説明

流体ディスペンサ装置

投与対象の流体用の貯蔵器(1)と、前記貯蔵器(1)に設置された、ポンプまたは弁というディスペンサ部材(2)と、前記貯蔵器(1)を収容するのに適した本体(3)であって、ディスペンサ開口部と、前記貯蔵器(1)を前記本体(3)に挿入する際の通り道となる開口(310)とを備える、という前記本体(3)と、を有し、前記貯蔵器(1)は動作位置と引き出し位置との間で移動可能であり、動作位置では、前記ディスペンサ部材(2)は前記本体(3)と休止位置と投与位置との間で協働し、引き出し位置では、前記ディスペンサ部材(2)は前記本体(3)と協働していない、という流体ディスペンサ装置であって、いずれの位置においても前記貯蔵器(1)は前記本体(3)に固定されている、という前記ディスペンサ装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は流体ディスペンサ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
こうした装置の用途として効果的な分野は、特に、薬剤、化粧品、そして香水の分野である。ただし、これらに限定されるわけではない。
従来技術のディスペンサ装置は一般的に、ディスペンサ部材(例えば、ポンプや弁)が設置された流体貯蔵器を有する。そして、ディスペンサ部材は一般的に、内部に駆動ロッドまたは弁部材がスライド移動可能な形で設置された、定量チャンバを有する。特に、流体が定量弁を介し推進用ガスによって噴出される、というエアゾール装置に関しては、貯蔵器は一般的に、本体内でスライド移動することで弁部材を駆動することができる、という形に設置されている。本体を貯蔵器に設置された弁部材と接続したところで、前記弁部材が本体と協働する装置の動作位置が決まる。そうして、動作位置での弁部材は、ユーザによる駆動動作に応じて、休止位置と投与位置との間で移動可能となる。通常、弁部材を何回か駆動した後、弁部材と本体との間の接する部分を清掃する必要がある。投与された流体の残余が、弁部材と協働する接続スリーブの壁に付いている場合がある。残念なことに、こうした残余によって、貯蔵器に未投与で残っている流体が汚染される可能性があり、場合によっては、流体の放出が妨げられることさえある。そうして、このような清掃を行う場合、ユーザは、接続スリーブから弁部材を外した上、本体から貯蔵器を取り外さなければならない。そうして、弁部材をこのように外すと、弁部材が本体と協働していない状態となる「装置の取り外し位置(状態)」が生じる。この状態では、本体や貯蔵器の置き違いが発生するおそれが生じるほか、清掃作業の後、異なるユーザに属する本体や貯蔵器の間で取り違えが生じる危険性さえある。そのような状況は特に、多数のディスペンサ装置が清掃の対象となる、病院のケアサービスにおいて生じ得る。そうして、2つの貯蔵器が取り違えられてしまうと、特にディスペンサ装置がマウスピースを用いた型のディスペンサ装置である場合、衛生上の問題(具体的には、ユーザの微生物汚染)が生じる危険がある。さらに、中に入っている流体の内容を示す情報が記載されていない貯蔵器同士が混ざってしまった場合、薬剤のユーザは、間違った流体(例えば、結果としてアレルギー的影響や薬剤間の不適合が生じさせるおそれのある流体)を吸収または吸入してしまう。装置がドーズカウンタやドーズインジケータを備えている場合、清掃後の2つの貯蔵器が入れ替わることは特に危険である。ユーザの手元に残る装置のカウンタが示す投与可能なドーズ数が、貯蔵器内に実際に残っているドーズ数よりも多くなっている、という事態になれば、貯蔵器の取り違えの結果は重大なものになるかもしれない。この場合、ユーザは最終的に、カウンタは未投与のドーズが残っていることを示すにもかかわらず貯蔵器は空である、という事態にさらされる危険がある。そうなれば、健康への危険は非常に重大である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、上で述べた問題点を持たないディスペンサ装置を提供することである。
さらに具体的に言えば、本発明は、製造および組立が簡単でコストも低い、というディスペンサ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
