説明

浴室ユニット支持構造

【課題】浴室ユニットの支持強度に対する軽量化を図ることができる浴室ユニット支持構造を提供すること。
【解決手段】浴室ユニット支持構造1−1は、浴室ユニットが鉛直方向に載置されるフレーム2と、フレーム2を支持する複数の支持脚3とを備える。フレーム2は、フレーム部材を複数有する。支持脚3が連結される支持脚フレーム部材21,22は、単体で構成される中空形状であり、長手方向と直交する断面における浴室ユニット側の上側部21b,22bの長さが支持脚側の下側部21c,22cの長さよりも短く、かつ、下側部21c,22cから上側部21b,22bを見た場合に、上側部21b,22bが下側部21c,22cにすべて重なる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浴室ユニット支持構造に関する。
【背景技術】
【0002】
浴室ユニットを床面に対して支持する構造として、例えば特許文献1に示すように、浴室(浴槽)ユニットの防水パン(洗い場側床)や浴槽をフレームにより支持し、フレームを床面に対して支持脚により支持するものがある。また、例えば特許文献2に示すように、浴室ユニットの防水パンや浴槽を床面に対して支持脚により直接支持するものもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−176324号公報
【特許文献2】特開平7−4004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記浴室ユニットを支持する構造においては、浴室ユニットを設置する際に、上記フレームなどの運搬、設置を行う観点から、浴室ユニットの支持強度に対する軽量化が要望されている。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、浴室ユニットの支持強度に対する軽量化を図ることができる浴室ユニット支持構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の浴室ユニット支持構造は、浴室ユニットが鉛直方向に載置されるフレームと、前記フレームを支持する複数の支持脚と、を備え、前記フレームは、フレーム部材を複数有し、少なくとも前記支持脚が連結される支持脚フレーム部材は、単体で構成される中空形状であり、長手方向と直交する断面における前記浴室ユニット側の上側部の長さが前記支持脚側の下側部の長さよりも短く、かつ、前記下側部から前記上側部を見た場合に、前記上側部が前記下側部にすべて重なることを特徴とする。
【0007】
上記浴室ユニット支持構造において、複数の前記フレーム部材は、水平方向において互いに連結されることが好ましい。
【0008】
上記浴室ユニット支持構造において、前記支持脚フレーム部材は、平板を曲げることで成形されるものであり、前記平板の短手方向における両端部は、前記上側部に含まれることが好ましい。
【0009】
上記浴室ユニット支持構造において、前記平板の短手方向における両端部は、結合していないことが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る浴室ユニット支持構造によれば、支持脚が連結されるフレーム部材は、断面における浴室ユニット側の上側部の長さが支持脚側の下側部の長さよりも短いので、断面二次モーメントを正方形や長方形などのフレーム部材と比較して高くすることができるので、支持強度を維持しつつ軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1は、実施形態1に係る浴室ユニット支持構造の概略構成例を示す図である。
【図2】図2は、実施形態1に係る浴室ユニット支持構造の一部詳細を示す図である。
【図3】図3は、実施形態1の変形例を示す図である。
【図4】図4は、実施形態1の変形例を示す図である。
【図5】図5は、実施形態2に係る浴室ユニット支持構造の概略構成例を示す図である。
【図6】図6は、実施形態2に係る浴室ユニット支持構造の一部詳細を示す図である。
【図7】図7は、実施形態2の変形例を示す図である。
【図8】図8は、実施形態2の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0013】
