説明

液体スプレーガン、スプレーガンプラットフォーム、及びスプレーヘッドアセンブリ

液体スプレーガンプラットフォーム(10)、スプレーヘッドアセンブリ、並びにスプレーガンプラットフォーム(10)及びスプレーヘッドアセンブリのうちの1つ又は両方を含む、液体スプレーガンが記載される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、参照することによってその全体が本明細書に組み込まれる、2009年1月26日に出願された、名称が「液体スプレーガン」の米国仮出願第61/147,343号の、米国特許法§119に基づく優先権を主張する。
【0002】
(発明の分野)
液体スプレーガン等の液体噴霧装置、液体スプレーガンプラットフォーム、及びスプレーヘッドアセンブリが本明細書に記載される。
【背景技術】
【0003】
スプレーガンは、液体コーティング媒体、例えば、プライマー、塗料、及び/又はクリアーコートで車両を再噴霧する際に、車体修理店で広く使用される。典型的に、スプレーガンは、固体金属体及び一体型ハンドルで作製され、圧縮空気入口、空気通路、液体ノズルアセンブリを形成するように、及び霧化スプレーの形態の液体を放出するために、液体をエアキャップに解放するためのトリガー機構を受け入れるように、孔を開けられる。使用中、コーティング媒体は、ガンの外面及び内面上に堆積する場合がある。作業間に完全に洗浄されなければ、乾燥コーティング媒体が堆積し、それによって噴霧性能に悪影響を及ぼし、その後の塗布を汚染する可能性がある。
【0004】
エアキャップ及び液体ノズルアセンブリは、それらが、洗浄及びその後の再使用のために、取り外され、分解され得るように、脱離可能であってもよい。幾つかのエアキャップ及び液体ノズルアセンブリは、プラスチックで製造され、1回の使用後に廃棄されることが意図される。しかしながら、一体型金属ガン本体及びハンドルは、分解又は1回使用用途のいずれにも適していない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、残留乾燥スプレー材料及び溶媒を典型的な金属スプレーガンから除去することは、依然として、ユーザーにとって面倒かつ時間の掛かる作業ではあるが、スプレーガンを最適な動作状態に維持するため、及び取り除かれた乾燥スプレー材料でその後のスプレー塗布の汚染を回避するために必要なことである。
【0006】
これらの欠点を克服するために成形耐溶媒性プラスチックでスプレーガンを構成した製造業者がいる。意図される用途及び精巧さによって、ガンは、典型的に、2つの半分の固体本体及び/又は外殻から組み立てられる。鏡像形態が、永久に共に融合されてもよく、又はねじ及び/若しくはスナップ嵌めタブ等の機械的な締結具を使用して連結されてもよい。前者の構成方法は、それ自体が使い捨てガンに適しており、一方、後者の方法は、分解及び再使用を提供する。また、後者は、モジュール式の交換可能な空気及び液体管理サブアセンブリも提供し得る。それでも、ガン本体の再組み立ては、様々な空気及び液体通路封止の注意深い再配置を必要とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
スプレーガンプラットフォームと、スプレーヘッドアセンブリとを含む、液体スプレーガンが、本明細書に記載される。幾つかの実施形態では、スプレーガンプラットフォームは、成形プラスチックフレームアセンブリと、許容可能なスプレーコーティングをもたらすように噴霧される空気及び液体の両方を送達するために使用することができる、スプレーヘッドアセンブリと、で構成されてもよい。
【0008】
本明細書に記載されるスプレーガンプラットフォームは、スプレーガンプラットフォームに付着されるスプレーヘッドアセンブリに圧縮空気を送達するための空気経路を含む。スプレーガンプラットフォームは、ファン制御空気経路及び中心空気経路に空気を送達する、空気供給多岐管を含んでもよく、ファン制御空気経路及び中心空気経路は、空気供給多岐管で分離した後、互いから隔離される。
【0009】
本明細書に記載されるスプレーヘッドアセンブリは、好ましくは、それらが付着されるスプレーガンプラットフォームのファン制御空気経路及び中心空気経路から空気を受容するように構成される。スプレーヘッドアセンブリは、付着されるスプレーガンプラットフォーム内のファン制御空気経路からファン制御空気を受容する、ファン制御空気チャンバと、付着されるスプレーガンプラットフォーム内の中心空気経路から中心空気を受容する、中心空気チャンバと、を含む。
【0010】
本明細書に記載される液体スプレーガンプラットフォームは、ファン制御空気経路、中心空気経路、及び/又は空気供給多岐管を有してもよく、これらは、相対体積関係及び/又は寸法に関して記載することができる。本明細書に記載されるスプレーガンプラットフォームは、大幅に大きくされた空気経路寸法を有してもよい。異なる実施形態におけるスプレーガンプラットフォーム内の異なる特徴の実際の体積は、様々であり得るが、スプレーガンプラットフォーム内の特徴の体積は、互いに関して特徴付けられ得る。例えば、幾つかの実施形態では、スプレーガンプラットフォーム内のファン制御空気経路は、中心空気経路の体積より大きな体積を有してもよい。幾つかの実施形態では、ファン制御空気経路の体積は、中心空気経路の体積の120%以上であってもよい。他の実施形態では、ファン制御空気経路の体積は、中心空気経路の体積の150%以上であってもよい。
【0011】
本明細書に記載されるスプレーガンプラットフォームは、幾つかの実施形態では、相対体積に関して特徴付けられ得、ファン制御空気経路の体積及び中心空気経路の体積は、合わせて、空気供給多岐管の体積未満である。ファン制御空気経路及び中心空気経路の組み合わせられた体積は、空気供給多岐管の体積未満であってもよいが、幾つかの実施形態では、それらは、依然として、ある下限値を有し得る。例えば、幾つかの実施形態では、ファン制御空気経路の体積及び中心空気経路の体積は、合わせて、空気供給多岐管の体積の50%以上であってもよい。他の実施形態では、ファン制御空気経路の体積及び中心空気経路の体積は、合わせて、空気供給多岐管の体積の60%以上である。更に他の実施形態では、ファン制御空気経路の体積及び中心空気経路の体積は、合わせて、空気供給多岐管の体積の70%以上である。
【0012】
本明細書に記載されるスプレーヘッドアセンブリは、幾つかの実施形態では、相対体積関係及び/又は寸法に関して特徴付けられ得る。例えば、幾つかの実施形態では、本明細書に記載されるスプレーヘッドアセンブリの中心空気チャンバは、スプレーヘッドアセンブリ内に形成されるファン制御空気チャンバの体積を超える体積を有してもよい。幾つかの実施形態では、スプレーヘッドアセンブリの中心空気チャンバは、スプレーヘッドアセンブリ内のファン制御空気チャンバの体積の200%以上の体積を有してもよい。他の実施形態では、スプレーヘッドアセンブリの中心空気チャンバは、ファン制御空気チャンバの体積の300%以上の体積を有してもよい。
【0013】
幾つかの実施形態では、スプレーヘッドアセンブリが付着されるスプレーガンプラットフォーム内の空気流特徴の体積は、スプレーヘッドアセンブリ内の特徴の体積と合わせて特徴付けられ得る。組み合わせた体積は、液体スプレーガンのスプレー性能における幾つかの利点を提供し得る。
【0014】
例えば、液体スプレーガン(本明細書に記載されるように、スプレーガンプラットフォームと、スプレーヘッドアセンブリとを含む)の幾つかの実施形態では、スプレーヘッドアセンブリは、スプレーヘッドアセンブリ内のファン制御空気チャンバの体積を超える体積を伴う、中心空気チャンバを有してもよい。その体積関係は、幾つかの実施形態では、スプレーガンプラットフォームと対にされてもよく、ファン制御空気経路は、スプレーガンプラットフォームを通る中心空気経路の体積より大きな体積を有する。
【0015】
本明細書に記載されるように、液体スプレーガンの他の実施形態では、スプレーヘッドアセンブリ内のファン制御空気チャンバの体積を超える体積を伴う中心空気チャンバを伴う、スプレーヘッドアセンブリは、スプレーヘッドアセンブリ内のファン制御空気経路及びファン制御空気チャンバが、合わせて、スプレーガンプラットフォーム内の中心空気経路及びスプレーヘッドアセンブリ内の中心空気チャンバの組み合わせた体積未満の組み合わせた体積を有する、スプレーガンプラットフォームと対にされてもよい。
