説明

流体吸収性テープ

流体吸収性テープは各セクションに分割され、それらのセクションは分離することができて、テープの長さをカスタマイズし、簡単に使用できるようになる。本発明の一実施形態では、流体吸収性テープは、流体透過性カバーに封入された細長い流体吸収性テープを形成する吸収性材料からなる。この細長い流体吸収性テープの横断方向に分離用構造部が形成されており、これにより、細長いテープを、流体吸収性テープの第1セクションと流体吸収性テープの第2セクションとに分割する。流体吸収性テープの第1セクションは、流体吸収性テープの第2セクションから分離用構造部に沿って分離可能である。本発明の他の実施形態では、流体吸収性テープは、超吸収性ポリマーを含む流体吸収性材料からなる。長さを有する細長い流体透過性カバーは、流体吸収性材料を封入し、長さに沿って各セクションに分割される。各セクションの各々は、流体吸収性材料が端部を通ってセクションから抜け出ることを阻止するように、閉鎖された端部を有する。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体吸収性テープ、詳しくはある表面上の流体流動を管理制御する吸収性材料からなる細長い流体吸収性テープに関する。
【背景技術】
【0002】
床仕上げ剤を床から取り除くとき、水性剥離溶液がしばしば床に塗布される。多くの建物の床は、完全に水平であることがほとんどないことから、剥離溶液は床の低い点へと流れる。残念ながら、それらの低い点は、都合良く剥離する区域内にあるとは限らない。その結果、剥離溶液は、剥離する区域の外に出て、扉、作り付け備品、家具、飾り棚の下へ流れ込んだり、あるいは床を外れて絨毯などの付近の表面へと流れ出る。これは、付近の区域を仕上げ直しする不必要な追加作業、深刻な錆などの作り付け備品への損傷、あるいは絨毯の変色などの付近の表面への恒久的な損傷を生じさせる可能性がある。さらに、大量の剥離溶液を床から除去し、新たな仕上げ剤を塗布すると、作り付け備品、家具、および飾り棚の下に流れ込んでいた剥離溶液が、新たな仕上げ剤に再び染込んでいき、追加の修復作業または新たな仕上げ剤への見苦しい損傷を生じさせる可能性がある。
【0003】
現状における方法としては、剥離用材料の流れを管理するための手立てを何も講じず、損傷が起こった際に修復するか、あるいはプラスチック・シートおよびマスキング・テープを使用して、剥離する表面の縁部を密封するというものである。剥離する表面の縁部を密閉するというやり方は、時間が掛かるという点で問題があり、作業者が手と膝をついて床に前かがみとなったりまたは床を這わなければならないことから困難であり、また床のでこぼこまたはテーピング・プロセスが、剥離溶液が通り抜けるような漏れ口や隙間を生じさせる。漏れ液吸収パッド(pad)またはピッグ(pig)を利用することもできるが、それらは長さが固定したものしか提供されておらず、広い面積で使用するには一般的にコストが高すぎる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、使用し易く、様々な大きさの区域にカスタマイズできる流体吸収性テープが必要となる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、各セクションに分割することができる流体吸収テープを提供する。これらのセクションは各々分離することができて、テープの長さをカスタマイズし、簡単に使用できる。本発明の一実施形態では、流体吸収テープは、流体透過性カバーに封入されて細長い流体吸収性テープを形成する吸収性材料からなる。この細長い流体吸収性テープの横断方向に形成された分離構造部が、細長いテープを、流体吸収性テープの第1セクションと、流体吸収性テープの第2セクションとに分割する。流体吸収性テープの第1セクションは、流体吸収性テープの第2セクションから分離構造部に沿って分離可能である。本発明の他の実施形態では、流体吸収性テープは、超吸収性ポリマーを含む流体吸収性材料からなる。所定の長さを有する細長い流体透過性カバーは、流体吸収性材料を封入し、その長さに沿ってセクションに分割される。セクションの各々は、流体吸収性材料がその端部を通ってセクションから抜け出たり外れたりすることを阻止するように、閉鎖された端部を有する。
【0006】
本発明の全般的な目的は、カスタマイズ可能な長さを有する流体吸収性テープを提供することである。この目的は、流体吸収性テープを数個のセクションに分割することによって達成される。
【0007】
