浴槽水位警報装置
【課題】 電気回路を有する浴槽水位警報装置は、浴室内の蒸気による高湿度条件下において、信頼性あるしっかりした水密対策やメンテナンスが施されない限り、電気回路部品は電食を誘発されて錆などの発生が起こり易く、従って電気回路部品の劣化や接点の接触不良を招く。加えて水位感知センサー端子にあっては、水垢、油、汚れなどの付着は避けがたい。
これらの点から誤作動や不作動が起こり得る危惧が存在している。従って、電源をいっさい必要としない浴槽水位警報装置を提供する。
【解決手段】 本体となるシリンダーと、中央部に空気孔を設け、そこに吹き口を合わせたホイッスルを配置し、かつシリンダーヘッドカバーとしての役目をもつ永久磁石円盤と、頭頂部に永久磁石円盤を内臓し、シリンダー内を移動するピストン状のフロートから構成することを特徴とする浴槽水位警報装置。
これらの点から誤作動や不作動が起こり得る危惧が存在している。従って、電源をいっさい必要としない浴槽水位警報装置を提供する。
【解決手段】 本体となるシリンダーと、中央部に空気孔を設け、そこに吹き口を合わせたホイッスルを配置し、かつシリンダーヘッドカバーとしての役目をもつ永久磁石円盤と、頭頂部に永久磁石円盤を内臓し、シリンダー内を移動するピストン状のフロートから構成することを特徴とする浴槽水位警報装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、浴槽の水が所定の水位に達したときに警報音を発生させる浴槽水位警報装置に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来の浴槽水位警報装置は、水位の感知と警報回路に電源として家庭用を利用する場合はアダプターを介し、その他は電池を利用して、即ち、電気回路を有するものであった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかし、浴槽を設置している室内は、蒸気が充満し、従って高湿度条件下において、電気回路を有する浴槽水位警報装置では、かなりしっかりした信頼性のある水密対策や適切なメンテナンスが施されていなければ、電気回路部品は電食を誘発されて錆などの発生が起こり易くなり、従って電気回路部品の劣化や接点の接触不良を招く。加えて、直接に水面と接触する水位感知センサーの端子にあっては、水垢や、油や、汚れなどの付着の影響は避けがたい。これらの点から誤作動や不作動が発生し易い。また、電源として家庭用を利用する場合はアダプターを必要とし、電池式のものにあっては、その取替え時期に気を付けなければならない。本発明は以上の問題点を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
そこで、浴槽水位の感知と警報の回路にいっさい電源を必要としない浴槽水位警報装置として、本体となるシリンダーと、中央部に空気孔を設け、そこに吹き口を合わせたホイッスルを配置し、かつ、シリンダーヘッドカバーとしての役目をもつ永久磁石円盤と、磁気の吸引力を利用して空気をホイッスルに吹き込む役目をもち、頭頂部に永久磁石円盤を内臓し、シリンダー内を移動するピストン状のフロートから構成することを特徴とした。
【０００５】
所定の位置に設定されたシリンダー内を移動するフロートが浴槽水位の上昇変化に応じて押し上げられ、やがて浴槽水位が所定の水位に達すると同時期に、シリンダーヘッドカバー用永久磁石円盤とフロート頭頂部に内臓された永久磁石円盤との間に存在している双方の磁気の吸引力によってフロートは瞬時的に引き上げられ、結果として、シリンダー内壁とシリンダーヘッドカバー用永久磁石円盤下面とフロート頭頂部に囲まれた空気室内の空気は、シリンダーヘッドカバー用永久磁石円盤の中央部に設けられた空気孔を介し、ホイッスルから特有の警報音を発生させながら外へ押し出される。
【発明の効果】
【０００６】
電気回路を有する浴槽水位警報装置で危惧されているところの電気部品の劣化や接点の接触不良、加えて直接に水面と接触する水位感知センサー端子の水垢、油、汚れなどの付着による誤作動や不作動の発生を回避できる。また電源不必要なので省エネ対策にもなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００７】
図１は、本発明に係る浴槽水位警報装置仕組１０を浴槽壁９に取り付けた状態である。浴槽水位警報装置仕組側にマジックテープ（イ）７を、浴槽壁側にマジックテープ（ロ）８を貼り付けて、浴槽水位警報装置仕組を浴槽壁に自由に設定位置を決めて取り付け、また浴槽壁から自由に取り外すことが可能としている。
【０００８】
図３は、図１の浴槽水位警報装置仕組１０をＡ−Ａ方向に見た断面図である。浴槽水位警報装置仕組の本体となるシリンダー１とピストン状のフロート２は、磁力に影響されない軽量硬質のプラスティック素材から、また、ホイッスルにおいても軽量なアルミまたはプラスティック素材で形成される。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
【図１】 本発明に係る浴槽水位警報装置仕組の（浴槽壁に取り付けられた状態の）正面図である。
【図２】 本発明に係る浴槽水位警報装置仕組の平面図である。
【図３】 本発明に係る浴槽水位警報装置仕組の断面図である。
【符号の説明】
【００１０】
１ シリンダー
２ フロート
３ 永久磁石円盤（イ）
４ 永久磁石円盤（ロ）
５ 空気室
６ ホイッスル
７ マジックテープ（イ）
８ マジックテープ（ロ）
９ 浴槽壁
１０ 浴槽水位警報装置仕組
【技術分野】
【０００１】