[実施形態1]
本実施形態に係る浴室ユニット支持構造は、長手方向と直交する平面での断面形状が等脚台形状で、中空のフレーム部材を備えるものである。図1は、実施形態1に係る浴室ユニット支持構造の概略構成例を示す図である。図2は、実施形態1に係る浴室ユニット支持構造の一部詳細を示す図である。図3は、実施形態1の変形例を示す図である。図4は、実施形態1の変形例を示す図である。
【0014】
図1および図2に示すように、本実施形態に係る浴室ユニット支持構造1−1は、図示しない浴室ユニットの底部、例えば防水パンあるいは浴槽の少なくともいずれか一方を図示しない床面に対して鉛直方向に支持するものである。浴室ユニット支持構造1−1は、フレーム2と、複数の支持脚3とを備える。
【0015】
フレーム2は、図示しない浴室ユニットが鉛直方向に載置されるものであり、複数のフレーム部材を有するものである。本実施形態では、フレーム2は、2本の支持脚フレーム部材21,22と、2本の連結フレーム部材23,24とを有するものである。
【0016】
支持脚フレーム部材21,22は、中空部21a,22aを有する中空形状であり、支持脚3が固定されるものである。本実施形態では、支持脚フレーム部材21,22は、例えば、鉄板や鋼板などの平板10をロールフォーミングによる曲げ加工などで折り曲げることで成形される。つまり、支持脚フレーム部材21,22は、単体で構成されるものである。支持脚フレーム部材21,22は、長手方向と直交する断面において、平板10が中空部21a,22aを囲むように形成されている。支持脚フレーム部材21,22は、上側部21b,22bと、下側部21c,22cと、左側部21d,22dと、右側部21e,22eとを有する。上記断面における上側部21b,22bの長さL1は、下側部21c,22cの長さL2よりも短く設定されている。ここで、上記断面において、上側部21b,22bの両端部は左側部21d,22dの一方の端部および右側部21e,22eの一方の端部と接続され、下側部21c,22cの両端部は左側部21d,22dの他方の端部および右側部21e,22eの他方の端部と接続されている。また、上記断面において、上側部21b,22bと左側部21d,22dとのなす角と、上側部21b,22bと右側部21e,22eとのなす角は同一であり、下側部21c,22cと左側部21d,22dとのなす角と、下側部21c,22cと右側部21e,22eとのなす角は同一に設定されている。従って、支持脚フレーム部材21、22の上記断面における断面形状は、等脚台形状に形成されている。つまり、上側部21b,22bは、下側部21c,22cから上側部21b,22bを見た場合に、すべてが下側部21c,22cに重なるように設定されている。
【0017】
また、支持脚フレーム部材21,22は、平板10の短手方向における両端部10a,10bが上側部21b,22bに含まれるように、平板10を折り曲げて成形される。つまり、支持脚フレーム部材21,22は、上側部21b,22bを除いた他の部につなぎ目がない構造となる。また、支持脚フレーム部材21,22は、上記両端部10a,10bが結合されていない。つまり、両端部10a,10bは、溶接などで互いに固定されておらず、分離されている。ここで、断面形状がハット形状(略逆V字形状)のフレーム部材では、浴室ユニット側から荷重がかかると、水平方向の両端部が互いに離れる方向に変形しようとするため、両端部を別のフレーム部材に固定する必要がある。しかしながら、支持脚フレーム部材21、22は、浴室ユニット側から荷重がかかると、左側部21d,22dおよび右側部21e,22eの支持脚側が互いに離れる方向に変形しようとするが、左側部21d,22dおよび右側部21e,22eはつなぎ目のない下側部21c,22cと接続されているので変形が抑制される。従って、支持脚フレーム部材21,22は、ハット形状(略逆V字形状)のフレーム部材と比較して、単体でも支持強度を維持することができる。また、支持脚フレーム部材21、22は、浴室ユニット側から荷重がかかると、左側部21d,22dおよび右側部21e,22eの支持脚側が互いに離れる方向に変形しようとすることで、左側部21d,22dおよび右側部21e,22eと接続されている上側部21b,22bが上記断面における両端部が互いに近づく方向に変形しようとする。つまり、上側部21b,22bに含まれる両端部10a,10bは、浴室ユニット側から荷重がかかると、互いに近づこうとする。従って、両端部10a,10bは、浴室ユニット側から荷重がかかっても、互いに離れる方向に変形しようとしないので、両端部10a,10bを結合しなくても、支持脚フレーム部材21,22の支持強度を維持することができる。これにより、支持脚支持フレーム部材21,22の製造時に、両端部10a,10bを結合するための工程を削除できるので、製造時間の短縮、コスト低減を図ることができる。
