説明

消火方法及び消防車

【課題】ビルディングや家屋等の建築物の表面の延焼の防止及び鎮火を効果的に行うことができる消火方法及び消防車を提供する。
【解決手段】消火液製造槽12内で水とベントナイトとを混合攪拌して消火液を製造し、消火液を消火液貯留槽13内に一旦貯留し、消火液圧送ポンプ22及び消火液圧送ホース23を用いて消火液貯留槽13から消火液を火災下にある建築物14まで圧送し、建築物14の表面15に吹き付ける。車両本体10と、車両本体の上面に搭載し、内部に攪拌装置11を具備し、水とベントナイトとを混合攪拌して消火液を製造可能な消火液製造槽12と、車両本体の上面に搭載し、消火液製造槽から供給された消火液を貯留可能な消火液貯留槽13と、消火液貯留槽内の消火液を建築物の表面に圧送可能な消火液圧送装置16とを具備することを特徴とする消防車100。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は消火方法及び消防車に関し、特にビルディングや家屋等の建築物の表面の延焼の防止、即ち、鎮火を効果的に行うことができる消火方法及び消防車に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ビルディングや家屋において火事が発生した場合、消防車が緊急に出動し、消防車が消火栓から消火水を吸引し、ビルディングや家屋に向けて放水し、消火を行っている。
しかし、従来の消火作業は専ら水のみを放出するものであるため、火の勢いが強い場合、放出された水が外壁や内壁等に当たっても瞬時に蒸発するため、鎮火、すなわち、外壁や内壁等のそれ以上の延焼を効果的に防止することができなかった。
なお、特許文献1に示すように、高分子ポリマーを主成分とした消火液も提示されている。しかし、この消火液は、水を消火液として使用した場合に生じる漏水による汚染防止を目的としたものであり、鎮火、すなわち、外壁や内壁等のそれ以上の延焼を効果的に防止することができなかった。
【特許文献1】特開2002−53605号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、消火液中のベントナイトを建築物の外壁や内壁等に付着させ、それ以上の延焼を効果的に防止することができる消火方法及び消防車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記目的に沿う請求項1記載の消防方法は、100重量部の水に対して5〜20重量部のベントナイトを混入して製造した消火液を火災下にある建築物まで圧送し、前記建築物の表面に吹き付け、火災熱によって前記ベントナイトからなる延焼防止膜を前記建築物の前記表面に形成し、前記建築物の前記表面の空気との接触を遮断し消火を行う。
【0005】
請求項2記載の消防方法は、請求項1記載の消防方法において、消火液製造槽内で前記水と前記ベントナイトとを混合攪拌して前記消火液を製造し、前記消火液を消火液貯留槽内に一旦貯留し、消火液圧送ポンプ及び消火液圧送ホースを用いて前記消火液貯留槽から前記消火液を火災下にある建築物まで圧送し、前記建築物の表面に吹き付けるようにしている。
【0006】
また、前記目的に沿う請求項3記載の消防車は、車両本体と、前記車両本体の上面に搭載し、内部に攪拌装置を具備し、水とベントナイトとを混合攪拌して消火液を製造可能な消火液製造槽と、前記車両本体の上面に搭載し、前記消火液製造槽から供給された前記消火液を貯留可能な消火液貯留槽と、前記消火液貯留槽内の前記消火液を建築物の表面に圧送可能な消火液圧送装置とを具備する。
【0007】
請求項4記載の消防車は、請求項3記載の消防車において、前記消火液製造槽の上部にベントナイト投入口を設ける。
【0008】
請求項5記載の消防車は、請求項3記載の消防車において、前記攪拌装置を、前記消火液製造槽の底部に設置し、下面に吸引口を設けると共に周辺部に放射状に吐出口を具備するインペラケーシングと、前記インペラケーシング内に回転自在に配設されたインペラと、前記インペラケーシングに連設され前記インペラを回転可能な回転モータとを具備する水流攪拌ポンプから構成している。