そこで、本発明が提供するのは、投与対象の流体用の貯蔵器と、前記貯蔵器に設置された、ポンプまたは弁というディスペンサ部材と、前記貯蔵器を収容するのに適した本体であって、ディスペンサ開口部と、前記貯蔵器を前記本体に挿入する際の通り道となる開口とを備える、という前記本体と、を有し、前記貯蔵器は動作位置と引き出し位置との間で移動可能であり、動作位置では、前記ディスペンサ部材は前記本体と休止位置と投与位置との間で協働し、引き出し位置では、前記ディスペンサ部材は前記本体と協働していない、という流体ディスペンサ装置であって、いずれの位置においても前記貯蔵器は前記本体に固定されている、という前記ディスペンサ装置である。
【発明の効果】
【0005】
これにより、貯蔵器とディスペンサ部材とは本体に永続的な様態で接続され、そのため、清掃後、貯蔵器を本体の所定位置に戻す際に誤って入れ替わってしまう、という事態は生じない。
また、効果的な構成として、前記貯蔵器は変形可能および/または移動可能な接続手段によって前記本体に接続されており、前記接続手段は前記貯蔵器を前記本体から分離できない状態にすること、とする。
【0006】
また、第1の変形例の実施の形態では、前記接続手段は、前記本体と前記貯蔵器とを接続する可撓性コードで成ること、とする。
また、効果的な構成として、前記可撓性コードは、前記開口の近傍で本体に留められていること、とする。
また、第2の変形例の実施の形態では、前記接続手段は前記本体と前記貯蔵器とを接続するロッド、具体的には堅いロッドを有し、前記ロッドは、前記本体の高さの少なくとも一部にわたって形成されたガイドレール内にスライド移動可能な形で設置される第1の端部と、前記貯蔵器に接続された第2の端部とを有すること、とする。
【0007】
また、効果的な構成として、前記ロッドは、前記本体に対して並進および回転の形で移動可能であること、とする。
また、効果的な構成として、前記貯蔵器は前記ロッドに対して可動であること、とする。
また、効果的な構成として、記接続手段は、前記貯蔵器への留め、契合、および/またはスナップ留めするのに適した留めリングを有すること、とする。
【0008】
また、効果的な構成として、前記接続手段は、前記貯蔵器が引き出し位置にある際、本体と貯蔵器とを並べて置くことを可能にし、それによって、本体の開口を全面的な開放状態にすること、とする。
また、効果的な構成として、前記本体は、投与済みの流体のドーズ数または未投与で貯蔵器に残っている流体のドーズ数をカウントまたは提示するための、カウンタ装置またはインジケータ装置を備えていること、とする。
【0009】
本発明に関する効果的な特徴として、前記カウンタ装置またはインジケータ装置は、貯蔵器が休止位置と投与位置との間を移動させられることによって駆動されること、とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明に関する他の特徴および効果は、非限定的な例として示す、本発明の2つの実施の形態に関する以下の詳細な説明を、添付図面を参照しながら読むことで更に明らかになるであろう。
本発明におけるディスペンサ装置は、効果的な構成として、5つの構成要素を有する。すなわち、貯蔵器1、ディスペンサ部材2、留め部材5、本体3、そして接続手段4である。
【0011】
貯蔵器1は何らかの適当な形状とすればよい。貯蔵器は、全体的に筒状のシリンダを有し、当該シリンダは、底面壁によって閉じられた下側端部と、ネックが突き出た上側端部とを備えている。ネックは、貯蔵器の内部を外気と通じさせるための開通路を形作っている。貯蔵器は、常圧にある流体または圧力の加わった状態の流体を格納できる。
ディスペンサ部材2は、ポンプまたは弁とすることができ、定量弁とするのが好ましい。その機能については、詳細な説明はしない。弁の場合、エアロゾル型の装置と共に使用するのが一般的であり、これは、定量チャンバ内で移動することにより、推進ガスを用いて1ドーズ分の流体を放出する、という弁部材20を備えている。貯蔵器1は、前記本体の中で軸方向にスライド移動するように設置されている。この軸方向の移動によって弁部材も移動し、それによって弁は駆動される。その結果、前記定量チャンバの中身を全部出すことができる。
【0012】
