説明

流し台用ゴミ容器

【課題】本発明は、可燃物として捨て去ることができ、且つ、生ゴミ等が放つ悪臭に対する防臭機能をも有する流し台用ゴミ容器を提供する。
【解決手段】本発明の流し台用ゴミ容器は、流し台20の排水口21に着脱可能に取り付ける流し台用ゴミ容器1であって、円形の環状外周部5と、この環状外周部5で囲まれる中央部領域7に設けられ中心位置から環状外周部5側に向う放射状の割れ目6を形成することで各々個別に屈曲、復元可能とした扇状片8とからなり生ゴミ等の通過領域の閉塞、開口を可能とした皿状部2と、この皿状部4の環状外周部5に接合した円形の環状体3とからなり、排水口21の上縁部に装着可能な生ゴミ等受け入れ用の上部体4と、この上部体4に上縁部11aを取り付けて吊り下げた水分が透過可能な網袋状で生ゴミ等を収容する生ゴミ等収容部11とを可燃材により形成したものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流し台用ゴミ容器に関し、詳しくは、収容した生ゴミ等と一緒にそのまま可燃物として使い捨てることができるようにした流し台用ゴミ容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
家庭等の台所に設置された流し台には、水道水等を排水するための排水口が設けられ、この排水口には生ゴミ等が外部排水設備に流出しないように流し台用ゴミ容器が着脱可能に取り付けられるのが通常である。
【0003】
従来のこの種の流し台用ゴミ容器としては、合成樹脂製等又は金属製で水分流出用の多数の小孔を開けた籠状の構造のものが一般的である。しかし、このような従来の流し台用ゴミ容器では、合成樹脂製等又は金属製であり、清掃後再利用するものが殆どであるとともに、仮に廃棄する場合でもこれを可燃物として捨て去ることはできない。
【0004】
また、従来の流し台用ゴミ容器では、ゴミ容器自体の開口部に格別の防臭対策が施されていないため、生ゴミ等が放つ悪臭が流し台から台所空間内に漏れ出し、居住者に不快感を与えてしまう。
【0005】
特許文献1には、合成樹脂製の上部鍔と、この上部鍔に上部開口周辺部を圧接した合成樹脂製の収集ネットとを有する流し台排水口用ゴミ収集ネットが提案されている。
【0006】
しかし、この特許文献1の流し台排水口用ゴミ収集ネットの場合には、上部鍔及び収集ネットがいずれも合成樹脂製であるため、使い捨てる場合でもこれを可燃物として捨て去ることはできない。また、ゴミ収集ネットの開口部に格別の防臭対策が施されていないため、上述した場合と同様生ゴミ等が放つ悪臭が流し台から台所空間内に漏れ出し、居住者に不快感を与えてしまう。
【0007】
特許文献2には、起倒式の把手を備え、無数の水分流出用の小孔を開けた籠状で合成樹脂製の本体を有するポイ捨て用ゴミ収容器が提案されている。
【0008】
しかし、この特許文献2のポイ捨て用ゴミ収容器の場合には、本体が合成樹脂製等であるため、使い捨てる場合でもこれを可燃物として捨て去ることはできない。また、本体の開口部に格別の防臭対策が施されていないため、上述した場合と同様生ゴミ等が放つ悪臭が流し台から台所空間内に漏れ出し、居住者に不快感を与えてしまう。
【特許文献1】登録実用新案第3031401号公報
【特許文献2】登録実用新案第3105577号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
