説明

消臭剤組成物及びこれを含有する生理用ナプキン

【課題】経血臭に消臭効果がある消臭剤組成物とこれを含有する生理用ナプキンを提供する。
【解決手段】ポリフェノールを含有する天然抽出物とポリフェノールの酸化を促進させる酸化酵素及びシクロデキストリンが混合された消臭剤組成物とし、さらに、当該消臭剤組成物を含有する生理用ナプキンとする。これにより、経血臭の主要成分であるトリメチルアミンなどを効果的に除去し、持続的で強力な経血臭除去効果を発揮する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリフェノールを含有する天然抽出物、ポリフェノール酸化酵素を含有する天然抽出物及びシクロデキストリンを含む経血臭の消臭に効果がある消臭剤組成物とこれを含有する生理用ナプキンに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、女性用の衛生用品、即ち生理用ナプキンの場合、大部分の表面シートが肌に接触し、シートの質感や吸収性及び血が漏れることを防止することがこれらの製品の性能を左右するが、生理用ナプキン製品におけるもう一つの重要な性能は、生理用ナプキンの使用中に吸収された生理血によって発生する経血臭を抑制することである。臭いを発生する化合物は、汗、生理流体及び生理血のような流体排泄物の成分そのものに存在するか、あるいはこのような流体排泄物の成分が分解されつつ発生し得る。結果的に臭いに係わる化合物は広範囲に存在して、脂肪酸、アンモニア、アミン、硫黄含有化合物、ケトン、アルデヒド及びこれらの数多い誘導体を含む。
【0003】
生理用ナプキンを使用する人の精神的苦しみの一つは、生理用ナプキンに吸収された生理血の臭いが外部に漏れ、周りの人々に気付かれるか不快感を与えるのではないかという心配からくる不安感であって、このような不安感の強い人は、生理期間中に外出を避けたり、対人忌避症にまで至ったりもする。特に、夏季の場合、生理血の腐敗により悪臭がさらに酷くなって、これに対する問題はさらに大きくなる。
【0004】
このような生理血による臭いを除去するために、多様な種類の臭い抑制剤が使用されているが、生理血の場合、臭いを発生する多様な成分の化学物質を含んでおり、このような広い範囲の臭いに対しては、これを効率的に抑制することができないという問題点がある。悪臭抑制剤として使用されている活性炭の場合、硫化水素類には消臭効果があるが、アミン類には効果を発揮できず、色相面で消費者に審美的に不快感を与えるという問題点がある。また、ヨモギやハーブの抽出物を消臭剤として使用する場合もあるが、これらは薬理効果や香りに依存するもので、生理血の腐敗や臭いを根本的に除去するには効果が微弱であって、臭いの除去のために天然物由来の漢方薬材を使用したりもするが、これは臭いの除去に効果があるという伝統的な文献に依存しただけのもので、科学的根拠が足りない。したがって、生理血組成物に対する消臭効果に優れた直接的な消臭剤組成物の開発が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らは、経血臭に対する消臭効果に優れた組成物を提供するために鋭意研究した結果、消臭作用があると知られたポリフェノールが含有された天然抽出物と、ポリフェノールの酸化を促進させる酵素が含有された天然抽出物と、シクロデキストリンとを混合する場合、経血臭成分に優れた消臭効果を奏することを見出し、これを含有する生理用ナプキンの消臭効果を確認することにより、本発明を完成した。
【0006】
したがって、本発明は、消臭範囲及び消臭効率に優れた消臭剤組成物を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ポリフェノールを含有する天然抽出物、ポリフェノール酸化酵素を含有する天然抽出物及びシクロデキストリンを含むことを特徴とする消臭剤組成物及びこれを含有する生理用ナプキンに関する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の消臭剤組成物は、ポリフェノール、これを酸化させる酵素及びシクロデキストリンを含有しており、経血臭の主成分であるトリメチルアミン、アンモニアなどのアミン類と、メチルメルカプタンなどの硫黄化合物など、広範囲な悪臭源の除去に効果的であり、持続的で強力な経血臭除去効果を有する。