留め部材5は、ディスペンサ部材2を貯蔵器1上に留める機能を有する。部材5は、クリンピング、スナップ留め、ネジ留めなどの手段を用い、公知の様態で貯蔵器のネックに留めることができる。
各図面に示す実施の形態では、本体3は典型的な吸入器用本体である。本体は実質的に円筒形のシェル34を有し、当該シェルは、開口310が形作られた上側端部31と、実質的に傾斜した壁330で閉じられた下側端部33とを有する。ディスペンサ開口部300が設けられたエンドピース30が、傾斜した壁330の延長部に配置されており、シェル34から外向きに突き出た状態となっている。そして、接続スリーブ331が、本体の下側端部33から上向きに突き出ている。ただし、上述したような本体は単なる1つの実施の形態にすぎない、ということに留意してほしい。他の形を有した本体を考えることも充分に可能であろう。例えば、耳や鼻を対象とする用途に通常用いられる形のものや、さらには、香水や化粧品の分野で用いられる形のものなどである。
【0013】
貯蔵器1は開口310を介して本体3内に挿入される。そうして、アクチュエータロッド20を接続スリーブ331に嵌め込むことで、貯蔵器1は本体3上で動作位置に設置される。本実施の形態では、図示したディスペンサ装置は、貯蔵器の底面壁を押さえる、という通常のやり方で駆動することができる。貯蔵器が「動作」位置にある状態で、弁2は、休止位置と投与位置との間で本体3と協働する。休止位置は、ユーザによる装置駆動で弁2が動かされる、という状態になっていない時点での、弁部材20のスリーブ331内における位置に対応している。一方、投与位置は、ユーザが装置を駆動している時点での弁部材20のスリーブ331内における位置に対応している。貯蔵器1はまた、弁部材20が接続スリーブ331から外されて貯蔵器が本体3から取り外された時点で、引き出し位置を規定する。この状態では、ディスペンサ部材2はもはや本体3と協働しておらず、従って、ユーザはもはや部材2を駆動することはできない。
【0014】
本発明では、全ての位置において貯蔵器1を本体3に固定された状態にするために、接続手段4、4´が設けられている。この実施の形態において、「貯蔵器」という語は、上で説明したように一体に組み立てられた貯蔵器と、ディスペンサ部材と、そして留め手段とを包含している。従って、貯蔵器1、ディスペンサ部材2、そして留め手段5は、前記ディスペンサ部材2が引き出し位置にある状態においてすら、永続的な様態で本体3に接続されている。
【0015】
例として、接続手段4、4´に関して2つの変形例の実施の形態が考えられる。
図1、2(a)、2(b)に示す第1の変形例の実施の形態では、接続手段4は可撓性コード40で成る。コードは、容易に折り曲げたり伸ばしたりすることができるように、ある程度の変形可能性または弾性を示すものとする。コードは第1の端部400と第2の端部401とを有する。2つの端部400、401はそれぞれ、本体3そして貯蔵器1に接続されている。端部400、401は本体および/または貯蔵器と一体化した形で作ることもできるが、付加部品として、何らかの適切な手段を用いて、対応する面または対応するハウジングに留めることもできる。端部400は、効果的な構成として、開口部310の近傍の位置でシェル34に留められている。端部401の方は、効果的な構成として、留めリング41に接続されており、当該リングは、特に図2(b)に見られるように、貯蔵器1上に、留め、嵌め、および/またはスナップ留めするのに適したものである。本実施の形態では、リング41は留め部材5の下に収容することができ、貯蔵器1と留め部材5との間に位置するスペースの中に収められる。
【0016】
図1に示す動作位置から図2(a)、2(b)に示す引き出し位置に移すために、ユーザは貯蔵器に牽引力を加えて、スリーブ331からロッド20を外す。そうして、コード40には可撓性があるので、貯蔵器1を本体3から取り外すことが可能になり、さらに、本体の開口310の面を完全に開放することによって、本体3の内部へのアクセスを自由にする。お互いに対して移動可能な貯蔵器1と本体3とは、このように並べて置くこともできるため、清掃対象のスリーブ331へのアクセスが妨げられることはない。
【0017】