解決しようとする問題点は、使い捨てる場合に無公害でこれを可燃物として捨て去ることができ、且つ、生ゴミ等が放つ悪臭に対する防臭機能をも発揮する流し台用ゴミ容器が存在しない点である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の流し台用ゴミ容器は、流し台の排水口に着脱可能に取り付ける流し台用ゴミ容器であって、前記排水口の上縁部に装着可能であるとともに、生ゴミ等の通過領域の閉塞、開口を可能とした生ゴミ等受け入れ用の上部体と、この上部体から吊り下げた水分が透過可能な生ゴミ等を収容する生ゴミ等収容部とを可燃材により形成し、この流し台用ゴミ容器自体が生ゴミ等の廃棄と一緒に何らの公害を惹起することなく完全な使い捨てで、従来の場合と比較して、ゴミ容器自体を洗うという必要もないので洗う手間が省けるとともに非常に衛生的にしたことを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1記載の発明によれば、流し台の排水口の上縁部に着脱可能な上部体と、この上部体から吊り下げた水分が透過可能な袋状の生ゴミ等収容部とを可燃材により形成したものであるから、使い捨てる場合にこれを可燃物として生ゴミ等と一緒に捨て去ることができる流し台用ゴミ容器を提供することができる。
請求項2、3記載の発明によれば、流し台の排水口の上縁部に着脱可能な上部体と、この上部体から吊り下げた水分が透過可能な袋状の生ゴミ等収容部とを可燃材により形成したものであるから、使い捨てる場合にこれを可燃物として捨て去ることができ、また、上部体における生ゴミ等の通過領域の閉塞、開口を可能としているので、生ゴミ等収容部に収容した生ゴミ等が放つ悪臭に対する防臭機能をも発揮する流し台用ゴミ容器を提供することができる。
【0012】
請求項4記載の発明によれば、環状外周部及び複数の扇状片からなる皿状部を有し、排水口の上縁部に装着可能な生ゴミ等受け入れ用の上部体と、この上部体から吊り下げた水分が透過可能な袋状で生ゴミ等を収容する生ゴミ等収容部とを可燃材により形成したものであるから、使い捨てる場合にこれを可燃物として捨て去ることができる。また、上部体における中央部領域に設けた複数の扇状片を各々個別に屈曲、復元可能としているので、生ゴミ等収容部に収容した生ゴミ等が放つ悪臭に対する防臭機能を、中央部領域における複数の扇状片の閉塞により発揮させることができる流し台用ゴミ容器を提供することができる。
【0013】
請求項5記載の発明によれば、環状外周部及び複数の扇状片からなる皿状部を有し、排水口の上縁部に装着可能な生ゴミ等受け入れ用の上部体と、この上部体から吊り下げた水分が透過可能な網袋状で生ゴミ等を収容する生ゴミ等収容部とを可燃材により形成したものであるから、使い捨てる場合にこれを可燃物として捨て去ることができる。また、上部体における中央部領域に設けた複数の扇状片を複数の割れ目で分離し各々個別に屈曲、復元可能としているので、生ゴミ等収容部に収容した生ゴミ等が放つ悪臭に対する防臭機能を、中央部領域における複数の扇状片の閉塞により発揮させることができる流し台用ゴミ容器を提供することができる。
【0014】
請求項6記載の発明によれば、環状外周部及び複数の扇状片からなる皿状部を有し、排水口の上縁部に装着可能な生ゴミ等受け入れ用の上部体と、この上部体から吊り下げた水分が透過可能な網袋状で生ゴミ等を収容する生ゴミ等収容部とを可燃材により形成したものであるから、使い捨てる場合にこれを可燃物として捨て去ることができる。また、上部体における中央部領域に設けた12個の扇状片を12個の割れ目で分離し各々個別に屈曲、復元可能としているので、生ゴミ等収容部に収容した生ゴミ等が放つ悪臭に対する防臭機能を、中央部領域における12個の扇状片の閉塞により発揮させることができる流し台用ゴミ容器を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明は、使い捨てる場合に、これを無公害な可燃物として捨て去ることができ、且つ、衛生的で、生ゴミ等が放つ悪臭に対する防臭機能をも有する流し台用ゴミ容器を提供するという目的を、流し台の排水口に着脱可能に取り付ける流し台用ゴミ容器であって、円形の環状外周部と、この環状外周部で囲まれる中央部領域に円形配置に設けられ中心位置から環状外周部側に向う放射状の複数の割れ目を形成することで各々個別に屈曲、復元可能とした前記環状外周部と一体構成の複数の扇状片とからなり生ゴミ等の通過領域の閉塞、開口を可能とした皿状部と、この皿状部の環状外周部に接合した円形の環状体とからなり、前記排水口の上縁部に装着可能な生ゴミ等受け入れ用の上部体と、この上部体に上縁部を取り付けて吊り下げた水分が透過可能な袋状で生ゴミ等を収容する生ゴミ等収容部とを可燃材により形成したことにより実現した。
