説明

浴室ユニット

【課題】導光設備が結合される浴室ユニットであって、洗い場にいる入浴者の顔に対して光を照射することができる浴室ユニットを提供する。
【解決手段】屋外から光を導入する光ダクトが結合される浴室ユニット1において、浴室ユニット1の洗い場3の側壁14に、光ダクトにより導入された光を浴室ユニット1内に放光する放光口6を設ける。放光口6は、入浴者が洗い場3に立ったときに、入浴者の顔の高さに相当する位置に配置する。これにより、光ダクトにより導入された光は、放光口6を介して、洗い場3にいる入浴者の顔に向けて照射される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浴室ユニットに関し、特に、屋外から光を導入する導光設備が結合される浴室ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、住宅等の建築物に光ダクトを設ける技術が開発されている。光ダクトとは、建築物の屋外から屋内まで連通し、その内面が光反射面となった筒状の部材であり、屋外の自然光を屋内に導入するものである。建築物にこのような光ダクトを設けることにより、日中の豊富な自然光を室内の照明に利用することができるため、照明コストを節約し、省エネルギー効果及び環境負荷軽減効果を得ることができる。また、室内に自然光を導入することにより、室内の居住性を向上させることができる。
【0003】
特許文献1には、浴室ユニットに連通された排気ダクトの内部に光ダクトを設けることにより、浴室ユニットに光ダクトを結合する技術が開示されている。この技術においては、排気ダクトの内部に光ダクトを収納しているため、光ダクトにより導入された外光を浴室ユニット内に放光する放光口は、浴室ユニット内の空気を排気ダクトに導入する排気口の内部に設けられるか、又は排気口に隣接して設けられる。通常、排気口は浴室ユニットの天井における浴槽側の領域に設けられているため、光ダクトの放光口も、浴槽側に設けられることになる。
【0004】
一方、人間の1日の生体リズム(サーカディアンリズム)は、太陽光によって規律されることが知られている(例えば、非特許文献1参照。)。例えば、朝、太陽光を浴びることにより、生体活動が活性化し、すっきり目覚めることができる。
【0005】
【特許文献1】実開昭60−033240号公報
【非特許文献1】http://allabout.co.jp/health/sleep/closeup/CU20030819A/index.htm(2006年8月2日検索)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、導光設備が結合される浴室ユニットであって、洗い場にいる入浴者の顔に対して光を照射することができる浴室ユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、屋外から光を導入する導光設備が結合される浴室ユニットであって、前記浴室ユニットの側壁に設けられ、前記導光設備により導入された光を前記浴室ユニット内に放光する放光口を備え、前記放光口は、前記導光設備により導入された光が洗い場にいる入浴者の顔に向けて照射されるような位置に配置されていることを特徴とする浴室ユニットが提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、導光設備が結合され、洗い場にいる入浴者の顔に対して光を照射することができる浴室ユニットを実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る浴室ユニットが設けられた建築物を例示する模式的断面図であり、
図2(a)及び(b)は、本実施形態に係る浴室ユニットを例示する模式的断面図であり、(a)は浴室ユニットを洗い場側から見た図であり、(b)は浴槽の足側から見た図である。
図3は、この浴室ユニットを例示する斜視図であり、
図4は、この浴室ユニットの放光口を例示する断面図である。
【0010】
図1に示すように、本実施形態に係る浴室ユニット1は、建築物、例えば住宅101に設置されている。住宅101においては、導光設備としての光ダクト102が配設されている。光ダクト102の一方の端部は、例えば住宅101の屋根に設けられた採光部103に結合されており、他方の端部は、浴室ユニット1に結合されている。採光部103は、透明板からなるドームによって覆われており、砂や埃は通過させないが光は透過させる。また、光ダクト102の内部は中空であり、その内面は光反射面とされている。これにより、光ダクト102は、住宅101の外部から採光部103を介して導入された自然光Lを、その内面において反射しつつ導光して、浴室ユニット1の内部まで導入する。なお、光反射面としては、例えば、アルミニウムやステンレスなどの金属面や、これら金属面の表面に酸化アルミニウムや樹脂などの被覆層が積層されたものを用いることができる。