【0009】
請求項6記載の消防車は、請求項3記載の消防車において、前記攪拌装置を、前記消火液製造槽の底部に設置した槽下部攪拌機構と、前記消火液製造槽の上部に配設した槽上部攪拌機構とから構成し、前記槽下部攪拌機構と前記槽上部攪拌機構とを単一の回転モータによって駆動可能としている。
【0010】
請求項7記載の消防車は、請求項6記載の消防車において、前記上部攪拌装置を、上面に吸引口を設けると共に周辺部に放射状に吐出口を具備するインペラケーシングと、前記インペラケーシング内に回転自在に配設されたインペラと、前記インペラケーシングに連設され前記インペラを回転可能な回転モータ、下端を前記吸引口に連通連結し、上端を前記消火液製造槽の上部に設けたベントナイト投入口に連通連結し、かつ、少なくとも前記下端の上方の周面に液流入孔を設けたベントナイト導入筒とを具備する水流攪拌ポンプから構成し、前記下部攪拌装置を、前記消火液製造槽の底部に設置し、下面に吸引口を設けると共に周辺部に放射状に吐出口を具備するインペラケーシングと、前記インペラケーシング内に回転自在に配設されたインペラと、前記インペラケーシングに連設され前記インペラを回転可能な回転モータとを具備する水流攪拌ポンプから構成している。
【発明の効果】
【0011】
上記した構成によって、本発明に係る消防方法及び消防車は、消火液中のベントナイトを建築物の外壁や内壁等に付着させ、それ以上の延焼を効果的に防止することができる。
また、単に安価に入手できるベントナイトを水に混入して消化液を製造できるので、経済的である。ベントナイトは安全面でも優れている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
続いて、添付した図面を参照して、本発明に係る実施例を説明する。
(第1実施例)
まず、図1〜図3を参照して、本発明に係る消火方法に用いる消防車100の構成を説明する。図示するように、消防車100は、全体として、火災発生現場まで走行可能な車両本体10と、同車両本体10の上面に搭載し、内部に攪拌装置11を具備し、水とベントナイトとを混合攪拌して消火液を製造可能な消火液製造槽12と、車両本体10の上面に搭載し、消火液製造槽12から供給された消火液を貯留可能な消火液貯留槽13と、消火液貯留槽13内の消火液を建築物14の表面15に圧送可能な消火液圧送装置16とを具備する。
【0013】
次に、図2及び図3を参照して、消防車100の各部の構成について説明する。
図示するように、消火液製造槽12は箱型形状を有しており、その底部に水中攪拌ポンプからなる攪拌装置11を設置すると共に、その上部にベントナイトを投入するためのベントナイト投入口17を設けている。水中攪拌ポンプからなる攪拌装置11は、本実施例では、内部に回転モータ25によって回転駆動されるインペラ(図示せず)を配設し、下面に吸引口を設け、外周辺部に複数の吐出口11aを放射状に設けたインペラケーシング11bと、インペラケーシング11bから下方に突出するモータ軸に固着した攪拌羽根11cを具備する。また、消火液製造槽12の一側壁には、消火液製造槽12内に水を供給するための水供給配管18の一端が連通連結されており、水供給配管18の他端は消火栓18aに連通連結されている。
【0014】
上記した構成によって、水供給配管18を介して消火液製造槽12内に貯留された水中にベントナイトを上方から投入して水中に拡散し、さらに攪拌装置11を用いて水とベントナイトを強力に混合攪拌することによって均一組成の消火液を製造することができる。
ここで、水とベントナイトの混合割合は、好ましくは水100重量部に対してベントナイト5重量部〜20重量部とするのが好ましい。ベントナイトを5重量部未満とするとベントナイトによる鎮火作用が著しく低減し、一方、20重量部より大きくすると、ベントナイトが均一に水と攪拌せず、均一組成の消火液を製造できなくなるからである。