【実施例】
【0016】
以下に、本発明の実施例に係る流し台用ゴミ容器について図面を参照して詳細に説明する。
図1乃至図3に示す本実施例に係る流し台用ゴミ容器1は、例えば一般家庭の台所、レストラン等の厨房に配置される流し台20の排水口21に着脱可能に取り付けるものである。
【0017】
前記流し台用ゴミ容器1は、例えば厚さ2mm程度の円形の皿状部2及び厚さ10乃至13mm程度、直径145mm程度の円形の環状体3からなる生ゴミ等受け入れ用の上部体4と、生ゴミ30等に含まれる水分が透過可能な多数の小孔(図1、図2においてクロス斜線を付して示す)を有する例えば紙材或いは木綿、麻等の天然繊維等を素材とする例えば網袋状の網袋材9を用いて深さ140mm程度の袋状(本実施例では網袋状として示す)に形成され、生ゴミ30等を収容する生ゴミ等収容部11とを有している。なお、本発明においては、水分が透過可能で、ある程度の耐水性があれば、生ゴミ等収容部11を例図する網袋状の網袋材9以外の形態でもって形成しても良い。
【0018】
前記皿状部2、環状体3からなる上部体4は、例えば紙材に防水加工を施した素材を用いて形成することで、通常の紙、木材等のような可燃物と同様な取り扱い可能としている。なお、前記生ゴミ等収容部11としては、無公害を図るように形成した例えば紙材或いは繊維材等からなる例えば網袋状の網袋材9を用いて形成することできる。
【0019】
前記上部体4を構成する皿状部2は、図2に示すように、円形の環状外周部5と、この環状外周部5で囲まれる中央部領域7に円形配置に設けられ、中心位置から環状外周部5側に向う放射状の複数(本実施例では12個)の割れ目6を形成することで環状外周部5側を除いて分離構成とされ、各々個別に屈曲、復元可能とした前記環状外周部5と一体構成の複数(本実施例では12片)の扇状片8とを具備している。
【0020】
前記扇状片8の数、割れ目6の数は、図2に示す場合の他、各々8個、10個、16個等、任意に変形して実施できる。
【0021】
従って、皿状部2の各扇状片8は、図4に示すように、生ゴミ30等の通過に伴って屈曲し生ゴミ30等の通過領域、すなわち、中央部領域7を開口状態とし、また、生ゴミ30等の通過後においては図2に示すような各扇状片8が真っすぐに伸びて中央部領域7を閉塞する状態に復元する可撓性を有する構成としている。生ゴミ30等を受け入れる前においても中央部領域7を閉塞する状態となっていることはもちろんである。
【0022】
前記上部体4を構成する環状体3は、図2、図3に示すように、前記皿状部2における環状外周部5の下面側に可燃性の接着剤等で接合することでこの皿状部2と一体化している。
【0023】
前記生ゴミ等収容部11は、環状体3の環状外周部5に対する接合時に、網袋部分の上縁部11aの全周を、前記皿状部2における環状外周部5の下面と環状体3の上面との間に挟み込むことで、上部体4に対して吊り下げ状態となるように取り付けている。
【0024】
また、網袋状の生ゴミ等収容部11の下部は、図3に示すように、例えば、網袋材9の二重構造とし、生ゴミ30等に対する耐重量強化を図っている。なお、図1、図3において接合部10(×印で示す)は例えば二重構造の網袋材9同士を接着又は縫合した領域を表している。但し、本発明においては、生ゴミ等収容部11の下部を例示するように必ずしも二重構造とする必要はなく、要は、水分が透過可能で、ある程度の耐水性がある生ゴミ等収容部11の構造であれば良い。
また、本発明は、図示する構成例の他、基本的には、前記生ゴミ30等の受け入れ用の上部体4を、排水口21の上縁部11aに装着可能としつつ生ゴミ30等の通過領域である開口部分を有するように構成し、且つ、水分が透過可能な生ゴミ30等を収容する生ゴミ等収容部11を、当該上部体4から吊り下げるように構成し、このように構成した上部体4と生ゴミ等収容部11を可燃材により形成して実施するようにしても良い。
