説明

浄水器

【課題】据置型浄水器のような大型の浄水器であっても、電池寿命の低下を招きにくく、カートリッジ寿命を正確に表示することができる浄水器を提供すること。
【解決手段】水道水をろ材で処理した浄水の通水を検知し流量を計測する流量計を設けた浄水器において、前記浄水器は計測した流量を表示する表示部と、前記浄水の通水停止を検知してから、次に浄水の通水を検知するまでの水滞留時間を計測する水滞留時間計測手段と、該水滞留時間計測手段で計測された滞留時間に応じて浄水通水開始時から浄水を排水すべき排水時間を設定する演算部を有し、該演算部で設定された排水時間内においては前記表示部のバックライトを消灯し、該演算部で設定された排水時間が経過したときに前記表示部のバックライトを点灯するとともに、前記表示部に流量を表示させるように構成されていることを特徴とする浄水器。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本発明は、キッチン等に設置して使用する据置型浄水器に関する。さらに詳しくは、据置型浄水器に設けた表示ユニットや原水流入口が回動可能な浄水器に関する。
【背景技術】
【0002】
水道水をろ過する浄水器は、蛇口に直接取り付けて使用する蛇口直結型浄水器が普及している。蛇口直結型浄水器は、キッチンで場所をとらず、手軽に使用することができる。
【0003】
また、水道水中のカルキ臭や鉄錆等のゴミを除去するだけでなく、有害物質の除去にも関心が高まってきており、除去対象物質を増やした浄水器カートリッジの開発も進んでいる。
【0004】
蛇口直結型浄水器は、コンパクトでキッチンでの使い勝手が良いものの、カートリッジの大型化には限界があり、平均的には数ヶ月程度の定期交換が必要である。このような蛇口直結型浄水器に対して、カートリッジを大型化して寿命を長く保ち、十分な水量を確保できる中〜大型の浄水器も開発されてきている。このような浄水器としては、カートリッジをキッチン下に収納して水栓と直結したビルトインタイプ、蛇口に切換弁のみ取り付け、カートリッジや吐水部はキッチン周辺に設置する据置型浄水器などがある。
【0005】
また、カートリッジの交換時期をわかりやすくするため、ランプ、ブザー、LCD、LED等を適宜組み合わせて表示する機能を持った浄水器も提案されてきている。特に、LCDやLEDを採用した浄水器は、カートリッジの寿命や種類、内蔵する電池の寿命等を表示することができる。
【0006】
一方、据置型浄水器やアンダーシンク浄水器のような大型の浄水器の場合、カートリッジから吐水部まで浄水が滞水する滞留部ができてしまう。浄水器を使わない時間が長くなると、浄水は殺菌効果のある残留塩素が除去されているため、滞留部に滞水した浄水が細菌によって汚染される恐れがある。このような細菌汚染に対して、ろ材の活性炭に銀等の抗菌剤を添着し、銀イオンを溶出させて細菌の繁殖を防止したり、一定時間浄水を使用しないと一定量の浄水を強制的に排水したり、浄水の使用開始時に一定量の浄水を捨ててから使用できるようにする等の方法が提案されている。
【0007】
例えば、浄水を使用していない中断時間を測定し、中断時間に基づいて浄水器に設けた発光素子を点灯あるいは点滅させることにより、流し始めの浄水を排水する時間を報知する浄水器が提案されている(特許文献1)。
【0008】
また、浄水を使用していない中断時間を測定し、中断時間に基づいて浄水器に設けた発光素子の発色を変えることにより、流し始めの浄水を排水する時間を報知する浄水器が提案されている(特許文献2)。
【0009】
しかし、このように発光素子の点灯、点滅、発色を変更させることは、電池寿命の低下を招き、電池交換の頻度が高くなり、結果として浄水器のコストが高くつくという不都合がある。またさらに、これら特許文献1、2の提案の浄水器は、流し始めから排水している期間の浄水通水量も計測しているため、LCDやLED等で表示されるカートリッジ寿命は、排水した浄水の積算流量も加えられることになり、使用者にとっては、有効に使用できるカートリッジの寿命が短くなることになるという不都合があった。
【特許文献1】特開2003−117545号公報
