説明

流体タンク及び外部信号伝達手段を備えた流体レベル送信装置

【課題】 タンクの内部空間内に配置され、該タンク内の液体のレベルに応答すると共に、駆動部材を備える検出手段と、前記タンクの内部空間外に配置され、被駆動部材を備える信号伝達手段と、隔壁とを備える流体レベル送信装置。該隔壁は、前記信号伝達手段から前記検出手段を分離するように該両手段の間に配置される。前記駆動部材は力を供給し、前記被駆動部材は、前記信号伝達手段が前記タンク内の液体の量を表示することができるように、該駆動部材から供給される力に応答する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本公開は、一般的には、流体タンクと、流体タンク内の流体レベルを監視する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両用燃料タンクは、典型的には、燃料レベル送信装置とも呼ばれることがある、燃料タンク内の燃料レベルを監視する装置を備える。この燃料レベル送信装置は、燃料ポンプを含むモジュールの一部として、その後閉じられてシールされなければならないタンク内の穴を介して、燃料タンク内に取り付けられることがある。燃料レベル送信装置は、典型的には、浮きと、プリントレジスタカードとの関連で前記浮きによって駆動されるワイパーを備え、浮きの位置、すなわちタンク内の流体のレベルを表示するための可変抵抗信号を提供する。燃料レベル送信装置にアクセスするためには、シールを破壊し、前記穴を介してタンクから組立体全体を取り除かなければならない。たとえ燃料レベル送信装置の一部のみ、例えば前記ワイパーやレジスタカードを修理したり、交換する必要がある場合でも同じことが言える。さらに、燃料レベル送信装置の構成要素がタンク内の燃料や他の液体と接触すると、腐食したり、汚染されたりする可能性もある。
【0003】
要約
流体レベル送信装置は、タンクの内部空間内に配置され、このタンク内の液体のレベルの変化に応答すると共に、駆動部材を備える検出手段と、タンクの内部空間外に配置され、被駆動部材を備える信号伝達手段と、隔壁とで構成することができる。この隔壁は、検出手段と信号伝達手段との間に、信号伝達手段から検出手段を分離するように配置することができる。駆動部材は力を付加し、被駆動部材は、駆動部材から付加される力に応答し、信号伝達手段が前記タンク内の液体の量を表示することができるようにする。
【0004】
流体タンク組立体は、流体を受け入れる内部空間を形成する壁を備える流体タンクと、流体レベル送信装置とで構成することができる。この流体レベル送信装置は、タンクの内部空間内に配置され、このタンク内の液体のレベルの変化に応答すると共に、駆動部材を備える検出手段と、タンクの内部空間外に配置され、被駆動部材を備える信号伝達手段と、信号伝達手段と検出手段との間に、信号伝達手段から検出手段を分離するように配置される隔壁とで構成することができる。この検出手段は、タンクの内部空間の外側から検出することのできる力を付与する駆動部材を備え、信号伝達手段は、前記タンク内の液体の量を表示することができるように、駆動部材から付与される力に応答する被駆動部材を備えることができる。
【0005】
以下の好適な実施の形態及び最適な様態の詳細な説明は、以下の添付図面を参照しながら行われる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】流体タンクに取り付けられた典型的な流体レベル送信装置を実装した流体タンクの一部を示す破断断面斜視図である。
【図2】図1に示す流体レベル送信装置を示す斜視図である。
【図3】図2に示す円形領域3内の流体レベル送信装置の一部を示す拡大破断図である。
【図4】燃料タンク壁の一部を示す拡大破断断面図である。