【0016】
本明細書に記載されるように、液体スプレーガンの更に他の実施形態では、スプレーヘッドアセンブリ内のファン制御空気チャンバの体積を超える体積を伴う中心空気チャンバを伴う、スプレーヘッドアセンブリは、プラットフォーム内のファン制御空気経路及びスプレーヘッドアセンブリ内のファン制御空気チャンバが、合わせて、スプレーガンプラットフォーム内の中心空気経路及びスプレーヘッドアセンブリ内の中心空気チャンバの組み合わせた体積の75%以下の組み合わせた体積を有する、スプレーガンプラットフォームと対にされてもよい。
【0017】
本明細書に記載されるように、液体スプレーガンの更に他の実施形態では、スプレーヘッドアセンブリ内のファン制御空気チャンバの体積を超える体積を伴う中心空気チャンバを伴う、スプレーヘッドアセンブリは、プラットフォーム内のファン制御空気経路及びスプレーヘッドアセンブリ内のファン制御空気チャンバが、合わせて、スプレーガンプラットフォーム内の中心空気経路及びスプレーヘッドアセンブリ内の中心空気チャンバの組み合わせた体積の50%以下の組み合わせた体積を有する、スプレーガンプラットフォームと対にされてもよい。
【0018】
本明細書に記載されるように、液体スプレーガンの更に他の実施形態では、スプレーヘッドアセンブリ内のファン制御空気チャンバの体積を超える体積を伴う中心空気チャンバを伴う、スプレーヘッドアセンブリは、スプレーガンプラットフォーム内のファン制御空気経路の体積及びスプレーガンプラットフォーム内の中心空気経路の体積が、合わせて、スプレーガンプラットフォーム内の空気供給多岐管の体積未満である、スプレーガンプラットフォームと、対にされてもよい。
【0019】
本明細書に記載される液体スプレーガンプラットフォーム及びスプレーヘッドアセンブリは、相互に組み合わせて本明細書に記載されるが、液体スプレーガンを提供するために、それぞれ、他の構成要素と共に別々に使用されてもよい。例えば、本明細書に記載される液体スプレーガンプラットフォームは、液体スプレーアセンブリの銃身連結部に動作可能に接続するように設計された、任意のスプレーヘッドアセンブリと共に使用することができる。同様に、スプレーヘッドアセンブリは、本明細書に記載されるスプレーヘッドアセンブリを受け入れるように設計された銃身連結部を有する、他の液体スプレーガンプラットフォームと共に使用することができる。
【0020】
本明細書に記載される液体スプレーガン、スプレーガンプラットフォーム、及びスプレーヘッドアセンブリは、分注される液体の容器がスプレーヘッドアセンブリ上に備え付けられる、液体スプレー送達システムで使用されてもよい。液体容器は、好ましくは、スプレーヘッドアセンブリから脱離可能であり得、また、スプレーヘッドアセンブリも、スプレーガンプラットフォームから脱離可能である。容器をスプレーヘッドアセンブリに接続し、スプレーガンプラットフォームから脱離可能となるようにスプレーヘッドアセンブリを配設することによって、使用中の容器から引き出される液体は、スプレーガンプラットフォームを通過することなく、スプレーヘッドアセンブリ内のノズルに送達される。このように、スプレーガンプラットフォームが液体媒体によって汚染される程度、及び噴霧の完了を受けて、又は別の媒体を噴霧するためにスプレーガンを交換する際に要求される洗浄の量が、低減され得る。
【0021】
本明細書に記載されるスプレーヘッドアセンブリは、液体を霧化して、スプレーを形成するように適合される。例えば、スプレーヘッドアセンブリは、ノズルから出る液体を圧縮空気の供給と混合するように配設されてもよい。ノズルから出る液体は、液体を霧化し、スプレーパターンを形成するように、両側から液体に向けられる空気ストリームと混合される。空気ストリームは、異なる媒体を分注するためのスプレーヘッドアセンブリに適合するように調整されてもよい。本明細書に記載されるスプレーヘッドアセンブリは、銃身及び銃身上に組み立てられたエアキャップを使用して形成された複合物品として提供されるが、他の実施形態では、スプレーヘッドアセンブリは、一体型「一体化」物品として提供されてもよい。
【0022】
本明細書に記載される液体スプレーガン、スプレーガンプラットフォーム、及びスプレーヘッドアセンブリは、好ましくは、手持ち式スプレーガンとして使用するために寸法決定され得、本明細書に記載される液体スプレーガン、スプレーガンプラットフォーム、及びスプレーヘッドアセンブリを使用して、1つ以上の選択される液体を噴霧する工程を伴う方法で使用されてもよい。
【0023】
一態様では、本明細書に記載される液体スプレーガンプラットフォームの幾つかの実施形態は、銃身連結部を有するフレームと、フレーム内に含有される空気供給多岐管であって、注入ポートを含む、空気供給多岐管と、空気供給多岐管と流体連通しているファン制御空気経路であって、フレームを通って空気供給多岐管の入口端部から銃身連結部の出口端部に延在する、ファン制御空気経路と、空気供給多岐管と流体連通している中心空気経路であって、フレームを通って空気供給多岐管の入口端部から銃身連結部の出口端部に延在する、心空気経路とを含み、ファン制御空気経路は、中心空気経路の体積より大きな体積を含む。
【0024】
本明細書に記載される液体スプレーガンプラットフォームの幾つかの実施形態では、ファン制御空気経路の体積は、中心空気経路の体積の120%以上である。他の実施形態では、ファン制御空気経路の体積は、中心空気経路の体積の150%以上である。
【0025】
本明細書に記載される液体スプレーガンプラットフォームの幾つかの実施形態では、ファン制御空気経路の体積及び中心空気経路の体積は、合わせて、空気供給多岐管の体積未満である。幾つかの実施形態では、ファン制御空気経路の体積及び中心空気経路の体積は、合わせて、空気供給多岐管の体積の50%以上である。他の実施形態では、ファン制御空気経路の体積及び中心空気経路の体積は、合わせて、空気供給多岐管の体積の60%以上である。更に他の実施形態では、ファン制御空気経路の体積及び中心空気経路の体積は、合わせて、空気供給多岐管の体積の70%以上である。
【0026】
本明細書に記載される液体スプレーガンプラットフォームの幾つかの実施形態では、フレームは、中心体と、フレームを通るファン制御空気経路及び中心空気経路のうちの1つの少なくとも一部分を画定するように中心体に付着される、カバープレートと、を含む。幾つかの実施形態では、カバープレートは、空気経路溶接線に沿って中心体に付着され、空気経路溶接線は、カバープレート内の凸型リブに追従し、凸型リブは、カバープレート上に閉鎖した幾何学的外形を形成する。
【0027】
本明細書に記載される液体スプレーガンプラットフォームの幾つかの実施形態では、フレームは、中心体と、第1のカバープレートと、第2のカバープレートとを含み、第1のカバープレートは、フレームを通るファン制御空気経路の少なくとも一部分を画定するように、中心体の第1の側に付着され、第2のカバープレートは、フレームを通る中心空気経路の少なくとも一部分を画定するように、中心体の第2の側に付着される。幾つかの実施形態では、中心体、第1のカバープレート、及び第2のカバープレートは、成形プラスチックで構成される。幾つかの実施形態では、第1のカバープレートは、ファン制御空気経路溶接線に沿って中心体に付着され、ファン制御空気経路溶接線は、第1のカバープレート上の凸型リブに追従し、凸型リブは、第1のカバープレート上に閉鎖した幾何学的外形を形成し、第2のカバープレートは、中心空気経路溶接線に沿って中心体に付着され、中心空気経路溶接線は、第2のカバープレート上の凸型リブに追従し、凸型リブは、第2のカバープレート上に閉鎖した幾何学的外形を形成する。
【0028】