なお、本発明の組成物は、食用可能な天然抽出物のみから構成されているため、人体に無害であるという長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】経血臭成分の分析結果で表れた成分(対照群グラフ)と、実施例による消臭後、残っている成分(実施例グラフ)を示したGC/MS分析結果グラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、ポリフェノールを含有する天然抽出物、ポリフェノール酸化酵素を含有する天然抽出物及びシクロデキストリンを含み、経血臭の消臭に効果がある消臭剤組成物とこれを含有する生理用ナプキンに関する。
【0011】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0012】
本発明においてポリフェノールは、食用可能な天然植物から抽出した抽出物であって、これを含有する天然抽出物は人体に無害であり、アンモニア、アミン類及びアルデヒドなどの悪臭成分に対しても強力な消臭効果を示す。本発明において、前記ポリフェノールを含有する天然抽出物は、タイム(Thyme)、メリッサ(Melissa)、コーヒー、緑茶及び甜茶の天然抽出物からなる群から選択された1種または2種以上の混合物を使用することができる。
【0013】
本発明における全ての抽出物は、当業界で広く使われる公知の抽出方法を通じて容易に抽出することができ、その抽出方法に制約はない。
【0014】
本発明は、前記ポリフェノールと共にポリフェノール酸化酵素を使用する。従来は、消臭効果のためにポリフェノールを含有する化合物のみを使用する場合が多かったが、ポリフェノールを含有する天然抽出物をポリフェノール酸化酵素で酸化させる場合、反応性の高いキノンが生成されて、この際生成されたキノンが悪臭物質と反応し優れた消臭効果を示す点に着目して、ポリフェノールとポリフェノール酸化酵素とを一緒に使用することにより、高い消臭効果を奏することができる。即ち、ポリフェノールを含有する天然抽出物に酸化を促進するポリフェノール酸化酵素を混合することにより、自動酸化を促進し、短時間内に高い消臭率で悪臭を除去することができるようになる。 前記ポリフェノール酸化酵素を含有する天然抽出物としては、シュンギク、セリ、イモ及びバナナの天然抽出物からなる群から選択された1種または2種以上の混合物を使用することができる。
【0015】
本発明は、消臭剤組成物としてシクロデキストリンを一緒に使用することを特徴とする。
【0016】
前記シクロデキストリンは、α型、β型及びγ型シクロデキストリンからなる群から選択された1種または2種以上の混合物を使用する。シクロデキストリンは、リング構造を有することを特徴とし、このようなリング構造は、苦味、雑味、特異臭、悪臭などのマスキングに効果があって、悪臭脱臭剤や芳香剤などに使用できる。
【0017】
本発明では、前記ポリフェノール及びポリフェノール酸化酵素にシクロデキストリンを一緒に使用することを特徴とし、シクロデキストリンを一緒に使用することにより、ポリフェノールとポリフェノール酸化酵素で生成されたキノンと反応しない悪臭物質成分が、シクロデキストリンの構造的特徴であるリング構造に捕集されて、これによりシクロデキストリンを一緒に使用しない場合に比べ、消臭率を大きく向上させることができるという長所がある。したがって、本発明の組成物を使用する場合、既存の消臭用組成物を使用する場合より広い消臭範囲を示して、より高い消臭率を示すことができるという特徴がある。
【0018】
また、本発明の全ての組成物は、食用可能な天然抽出物のみから構成されるため、人体に無害という長所がある。
【0019】
