浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバ
【課題】浸出液(infusions)などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバの提供。
【解決手段】浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバ1aが、熱伝導性物質からなり、少なくとも1つの第1部位2aが設けられた1以上の部材からなる本体を備え、第1部位2aは、加熱手段4に関連付けられ、本体の少なくとも2つの第2端部2bの間に設置され、少なくとも1つの第2端部2bと隣接する第1部位2aの少なくとも2つの面に、互いに接続された少なくとも2つの水の内部流れ用チャネルが設けられている。
【解決手段】浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバ1aが、熱伝導性物質からなり、少なくとも1つの第1部位2aが設けられた1以上の部材からなる本体を備え、第1部位2aは、加熱手段4に関連付けられ、本体の少なくとも2つの第2端部2bの間に設置され、少なくとも1つの第2端部2bと隣接する第1部位2aの少なくとも2つの面に、互いに接続された少なくとも2つの水の内部流れ用チャネルが設けられている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浸出液(infusions)などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバに関する。
【背景技術】
【0002】
浸出液などの準備のため、特にエスプレッソコーヒを作るための機械の分野において、浸出液に必要な水を電気的に加熱することは公知である。
【0003】
この加熱は典型的には、熱伝導性物質からなる2つの主要部分を有する加熱チャンバにより行われている。主要部はそれぞれ、内部に水を挿通し加熱流路となるダクトと、卷回され、または他の任意の形状を有し、かつ、水を熱するのに必要な熱を発生するため内部に電流を流すことができる電気抵抗器とを収容している。
【0004】
より詳しくは、チャンバを構成する熱伝導性物質による熱伝導によって水が被加熱水に供給される。
【0005】
これら公知の型式の加熱チャンバには欠点があり、浸出液などの提供のために使用するのに十分に高温である加熱チャンバ内部を循環する水の平均温度を得るため、必要とされる熱を発生するのに電気抵抗器に多量の電力を供給する必要がある。
【0006】
公知の型式の加熱チャンバにおける他の欠点は、特に加熱チャンバが組み込まれた装置を連続的に使用している間、加熱チャンバにより加熱される水温の効率が全体的に変わりやすいという事実である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、浸出液の準備のため水を加熱するのに必要とされる電力量を低減することにより、従来技術の欠点および限定を克服することができる浸出液のため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバを提供することである。
【0008】
この目的の範囲内で、本発明のねらいは多くの連続実施行為を可能にするため、加熱チャンバの全体的な容量が同等の従来技術の加熱チャンバで加熱することができるよりも多量の水を加熱することができる浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
後述するように、より明らかになるこの目的とこれらおよび他のねらいは、熱伝導性物質からなり加熱手段に関連する少なくとも1つの第1部位が設けられた本体を備え、前記加熱手段は前記本体の少なくとも2つの第2端部の間に設置され、前記少なくとも1つの第1部位の2つの面で、個々の前記第1部位が少なくとも前記第2端部の1つと隣接し、少なくとも互いに接続された、水の内部流れ用チャネルが設けられていることを特徴とする浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバにより達成される。
【0010】
更に、本発明の特性および有利な点は、添付図面に無制限の例として示された本発明に係る浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバの実施形態を包含する5つの好適な実施形態の詳述から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明に係る浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバの第1実施形態を上方から見た斜視図である。
【図2】図1に示す加熱チャンバを下方から見た斜視図である。
【図3】図1に示す加熱チャンバの分解斜視図である。
【図4】図1に示す加熱チャンバの中央部を上方から見た斜視図である。
【図5】図1に示す加熱チャンバの中央部を下方から見た斜視図である。
【図6】図1に示す加熱チャンバの平面図である。
【図7】図6に示す加熱チャンバのVII−VII線断面斜視図である。
【図8】本発明に係る浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバの第2実施形態を上方から見た斜視図である。
【図9】図8に示す加熱チャンバを下方から見た斜視図である。
【図10】図8に示す加熱チャンバの分解斜視図である。
【図11】図8に示す加熱チャンバの中央部を上方から見た斜視図である。
【図12】図8に示す加熱チャンバの中央部を下方から見た斜視図である。
【図13】図8に示す加熱チャンバの平面図である。
【図14】図13に示す加熱チャンバのVIV−VIV線断面斜視図である。
【図15】本発明に係る浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバの第3実施形態を上方から見た斜視図である。
