説明

浴室ユニット

【課題】光ダクトが結合される浴室ユニットであって、機能部材のメンテナンス性が優れた浴室ユニットを提供する。
【解決手段】屋外から光を導入する光ダクトが結合される浴室ユニット1において、天井4に設けられた点検口8と、点検口8に対して着脱可能に設けられた点検口蓋9と、点検口蓋9に設けられた放光口11と、光ダクトを放光口11に光学的に結合する蛇腹管16とを設ける。蛇腹管16は、下端部16aが放光口11に連結され、上端部16bが光ダクトの先端部101に連結され、内面が光反射面となっている。また、下端部16aは垂直方向に移動可能である。更に、浴室ユニット1には、下端部16aをその移動域における上位置に固定する係留リング17及び係留フックを設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浴室ユニットに関し、特に、屋外から光を導入する光ダクトが結合される浴室ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、住宅等の建築物に光ダクトを設ける技術が開発されている。光ダクトとは、建築物の屋外から屋内まで連通し、その内面が光反射面となった筒状の部材であり、屋外の自然光を屋内に導入するものである。建築物にこのような光ダクトを設けることにより、日中の豊富な自然光を室内の照明に利用することができるため、照明コストを節約し、省エネルギー効果及び環境負荷軽減効果を得ることができる。また、室内に自然光を導入することにより、室内の居住性を向上させることができる。
【0003】
特許文献1には、浴室ユニットに連通された排気ダクトの内部に光ダクトを設けることにより、浴室ユニットに光ダクトを結合する技術が開示されている。しかしながら、この技術においては、排気ダクトの内部に光ダクトを収納するため、排気ダクトを特別に設計しなくてはならず、コストが増大する。また、排気ダクトに付随する設備、例えば、排気フィン等も特別に設計しなくてはならず、コストが増大する。更に、排気ダクトが大口径になってしまい、天井裏における取り回し、及び建築物の外壁における排気口の設置位置が制約される。
【0004】
一方、光ダクトを排気ダクトとは別に配設する場合は、浴室ユニットの天井に、排気口とは別に放光口を設けることになる。しかしながら、浴室ユニット上には排気フィン等の機能部材が多数配置されているため、浴室ユニットの天井に放光口を設けることにより、これらの機能部材のメンテナンス性が低下してしまう。
【0005】
【特許文献1】実開昭60−033240号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、光ダクトが結合される浴室ユニットであって、機能部材のメンテナンス性が優れた浴室ユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、屋外から光を導入する光ダクトが結合される浴室ユニットであって、前記浴室ユニットの天井に設けられた点検口と、前記点検口に対して着脱可能に設けられた点検口蓋と、前記点検口蓋に設けられた放光口と、前記放光口と前記光ダクトの先端部との間に連結され、その前記放光口側の端部が垂直方向に移動可能な導光部材と、前記導光部材の放光口側の端部をその移動域における下端以外の位置に固定する固定手段と、を備えたことを特徴とする浴室ユニットが提供される。
【0008】
本発明の他の一態様によれば、屋外から光を導入する光ダクトが結合される浴室ユニットであって、前記浴室ユニットの天井に設けられた点検口と、前記点検口に対して着脱可能に設けられた点検口蓋と、前記点検口蓋に設けられた放光口と、前記放光口と前記光ダクトの先端部との間に連結された導光部材と、を備え、前記導光部材は、前記放光口を介した操作により、前記光ダクトの先端部に対して着脱可能であることを特徴とする浴室ユニットが提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、光ダクトが結合され、機能部材のメンテナンス性が優れた浴室ユニットを実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る浴室ユニットを例示する模式的断面図であり、
図2は、この浴室ユニットの点検口付近を例示する下面図であり、
図3は、この浴室ユニットにおける点検口蓋とブラケットとの連結部付近を例示する断面図である。
【0011】
図1に示すように、本実施形態に係る浴室ユニット1においては、床の一方の側に浴槽2が設けられており、他方の側が洗い場3となっている。また、天井4における浴槽2側の部分には、排気口5が設けられており、排気口5の直上には排気フィン6が設けられており、排気フィン6上には排気管7が設けられている。排気口5は排気フィン6を介して排気管7に連通されている。更に、天井4における洗い場3側の部分には、点検口8が設けられている。点検口8は、浴室ユニット1上に配置された排気フィン6などの機能部材を点検する際に利用するものである。点検口8のサイズは、点検作業者が上半身を乗り出せるサイズであればよく、例えば、横が450ミリメートル、縦が450ミリメートルの正方形である。更にまた、点検口8には点検口蓋9が、点検口8に対して着脱可能に設けられている。点検口蓋9は、通常使用時には点検口8に嵌合されて点検口8を塞ぎ、点検時には点検口8から外されて点検口8を開口させるパネル状の部材である。