本発明の他の目的は、カスタマイズ可能な、使い易い流体吸収性テープを提供することである。この目的は、本発明の一実施形態では、流体吸収性テープを所望の短い長さへ短くすることを簡略化する分離用構造部を使用して、流体吸収性テープを複数のセクションに分割することによって達成される。
【0008】
本出願のさらに他の目的は、カスタマイズ可能な、追加の作業を生み出さない流体吸収性テープを提供することである。この目的は、本発明の一実施形態では、流体吸収性テープを各セクションに分割し、それらのセクションの端部を閉鎖して、吸収性材料がセクションの端部から抜け出たり毀れ出ないようにすることによって達成される。
【0009】
本発明の以上および他の目的および利点は、以下の記述から明らかとなろう。この記述では、本明細書の一部を構成する添付図面を参照するが、そこでは本発明の好ましい実施形態が例証として示してある。しかしこのような実施形態は、必ずしも本発明の範囲の全てを表すとは限らず、したがって、本発明の範囲を解釈するために、ここに掲げる特許請求の範囲を参照する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1〜3に示す、ある表面上の流体の流動を管理制御するのに使用する流体吸収性テープ10は、流体透過性カバー14に封入される吸収性材料12を備えている。テープ10は、テープ両端部16の間に延びる細長い長さと、縦方向の縁部18、20の間を横断方向に延びる幅とを有する。好ましい実施形態では、縦方向の縁部18、20の間を横断方向に延びる分離用構造部28によって、長さがセクション22、24、26に分割されるが、分離構造部28は、使用者がテープ10の所望の短い長さを容易に選択して、表面の流体流動を管理することを可能にする。テープ10の短い長さは、所望の短い長さに対応する隣接するセクション24、26を分離することによって選択される。
【0011】
吸収性材料12は、それ自体の何倍もの重量の水性流体を吸収することができるポリアクリレート吸収剤などの、市販されている超吸収性ポリマー(SAP)であることが好ましい。吸収性材料12が、繊維状、粒状、粉状、ゲル状などの任意の形態であっても、本発明の範囲から逸脱しない。さらに、吸収性材料12が粒状または粉状形態で設けられる場合、その粉または粒は、小型の流体透過性または流体溶解性の枕部材(pillow)または袋部材(packet)に封入することができ、それらは、吸収性材料12が流体の吸収によって膨張するにつれ、膨張または破裂することができる。SAPなどの、水性流体を吸収する吸収性材料が好ましいが、粘土、スポンジ材料、石油吸収性材料などの、管理する流体を吸収することのできる適切な任意の吸収性材料を使用することも、本発明の範囲から逸脱しない。
【0012】
吸収性材料12は、不織布から形成されるような細長い流体透過性カバー14の中に封入される。カバー14は、流体がそこを通って流れ、吸収性材料12によって吸収されるのを可能にする。例えば「注意」という文字などの印、アイコンなどをカバーに印刷して、歩行者に、吸収テープ10によって表面の流体が管理されていることを警告することが好ましい。さらに、不織布から形成された流体透過性カバー14を用いることが好ましいが、カバー14は、織布、貫通するように形成された穴を有する、プラスチックなどの流体不透過性材料などの、流体周囲の状況の悪化をきたさずに流体が通過するのを可能にする適切な任意の材料から形成することもできる。
【0013】
図3を参照すると、カバー14は、(図1に最も良く示す)縦方向の折り目36と実質的に並行に延びる縦方向の縁部32、34を有する細長い不織布片又はストリップから形成される。この細長い片又はストリップは、ほぼ縦方向の折り目36又はそのあたりで吸収性材料12上におおうように折り畳まれ、細長い片の縦方向の縁部32、34は、熱溶接、音波溶接、接着剤などによって一緒に接合されて、吸収性材料12を含む内部容積38を画定する。当然ながら、カバー14は、例えば、対面する2つの細長い流体透過性材料片の縦方向の各縁部同士を接合すること、流体透過性材料から細長い円筒状スリーブを形成することなどの、当技術分野で知られている他の方法で形成することもできる。
【0014】
カバー14の内部容積38は、吸収性材料12が流体で飽和されるに従って、カバー14を破裂させることなく、吸収性材料12が膨張できるように寸法決めされる。これは、飽和した吸収性材料の体積よりも大きな内部容積38を準備することによって達成することができる。当然ながら、例えば、カバーにひだ又はプリーツを形成すること、カバーを流体透過性で膨張性の材料から形成することなどのような、容積が膨張することを可能にする他の方法を使用することも、本発明の範囲から逸脱しない。