更に、本発明は、図示する構成例の他、前記生ゴミ30等の受け入れ用の上部体4を、排水口21の上縁部11aに装着可能としつつ円形の環状外周部5と、この環状外周部5で囲まれる中央部領域に設けた生ゴミ等の通過領域の閉塞、開口を可能(例えば、屈曲、復元可能な材料で皿状部2を形成しこの皿状部2に1又は複数の適当な切り込みを設ける等)とした皿状部2とから構成し、且つ、水分が透過可能な袋状の生ゴミ30等を収容する生ゴミ等収容部11を、当該上部体4から吊り下げるように構成し、このように構成した上部体4と生ゴミ等収容部11を可燃材により形成して実施するようにしても良い。
【0025】
次に、本実施例に係る流し台用ゴミ容器1の具体的使用例について図4、図5を参照して説明する。
【0026】
この流し台用ゴミ容器1を、流し台20の排水口21に装着し、この状態で生ゴミ30等を流し台用ゴミ容器1内に収容する際には、図4に示すように、生ゴミ30等の通過に伴って皿状部2の当該生ゴミ30等の通過部分に存在する扇状片8が屈曲し、これにより、生ゴミ30等は扇状片8の屈曲に伴って生じる開口部分から網袋状の生ゴミ等収容部11内に落下する。従って、生ゴミ30等に含まれる水分のみが網袋材9の小孔から更に流下し、外部の排水設備へと放水されていく。
【0027】
前記屈曲した扇状片8は、生ゴミ30等の通過後元の位置に復元し、これにより、全ての扇状片8により中央部領域7を閉塞する状態になる。
【0028】
この結果、生ゴミ等収容部11内に生ゴミ30等を収容しながらこの生ゴミ30等が放つ悪臭が流し台用ゴミ容器1から台所内空間に漏れ出ることを全ての扇状片8による中央部領域7の閉塞により確実に防止できる。
【0029】
このような生ゴミ30等の収容を、例えば朝から夜までの一日間(24時間)随時行った後、図5に示すように、生ゴミ等収容部11内に生ゴミ30等を収容した流し台用ゴミ容器1を、流し台20の排水口21から取り出し、通常の紙類等と同様な可燃物として廃棄する(使い捨てる)。これにより、従来の如く合成樹脂製等々の流し台用ゴミ容器1を廃棄する場合と比べ、無公害化を実現できる。
すなわち、本発明の流し台用ゴミ容器1は、当該流し台用ゴミ容器1自体が生ゴミ30等の廃棄と一緒に何らの公害を惹起することなく完全な使い捨てであり、従来の場合と比較して、ゴミ容器自体を洗うという必要もないので洗う手間が省けるとともに非常に衛生的である。
【産業上の利用可能性】
【0030】
本発明は、一般家庭の流し台に適用する場合の他、例えば各種飲食店、ホテル、船舶等の厨房に設置される流し台用として幅広く適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施例に係る流し台用ゴミ容器の流し台への装着状態を示す概略正面図である。
【図2】本発明の実施例に係る流し台用ゴミ容器の平面図である。
【図3】本発明の実施例に係る流し台用ゴミ容器の流し台への装着状態を示す概略断面図である。
【図4】本発明の実施例に係る流し台用ゴミ容器の生ゴミ等収容状態を示す概略断面図である。
【図5】本発明の実施例に係る流し台用ゴミ容器の流し台からの取り出し状態を示す概略正面図である。
【符号の説明】
【0032】
1 流し台用ゴミ容器
2 皿状部
3 環状体
4 上部体
5 環状外周部
6 割れ目
7 中央部領域
8 扇状片
9 網袋材
10 接合部
11 生ゴミ等収容部
11a 上縁部
20 流し台
21 排水口
30 生ゴミ等

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流し台の排水口に着脱可能に取り付ける流し台用ゴミ容器であって、
前記排水口の上縁部に装着可能であるとともに生ゴミ等の通過領域である開口部分を有する生ゴミ等受け入れ用の上部体と、
この上部体から吊り下げられ水分が透過可能な生ゴミ等を収容する生ゴミ等収容部と、
