな板設置作業台80の起立、設置時の回転力を固定された作業台脚歯車部11の歯車形状部を通して回転受歯車65が回転力を受ける装置である。
【0039】
起立、設置時の回転力は、回転受歯車65に伝達され図18に示す様に回転受歯車65と一体となった伝達回転軸64を通して作業台脚出しドラム66、作業台脚入りドラム67が回転することとなる。作業台脚出し入れドラム66,67に取り付けた作業台脚出し入れワイヤー72,73は各ドラムの直径を同じにしているため、円周長も等しいことから回転による巻き込み或いは、巻きだし長が等しくなることから図24,図25に示す様に作業台脚出しドラム66から作業台脚入れドラム67間のまな板設置作業台内部のワイヤー長は変化しない構造とした。
【0040】
図11、図18に示すように回転受歯車部65は、まな板設置作業台80のスライドに伴い、まな板設置作業台80に収納されている回転力伝達装置61の作業台脚出しドラム66が作業台脚作動歯車部11に衝突しないように回転受歯車部65と作業台脚出しドラム66の間隔をスライドスペース以上の距離を持った構造としている。この回転受歯車部65から一体となって作動する伝達回転軸64、作業台脚出しドラム66、作業台脚入りドラム67及び軸受A62、軸受B63により一連で作動する機器を備えた構造を回転力伝達装置61とした。
【0041】
作業台脚出し入れ装置は、図24、図25に示す様に作業台脚出し入れワイヤー72,73は、回転力伝達装置61からの急激な回転力に伴う引っ張り力によるワイヤーの切断及び温度差による膨張収縮のためのワイヤーの弛みを防止するために緩衝バネ(弾性帯)A78,B79を中間に備えた構造とし、作業台脚出し入れドラム66,67の回転巻き込みに伴う引っ張り力を受けたワイヤーの力を作業台脚出し支持ローラー70、或いは、作業台脚入り支持ローラー71を通して各ワイヤー滑車95〜101を経由して着実に図22V−V断面図及び図23の脚出し入れ移動軸ワイヤー94接続部構造拡大図に示す脚出し入れ移動軸94に伝達する構造とする。
【0042】
作業台脚出し入れ形態は、図23の2作業台脚作動形態図に示す様に作業台脚の支点軸である脚回転軸91は、脚出し入れ軸94に各ワイヤーからの引っ張り力が作用した場合に確実に脚回転軸91を中心に作動するように脚出し入れ軸94は脚回転軸91より脚が出る側に来るように設置する構造とする。
【0043】
まな板設置作業台80を設置する場合は、図18の脚出し入れワイヤーの巻き取り方向図に示す様に作業台脚出しドラム66が作業台脚出しワイヤー72を巻き取る方向に回転し、作業台脚出しワイヤー72に引っ張り力が作用する。このため、図23,図24に示す各ワイヤーに連結している脚出し入れ移動軸94が脚回転軸91方向に引かれ移動しようとする力が生ずる。この力が作業台脚出し入れ回転軸92に作用し、作業台脚86は、脚回転軸91を支点として押し出され回転し、図20に示す様にまな板設置作業台80がほぼ水平の状態に成った時に作業台脚86はシンク底版にほぼ垂直に設置される状態にする構造とした。この時、図18の作業台脚出し入れワイヤーの巻き取り方向図に示す様に作業台脚入れワイヤー73は、作業台脚出しワイヤー72が巻き取られるのに反して巻き出されるため、各ワイヤーが同じ脚出し入れ移動軸94に連結されていても支障なく脚出し入れ移動軸94は脚回転軸91方向に移動できる。また、シンク底面に接する作業台脚86の下部には、作業台脚緩衝材(弾性素材)87を備えシンク底面を傷つけない構造とする。
【0044】
図28に示す様にまな板設置作業台80を収納起立状態にした時は、設置する場合と逆の作動形態となり、回転受歯車65からの回転力は、作業台脚入れドラム67が作業台脚入れワイヤー73を巻き込み、脚入りワイヤー73に生じた引っ張り力で脚出し入れ移動軸94を脚回転軸91に遠ざける方向に引き、作業台脚86は、まな板設置作業台80に収納される構造とした。この時、起立時のまな板設置作業台の裏面(作業台脚収納面側)は、出来るだけフラット面とするため、収納される作業台脚を周囲の面と同じ高さの面になるようにするため、図22V−V断面図に示す脚入れ防止材(弾性材)86Aをまな板設置作業台内部に設置し、まな板設置作業台内部に入り過ぎないようにし、裏面がフラット面に近くなるような構造とした。
【0045】
脚出し入れ収納部の構造は、図21作業台下面例図の断面図である図22の各断面図に示す構造とし、特に作業台脚の出し入れに重要な部分である脚出し入れ移動軸94は、各ワイヤーからの力が作用し易いようにまな板設置作業台に固定した脚出し入れガイドレール93を備え脚出し入れ軸94と脚出し入れガイドレール93と接する部分には脚出し入れ移動ローラー95を備えた構造とした。この作業台脚の出し入れの作動にに関する各ワイヤーからの一連の機器を備えた構造を作業台脚出し入れ装置とした。
【0046】
