説明

海用手漕ぎ艇専用の艇尾繋留リーシュ・コード

【課題】海用手漕ぎ艇の漕ぎ手の落水対策として艇座周辺にリーシュ・コードを繋留すると、艇が波に巻き込まれた時に落水した漕ぎ手が艇と共に引きずられたり、櫂の流れ止めと絡んだり、行動の自由が制限されたりして具合が良くありませんでした。
【解決手段】長いリーシュ・コードを漕ぎ手の足にフット・ストラップ5で留め、艇尾繋留金具1により艇尾に繋留すれば、落水時に漕ぎ手も艇も波に引きずられ難くなり、ウレタン・コード4も櫂の流れ止めと絡みづらくなるうえ、長いコードのおかげで自由に行動でき、また後部デッキからの再乗艇を容易に行うこともでき、漕ぎ手の負担を減らすことができます。ただし、リーシュ・コードを長くし艇尾に繋留した結果、舵に絡み易くなる事については、フロート2によりコードを浮かせて舵に絡み難くし、長くて邪魔になる事についてはスプリング部3により着座するとコードが張られて邪魔にならないようにします。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、海用手漕ぎ艇の漕ぎ手の落水対策用具に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、海用手漕ぎ艇の漕ぎ手が落水した時の対策用具として、サーフィン用のリーシュ・コード(流れ止め)(図2)が流用されています。ウレタン・コード4の片端に付けられているフット・ストラップ5は漕ぎ手の足に装着され、逆端の繋留ストラップ6は艇座近辺に繋留されています。
従来、海面7で使われる手漕ぎ艇であるサーフスキー8やシーカヤック9など(図3)では、漕ぎ手と艇を命綱で繋ぐと、落水時などに命綱が漕ぎ手に絡まり危険であると考えられてきました。しかし、命綱が絡まるような状況はめったに無く、海の真中で落水した時に艇と漕ぎ手が離れ離れになる事態を考えると、艇と漕ぎ手が繋がれていない事の方がより危険であると考えられ始めてきました。そこで、艇と漕ぎ手を繋ぎ留める為にサーフィン用リーシュ・コードが使用されるようになりました。サーフィン用リーシュ・コードは、ほどほどの伸縮性を持ち、曲がりやすく、絡まりにくく、ほどけやすいウレタン・コードが使われており、大変便利な流れ止めとして流通しています。
しかし、艇座近辺にはサーフィン用リーシュ・コードだけでなく、パドルと呼ばれる櫂を流してしまわないために櫂の流れ止めも繋がれています。これらを繋いで実際に海でサーフスキー8を漕いだところ、大変不都合な状況に陥りました。サーフィン用リーシュ・コード10を艇座近辺に繋げて艇が波11にさらわれた時、艇は波頭に平行に強く巻き込まれ、波の続く限り12落水した漕ぎ手13を引きずりました。(図4)さらに、櫂の流れ止め14も艇座近辺に繋いでみたところリーシュ・コード10と絡まり、漕ぎ手13の動きが制限されたり、櫂15が暴れたりして大変危険でした。(図5)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
艇と漕ぎ手を繋ぎ留める為にリーシュ・コードを使ってみたところ大変有効なことがわかりました。しかし、サーフィン用リーシュ・コードの流用とその使用法は様々な不都合を生じました。
そこで、この発明により漕ぎ手が艇から落水しても不都合が生じず、再乗艇時や漕艇時にも便利な海用手漕ぎ艇専用のリーシュ・コードを提供することです。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以上の海用手漕ぎ艇専用リーシュ・コードの課題を解決するための
第一発明は、艇尾に繋留するリーシュ・コードです。
また、第二発明は浮力を持った艇尾に繋留するリーシュ・コードです。
また、第三発明はスプリング特性を持った艇尾に繋留するリーシュ・コードです。
また、第四発明は浮力とスプリング特性を持った艇尾に繋留するリーシュ・コードです。
【発明の効果】
【0005】
第一発明によれば、リーシュ・コードを長くして艇尾に繋留することにより艇が波に巻き込まれても、艇は波に影響を受けにくい方向へ向きを容易に変え、漕ぎ手を引きずる事が無くなりました。(図6)