【図16】図15に示す加熱チャンバを下方から見た斜視図である。
【図17】図15に示す加熱チャンバの平面図である。
【図18】図17に示す加熱チャンバのXVII−XVII線断面斜視図である。
【図19】図15に示す加熱チャンバの側面図である。
【図20】図19に示す加熱チャンバのXX−XX線断面斜視図である。
【図21】本発明に係る浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバの第4実施形態を上方から見た斜視図である。
【図22】図21に示す加熱チャンバを下方から見た斜視図である。
【図23】図21に示す加熱チャンバの分解斜視図である。
【図24】図21に示す加熱チャンバの平面図である。
【図25】図24に示す加熱チャンバのXXV−XXV線断面斜視図である。
【図26】本発明に係る浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバの第5実施形態を上方から見た分解斜視図である。
【図27】図26に示す加熱チャンバの平面図である。
【図28】図26に示す加熱チャンバのXXVIII−XXVIII線断面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1から図14を参照すると、最初の2つの提案された実施形態において、参照番号1aおよび1bにより示された、浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバは、例えば金属など熱伝導性物質からなる実質的に平行六面体形状を有する本体を備えている。
【0013】
加熱チャンバ1aおよび1bは、少なくとも1つの第1部位2aを有し、この第1部位2aは実質的に縦断面に沿って延びる本体の中央部3により規定されている。中央部3は加熱手段4と関連し、この加熱手段4は例えば実質的に前記縦断面に沿って延びる電気抵抗器からなり、かつ、本体の少なくとも2つの第2端部2bおよび2cの間に置かれている。第2端部2bおよび2cは2つの被覆部材5および6により規定されており、この被覆部材5および6は必要に応じて取り外しできるように、例えばねじ部材7により中央部3と連結することができる。
【0014】
より正確には、2つの被覆部材5および6が第2端部2bおよび2cを規定し、この第2端部2bおよび2cが第1部位2aの2つの対向面に配置されることにより、加熱チャンバ1aおよび1bの端面8および9を規定している。
【0015】
本発明によれば、第1部位2aの少なくとも2つの面部で、2つの面部のいずれかが少なくとも第2端部2bおよび2cの一方に隣接し、少なくとも2つの互いに連結されたチャネル10および11が水の内部流れのために設けられている。
【0016】
より正確には、2つの内部流れ用チャネル10および11のそれぞれは、中央部3に設けられた蓋なしの溝により規定され、かつ、2つの被覆部材5および6により閉蓋されている。内部流れ用チャネル10,11は、加熱チャンバ1aまたは1bの内部を循環可能な多量の水を最適化するため、入り組んだ通路に沿って実質的に加熱手段4の電気抵抗器に平行に延びている。
【0017】
前述したように、2つの内部流れ用チャネル10および11は互いに、本体の第1部位2aを完全に貫通して端面から端面まで延びる第1横断チャネルにより接続されている。
【0018】
第1実施形態または第2実施形態のいずれに関わらず、加熱チャンバ1a内の内部流れ用チャネル10および11は、本体からの水の流入または流出のための少なくとも1つの入口13および少なくとも1つの出口14を有し、入口13と出口14は加熱チャンバ1aの2つの端面8および9の一方のみに配設されている。
【0019】
この場合、第2端部2bまたは2cの一方から他方まで水の戻りを可能にするため、第2横断チャネル12が設けられ、この第2横断チャネル12は本体の第1部位2aを完全に貫通して端面から端面まで延び、出口14まで至る。
【0020】
明らかに、1つの要素と他の要素との間の、および/または1つのチャネルと他のチャネルとの間の水密性を確保するため、流体の漏れ、または流体の不要な交換を回避するガスケット16が設けられている。このガスケット16は、2つの被覆部材5および6と、中央部5との間に設置することができる。
【0021】
他方で、加熱チャンバ1b内で内部流れ用チャネル10および11は、本体への/本体からの水の流入または流出のための少なくとも1つの入口13および少なくとも1つの出口14を有し、入口13および出口14のそれぞれは加熱チャンバ1bの2つの端面8および9の一方に配設されている。
【0022】
図15から図20を参照すると、最初の2つの実施形態と異なり、本発明に係る加熱チャンバの第3実施形態において、全体的に参照番号1cで示される本体は、実質的に平行六面体形状を有し一体化されている。本体には一体的に、本体内部がくりぬかれ、複数部品のアッセンブリの結果としては得ることができない内部流れ用チャネル41および42が設けられている。
【0023】
より正確には、内部流れ用チャネル41および42は、熱伝導性物質からなりキャビティ内に挿入されたダクト17により規定され、ダクト17は本体内に、前述した型式の電気抵抗器と交差し、第2端部40bと40cとの間に配設された第1部位40aに対し横方向に設けられている。
【0024】
図21から図25を参照すると、本発明に係る加熱チャンバの第4実施形態において、全体的に参照番号1dで示される加熱チャンバは、実質的に平行六面体形状であり、例えば金属など熱伝導性物質からなる本体を備えている。
【0025】
加熱チャンバ1dは、2つの第1部位18aの間に配設された少なくとも1つの第2中間部材を備え、個々の第1部位18aは、他の実施形態と同じ型式の加熱手段4に関連し、第2中間部材と2つの第2端部18bおよび18cとの間に配設されている。
【0026】
この場合はまた、第2端部18bおよび18cが第1部位18aの2つの対向面に配置され、加熱チャンバ1dの端面19および20を規定している。
【0027】