【0012】
点検口8の端縁においては、その下面側部分が上面側部分よりも点検口8の内部に向けて突出しており、従って、点検口8の端縁には、下面側が凸となった段差8aが形成されている。一方、点検口蓋9の上面側部分は下面側部分よりもやや大きく、点検口蓋9の表面に垂直な方向から見て、上面側部分の外縁は下面側部分の外縁よりも外側にあり、従って、点検口蓋9の側面には、上面側が凸となった段差9aが形成されている。そして、点検口蓋9を点検口8に装着したときに、点検口蓋9の段差9aが点検口8の段差8aに係合し、点検口蓋9が点検口8の内部に保持されるようになっている。また、段差8aにおける段差9aと接触する部分には、環状のパッキン10(図3参照)が嵌め込まれている。
【0013】
そして、図1及び図2に示すように、点検口蓋9には、放光口11が設けられている。点検口蓋9における放光口11に相当する領域、例えば中央領域には、開口部12が形成されている。そして、放光口11における点検口蓋9の下面側にはブラケット13が取り付けられている。ブラケット13は、光を拡散させながら透過させる透光材料、例えば乳白色の樹脂材料からなり、下方に凸になるように配置されたドーム状の部分を持つ部材である。また、放光口11における点検口蓋9の上面側には、円筒形の接続用端部管14が取り付けられている。接続用端部管14は遮光体からなり、その内部は中空であり、その内面は例えば白色となっている。なお、接続用端部管14の内面は光反射面となっていてもよい。
【0014】
図3に示すように、ブラケット13においては、略半球状のドーム状部分13aと、ドーム状部分13aの外縁部から中心に向かって延出した円環板状部分13bと、円環板状部分13bの内縁部からドーム状部分13aに対して離隔する方向に起立した円筒状部分13cと、が一体的に成形されている。ドーム状部分13aは、天井4から下方に突出している。また、円筒状部分13cの外面には、ネジ溝13dが形成されている。一方、点検口蓋9における開口部12の内面の下部には、ネジ溝13dに螺合するようなネジ溝9dが形成されている。また、ブラケット13の上端部には、環状のパッキン15が設けられている。ブラケット13は、ネジ溝13dが点検口蓋9のネジ溝9dに螺合することにより、パッキン15と共に点検口蓋9に固定される。
【0015】
一方、この浴室ユニット1が設置された建築物には光ダクトが配設されており、この光ダクトの先端部101は、浴室ユニット1の上方に配置されている。光ダクトの他端は建築物の外壁において開口しており、光ダクトの内部は中空であり、その内面は光反射面とされている。これにより、光ダクトは、建築物の外部から導入された自然光を、その内面において反射させつつ先端部101まで導光させることができる。また、例えば、光ダクトの先端部101は浴室ユニット1の放光口11の直上域に配置されており、先端部101の中心軸は垂直方向に延びており、開口部12の中心軸と略一致している。そして、先端部101の下端は下方に向けて開口している。
なお、本明細書において、「光ダクトの先端部」とは、光ダクトにおける浴室ユニット側の端部であって、その中心軸が1本の直線をなす部分をいう。例えば、光ダクトが何カ所かの屈曲部を有する場合は、浴室ユニット側の開口端とこの開口端に最も近い屈曲部との間の直管部分をいう。
【0016】
そして、この光ダクトの先端部101と接続用端部管14との間に、蛇腹管16が連結されている。すなわち、蛇腹管16の下端部16aは放光口11の接続用端部管14に連結されており、上端部16bは光ダクトの先端部101に連結されており、接続用端部管14の内部、蛇腹管16の内部及び光ダクトの内部は、相互に連通されている。光ダクトの先端部101と蛇腹管16の上端部16bとの接続部、及び蛇腹管16の下端部16aと接続用端部管14との接続部は、インシュロック、アルミニウム製テープ又はホースバンドなどの接続材(図示せず)によって固定されている。また、蛇腹管16の内面は例えば光反射面となっている。これにより、蛇腹管16は、光ダクトと放光口11とを光学的に結合する導光部材として機能する。
【0017】
蛇腹管16は、樹脂製シート又は布などの遮光性の可塑性シートからなり、山折り部と谷折り部とが繰り返し配置されて構成されている。これにより、蛇腹管16は、その管軸方向に伸縮自在である。また、蛇腹管16の管軸方向は、光ダクトの先端部101の軸方向と略一致している。このため、蛇腹管16は、光ダクトの先端部101の軸方向に伸縮可能である。本実施形態においては、光ダクトの先端部101の位置は固定されているため、蛇腹管16の光ダクト側の端部である上端部16bの位置は固定されるが、蛇腹管16の放光口11側の端部である下端部16aは、光ダクトの先端部101の軸方向、例えば、垂直方向に移動可能である。なお、蛇腹管16の山折り部には補強リングが設けられていてもよい。
【0018】