艇中央部にリーシュ・コードを繋ぐと波に巻き込まれた艇が漕ぎ手を引きずります。(図4)漕ぎ手を引きずる力は波が艇を押す力と等しく、波から見た艇の長さにほぼ比例します。艇が波に垂直に向きを変えれば、波が艇を押す力は艇の幅に比例します。海用手漕ぎ艇は幅が長さの1/10位なので、引きずる力も1/10になります。艇尾に繋留するリーシュ・コード16を使えば図6に示すように艇は波に押されるとともに漕ぎ手に引っ張られて向きが17のように変わります。艇が向きを変えるまでの短い間漕ぎ手は艇に強く引かれますが、向きを変えた後はほとんど引かれることはありません。
さらにリーシュ・コードと櫂の流れ止めとが離れる為に其々の届く範囲18 19の重なる領域が狭くなることにより絡み難くなるので、より不具合を生じることが少なくなります。(図7)また、漕ぎ手は長いリーシュ・コードのおかげで艇周辺の行動の自由を得られ、リーシュ・コードで艇と繋がれたまま、泳いだり、作業をしたりできると共に、泳いで艇を後進曳航したりすることが可能となります。ただし、こういったリーシュ・コードを川や湖で使うことは危険です。特に流れのあるところでリーシュ・コードが何かに引っかかった場合、予期せぬ事態に巻き込まれる可能性があるため、障害物がはるかに少ない海での使用に限られます。
以上のように艇尾に繋留することにより、艇座近辺に繋留することによって生じた様々な不都合を解消することが出来ます。しかし、艇尾に繋留した場合、使用されるウレタン・コードは海水に沈む為海面下で潮流20に流されて、リーシュ・コード16が舵21に絡む可能性があります。(図8)リーシュ・コードが舵に絡み付いていると抵抗が増えて漕艇の妨げになるので、リーシュ・コードを舵からはずす為に艇から降りて海に入らなければならず、体力と時間を消耗してしまう可能性があります。また、艇尾に繋留する為にはリーシュ・コードを長くしなければなりません。漕ぎ手が着座した時に、長くて余ってしまったリーシュ・コード16をきちんと保持していないと、海上を引きずり、浮遊物22に引っかかる可能性があります。(図9)リーシュ・コードを艇首に繋留すれば、これらの不具合を発生させないことも可能ですが、本発明者が提唱している2段再乗艇法の為にリーシュ・コードは艇尾に係留されねばならず、これらの不具合は解消されなければなりません。
第二発明によれば、十分な浮力のあるリーシュ・コードは海面に浮く為、落水時や再乗艇時などに海面下でリーシュ・コードが舵に絡むことが無くなります。ただし、浮力はリーシュ・コード全体にあっても良いのですが、舵に絡みやすい部分が浮いているよう艇尾に近い一部に浮力があれば舵に絡むことがなくなります。
第三発明によれば、スプリングの特性を利用してリーシュ・コードを後部デッキ上に張ることにより、リーシュ・コードを海中で引きずらなくなり漕ぎ易くなると共に、浮遊物等に引っかからなくなり便利です。使用されているウレタン・コードは熱加工でスプリング状にして、リーシュ・コードにスプリング特性を持たせることが容易です。しかし、全体をスプリング状にすると、櫂の流れ止めや舵に絡み易く解け難くなる為、サーフスキーの場合には中央部近辺に必要な長さだけスプリング部があれば、リーシュ・コードを張ることが可能となります。但し、シーカヤックの場合にはリーシュ・コードをコックピットに通す為漕ぎ手よりにスプリング部が用意されます。
第四発明によれば、第一発明の艇尾繋留リーシュ・コードに浮力に関する第2発明とスプリング特性に関する第3発明を適用することにより海用手漕ぎ艇の漕ぎ手にとって、漕艇、落水、再乗艇が負担なく出来るようになる便利な艇尾繋留フロート・スプリング・リーシュ・コードを提供できます。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
この発明の一実施形態として図1に示します。サーフィン用と同じ位の直径7〜8mmのウレタン・コードを使用しますが、サーフボードと海用手漕ぎ艇の重量の違いやかかる力の違いを考慮して、固定部や繋留部を強いものにしています。