更に詳しくは、本体は2つの被覆部材21および22により構成されている。この被覆部材21と22とは、2つの第2端部18bと18cとを規定し、複数の互いに積み重ねられた中央部23に接して重ね合わせられる。個々の中央部23は、一体となって第1部位18aおよび第2中間部材を規定する。
【0028】
最初の2つの実施形態と同様に、加熱チャンバ1dの構成要素はねじ部材24により互いに保持され、必要に応じて取り外すことができる。
【0029】
本発明によれば、個々の第1部位18aの少なくとも2つの面では、第1部位18aがそれぞれ、第2端部18b、18cまたは第2中間部材の少なくとも1つと隣接して、内部流れ用チャネル25、26または27を規定している。
【0030】
より詳しくは、2つの個々の内部流れ用チャネル25、26および27は互いに連結されており、中央部23上に設けられ、2つの被覆部材21および22により閉蓋された蓋なしの溝により、または加熱チャンバ1dの内部を循環可能な多量の水を最適化するため、入り組んだ通路に沿って実質的に加熱手段4の電気抵抗器に平行に延びる隣接中央部23により規定されている。
【0031】
前述したように、内部流れ用チャネル25、26および27は、本体の個々の第1部位18aを貫通し端面から端面まで延びる第1横断チャネル28により、互いに接続されている。
【0032】
本実施形態においては第1実施形態のように、加熱チャンバ1d内で内部流れ用チャネル25、26および24は、本体への/本体からの水の流入または流出のための少なくとも1つの入口29および少なくとも1つの出口30を有し、入口29および出口30はそれぞれ、本体の2つの端面19および20の一方に配設されている。
【0033】
明らかに本実施形態においても、1つの要素と他の要素との間の、および/または1つのチャネルと他のチャネルとの間の水密性を確保するため、流体の漏れ、または流体の不要な交換を回避するガスケット31が設けられている。このガスケット31は、2つの被覆部材21および22と、中央部23との間に設置することができる。
【0034】
図26から図28を参照すると、本発明に係る加熱チャンバの第5実施形態において、全体的に参照番号1eで示される加熱チャンバは、実質的に平行六面体形状であり、例えば金属など熱伝導性物質からなる本体を備えている。
【0035】
加熱チャンバ1eは、実質的に本体の縦断面に沿って延びる本体の中央部3により規定された少なくとも1つの第1部位2aを有する。中央部3は、実質的に前記縦断面に沿って延び、本体の少なくとも2つの第2端部2bおよび2cの間に設けられた、例えば電気抵抗器からなる加熱手段4に関連する。第2端部2bと2cとは2つの被覆要素5および6により規定され、この被覆要素5と6とは中央部3から必要に応じて取り外しできるようにねじ部材により中央部3に連結することができる。
【0036】
より正確には、2つの被覆部材5および6は第2端部2bおよび2cを規定し、この第2端部2bおよび2cが第1部位2aの2つの対向面に配置されることにより、加熱チャンバ1eの端面8および9を規定している。
【0037】
本発明によれば、第1部位2aの少なくとも2つの面部で、2つの面部のいずれかが少なくとも第2端部2bおよび2cの一方に隣接し、少なくとも2つの互いに連結されたチャネル51および52が水の内部流れのために設けられている。
【0038】
より詳しくは、2つの内部流れ用チャネル51および52のそれぞれが、2つの被覆部材5および6の内側に適合された中央部3および2つの閉じ込め板55の間に配設可能な2つの溝付き本体53および54に設けられている。
【0039】
より正確には、内部流れ用チャネル51および52は、加熱チャンバ1eの内部を循環可能な多量の水を最適化するため、入り組んだ通路に沿って実質的に加熱手段4の電気抵抗器に平行に延びている。
【0040】
前述したように、2つの内部流れ用チャネル51および52は互いに、本体の第1部位2aを完全に貫通して端面から端面まで延びる第1横断チャネル59により接続されており、この第1横断チャネル59は中央部3の適合座部61内に受け入れられる環状体60により規定され、その端部が2つの溝付き本体53および54内に案内されている。
【0041】
更に、加熱チャンバ1e内では、内部流れ用チャネル51および52は、本体への/本体からの水の流入および流出のため、それぞれ、少なくとも1つの入口13および少なくとも1つの出口14に接続されており、入口13および出口14は加熱チャンバ1eの2つの端面8および9の一方に配設されている。
【0042】
この接続は、それぞれが2つの被覆部材5および6に接続され、閉じ込め板55内に規定された2つの孔56により2つの溝付き本体53および54に接続された2つのカラー57および58により、なすことができる。
【0043】
代案として、2つのカラー57および58はそれぞれ、閉じ込め板55内に規定された孔56で2つの閉じ込め板55に共に接続することができる。
【0044】
明白なことに、1つの要素と他の要素との間の、および/または1つのチャネルと他のチャネルとの間の水密性を確保するため、流体の漏れ、または流体の不要な交換を回避するガスケット16が設けられている。このガスケット16は、2つの被覆部材5および6と、中央部3との間に設置することができる。
【0045】
更に、前述した実施形態の特性を組み合わせることにより構成された他の実施形態が、存してもよい。
【0046】
本実施形態における浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバ1a,1b,1c,1dおよび1eの動作は、前述したことから疑う余地がなく明確である。
【0047】
実際には、本発明に係る浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバは、平均温度が高く、また電力を抑えた水をより効率的に加熱することができる電気抵抗器の両側から加熱された水の流れにより、意図された目的およびねらいを十分に達成している。
【0048】