【特許文献2】特開2006−15232号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上述したような問題を解決し、据置型浄水器のような大型の浄水器であっても、電池寿命の低下を招きにくく、カートリッジ寿命を正確に表示することができる浄水器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の課題を解決する本発明の浄水器は、以下の(1)の構成からなる。
(1)水道水をろ材で処理した浄水の通水を検知し流量を計測する流量計を設けた浄水器において、前記浄水器は計測した流量を表示する表示部と、前記浄水の通水停止を検知してから、次に浄水の通水を検知するまでの水滞留時間を計測する水滞留時間計測手段と、該水滞留時間計測手段で計測された滞留時間に応じて浄水通水開始時から浄水を排水すべき排水時間を設定する演算部を有し、該演算部で設定された排水時間内においては前記表示部のバックライトを消灯し、該演算部で設定された排水時間が経過したときに前記表示部のバックライトを点灯するとともに、前記表示部に流量を表示させるように構成されていることを特徴とする浄水器。
【0012】
また、かかる本発明の浄水器において、より具体的に好ましくは、以下の(2)〜(9)のいずれかの構成からなるものである。
【0013】
(2)演算部が、滞留時間に応じて浄水通水開始時から浄水を排水すべき排水時間を設定するに際して、予め複数段階で設定されている排水時間のうちから選択するように構成されていることを特徴とする上記(1)記載の浄水器。
【0014】
(3)排水時間中、前記表示部は排水開始からの経過時間、または排水終了までの残存時間を表示することを特徴とする上記(1)または(2)に記載の浄水器。
【0015】
(4)排水時間が終了した際に、音の発生、前記バックライトの発色の変更、前記バックライトの輝度変更、前記バックライト以外の光源の点灯、および前記バックライト以外の光源の点滅のいずれかの手段で、該排水時間の終了を報知することを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の浄水器。
【0016】
(5)前記排水時間の終了の報知が、一定の時間、継続してなされた後、終了するようにされていることを特徴とする上記(4)のいずれかに記載の浄水器。
【0017】
(6)前記流量計は、瞬時流量および/または積算流量を計測し、該計測結果に基づいて、前記表示部に流量に関するアラーム表示あるいは流量値の表示がされるように構成されていることを特徴とする
上記(1)〜(5)のいずれかに記載の浄水器。
【0018】
(7)前記表示部が、前記水道水を処理するろ材が収納されかつ交換可能に浄水器に取り付けられるカートリッジの寿命を表示するものであることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載の浄水器。
【0019】
(8)前記カートリッジの寿命は、前記流量計の積算浄水流量に基づいて表示されることを特徴とする上記(7)記載の浄水器。
【0020】
(9)前記演算部で決められた排水時間中に通過する浄水の積算流量は、前記表示部で表示をするカートリッジ寿命を求めるための演算に使用しないことを特徴とする上記(7)または(8)記載の浄水器。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、据置型浄水器のような大型の浄水器であっても、電池寿命の低下を招きにくく、カートリッジ寿命を正確に表示することができる浄水器が提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の浄水器について、図面等を用いて説明する。
図1は、本発明の浄水器の一実施例をモデル的に示した概略斜視図であり、図2は、図1に示した本発明の浄水器に使用することのできる浄水器本体部の態様例をモデル的に説明する概略縦断面図である。
【0023】
図3は、図2に示した本発明の浄水器に使用することのできる流量計の態様例をモデル的に説明する概略縦断面図である。
【0024】
図4は、図1に示した本発明の浄水器に使用することのできる表示ユニットの態様例をモデル的に説明する概略縦断面図である。
【0025】