【0015】
消火液貯留槽13も消火液製造槽12と同様に箱型形状を有しており、隔壁19を介して、消火液製造槽12に隣設されると共に、内部に消化液貯留空間20を形成している。消化液貯留空間20の上部には、一端を上記した水中攪拌ポンプからなる攪拌装置11の吐出口11aの1つに接続すると共に中途に遮断弁21aを取り付けた消火液移送配管21の他端が開口している。
上記した構成によって、水とベントナイトが均一に混合された消化液を、大量に、消火液貯留槽13内に貯留することができる。
【0016】
消火液圧送装置16は、本実施例では、消火液貯留槽13の底部に設置した消火液圧送ポンプ22と、一端を消火液圧送ポンプ22に接続すると共に中途に遮断弁23bを取り付けた固定圧送配管23と、24は一端を固定配管に接続した屈曲自在な消火液圧送ホース23aと、同消火液圧送ホース23aの他端に接続した放出ノズル24とから形成される。本実施例では、消火液圧送ポンプ22は、高圧で消火液を吐出可能な点を除いて、前記した水中攪拌ポンプからなる攪拌装置11と実質的に同様な構成を有しており、下面に吸引口を具備すると共に、上部に吐出口22aを具備し、同吐出口22aに固定配管23の一端が接続されている。
上記した構成によって、消火液圧送ポンプ22を駆動することによって、消火液貯留槽13内の消火液を、固定圧送配管23、消火液圧送ホース23a及び放出ノズル24を通して建築物14の表面15に放出することができる。
【0017】
次に、上記した消防車100を用いた消火方法(消火作業)について説明する。
図1に示すように、消火液製造槽12内で水とベントナイトとを混合攪拌して消火液を製造し、消火液を消火液貯留槽13内に一旦貯留し、消火液圧送ポンプ22、固定圧送配管23、消火液圧送ホース23a及び放出ノズル24を通して消火液貯留槽13から消火液を火災下にある建築物14まで圧送し、建築物14の表面15に吹き付け、火災熱によってベントナイトからなる延焼防止膜25を建築物14の表面15に形成し、同表面15の空気との接触を遮断し消火を行う。このように、本実施例に係る消防方法及び消防車100は、消火液中のベントナイトを建築物14の外壁や内壁等に付着させ、それ以上の延焼を効果的に防止することができる。また、単に安価に入手できるベントナイトを水に混入して消化液を製造できるので、経済的である。ベントナイトは安全面でも優れている。
【0018】
(第2実施例)
次に、図4及び図5を参照して、本発明に係る消火方法に用いる消防車200の構成を説明する。図示するように、消防車200は、実質的に、消火液製造槽30の構成を除いて、第1実施例と同様な構成を有している。従って、第1実施例と同一の構成は同一の符号で示すと共に、その構成説明は省略する。
【0019】
図示するように、消火液製造槽30は箱型形状を有しており、その底部に水中攪拌ポンプからなる攪拌装置31を設置すると共に、その上部にベントナイトを投入するためのベントナイト投入口32を設けている。
本実施例では、攪拌装置31を、消火液製造槽30の底部に設置した槽下部攪拌機構33と、消火液製造槽30の上部に配設した槽上部攪拌機構34とから構成し、槽下部攪拌機構33と槽上部攪拌機構34とを単一の回転モータ35によって駆動可能にしている。
【0020】
槽下部攪拌機構33は、本実施例では、消火液製造槽30の底部に設置し、下面に吸引口36を設けると共に周辺部に放射状に吐出口37を具備するインペラケーシング38と、インペラケーシング38内に回転自在に配設されたインペラ(図示せず)と、インペラケーシング38に連設されインペラを回転可能な回転モータ35とを具備する水流攪拌ポンプから構成している。上記構成において、吐出口37は消火液製造槽30の底部に並行に消化液を吐出可能に形成されている。従って、下部攪拌機構33の駆動によって、消火液製造槽30の底部に沈降しようとするベントナイトを含む消化液を矢印で示すように容易かつ確実に上方に向けることができる。