一方、浴室ユニット1においては、例えば2個の係留リング17が設けられており、蛇腹管16の上端部16bの外面に取り付けられている。また、この係留リング17と係合する係留フック18(図4参照)が設けられており、蛇腹管16の下端部16aに取り付けられている。係留フック18は、蛇腹管16が圧縮状態にあるときに、係留リング17に係合可能となる。係留リング17及び係留フック18により、点検口蓋9をその移動域の上端付近の位置に固定する固定手段を構成している。なお、図1においては、図を見易くするために、係留フック18を図示していない。
【0019】
次に、本実施形態に係る浴室ユニットの動作について説明する。
図4は、本実施形態に係る浴室ユニットを例示する模式的断面図であり、点検時の動作を示す。
【0020】
先ず、浴室ユニット1の通常使用時の動作について説明する。
図1に示すように、浴室ユニット1の通常使用時においては、点検口蓋9は点検口8に装着されている。そして、放光口11の接続用端部管14と光ダクトの先端部101とは蛇腹管16により連結されている。このとき、蛇腹管16は伸びた状態にある。蛇腹管16の内面は光反射面であるため、光ダクトと放光口11とは蛇腹管16を介して光学的に結合されている。これにより、建築物の外部から導入され、光ダクト内を先端部101まで導光された自然光は、蛇腹管16を介して放光口11に供給される。そして、この自然光は、ブラケット13のドーム状部分13aを透過することにより拡散され、浴室ユニット1内に放射状に散光される。一方、排気フィン6が駆動することにより、排気口5及び排気管7を介して、浴室ユニット1内の空気が建築物の外部に排気される。
【0021】
次に、浴室ユニット1の点検時の動作について説明する。
図4に示すように、浴室ユニット1の天井4上に配設された機能部材、例えば排気フィン6などを点検する際には、点検口蓋9を上方に持ち上げることにより点検口8から取り外し、点検口蓋9を更に上方に持ち上げることにより、蛇腹管16をその管軸方向、すなわち、垂直方向に圧縮する。そして、蛇腹管16を圧縮した状態で、係留フック18を係留リング17に係合させる。これにより、点検口蓋9がその移動域の上端付近の位置(上位置)で固定される。このようにして、点検口8を開口し、この点検口8を介して、作業者(図示せず)が点検作業を行うことができる。点検口蓋9の移動距離、すなわち、点検口蓋9を上位置に固定したときの点検口蓋9と点検口8との間の距離は、点検口蓋9が点検作業の妨げにならないように、450ミリメートル以上とすることが好ましい。
【0022】
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態においては、放光口11を点検口8の点検口蓋9に設けているため、浴室ユニット1の天井4に、点検口8とは別に放光口を設ける必要がない。このため、放光口11を設けても、天井4上のスペースが圧迫されず、機能部材の配置自由度を低下させることがないと共に、機能部材のメンテナンス性が低下することがない。また、浴室ユニット1内から見た天井4の外観がすっきりする。更に、本実施形態に係る浴室ユニット1は、既存の浴室ユニットに対して、蛇腹管16を設けると共に、点検口蓋9の設計を変えれば実現することができ、蛇腹管16及び点検口蓋9以外の部分については、既存の部品をそのまま使うことができるため、放光口を設けることによるコストの増加を抑えることができる。更にまた、蛇腹管16は点検口蓋9に常時連結しておくことができ、点検口蓋9を点検口8に対して着脱する際に、いちいち蛇腹管16を点検口蓋9に対して着脱する必要がないため、浴室ユニット1のメンテナンス性が高い。更にまた、日中のメンテナンス時に、放光口11より放光される自然光により、浴室ユニット1の天井4の裏面を明るく照明することができるため、浴室ユニット1のメンテナンス性が高い。
【0023】
更にまた、本実施形態においては、浴室ユニット1の点検時には、蛇腹管16に連結された点検口蓋9を点検口8の上方に固定することができる。この結果、蛇腹管16の存在により作業が妨げられることがなく、メンテナンス性が高い。これに対して、放光口を天井4に固定的に設けた場合には、点検作業中もこの放光口に結合される管状部材が天井4に連結された状態となるため、この導光部材が点検作業の妨げになる。
【0024】
更にまた、放光口11には、ドーム状部分13aを有するブラケット13が設けられているため、放光口11に導入された自然光を、浴室ユニット1内に均一に散光することができる。更にまた、放光口11が洗い場3側に設けられているため、浴槽2よりも多くの光量を必要とする洗い場3を効率よく照明することができる。更にまた、ブラケット13にはパッキン15が設けられているため、浴室ユニット1内の蒸気が光ダクト内に侵入して、光ダクトの内面を曇らせたり、腐食させたりすることを防止できる。更にまた、ブラケット13は点検口蓋9に対して螺合されているため、必要に応じてブラケット13を点検口蓋9から着脱することができる。これにより、ブラケットの清掃及び交換などが容易になる。更にまた、点検口8の段差8aにはパッキン10が設けられているため、点検口蓋9の気密性が高く、浴室ユニット1内の蒸気が浴室ユニット1上の空間に侵入することを抑制できる。これにより、カビなどを発生を防止することができる。