本発明の浄水器10は、水道水をろ材で処理した浄水の通水を検知し流量を計測する流量計830を設けた浄水器であり、浄水器10は計測した流量を表示する表示部530と、前記浄水の通水停止を検知してから、次に浄水の通水を検知するまでの浄水滞留時間を計測する浄水滞留時間計測手段と、該浄水滞留時間計測手段で計測された滞留時間に応じて浄水通水開始時から浄水を排水すべき排水時間を設定する演算部を有し、該演算部で設定された排水時間内においては前記表示部のバックライトを消灯し、該演算部で設定された排水時間が経過したときに前記表示部のバックライトを点灯するとともに、前記表示部に流量を表示させるように構成されていることを特徴とする。
【0026】
図1、図2において、浄水器10は水道蛇口20に取り付けられた切換操作部100、本体部300、該切換操作部100と該本体部300とを接続する接続ホース200とから構成されている。浄水器10は、内部にろ材を収納したカートリッジ600が取り付けられたカートリッジ取付台500と、カートリッジ取付台500を積載した架台部400とからなり、該カートリッジ取付台500に設けた表示ユニット530が前記架台部400に対して回動可能に構成されている。
【0027】
本体部300は、原水や浄水が流れる管路を内部に設けた架台部400、架台部400の上にカートリッジ取付台500と吐水部800がそれぞれ独立して設けられており、架台部400は、原水が流れる原水流路420、浄水が流れる浄水流路430がそれぞれ内部に設けられている。原水流路420には、水温を検知するサーミスタ421が接続されている。
【0028】
カートリッジ600部分は、カートリッジカバー700で覆われている。810は浄水の吐水管であり、800は浄水を吐出する吐水部である。原水流入口510には接続ホース200が接続され、511は接続ナット、512は逆止弁である。カートリッジ接続部520は、原水流出口521、浄水流入口522を有し、560はカバー固定部である。
【0029】
切換操作部100は、蛇口接続部の取付ナットと蛇口固定リングを使って、蛇口20と切替操作部100とが固定されている。そして、切換操作部100の本体右側面に設けた切換レバー120の切換操作によって、原水ストレート、原水シャワー、浄水のそれぞれに切り換えることができるようにされている。
【0030】
本発明の浄水器において、吐水部800の内部には、ろ材で処理した浄水の通水を検知しかつ流量を計測する流量計830が組み込まれている。ここで、検知される流量は、瞬時流量および/または積算流量を計測できるものであることが好ましい。流量計830は、図3に示したように、流量計取付管831、羽根車832、検出器833などから構成されている。
【0031】
表示部530は、該流量計830により検知される流量を表示するものであり、図4に示したように、基板531、LCD532、基板ケース533、ポッティング剤534、バックライト535などからなっている。
【0032】
本発明の浄水器10は、さらに、使用者の停止操作による浄水の通水停止を検知してから、次に浄水の通水開始を検知するまでの浄水滞留時間を計測する浄水滞留時間計測手段と、該浄水滞留時間計測手段で計測された滞留時間に応じて浄水通水開始時から浄水を排水すべき排水時間を設定する演算部を有し、該演算部で設定された排水時間内においては表示部530の点灯をオフ状態とし、該演算部で設定された排水時間が経過したとき表示部530の点灯をオン状態にするように構成されている。
【0033】
さらにまた、前記排水時間中は、表示部530は排水開始からの経過時間、または排水終了までの残存時間を表示するように構成されている。
【0034】
このように浄水器10を構成することにより、使用者は、前回使用した時以降、浄水器内に滞留していた浄水を使用することなく排水させるべき時間を、表示部530のバックライト534が消灯している状態を通じて知ることができ、また、使用してもよい状態になった時点を、表示部530のバックライトが点灯したことを通じて知ることができる。
【0035】
このような構成にすると、排水時間の経過をバックライトの消灯/点灯により視覚的にも容易に判別つきやすくなり、同時に表示部530に排水時間の経過時間または残存時間を表示することで、排水を確実に実行できるようになる。排水時間中にバックライトを消灯することで、電池消費量を抑えることも期待できる。排水時間経過後にバックライトを点灯させた後も、一定時間経過した後は浄水使用中であってもバックライトを消灯する態様も、電池消費量をさらに抑える点では好ましい態様である。