まな板設置作業台80は、図2、図3に示す様に作業台転倒装置と連結するためのまな板設置作業台と作業台スライド管連結材81を備え、まな板設置側(上面)に自然に水切れし易くするためのまな板密着防止突起84を設け、まな板と作業台が密着しないような構造とる。内部に図18に示す回転力伝達装置61、図24,図25に示す様な作業台脚出し入れ装置、作業台脚86を備え、使用時には、作業台脚86を設置し、安定した作業ができる様な構造としている。また、収納時の起立状態の時は、まな板設置作業台80内に作業台脚86を収納できる構造とした他、内部に図27に示すまな設置スライド装置を内蔵し、市販されている幾種類かのまな板が設置使用できる構造とする。
【0047】
まな板固定材スライド装置は、図27に示す様にまな板固定材82と一体となっているまな板固定スライド材88、88A、まな板固定支持金具88B、スライド材固定ネジ88C、スライド材固定ネジ孔88D、スライド調節用歯車89を備えた構造とした。
【0048】
まな板の設置は、図27に示す様に幾種類かのサイズに応じてまな板固定スライド材88、88Aをスライドしてまな板固定材82にまな板がはまるように設置する。この時左右のまな板固定材82は、スライド調節用歯車89の働きにより左右の移動量が同じになり、まな板設置作業台の中心から左右対称にまな板が設置できる様にするスライド調節用歯車89を備えた構造とした。また、まな板固定材82の設置位置が決定したらスライドが動かないようにスライド材固定ネジ88Cとスライド材固定ネジ孔88Dでまな板固定スライド材88、88Aを固定する構造とした。このまな板設置に伴う一連の作動スライド設置機器を備えた構造をまな板固定材スライド装置とした。
【0049】
図26に示す様に設置されたまな板3にまな板設置作業台80と作業台スライド装置連結材81にあけてあるまな板固定ピン孔83Bとまな板固定材82に備えてあるまな板固定ピン溝83Aからまな板固定ピン83を差し込み或いは打ち込んで作業台が起立状態時の離脱を防止する構造とした他。図2,図20に示す様にスライド形式でまな板3の取り外しが自由にできる構造とした。
【発明の効果】
【0050】
図28に示す様に既成シンク部に設置するための補助具と組み合わせる事でアパート等の狭い台所での小さめなシンク空間のシステムキッチンにおいてもそのシンク空間を有効利用し、シンク空間にあった利用方法でまな板の使用及び使用前後のまな板洗浄時の持ち運び、まな板の水切り、まな板の収納作業の更なるまな板使用時の労力低減を計れると共に市販されている幾種類かのサイズのまな板の使用が可能となり、使用まな板サイズの選択が出来る他、電動機器での設置、起立出来る装置の開発にも発展が見込まれ、使い易い近代的なシステムキッチンの推進に貢献出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】シンク空間へのまな板設置作業台設置例平面図を示す。
【図2】シンク空間へのまな板設置作業台設置例側面図を示す。
【図3】シンク空間へのまな板設置作業台設置例正面図を示す。
【図4】作業台転倒装置構造例平面図を示す。
【図5】作業台転倒装置例側面図を示す。
【図6】作業台転倒装置内部構造例側面図を示す。
【図7】作業台回転軸構造例図を示す。
【図8】スライド部及び作業台脚作動歯車作動形態例断面図を示す。
【図9】スライド部断面例図を示す。
【図10】スライドアーチ構造例及び作動形態例図を示す。
【図11】作業台脚作動歯車及び回転受歯車配置例図を示す。
【図12】転倒速度抑止構造例及び作動形態例図を示す。
【図13】作業台回転軸固定台構造例図を示す。
【図14】転倒防止ツマミ構造例図を示す。
【図15】作業台回転防止軸端部及び一体化ボルト設置構造例図を示す。
【図16】転倒防止軸構造例断面図を示す。
【図17】転倒防止例作動形態断面図を示す。
【図18】回転力伝達装置例図を示す。
【図19】回転力伝達装置断面図を示す。
【図20】作業台脚出し入れ装置例概略図を示す。
【図21】作業台下面例図を示す。
【図22】作業台脚出し入れ装置例断面図を示す。
【図23】作業台脚出し入れ装置例作動形態図を示す。
【図24】作業台脚出し入れ装置側面透過構造例図を示す。
【図25】作業台脚出し入れ装置例透過構造図を示す。
【図26】まな板設置構造例図を示す。
【図27】まな板固定材スライド装置例図を示す。
【図28】まな板設置作業台起立時及び既設シンク設置設置形態例図を示す。
【符号の説明】
1:流し台面
2:シンク
3:まな板
4:排水斜面
10:作業台回転軸
10A:作業台回転軸
10B:作業台回転防止軸
11:作業台脚作動歯車
12:スライド回転突起軸
12A:スライド回転突起軸
13:スライド歯車軸
14:スライド溝
15:固定軸
16:一体化ボルト
20:作業台回転軸固定台A
21:作業台回転軸固定台B
22:転倒制御作動軸孔
23:転倒制御作動軸回転防止突起溝
24:転倒防止突起溝
24A:転倒防止突起溝A
25:転倒溝
25B:転倒溝A
26:転倒防止軸孔
27A:作業台中央固定台
27B:作業台中央固定台
28:回転用突起軸
29:シンク水切り角度α
30:転倒制御ツマミ
31:転倒制御作動軸
32:転倒制御作動軸回転防止突起