艇尾繋留金具周辺例を図10に示します。ウレタン・コード4を輪にして固定する時につぶれ等の性能劣化を避ける為にステンレス製ワイヤーコース23を使い、繋留金具のステンレス製鉄砲ナスカン24に通してから、ステンレス製カシメ25で固定し、艇が傷つかないようにゴムカバー26を被せます。鉄砲ナスカンに使ってあるバネはステンレスではない為錆び易く注意が必要です。そこで、手入れがしやすく、海水が残り難くなるように、鉄砲ナスカン軸底部に水抜き穴を開けてあります。
フロート部周辺例を図11に示します。発泡ポリプロピレンのスリット入りパイプ27を浮力体として使ってあります。スリットがあるためにウレタン・コード4に挟み込む形で取り付けられます。このスリットが開かないように数ヶ所を縛った後、ナイロン製の袋28を被せて袋端部をパイプ内側に押し込み接着剤で固定すると共に、ウレタン・コード4にも固定します。
スプリング部周辺の加工例を図12に示します。容器29に入れた油、例えばサラダ食用油30を加熱機31、例えばガスコンロで温度計32を見ながら適当な温度まで加熱し、ウレタン・コード4を油に入れると、ウレタン・コードは柔らかくなり、形を整えてからそのまま冷やすと形を記憶します。本発明者が使用したウレタン・コードは170℃で整形可能となりました、そこで、10mmφの丸棒33に7mmφのウレタン・コード4を加熱しながら巻き取りました。一周約6cmで25ターン巻いた時は約1.5mのウレタン・コードを自然長約20cmのスプリング状に巻くことが出来ます。このスプリングは約80%まで無理なく伸ばせましたので、使用できる範囲は張力を考慮してスプリング部は全長60cmから100cmまで伸ばした状態で使えることになります。
フット・ストラップ部周辺を図13に示します。表がループで裏がフックの特殊な面ファスナー34を一枚で足に巻くようにすることにより、縫い繋いで製造した時の強度の弱さや劣化を防ぎます、形の保持と面ファスナーの補強の為にナイロン帯35を面ファスナーの芯として間に挟み縫いこみます。ステンレス製のブラケットがあればステンレス製のシャックルを直接組み合わせできますが、入手困難な時は真鍮製のブラケット36を使用します。その場合ステンレス製シャックルとの間の電気化学反応により腐食が起きますので電気絶縁の為に絶縁ワッシャー37と絶縁ゴムパイプ38を使います。ブラケットをブラケット受けプラスチック・プレート39の穴に通した後、面ファスナーの穴から頭を出します。プレートは面ファスナーの補強と共に、ブラケットが回転しやすくする為に使用してあります。輪を作りステンレス製カシメ40で固定したウレタン・コード4を通したシャックルのU字部41とシャックルのネジ部42をブラケットにはめます。6mmφのシャックルを使ったところウレタン・コードのつぶれは見られず、ワイヤーコースを使う必要はありませんでした。使用時にはシャックルのネジ頭部に開いている穴とシャックルのU字部に紐などを通して縛り付けてシャックルのネジ部脱落防止をしなければなりません。これらのような構造は強度を上げる為と共に、リーシュ・コードを身体に沿わせて後ろに張る為にウレタン・コード取り付け部の可動角度を広く確保する為にも必要です。また、斜め引き剥がし取っ手43は面ファスナーの下角端に縫い付けます。面ファスナーは半周近くファスナー機能で固定されており、周平面内で剥がそうとすると、面ファスナー幅に比例した初期力が必要となります。この力は思ったより大きく、大きいからファスナーとしての機能を果たしているわけですが、緊急の時、剥がす障害となります。漕ぎ手は周に垂直上方から手を差し出すので、上方に引っ張って引き剥がせれば、はるかに楽に面ファスナーを剥がす事ができます。そこで、引き剥がす為の取っ手を面ファスナーの下角端に取り付けて上に引っ張れば、面ファスナーは下角端から剥がれ始める為、剥がれる幅が小さくなり初期力を小さく出来、より簡単にすばやく面ファスナーを剥がす事が可能となります。
【実施例】
【0007】