【0036】
演算部は、滞留時間に応じて浄水通水開始時から浄水を排水すべき排水時間を設定するに際して、予め複数段階で設定されている排水時間のうちから選択するように構成されていることが好ましく、例えば、3秒間、8秒間、15秒間、20秒間などと、滞留していた時間に対応して、大ざっぱであるがそれぞれの場合に対応して、複数の設定値の中から自動的に選定され設定されるように、予めプログラムを組んでおくことが好ましい。
【0037】
本発明において、滞留時間に対応して排水時間を設定するようにしているのは、以下の理由による。カートリッジ600で浄化処理される際に、殺菌能力を有する残留塩素が除去されるので、カートリッジ処理以後の浄水中には、殺菌成分が含まれていない。カートリッジ600の内部のろ材には、抗菌性を有する抗菌剤が含まれており、カートリッジ内の滞留水にはあらかじめ設計された濃度の抗菌剤が含まれている。吐水管810の先端から細菌が侵入すると、殺菌成分が含まれていない浄水では細菌が繁殖しやすい。また、抗菌材による抗菌機能が発揮する間は、細菌の繁殖が抑制できるものの、滞留が長期間にわたると、抗菌剤はカートリッジ600から供給されないため、抗菌剤の持つ抗菌能力を超えて細菌が繁殖し始める。このような知見から、滞留時間が短い場合は、浄水流路430や吐水管810の内部に滞留する滞留水の容量に相当する程度の排水時間を設定すればよい。しかし、滞留時間が長くなるほど細菌が繁殖するおそれが大きくなるため、滞留水の容量よりも多く排水させることが浄水流路430や吐水管810の管路内壁に付着したおそれのある細菌を流出させ、安全な浄水を供給するために要求される。以上のような理由から、本発明によると、浄水流路430や吐水管810の内部に滞留する滞留水の容量を基準として、常に一定量の排水量を定める場合より、排水時間後の浄水の細菌汚染を確実に防止することができる。
【0038】
また、排水時間が終了した際には、音の発生、バックライトの発色の変更、バックライトの輝度変更、バックライト以外の光源の点灯、および前記バックライト以外の光源の点滅のいずれかの一つまたはそれらを組合せた手段によって排水時間の終了を報知するようにすることが好ましい。その場合、さらに好ましくは、該報知は一定時間の間だけなされるようにして、該時間の経過後は報知動作が終了するようにすることである。このように終了させることにより、排水が終了し浄水が使用可能になったことを視覚的にも聴覚的にも使用者に訴えることができる。また、このような報知手段を設けることによって、一度報知手段を使用者に認識してもらうことにより、次回以降に浄水器を使用する際は、排水時間中の浄水を使用しないように意識付けることも可能である。さらに、該報知を一定時間に限ることによって、電池消費量を抑えることができ、長期間にわたって確実に報知し続けることができる。
【0039】
また、好ましくは、表示部530は、交換可能に浄水器に取り付けられるカートリッジの寿命を表示するように構成することが好ましい。浄水の累積流量を計測していくことにより、その時点でのカートリッジの寿命(例えば、残り使用可能流量など)を推測することができるからであり、特に、該カートリッジの寿命は、流量計830の積算浄水流量に基づいて表示されるのが好ましい。
【0040】
さらにまた、好ましくは、演算部で決められた排水時間中に通過する浄水の積算流量は、表示部530で表示をするカートリッジ寿命を求めるための演算に使用しないことが良く、前述したように、滞留時間に応じて排水時間を長くする設定を本発明の浄水器は有しているため、排水時間中に排水される浄水流量も寿命として積算すると、実質的に使用可能なカートリッジ寿命は、表示したカートリッジ寿命よりも短くなってしまう。このように算出する方が、使用者に対しても実際に使用した浄水流量を提供できるからである。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】図1は、本発明の浄水器の一実施例をモデル的に示した概略斜視図である。
【図2】図2は、図1に示した本発明の浄水器に使用することのできる浄水器本体部の態様例をモデル的に説明する概略縦断面図である。