33:転倒制御摩擦帯圧縮板
34:転倒制御摩擦帯固定板
34:転倒制御摩擦帯固定板
40:転倒防止ツマミ
41:転倒防止軸
42:転倒防止突起
43:転倒防止軸縮板
44:バネ
50:作業台スライド管
51:スライドアーチ
52:スライド回転ツマミ
53:スライド回転ツマミ歯車
54:スライド歯車
61:回転力伝達装置
62:軸受A
63:軸受B
64:伝達回転軸
65:回転受歯車
66:作業台脚出しドラム
67:作業台脚入りドラム
70:作業台脚出し支持ローラー
71:作業台脚入り支持ローラー
72:作業台脚出しワイヤー
73:作業台脚出しワイヤー
74:回転軸受けA
75:回転軸受けB
76:ピンローラー軸受けA
77:ピンローラー軸受けB
78:緩衝バネ(弾性帯)A
79:緩衝バネ(弾性帯)B
80:まな板設置作業台
81:まな板設置作業台と作業台スライド管連結材
82:まな板固定材
83:まな板固定ピン
83A:まな板固定ピン溝
83B:まな板固定孔
84:まな板密着防止突起
85:作業台脚出し入れ材
86:作業台脚
86A:脚入れ防止材(弾性材)
87:作業台脚緩衝材(弾力素材)
88:まな板固定スライド材
88A:まな板固定スライド材
88B:まな板固定支持金具
88C:スライド材固定ネジ
88D:スライド材固定ネジ孔
89:スライド調節用歯車
90:脚回転軸固定台
91:脚回転軸
92:作業台脚出し入れ回転軸
93:脚出し入れガイドレール
94:脚出し入れ移動軸
95:脚出し入れ移動ローラー
95:ワイヤー横向き滑車
96:ワイヤー横向き滑車
97:ワイヤー滑車
98:作業台脚出しワイヤー滑車
99:ワイヤー横向き滑車
100:ワイヤー横向き滑車
101:ワイヤー滑車
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本発明は、流し台のシンク空間を利用し、シンク内にまな板を設置するするためのまな板設置作業台で、まな板が密着しないように突起を備え、まな板設置作業台内に収納した作業台脚の出し入れが行える機能及びまな板固定スライド材により幾種類かのサイズのまな板を固定出来る構造を備えていることを特徴としたまな板設置作業台である。
【請求項2】
まな板設置作業台を設置するとき及び起立時の回転力で、作業台脚が同時に出し入れ出来る構造を備えた請求項1記載のまな板設置作業台である。
【請求項3】
まな板設置作業台をスライド移動することが出来る構造を備えていることを特徴とした請求項1記載にのまな板設置作業台である。
【請求項4】
急激な転倒を防止するための転例制御装置と作業台回転部の転倒、起立する構造を備えている請求項1記載のまな板設置作業台である。
【請求項5】
不慮の転倒を防止するための転倒防止装置を備えた請求項1記載のまな板設置作業台である。
【請求項6】
請求項4記載の転倒、起立する構造を備えている機器の設置及び排水のための任意の角度αの排水斜面を備える流し台シンク構造と一体となっていることを特徴とした請求項1記載のまな板設置作業台である。
【請求項1】
本発明は、流し台のシンク空間を利用し、シンク内にまな板を設置するするためのまな板設置作業台で、まな板が密着しないように突起を備え、まな板設置作業台内に収納した作業台脚の出し入れが行える機能及びまな板固定スライド材により幾種類かのサイズのまな板を固定出来る構造を備えていることを特徴としたまな板設置作業台である。
【請求項2】
まな板設置作業台を設置するとき及び起立時の回転力で、作業台脚が同時に出し入れ出来る構造を備えた請求項1記載のまな板設置作業台である。
【請求項3】
まな板設置作業台をスライド移動することが出来る構造を備えていることを特徴とした請求項1記載にのまな板設置作業台である。
【請求項4】
急激な転倒を防止するための転例制御装置と作業台回転部の転倒、起立する構造を備えている請求項1記載のまな板設置作業台である。
【請求項5】
不慮の転倒を防止するための転倒防止装置を備えた請求項1記載のまな板設置作業台である。
【請求項6】
請求項4記載の転倒、起立する構造を備えている機器の設置及び排水のための任意の角度αの排水斜面を備える流し台シンク構造と一体となっていることを特徴とした請求項1記載のまな板設置作業台である。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【公開番号】特開2012−232081(P2012−232081A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−114137(P2011−114137)
【出願日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(507367079)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(507367079)
【Fターム(参考)】
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