性能の向上は、2以上の水の流れおよび複数の電気抵抗器を備えた本発明に係る加熱チャンバが使用されるのであれば、より十分になされる。
【0049】
本発明に係る浸出液などのための機械用加熱チャンバの他に有利な点は、従来技術よりも長時間連続的に所望の温度で多量の浸出液を払い出すのを可能にするという事実からなり、従って、加熱チャンバの効率を向上する。
【0050】
本発明に係る浸出液などのための機械用加熱チャンバの更に有利な点は、構造が簡素であるという事実からなり、競争価格で容易に実施できる。
【0051】
以上のように着想された浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバは、多くの改良例および変形例を受け入れる余地があり、それらの全ては添付した特許請求の範囲内にある。
【0052】
全ての詳細は、他の技術的に均等な要素と置き換えてもよい。
【0053】
実際には、形状および寸法が限定されないのと同様に、特定の使用と互換性がある限り、使用される素材は、必要性および技術分野の状況に応じて任意である。
【符号の説明】
【0054】
1a,1b,1c,1d,1e 加熱チャンバ
2a,18a,40a 第1部位
2b,2c,18b,18c,40b,40c 第2端部
3,23 中央部
4 加熱手段
5,6,21,22 被覆部材
8,9,19,20 端面
10,11,25,26,27,41,42,51,52 内部流れ用チャネル
13,29 入口
14,30 出口
【技術分野】
【0001】
本発明は、浸出液(infusions)などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバに関する。
【背景技術】
【0002】
浸出液などの準備のため、特にエスプレッソコーヒを作るための機械の分野において、浸出液に必要な水を電気的に加熱することは公知である。
【0003】
この加熱は典型的には、熱伝導性物質からなる2つの主要部分を有する加熱チャンバにより行われている。主要部はそれぞれ、内部に水を挿通し加熱流路となるダクトと、卷回され、または他の任意の形状を有し、かつ、水を熱するのに必要な熱を発生するため内部に電流を流すことができる電気抵抗器とを収容している。
【0004】
より詳しくは、チャンバを構成する熱伝導性物質による熱伝導によって水が被加熱水に供給される。
【0005】
これら公知の型式の加熱チャンバには欠点があり、浸出液などの提供のために使用するのに十分に高温である加熱チャンバ内部を循環する水の平均温度を得るため、必要とされる熱を発生するのに電気抵抗器に多量の電力を供給する必要がある。
【0006】
公知の型式の加熱チャンバにおける他の欠点は、特に加熱チャンバが組み込まれた装置を連続的に使用している間、加熱チャンバにより加熱される水温の効率が全体的に変わりやすいという事実である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、浸出液の準備のため水を加熱するのに必要とされる電力量を低減することにより、従来技術の欠点および限定を克服することができる浸出液のため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバを提供することである。
【0008】
この目的の範囲内で、本発明のねらいは多くの連続実施行為を可能にするため、加熱チャンバの全体的な容量が同等の従来技術の加熱チャンバで加熱することができるよりも多量の水を加熱することができる浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
後述するように、より明らかになるこの目的とこれらおよび他のねらいは、熱伝導性物質からなり加熱手段に関連する少なくとも1つの第1部位が設けられた本体を備え、前記加熱手段は前記本体の少なくとも2つの第2端部の間に設置され、前記少なくとも1つの第1部位の2つの面で、個々の前記第1部位が少なくとも前記第2端部の1つと隣接し、少なくとも互いに接続された、水の内部流れ用チャネルが設けられていることを特徴とする浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバにより達成される。
【0010】
更に、本発明の特性および有利な点は、添付図面に無制限の例として示された本発明に係る浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバの実施形態を包含する5つの好適な実施形態の詳述から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明に係る浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバの第1実施形態を上方から見た斜視図である。
【図2】図1に示す加熱チャンバを下方から見た斜視図である。
【図3】図1に示す加熱チャンバの分解斜視図である。
【図4】図1に示す加熱チャンバの中央部を上方から見た斜視図である。
【図5】図1に示す加熱チャンバの中央部を下方から見た斜視図である。
【図6】図1に示す加熱チャンバの平面図である。
【図7】図6に示す加熱チャンバのVII−VII線断面斜視図である。
【図8】本発明に係る浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバの第2実施形態を上方から見た斜視図である。
【図9】図8に示す加熱チャンバを下方から見た斜視図である。
【図10】図8に示す加熱チャンバの分解斜視図である。
【図11】図8に示す加熱チャンバの中央部を上方から見た斜視図である。
【図12】図8に示す加熱チャンバの中央部を下方から見た斜視図である。
【図13】図8に示す加熱チャンバの平面図である。
【図14】図13に示す加熱チャンバのVIV−VIV線断面斜視図である。
【図15】本発明に係る浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバの第3実施形態を上方から見た斜視図である。