【0018】
連結フレーム部材23,24は、中空部23a,24aを有する中空形状であり、支持脚フレーム部材21,22に固定されるものである。本実施形態では、連結フレーム部材23,24は、上記支持脚フレーム部材21,22と同一形状のフレーム部材である。連結フレーム部材23,24は、両端部が支持脚フレーム部材21,22の左側部21d,22dあるいは右側部21e,22eに、溶接S1により固定される。つまり、フレーム2の複数のフレーム部材は、水平方向において互いに連結される。従って、フレーム部材を鉛直方向において重ねてフレームとする場合と比較して、フレーム2の鉛直方向の高さを低くすることができる。これにより、図示しない床面から浴室ユニットの底部までの鉛直方向の高さを低くすることができ、図示しない浴室ユニットの鉛直方向におけるスペースを確保することができる。また、支持脚フレーム部材21,22の左側部21d,22dおよび右側部21e,22eは、鉛直方向に平行ではなく傾斜しているため、連結フレーム部材23,24が支持脚フレーム部材21、22に対して接触する領域を大きく取ることができ、溶接S1を行う範囲を広く取ることができる。従って、フレーム部材どうしを確実に固定することができ、耐久性や支持強度を向上することができる。なお、連結フレーム部材23,24は、長手方向と直交する平面での断面形状が円形、長方形、正方形などであっても良い。また、支持脚フレーム部材21,22と、連結フレーム部材23,24との固定は、溶接に限られず、リベットなどの固定部材を用いて固定しても良い。
【0019】
支持脚3は、フレーム2を支持するものである。支持脚3は、支持脚フレーム部材21,22の浴室ユニット側と反対側、すなわち支持脚側の面に固定されている。支持脚3は、各支持脚フレーム部材21,22にそれぞれ2本ずつ設けられている。支持脚本体31と、ボルト脚32と、ロックナット33とを有する。支持脚本体31は、一方の端部が支持脚フレーム部材21,22に溶接や固定部材を用いて固定される。ここで、支持脚本体31は、支持脚フレーム部材21,22と同一形状のフレーム部材や、円柱部材などが用いられる。支持脚本体31の他方の端部には、本体側ナット31aが溶接や固定部材を用いて固定されている。ボルト脚32は、ヘッド部32aとネジ部32bとを備える。ボルト脚32は、支持脚本体31の本体側ナット31aにネジ部32bが螺合することで、支持脚本体31に対して鉛直方向に移動可能である。つまり、支持脚3は、支持脚本体31からヘッド部32aまでの距離を調整することで、フレーム2の図示しない床面までの距離を任意に調整することができる。ロックナット33は、本体側ナット31aと接触させることで、ボルト脚32の支持脚本体31に対する回転を規制し、ボルト脚32の支持脚本体31に対する鉛直方向への移動を規制するものである。
【0020】
以上のように、本実施形態に係る浴室ユニットの支持構造1−1では、支持脚フレーム部材21,22は、断面における浴室ユニット側の上側部の長さが支持脚側の下側部の長さよりも短く、断面形状が等脚台形状であるので、断面二次モーメントを正方形や長方形などのフレーム部材と比較して高くすることができる。従って、支持脚フレーム部材21,22は、支持強度を維持するために断面積を小さくすることができるので、薄肉化あるいは小型化を図ることができる。また、支持脚フレーム部材21,22は、ハット形状のフレーム部材のように、支持強度を確保するために他のフレーム部材と固定する必要がなく、単体でも支持強度を維持することができる。従って、フレーム2の軽量化を図ることができ、浴室ユニットの支持構造1−1の軽量化を図ることができる。
【0021】