【0011】
図2(a)及び(b)に示すように、光ダクト102は、浴室ユニット1の上方から、浴室ユニット1の側面と平行に下方に向かって延び、浴室ユニット1の側方まで到達している。そして、浴室ユニット1の側方において屈曲し、浴室ユニット1の側面と平行な水平方向に延びている。すなわち、光ダクト102においては、垂直方向に延びる垂直部分104と、水平方向に延びる水平部分105とが、屈曲部106において連結されている。そして、光ダクト102は、水平部分105の両端部、すなわち、屈曲部106及びその反対側の端部において、浴室ユニット1に向かう方向にも分岐しており、浴室ユニット1の側面に連結されている。
【0012】
また、光ダクト102の内部における屈曲部106には、補助ミラー107が設けられている。補助ミラー107は、例えば、垂直部分104を伝わって補助ミラー107に到達した光を、水平部分105及び浴室ユニット1に向けて反射するような角度に設置されている。更に、光ダクト102における浴室ユニット1との連結部分の外周には、パッキン108が設けられており、この連結部分の水密性を担保している。
【0013】
図1乃至図3に示すように、浴室ユニット1においては、床の一方の側に浴槽2が設けられており、他方の側が洗い場3となっている。浴室ユニット1の天井4における浴槽2側の領域には、排気口8が設けられており、この排気口8上には排気フィン9が設けられている。排気フィン9は、住宅101に配設された排気管109に接続されている。これにより、排気口8は、排気フィン9及び排気管109を介して住宅101の外部に連通されている。
【0014】
また、例えば、図3に示すように、浴槽2の足側の側壁のうち、洗い場3側の側壁14には、入浴者のほぼ全身が映せるような大型の鏡15が取り付けられている。そして、例えば、鏡15の向かって右側の側方には多段の収納棚16が造り付けられており、鏡15の向かって左側の側方にはシャワー17が取り付けられており、鏡15の下方にはカウンター18が設けられている。
【0015】
そして、側壁14には、光ダクト102が連結され、光ダクト102によって導入された外光Lを浴室ユニット1内に放光する放光口6が設けられている。放光口6は、光ダクト102と光学的に結合されている。浴室ユニット1においては、放光口6は2ヶ所設けられており、側壁14における鏡15の両側に1ヶ所ずつ配置されている。例えば、放光口6は、収納棚16内の領域及びシャワー17が設けられている領域に設けられている。また、これらの放光口6は、入浴者が洗い場3に立っているときの顔の高さに相当する位置に配置されている。なお、本実施形態において、入浴者の身長は、例えば日本人の成人の平均身長とする。例えば、放光口6は、浴室ユニット1の床面からの高さが120乃至180センチメートル(cm)である領域内に位置していることが好ましい。また、例えば、放光口6は、鏡15の垂直方向中央部の両側に設けられている。但し、鏡15の設置位置によっては、放光口6は、鏡15の上端部の両側に設けられていてもよい。放光口6には、光を散乱させながら透過させる拡散板、例えば、乳白色のアクリル材料からなる光透過板19が、水密的にはめ込まれている。
【0016】
次に、本実施形態に係る浴室ユニットの動作について説明する。
図1に示すように、住宅101の外部から外光L、例えば太陽光が、採光部103を介して光ダクト102の内部に導入される。この外光Lは、光ダクト102の内面によって繰り返し反射されながら光ダクト102内を伝達し、浴室ユニット1の放光口6から、浴室ユニット1の内部に照射される。上述の如く、放光口6は、側壁14における入浴者が洗い場3に立っているときの顔の高さに配置されている。従って、入浴者が洗い場3に立っているとき、放光口6から出射した光は、入浴者の顔に照射される。
【0017】
次に、本実施形態の効果について説明する。
上述の如く、本実施形態においては、入浴者が洗い場3に立っているときに、入浴者の顔に、放光口6から出射した光が照射される。このため、例えば入浴者は、朝、洗い場3においてシャワーを浴びているときに、顔に外光、すなわち太陽光を浴びることができる。この結果、入浴者は、シャワーの刺激と太陽光の刺激の双方を同時に受けることができ、すっきり目覚めることができる。これに対して、特許文献1に記載の技術においては、光ダクトの放光口は浴槽側に設けられているため、光ダクトにより導入された光の大部分は浴槽に向けて照射されてしまい、シャワーを浴びている入浴者が直接浴びることはできない。
【0018】
また、通常、入浴者がシャワーを浴びる際には、鏡15に向かっている。本実施形態においては、放光口6は鏡15と同じ壁面に形成されているため、入浴者は、放光口6から出射した外光を正面から浴びることができる。この結果、入浴者は、眠気をより効果的に払うことができると共に、鏡15に映った自分の身体をはっきり視認することができ、身体を洗うなどの作業がしやすい。