本発明の経血臭除去用消臭剤組成物は、前記ポリフェノールを含有する天然抽出物の固形分含量を10〜50重量%、ポリフェノール酸化酵素を含有する天然抽出物の固形分含量を10〜50重量%及びシクロデキストリンの固形分含量を40〜80重量%として混合することが好ましい。前記ポリフェノールまたはポリフェノール酸化酵素を含有する天然抽出物の場合、固形分含量が10重量%未満であると消臭率が劣るという問題点があり、50重量%を超過すると、ポリフェノール化合物から発生する独特の異臭が強くなるという問題点がある。また、シクロデキストリンの場合、固形分含量が40重量%未満である場合、シクロデキストリンによる消臭効果が劣る問題があって、80重量%を超過する場合、ポリフェノールとポリフェノール酸化酵素による消臭効果が落ちる問題がある。
【0020】
上記のような本発明の組成物を含めて生理用ナプキンを製造する場合、経血臭抑制効果に非常に優れた生理用ナプキンを製造することができるという長所がある。
【0021】
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明がこれらに限定されるものではない。
【0022】
製造例1:ポリフェノールを含有する抽出物の製造
ポリフェノールを含むメリッサ100gに0.1Mリン酸カリウム緩衝溶液(pH 7.0、4℃)200mlを加えてミキサー(Waring blender)で5分間均質化した後、4℃で30分間遠心分離(10,000×g)した上澄み液を得て、デキストリン20重量%を添加して凍結乾燥した後、粉末化して得たメリッサ粉末を使用した。
【0023】
製造例2:ポリフェノール酸化酵素を含有する抽出物の製造
ポリフェノール酸化酵素を含むシュンギク100gに0.1Mリン酸カリウム緩衝溶液(pH 7.0、4℃)200mlを加えてミキサー(Waring blender)で5分間均質化した後、毛織布を使用してろ過し、ろ液を4℃で30分間遠心分離(10,000×g)した上澄み液を得て、デキストリン20重量%を添加して凍結乾燥した後、粉末化して得たシュンギク粉末を使用した。
【0024】
実施例:経血臭抑制効果を有する消臭剤組成物の製造
経血臭抑制効果を有する消臭剤組成物を製造するために、ポリフェノールを含有する基質としてはメリッサを使用して、ポリフェノール酸化酵素としてはシュンギク抽出物を使用し、シクロデキストリンとしては、αの含量が30重量%、β含量が10重量%、γ含量が10重量%、デキストリン50重量%であるものを使用した。
【0025】
最終の経血臭抑制消臭剤は、前記製造例1を通じて得られたメリッサ粉末25重量%と、製造例2を通じて得られたシュンギク粉末25重量%と、シクロデキストリン50重量%を混合して製造した。
【0026】
比較例1〜3:経血臭抑制効果を有する消臭剤組成物の製造
本発明の実施例の消臭剤組成物との比較のために、活性炭(比較例1)、メリッサ粉末(比較例2)、メリッサ粉末とシュンギク粉末(比較例3)組成物を、下記の方法を通じてそれぞれ製造した。
比較例1:活性炭0.1gを使用した。
比較例2:メリッサ粉末0.1gを製造例1と同様な方法を通じて製造した。
比較例3:製造例1を通じて製造したメリッサ粉末0.05gと製造例2を通じて製造したシュンギク粉末0.05gを混合して使用した。
【0027】
実験例1:経血臭主成分(トリメチルアミン)の抑制効果
ポリフェノール、ポリフェノール酸化酵素及びシクロデキストリンを含有した消臭剤組成物の、経血臭主成分であるトリメチルアミンに対する抑制効果を測定するために、ガス検知管(Gastec)を利用してその臭い抑制程度を測定した。
【0028】
前記実施例の組成物0.1gに臭い誘発源溶液として30%トリメチルアミン溶液(15% in water)10μlを入れた。対照群としては、50ml暗褐色ビンに0.1Mリン酸カリウム緩衝溶液(pH 7.0)2mlと臭い誘発源溶液として30%トリメチルアミン溶液(15% in water)10μlを入れた。比較例としては、上記比較例1〜3の組成物をそれぞれ0.1g、臭い誘発源溶液として30%トリメチルアミン溶液(15% in water)10μlをそれぞれ使用した。
【0029】
各試験ビンは、37.5℃恒温水浴槽(water bath)で10分間振とうした後、ガス検知管No.180を使用して容器内上部の空間部分(head space)内に残存する悪臭源の濃度を測定した。上記実験をそれぞれ3回ずつ繰り返して得た各ガス検知管の測定値を下記表1に示した。
【0030】
【表1】

