涙吸収計測マスク

【課題】本発明は、映画鑑賞、観劇、読書等において、流した涙を吸収して、鑑賞に集中できると共に、女性の化粧くずれを最小限に抑えることが出来る、涙吸収計測マスクを提供する。
【解決手段】涙を吸収する素材で、左右は両頬を、上下は下瞼から鼻の先端近くまでを覆い、左右には耳に掛ける紐を設け、流した涙を下瞼部の当マスクで吸収し、マスク上に設けた目盛により、流した涙の量を知る事が出来ると共に、表面に薄いフィルムを設けて涙の蒸発を防ぐことを特徴とする涙吸収計測マスク。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、映画鑑賞、観劇、読書等において、流した涙を吸収して、鑑賞に集中できると共に、女性の化粧くずれを最小限に抑えることが出来る、涙吸収計測マスクに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来は、ハンカチ、ティッシュ等により涙を拭うために、映画等の画面に集中できず、字幕の場合には、見落としをする事も多かった。
涙を拭うことによる、化粧くずれが生じやすく、映画、観劇、読書等の鑑賞後の化粧直しに時間を費やす事となった。
【先行技術文献】
【０００３】
【特許文献１】
【非特許文献１】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来より、次のような問題点があった。
（イ）映画、観劇、読書等の鑑賞中に流した涙を、ハンカチ、ティッシュ等により拭う事は、同時に顔面も拭く事になるため、化粧くずれが生じやすく、これらの鑑賞後の化粧直しに、時間を費やす事が多かった。
（ロ）涙を拭う動作により、鑑賞に集中出来ず、特に字幕の場合には、見落としする事となった。
（ハ）ハンカチ、ティッシュ等で拭い損ねた涙は、衣服を濡らし、シミを生じる事となった。
本発明は以上の問題点を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記問題点を解決するため本発明は、水分を吸収する素材で、左右は両頬を、上下は下瞼から鼻の先端近くまでを覆うようにマスクを形成し、マスクの一部に目盛を設け、左右に耳に掛ける紐を設ける。
流した涙を下瞼部の当マスクで吸収し、マスク上に設けた目盛により、流した涙の量を知る事が出来ると共に、表面に薄いフィルムを設けて涙の蒸発を防ぐように構成したことを特徴とする涙吸収計測マスクである。
【発明の効果】
【０００６】
流した涙を拭うことなく、マスクに吸収させるため、映画等の画面に集中出来、特に洋画の場合での字幕の見落としを減らすことが可能である。
化粧くずれを最小限に抑えられることで、映画、観劇、読書等鑑賞後の化粧直しの時間を減らすことが出来ると共に、化粧品の出費も抑える事が可能である。
流した涙の量を知る事が出来るために、仲間、友人同士での話題づくりに役立つことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の斜視図
【図２】本発明の断面図
【図３】本発明にＰＨ試験紙を設けた斜視図
【図４】本発明にＰＨ試験紙を設けた断面図
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
（イ）厚手の水分吸収体（１）にマスクを耳に掛ける紐（２）を設ける。
（ロ）左右の頬部分に縦方向に目盛（３）を設ける。
（ハ）吸収体の表面に薄いフィルム（５）を設ける。
本発明は、以上の構成よりなっている。
本発明を使用するときは、目盛のゼロ側を上にして、両耳に紐（２）を掛ける。
下瞼にマスクを密着させるため、マスク上部に折り曲げ自在の線材（４）を設け、下瞼とマスクの間隙がないように押す。
映画、観劇、読書等の鑑賞後にマスクを外して、涙により変色した部分の目盛を読み取る。
【実施例１】
【０００９】
水分吸収体の一部にＰＨ試験紙を設け、流した涙のＰＨ値を知り、体調を把握する事が出来る。
【符号の説明】
【００１０】
１水分吸収体
２紐
３目盛
４線材
５フィルム
６ＰＨ試験紙

【特許請求の範囲】
【請求項１】
水分を吸収する素材で、左右は両頬を、上下は下瞼から鼻の先端近くまでを覆うようにマスクを形成し、マスクの一部に目盛を設け、左右に耳に掛ける紐を設け、流した涙を下瞼部の当マスクで吸収し、マスク上に設けた目盛により、流した涙の量を知る事が出来ると共に、表面に薄いフィルムを設けて涙の蒸発を防ぐように構成したことを特徴とする涙吸収計測マスク。

【図１】