図3、4(a)、4(b)に示す第2の変形例の実施の形態での接続手段4´は、第1の端部400´と第2の端部401´とを有したロッドまたは接続バー40´から成り、このロッドまたは接続バーは堅いものとするのが好ましい。2つの端部400´、401´はそれぞれ、本体3、貯蔵器1に接続されている。第1の端部400´は、本体3の高さの少なくとも一部にわたって形成された一種のガイドレール32に、スライド移動可能な形で設置されており、それによって、貯蔵器は本体に対して垂直方向に移動可能となっている。特定の実施の形態では、第2の端部401´の方は長手方向スロット4010´を有し、その中に、貯蔵器に固定された留めリング41´に接続された接続要素410´が、スライド移動可能な形で設置されている。上で述べた変形例の実施の形態と同様、留めリング41´は、留め部材5と貯蔵器1との間に位置するスペースに収容することができる。また同様に、リングは、留め、嵌め、スナップ留め、その他の手段によって前記貯蔵器に固定することができる。留意すべきこととして、接続要素410´の留めリング41´上への組み付けは、例えばネジを緩めるなどの形で取り外し可能な様態で行うことができる。
【0018】
図3に示す動作位置から図4(a)、4(b)に示す引き出し位置に移そうとする際、ユーザは貯蔵器1に対して牽引力を加えて、ガイドレール32内でロッドまたは接続バー40´の第1の端部400´をスライドさせる形で、貯蔵器1を本体3に対して移動させなければならない。スライド移動の最後で、第1の端部400´は回転リング340に達し、当該リング340は、ロッド40´を(例えば90度)回転させるように作られている。こうした回転は、レール32の有する隣接横方向エッジ320によって制限することができる。一例として、図4(a)に具体的に見られるように、横方向エッジは、本体3の上側端部の一部に対応付けることができる。こうした構成では、そのように回転させることで、本体3の内部へのアクセスが自由になり、本体3の開口310の表面は開放される。そこからは、接続要素410´をスロット4010´に沿って移動させることで、貯蔵器1を本体3に対してずらした位置に置くことができる。そうすると、貯蔵器1を(例えば約180度)回転させることで、本体3と横並びの位置に置くことができる。こうした構成では、接続手段4によっても貯蔵器1によっても、本体3へのアクセス(特に、清掃対象の接続スリーブ331へのアクセス)が妨げられることはない。
【0019】
特に効果的な実施の形態では、本体3は、投与済み、または、未投与で貯蔵器1に残っている流体のドーズ数をカウントまたは提示するカウンタまたはインジケータ装置を備えた形にすることができる。例えば、カウンタまたはインジケータ装置は、休止位置と投与位置との間を移動する貯蔵器によって駆動することができる。接続手段4、4´が存在するため、ユーザまたは装置の清掃担当者が、清掃後に誤って貯蔵器を取り違えてしまう事態は起こりえない。従って、貯蔵器は常に必然的にそれ自身の本体と結ばれており、本体上に提示されるドーズ数は必然的に、投与済みまたは未投与で貯蔵器に残るドーズの正しい数に一致する。
【0020】
以上、本発明について、その特定の実施の形態を参照しながら説明したが、本発明が前記実施の形態に限定されないことは言うまでもない。それどころか、当業者であれば、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲から逸脱しない形で、有用な変更を加えることが可能であろう。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の第1の実施の形態を構成するディスペンサ装置の部分切り欠き概略側面図であり、貯蔵器が動作位置にある状態の図である。
【図2】(a)図1のディスペンサ装置の概略正面図であり、貯蔵器が引き出し位置にある状態の図である。(b)図2(a)のディスペンサ装置の概略平面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を構成するディスペンサ装置の部分切り欠き概略背面図であり、貯蔵器が動作位置にある状態の図である。
【図4】(a)図3のディスペンサ装置の概略背面図であり、貯蔵器が引き出し位置にある状態の図である。(b)図4(a)のディスペンサ装置の概略平面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