【図16】図15に示す加熱チャンバを下方から見た斜視図である。
【図17】図15に示す加熱チャンバの平面図である。
【図18】図17に示す加熱チャンバのXVII−XVII線断面斜視図である。
【図19】図15に示す加熱チャンバの側面図である。
【図20】図19に示す加熱チャンバのXX−XX線断面斜視図である。
【図21】本発明に係る浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバの第4実施形態を上方から見た斜視図である。
【図22】図21に示す加熱チャンバを下方から見た斜視図である。
【図23】図21に示す加熱チャンバの分解斜視図である。
【図24】図21に示す加熱チャンバの平面図である。
【図25】図24に示す加熱チャンバのXXV−XXV線断面斜視図である。
【図26】本発明に係る浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバの第5実施形態を上方から見た分解斜視図である。
【図27】図26に示す加熱チャンバの平面図である。
【図28】図26に示す加熱チャンバのXXVIII−XXVIII線断面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1から図14を参照すると、最初の2つの提案された実施形態において、参照番号1aおよび1bにより示された、浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバは、例えば金属など熱伝導性物質からなる実質的に平行六面体形状を有する本体を備えている。
【0013】
加熱チャンバ1aおよび1bは、少なくとも1つの第1部位2aを有し、この第1部位2aは実質的に縦断面に沿って延びる本体の中央部3により規定されている。中央部3は加熱手段4と関連し、この加熱手段4は例えば実質的に前記縦断面に沿って延びる電気抵抗器からなり、かつ、本体の少なくとも2つの第2端部2bおよび2cの間に置かれている。第2端部2bおよび2cは2つの被覆部材5および6により規定されており、この被覆部材5および6は必要に応じて取り外しできるように、例えばねじ部材7により中央部3と連結することができる。
【0014】
より正確には、2つの被覆部材5および6が第2端部2bおよび2cを規定し、この第2端部2bおよび2cが第1部位2aの2つの対向面に配置されることにより、加熱チャンバ1aおよび1bの端面8および9を規定している。
【0015】
本発明によれば、第1部位2aの少なくとも2つの面部で、2つの面部のいずれかが少なくとも第2端部2bおよび2cの一方に隣接し、少なくとも2つの互いに連結されたチャネル10および11が水の内部流れのために設けられている。
【0016】
より正確には、2つの内部流れ用チャネル10および11のそれぞれは、中央部3に設けられた蓋なしの溝により規定され、かつ、2つの被覆部材5および6により閉蓋されている。内部流れ用チャネル10,11は、加熱チャンバ1aまたは1bの内部を循環可能な多量の水を最適化するため、入り組んだ通路に沿って実質的に加熱手段4の電気抵抗器に平行に延びている。
【0017】
前述したように、2つの内部流れ用チャネル10および11は互いに、本体の第1部位2aを完全に貫通して端面から端面まで延びる第1横断チャネルにより接続されている。
【0018】
第1実施形態または第2実施形態のいずれに関わらず、加熱チャンバ1a内の内部流れ用チャネル10および11は、本体からの水の流入または流出のための少なくとも1つの入口13および少なくとも1つの出口14を有し、入口13と出口14は加熱チャンバ1aの2つの端面8および9の一方のみに配設されている。
【0019】
この場合、第2端部2bまたは2cの一方から他方まで水の戻りを可能にするため、第2横断チャネル12が設けられ、この第2横断チャネル12は本体の第1部位2aを完全に貫通して端面から端面まで延び、出口14まで至る。
【0020】
明らかに、1つの要素と他の要素との間の、および/または1つのチャネルと他のチャネルとの間の水密性を確保するため、流体の漏れ、または流体の不要な交換を回避するガスケット16が設けられている。このガスケット16は、2つの被覆部材5および6と、中央部5との間に設置することができる。
【0021】
他方で、加熱チャンバ1b内で内部流れ用チャネル10および11は、本体への/本体からの水の流入または流出のための少なくとも1つの入口13および少なくとも1つの出口14を有し、入口13および出口14のそれぞれは加熱チャンバ1bの2つの端面8および9の一方に配設されている。
【0022】
図15から図20を参照すると、最初の2つの実施形態と異なり、本発明に係る加熱チャンバの第3実施形態において、全体的に参照番号1cで示される本体は、実質的に平行六面体形状を有し一体化されている。本体には一体的に、本体内部がくりぬかれ、複数部品のアッセンブリの結果としては得ることができない内部流れ用チャネル41および42が設けられている。
【0023】
より正確には、内部流れ用チャネル41および42は、熱伝導性物質からなりキャビティ内に挿入されたダクト17により規定され、ダクト17は本体内に、前述した型式の電気抵抗器と交差し、第2端部40bと40cとの間に配設された第1部位40aに対し横方向に設けられている。
【0024】
図21から図25を参照すると、本発明に係る加熱チャンバの第4実施形態において、全体的に参照番号1dで示される加熱チャンバは、実質的に平行六面体形状であり、例えば金属など熱伝導性物質からなる本体を備えている。
【0025】
加熱チャンバ1dは、2つの第1部位18aの間に配設された少なくとも1つの第2中間部材を備え、個々の第1部位18aは、他の実施形態と同じ型式の加熱手段4に関連し、第2中間部材と2つの第2端部18bおよび18cとの間に配設されている。
【0026】
この場合はまた、第2端部18bおよび18cが第1部位18aの2つの対向面に配置され、加熱チャンバ1dの端面19および20を規定している。