【0025】
次に、本実施形態の第1の変形例について説明する。
図5は、本変形例に係る浴室ユニットの導光部材及びその周辺を例示する模式的断面図である。
図5に示すように、本変形例は、前述の第1の実施形態と比較して、蛇腹管16の上端部16bに結合部材21が取り付けられている点が異なっている。結合部材21は可塑性材料からなり、その内面が光反射面となっている。例えば、結合部材21は、内面を反射体加工したPET(poly-ethylene terephthalate:ポリエチレンテレフタレート)からなるシート材により形成されている。結合部材21は、蛇腹管16の上端部16bに連結され、光ダクトの先端部101の下部を外側から覆っている。結合部材21における先端部101を覆う部分は、インシュロック、アルミニウム製テープ又はホースバンドなどの接続材(図示せず)によって緊縛され、固定されている。本変形例における上記以外の構成は、前述の第1の実施形態と同様である。
【0026】
本変形例においては、蛇腹管16の上端部16bに結合部材21を設けることにより、光ダクトの先端部101の直径と蛇腹管16の上端部16bの直径とが異なる場合においても、また、先端部101の形状と上端部16bの形状とが異なる場合においても、光ダクトと蛇腹管16との間に、光の損失がほとんどない導光路を形成することができる。例えば、光ダクトの先端部101の形状が矩形であり、蛇腹管16の上端部16bの形状が円形である場合にも、先端部101と上端部16bとの間を、外部に対しては遮光性を有し、内面は光反射性を有する導光路でつなぐことができる。これにより、光ダクトの先端部101の形状及び直径に合わせて、蛇腹管16を個別に設計する必要がなくなり、同じ規格の蛇腹管を使用することができる。この結果、浴室ユニットのコストを低減することができる。本変形例における上記以外の動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
【0027】
次に、本実施形態の第2の変形例について説明する。
図6は、本変形例に係る浴室ユニットの放光口を例示する模式的断面図である。
図6に示すように、本変形例においては、放光口11における開口部12の内部に、開口部12を塞ぐように、2枚の透光板26及び27が設けられている。透光板26及び27は例えば透明樹脂により形成されている。これにより、開口部12の内部における透光板26と透光板27との間の空間が気密空間28となっている。本変形例における上記以外の構成は、前述の第1の実施形態と同様である。
【0028】
本変形例においては、気密空間28内に空気が封止され、断熱層として機能する。これにより、浴室ユニットの断熱性を向上させることができる。なお、透光板26及び27は光を透過させるため、気密空間28を形成することにより、光ダクトから浴室ユニット内への導光が妨げられることはない。本変形例における上記以外の動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
【0029】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図7は、本実施形態に係る浴室ユニットを例示する模式的断面図である。
なお、図7において、図1に示す構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0030】
図7に示すように、本実施形態に係る浴室ユニット31においては、前述の第1の実施形態における接続用端部管14(図1参照)及び蛇腹管16(図1参照)の替わりに、スライド筒体32が設けられている。スライド筒体32は、その中心軸が垂直方向に延び、その内部が中空であり、その内面が光反射面となった筒体であり、その上下端は開口されている。また、スライド筒体32の上端部の内面上には、光ダクトの先端部101の外面に対して摺動しつつ、先端部101との間の接続部をシールする弾性シール部材33が設けられている。
【0031】
スライド筒体32の中心軸は光ダクトの先端部101の中心軸と一致しており、スライド筒体32は、その内部に先端部101を嵌合しつつ、先端部101に対してスライド可能とされている。すなわち、スライド筒体32は、先端部101の軸方向に移動可能となっている。また、スライド筒体32の下端は点検口蓋9に連結されている。これにより、先端部101の内部、スライド筒体32の内部、及び点検口蓋9の開口部12の内部は、相互に連通されている。
【0032】
また、係留リング17は、光ダクトの先端部101の外面であって、スライド筒体32がその移動域の上端に位置していてもスライド筒体32の内部に収納されないような位置に取り付けられている。また、係留フック18(図8参照)は、スライド筒体32の上端部付近に取り付けられている。本実施形態における上記以外の構成は、前述の第1の実施形態と同様である。
【0033】
次に、本実施形態に係る浴室ユニットの動作について説明する。
図8は、本実施形態に係る浴室ユニットを例示する模式的断面図であり、点検時の動作を示す。
【0034】