第1の態様では、本明細書に記載される液体スプレーヘッドアセンブリの幾つかの実施形態は、銃身と、銃身に付着されるエアキャップとを含む。スプレーヘッドアセンブリは、銃身内の液体通路であって、入口端部から液体ノズル開口部に延在する、液体通路と、銃身入口から中心空気出口に延在する中心空気チャンバであって、中心空気出口が、銃身の液体ノズル開口部を包囲するエアキャップ内のノズル開口の間に形成され、中心空気チャンバが、エアキャップと銃身との間に位置するノズル空洞と、銃身内に位置する銃身空洞と、銃身内に形成される複数の開口部であって、液体スプレーヘッドアセンブリの使用中、空気が、中心空気出口への送達のために、開口部を通過して銃身空洞からノズル空洞に入る、開口部と、を含み、ノズル空洞、液体ノズル開口部、及びノズル開口が、気圧を超える圧力下で空気を液体ノズル開口部から流出する液体に対して向けて、液体ノズル開口部を通って延在する軸を中心に概して円錐形状のストリームに液体を形状化しながら、液体を液体ノズル開口部から離れるように推進するよう、成形される、中心空気チャンバと、銃身内に形成されるファン制御銃身経路の入口端部から液体ノズル開口部を越えて突出するホーン上に位置する開口まで延在するファン制御空気チャンバであって、ホーン内の開口が、気圧を超える圧力下でファン制御空気チャンバを貫流する空気が、中心空気チャンバを貫流する空気によって形成される液体のストリームの反対側に対して流れるように、軸の反対側上に位置する、ファン制御空気チャンバと、を更に含む。スプレーヘッドアセンブリの中心空気チャンバは、ファン制御空気チャンバの体積を超える体積を有する。
【0029】
本明細書に記載されるスプレーヘッドアセンブリの第1の態様の幾つかの実施形態では、スプレーヘッドアセンブリの中心空気チャンバの体積は、ファン制御空気チャンバの体積の200%以上である。他の実施形態では、スプレーヘッドアセンブリの中心空気チャンバの体積は、ファン制御空気チャンバの体積の300%以上である。
【0030】
本明細書に記載されるスプレーヘッドアセンブリの第1の態様の幾つかの実施形態では、銃身は、銃身フレームと、封止要素とを含む。銃身フレームは、接続タブを含み、接続タブが、銃身フレームの壁内に形成される開口と、開口内に位置するレバー要素であって、銃身フレームに接続される第1の端部と、自由端部と、第1の端部から自由端部に向かって延在する一対の側縁部と、を含む、レバー要素と、を含み、封止要素が、接続タブのレバー要素の側縁部及び自由端部の周囲の開口を閉鎖する。
【0031】
本明細書に記載されるスプレーヘッドアセンブリの第1の態様の幾つかの実施形態では、銃身フレームは、第1のプラスチッから構成され、封止要素は、第2のプラスチックで構成され、封止要素の第2のプラスチックは、銃身フレームの第1のプラスチックに付着される。幾つかの実施形態では、開口は、銃身フレームの壁を通って形成される開口部を含み、接続タブは、レバー要素の側縁部を開口の反対側の縁部に接続する支柱を含み、支柱は、レバー要素の第1の端部よりレバー要素の自由端部の近くに位置し、開口は、封止要素の第2のプラスチックがない場合に、レバー要素の周囲で開放される。幾つかの実施形態では、支柱は、第1のプラスチックで形成され、封止要素の第2のプラスチック内に封入される。
【0032】
第2の態様では、本明細書に記載される液体スプレーヘッドアセンブリの幾つかの実施形態は、銃身と、銃身に付着されるエアキャップとを含む。スプレーヘッドアセンブリは、銃身内の液体通路であって、入口端部から液体ノズル開口部に延在する、液体通路と、銃身入口から中心空気出口に延在する中心空気チャンバであって、中心空気出口が、銃身の液体ノズル開口部を包囲するエアキャップ内のノズル開口の間に形成され、中心空気チャンバが、エアキャップと銃身との間に位置するノズル空洞と、銃身内に位置する銃身空洞と、銃身内に形成される複数の開口部であって、液体スプレーヘッドアセンブリの使用中、空気が、中心空気出口への送達のために、開口部を通過して銃身空洞からノズル空洞に入る、開口部と、を含み、ノズル空洞、液体ノズル開口部、及びノズル開口が、気圧を超える圧力下で空気を液体ノズル開口部から流出する液体に対して向けて、液体ノズル開口部を通って延在する軸を中心に概して円錐形状のストリームに液体を形状化しながら、液体を液体ノズル開口部から離れるように推進するよう、成形される、中心空気チャンバと、銃身内に形成されるファン制御銃身経路の入口端部から液体ノズル開口部を越えて突出するホーン上に位置する開口まで延在するファン制御空気チャンバであって、ホーン内の開口が、気圧を超える圧力下でファン制御空気チャンバを貫流する空気が、中心空気チャンバを貫流する空気によって形成される液体のストリームの反対側に対して流れるように、軸の反対側上に位置する、ファン制御空気チャンバと、を更に含む。銃身は、銃身フレームと、封止要素とを含む。銃身フレームは、接続タブを含み、接続タブが銃身フレームの壁内に形成される開口であって、銃身フレームが、閉鎖した外辺部を画定する、連続する入口端部縁部を有する、開口と、開口内に位置するレバー要素であって、銃身フレームに接続される第1の端部と、自由端部と、第1の端部から自由端部に向かって延在する一対の側縁部と、を含む、レバー要素とを含む。封止要素は、接続タブのレバー要素の側縁部及び自由端部の周囲の開口を閉鎖する。
【0033】
本明細書に記載されるスプレーヘッドアセンブリの第2の態様の幾つかの実施形態では、スプレーヘッドアセンブリの中心空気チャンバは、ファン制御空気チャンバの体積を超える体積を有する。幾つかの実施形態では、スプレーヘッドアセンブリの中心空気チャンバは、ファン制御空気チャンバの体積の200%以上の体積を有する。他の実施形態では、スプレーヘッドアセンブリの中心空気チャンバは、ファン制御空気チャンバの体積の300%以上の体積を有する。
【0034】
本明細書に記載されるスプレーヘッドアセンブリの第2の態様の幾つかの実施形態では、銃身フレームは、第1のプラスチックから構成され、封止要素は、第2のプラスチックで構成され、封止要素の第2のプラスチックは、銃身フレームの第1のプラスチックに付着される。幾つかの実施形態では、開口は、銃身フレームの壁を通って形成される開口部を含み、接続タブは、レバー要素の側縁部を開口の反対側の縁部に接続する支柱を含み、支柱は、レバー要素の第1の端部よりレバー要素の自由端部の近くに位置し、開口は、封止要素の第2のプラスチックがない場合に、レバー要素の周囲で開放される。幾つかの実施形態では、支柱は、第1のプラスチックで形成され、封止要素の第2のプラスチック内に封入される。
【0035】
本明細書に記載されるスプレーヘッドアセンブリの第2の態様の幾つかの実施形態では、銃身フレームは、第1のプラスチックから構成され、封止要素は、第2のプラスチックで構成され、封止要素の第2のプラスチックは、銃身フレームの第1のプラスチックに付着される。更に、開口は、銃身フレームの壁を通って形成される開口部を含み、接続タブは、レバー要素の第1の側縁部を開口の反対側の縁部に接続する第1の支柱と、レバー要素の第2の側縁部を開口の反対側の縁部に接続する第2の支柱とを含む。第1の支柱及び第2の支柱は、両方ともレバー要素の第1の端部よりレバー要素の自由端部の近くに位置し、開口は、封止要素の第2のプラスチックがない場合に、レバー要素の周囲で開放される。幾つかの実施形態では、第1の支柱及び第2の支柱は、第1のプラスチックで形成され、封止要素の第2のプラスチック内に封入される。
【0036】
本明細書に記載されるスプレーヘッドアセンブリの幾つかの実施形態は、銃身フレームの入口端部縁部の周囲に延在するガスケットを含む。
【0037】