【0027】
更に詳しくは、本体は2つの被覆部材21および22により構成されている。この被覆部材21と22とは、2つの第2端部18bと18cとを規定し、複数の互いに積み重ねられた中央部23に接して重ね合わせられる。個々の中央部23は、一体となって第1部位18aおよび第2中間部材を規定する。
【0028】
最初の2つの実施形態と同様に、加熱チャンバ1dの構成要素はねじ部材24により互いに保持され、必要に応じて取り外すことができる。
【0029】
本発明によれば、個々の第1部位18aの少なくとも2つの面では、第1部位18aがそれぞれ、第2端部18b、18cまたは第2中間部材の少なくとも1つと隣接して、内部流れ用チャネル25、26または27を規定している。
【0030】
より詳しくは、2つの個々の内部流れ用チャネル25、26および27は互いに連結されており、中央部23上に設けられ、2つの被覆部材21および22により閉蓋された蓋なしの溝により、または加熱チャンバ1dの内部を循環可能な多量の水を最適化するため、入り組んだ通路に沿って実質的に加熱手段4の電気抵抗器に平行に延びる隣接中央部23により規定されている。
【0031】
前述したように、内部流れ用チャネル25、26および27は、本体の個々の第1部位18aを貫通し端面から端面まで延びる第1横断チャネル28により、互いに接続されている。
【0032】
本実施形態においては第1実施形態のように、加熱チャンバ1d内で内部流れ用チャネル25、26および24は、本体への/本体からの水の流入または流出のための少なくとも1つの入口29および少なくとも1つの出口30を有し、入口29および出口30はそれぞれ、本体の2つの端面19および20の一方に配設されている。
【0033】
明らかに本実施形態においても、1つの要素と他の要素との間の、および/または1つのチャネルと他のチャネルとの間の水密性を確保するため、流体の漏れ、または流体の不要な交換を回避するガスケット31が設けられている。このガスケット31は、2つの被覆部材21および22と、中央部23との間に設置することができる。
【0034】
図26から図28を参照すると、本発明に係る加熱チャンバの第5実施形態において、全体的に参照番号1eで示される加熱チャンバは、実質的に平行六面体形状であり、例えば金属など熱伝導性物質からなる本体を備えている。
【0035】
加熱チャンバ1eは、実質的に本体の縦断面に沿って延びる本体の中央部3により規定された少なくとも1つの第1部位2aを有する。中央部3は、実質的に前記縦断面に沿って延び、本体の少なくとも2つの第2端部2bおよび2cの間に設けられた、例えば電気抵抗器からなる加熱手段4に関連する。第2端部2bと2cとは2つの被覆要素5および6により規定され、この被覆要素5と6とは中央部3から必要に応じて取り外しできるようにねじ部材により中央部3に連結することができる。
【0036】
より正確には、2つの被覆部材5および6は第2端部2bおよび2cを規定し、この第2端部2bおよび2cが第1部位2aの2つの対向面に配置されることにより、加熱チャンバ1eの端面8および9を規定している。
【0037】
本発明によれば、第1部位2aの少なくとも2つの面部で、2つの面部のいずれかが少なくとも第2端部2bおよび2cの一方に隣接し、少なくとも2つの互いに連結されたチャネル51および52が水の内部流れのために設けられている。
【0038】
より詳しくは、2つの内部流れ用チャネル51および52のそれぞれが、2つの被覆部材5および6の内側に適合された中央部3および2つの閉じ込め板55の間に配設可能な2つの溝付き本体53および54に設けられている。
【0039】
より正確には、内部流れ用チャネル51および52は、加熱チャンバ1eの内部を循環可能な多量の水を最適化するため、入り組んだ通路に沿って実質的に加熱手段4の電気抵抗器に平行に延びている。
【0040】
前述したように、2つの内部流れ用チャネル51および52は互いに、本体の第1部位2aを完全に貫通して端面から端面まで延びる第1横断チャネル59により接続されており、この第1横断チャネル59は中央部3の適合座部61内に受け入れられる環状体60により規定され、その端部が2つの溝付き本体53および54内に案内されている。
【0041】
更に、加熱チャンバ1e内では、内部流れ用チャネル51および52は、本体への/本体からの水の流入および流出のため、それぞれ、少なくとも1つの入口13および少なくとも1つの出口14に接続されており、入口13および出口14は加熱チャンバ1eの2つの端面8および9の一方に配設されている。
【0042】
この接続は、それぞれが2つの被覆部材5および6に接続され、閉じ込め板55内に規定された2つの孔56により2つの溝付き本体53および54に接続された2つのカラー57および58により、なすことができる。
【0043】
代案として、2つのカラー57および58はそれぞれ、閉じ込め板55内に規定された孔56で2つの閉じ込め板55に共に接続することができる。
【0044】
明白なことに、1つの要素と他の要素との間の、および/または1つのチャネルと他のチャネルとの間の水密性を確保するため、流体の漏れ、または流体の不要な交換を回避するガスケット16が設けられている。このガスケット16は、2つの被覆部材5および6と、中央部3との間に設置することができる。
【0045】
更に、前述した実施形態の特性を組み合わせることにより構成された他の実施形態が、存してもよい。
【0046】
本実施形態における浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバ1a,1b,1c,1dおよび1eの動作は、前述したことから疑う余地がなく明確である。
【0047】
実際には、本発明に係る浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバは、平均温度が高く、また電力を抑えた水をより効率的に加熱することができる電気抵抗器の両側から加熱された水の流れにより、意図された目的およびねらいを十分に達成している。