【図5】流体タンクに取り付けられた代替の流体レベル送信装置を備えた流体タンクの一部を示す破断断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図面についてより詳細に説明すると、図1は、燃料システム内の液体燃料の供給を維持するために用いられる燃料タンク等の流体タンク10と、このタンクと共に用いられるセンサ、すなわち流体レベル送信装置12とを示す。このような燃料システムは、例えば、エンジンの内部に燃料を供給する自動車等に用いることができる。流体レベル送信装置12は、タンク10内の流体(燃料)レベルを監視したり、このレベルを表示するための信号を提供するために用いることができる。当然、タンク10と流体レベル送信装置12は、燃料以外の流体や、車両用燃料システム以外の用途に用いることができる。
【0008】
燃料タンク10には、流体を貯留する内部空間16を形成する1つ又は2つ以上の壁14を設けることができる。この燃料タンク壁14は、任意の好適な金属又は非金属材料で形成することができる。一例として、この燃料タンク10を、いわゆる多層燃料タンクとして、複数のポリマー材料の層で形成することができる。図4に示すように、種々の層は、HDPE等からなる内側及び外側層17、18を形成する1つ又は2つ以上の構造層と、1つ又は2つ以上の粘着層20と、流体タンク10内に貯留される流体に関係する炭化水素や、他の蒸気又は液体のタンク壁への浸透に対して所望の抵抗を有する1つ又は2つ以上の障壁層22とで構成することができる。障壁層材料は、例えば、ナイロンやEVOH(エチレンビニルアルコール)とすることができるが、他の材料を用いることもできる。これらに代えて、タンク10を単一の材料で形成することもでき、上記具体的に示された材料にさらに別の材料を付加したり、上記具体的に示された材料とは異なる材料を用いることもできる。
【0009】
一実施例として、流体レベル送信装置12は、検出手段24と、信号伝達手段26と、取付フランジ28とで構成することができる。取付フランジ28は、燃料タンク壁14を介して燃料タンク10の開口30をシールすることができ、これによって、開口30を閉じると共に、燃料レベル送信装置12をタンクに取り付ける。この取付フランジ28は、燃料タンク10と同一の材料や、又はその他の任意の好適な材料から形成することができる。支持部材31は、取付フランジ28から燃料タンク10の内部空間16まで延設される。検出手段24は、タンク10の内部空間16内に配置することができる。信号伝達手段26は、検出手段24に電気的に接続され、燃料タンク10の内部空間16から分離された外側に配置することができる。このようにして、信号伝達手段26は、タンク10内の液体と接触しないように分離して配置することができ、取付フランジ28が検出手段24と信号伝達手段26との間の隔壁の役目を果たす。
【0010】
一実施例において、検出手段24は、フロート32と、フロート32に結合されるフロートアーム34と、フロートアーム34に結合される駆動部材36とを備える。フロート32は、タンク10内に貯留される流体の表面に浮上するために適用された任意の好適な材料で形成することができる。フロートアーム34は、タンク10内の液体に接触するために使用される任意の好適な材料からなる棒である。フロートアーム34は、取付フランジ28又は燃料タンク10によって支持される支持部材31に保持される。フロートアーム34を、支持部材に対してフロートアーム34の回転を許容するような様態で支持部材31に留めることができる。一つの態様として、支持部材31には、外側に延設されるタブ38を設けることができ、フロートアーム34は、スナップフィット式にしたり、下方に配置したり、もしくはタブ38によって保持されるように構成することができる。タブ38を異なる方向に又は異なる角度で配置することで、より確実にフロートアーム34を保持することができると共に、フロートアーム34が予期せずに支持部材31から脱落することを防止することができる。タンク10内の液体の表面レベルの変化に応じたフロート32の移動を許容するため、フロートアーム34を湾曲するように形成することができる。それに応じて、フロート32がタンク10内の液体の表面レベルの変化に応答して上昇したり下降した際、フロートアーム34は、支持部材31に結合されるフロートアーム34の軸線40周りに、支持部材31と相対的に回転する。
【0011】