別の態様では、本明細書に記載される液体スプレーガンの幾つかの実施形態は、本明細書に記載される液体スプレーガンプラットフォームと、任意の本明細書に記載されるスプレーヘッドアセンブリとを含む。幾つかの実施形態では、液体スプレーガンプラットフォームは、銃身連結部を有するフレームと、フレーム内に含有される空気供給多岐管であって、注入ポートを有する、空気供給多岐管と、空気供給多岐管と流体連通しているファン制御空気経路であって、フレームを通って空気供給多岐管の入口端部から銃身連結部の出口端部に延在する、ファン制御空気経路と、空気供給多岐管と流体連通している中心空気経路であって、フレームを通って空気供給多岐管の入口端部から銃身連結部の出口端部に延在する、中心空気経路とを含む。ファン制御空気経路は、中心空気経路の体積より大きな体積を有する。幾つかの実施形態では、スプレーヘッドアセンブリは、銃身と、銃身に付着されるエアキャップとを含み、スプレーヘッドアセンブリは、液体スプレーガンプラットフォームの銃身連結部に付着する。スプレーヘッドアセンブリは、銃身内の液体通路であって、入口端部から液体ノズル開口部に延在する、液体通路と、銃身入口から中心空気出口に延在する中心空気チャンバであって、中心空気出口が、液体ノズル開口部を包囲するエアキャップ内のノズル開口の間に形成され、中心空気チャンバが、エアキャップと銃身との間に位置するノズル空洞と、銃身内に位置する銃身空洞と、銃身内に形成される複数の開口部であって、液体スプレーヘッドアセンブリの使用中、空気が、中心空気出口への送達のために、開口部を通過して銃身空洞からノズル空洞に入る、開口部と、を含み、ノズル空洞、液体ノズル開口部、及びノズル開口が、気圧を超える圧力下で空気を液体ノズル開口部から流出する液体に対して向けて、液体ノズル開口部を通って延在する軸を中心に概して円錐形状のストリームに液体を形状化しながら、液体を液体ノズル開口部から離れるように推進するよう、成形される、中心空気チャンバと、銃身内に形成されるファン制御銃身経路の入口端部から液体ノズル開口部を越えて突出するホーン上に位置する開口まで延在するファン制御空気チャンバであって、ホーン内の開口が、気圧を超える圧力下でファン制御空気チャンバを貫流する空気が、中心空気チャンバを貫流する空気によって形成される液体のストリームの反対側に対して流れるように、軸の反対側上に位置する、ファン制御空気チャンバと、を更に含む。スプレーヘッドアセンブリの中心空気チャンバは、ファン制御空気チャンバの体積を超える体積を有する。
【0038】
本明細書に記載される液体スプレーガンの幾つかの実施形態では、プラットフォーム内のファン制御空気経路及びスプレーヘッドアセンブリ内のファン制御空気チャンバは、プラットフォーム内の中心空気経路及びスプレーヘッドアセンブリ内の中心空気チャンバの組み合わせた体積未満の組み合わせた体積を有する。幾つかの実施形態では、プラットフォーム内のファン制御空気経路及びスプレーヘッドアセンブリ内のファン制御空気チャンバは、プラットフォーム内の中心空気経路及びスプレーヘッドアセンブリ内の中心空気チャンバの組み合わせた体積の75%以下の組み合わせた体積を有する。他の実施形態では、プラットフォーム内のファン制御空気経路及びスプレーヘッドアセンブリ内のファン制御空気チャンバは、プラットフォーム内の中心空気経路及びスプレーヘッドアセンブリ内の中心空気チャンバの組み合わせた体積の50%以下の組み合わせた体積を有する。
【0039】
本明細書に記載される液体スプレーガンの幾つかの実施形態では、ファン制御空気経路の体積及び中心空気経路の体積は、合わせて、空気供給多岐管の体積未満である。幾つかの実施形態では、スプレーヘッドアセンブリの中心空気チャンバの体積は、ファン制御空気チャンバの体積の200%以上である。他の実施形態では、スプレーヘッドアセンブリの中心空気チャンバの体積は、ファン制御空気チャンバの体積の300%以上である。
【0040】
本明細書に記載される液体スプレーガンの幾つかの実施形態では、スプレーヘッドアセンブリは、液体スプレーガンプラットフォーム内に提供される開口部と協働する突出部によって、液体スプレーガンプラットフォームの銃身連結部に動作可能に付着される。更に、スプレーヘッドアセンブリの銃身は、銃身フレームと、銃身フレームに付着される封止要素と、突出部を含む接続タブと、を含む。接続タブは、銃身フレームの壁内に形成される開口であって、銃身フレームは、閉鎖した外辺部を画定する、連続する入口端部縁部を有する、開口と、開口内に位置するレバー要素であって、銃身フレームに接続される第1の端部と、自由端部と、第1の端部から自由端部に向かって延在する一対の側縁部とを含む、レバー要素とを更に含む。封止要素は、接続タブのレバー要素の側縁部及び自由端部の周囲の開口を閉鎖する。幾つかの実施形態では、銃身フレームは、第1のプラスチックから構成され、封止要素は、第2のプラスチックで構成され、封止要素の第2のプラスチックは、銃身フレームの第1のプラスチックに付着される。
【0041】
本明細書に記載される液体スプレーガンの幾つかの実施形態では、開口は、銃身フレームの壁を通って形成される開口部を含み、接続タブは、レバー要素の側縁部を開口の反対側の縁部に接続する支柱を含み、支柱は、レバー要素の第1の端部よりレバー要素の自由端部の近くに位置し、開口は、封止要素の第2のプラスチックがない場合に、レバー要素の周囲で開放される。幾つかの実施形態では、支柱は、第1のプラスチックで形成され、封止要素の第2のプラスチック内に封入される。
【0042】
本明細書に記載される液体スプレーガンの幾つかの実施形態では、ガスケットは、銃身フレームの入口端部縁部の周囲に延在する。
【0043】
本明細書で使用される場合、「液体」という用語は、材料の特性及び/又は意図される用途によって、霧化又は非霧化形態で適用されてもよい、(制限なく)塗料、プライマー、ベースコート、ラッカー、ワニス、及び同様の塗料のような材料、並びに接着剤、シーラー、充填剤、パテ、粉末コーティング、発破用粉末、研磨剤スラリー、離型剤、及び鋳物包帯剤等の他の材料を含む、スプレーガンを使用して適用することができる、流動性を有する材料(それらが、表面に色を付けること意図されるかされないかに関わらず)の全ての形態を指し、「液体」という用語は、適宜に解釈される。
【0044】
本明細書で使用される場合、「プラスチック」という用語は、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、又はフルオロポリマーを含む、使用条件下で十分に頑丈であり、弾力的であり、かつ剛性である、任意の高分子材料を指す。好ましい実施形態には、ナイロン、及びより具体的には、ガラス繊維を含有する充填ナイロン、ガラス若しくはポリマー気泡又は微小気泡、超微粒子状金属類、金属塩類、金属酸化物類、炭素、若しくはグラファイト等の導電性及び/又は静電気消散性添加剤が挙げられる。
【0045】
「好ましい」及び「好ましくは」という言葉は、特定の状況下で特定の利益をもたらし得る、本明細書に記載される液体スプレーガン及び構成要素の実施形態を指す。しかしながら、同一の又は他の状況下で、他の実施形態も好まれる可能性がある。更に、1つ以上の好ましい実施形態の引用は、他の実施形態が有用でないことを含意するものではなく、本発明の範囲内から他の実施形態を排除することを意図するものではない。
【0046】
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される場合、単数形の「1つの(a)」、「1つの(an)、及び「該(the)」は、文脈がそうではないと明確に示さない限り、複数の指示対象を含む。したがって、例えば、「1つの(a)」又は「該(the)」構成要素への言及は、構成要素及び当業者に既知のその等価物の1つ以上を含み得る。更に、「及び/又は」という用語は、列記される要素若しくは列記される要素の任意の2つ以上の組み合わせのうちの1つ、又は全てを意味する。
【0047】
「含む」という用語及びその変形は、これらの用語が添付の説明で用いられる場合、制限的意味を有さないことに留意する。更に、「1つの(a)」、「1つの(an)」、「該(the)」、「少なくとも1つ」、及び「1つ以上」は、本明細書において、交換可能に使用される。
【0048】
左、右、前方、後方、上部、底部、側、上方、下方、水平、垂直等の相対語が、本明細書において使用される場合があり、その場合、特定の図面において見られる視点からである。これらの用語は、説明を簡単にするためだけに使用され、しかしながら、本発明の範囲を決して制限しない。
【0049】
上記の概要は、本明細書に記載されるスプレーガンシステムのそれぞれの実施形態又はあらゆる実現を説明することを意図するものではない。むしろ、本発明のより完全な理解は、添付の図面の図を考慮して、以下の発明を実施するための形態及び特許請求の範囲を参照することによって、明らかとなり、理解される。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本明細書に記載される液体スプレーガンの一実施形態の分解斜視図。