【0048】
性能の向上は、2以上の水の流れおよび複数の電気抵抗器を備えた本発明に係る加熱チャンバが使用されるのであれば、より十分になされる。
【0049】
本発明に係る浸出液などのための機械用加熱チャンバの他に有利な点は、従来技術よりも長時間連続的に所望の温度で多量の浸出液を払い出すのを可能にするという事実からなり、従って、加熱チャンバの効率を向上する。
【0050】
本発明に係る浸出液などのための機械用加熱チャンバの更に有利な点は、構造が簡素であるという事実からなり、競争価格で容易に実施できる。
【0051】
以上のように着想された浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバは、多くの改良例および変形例を受け入れる余地があり、それらの全ては添付した特許請求の範囲内にある。
【0052】
全ての詳細は、他の技術的に均等な要素と置き換えてもよい。
【0053】
実際には、形状および寸法が限定されないのと同様に、特定の使用と互換性がある限り、使用される素材は、必要性および技術分野の状況に応じて任意である。
【符号の説明】
【0054】
1a,1b,1c,1d,1e 加熱チャンバ
2a,18a,40a 第1部位
2b,2c,18b,18c,40b,40c 第2端部
3,23 中央部
4 加熱手段
5,6,21,22 被覆部材
8,9,19,20 端面
10,11,25,26,27,41,42,51,52 内部流れ用チャネル
13,29 入口
14,30 出口
【特許請求の範囲】
【請求項1】
浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバ(1a,1b,1c,1d,1e)において、
熱伝導性物質からなり、少なくとも1つの第1部位(2a,18a,40a)が設けられた本体を備え、
前記第1部位(2a,18a,40a)は、加熱手段(4)に関連付けられ、前記本体の少なくとも2つの第2端部(2b,2c,18b,18c,40b,40c)の間に設置され、
少なくとも前記第2端部(2b,2c,18b,18c,40b,40c)の1つと隣接する前記少なくとも1つの第1部位(2a,18a,40a)の少なくとも2つの面に、互いに接続された少なくとも2つの水の内部流れ用チャネル(10,11,25,26,27,41,42,51,52)が設けられていることを特徴とする加熱チャンバ。
【請求項2】
複数の第2中間部材と、
前記加熱手段(4)に関連付けられ、前記第2中間部材と前記第2端部(18b,18c)との間に設置された複数の前記第1部位(18a)とを備え、
少なくとも1つの前記第2中間部材または少なくとも1つの前記第2端部(18b,18c)に隣接する個々の前記第1部位(18a)の少なくとも2つの面に、互いに接続された水の内部流れ用チャネル(25,26,27)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の加熱チャンバ(1d)。
【請求項3】
前記加熱手段(4)が、個々の前記第1部位(2a,18a,40a)に関し、実質的に前記本体の縦断面上に延びる少なくとも1つの電気抵抗器を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の加熱チャンバ(1a,1b,1c,1d,1e)。
【請求項4】
個々の前記内部流れ用チャネル(10,11,25,26,27,41,42,51,52)が、実質的に少なくとも1つの前記電気抵抗器に平行に延在していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の加熱チャンバ(1a,1b,1c,1d,1e)。
【請求項5】
前記本体への/本体からの水の流入または流出のため、前記内部流れ用チャネル(10,11,25,26,5152)の少なくとも1つの入口(13,29)および少なくとも1つの出口(14,30)を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の加熱チャンバ(1a,1b,1d,1e)。
【請求項6】
前記少なくとも1つの入口(13,29)および少なくとも1つの出口(14,30)が、前記加熱チャンバ(1a,1d,1e)の端面(8,9,19,20)を規定する前記第1部位(2a)の2つの対向面に配置されたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の加熱チャンバ(1b,1d,1e)。
【請求項7】
前記少なくとも1つの入口(13)および少なくとも1つの出口(14)が共に、前記本体の端面(8,9)のいずれか一方に配設されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の加熱チャンバ(1a)。
【請求項8】
前記本体が一体に設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の加熱チャンバ(1c)。
【請求項9】
前記本体は少なくとも1つの中央部(3,23)を備え、
前記中央部(3,23)は、前記第1部位(2a,18a)を規定し、かつ、前記中央部(3,23)に連結されると共に分離可能な2つの被覆部材(5,6,21,22)の間に配設され、
前記第1部位(2a)の2つの対向面に配設された前記第2端部(2b,2c,18b,18c)を規定する前記2つの被覆部材(5,6,21,22)が、前記加熱チャンバ(1a,1b,1d,1e)の端面(8,9,19,20)を規定することを特徴とする請求項6または7に記載の加熱チャンバ(1a,1b,1d,1e)。
【請求項10】
前記本体は、互いに積み重ねられた、個々の部分が一体的に1つの前記第1部位(18a)および第2中間部材を規定する複数の中央部(23)を備え、
前記積み重ねられた中央部(23)は、前記第2端部(18b,18c)を規定し、前記積み重ねられた中央部(23)に連結可能である2つの被覆部材(19,20)の間に配設されたことを特徴とする請求項6または7に記載の加熱チャンバ(1d)。