なお、上記実施形態では、支持脚フレーム部材21、22を構成する平板10の両端部10a,10bが結合されていないが、例えば図3に示すように、溶接S2などで互いに結合しても良い。また、上記実施形態では、平板10の両端部10a,10bの間に隙間が設けられてないが、図4に示すように、隙間P1を設けても良い。この場合、隙間P1分の材料を削減することができるので、さらなる軽量化を図ることができる。また、上記実施形態では、支持脚フレーム部材21,22の断面形状は、等脚台形状に限定されるものではなく、等脚台形状を除く台形状であっても良い。
【0022】
[実施形態2]
本実施形態に係る浴室ユニット支持構造は、長手方向と直交する平面での断面形状が凸形状で、中空のフレーム部材を備えるものである。図5は、実施形態2に係る浴室ユニット支持構造の概略構成例を示す図である。図6は、実施形態2に係る浴室ユニット支持構造の一部詳細を示す図である。図7は、実施形態2の変形例を示す図である。図8は、実施形態2の変形例を示す図である。ここで、実施形態2に係る浴室ユニット支持構造1−2の基本的構造は、実施形態1に係る浴室ユニット支持構造1−1と同様であるので、その説明は省略あるいは簡略化する。
【0023】
フレーム4は、2本の支持脚フレーム部材41,42と、2本の連結フレーム部材43,44とを有するものである。
【0024】
支持脚フレーム部材41,42は、中空部41a,42aを有する中空形状であり、支持脚3が固定されるものである。本実施形態では、支持脚フレーム部材41,42は、上記実施形態1と同様に、折り曲げることで成形されることで、単体で構成されるものである。支持脚フレーム部材41,42は、長手方向と直交する断面において、平板11が中空部41a,42aを囲むように形成されている。支持脚フレーム部材41,42は、上側部41b,42bと、下側部41c,42cと、左側部41d,42dと、右側部41e,42eとを有する。上記断面における上側部41b,42bの長さL3は、下側部41c,42cの長さL4よりも短く設定されている。ここで、上記断面において、上側部41b,42bの両端部は左側部41d,42dの一方の端部および右側部41e,42eの一方の端部と接続され、下側部41c,42cの両端部は左側部41d,42dの他方の端部および右側部41e,42eの他方の端部と接続されている。また、左側部41d,42dおよび右側部41e,42eは、段差部41f,42fおよび段差部41g,42gが形成されている。また、上記断面において、上側部41b,42bと左側部41d,42dとのなす角、上側部41b,42bと右側部41e,42eとのなす角、下側部41c,42cと左側部41d,42dとのなす角、下側部41c,42cと右側部41e,42eとのなす角は直角であり、段差部41f,42fおよび段差部41g,42gの角度も直角である。従って、支持脚フレーム部材41、42の上記断面における断面形状は、凸形状に形成されている。つまり、上側部41b,42bは、下側部41c,42cから上側部41b,42bを見た場合に、すべてが下側部41c,42cに重なるように設定されている。また、支持脚フレーム部材41,42は、平板11の短手方向における両端部11a,11bが上側部41b,42bに含まれるように、平板11を折り曲げて成形される。また、支持脚フレーム部材41,42は、上記両端部11a,11bが結合されていない。
【0025】
連結フレーム部材43,44は、中空部43a,44aを有する中空形状であり、支持脚フレーム部材41,42に固定されるものである。本実施形態では、連結フレーム部材43,44は、上記支持脚フレーム部材41,42と同一形状のフレーム部材である。連結フレーム部材43,44は、両端部が支持脚フレーム部材41,42の左側部41d,42dあるいは右側部41e,42eに、溶接S3により固定される。つまり、フレーム4の複数のフレーム部材は、水平方向において互いに連結される。従って、上記実施形態1と同様に図示しない浴室ユニットの鉛直方向におけるスペースを確保することができる。また、連結フレーム部材43,44は、段差部41f,42fおよび段差部41g,42gの形状に併せて固定される。従って、連結フレーム部材43,44が支持脚フレーム部材41、42に対して接触する領域を大きく取ることができ、溶接S3を行う範囲を広く取ることができる。また、連結フレーム部材43,44は、支持脚フレーム部材41,42の間に嵌合するように固定される。これらにより、フレーム部材どうしを確実に固定することができ、耐久性や支持強度を向上することができる。