【図2】組み立てた後の図1の液体スプレーガンの斜視図。
【図3A】プラットフォームの左側から取り出した、図1の液体スプレーガンプラットフォームの分解斜視図。
【図3B】プラットフォームの右側から取り出した、図1の液体スプレーガンプラットフォームの反対の分解斜視図。
【図4】図1の液体スプレーガンプラットフォーム内の空気供給多岐管、中心空気経路、及びファン制御空気経路の体積の描写図。
【図5】図1に描写される液体スプレーガンプラットフォームの平面図。
【図6】図5の線6−6に沿って切り取った、図1及び図2の液体スプレーガンプラットフォームの断面図。
【図7】本明細書に記載されるスプレーヘッドアセンブリの一実施形態の分解側面図。
【図8】図7の線8−8から取り出した、銃身の背面図。
【図9】図7の線9−9から取り出した、銃身の正面図。
【図10】組み立てられた際の図7のスプレーヘッドアセンブリの垂直断面図。
【図11】銃身から取り外された、図10のスプレーヘッドアセンブリのエアキャップの断面図。
【図12】図5の組み立てられた際のスプレーヘッドアセンブリ内の中心空気チャンバ及びファン制御空気チャンバの体積の描写図。
【図13】本明細書に記載されるスプレーヘッドアセンブリで使用される銃身を構成するために使用される、銃身フレーム及び封止要素の一実施形態の分解斜視図。
【図14】図13の銃身フレームの側面図。
【発明を実施するための形態】
【0051】
以下の液体スプレーガン及び構成要素の例示的実施形態の詳細な説明では、その一部を形成し、実例として、本明細書に記載される液体スプレーガン及び構成要素が実践され得る具体的な実施形態が示される、添付の図面の図が参照される。本発明の範囲から逸脱することなく他の実施形態が利用されてもよく、また、構造的変更が行われてもよいことが理解されるであろう。
【0052】
本明細書に記載される液体スプレーガンの一実施形態が、図1の分解図に描写される。組み立てられた際の同一の液体スプレーガンが、図2に描写される。液体スプレーガンは、液体スプレーガンプラットフォーム10、及び好ましくは、銃身連結部11で液体スプレーガンプラットフォーム10に解放可能に付着されるスプレーヘッドアセンブリ60を含む、様々な構成要素を含む。スプレーヘッドアセンブリ60は、本明細書に記載されるように、好ましくは、プラットフォーム10に解放可能に付着され、噴霧される液体及び液体を噴霧するために使用される空気の両方の移動を制御するための特徴を提供する。好ましくは、スプレーヘッドアセンブリ60は、使い捨てであり、使用後に捨てることができる(場合によって、再使用されてもよいが)。使用後に廃棄される場合、スプレーヘッドアセンブリの洗浄を回避することができ、スプレーガンは、同一の、又は異なる液体容器に接続される、異なるスプレーヘッドアセンブリを付着させることによって、別の液体を分注するために、交換することができる。
【0053】
任意の好適な技術によって、スプレーヘッドアセンブリ60のスプレーガンプラットフォーム10の銃身連結部11への接続が達成されてもよい。本明細書に記載されるように、スプレーヘッドアセンブリ60をスプレーガンプラットフォーム10上に保持するために、例えば、スプレーヘッドアセンブリ60上の接続構造は、銃身連結部11の開口部11a及び11bと協働してもよい(例えば、機械的に連結する)。これらの本明細書に記載されるものの代わりに、例えば、単に押す、若しくは押してひねる行為でスプレーヘッドアセンブリを素早く接続/切断するのを容易にする差し込み型接続、クランプ、ねじ付き接続等の多くの他の接続技術及び/又は構造が使用されてもよい。
【0054】
また、スプレーガンプラットフォーム10は、フレーム12の心棒部分13の上に適合する、任意のハンドル19を含んでもよい。ハンドル19は、幾つかの実施形態では、オペレータの嗜好に従って特別に設計されてもよく、これには、熱硬化性樹脂の手段によって特別に適合させることを含む。特別に適合されたハンドルは、個々のユーザーの手に適合するように特別に成形することができる把持表面を可能にすることによって、オペレータの疲労を低減し得る。ハンドルは、熱硬化性樹脂から形成されてもよく、スプレーガンの対象ユーザーは、そのユーザーの手用に特別に作られるハンドルに曲面を付与するように、樹脂が未硬化状態である間に、ハンドルを握ることができる。ハンドル19がフレーム12から脱離可能である実施形態では、スプレーガンの他のユーザー用に同様のハンドルを準備することができ、これは、1つのスプレーガンに、それぞれが異なる対象ユーザーの手に特別に適合された把持表面を有する、一連のハンドルを添えることを可能にする。
【0055】
プラットフォーム10は、フレーム12と、左カバープレート14と、右カバープレート16と、銃身連結部プレート18とを含む。カバープレート14及び16、並びに銃身連結部プレート18は、図1及び図2では、フレーム12に付着された状態で描写されるが、図3A及び図3Bでは、フレーム12から脱離された状態で描写される。様々な構成要素が、任意の好適な技術又は技術の組み合わせによって、互いに接続されてもよい。幾つかの潜在的に好適な接続技術の例には、例えば、溶接(熱溶接、化学溶接等)、接着剤(エポキシ等)、機械的な締結具等が挙げられる。幾つかの実施形態では、フレーム12、カバープレート14及び16、並びに銃身連結部プレート18は全て、例えば、超音波溶接等の熱溶接に適している、1つ以上のプラスチックで構成される。
【0056】
プラットフォーム10は、好ましくは、プラスチック材料で構成され得るが、本明細書に記載されるスプレーガンプラットフォームは、本明細書に記載される特徴を形成するように成形、鋳造等することができる、任意の好適な材料で構成されてもよい。幾つかの潜在的に好適な材料の例には、例えば、金属、金属合金、プラスチック(例えば、ポリカーボネート、ナイロン(例えば、非晶質ナイロン)、ポリプロピレン等)等が挙げられる。プラットフォームを構成するためにプラスチック材料が使用される場合、プラスチック材料は、任意の好適な添加剤、充填剤等を含んでもよい。本明細書に記載されるプラットフォームに使用される材料の選択は、好ましくは、少なくとも一部において、選択される材料の噴霧される材料との適合性に基づき得る(例えば、プラットフォームを構成するために使用される材料を選択する際、耐溶媒性及び他の特性を考慮する必要があり得る)。
【0057】
スプレーガンプラットフォーム10は、組み立てられる際、様々な空洞を画定し、これは、共に、空気をスプレーヘッドアセンブリへ送達する経路を形成する。図4は、スプレーガンプラットフォーム10内に形成される空洞/空気経路を描写し、明確化のために、プラットフォーム10の周囲の構造が除去されている。スプレーガンプラットフォーム10内に形成される空洞/経路の例は、空気供給多岐管20、ファン制御空気経路30、及び中心空気経路40である。
【0058】
空気供給多岐管20は、図5の線6−6に沿って切り取った、図6の断面図に見ることができる。空気供給多岐管20は、ファン制御空気経路30及び中心空気経路40が接続される、末端部分21を含む。図1を参照すると、空気供給多岐管20は、気圧を超える圧力で空気を空気供給多岐管20に供給する空気源(図示せず)に空気供給多岐管20を接続することができるように、接続具24を含んでもよい、注入ポート22を含む。
【0059】
また、図6の断面図は、針52(図1を参照)が銃身連結部に付着されるスプレーヘッドアセンブリに入ることを可能にするための、フレーム12を通って形成される針経路56も描写する。
【0060】
空気供給多岐管20は、空気供給多岐管20に流入する空気を、ファン制御空気経路30及び中心空気経路40に配送することができるように、スプレーガンプラットフォーム10内のファン制御空気経路30及び中心空気経路40と流体連通している。空気供給多岐管20からファン制御空気経路30への空気配送の制御は、任意の好適な構造によって達成されてもよい。
【0061】