駆動部材36は、フロートアーム34と共に回転するためにフロートアーム34に結合される。駆動部材36は、検出手段24と信号伝達手段26との間に配置される隔壁42を介して検出可能な力又はその他の出力を提供する。少なくともいくつかの実施例では、隔壁42(以下に説明するように、タンク壁の一部とすることができる)は、最大で全体的な厚さを約5mmに形成することができ、いくつかの実施例において、この隔壁は、全体的な厚さを約2mm以上4mm以下に形成することができる。例えば、流体レベル送信装置がそれを横切って又はそれを通して動作する壁は、ポリアミド又はナイロン6/6、又は、例えばオーステナイト又はステンレス鋼を含むニッケルのような十分な非磁性又は十分な透磁性を有するステンレス鋼のような金属からなる好適なポリマー材料で構成することができる。
【0012】
一実施例として、駆動部材36は、支持部材31又はフロートアーム34によって支持されると共に、フロートアーム34と共に回転可能な少なくとも1つの磁石44を備える。この磁石44を、フロートアーム34に結合されたハウジング46内に受け入れることができ、この磁石44を、フロートアーム34上に成形したり、プレス加工したり、又は他の方法でフロートアームに結合することができる。磁石44は、フロート32の移動によってフロートアーム34と磁石44が回転した際に回転する磁場を提供する。駆動部材36は、ステンレス鋼ハウジング内に支持されたり、硫化フェノール樹脂や硫化ポニフェニレン樹脂(PPS)により外側が被覆された1つ又はそれ以上のレアアース磁石によって組み立てたり、構成することができる。磁石44は、例えば、ネオジム、鉄及びボロン(NdFe14B)で構成することができる。他の例としては、駆動部材36として、マサチューセッツ州、オックスフォードのマグネティックテクノロジー社製のものを商業的に利用することができる。典型的な結合は、アルミニウムハウジングと、2つ以上の磁石とからなると共に、0.2Nmの滑りトルクを有するMTD−0.2ASSYである。このハウジング46及び磁石44は、フロート32の位置又はレベルが変化した際に、フロートアーム34と共に回転する。
【0013】
信号伝達手段26は、隔壁42(例えば、フランジ28)の検出手段24と対向する側に配置することができ、そのため、所望すれば、信号伝達手段26を、タンク10の内部空間16から離れた外側に位置させることができる。図2及び図3に示すように、信号伝達手段26は、被駆動部材50と、信号生成手段52と、信号出力部54とで構成することができる。これらの構成要素を、フランジ28によって支持されるか、少なくとも一部をフランジ28によって形成されるか、又はフランジ28と一体に形成されるハウジング56内に配置することができる。図1に示す一実施例において、フランジ28は、被駆動部材50、信号生成手段52及び信号出力部54を受け入れるためのキャビティ又はレセプタクル60を形成する壁58を備える。カバー62は、レセプタクル60を取り囲むと共に、信号伝達手段の構成要素を保護するため、フランジ28又はその壁58と連結される。
【0014】
被駆動部材50には、磁石64、又は隔壁を介して駆動部材36と交信する磁気的に応答可能な部材を設けることができ、これは、取付フランジ28の一部としてここでは示される。従って、一実施例として、被駆動部材50は、駆動部材36の回転と共に回転する。もちろん、被駆動部材50は、駆動部材36の運動に応答して回転以外の運動を行うように駆動されてもよいし、回転に加えてさらに別の運動を伴うように駆動されてもよい。磁石64を、レセプタクル60内で回転するために支持される本体66によって支持することができる。本体66には、被駆動部材50の回転軸70に対して略々外側に又は放射状に延設されるアーム68を設けることができる。このアーム68は、カード76上の1つ又は2つ以上の抵抗アレイ74と相対的に移動するように適用された1つ又は2つ以上の接点72を備えように構成することがきる。抵抗アレイ74に対する接点72の位置は、回路内において検出される抵抗の機能として、タンク10内の流体レベルの決定を可能にするため、回路内に可変抵抗を提供することができる。この抵抗カード76は、米国特許第7091819号公報に記載されているような好ましい態様のものであれば、その構成及び設計は問わない。抵抗信号は、アーム68及び接点72の位置を示すように機能し、被駆動部材50の位置を示すように機能し、駆動部材36の位置を示すように機能し、フロート32の位置を示すように機能し、タンク10内の流体レベルの位置を示すように機能する。燃料タンク内の燃料レベルを表示する信号は、カード76(図3参照)に結合された1つ又は2つ以上の有線、無線通信手段又は他の好適に設計された手段からなる出力54によって提供される。