先ず、浴室ユニット31の通常使用時の動作について説明する。
図7に示すように、浴室ユニット31の通常使用時においては、点検口蓋9は点検口8に装着されている。このとき、スライド筒体32はその移動域における下端位置にある。そして、光ダクトと放光口11とはスライド筒体32を介して光学的に結合されている。これにより、建築物の外部から導入され、光ダクト内を先端部101まで導光された自然光は、スライド筒体32を介して放光口11に供給される。そして、この自然光は、ブラケット13のドーム状部分を透過することにより拡散され、浴室ユニット31内に放射状に散光される。
【0035】
次に、浴室ユニット31の点検時の動作について説明する。
図8に示すように、浴室ユニット31の天井4上に配設された機能部材を点検する際には、点検口蓋9を上方に持ち上げることにより点検口8から取り外し、点検口蓋9を更に上方に持ち上げることにより、スライド筒体32を光ダクトの先端部101に対してスライドさせ、先端部101を収納しつつ上昇させる。そして、スライド筒体32がその移動域の上位置に達したときに、係留フック18を係留リング17に係合させる。これにより、点検口蓋9が上位置で固定される。このようにして、点検口8を開口し、この点検口8を介して、作業者(図示せず)が点検作業を行うことができる。なお、前述の第1の実施形態と同様に、点検口蓋9の移動距離は、点検口蓋9が点検作業の妨げにならないように、450ミリメートル以上とすることが好ましい。本実施形態における上記以外の動作は、第1の実施形態と同様である。
【0036】
本実施形態によれば、点検時には点検口蓋9を点検口8の上方に固定しておくことができるため、点検口8を開口させると共に、点検口蓋9を点検作業の妨げにならない位置に退避させることができる。このため、点検作業が容易であり、メンテナンス性が高い。また、光ダクトの先端部101、スライド筒体32及び点検口蓋9を相互に連結したまま、点検口蓋9を開閉することができるため、点検口蓋9の開閉が容易であり、メンテナンス性が高い。更に、弾性シール部材33により、放光口11内への虫や小動物、ほこり、水分などの侵入を防止できるため、放光口11からの放光量の低下を防止することができる。本実施形態における上記以外の効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
【0037】
なお、本実施形態においても、前述の第1の実施形態の第2の変形例(図6参照)と同様に、点検口蓋9の開口部12内に2枚の透光板26及び27を設けて気密空間28を形成してもよい。これにより、浴室ユニット31の断熱性を高めることができる。
【0038】
次に、本実施形態の変形例について説明する。
図9(a)及び(b)は、本変形例に係る浴室ユニットの動作を例示する模式的断面図であり、(a)は通常使用時の動作を示し、(b)は点検時の動作を示す。
図9(a)に示すように、本変形例においては、スライド筒体が多段に設けられている。例えば、図9(a)に示す例では、5個の筒体36a〜36eにより、5段構成のスライド筒体36が構成されている。筒体36a〜36eは、その直径が相互に少しずつ異なっており、相互にスライド可能とされている。浴室ユニットの通常使用時には、点検口蓋9は点検口8に装着されており、スライド筒体36は伸びきった状態にある。
【0039】
一方、図9(b)に示すように、浴室ユニットの点検時には、スライド筒体36は縮んだ状態にあり、点検口蓋9は、点検口8の上方で固定されている。このとき、筒体36eは筒体36dの内部に収納され、筒体36dは筒体36cの内部に収納され、筒体36cは筒体36bの内部に収納され、筒体36bは筒体36aの内部に収納されている。
【0040】
本具体例によれば、スライド筒体を多段とすることにより、圧縮時の長さをより短くすることができる。これにより、点検口蓋9をより高い位置に固定することができ、より高い作業スペースを確保することができる。本具体例における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第2の実施形態と同様である。
【0041】
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図10は、本実施形態に係る浴室ユニットを例示する模式的断面図であり、
図11は、この浴室ユニットにおける光ダクトと接続補助筒体との連結部分を例示する側面図である。
なお、図10において、図1に示す構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0042】
図10に示すように、本実施形態に係る浴室ユニット41においては、前述の第2の実施形態におけるスライド筒体32(図7及び図8参照)の替わりに、接続補助筒体42が設けられている。接続補助筒体42は、その中心軸が垂直方向に延び、その内部が中空であり、その内面が光反射面となった筒体であり、その上下端は開口されている。接続補助筒体42の中心軸は光ダクトの先端部101の中心軸と一致している。そして、先端部101の下端部には、接続補助筒体42が係合するネジ43が取り付けられている。
【0043】