図1及び図2を参照すると、液体スプレーガンを通る空気流及び液体流の両方の制御は、描写される実施形態では、保持ピン51a及びクリップ51b(任意の他の好適な接続機構を使用することができるが)によって、スプレーガンプラットフォーム10に枢動可能に嵌合される、トリガー50によって提供される。針52は、例えば、米国特許第7,032,839号に記載されるものと同様に、スプレーヘッドアセンブリ60を通って延在する。トリガー50は、好ましく、針52がスプレーヘッドアセンブリ60内の液体ノズル開口部を閉鎖し、また、空気供給弁54も閉鎖する、動作不能な位置に付勢される。他の付勢機構が使用されてもよいが、描写される実施形態では、付勢力は、コイルバネ55によって提供される。
【0062】
トリガー50が押圧される際、針52は、先細の前端部52aが、液体がスプレーヘッドアセンブリ60内の液体ノズル開口部を貫流するのを可能にする位置まで後退させられる。同時に、また、空気供給弁54も、空気供給多岐管20からスプレーヘッドアセンブリ60に空気を送達するために開放する。空気及び液体流は、空気供給多岐管20からファン制御空気経路30に送達される空気を制御するファン制御空気調節器アセンブリ32、及び空気供給多岐管20から中心空気経路40に送達される空気を制御する中心空気調節器アセンブリ42によって、更に制御されてもよい。具体的には、調節器アセンブリ42は、スプレーヘッドアセンブリから放射する中心空気/液体ストリームを制御し、調節器アセンブリ32は、スプレーパターン形状を調整するように、スプレーヘッドアセンブリ60のエアホーンへの空気流を制御する。しかしながら、幾つかの実施形態では、中心空気調節器42の調整は、ファン制御調節器アセンブリ32を貫流する空気に影響を及ぼし得ることを理解されたい。
【0063】
スプレーガンプラットフォーム10のファン制御空気経路30は、位置26で空気供給多岐管20と流体連通している第1の部分33を含む(例えば、図4を参照)。ファン制御空気経路30の第1の部分33は、第2の部分34に繋がり、それに第3の部分35及び第4の部分36が続く。第4の部分36は、スプレーガンプラットフォーム10の銃身連結部プレート18(例えば、図3Aを参照)の裏側に位置する。描写される実施形態では、ファン制御空気経路30の第2の部分34は、調節器アセンブリ32のための空間を提供する。ファン制御空気経路30を貫流する空気は、したがって、銃身連結部プレート18内に形成されるファン制御空気経路出口37を通ってファン制御空気経路30を出るまで、空気供給多岐管20からファン制御空気経路30の異なる部分に入り、ファン制御空気経路30の異なる部分を通過する。
【0064】
描写される実施形態では、スプレーガンプラットフォーム10のファン制御空気経路30は、プラットフォームフレーム12、左カバープレート14、及び銃身連結部プレート18によって、これらの構成要素が互いに付着される際に画定される。左カバープレート14が、フレーム12内の1つ以上の空洞と結合して、ファン制御空気経路30の様々な部分を形成するように設計される、1つ以上の特徴を含むことが好ましい場合がある。例えば、カバープレート14は、空洞33b(図3Aを参照)と組み合わさって、ファン制御空気経路30の第1の部分33を画定する、凸型リブ33a(図3Bを参照)を含んでもよい。次いで、ファン制御空気経路30は、フレーム12内に形成される空洞34bに到達するまで、フレーム12を通過する。また、カバープレート14は、空洞34b(図3Aを参照)と組み合わさって、ファン制御空気経路30の第2の部分34を画定する、リブ34a(図3Bを参照)も含む。リブ33a及び34aは、好ましくは、閉鎖した幾何学的外形の形態で提供され、ファン制御空気経路30の部分33及び34を形成するように、それらのそれぞれの空洞33b及び34bの縁部の周囲で封止されてもよい。封止は、任意の好適な技術又は技術の組み合わせ、例えば、溶接(熱溶接、化学溶接等)、接着剤(エポキシ等)、機械的な締結具等によって達成されてもよい。
【0065】
スプレーガンプラットフォーム10の中心空気経路40は、位置27で空気供給多岐管20の末端部分21と流体連通している、第1の部分43を含む(例えば、図4を参照)。中心空気経路40の第1の部分43は、第2の部分44に繋がる。中心空気経路40の第2の部分44は、スプレーガンプラットフォーム10の銃身連結部プレート18(例えば、図3Aを参照)の裏側に位置する。中心空気経路40を貫流する空気は、したがって、銃身連結部プレート18内に形成される中心空気経路出口47を通って中心空気経路40を出るまで、空気供給多岐管20から中心空気経路40の部分に入り、中心空気経路40の部分を通過する。
【0066】
描写される実施形態では、スプレーガンプラットフォーム10の中心空気経路40は、プラットフォームフレーム12、右カバープレート16、及び銃身連結部プレート18によって、これらの構成要素が互いに付着される際に画定される。右カバープレート16が、フレーム12内の1つ以上の空洞と結合して、中心空気経路40の様々な部分を形成するように設計される、1つ以上の特徴を含むことが好ましい場合がある。例えば、カバープレート16は、空洞43b(図3Bを参照)と組み合わさって、中心空気経路40の第1の部分43を画定する、凸型リブ43a(図3Aを参照)を含んでもよい。リブ43aは、好ましくは、中心空気経路40の部分43を形成するように、空洞43bの縁部の周囲で封止される、閉鎖した幾何学的外形の形態で提供され得る。封止は、任意の好適な技術又は技術の組み合わせ、例えば、溶接(熱溶接、化学溶接等)、接着剤(エポキシ等)、機械的な締結具等によって達成されてもよい。
【0067】
凸型リブ33a及び34aに沿って左カバープレート14をフレーム12に付着させるために溶接(例えば、超音波溶接)が使用される場合、フレーム12と凸型リブ33a及び34aとの間の接続の一方又は両方は、ファン制御空気経路溶接線を画定すると特徴付けられ得、ファン制御空気経路溶接線は、左カバープレート14とフレーム12との間に、閉鎖した幾何学的外形を形成する。同様に、凸型リブ43aに沿って右カバープレート16をフレーム12に付着させるために溶接(例えば、超音波溶接)が使用される場合、フレーム12と凸型リブ43aとの間の接続は、中心空気経路溶接線を画定すると特徴付けられ得、中心空気経路溶接線は、右カバープレート16とフレーム12との間に、閉鎖した幾何学的外形を形成する。スプレーガンプラットフォーム内の経路を封止するために、溶接線を使用することは、例えば、ガスケット等の他の封止技術より優れた利点を提供し得、これは、スプレーガンプラットフォーム10の空気流性能を更に改善し得る。
【0068】
スプレーガンプラットフォーム10の描写される実施形態は、フレーム12と、2つのカバープレート14及び16とを含むが、フレーム及びカバープレート構成を含む他の実施形態では、スプレーガンプラットフォームは、フレームと組み合わさって、経路のうちの1つ以上を画定する、単一のカバープレートのみを含んでもよい。更に他の実施形態では、フレームは、スプレーガンプラットフォームを完成させるように、3つ以上のカバープレートと組み合わせられてもよい。更に他の実施形態では、フレームは、スプレーガンプラットフォームを完成させるのに、カバープレートが不要となるように、1つ以上の部品に構成されてもよい。
【0069】
本明細書に記載されるように、スプレーガンプラットフォーム10は、従来のスプレーガンプラットフォームより優れた利点を提供し得る。潜在的利点のうちの幾つかは、フレーム12が、プラットフォーム10を通る様々な空気経路を画定するために必要に応じて形成される空洞を伴う、1つの部品、完全に一体型の本体として提供されるように、スプレーガンプラットフォーム10のフレーム12をプラスチック材料から成形することによって提供されてもよい。成形プロセスは、経路を貫流する流体に悪影響を及ぼし得る、経路に沿った鋭い縁部及び他の特徴を減少させる機会を提供し得る。また、フレーム12の成形は、二次機械作業を削減又は排除する機会を提示し得、同時に、また、より滑らかで、かつプラットフォームを貫流する流体を助長する、空気経路内面も提供する。
【0070】