【0015】
上記旋回又は回転するアーム34及び抵抗カードの設計に代えて、被駆動部材は、例えば、ホール効果センサ、磁気抵抗センサ、リードスイッチ式の装置、又は隔壁28の外側に取り付けられた際に、隔壁28に対向する側に配置されたレベルセンサ24に例えば磁気的に連結可能な他の装置を含む他の好適な構成を有するもの、又は設計されたものとすることができる。このように、被駆動部材50は、磁場に応答する必要があるが、必ずしも磁場によって移動するものに限定されない。上述のような公知のタイプのセンサは、磁界の強さ(ひいては、磁石の相対近接性)、磁界の方向又は方向性、及び/又は磁界圧力を検出することができる。
【0016】
駆動及び被駆動部材36、50の磁石44、64の極は、駆動部材36の運動に応答する被駆動部材50の動きを提供するにあたって協働するように配置することができる。言い換えれば、タンク内の流体レベルが変化した際に駆動部材36が回転するような実施例において、磁石44、64は、回転する駆動部材36の磁場がこれに対応する被駆動部材50の動き(例えば回転)を引き起こすように配置される。いくつかの実施例においては、被駆動部材50は磁石64を含まない。その代わり、被駆動部材50に、例えば、駆動部材の磁石44によって提供される磁場の大きさ(又はセンサに対する磁石44の近接性)を検出するセンサを設けることができる。駆動部材の磁石44のセンサに対する近接性は、駆動部材36が回転するよりもむしろ、隔壁及び被駆動部材に向かって移動したり、これらから離れるように移動するような実施例において変更することができる。又は、被駆動部材50は、例えば、駆動部材36が回転する際の磁場の回転を検出することによって決定される磁石44の回転位置に応答可能である。
【0017】
信号伝達手段26をタンク10の外側に離して配置することにより、タンク10の内部空間16内に入らなければならない場合でも、信号伝達手段26にアクセスしたり、この信号伝達手段26を修理したり、交換することができる。これにより、信号伝達手段26の修理や、交換に要する時間やコストを大幅に低減することができる。また、信号伝達手段26を、タンク10内の液体と接触しないように孤立させることができる。これによって、より安価な材料を信号伝達手段26に使用することができ、内燃エンジンに用いられる液体燃料やガソリン等の液体によって引き起こされるような信号伝達手段26の腐食、汚染又はその他の損傷を防止することができる。一態様として、被駆動部材に磁石を設け、駆動部材に、被駆動部材の磁石を引き寄せる強磁性の物質を設けることができる。従って、強磁性駆動部材の運動は、被駆動部材の運動を誘発するか引き起こすこととなる。
【0018】
図5に最も明瞭に示されるように、信号伝達手段100は、取付フランジよりもむしろタンク壁14上に設けることが好ましい。本実施例では、タンク壁14を貫通する開口を必要とせず、タンク壁14の一部により、検出手段24と信号伝達手段26とを分離する隔壁42を形成することができる。検出手段24は、他の構成要素(例えば、ポンプや、タンクに供給される流体が通過する充填用首部)のために設けられる分離開口を介してタンク10内に設けることができ、又は、タンクの成形中に、後で閉じられる開口であって、タンクが形成される材料内に存在する開口(例えば、タンクを2以上の部品を溶接して構成することができ、又は、タンクを、燃料タンクの最終成形前に構成要素が設けられる開口を最初に備えるパリソンで成形することができる)を介してタンク10内に設けることができる。また、信号伝達手段26は、タンク10によって支持されるか、タンク10上に形成される容器102内、又はその他の方法でタンク10に設けることができる。