また、接続補助筒体42の外径は点検口蓋9の開口部12の内径よりも小さく、接続補助筒体42は開口部12の直上域に配置されている。接続補助筒体42は、点検口蓋9に対して機械的には連結されていないが、放光口11の直上域に配置されており、点検口蓋9に接触しているか、又は微小な隙間を介して近接しているため、放光口11とは光学的に結合されている。これにより、接続補助筒体42が光ダクトの先端部101に連結されているときには、先端部101、接続補助筒体42及び放光口11は、光学的に連続した導光路を形成している。点検口8と先端部101との間の距離は、例えば450ミリメートル以上である。なお、浴室ユニット41には、係留リング17(図8参照)及び係留フック18(図8参照)は設けられていない。
【0044】
更に、図11に示すように、接続補助筒体42の上端縁には、J字形の切込42aが形成されており、接続補助筒体42の上端部のうち、切込42aによって三方を囲まれる部分が、延出部42bとなっている。そして、この切込42a及び延出部42bにより、接続補助筒体42の上端部が、光ダクトの先端部101の下端部に取り付けられたネジ43に対して係合可能となっている。すなわち、延出部42bがネジ43に引っ掛かることにより、接続補助筒体42が先端部101にぶら下がり、先端部101に連結される。また、この係合を解くことにより、接続補助筒体42を先端部101から取り外すことができる。本実施形態における上記以外の構成は、前述の第1の実施形態と同様である。
【0045】
次に、本実施形態に係る浴室ユニットの動作について説明する。
図12は、本実施形態に係る浴室ユニットを例示する模式的断面図であり、点検時の動作を示す。
【0046】
先ず、浴室ユニット41の通常使用時の動作について説明する。
図10に示すように、浴室ユニット41の通常使用時においては、点検口蓋9は点検口8に装着されている。このとき、図11に示すように、接続補助筒体42の延出部42bがネジ43に係合しており、接続補助筒体42は光ダクトの先端部101に連結されている。これにより、光ダクトの先端部101と放光口11とは接続補助筒体42を介して光学的に結合されている。この結果、建築物の外部から導入され、光ダクト内を先端部101まで導光された自然光は、接続補助筒体42を介して放光口11に供給され、ブラケット13を透過することにより拡散されて、浴室ユニット41内に散光される。
【0047】
次に、浴室ユニット41の点検時の動作について説明する。
図12に示すように、浴室ユニット41の天井4上に配設された機能部材を点検する際には、先ず、ブラケット13を回転させることにより、点検口蓋9からブラケット13を取り外す。これにより、点検口蓋9の開口部12が浴室内と連通する。
【0048】
次に、接続補助筒体42を少し持ち上げ、そのまま水平方向に回転させて、その後、引き下ろすことにより、ネジ43に切込42a内を通過させ、延出部42bとネジ43との係合を解く。これにより、接続補助筒体42を光ダクトの先端部101から取り外す。次に、点検口蓋9を点検口8から取り外す。このようにして、点検口8を開口すると共に、点検口8と先端部101との間に、作業スペースを確保することができる。なお、取り外したブラケット13、接続補助筒体42及び点検口蓋9は、天井4上に仮置きしてもよいが、作業の邪魔になるようであれば、開口部12を介して浴室内に入れ、浴室内に置いてもよい。また、点検口8と先端部101との間の距離が450ミリメートル以上であると、作業性がより良好となる。
【0049】
そして、点検作業が終了した後は、上述の手順を逆に実行することにより、点検口8を閉じることができる。すなわち、点検口8に点検口蓋9を装着し、接続補助筒体42の延出部42bをネジ43に係合させることにより接続補助筒体42を光ダクトの先端部101に取り付け、ブラケット13を点検口蓋9に装着する。本実施形態における上記以外の動作は、第1の実施形態と同様である。
【0050】
本実施形態によれば、点検口蓋9を点検口8に装着しているときは、点検口蓋9に形成された放光口11の直上域に接続補助筒体42を配置することにより、光ダクトに導入された自然光を浴室ユニット41内に供給することができる。一方、点検時には、浴室ユニット内からの操作により、ブラケット13、接続補助筒体42及び点検口蓋9を順次取り外すことができ、点検口8を開口すると共に、ブラケット13、点検口蓋9及び接続補助筒体42を点検作業の妨げにならない位置に退避させて、作業スペースを確保することができる。このため、本実施形態に係る浴室ユニットは、メンテナンス性が高い。本実施形態における上記以外の効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
【0051】
なお、本実施形態においても、前述の第1の実施形態の第1の変形例(図5参照)と同様に、光ダクトの先端部101と接続補助筒体42との間に結合部材21を設けてもよい。これにより、接続補助筒体42の形状及びサイズが、光ダクトの先端部101の形状及びサイズと異なる場合であっても、光ダクトと接続補助筒体とを低い損失で結合することができる。また、第1の実施形態の第2の変形例(図6参照)と同様に、点検口蓋9の開口部12内に2枚の透光板26及び27を設けて気密空間28を形成してもよい。これにより、浴室ユニット41の断熱性を高めることができる。