【0015】
図1〜3を再度参照すると、細長い流体吸収性テープ10は、分離用構造部28によって、端と端が接した関係(end to end relation)を有する接合されたセクション22、24、26に分割されており、分離用構造部28は、吸収性テープ10を簡単に所望長さに短縮するのを可能にする。図には3つのセクション22、24、26しか示していないが、流体吸収性テープ10が、任意の数のセクションを有しても、本発明の範囲から逸脱しない。分離用構造部28は、セクション22、24、26を特別な道具を用いることなしに分離することを可能にする、テープ10の縦方向の縁部18から縁部20までの間に設けた複数の打ち抜き穴であることが好ましい。分離用構造部28は、1フィート毎などのような規則的な間隔でテープ10に形成されていて、端と端同士が接した関係で、一定長さのセクションをテープ10の長さに沿って形成することが、最も好ましい。打ち抜き穴は小さくかつ形成し易いことから、好ましい分離用構造部28を形成するが、例えば、各セクションの間に断続的にテープを貫通して形成されるスリット、テープの縦方向の縁部のみに形成される切り目(cut)、各セクションの間に形成される穴などの他の構造部を使用して各セクションを画定することもでき、これにより使用者が、テープの所望の短い長さを簡単に選択して表面上の流体の流動を管理することが可能になる。
【0016】
テープ10の各セクション22、24、26には、分離用構造部28によって画定される端部42、44が含まれる。各セクション22、24、26の各端部42、44は、吸収性材料12が端部42、44を通ってセクション22、24、26から抜け外れ出るのを阻止するように、閉鎖することが好ましい。端部42、44は、分離構造部28に隣接するか、またはそこの全域に位置するカバー14を一緒に音波溶接または熱溶接することによって閉鎖することが好ましい。当然ながら、各セクション22、24、26の端部42、44を閉鎖するために、接着剤、機械的締具などの、材料を接合するために用いられる当技術分野で知られている他の方法を使用することも、本発明の範囲から逸脱しない。さらに、分離用構造物28が設けられない場合には、セクション22、24、26は、各セクション22、24、26の閉鎖された端部42、44によって画定することができる。当然ながら、分離用構造部28が設けられない場合には、流体吸収性テープ10の所望の短い長さに対応するセクション24、26を分離するために、はさみ、ナイフなどの道具を必要とすることもできる。
【0017】
セクションの端部42、44を閉鎖する程度は、使用する特定の吸収性材料12によって決まる。例えば、吸収性材料12が相互噛合繊維(intermeshed fibers)の形態である場合には、吸収性材料が抜け出ないように、テープの縁部18と20の間の1つまたは複数の点でカバー14を単に留めることが好ましい。しかし、吸収性材料12が粉状形態である場合には、端部42、44をテープ10の幅全体にわたって密閉する(seal)ことが好ましい。しかし、本発明の範囲内となるためには、各セクションの端部42、44を密閉する(seal)ように、また吸収性材料12が閉鎖した(closed)端部42、44から全く抜け出ないように、端部42、44をそれぞれセクション22、24、26の幅全体にわたって閉鎖する(close)必要はない。
【0018】
剥離性接着剤48を流体吸収性テープ10の長さに沿って設けて、テープ10を表面上の適当な位置に保持し、最初の流体障壁として作用させることができる。接着剤48はカバー14に直接塗布して、使用前に取り外す剥離ライナ50で覆うことができる。接着剤48は各セクション22、24、26の一部分に塗布することができ、剥離ライナ50がセクション22、24、26の間に拡がるのを避けることができる。別法として、剥離ライナ50には、流体吸収性テープ10に形成された分離用構造部28と位置合わせされた分離用構造部を設けることができる。カバー14に接着結合された、剥離ライナが両面テープの外向き側を覆うように設けられた両面接着テープを使用して、流体吸収性テープ10を表面に固定することもでき、それも本発明の範囲から逸脱しない。
【0019】
有利に、流体吸収性テープ10は、簡単に保管し運搬できるようにロール(巻物)の形態または箱詰めの経本折りの形態で、10、25、50、100、200フィートなどの任意の長さで提供することができる。流体吸収性テープ10は、表面上の流体を管理するのに必要な長さ分だけが、箱から取り出され、またはロールから引っ張り出される。
【0020】