・投与対象の流体用の貯蔵器(1)と、
・前記貯蔵器(1)に設置された、ポンプまたは弁というディスペンサ部材(2)と、
・前記貯蔵器(1)を収容するのに適した本体(3)であって、ディスペンサ開口部と、前記貯蔵器(1)を前記本体(3)に挿入する際の通り道となる開口(310)とを備える、という前記本体(3)と、を有し、
前記貯蔵器(1)は動作位置と引き出し位置との間で移動可能であり、動作位置では、前記ディスペンサ部材(2)は前記本体(3)と休止位置と投与位置との間で協働し、引き出し位置では、前記ディスペンサ部材(2)は前記本体(3)と協働していない、という流体ディスペンサ装置であって、
特徴となるのは、
いずれの位置においても前記貯蔵器(1)は前記本体(3)に固定されている点である、
という前記ディスペンサ装置。
【請求項2】
前記貯蔵器(1)は変形可能および/または移動可能な接続手段(4,4´)によって前記本体(3)に接続されており、前記接続手段(4,4´)は前記貯蔵器(1)を前記本体(3)から分離できない状態にすること、
を特徴とする請求項1に記載のディスペンサ装置。
【請求項3】
前記接続手段(4)は、前記本体(3)と前記貯蔵器(1)とを接続する可撓性コード(40)で成ること、
を特徴とする請求項2に記載のディスペンサ装置。
【請求項4】
前記可撓性コードは、前記開口(310)の近傍で本体(3)に留められていること、
を特徴とする請求項3に記載のディスペンサ装置。
【請求項5】
前記接続手段(4´)は前記本体(3)と前記貯蔵器(1)とを接続するロッド(40´)、具体的には堅いロッドを有し、
前記ロッド(40´)は、前記本体(3)の高さの少なくとも一部にわたって形成されたガイドレール(32)内にスライド移動可能な形で設置される第1の端部(400´)と、前記貯蔵器(1)に接続された第2の端部(401´)とを有すること、
を特徴とする請求項2に記載のディスペンサ装置。
【請求項6】
前記ロッド(40´)は、前記本体(3)に対して並進および回転の形で移動可能であること、
を特徴とする請求項5に記載のディスペンサ装置。
【請求項7】
前記貯蔵器(1)は前記ロッド(40´)に対して可動であること、
を特徴とする請求項5または6に記載のディスペンサ装置。
【請求項8】
前記接続手段(4,4´)は、前記貯蔵器(1)への留め、契合、および/またはスナップ留めするのに適した留めリング(41,41´)を有すること、
を特徴とする請求項2乃至7のいずれかに記載のディスペンサ装置。
【請求項9】
前記接続手段(4,4´)は、前記貯蔵器(1)が引き出し位置にある際、本体(3)と貯蔵器(1)とを並べて置くことを可能にし、それによって、本体(3)の開口を全面的な開放状態にすること、
を特徴とする請求項2に記載のディスペンサ装置。
【請求項10】
前記本体(3)は、投与済みの流体のドーズ数または未投与で貯蔵器に残っている流体のドーズ数をカウントまたは提示するための、カウンタ装置またはインジケータ装置を備えていること、
を特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のディスペンサ装置。
【請求項11】
前記カウンタ装置またはインジケータ装置は、貯蔵器が休止位置と投与位置との間を移動させられることによって駆動されること、
を特徴とする請求項10に記載のディスペンサ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2008−502544(P2008−502544A)
【公表日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−516013(P2007−516013)
【出願日】平成17年6月13日(2005.6.13)
【国際出願番号】PCT/FR2005/050438
【国際公開番号】WO2006/000730
【国際公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【出願人】(502343252)バルワー エス.アー.エス. (144)
【Fターム(参考)】