【0026】
以上のように、本実施形態に係る浴室ユニットの支持構造1−2では、支持脚フレーム部材41,42は、断面における浴室ユニット側の上側部の長さが支持脚側の下側部の長さよりも短く、断面形状が凸形状であるので、断面二次モーメントを正方形や長方形、台形などのフレーム部材と比較して高くすることができる。従って、支持脚フレーム部材41,42は、支持強度を維持するために断面積を小さくすることができるので、薄肉化あるいは小型化を図ることができる。従って、フレーム4の軽量化を図ることができ、浴室ユニットの支持構造1−2の軽量化を図ることができる。
【0027】
なお、上記実施形態では、支持脚フレーム部材41、42を構成する平板11の両端部11a,11bが結合されていないが、例えば図7に示すように、溶接S4などで互いに結合しても良い。また、上記実施形態では、平板11の両端部11a,11bの間に隙間が設けられてないが、図8に示すように、隙間P2を設けても良い。この場合、隙間P2分の材料を削減することができるので、さらなる軽量化を図ることができる。
【0028】
また、浴室ユニット支持構造1−1,1−2のフレーム部材の数および支持脚の数は、上記実施形態1,2に限定されるものではなく、支持脚フレーム部材は少なくとも2本以上、連結フレーム部材は1本以上、支持脚はフレームを支持できる本数(例えば、3本以上)であれば、いずれの構造であっても良い。
【産業上の利用可能性】
【0029】
以上のように、本発明に係る浴室ユニット支持構造は、浴室ユニットを床面に対して支持する構造に有用であり、特に、浴室ユニットの支持強度に対する軽量化を図るのに適している。
【符号の説明】
【0030】
1−1,1−2 浴室ユニット支持構造
2 フレーム
21,22 支持脚フレーム部材
21a,22a 中空部
21b,22b 上側部
21c,22c 下側部
21d,22d 左側部
21e,22e 右側部
23,24 連結フレーム部材
3 支持脚
31 支持脚本体
32 ボルト脚
33 ロックナット
4 フレーム
41,42 支持脚フレーム部材
41a,42a 中空部
41b,42b 上側部
41c,42c 下側部
41d,42d 左側部
41e,42e 右側部
41f,42f,41g,42g 段差部
43,44 連結フレーム部材
10 平板
10a,10b 端部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
浴室ユニットが鉛直方向に載置されるフレームと、
前記フレームを支持する複数の支持脚と、
を備え、
前記フレームは、フレーム部材を複数有し、
少なくとも前記支持脚が連結される支持脚フレーム部材は、単体で構成される中空形状であり、長手方向と直交する断面における前記浴室ユニット側の上側部の長さが前記支持脚側の下側部の長さよりも短く、かつ、前記下側部から前記上側部を見た場合に、前記上側部が前記下側部にすべて重なることを特徴とする浴室ユニット支持構造。
【請求項2】
複数の前記フレーム部材は、水平方向において互いに連結される請求項1に記載の浴室ユニット支持構造。
【請求項3】
前記支持脚フレーム部材は、平板を曲げることで成形されるものであり、
前記平板の短手方向における両端部は、前記上側部に含まれる請求項2に記載の浴室ユニット支持構造。
【請求項4】
前記平板の短手方向における両端部は、結合していない請求項3に記載の浴室ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−231582(P2011−231582A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−105304(P2010−105304)
【出願日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【出願人】(302045705)株式会社LIXIL (949)
【Fターム(参考)】