【0019】
更に、本実施形態においては、鏡15の両側に放光口6が設けられているため、入浴者が鏡15に顔を映す際に影ができにくい。これにより、作業性がより向上する。更にまた、本実施形態においては、放光口6に乳白色のアクリル材料からなる光透過板19がはめ込まれているため、入浴者は柔らかい光を浴びることができる。なお、カウンター18の色調を白色とすると、放光口6から出射した光が、カウンター18にて柔らかく反射した後、顔に照射されるため、より好ましい。
【0020】
従来の浴室ユニットにおいて、光源を入浴者の顔の高さに設けようとすると、光源に水がかかりやすくなるため、漏電及び感電に対する厳重な対策が必要であった。このため、光源を設けるためのコストが増大してしまうという問題があった。これに対して、本実施形態においては、光源としての放光口6は外光を利用しており、電気的な部品は設けられていないため、漏電及び感電の可能性を考慮する必要がない。これにより、入浴者の顔の高さに配置された光源を低コストで設けることができる。なお、放光口6には光透過板19が水密的にはめ込まれているため、シャワーの水が放光口6にかかっても、この水が光ダクト102内に侵入することがなく、浴室ユニット1内で発生した蒸気が光ダクト102内に侵入することもない。また、浴室ユニット1における光ダクト102との連結部分にはパッキン108が設けられているため、シャワー水及び蒸気が浴室ユニット1の外部に漏洩することがない。
【0021】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図5は、本実施形態に係る浴室ユニットを例示する斜視図である。
図5に示すように、本実施形態に係る浴室ユニット21は、前述の第1の実施形態と比較して、放光口6が、入浴者が洗い場3で座っているときの顔の高さに相当する位置に配置されている点が異なっている。例えば、浴室ユニット21においては放光口6が2ヶ所設けられており、洗い場3の側壁14における鏡15の下端部の両側に配置されている。また、例えば、放光口6は、浴室ユニット21の床面からの高さが80乃至120センチメートルである領域内に位置していることが好ましい。本実施形態における上記以外の構成は、前述の第1の実施形態と同様である。
【0022】
本実施形態においては、入浴者が洗い場3で座っているときに、入浴者の顔に外光が当たる。これにより、座ってシャワーを浴びる入浴者も、顔に外光を浴びてすっきり目覚めることができる。本実施形態における上記以外の動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
【0023】
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図6は、本実施形態に係る浴室ユニットを例示する斜視図であり、
図7(a)及び(b)は、本実施形態に係る浴室ユニットを例示する模式的断面図であり、(a)は浴室ユニットを洗い場側から見た図であり、(b)は浴槽の足側から見た図である。
【0024】
図6に示すように、本実施形態に係る浴室ユニット31においては、洗い場3の側壁14において、放光口6が4ヶ所設けられている。すなわち、鏡15の両側において、入浴者が立ったときの顔の高さに相当する位置と、入浴者が座ったときの顔の高さに相当する位置との双方に放光口6が配置されている。入浴者が立ったときの顔の高さに相当する位置とは、例えば、鏡15の垂直方向中央部の両側であり、入浴者が座ったときの顔の高さに相当する位置とは、例えば、鏡15の下端部の両側である。例えば、上側に配置された2ヶ所の放光口6は、床面から120乃至180センチメートルの領域内に位置していることが好ましく、下側に配置された2ヶ所の放光口6は、床面から80乃至120センチメートルの領域内に位置していることが好ましい。
【0025】
また、図7(a)及び(b)に示すように、これらの4ヶ所の放光口6に外光を導くために、光ダクト102においては、水平部分105が上下に2本設けられており、各水平部分105がそれぞれ2ヶ所の放光口6に結合されている。これにより、光ダクト102における浴室ユニット31の側方に位置する部分の形状は、逆F字形状となっている。この場合、上側の屈曲部106に配置した補助ミラー107は、入射した光の一部を反射して残部を透過させるハーフミラーとしてもよく、全反射ミラーとして、光路の略半分だけを塞ぐように配置してもよい。本実施形態における上記以外の構成は、前述の第1の実施形態と同様である。
【0026】
本実施形態においては、入浴者は、洗い場3において立っているときも座っているときも、顔に外光を浴びることができる。また、入浴者の顔に形成される影がより少なくなる。本実施形態における上記以外の動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