実施形態(図1)の利用形態としてサーフスキーと呼ばれる全長約5.4mの海用手漕ぎ艇で試験した例を示します。(図14)実施形態で示されるサーフスキー用艇尾繋留フロート・スプリング・リーシュ・コード44は、フット・ストラップにより漕ぎ手の足首に繋がれ、逆端は艇尾繋留金具で艇尾に繋がれます。各端から約1m内側にある自然長約20cmのスプリング部は約1m弱に伸ばされ、その張力でリーシュ・コードが後部デッキ上に張られています。スプリング長やスプリング部の位置は漕ぎ手や艇に合わせて長さや位置が最適化されます。また、リーシュ・コードの艇尾側一部に浮力パイプがかぶされています。漕ぎ手が着座している時は、リーシュ・コードを膝の内側を通して脇腹横から後ろへ張ります。これは、フット・ストラップの金具を足の前面もしくはやや内側にすることにより金具と艇が接触しないようにすると共に、出来るだけ舷側の内側にリーシュ・コードを位置させる為です。
リーシュ・コードの自然長は漕ぎ手が着座した時に必要とされる長さよりも少し短く設定されています。従って、漕ぎ手が艇座に着座するだけでスプリング部分によりリーシュ・コードが後部デッキ上に張られる為、リーシュ・コードを海中や海面に引きずる事が無く、浮遊物にも引っかかることも無く、漕ぎ手は余計なことに気を使う事無く艇を漕ぐことに専念出来ます。スプリングの引張り力は足の力に比べれば十分弱いので漕ぎ手に負担を与えません。さらに、スプリング部をリーシュ・コードの中央部にすることにより、スプリング部分と櫂の流れ止めが交差し難くなり、より絡みにくい配置となっています。同時に、スプリング部分が舵に巻き付き難い配置にもなっています。
また、リーシュ・コードは舵に近い部分が舵に絡み付き易い為、艇への繋留側のストレート部分に浮力を与えるだけで舵への巻き付き防止になっています。そして、リーシュ・コードは繋ぎが少なければ少ない程切れたり絡んだりする可能性が減るので一本で構成することが望まれます。そこで、浮力体を繋ぐのではなく、軽く柔らかいパイプをリーシュ・コードにかぶせることにより浮力が与えられています。
落水すると、体温の低下により生命の危機に直面します。出来るだけ早く再乗艇しなければなりません。現在行われている再乗艇法は艇中央部真横から直接乗り込む方法ですが、技術と体力が必要で遭難しそうな時には困難な方法です。本発明者は後部デッキに横から上がった後、着座する2段再乗艇法を提案しています。この方法は簡単で技術も体力も必要としません。後部デッキは着座位置よりもはるかに安定しているので、いざという時は後部デッキにしがみ付いてさえいれば体温の低下までの時間を延ばすことにより、救命確率を増やせる可能性があります。そのためにも、後部デッキに乗りやすいようリーシュ・コードは艇首ではなく、艇尾に繋留されなければなりません。
ただし、リーシュ・コードを艇尾に繋留するとリーシュ・コードから伝わる力に艇が反応しやすくなります。落水した時には、艇と漕ぎ手が離れて伸びたリーシュ・コードが、縮む時に艇を引き寄せて、艇が漕ぎ手に向かって来ることが考えられます。このような場合には、落水した漕ぎ手は身体を海面に水平に浮かせる事により足の引かれ具合で艇の位置と動きを察知することが出来ると同時に海面上に出ている頭部に艇がぶつかることを避けることが出来ます。
【他の実施例】
【0008】
シーカヤックでシーカヤック用艇尾繋留フロート・スプリング・リーシュ・コード45を使っている例を図15に示します。シーカヤックの場合漕ぎ手はコックピットと呼ばれる艇内の空間に下半身をいれます。飛沫等水がコックピット内に溜まらないようにスプレー・スカートと呼ばれる飛沫よけ46を漕ぎ手は装着します。リーシュ・コードは足に繋ぐことが望まれますが、リーシュ・コードをコックピット内から艇尾まで張る為にはスプレー・スカートが邪魔になります。そこで、図16に示すようにリーシュ・コードのスプリング部3をコックピット開口部のフランジ47に引っ掛け、その上からスプレー・スカートを被せて固定することにより、リーシュ・コードが通せます。そのために、サーフスキー用のリーシュ・コードより前よりにスプリング部を用意します。サーフスキーの場合落水時に漕ぎ手は投げ出される為にできるだけ櫂の流れ止めに絡まないようにしなければなりませんが、シーカヤックの場合は転覆した状態で漕ぎ手がスプレー・スカートをはずしてコックピットから脱出しますので、櫂の流れ止めとの絡みをあまり気にしなくて良く、スプリング部が漕ぎ手側に位置してもそれほど問題になりません。また、コックピット内部には舵の操作部などがありリーシュ・コードが引っかかる可能性のあるものがあります。そこで、サーフスキーでは足首に繋ぐことが想定されていましたが、シーカヤックの場合では膝下に繋ぐことを想定しています。