使用に際して、流体吸収性テープ10は箱から取り出され、またはロールから引っ張り出され、流体吸収性テープの所望長さに対応する流体吸収性テープの隣接するセクション22、24が分離される。未使用の流体吸収性テープのセクション26は、後で使用するために箱内でまたはロールに接合されたままとなる。流体吸収性テープ10の所望長さが一度決定され、残る流体吸収性テープ10から分離されると、短い長さのテープ10は流体から保護される表面に隣接する表面に設置される。
【0021】
剥離溶液などの流体が流体吸収性テープ10と接触すると、流体はカバー14を通過し、吸収性材料12によって吸収される。有利なことに、SAPなどの吸収性材料12はまた、大幅に膨らむことができて、使用者が床に剥離溶液を塗り、または剥離溶液を床に注ぐ間に起こるような、流体の大きな流れに対して、物理的な障壁を形成する。
【0022】
保護される表面に隣接しかつ流体を含む表面に直接、流体吸収性テープ10を設置すると、これにより隣接表面が保護され、剥離溶液で床から剥離する際、流体吸収性テープ10は、剥離溶液が流体吸収性テープ10の直ぐ下の表面に接触するのを可能にし、そのようにして表面のその区域に剥離溶液を塗る必要性をなくし、剥離溶液が保護される隣接表面上に流れ込む危険を解消する。
【0023】
図4および5では、第1実施形態と同じ構成要素を指すのに同じ参照番号を使用するが、これらで示す一実施形態では、吸収性材料12は、流体吸収性テープ110の縦方向の縁部18、20に沿って、分離用構造部28にわたって拡がるよう設けられている。テープ110の中央部分54は、縦方向の縁部18、20から内側に離隔して配置されており、分離用構造部28にわたって拡がって設けられているが、この場合にはその中央部分は吸収性材料12を有さず、これによって、カバー14のほんの僅かな部分のみ一緒に直接接合してセクション22、24、26の端部42、44を閉鎖する。有利なことに、これによって、隣接セクション22、24、26の間の流体吸収性テープ110を通過する流体の流動を最小限に抑えるように、吸収性材料12が、分離用構造部28にわたって設けられる。
【0024】
図6では、第1実施形態と同じ構成要素を指すのに同じ参照番号を使用するが、ここで示す一実施形態では、例えば、プラスチックなどの材料からなる流体不透過性の細長い材料片60が、接着剤、溶接などによって、流体吸収性テープ210の長さに沿ってカバー14に接合される。流体不透過性の細長い材料片60は、流体を上に有する表面に隣接する、絨毯または壁などの別の表面の上に敷設することができ、これによって流体のはねかけ(splashing)またはスプレーしぶき(overspray)から隣接表面を保護する。流体不透過性の細長い材料片60を隣接表面に接着して、隣接表面が覆われた状態であることを保証するために、剥離性接着剤62を使用することができる。
【0025】
上記に開示したように、床上に存する剥離溶液などのような、表面上の流体流れを制御し管理するために、流体吸収性テープ10、110、210を使用することができる。しかし、窓からの凝縮液、冷却ユニットからの排水、洗浄用溶液、いろんな種類の大量流出液などの、吸収性材料によって吸収することのできる任意の流体を管理するために流体吸収性テープ10、110、210を使用することも、本発明の範囲から逸脱しない。
【0026】
本発明の好ましい実施形態であると現在考えられるものを以上に示し述べたが、当業者には、添付の特許請求の範囲によって画定される本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更および修正が可能であることが明白であろう。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明を基礎とする流体吸収性テープの平面図である。
【図2】図1の線2−2に沿った断面図である。
【図3】図1の線3−3に沿った断面図である。
【図4】本発明を組み込む流体吸収性テープの他の実施形態の平面図である。
【図5】図4の線5−5に沿った断面図である。
【図6】本発明を基礎とする流体吸収性テープの他の実施形態の断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸収性材料と、
前記吸収性材料を封入して細長い流体吸収性テープを形成する流体透過性カバーと、
前記細長い流体吸収性テープの横断方向に形成された分離用構造部を備えてなり、前記分離用構造部が、前記細長いテープを、流体吸収性テープの第1セクションと流体吸収性テープの第2セクションとに分割するものであり、流体吸収性テープの前記第1セクションが流体吸収性テープの前記第2セクションから前記分離用構造部に沿って分離可能であることを特徴とする流体吸収性テープ。