【0019】
使用の際には、検出手段24は、タンク10内の液体レベルに応答し、液体レベルを示す機能として信号伝達手段を駆動する。信号伝達手段26は、そこで、受信装置や他の装置に対して、無線や有線通信のどちらか好適な一方を介して出力を提供する。受信装置や他の装置は、タンク10内に残る液体レベルをオペレータやユーザに警告したり報知したりするため、タンク10内の液体レベルを視認可能に表示したり他の方法で提示することができる。
【0020】
従って、流体レベル送信装置は、タンクとの関連で、その位置や方向性を広い範囲から選択することができる。信号伝達手段26、被駆動部材50及びこれに関連する構成要素は、タンク10の内部空間にアクセスしたり、タンクのシールを破壊することなく、タンク10内から取り除くことができる。そして、信号伝達手段26、被駆動部材50及び関連する構成要素は、検出手段24を移動させたり、取り外したり、妨げたりすることなく、修理したり交換することができる。これによって、多くの設計では、信号伝達手段26やそれに関連する構成要素及び回路等が動作中に最も汚れたり、腐食したり、故障しやすいと共に、これらの構成要素がタンクの外側から容易にアクセスすることができるため、流体レベル送信装置12の修理や保守が格段に容易になる。
【0021】
ここに開示した本発明の形態は、現在の好適な実施の形態であって、他の形態でもよい。本発明の可能な均等な形態又は発展形のすべてをここに記載することを意図したものではない。ここで用いられる表現は、限定のためのものではなく、単に記述のために用いたものであり、本発明の思想や領域を逸脱しない範囲内で、種々の変更が可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タンクの内部空間内に配置され、該タンク内の液体のレベルの変化に応答すると共に、駆動部材を備える検出手段と、
前記タンクの内部空間外に配置され、被駆動部材を備える信号伝達手段と、
前記信号伝達手段から前記検出手段を分離するように、該両手段の間に配置される隔壁とを備え、
前記駆動部材は力を付加し、前記被駆動部材は、前記信号伝達手段が前記タンク内の液体の量を表示することができるように、該駆動部材から付加される力に応答することを特徴とする流体レベル送信装置。
【請求項2】
前記駆動部材は磁石を備え、前記駆動部材によって付加される力は磁力であることを特徴とする請求項1に記載の流体レベル送信装置。
【請求項3】
前記駆動部材は、前記タンク内の液体レベルが変化する際に回転し、前記被駆動部材は、該駆動部材の回転に応答することを特徴とする請求項2に記載の流体レベル送信装置。
【請求項4】
前記被駆動部材は、前記駆動部材と磁気的に結合されることを特徴とする請求項2に記載の流体レベル送信装置。
【請求項5】
前記隔壁は、前記タンクに結合されるように適用されると共に、その上で前記検出手段と前記信号伝達手段とを支持する取付フランジであることを特徴とする請求項1に記載の流体レベル送信装置。
【請求項6】
前記隔壁は、前記タンクの壁の一部であることを特徴とする請求項1に記載の流体レベル送信装置。
【請求項7】
前記検出手段は、前記タンク内の流体レベルの変化に応答する浮きを備えることを特徴とする請求項1に記載の流体レベル送信装置。
【請求項8】
前記検出手段は、前記浮きと前記駆動部材とが連結されるフロートアームを備え、前記タンク内の流体レベルの変化に従って前記浮きが垂直に移動する際に、該フロートアームと駆動部材は、軸線周りに回転することを特徴とする請求項7に記載の流体レベル送信装置。
【請求項9】
前記フロートアームが回転する軸線は、前記駆動部材が連結される前記フロートアームの一部に平行であることを特徴とする請求項8に記載の流体レベル送信装置。
【請求項10】
さらに支持部材を備え、前記フロートアームは、該支持部材との関連で回転可能なように該支持部材と連結されることを特徴とする請求項8に記載の流体レベル送信装置。
【請求項11】