本発明は、浴槽の水が所定の水位に達したときに警報音を発生させる浴槽水位警報装置に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来の浴槽水位警報装置は、水位の感知と警報回路に電源として家庭用を利用する場合はアダプターを介し、その他は電池を利用して、即ち、電気回路を有するものであった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかし、浴槽を設置している室内は、蒸気が充満し、従って高湿度条件下において、電気回路を有する浴槽水位警報装置では、かなりしっかりした信頼性のある水密対策や適切なメンテナンスが施されていなければ、電気回路部品は電食を誘発されて錆などの発生が起こり易くなり、従って電気回路部品の劣化や接点の接触不良を招く。加えて、直接に水面と接触する水位感知センサーの端子にあっては、水垢や、油や、汚れなどの付着の影響は避けがたい。これらの点から誤作動や不作動が発生し易い。また、電源として家庭用を利用する場合はアダプターを必要とし、電池式のものにあっては、その取替え時期に気を付けなければならない。本発明は以上の問題点を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
そこで、浴槽水位の感知と警報の回路にいっさい電源を必要としない浴槽水位警報装置として、本体となるシリンダーと、中央部に空気孔を設け、そこに吹き口を合わせたホイッスルを配置し、かつ、シリンダーヘッドカバーとしての役目をもつ永久磁石円盤と、磁気の吸引力を利用して空気をホイッスルに吹き込む役目をもち、頭頂部に永久磁石円盤を内臓し、シリンダー内を移動するピストン状のフロートから構成することを特徴とした。
【０００５】
所定の位置に設定されたシリンダー内を移動するフロートが浴槽水位の上昇変化に応じて押し上げられ、やがて浴槽水位が所定の水位に達すると同時期に、シリンダーヘッドカバー用永久磁石円盤とフロート頭頂部に内臓された永久磁石円盤との間に存在している双方の磁気の吸引力によってフロートは瞬時的に引き上げられ、結果として、シリンダー内壁とシリンダーヘッドカバー用永久磁石円盤下面とフロート頭頂部に囲まれた空気室内の空気は、シリンダーヘッドカバー用永久磁石円盤の中央部に設けられた空気孔を介し、ホイッスルから特有の警報音を発生させながら外へ押し出される。
【発明の効果】
【０００６】
電気回路を有する浴槽水位警報装置で危惧されているところの電気部品の劣化や接点の接触不良、加えて直接に水面と接触する水位感知センサー端子の水垢、油、汚れなどの付着による誤作動や不作動の発生を回避できる。また電源不必要なので省エネ対策にもなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００７】
図１は、本発明に係る浴槽水位警報装置仕組１０を浴槽壁９に取り付けた状態である。浴槽水位警報装置仕組側にマジックテープ（イ）７を、浴槽壁側にマジックテープ（ロ）８を貼り付けて、浴槽水位警報装置仕組を浴槽壁に自由に設定位置を決めて取り付け、また浴槽壁から自由に取り外すことが可能としている。
【０００８】
図３は、図１の浴槽水位警報装置仕組１０をＡ−Ａ方向に見た断面図である。浴槽水位警報装置仕組の本体となるシリンダー１とピストン状のフロート２は、磁力に影響されない軽量硬質のプラスティック素材から、また、ホイッスルにおいても軽量なアルミまたはプラスティック素材で形成される。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
【図１】 本発明に係る浴槽水位警報装置仕組の（浴槽壁に取り付けられた状態の）正面図である。
【図２】 本発明に係る浴槽水位警報装置仕組の平面図である。
【図３】 本発明に係る浴槽水位警報装置仕組の断面図である。
【符号の説明】
【００１０】
１ シリンダー
２ フロート
３ 永久磁石円盤（イ）
４ 永久磁石円盤（ロ）
５ 空気室
６ ホイッスル
７ マジックテープ（イ）
８ マジックテープ（ロ）
９ 浴槽壁
１０ 浴槽水位警報装置仕組
【特許請求の範囲】
【請求項１】
本体となるシリンダーと、中央部に空気孔を設け、そこに吹き口を合わせたホイッスルを配置したシリンダーカバー用永久磁石円盤と、頭頂部に永久磁石円盤を内臓したピストン状のフロートから構成されたことを特徴とする浴槽水位警報装置。
【請求項１】
本体となるシリンダーと、中央部に空気孔を設け、そこに吹き口を合わせたホイッスルを配置したシリンダーカバー用永久磁石円盤と、頭頂部に永久磁石円盤を内臓したピストン状のフロートから構成されたことを特徴とする浴槽水位警報装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図２】
【図３】
【公開番号】特開２００９−２２９４３４（Ｐ２００９−２２９４３４Ａ）
【公開日】平成２１年１０月８日（２００９．１０．８）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００８−１０９５８９（Ｐ２００８−１０９５８９）
【出願日】平成２０年３月２４日（２００８．３．２４）
【公序良俗違反の表示】
（特許庁注：以下のものは登録商標）
１．マジックテープ
【出願人】（５９１１５６５０４）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２１年１０月８日（２００９．１０．８）
【国際特許分類】
【出願日】平成２０年３月２４日（２００８．３．２４）
【公序良俗違反の表示】
（特許庁注：以下のものは登録商標）
１．マジックテープ
【出願人】（５９１１５６５０４）
【Ｆターム（参考）】
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