【図3】図3は、図2に示した本発明の浄水器に使用することのできる流量計の態様例をモデル的に説明する概略縦断面図である。
【図4】図4は、図1に示した本発明の浄水器に使用することのできる表示ユニットの態様例をモデル的に説明する概略縦断面図である。
【符号の説明】
【0042】
10:浄水器
20:蛇口
100:切換操作部
120:切換レバー
200:接続ホース
300:本体部
400:架台部
500:カートリッジ取付台
510:原水流入口
511:接続ナット
512:逆止弁
520:カートリッジ接続部
521:原水流出口
522:浄水流入口
530:表示部
531:基板
532:LCD
533:基板ケース
534:ポッティング剤
560:カバー固定部
600:カートリッジ
610:ろ材
700:カートリッジカバー
800:吐水部
810:吐水管
820:吐水管接続部
821:吐水管ベース
822:吐水管固定リング
823:キャップ
830:流量計
831:流量計取付管
832:羽根車
833:検出器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水道水をろ材で処理した浄水の通水を検知し流量を計測する流量計を設けた浄水器において、前記浄水器は計測した流量を表示する表示部と、前記浄水の通水停止を検知してから、次に浄水の通水を検知するまでの水滞留時間を計測する水滞留時間計測手段と、該水滞留時間計測手段で計測された滞留時間に応じて浄水通水開始時から浄水を排水すべき排水時間を設定する演算部を有し、該演算部で設定された排水時間内においては前記表示部のバックライトを消灯し、該演算部で設定された排水時間が経過したときに前記表示部のバックライトを点灯するとともに、前記表示部に流量を表示させるように構成されていることを特徴とする浄水器。
【請求項2】
演算部が、滞留時間に応じて浄水通水開始時から浄水を排水すべき排水時間を設定するに際して、予め複数段階で設定されている排水時間のうちから選択するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の浄水器。
【請求項3】
排水時間中、前記表示部は排水開始からの経過時間、または排水終了までの残存時間を表示することを特徴とする請求項1または2記載の浄水器。
【請求項4】
排水時間が終了した際に、音の発生、前記バックライトの発色の変更、前記バックライトの輝度変更、前記バックライト以外の光源の点灯、および前記バックライト以外の光源の点滅のいずれかの手段で、該排水時間の終了を報知することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の浄水器。
【請求項5】
前記排水時間の終了の報知が、一定の時間、継続してなされた後、終了するようにされていることを特徴とする請求項4記載の浄水器。
【請求項6】
前記流量計は、瞬時流量および/または積算流量を計測し、該計測結果に基づいて、前記表示部に流量に関するアラーム表示あるいは流量値の表示がされるように構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の浄水器。
【請求項7】
前記表示部が、前記水道水を処理するろ材が収納されかつ交換可能に浄水器に取り付けられるカートリッジの寿命を表示するものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の浄水器。
【請求項8】
前記カートリッジの寿命は、前記流量計の積算浄水流量に基づいて表示されることを特徴とする請求項7記載の浄水器。
【請求項9】
前記演算部で決められた排水時間中に通過する浄水の積算流量は、前記表示部で表示をするカートリッジ寿命を求めるための演算に使用しないことを特徴とする請求項7または8のいずれかに記載の浄水器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−110327(P2008−110327A)
【公開日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−296604(P2006−296604)
【出願日】平成18年10月31日(2006.10.31)
【出願人】(000003159)東レ株式会社 (7,677)
【Fターム(参考)】