【0021】
一方、槽上部攪拌機構34は、本実施例では、上面に吸引口39を設けると共に周辺部に放射状に吐出口40を具備するインペラケーシング41と、インペラケーシング41内に回転自在に配設されたインペラ(図示せず)と、インペラケーシング41に連設されインペラを回転可能な回転モータ35と、下端を吸引口39に連通連結し、上端を消火液製造槽30の上部に設けたベントナイト投入口32に連通連結し、かつ、少なくとも下端の上方の周面に多数の液流入孔42を設けたベントナイト導入筒43とを具備する水流攪拌ポンプから構成している。上記構成において、吐出口40は消火液製造槽30の下方に向けて消化液を吐出可能に形成されている。従って、槽上部攪拌機構34の駆動によって、消火液製造槽30の上方に存在するベントナイトを含む消化液を矢印で示すように容易かつ確実に下方に向けることができる、上記した槽下部攪拌機構33による上方流と共に、消火液製造槽30に垂直方向の対流を形成することができ、水とベントナイトとの混合攪拌を促進することができる。なお、ベントナイト導入筒43の上端には篩46が取り付けられている。
【0022】
また、本実施例では、槽下部攪拌機構33と槽上部攪拌機構34は、単一の回転モータ35を共有している。従って、攪拌装置31をコンパクトな構成とすることができる。
また、インペラケーシング38から下方に突出するモータ軸には攪拌羽根44が固着されており、消火液製造槽30の一側壁には、消火液製造槽30内に水を供給するための水供給配管45が連通連結されている。
さらに、上記構成において、好ましくは、ベントナイト投入口32と、ベントナイト導入筒43と、槽上部攪拌機構34と、槽下部攪拌機構33とは同一軸線上に配置されている。
【0023】
上記した構成によって、水供給配管45を介して消火液製造槽30内に貯留された水中にベントナイトを投入し、槽下部攪拌機構33と槽上部攪拌機構34を用いて水とベントナイトを強力に混合攪拌することによって消火液を製造することができる。
即ち、ベントナイト投入口32を介してベントナイト導入筒43内に投入されたベントナイトは、ベントナイト導入筒43内に液流入孔42を通して流入した消化液(当初は水のみ)に混合され、その後、槽上部攪拌機構34の吐出口40より消火液製造槽30の下方に向けて吐出されることになる。一方、下部攪拌機構33の駆動によって、消火液製造槽30の底部に沈降しようとするベントナイトを含む消化液を矢印で示すように上方に向ける流れることになる。従って、上記したように、消火液製造槽30に垂直方向の対流を形成することができ、水とベントナイトとの混合攪拌を促進することができ、均一組成の消化液を製造することができる。
【0024】
その後、第1実施例と同様に、消火液製造槽30で製造した均一組成の消化液を消火液貯留槽13に移送すると共に、消火液貯留槽13内に一旦貯留し、消火液圧送ポンプ22、固定圧送配管23、消火液圧送ホース23a及び放出ノズル24を通して消火液貯留槽13から消火液を火災下にある建築物14まで圧送し、建築物14の表面15に吹き付け、火災熱によってベントナイトからなる延焼防止膜25を建築物14の表面15に形成し、同表面15の空気との接触を遮断し消火を行う。このように、本実施例に係る消防方法及び消防車200も、消火液中のベントナイトを建築物14の外壁や内壁等に付着させ、それ以上の延焼を効果的に防止することができる。また、単に安価に入手できるベントナイトを水に混入して消化液を製造できるので、経済的である。ベントナイトは安全面でも優れている。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】第1実施例に係る消防車を用いた消火方法の説明図である。
【図2】第1実施例に係る消防車の要部の構成を示す側面図である。
【図3】第1実施例に係る消防車の要部の構成を示す平面図である。
【図4】第2実施例に係る消防車の要部の構成を示す側面図である。