図1〜図6に描写されるスプレーガンプラットフォームの別の特徴は、従来のスプレーガンプラットフォームと比較して大幅に大きい、プラットフォーム10内に形成される空気経路の寸法である。図4を参照すると、例えば、プラットフォーム10は、約0.536インチ(8.8立法センチメートル(cc))の体積を有する空気供給多岐管20と、約0.258インチ(4.2cc)の体積を有するファン制御空気経路30と、約0.154インチ(2.5cc)の体積を有する中心空気経路40とを含んでもよい。
【0071】
スプレーガンプラットフォーム10内の異なる特徴の実際の体積は、異なる実施形態で様々であり得るが、プラットフォーム10内の特徴の体積は、互いに関して特徴付けられ得る。例えば、幾つかの実施形態では、ファン制御空気経路30は、中心空気経路40の体積より大きな体積を含む。幾つかの実施形態では、ファン制御空気経路30の体積は、中心空気経路40の体積の120%以上である。他の実施形態では、ファン制御空気経路30の体積は、中心空気経路40の体積の150%以上である。
【0072】
スプレーガンプラットフォーム10は、相対体積に関して更に特徴付けられ得、ファン制御空気経路30の体積及び中心空気経路40の体積は、合わせて、空気供給多岐管20の体積未満である。ファン制御空気経路30及び中心空気経路40の組み合わせた体積は、空気供給多岐管20の体積未満であってもよいが、それらは、依然として、ある下限値を有し得る。例えば、幾つかの実施形態では、ファン制御空気経路30の体積及び中心空気経路40の体積は、合わせて、空気供給多岐管20の体積の50%以上である。他の実施形態では、ファン制御空気経路30の体積及び中心空気経路40の体積は、合わせて、空気供給多岐管20の体積の60%以上である。更に他の実施形態では、ファン制御空気経路30の体積及び中心空気経路40の体積は、合わせて、空気供給多岐管20の体積の70%以上である。
【0073】
本明細書に記載される体積特性に加えて、ファン制御空気経路30は、中心空気経路40の平均断面積と同一の、それより大きな、又はそれより小さな平均断面積(平均断面積は、測定位置の幾何学的中心で、経路を貫流する空気を横断する平面内で測定される)を有してもよい。
【0074】
このように、スプレーガンプラットフォーム10及びその様々な特徴を記載してきたことで、完全な液体スプレーガンを提供するためにスプレーガンプラットフォーム10と共に使用されてもよい、スプレーヘッドアセンブリ60の例示的実施形態を記載することができる。本明細書に記載されるスプレーヘッドアセンブリ60の実施形態は、スプレーガンプラットフォーム10と共に有利に使用され得るが、完全な液体スプレーガンを提供するために、他のスプレーヘッドアセンブリが、本明細書に記載されるものを置換してもよい。
【0075】
図1及び図7に見られるように、スプレーヘッドアセンブリ60は、完成したスプレーヘッドアセンブリ60を形成するように互いに接続される、2つの異なる構成要素の組み合わせの形態で提供されてもよい。より具体的には、スプレーヘッドアセンブリ60は、銃身70及びエアキャップ80の両方を含んでもよい。スプレーヘッドアセンブリ60の銃身70及びエアキャップ80は、好ましくは、実質的に隔離された状態でスプレーヘッドアセンブリを通して中心空気及びファン制御空気を送達する空洞を形成するように組み合わさる。
【0076】
図7〜図10を参照すると、銃身70は、描写される実施形態では、好ましくは、スプレーガンプラットフォーム10上の銃身連結部11内で封止する、銃身入口71を含む。銃身入口71は、描写される実施形態では、大部分が真円柱の形態である(他の形状を使用することができるが)、銃身壁72によって形成される。
【0077】
また、銃身70は、噴霧される液体が通って銃身70を出る、液体ノズル開口部92内で終端する、液体通路91(図10を参照)を画定する特徴も含む。液体ポート94を通して供給される液体は、液体入口経路93から液体通路91に入る。銃身70を通る液体通路91は、おそらく、(エアキャップ80が、断面図内のスプレー軸100を中心に90度回転されていることを理解されたいが)図10の断面図に最もよく見られる。銃身70内に画定される液体通路91は、好ましくは、銃身壁72内に形成される銃身チャンバ73から大部分が隔離される。液体通路91は、好ましくは、前方向(図1及び図10に描写される図では左)に前進させられる際に液体ノズル開口部92を閉鎖することができ、後方向(図1及び図10では右)に後退させられる際に液体ノズル開口部92を開放することができる、針52(例えば図1を参照)を受容するように寸法決定される。液体通路91は、銃身70の後方に延在し、好ましくは、フレーム12内の針経路56(例えば、図6を参照)内に適合し得る、針筐体延在部95を更に含んでもよい。
【0078】
銃身70の銃身壁72は、液体通路91を包囲する銃身空洞73を画定する。銃身空洞73は、スプレーガンプラットフォーム10の中心空気経路出口47(例えば、図1を参照)から銃身連結部11に流出する空気を受容する。結果として、銃身空洞73は、スプレーヘッドアセンブリ60内の中心空気チャンバの一部分を画定する。銃身空洞73に入る中心空気は、銃身70を通過し、銃身70内に提供される開口部74を通って銃身空洞73を出る。
【0079】
銃身壁72は、銃身70の更なる構造的完全性を提供するが、銃身空洞73を、銃身70内の独立した空洞に分割するように、それ程大きくはない、任意のウェブ77によって液体通路91の壁に付着される。ウェブ77のうちの2つが図10の断面に描写され、それらが、銃身空洞73の全長にわたって延在しないことを見ることができる。結果として、本明細書に記載されるように、銃身空洞73内の空気の全体積を、開口部74を通したノズル空洞75への送達に使用可能である。
【0080】
銃身70内の開口部74は、銃身空洞73を出る中心空気を、エアキャップ80と銃身70の前壁76との間に形成されるノズル空洞75に送達する。ノズル空洞75に入る空気は、エアキャップ80内のノズル開口82と液体ノズル開口部92との間に形成される中心空気出口62を通ってノズル空洞75を出るまで、ノズル空洞75を貫流する。中心空気出口62は、中心空気出口62を通過する中心空気が、液体ノズル開口部92を通過する液体を、概して円錐形状のストリームに形成することができるように、液体ノズル開口部92を包囲してもよい。
【0081】
銃身空洞73及びノズル空洞75は、スプレーヘッドアセンブリ60の中心空気チャンバとして特徴付けることができる部分を形成するように、共に組み合わさる。本明細書に記載されるように、中心空気チャンバは、本質的に、スプレーヘッドアセンブリ60の銃身入口71から中心空気出口62に延在する。中心空気出口62は、液体ノズル開口部92を包囲するエアキャップ80内のノズル開口82の間に形成される。中心空気チャンバは、エアキャップ80と銃身70との間に位置するノズル空洞75を含む。また、中心空気チャンバは、銃身70内に位置する銃身空洞73と、スプレーヘッドアセンブリ60の使用中、空気が、中心空気出口62への送達のために、開口部を通過して銃身空洞73からノズル空洞75に入る、銃身70の前壁76を通って形成される開口部74とを含む。ノズル空洞75、液体ノズル開口部92、及びノズル開口82は、気圧を超える圧力下で空気を液体ノズル開口部から流出する液体に対して向けて、液体ノズル開口部92を通って延在する軸100を中心に概して円錐形状のストリームに液体を形状化しながら、液体を、液体ノズル開口部から離れるように推進するよう、成形される。
【0082】
スプレーヘッドアセンブリ60の一部として提供されるエアキャップ80が、図1、図7、図10、及び図11に描写される。エアキャップ80は、好ましくは、エアキャップ80が銃身70に対して軸100を中心に回転できるように、銃身70に付着される。この回転の実施例は、エアキャップ80の図7のその配向から図10の断面図のその配向の90度の弧にわたる回転で示される。エアキャップ80の回転は、軸100に対するスプレーヘッドアセンブリ60から放射される霧化スプレーのパターンの配向を変更するために使用されてもよい。
【0083】