リーシュ・コードの艇尾側に浮力体としてフローティング・ロープ48を使って継いだ場合を図17に示します。浮力体パイプを長く被せても同じようになりますが、柔軟性に欠けます。また、ウレタン・ホースを使用して浮力を得ることも出来ますが、つぶれやすく、浮力が小さい為適していません。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】この発明の一実施形態
【図2】代用されているサーフィン用リーシュ・コード
【図3】代表的海用手漕ぎ艇であるサーフスキーとシーカヤック
【図4】艇座近辺に係留した場合に漕ぎ手が艇と共に波に引きずられる様子
【図5】艇座近辺に係留した場合に櫂が艇と共に波に引きずられる様子
【図6】艇尾繋留リーシュ・コードにより艇が向きを変える様子
【図7】艇尾繋留リーシュ・コードにより櫂の流れ止めとの交差が少なくなる様子
【図8】落水時や再乗艇時に沈む艇尾繋留リーシュ・コードが舵に絡む様子
【図9】漕艇時に長い艇尾繋留リーシュ・コードが浮遊物に絡む様子
【図10】艇尾繋留金具部
【図11】フロート部
【図12】スプリング部
【図13】フット・ストラップ部
【図14】この発明の艇尾繋留フロート・スプリング・リーシュ・コードをサーフスキーで利用している様子
【図15】この発明の艇尾繋留フロート・スプリング・リーシュ・コードをシーカヤックで利用している様子
【図16】シーカヤックの場合スプレー・スカートとフランジとの間のコードの通し方
【図17】この発明の他の実施形態
【符号の説明】
【0010】
1 艇尾繋留金具
2 フロート
3 スプリング部
4 ウレタン・コード
5 フット・ストラップ
6 繋留ストラップ
7 海面
8 海用手漕ぎ艇サーフスキー
9 海用手漕ぎ艇シーカヤック
10 サーフィン用リーシュ・コード
11 波
12 引きずられる向き
13 漕ぎ手
14 櫂の流れ止め
15 櫂
16 艇尾繋留リーシュ・コード
17 波による艇の向きの変化
18 艇尾繋留リーシュ・コード範囲
19 櫂の流れ止め範囲
20 潮流の向き
21 舵
22 浮遊物の流木
23 ステンレス製ワイヤーコース
24 ステンレス製鉄砲ナスカン(水抜き穴付)
25 ステンレス製かしめ
26 ゴムカバー
27 発泡ポリプロピレン製浮力パイプ(スリット付)
28 ナイロン製カバー袋
29 容器
30 油
31 加熱機
32 温度計
33 丸棒10mmφ
34 面ファスナー(表ループ・裏フック タイプ)
35 ナイロン製帯芯
36 ステンレス製もしくは真鍮製ブラケット
37 絶縁ワッシャー
38 絶縁ゴムパイプ
39 ブラケット受けプラスチック・プレート
40 ステンレス製かしめ
41 ステンレス製シャックルのU字部
42 ステンレス製シャックルのネジ部
43 斜め引き剥がし取っ手
44 サーフスキー用艇尾繋留フロート・スプリング・リーシュ・コード
45 シーカヤック用艇尾繋留フロート・スプリング・リーシュ・コード
46 スプレー・スカート
47 シーカヤックのコックピット・フランジ部断面
48 フローティング・ロープ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
海用手漕ぎ艇と漕ぎ手を繋ぎとめる艇尾繋留リーシュ・コード
【請求項2】
艇尾繋留フロート・リーシュ・コード
【請求項3】
艇尾繋留スプリング・リーシュ・コード
【請求項4】
艇尾繋留フロート・スプリング・リーシュ・コード

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2009−292453(P2009−292453A)
【公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−171568(P2008−171568)
【出願日】平成20年6月3日(2008.6.3)
【出願人】(508139859)