【図5】第2実施例に係る消防車の要部の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
【0026】
100 消防車
10 車両本体
11 攪拌装置
12 消火液製造槽
13 消化液貯留槽
14 建築物
15 表面
16 消化液圧送装置
17 ベントナイト投入口
18 水供給配管
200 消防車
30 消化液製造槽
31 攪拌装置
32 ベントナイト投入口
33 槽下部攪拌機構
34 槽上部攪拌機構
35 回転モータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
100重量部の水に対して5〜20重量部のベントナイトを混入して製造した消火液を火災下にある建築物まで圧送し、前記建築物の表面に吹き付け、火災熱によって前記ベントナイトからなる延焼防止膜を前記建築物の前記表面に形成し、前記建築物の前記表面の空気との接触を遮断し消火を行うことを特徴とする消火方法。
【請求項2】
消火液製造槽内で前記水と前記ベントナイトとを混合攪拌して前記消火液を製造し、前記消火液を消火液貯留槽内に一旦貯留し、消火液圧送ポンプ及び消火液圧送ホースを用いて前記消火液貯留槽から前記消火液を火災下にある建築物まで圧送し、前記建築物の表面に吹き付けるようにしたことを特徴とする請求項1記載の消火方法。
【請求項3】
車両本体と、
前記車両本体の上面に搭載し、内部に攪拌装置を具備し、水とベントナイトとを混合攪拌して消火液を製造可能な消火液製造槽と、
前記車両本体の上面に搭載し、前記消火液製造槽から供給された前記消火液を貯留可能な消火液貯留槽と、
前記消火液貯留槽内の前記消火液を建築物の表面に圧送可能な消火液圧送装置とを具備することを特徴とする消防車。
【請求項4】
前記消火液製造槽の上部にベントナイト投入口を設けたことを特徴とする請求項3記載の消防車。
【請求項5】
前記攪拌装置を、前記消火液製造槽の底部に設置し、下面に吸引口を設けると共に周辺部に放射状に吐出口を具備するインペラケーシングと、前記インペラケーシング内に回転自在に配設されたインペラと、前記インペラケーシングに連設され前記インペラを回転可
能な回転モータとを具備する水流攪拌ポンプから構成したことを特徴とする請求項3記載の消防車。
【請求項6】
前記攪拌装置を、前記消火液製造槽の底部に設置した槽下部攪拌機構と、前記消火液製造槽の上部に配設した槽上部攪拌機構とから構成し、前記槽下部攪拌機構と前記槽上部攪拌機構とを単一の回転モータによって駆動可能としたことを特徴とする請求項3記載の消防車。
【請求項7】
前記上部攪拌装置を、上面に吸引口を設けると共に周辺部に放射状に吐出口を具備するインペラケーシングと、前記インペラケーシング内に回転自在に配設されたインペラと、前記インペラケーシングに連設され前記インペラを回転可能な回転モータ、下端を前記吸引口に連通連結し、上端を前記消火液製造槽の上部に設けたベントナイト投入口に連通連結し、かつ、少なくとも前記下端の上方の周面に液流入孔を設けたベントナイト導入筒とを具備する水流攪拌ポンプから構成し、前記下部攪拌装置を、前記消火液製造槽の底部に設置し、下面に吸引口を設けると共に周辺部に放射状に吐出口を具備するインペラケーシングと、前記インペラケーシング内に回転自在に配設されたインペラと、前記インペラケーシングに連設され前記インペラを回転可能な回転モータとを具備する水流攪拌ポンプから構成したことを特徴とする請求項6記載の消防車。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−39366(P2009−39366A)
【公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−208601(P2007−208601)
【出願日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【出願人】(591013388)株式会社東洋電機工業所 (11)
【Fターム(参考)】