【請求項2】
前記分離用構造部が、前記流体吸収性テープの前記第1セクションと前記第2セクションのそれぞれの端部を画定し、前記第1セクションと前記第2セクションの少なくとも一方の端部が閉鎖されている請求項1に記載の流体吸収性テープ。
【請求項3】
超吸収性材料が、前記流体吸収性テープの前記第1セクションと前記流体吸収性テープの前記第2セクションの間の前記分離用構造部にわたって拡がっている請求項1に記載の流体吸収性テープ。
【請求項4】
前記分離用構造部が、カバーに形成された複数の打ち抜き穴である請求項1に記載の流体吸収性テープ。
【請求項5】
前記流体吸収性テープに複数の分離用構造部が形成され、前記複数の分離用構造部の前記分離用構造部が、前記流体吸収性テープの幅にわたって形成され、前記流体吸収性テープの長さに沿って間隔を置いて配置されていて、端と端が接した関係で接合された複数のセクションを形成する請求項1に記載の流体吸収性テープ。
【請求項6】
前記分離用構造部が、前記テープの前記長さに沿って規則的な間隔で形成されている請求項5に記載の流体吸収性テープ。
【請求項7】
前記吸収性材料が超吸収性ポリマーである請求項1に記載の流体吸収性テープ。
【請求項8】
前記流体透過性カバーが、縦方向の折り目と実質的に並行に延びる縦方向の縁部を有する細長い流体透過性材料片から形成されており、前記片は縦方向の折り目あたりで前記吸収性材料をおおうように折り畳まれており、前記片の前記縦方向の各縁部が一緒に接合されている請求項1に記載の流体吸収性テープ。
【請求項9】
前記流体吸収性テープが表面に固定可能である請求項1に記載の流体吸収性テープ。
【請求項10】
テープに隣接する表面を保護するための材料からなる流体不透過性片を含む請求項1に記載の流体吸収性テープ。
【請求項11】
流体透過性カバーによって封入されて、細長い流体吸収性テープを形成する細長い吸収性材料片と、
前記細長い流体吸収性材料に沿って縦方向に間隔を置いて配置された、前記細長い流体吸収性テープを端と端が接した関係を有する接合された各セクションに分割する複数の分離用構造部を備えてなり、前記セクションの各々が、前記複数の分離用構造部の1つに沿って前記セクションのうちの隣接する1つから分離可能であることを特徴とする流体吸収性テープ。
【請求項12】
前記分離用構造部が、前記流体吸収性テープの前記第1セクションと前記第2セクションのそれぞれの端部を画定し、前記第1セクションと前記第2セクションの少なくとも一方の端部が閉鎖されている請求項11に記載の流体吸収性テープ。
【請求項13】
前記吸収性材料が、前記流体吸収性テープの前記第1セクションと前記流体吸収性テープの前記第2セクションとの間の前記分離用構造部にわたって拡がっている請求項11に記載の流体吸収性テープ。
【請求項14】
前記分離用構造部が、前記カバーに形成された複数の打ち抜き穴である請求項11に記載の流体吸収性テープ。
【請求項15】
前記分離用構造部が、前記テープの長さに沿って規則的な間隔で形成されている請求項11に記載の流体吸収性テープ。
【請求項16】
前記吸収性材料が超吸収性ポリマーである請求項11に記載の流体吸収性テープ。
【請求項17】
前記流体透過性カバーが、縦方向の折り目と実質的に並行に延びる縦方向の縁部を有する細長い流体透過性材料片から形成されており、前記片は縦方向の折り目あたりで前記吸収性材料をおおうように折り畳まれており、前記片の前記縦方向の各縁部が一緒に接合されている請求項11に記載の流体吸収性テープ。
【請求項18】
前記流体吸収性テープが表面に固定可能である請求項11に記載の流体吸収性テープ。
【請求項19】
テープに隣接する表面を保護するための材料からなる流体不透過性片を含む請求項11に記載の流体吸収性テープ。
【請求項20】
超吸収性ポリマーを含む流体吸収性性材料と、
長さを有し、前記流体吸収性材料を封入する細長い流体透過性カバーを備えてなり、前記カバーが前記長さに沿って各セクションに分割されており、前記セクションの各々が、少なくとも1つの閉鎖された端部を有し、前記流体吸収性材料が、前記閉鎖された端部を通って前記セクションから抜け出るのを阻止するものであることを特徴とする流体吸収性テープ。
【請求項21】
前記吸収性材料が前記少なくとも1つの閉鎖された端部を通って拡がっている請求項20に記載の流体吸収性テープ。
【請求項22】
前記セクションが分離用構造部によって分割されている請求項20に記載の流体吸収性テープ。
【請求項23】
前記分離構造部が、前記カバーに形成された複数の打ち抜き穴である請求項22に記載の流体吸収性テープ。