【0031】
上記表1から分かるように、本発明による実施例の場合、トリメチルアミンの消臭率が90%であって、これは、比較例として使用された活性炭、メリッサまたはメリッサとシュンギクを混合した場合より著しく高い結果である。具体的に、メリッサのみを使用した場合は、消臭効果が全くなく、メリッサとシュンギクを一緒に使用した場合も消臭率が50%に止まって、本発明のシクロデキストリンが一緒に使われた場合(消臭率90%)よりその効果が著しく低いことを確認することができた。
【0032】
実験例2:経血臭主成分(アンモニア)の抑制効果
ポリフェノール、ポリフェノール酸化酵素及びシクロデキストリンを含有した消臭剤組成物の、経血臭主成分であるアンモニアに対する抑制効果を測定するために、ガス検知管(Gastec)No.3Laを利用してその臭い抑制程度を測定した。
【0033】
25%アンモニア溶液(15% in water)を臭い誘発源溶液として使用した。臭い誘発源溶液を25μl使用したことを除いては、前記実験例1と同様に臭い成分抑制効果を測定して、その結果を下記表2に示した。
【0034】
【表2】

【0035】
上記表2から分かるように、本発明による実施例の場合、アンモニアの消臭率が100%であって、これは、比較例として使用された活性炭、メリッサまたはメリッサとシュンギクを混合した場合より著しく高い結果である。具体的に、メリッサのみを使用した場合は、消臭効果が10%に止まって、メリッサとシュンギクを一緒に使用した場合、消臭率が80%程度であって、本発明のシクロデキストリンが一緒に使われた場合(消臭率100%)より効果が劣ることを確認することができた。
【0036】
実験例3:経血臭主成分(メチルメルカプタン)の抑制効果
ポリフェノール、ポリフェノール酸化酵素及びシクロデキストリンを含有した消臭剤組成物の、経血臭主成分であるメチルメルカプタンに対する抑制効果を測定するために、ガス検知管(Gastec)No.71を利用してその臭い抑制程度を測定した。
【0037】
メチルメルカプタンナトリウム塩溶液(15% in water)を臭い誘発源溶液として使用した。臭い誘発源溶液を3μl使用したことを除いては、前記実験例1と同様に臭い成分抑制効果を測定して、その結果を下記表3に示した。
【0038】
【表3】

【0039】
上記表3から分かるように、本発明による実施例の場合、メチルメルカプタンの消臭率が100%であって、これは、比較例として使用された活性炭や、メリッサとシュンギクを混合した場合とほぼ等しい結果であった。しかし、メリッサのみを使用した場合は、消臭効果がほとんどないことが分かる。
【0040】
前記表1乃至3の結果からみて、本発明の組成物は、経血臭の主成分であるトリメチルアミン、アンモニア及びメチルメルカプタンのような経血臭主要成分に対して消臭効果があり、消臭率も他の組成に比べ非常に高いことが分かる。したがって、本発明の組成を生理用ナプキンなどに使用する場合、既存組成よりその消臭範囲や消臭効果的な面で非常に優れた消臭剤組成物として活用できると予想される。
【0041】
実験例4:経血臭組成物に対する抑制効果
ポリフェノール、ポリフェノール酸化酵素及びシクロデキストリンを含有した消臭剤組成物の、経血臭組成物に対する抑制効果を測定するために、経血臭類似組成物を日本特許(花王株式会社、JP2007−198829)を参考にして調製し、GC/MSで測定して、調製した経血臭類似組成物の成分を下記表4に示した。
(GC/MS分析条件)
GC/MS : GC 6890, MSD 5973i (Agilent社)
Column : DB-WAX(60M*0.25um*0.25um), Agilent社
Inlet : 250℃, splitless
Column gas : He
Column flow : 1.0ml/min
SPME Fiber : 75um Carboxen TM-PDMS(Black) Supelco社
【0042】
前記実施例の消臭剤組成物0.1gと経血臭類似組成物1mlを15ml vialに入れて10分間反応させた後、SPMEで60℃で30分間吸着させてGC/MSで分析した。前記測定結果を図1に示した。対照群で経血臭類似成分八つのうち、分析されてピークで示された成分は六つであって、それぞれ1:トリメチルアミン、2:ジメチルスルフィド、3:3−メチルブタナル、4:ジアセチル、5:ジメチルジスルフィド、6:アセトインを示す。