【0027】
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
図8は、本実施形態に係る浴室ユニットの放光口を例示する断面図である。
図8に示すように、本実施形態に係る浴室ユニットにおいては、放光口6に光を透過させる透明板42が水密的にはめ込まれている。透明板42は、例えば、透明な樹脂材料により形成されている。また、透明板42から見て、浴室ユニットの内部側には、光を拡散させつつ透過させる拡散板、例えば、乳白色のアクリル材料からなる光透過板43が、側壁14に対してスライド可能に設けられている。光透過板43は、その移動域の下端に位置しているときは、放光口6を覆って外光Lの光路に介在し、その移動域の上端に位置しているときは、放光口6から外れた位置に退避して外光Lの光路に介在しない。本実施形態における上記以外の構成は、前述の第1の実施形態と同様である。
【0028】
本実施形態においては、光透過板43をその移動域の下端に位置させれば、入浴者は、光透過板43によって拡散された柔らかい光を浴びることができる。一方、光透過板43をその移動域の上端に位置させれば、入浴者は、直射日光に近い光を浴びることができ、より効果的に目を覚ますことができる。このように、本実施形態によれば、入浴者が浴びる光の性質を選択できる。本実施形態における上記以外の動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
【0029】
なお、本実施形態においては、前述の第2の実施形態のように、放光口を入浴者が座ったときの顔の高さに配置してもよく、前述の第3の実施形態のように、放光口を入浴者が立っているときの顔の高さと座っているときの顔の高さの双方に配置してもよい。また、光透過板を省略して、常に直射日光に近い光が照射されるようにしてもよい。
【0030】
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
図9は、この浴室ユニットの放光口を例示する断面図である。
図9に示すように、本実施形態に係る浴室ユニットにおいては、前述の第4の実施形態における放光口において、光透過板43のさらに内側、すなわち、浴室ユニットの内部側に、シャッター52が設けられている。シャッター52は、例えば、遮光性の樹脂からなり、その光ダクト102側の面52aは、光反射面とされている。また、シャッター52は側壁14に対してスライド可能に設けられており、その移動域の下端に位置しているときは、放光口6を覆って外光Lを遮断し、その移動域の上端に位置しているときは、放光口6から外れた位置に退避して外光Lの光路に介入しない。本実施形態における上記以外の構成は、前述の第4の実施形態と同様である。
【0031】
本実施形態においては、シャッター52をスライドさせることにより、放光口6を開閉することができる。これにより、入浴者は、外光を浴びたいときだけシャッター52を開き、外光を浴びることができる。また、一部の放光口6においてのみシャッター52を開き、残りの放光口6においてはシャッター52を閉じることにより、放光させる放光口6を任意に選択することができる。この場合、シャッター52の面52aを光反射面とすることにより、閉じたシャッター52に到達した光を再び光ダクト102内に戻し、他の放光口6から出射される光量を増加させることができる。本実施形態を前述の第3の実施形態を組み合わせれば、入浴者が立っているときは上側の放光口のみを開き、座っているときは下側の放光口のみを開くことにより、常に顔に外光を浴びることができる。なお、本実施形態においては、光透過板を省略してもよい。本実施形態における上記以外の動作及び効果は、前述の第4の実施形態と同様である。
【0032】
以上、本発明の実施形態を参照しつつ、本発明の特徴を説明した。しかし、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、前述の各実施形態に係る浴室ユニットを構成するいずれかの要素について、当業者が適宜追加、省略又は設計変更を加えたものであっても、本発明の要旨を備えたものであれば、本発明の範囲に包含される。
【0033】
例えば、前述の各実施形態においては、鏡15の両側に放光口を配置する例を示したが、放光口は鏡15の片側にのみ配置してもよく、例えば、収納棚16側のみに配置してもよい。また、前述の各実施形態においては、屋外から浴室ユニット内に外光を導入する導光設備が光ダクトである例を示したが、本発明はこれに限定されず、導光設備は例えば光ファイバであってもよい。
【0034】