【0052】
なお、前述の各実施形態においては、放光口を光ダクトの先端部の直下域に配置する例を示したが、本発明はこれに限定されず、放光口の位置は光ダクトの先端部の直下域からある程度ずれていてもよい。
例えば、前述の第1の実施形態においては、蛇腹管16(図1参照)は管軸直交方向にもある程度の柔軟性を有するため、放光口は光ダクトの先端部から多少ずれていても、これらを結合することが可能である。但し、この場合、作業者は点検口蓋を斜め上方に持ち上げ、その後、係留フックを係留リングに係合させる必要があるため、光ダクトの先端部はこれらの作業が可能な領域内に配置されている必要がある。
【0053】
また、前述の第2の実施形態においては、光ダクトの先端部101の中心軸とスライド筒体32(図7参照)の中心軸とが一致していれば、スライド筒体は光ダクトに対してスライド可能となるため、光ダクトの先端部及びスライド筒体の中心軸が延びる方向を、水平面に交差する範囲で垂直方向から傾けて設定すれば、放光口の位置を光ダクトの先端部の直下域からずらすことができる。但し、この場合も、光ダクトの先端部は係留フックの操作などの作業が可能な領域内に配置されている必要がある。
更に、前述の第3の実施形態においても、接続補助筒体42(図10参照)として曲管などを使用すれば、放光口の位置を光ダクトの先端部の直下域からずらすことができる。
【0054】
また、前述の第1及び第2の実施形態においては、点検口蓋を上位置に固定する固定手段として係留フック及び係留リングを使用する例を示したが、固定手段の具体的な態様はこれに限定されず、例えば、ネジなどを使用してもよい。また、係留フックは点検口蓋に取り付けられていてもよく、係留リングは光ダクトに取り付けられていてもよい。更に、前述の第1及び第2の実施形態においては、ブラケットが点検口蓋に対して螺合されており、着脱可能である例を示したが、ブラケットは点検口蓋に対して固定されていてもよく、一体的に形成されていてもよい。
【0055】
更にまた、前述の各実施形態においては、ブラケットの色調を乳白色とする例を示したが、ブラケットは光を透過させつつ散乱させる材料により形成されていればよく、色調は乳白色には限定されない。例えば、浴室ユニット内に暖かみのある光を供給するために、ブラケットの色調をオレンジとしてもよく、涼しさを演出するために、ブラケットの色調をブルーとしてもよい。又は、ブラケットを透明材料により形成し、その内面に微小な凹凸を形成してもよい。これにより、光を効果的に拡散させることができる。
【0056】
更にまた、点検口蓋9は天井4に対して、鎖又はロープによって繋がれていてもよい。これにより、点検口蓋9の落下を防止することができる。更にまた、前述の各実施形態において、点検口蓋9を天井4に対して廻し縁固定ネジにより固定してもよい。これにより、点検口8の密閉性が高まり、浴室ユニット内の蒸気が浴室ユニット上の空間に漏洩することをより確実に防止できる。更にまた、点検口蓋全体が透光性であってもよい。
【0057】
更にまた、前述の各実施形態においては、蛇腹管、スライド筒体及び接続補助筒体の内面を光反射面とする場合、鏡面には限定されず、光の反射率がある程度高い面であればよく、例えば、光散乱面であってもよく、白色面であってもよい。
【0058】
更にまた、上述の実施形態においては、光ダクトを放光口に結合する導光部材が蛇腹管などの管状部材によって構成されている例を示したが、本発明はこれに限定されず、導光部材は、光を導波することができ、且つ、放光口に結合されている側の端部(下端)が垂直方向に移動可能であるか、又は、放光口側からの操作により光ダクトに対して着脱可能であればよい。例えば、導光部材は、内面を鏡面加工した柔軟なビニールチューブにより構成されていてもよく、光ファイバの束により構成されていてもよい。又は、下端部を垂直方向に移動可能とするような機械的なメカニズムを持つ構成物であってもよい。この場合は、必ずしも内面の全面が光反射面である必要はなく、屈曲部に適宜ミラー又はプリズムなどが配置されていてもよい。
【0059】
以上、本発明の実施形態及びその変形例を参照しつつ、本発明の特徴を説明した。しかし、本発明は、これらの実施形態及び変形例に限定されるものではない。すなわち、前述の各実施形態及び変形例を適宜組み合わせたもの、及び、各実施形態及び変形例のいずれかに係る浴室ユニットに対して、当業者が構成要素の追加、省略又は設計変更を加えたものであっても、本発明の要旨を備えたものであれば、本発明の範囲に包含される。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る浴室ユニットを例示する模式的断面図である。
【図2】第1の実施形態に係る浴室ユニットの点検口付近を例示する下面図である。
【図3】第1の実施形態に係る浴室ユニットにおける点検口蓋とブラケットとの連結部付近を例示する断面図である。
【図4】第1の実施形態に係る浴室ユニットを例示する模式的断面図であり、点検時の動作を示す。