【請求項1】
浸出液などのため、特にエスプレッソコーヒを作るために水を加熱する機械用加熱チャンバ(1a,1b,1c,1d,1e)において、
熱伝導性物質からなり、少なくとも1つの第1部位(2a,18a,40a)が設けられた本体を備え、
前記第1部位(2a,18a,40a)は、加熱手段(4)に関連付けられ、前記本体の少なくとも2つの第2端部(2b,2c,18b,18c,40b,40c)の間に設置され、
少なくとも前記第2端部(2b,2c,18b,18c,40b,40c)の1つと隣接する前記少なくとも1つの第1部位(2a,18a,40a)の少なくとも2つの面に、互いに接続された少なくとも2つの水の内部流れ用チャネル(10,11,25,26,27,41,42,51,52)が設けられていることを特徴とする加熱チャンバ。
【請求項2】
複数の第2中間部材と、
前記加熱手段(4)に関連付けられ、前記第2中間部材と前記第2端部(18b,18c)との間に設置された複数の前記第1部位(18a)とを備え、
少なくとも1つの前記第2中間部材または少なくとも1つの前記第2端部(18b,18c)に隣接する個々の前記第1部位(18a)の少なくとも2つの面に、互いに接続された水の内部流れ用チャネル(25,26,27)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の加熱チャンバ(1d)。
【請求項3】
前記加熱手段(4)が、個々の前記第1部位(2a,18a,40a)に関し、実質的に前記本体の縦断面上に延びる少なくとも1つの電気抵抗器を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の加熱チャンバ(1a,1b,1c,1d,1e)。
【請求項4】
個々の前記内部流れ用チャネル(10,11,25,26,27,41,42,51,52)が、実質的に少なくとも1つの前記電気抵抗器に平行に延在していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の加熱チャンバ(1a,1b,1c,1d,1e)。
【請求項5】
前記本体への/本体からの水の流入または流出のため、前記内部流れ用チャネル(10,11,25,26,5152)の少なくとも1つの入口(13,29)および少なくとも1つの出口(14,30)を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の加熱チャンバ(1a,1b,1d,1e)。
【請求項6】
前記少なくとも1つの入口(13,29)および少なくとも1つの出口(14,30)が、前記加熱チャンバ(1a,1d,1e)の端面(8,9,19,20)を規定する前記第1部位(2a)の2つの対向面に配置されたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の加熱チャンバ(1b,1d,1e)。
【請求項7】
前記少なくとも1つの入口(13)および少なくとも1つの出口(14)が共に、前記本体の端面(8,9)のいずれか一方に配設されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の加熱チャンバ(1a)。
【請求項8】
前記本体が一体に設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の加熱チャンバ(1c)。
【請求項9】
前記本体は少なくとも1つの中央部(3,23)を備え、
前記中央部(3,23)は、前記第1部位(2a,18a)を規定し、かつ、前記中央部(3,23)に連結されると共に分離可能な2つの被覆部材(5,6,21,22)の間に配設され、
前記第1部位(2a)の2つの対向面に配設された前記第2端部(2b,2c,18b,18c)を規定する前記2つの被覆部材(5,6,21,22)が、前記加熱チャンバ(1a,1b,1d,1e)の端面(8,9,19,20)を規定することを特徴とする請求項6または7に記載の加熱チャンバ(1a,1b,1d,1e)。
【請求項10】
前記本体は、互いに積み重ねられた、個々の部分が一体的に1つの前記第1部位(18a)および第2中間部材を規定する複数の中央部(23)を備え、
前記積み重ねられた中央部(23)は、前記第2端部(18b,18c)を規定し、前記積み重ねられた中央部(23)に連結可能である2つの被覆部材(19,20)の間に配設されたことを特徴とする請求項6または7に記載の加熱チャンバ(1d)。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
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【図10】
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【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【公開番号】特開2011−155973(P2011−155973A)
【公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−3091(P2011−3091)
【出願日】平成23年1月11日(2011.1.11)
【出願人】(508364288)スイス・カフェ・アジア・リミテッド (5)
【氏名又は名称原語表記】SWISS CAFFE ASIA Ltd
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−3091(P2011−3091)
【出願日】平成23年1月11日(2011.1.11)
【出願人】(508364288)スイス・カフェ・アジア・リミテッド (5)
【氏名又は名称原語表記】SWISS CAFFE ASIA Ltd
【Fターム(参考)】
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