【請求項24】
前記セクションが実質的に同じ長さである請求項20に記載の流体吸収性テープ。
【請求項25】
前記流体透過性カバーが、縦方向の折り目と実質的に並行に延びる縦方向の縁部を有する細長い流体透過性材料片から形成されており、前記片は縦方向の折り目あたりで前記吸収性材料をおおうように折り畳まれており、前記片の前記縦方向の各縁部が一緒に接合されている請求項20に記載の流体吸収性テープ。
【請求項26】
前記流体吸収性テープが表面に固定可能である請求項20に記載の流体吸収性テープ。
【請求項27】
テープに隣接する表面を保護するための材料からなる流体不透過性片を含む請求項20に記載の流体吸収性テープ。
【請求項28】
閉鎖された端部によって分割され、端と端が接する関係で接合されて、細長いテープを形成する複数のセクションを備えてなり、前記セクションのそれぞれが超吸収性ポリマーを含むことを特徴とする流体吸収性テープ。
【請求項29】
前記超吸収性ポリマーが、前記セクションの少なくとも1つの前記閉鎖された端部の少なくとも1つを通って拡がっている請求項28に記載の流体吸収性テープ。
【請求項30】
前記セクションが分離用構造部によって分割されている請求項28に記載の流体吸収性テープ。
【請求項31】
前記分離用構造部が複数の打ち抜き穴である請求項30に記載の流体吸収性テープ。
【請求項32】
前記セクションが実質的に同じ長さである請求項28に記載の流体吸収性テープ。
【請求項33】
前記超吸収性ポリマーが流体透過性カバーに封入されている請求項28に記載の流体吸収性テープ。
【請求項34】
前記カバーが、縦方向の折り目と実質的に並行に延びる縦方向の縁部を有する細長い流体透過性材料片から形成されており、前記片は縦方向の折り目あたりで前記超吸収性ポリマーをおおうように折り畳まれており、前記片の前記縦方向の各縁部が一緒に接合されている請求項33に記載の流体吸収性テープ。
【請求項35】
前記流体吸収性テープが表面に固定可能である請求項28に記載の流体吸収性テープ。
【請求項36】
テープに隣接する表面を保護するための材料からなる流体不透過性片を含む請求項28に記載の流体吸収性テープ。
【請求項37】
分離用構造部によって分割され、かつ端と端が接する関係で接合されていて、細長いテープを形成する複数のセクションを備えてなり、前記セクションのそれぞれが超吸収性ポリマーを含むことを特徴とする流体吸収性テープ。
【請求項38】
前記超吸収性ポリマーが前記分離用構造部を通って拡がっている請求項37に記載の流体吸収性テープ。
【請求項39】
前記セクションのそれぞれが、前記超吸収性ポリマーを含む内部容積を画定する流体透過性カバーを含む請求項37に記載の流体吸収性テープ。
【請求項40】
前記セクションのうち少なくとも1つの前記容積が、前記1つのセクションの閉鎖された端部相互間に拡がっている請求項39に記載の流体吸収性テープ。
【請求項41】
前記分離用構造部が複数の打ち抜き穴である請求項37に記載の流体吸収性テープ。
【請求項42】
前記セクションが実質的に同じ長さである請求項37に記載の流体吸収性テープ。
【請求項43】
前記カバーが、縦方向の折り目と実質的に並行に延びる縦方向の縁部を有する細長い流体透過性材料片から形成されており、前記片は縦方向の折り目あたりで前記超吸収性ポリマーをおおうように折り畳まれており、前記片の前記縦方向の各縁部が一緒に接合されている請求項39に記載の流体吸収性テープ。
【請求項44】
前記流体吸収性テープが表面に固定可能である請求項37に記載の流体吸収性テープ。
【請求項45】
テープに隣接する表面を保護するための材料からなる流体不透過性片を含む請求項37に記載の流体吸収性テープ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2007−532175(P2007−532175A)
【公表日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−507291(P2007−507291)
【出願日】平成16年5月12日(2004.5.12)
【国際出願番号】PCT/US2004/014681
【国際公開番号】WO2005/102541
【国際公開日】平成17年11月3日(2005.11.3)
【出願人】(398061050)ジョンソンディバーシー・インコーポレーテッド (101)
【住所又は居所原語表記】8310 16th Street,Sturtevant,Wisconsin 53177−0902,United States of America
【Fターム(参考)】