更に、前述の各実施形態においては、放光口にはめ込む拡散板を乳白色の光透過板とする例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、浴室ユニット内に暖かみのある光を供給するために、拡散板の色調をオレンジとしてもよく、涼しさを演出するために、ブルーとしてもよい。又は、拡散板を透明材料により形成し、その内面に微小な凹凸を形成してもよい。これにより、光を効果的に拡散させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る浴室ユニットが設けられた建築物を例示する模式的断面図である。
【図2】(a)及び(b)は、第1の実施形態に係る浴室ユニットを例示する模式的断面図であり、(a)は浴室ユニットを洗い場側から見た図であり、(b)は浴槽の足側から見た図である。
【図3】第1の実施形態に係る浴室ユニットを例示する斜視図である。
【図4】第1の実施形態に係る浴室ユニットの放光口を例示する断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る浴室ユニットを例示する斜視図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る浴室ユニットを例示する斜視図である。
【図7】(a)及び(b)は、第3の実施形態に係る浴室ユニットを例示する模式的断面図であり、(a)は浴室ユニットを洗い場側から見た図であり、(b)は浴槽の足側から見た図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に係る浴室ユニットの放光口を例示する断面図である。
【図9】本発明の第5の実施形態に係る浴室ユニットの放光口を例示する断面図である。
【符号の説明】
【0036】
1、21、31 浴室ユニット、2 浴槽、3 洗い場、4 天井、6 放光口、8 排気口、9 排気フィン、14 側壁、15 鏡、16 収納棚、17 シャワー、18 カウンター、19 光透過板、42 透明板、43 光透過板、52 シャッター、52a 面、101 住宅、102 光ダクト、103 採光部、104 垂直部分、105 水平部分、106 屈曲部、107 補助ミラー、108 パッキン、109 排気管、L 外光

【特許請求の範囲】
【請求項1】
屋外から光を導入する導光設備が結合される浴室ユニットであって、
前記浴室ユニットの側壁に設けられ、前記導光設備により導入された光を前記浴室ユニット内に放光する放光口を備え、
前記放光口は、前記導光設備により導入された光が洗い場にいる入浴者の顔に向けて照射されるような位置に配置されていることを特徴とする浴室ユニット。
【請求項2】
前記側壁に取り付けられた鏡をさらに備え、
前記放光口は、前記鏡の側方に配置されていることを特徴とする請求項1記載の浴室ユニット。
【請求項3】
前記放光口は2ヶ所以上設けられており、前記鏡の両側に配置されていることを特徴とする請求項2記載の浴室ユニット。
【請求項4】
前記放光口は、入浴者が前記洗い場で立っているときの顔の高さに相当する位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の浴室ユニット。
【請求項5】
前記放光口は、入浴者が前記洗い場で座っているときの顔の高さに相当する位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の浴室ユニット。
【請求項6】
前記放光口は2ヶ所以上設けられており、前記洗い場で入浴者が立ったときの顔の高さに相当する位置と、入浴者が座ったときの顔の高さに相当する位置との双方に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の浴室ユニット。
【請求項7】
前記放光口に配置され、光を拡散させつつ透過させる拡散板をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の浴室ユニット。
【請求項8】
前記放光口を開閉するシャッターをさらに備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の浴室ユニット。
【請求項9】
前記導光設備は、その内面が光反射面とされた管状部材を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の浴室ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−82078(P2008−82078A)
【公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−264978(P2006−264978)
【出願日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【出願人】(000010087)TOTO株式会社 (3,889)
【Fターム(参考)】