を可燃材により形成し、収容した生ゴミ等と一緒にそのまま可燃物として使い捨てることができるようにしたことを特徴とする流し台用ゴミ容器。
【請求項2】
流し台の排水口に着脱可能に取り付ける流し台用ゴミ容器であって、
前記排水口の上縁部に装着可能であるとともに生ゴミ等の通過領域の閉塞、開口を可能とした生ゴミ等受け入れ用の上部体と、
この上部体から吊り下げた水分が透過可能な袋状で生ゴミ等を収容する生ゴミ等収容部と、
を可燃材により形成し、収容した生ゴミ等と一緒にそのまま可燃物として使い捨てることができるようにしたことを特徴とする流し台用ゴミ容器。
【請求項3】
流し台の排水口に着脱可能に取り付ける流し台用ゴミ容器であって、
円形の環状外周部と、この環状外周部で囲まれる中央部領域に設けた生ゴミ等の通過領域の閉塞、開口を可能とした皿状部とからなり、前記排水口の上縁部に装着可能な生ゴミ等受け入れ用の上部体と、
この上部体から吊り下げた水分が透過可能な袋状で生ゴミ等を収容する生ゴミ等収容部と、
を可燃材により形成し、収容した生ゴミ等と一緒にそのまま可燃物として使い捨てることができるようにしたことを特徴とする流し台用ゴミ容器。
【請求項4】
流し台の排水口に着脱可能に取り付ける流し台用ゴミ容器であって、
円形の環状外周部と、この環状外周部で囲まれる中央部領域に円形配置に設けた各々個別に屈曲、復元可能とした前記環状外周部と一体構成の複数の扇状片とを有し、生ゴミ等の通過領域の閉塞、開口を可能とした皿状部と、この皿状部の環状外周部に接合した円形の環状体とからなり、前記排水口の上縁部に装着可能な生ゴミ等受け入れ用の上部体と、
この上部体から吊り下げた水分が透過可能な袋状で生ゴミ等を収容する生ゴミ等収容部と、
を可燃材により形成し、収容した生ゴミ等と一緒にそのまま可燃物として使い捨てることができるようにしたことを特徴とする流し台用ゴミ容器。
【請求項5】
流し台の排水口に着脱可能に取り付ける流し台用ゴミ容器であって、
円形の環状外周部と、この環状外周部で囲まれる中央部領域に円形配置に設けられ中心位置から環状外周部側に向う放射状の複数の割れ目を形成することで各々個別に屈曲、復元可能とした前記環状外周部と一体構成の複数の扇状片とからなり生ゴミ等の通過領域の閉塞、開口を可能とした皿状部と、この皿状部の環状外周部に接合した円形の環状体とからなり、前記排水口の上縁部に装着可能な生ゴミ等受け入れ用の上部体と、
この上部体に上縁部を取り付けて吊り下げた水分が透過可能な網袋状で生ゴミ等を収容する生ゴミ等収容部と、
を可燃材により形成し、収容した生ゴミ等と一緒にそのまま可燃物として使い捨てることができるようにしたことを特徴とする流し台用ゴミ容器。
【請求項6】
流し台の排水口に着脱可能に取り付ける流し台用ゴミ容器であって、
円形の環状外周部と、この環状外周部で囲まれる中央部領域に円形配置に設けられ中心位置から環状外周部側に向う放射状の12個の割れ目を形成することで各々個別に屈曲、復元可能とした前記環状外周部と一体構成の12個の扇状片とからなり生ゴミ等の通過領域の閉塞、開口を可能とした皿状部と、この皿状部の環状外周部に接合した円形の環状体とからなり、前記排水口の上縁部に装着可能な生ゴミ等受け入れ用の上部体と、
この上部体に網袋材の上縁部を取り付けて吊り下げた水分が透過可能な網袋状であって、その下部を網袋材の二重構造とした生ゴミ等を収容する生ゴミ等収容部と、
を可燃材により形成し、収容した生ゴミ等と一緒にそのまま可燃物として使い捨てることができるようにしたことを特徴とする流し台用ゴミ容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−291577(P2006−291577A)
【公開日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−113889(P2005−113889)
【出願日】平成17年4月11日(2005.4.11)
【出願人】(505132666)
【Fターム(参考)】