【0043】
【表4】

【0044】
図1の結果からみて、本発明の組成物は、その経血臭の主成分であるトリメチルアミンに対して優れた消臭効果を示し、その他の全ての範囲の経血臭組成物に対しても消臭効果を示すことが分かる。
【0045】
製造例3:消臭剤組成物が適用された生理用ナプキンの製造
横70mm、縦35mmの不織布にSAP(Super Absorbent polymer)とメリッサ粉末0.025g、前記製造例1で得たシュンギク粉末0.025g、シクロデキストリン0.05gを入れる。消臭剤組成物が含有された不織布を皮膚対面外皮と防水外皮との間に挟んで、生理用ナプキンサンプルを製造した。
【0046】
実験例5:消臭剤組成物が適用された生理用ナプキンの経血臭抑制効果の確認実験
19歳から50歳までの女性200名を対象に、前記製造例3で製造した生理用ナプキンサンプルを使用するようにして、経血臭の臭い抑制効果を観察した。本実験の対象女性は、全員生理時に臭いを感じたことがあり、特別な身体異常はない女性たちであった。測定結果を下記表5に示した。
【0047】
【表5】

【0048】
測定の結果、全体被験者のうち、95%以上の被験者が消臭効果に優れていると答えて、その中60%は、消臭効果が非常に良いと答えた。前記結果からみて、本発明の組成物を生理用ナプキンに利用する場合、優れた消臭機能を有した生理用ナプキンとして活用できると期待される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリフェノールを含有する天然抽出物、ポリフェノール酸化酵素を含有する天然抽出物及びシクロデキストリンを含むことを特徴とする消臭剤組成物。
【請求項2】
前記ポリフェノールを含有する天然抽出物は、タイム(Thyme)、メリッサ(Melissa)、コーヒー、緑茶及び甜茶の天然抽出物からなる群から選択された1種または2種以上の混合物であることを特徴とする、請求項1に記載の消臭剤組成物。
【請求項3】
前記ポリフェノール酸化酵素を含有する天然抽出物は、シュンギク、セリ、イモ及びバナナの天然抽出物からなる群から選択された1種または2種以上の混合物であることを特徴とする、請求項1に記載の消臭剤組成物。
【請求項4】
前記シクロデキストリンは、α型、β型及びγ型シクロデキストリンからなる群から選択された1種または2種以上の混合物であることを特徴とする、請求項1に記載の消臭剤組成物。
【請求項5】
前記ポリフェノールを含有する天然抽出物の固形分含量10〜50重量%、前記ポリフェノール酸化酵素を含有する天然抽出物の固形分含量10〜50重量%及び前記シクロデキストリンの固形分含量40〜80重量%で混合されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の消臭剤組成物。
【請求項6】
請求項1〜4のいずれかに記載の消臭剤組成物を含有して経血臭の発生を抑制する生理用ナプキン。

【図1】
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【公開番号】特開2012−55698(P2012−55698A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−197179(P2011−197179)
【出願日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(500527281)ロッテ サンカン カンパニー リミテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】LOTTE SAMKANG CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】21, Moonrae−dong 6ka, Youngdeungpo−ku 150−096, Seoul, Republic of Korea
【Fターム(参考)】