【図5】第1の実施形態の第1の変形例に係る浴室ユニットの導光部材及びその周辺を例示する模式的断面図である。
【図6】第1の実施形態の第2の変形例に係る浴室ユニットの放光口を例示する模式的断面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る浴室ユニットを例示する模式的断面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る浴室ユニットを例示する模式的断面図であり、点検時の動作を示す。
【図9】(a)及び(b)は、第2の実施形態の変形例に係る浴室ユニットの動作を例示する模式的断面図であり、(a)は通常使用時の動作を示し、(b)は点検時の動作を示す。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る浴室ユニットを例示する模式的断面図である。
【図11】第3の実施形態に係る浴室ユニットにおける光ダクトと接続補助筒体との連結部分を例示する側面図である。
【図12】本発明の第3の実施形態に係る浴室ユニットを例示する模式的断面図であり、点検時の動作を示す。
【符号の説明】
【0061】
1 浴室ユニット、2 浴槽、3 洗い場、4 天井、5 排気口、6 排気フィン、7 排気管、8 点検口、8a 段差、9 点検口蓋、9a 段差、9d ネジ溝、10 パッキン、11 放光口、12 開口部、13 ブラケット、13a ドーム状部分、13b 円環板状部分、13c 円筒状部分、13d ネジ溝、14 接続用端部管、15 パッキン、16 蛇腹管、16a 下端部、16b 上端部、17 係留リング、18 係留フック、21 結合部材、26、27 透光板、28 気密空間、31 浴室ユニット、32 スライド筒体、33 弾性シール部材、36 スライド筒体、36a〜36e 筒体、41 浴室ユニット、42 接続補助筒体、42a 切込、42b 延出部、43 ネジ、101 光ダクトの先端部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
屋外から光を導入する光ダクトが結合される浴室ユニットであって、
前記浴室ユニットの天井に設けられた点検口と、
前記点検口に対して着脱可能に設けられた点検口蓋と、
前記点検口蓋に設けられた放光口と、
前記放光口と前記光ダクトの先端部との間に連結され、その前記放光口側の端部が垂直方向に移動可能な導光部材と、
前記導光部材の放光口側の端部をその移動域における下端以外の位置に固定する固定手段と、
を備えたことを特徴とする浴室ユニット。
【請求項2】
前記導光部材は、その中心軸が水平面に交差する方向に延び、前記中心軸が伸びる方向に伸縮可能な管状部材を有することを特徴とする請求項1記載の浴室ユニット。
【請求項3】
前記管状部材は、蛇腹管であることを特徴とする請求項2記載の浴室ユニット。
【請求項4】
前記導光部材は、その中心軸が水平面に交差する方向に延び、前記光ダクトの先端部に対してスライド可能な管状部材を有することを特徴とする請求項1記載の浴室ユニット。
【請求項5】
屋外から光を導入する光ダクトが結合される浴室ユニットであって、
前記浴室ユニットの天井に設けられた点検口と、
前記点検口に対して着脱可能に設けられた点検口蓋と、
前記点検口蓋に設けられた放光口と、
前記放光口と前記光ダクトの先端部との間に連結された導光部材と、
を備え、
前記導光部材は、前記放光口を介した操作により、前記光ダクトの先端部に対して着脱可能であることを特徴とする浴室ユニット。
【請求項6】
前記導光部材は、その内面が光反射面とされた管状部材を有することを特徴とする請求項5記載の浴室ユニット。
【請求項7】
前記管状部材の内面は光反射面であることを特徴とする請求項2、3、4及び6のいずれか1つに記載の浴室ユニット。
【請求項8】
前記導光部材は、その前記光ダクト側の端部に設けられ、可塑性材料からなり、前記光ダクトの先端部を覆う結合部材を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の浴室ユニット。
【請求項9】
前記光ダクトの先端部の中心軸は垂直方向に延びており、
前前記放光口は、前記光ダクトの先端部の直下域に配置されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の浴室ユニット。
【請求項10】
前記放光口は、2枚の透光板により封止された気密空間を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の浴室ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2008−82076(P2008−82076A)
【公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−264976(P2006−264976)
【出願日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【出願人】(000010087)TOTO株式会社 (3,889)
【Fターム(参考)】