前記信号伝達手段は、前記被駆動部材に結合されると共に、前記被駆動部材の移動に応答する信号生成手段と、前記流体タンクの液体レベルを表示するための信号を提供する信号出力手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の流体レベル送信装置。
【請求項12】
前記信号生成手段は、前記被駆動部材の位置を示す機能として、回路内に変動抵抗を有する可変抵抗素子を備えることを特徴とする請求項11に記載の流体レベル送信装置。
【請求項13】
前記可変抵抗素子は、前記被駆動部材と共に移動するために該被駆動部材と連結される接点と、該接点と係合する抵抗配列とを備えることを特徴とする請求項12に記載の流体レベル送信装置。
【請求項14】
前記被駆動部材は、前記駆動部材の磁力に応答するセンサであることを特徴とする請求項2に記載の流体レベル送信装置。
【請求項15】
流体を受け入れる内部空間を形成する壁を有する流体タンクと、
タンクの内部空間内に配置されると共に、該タンク内の液体のレベルに応答し、駆動部材を有する検出手段と、前記タンクの内部空間外に配置される信号伝達手段と、前記信号伝達手段から前記検出手段を分離するように、該両手段の間に配置される隔壁とを有する流体レベル送信装置とを備え、
前記検出手段は、前記タンクの内部空間の外から検出可能な力を供給する駆動部材を有し、前記信号伝達手段は、前記タンク内の液体の量を表示することができるように、前記駆動部材から供給される力に応答する被駆動部材を有することを特徴とする流体タンク組立体。
【請求項16】
前記隔壁は、前記内部空間を形成する壁の一部であることを特徴とする請求項15に記載の流体タンク組立体。
【請求項17】
前記隔壁は、前記流体タンクの壁から分離された構造体であって、該液体タンクの壁に接続されることを特徴とする請求項15に記載の流体タンク組立体。
【請求項18】
前記駆動部材は磁石を備え、前記駆動部材によって供給される力は磁力であることを特徴とする請求項15に記載の流体レベル送信装置。
【請求項19】
前記駆動部材は、前記タンク内の液体レベルが変化する際に回転し、前記被駆動部材は、該駆動部材の回転に応答することを特徴とする請求項18に記載の流体レベル送信装置。
【請求項20】
前記検出手段は、前記タンク内の流体レベルの変化に応答する浮きと、該浮きと前記駆動部材が連結されるフロートアームとを備え、該フロートアームと駆動部材は、前記タンク内の流体レベルの変化によって前記浮きが移動する際に、軸線周りに回転することを特徴とする請求項15に記載の流体レベル送信装置。
【請求項21】
前記信号伝達手段は、前記被駆動部材に連結されると共に、前記被駆動部材の移動に応答する信号生成手段と、前記タンクの流体レベルを表示するための信号を提供する信号出力手段とを備えることを特徴とする請求項15に記載の流体レベル送信装置。
【請求項22】
前記信号生成手段は、前記駆動部材の位置を示す機能として、回路内における変動抵抗を有する可変抵抗素子を備えることを特徴とする請求項21に記載の流体レベル送信装置。
【請求項23】
前記可変抵抗素子は、前記被駆動部材と共に移動するために該被駆動部材と連結される接点と、該接点と係合する抵抗配列とを備えることを特徴とする請求項22に記載の流体レベル送信装置。
【請求項24】
前記被駆動部材は、前記駆動部材の磁力に応答するセンサであることを特徴とする請求項18に記載の流体レベル送信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2012−532332(P2012−532332A)
【公表日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−519664(P2012−519664)
【出願日】平成22年7月6日(2010.7.6)
【国際出願番号】PCT/US2010/041047
【国際公開番号】WO2011/005748
【国際公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【出願人】(502429154)ティーアイ グループ オートモーティヴ システムズ リミテッド ライアビリティー カンパニー (39)
【Fターム(参考)】