説明

消臭機能付ポールハンガー

【課題】消臭、脱臭装置を具備したポールハンガー。
【解決手段】ポール1には1つ叉は複数のハンガー2が設けられ、底面にベース3を形成、前記ポール1最上部に消臭脱臭を行うオゾン発生装置4を係合、該オゾン発生装置4は電源SW7、電源コード8、及び電源プラグ9で形成、前記オゾン発生装置4より発生する紫外線及びオゾンは該オゾン発生装置に設けられたブラインド10により斜下に放射されるように構成している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、消臭、脱臭装置を具備したポールハンガーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在、ポールハンガーは衣類、帽子叉は小物掛けに最適で、一般家庭や宿泊施設等で多く利用されている。
【0003】
又、省スペースで活用出来るポールハンガーは室内での置き場所を選ばずインテリアの一部としての存在もある。
【0004】
ポールハンガーの大方の利用方法は着用後の洋服、コート等の上着を帰宅時等にかけるケースが多く、日時をあける事なく、その衣服を着用する場合が多い。
【0005】
つまり普段あまり着用しない衣類衣服は、クローゼット等に収納し、着用頻度が多い、又着脱時間が短い衣服に利用する場合が多い。
【0006】
前記のように着用頻度が多い衣服は当然汗、汚れ等にさらされ家庭で洗濯出来る衣類は、汗、汚れを洗い落とせるが、背広、ジャケット等はクリーニングも頻繁に行えず汗、汚れを溜込む場合が多く、気付かないうちに干臭、悪臭の原因となってしまう。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
着用頻度が多い衣服は、クリーニングする事も少なく、多くの場合季節の変わり目等にクリーニングする程度である。従って夏季に於ける男性の背広、ジャケット等は、蓄積された汗、汚れ等によって臭い(汗臭、悪臭)を発生する。
【0008】
夏季に於ける、通勤通学などで利用する公共交通機関(電車バス等)車内では混雑時の気温上昇もプラスされ、発生する臭いは一種の公害とも言える。
【課題を解決する手段】
【0009】
本発明は汗、汚れ等により発生する衣服の汗臭、悪臭をオゾン消臭脱臭機能を有した装置をポールハンガー最上部に設け、該ポールハンガーに衣服をかけ、前記オゾン消臭脱臭機能を動作させ消臭、脱臭を行うものである。
【0010】
前記したオゾン発生には、UVランプを使用したオゾン発生装置であって、UVランプ方式は紫外線を空気に当てオゾンを発生させるもので、既に空気清浄、殺菌、脱臭等多くの分野で利用されている。
【0011】
又、UVランプ方式のオゾン発生は、高濃度のオゾンは得られないが酸化力の強いオゾンが人体に害を与えない様、0.1ppm以下に発生を押さえ、紫外線に於いても波長254mm及び185mmの短い波長であり、かつ、ポールハンガー最上部に設けたUVランプの光が直接人の目に入る事の無い様に円形状のブラインドを1箇所叉は複数箇所設け最上部よりポールハンガーにかけた衣服に放射出来るように構成している。
【発明の実施と形態】
【0012】
本発明の構成を図1〜図3によって説明する。
ポール1には1つ叉は複数のハンガー2が設けられ、底面にベース3を形成、前記ポール1最上部に消臭、脱臭を行うオゾン発生装置4を係合構成している。
【0013】
前記オゾン発生装置4はオゾン発生回路5にUVランプ6接続され、該オゾン発生回路5、電源SW7、電源コード8に係合した電源プラグ9により構成されている。
【0014】
又、UVランプより発生する紫外線及びオゾンは、オゾン発生装置4に設けられたブラインド10により斜下に放射されるように構成している。
【実施例】
【0015】
ポール1、ハンガー2、ベース3、オゾン発生装置4で構成されたポールハンガーに電源プラグ9を介し100V電源に挿入し電源SW7をONにするとオゾン発生回路5が動作しUVランプ6が点灯し各ブラインドの隙間より紫外線及びオゾンが放射されハンガー2に吊り下げた衣服13a、13bに照射され消臭、脱臭される。
【0016】
前記ポール1最上部に設けたオゾン発生装置4内上部にモータ11にファン12設け該ファンを回転させる事によりオゾン効果を高める事を可能にしている。
【0017】
又、ポールハンガー全体に伸縮カバー14を掛け消臭、脱臭をする事も可能にしている。
【0018】
前記オゾン発生装置4を単独にユニット化して、ポール1最上部に取り付ける事を可能にしている。
【0019】
前記ポール1最上部に、芳香物質15、例えば天然檜(フィトンチッド)等を内蔵して消臭、脱臭を可能にしている。
【発明の効果】
【0020】
常時着用する衣服の消臭、脱臭が容易に出来効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の消臭機能付ポールハンガーを示す斜視図。
【図2】本発明の消臭機能付ポールハンガーのポール最上部に取付けたオゾン発生装置の形態を示す斜視図。
【図3】本発明の消臭機能付ポールハンガーに取付けたオゾン発生装置部分を示す縦断面図。
【図4】本発明の消臭機能付ポールハンガーのオゾン発生装置部分にファンを取付けた状態を示す縦断面図。
【図5】本発明の消臭機能付ポールハンガーに衣服を掛けた実施例を示す斜視図。
【図6】本発明の消臭機能付ポールハンガーに衣服を掛け該ポールハンガー全体に伸縮カバーを掛けた状態を示す斜視図。
【図7】本発明の消臭機能付ポールハンガーのポール最上部にオゾン発生装置をユニット化し、取付けを可能にした状態を示す斜視図。
【図8】本発明の消臭機能付ポールハンガーのポール最上部に芳香物質を取付けた状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
【0022】
1:ポール
2:ハンガー
3:ベース
4:オゾン発生装置
5:オゾン発生回路
6:UVランプ
7:電源SW
8:電源コード
9:電源プラグ
10:ブラインド
11:モータ
12:ファン
13a、b:衣服
14:伸縮カバー
15:芳香剤

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポールハンガーに於いて、衣類の消臭、脱臭を目的としたオゾン消臭機能を設けた事を特徴とするポールハンガー。
【請求項2】
前記ポールハンガーに於いて、オゾン発生装置を、該ポールハンガーの最上部に設けた事を特徴とする請求項1記載のポールハンガー。
【請求項3】
前記ポールハンガーに於いて、芳香物質を、該ポールハンガーの最上部に設けた事を特徴とする請求項1及び2記載のポールハンガー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−56275(P2009−56275A)
【公開日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−258066(P2007−258066)
【出願日】平成19年8月31日(2007.8.31)
【出願人】(597138564)有限会社晶和イーシー (6)
【Fターム(参考)】