描写される実施形態では、エアキャップ80は、銃身70上の環状凹部78(例えば、図7及び図10を参照)の配設及びエアキャップ80のリング81の内面上の補完的凸型環状隆起部88(例えば、図10及び図11を参照)を連結することによって、銃身70の前壁76の上の定位置に保持される。エアキャップ80のリング81と銃身70との間の接合部は、好ましくは、その接合部を通るファン制御空気の漏れが制限されるように、及び/又はある摩擦を生成して、軸100を中心にしたエアキャップ80の回転に対する抵抗力(ツールなしでは、エアキャップ80の回転の防止に関して、それ程大きな力ではないが)を提供するように、制限された間隔を有し得る。幾つかの実施形態では、漏れ及び/又は回転抵抗の更なる制御を提供するために、エアキャップ80と銃身70との間の接合部に、ガスケット、Oリング、又は他の封止要素が提供されてもよい。
【0084】
本明細書に記載されるように、エアキャップ80は、銃身70の前壁76にノズル空洞75を画定する。加えて、また、エアキャップ80は、空洞も画定し、これらは、共に、スプレーヘッドアセンブリ60内のファン制御空気チャンバの一部分を作り出す。具体的に、エアキャップ80のリング部分81は、エアキャップ80のリング部分81と銃身70との間に位置するリング空洞84を画定する。
【0085】
また、エアキャップは、それぞれがホーン空洞85a及び85b(それぞれ)を画定する、一対のエアホーン83a及び83bも含み、ファン空気は、リング空洞84からそれに入る。エアホーン空洞85a及び85bに送達されるファン制御空気は、エアホーン83a及び83b上のファン制御開口86a並びに86bを通って空洞を出る。ホーン83a及び83b上の開口86a並びに86bは、気圧を超える圧力下でファン制御空気チャンバを貫流する空気が、中心空気チャンバを貫流する空気によって形成される液体のストリームの反対側に対して流れるように、軸100の反対側上に位置する。ファン制御空気によって及ぼされる力は、液体のストリームの形状を、所望のスプレーパターンに変更するために使用することができる。ファン制御開口の寸法、形状、配向、及び他の特徴は、例えば、米国特許第7,201,336 B2(Blette)に記載されるような異なるファン制御特性を達成するように調整されてもよい。描写される実施形態では、ファン制御開口86a及び86bは、円形孔の形態である。
【0086】
ファン制御空気は、銃身連結部11内のファン制御空気経路出口37(例えば、図1を参照)を通って、プレーガンプラットフォーム10からスプレーヘッドアセンブリ60内のファン制御空気チャンバに送達される。ファン制御空気が銃身70を通過する際のファン制御空気の中心空気からの隔離は、ファン制御空気を銃身70内に形成されるファン制御銃身経路87(例えば、図10を参照)を通るように向けることによって維持されてもよい。空気は、入口端部87aを通って、プラットフォーム10のファン制御空気経路出口37からファン制御銃身経路87に入り、エアホーン空洞85a及び85bへの配送のために、リング空洞84に送達される。
【0087】
ファン制御銃身経路87、リング空洞84、並びにエアホーン空洞85a及び85bは、共に、スプレーヘッドアセンブリ60のファン制御空気チャンバを作り出す。図12は、スプレーヘッドアセンブリ60内に形成される空洞/空気経路を描写し、明確化のために、銃身70の周囲の構造及びエアキャップ80が除去されている。スプレーヘッドアセンブリ60内に形成される空洞/経路の例は、本明細書に記載される中心空気チャンバの一部を形成する、銃身空洞73及びノズル空洞75である。中心空気が通過して銃身空洞73からノズル空洞75に入る開口部74を形成する体積/空洞は、ノズル空洞75によって覆い隠される。
【0088】
また、図12には、スプレーヘッドアセンブリ60内に画定されるファン制御空気チャンバの一部分を形成する、リング空洞84(影が付けられている)並びにエアホーン空洞85a及び85b(同様に影が付けられている)も描写される。ファン制御銃身経路87(例えば、図10を参照)によって形成される体積/空洞は、リング空洞84及び銃身空洞73によって覆い隠されるため、図12には描写されていない。
【0089】
描写されるスプレーヘッドアセンブリ60の特徴のうち、これらの図は、従来のスプレーガンプラットフォームと比較して、スプレーヘッドアセンブリ内に形成される空気チャンバの寸法が、著しく拡大されている。図12を参照すると、例えば、スプレーヘッドアセンブリ60は、約1.059インチ(17.4cc)の体積を有する中心空気チャンバと、約0.255インチ(4.2cc)の体積を有するファン制御空気チャンバとを含んでもよい。
【0090】
スプレーヘッドアセンブリ60内の異なる特徴の実際の体積は、異なる実施形態で様々であり得るが、スプレーヘッドアセンブリ60内の特徴の体積は、互いに関して特徴付けられ得る。例えば、幾つかの実施形態では、スプレーヘッドアセンブリ60の中心空気チャンバは、スプレーヘッドアセンブリ60内に形成されるファン制御空気チャンバの体積を超える体積を有してもよい。幾つかの実施形態では、スプレーヘッドアセンブリ60の中心空気チャンバは、スプレーヘッドアセンブリ60内のファン制御空気チャンバの体積の200%以上の体積を有してもよい。他の実施形態では、スプレーヘッドアセンブリ60の中心空気チャンバは、ファン制御空気チャンバの体積の300%以上の体積を有してもよい。
【0091】
幾つかの実施形態では、スプレーヘッドアセンブリ60が付着されるプラットフォーム10内の空気流特徴の体積は、スプレーヘッドアセンブリ内の特徴の体積と合わせて特徴付けられ得る。本明細書に記載されるよう組み合わせた体積は、潜在的に、スプレー性能における利点のうちの幾つかを提供し得る。
【0092】
例えば、液体スプレーガン(スプレーガンプラットフォームと、スプレーヘッドアセンブリとを含む)では、スプレーヘッドアセンブリは、スプレーヘッドアセンブリ内のファン制御空気チャンバの体積を超える体積を伴う、中心空気チャンバを有してもよい。その体積関係は、幾つかの実施形態では、スプレーガンプラットフォームと対にされてもよく、ファン制御空気経路は、スプレーガンプラットフォームを通る中心空気経路の体積より大きな体積を有する。
【0093】
他の実施形態では、スプレーヘッドアセンブリ内のファン制御空気チャンバの体積を超える体積を伴う中心空気チャンバを伴う、スプレーヘッドアセンブリは、スプレーヘッドアセンブリ内のファン制御空気経路及びファン制御空気チャンバが、合わせて、スプレーガンプラットフォーム内の中心空気経路及びスプレーヘッドアセンブリ内の中心空気チャンバの組み合わせた体積未満の組み合わせた体積を有する、スプレーガンプラットフォームと対にされてもよい。
【0094】
更に他の実施形態では、スプレーヘッドアセンブリ内のファン制御空気チャンバの体積を超える体積を伴う、中心空気チャンバを伴う、スプレーヘッドアセンブリは、プラットフォーム内のファン制御空気経路及びスプレーヘッドアセンブリ内のファン制御空気チャンバが、合わせて、スプレーガンプラットフォーム内の中心空気経路及びスプレーヘッドアセンブリ内の中心空気チャンバの組み合わせた体積の75%以下の組み合わせた体積を有する、スプレーガンプラットフォームと対にされてもよい。
【0095】
更に他の実施形態では、スプレーヘッドアセンブリ内のファン制御空気チャンバの体積を超える体積を伴う中心空気チャンバを伴う、スプレーヘッドアセンブリは、プラットフォーム内のファン制御空気経路及びスプレーヘッドアセンブリ内のファン制御空気チャンバが、合わせて、スプレーガンプラットフォーム内の中心空気経路及びスプレーヘッドアセンブリ内の中心空気チャンバの組み合わせた体積の50%以下の組み合わせた体積を有する、スプレーガンプラットフォームと対にされてもよい。
【0096】
更に他の実施形態では、スプレーヘッドアセンブリ内のファン制御空気チャンバの体積を超える体積を伴う中心空気チャンバを伴う、スプレーヘッドアセンブリは、スプレーガンプラットフォーム内のファン制御空気経路の体積及びスプレーガンプラットフォーム内の中心空気経路の体積が、合わせて、スプレーガンプラットフォーム内の空気供給多岐管の体積未満である、スプレーガンプラットフォームと対にされてもよい。
【0097】
幾つかの実施形態では、銃身70は、銃身70がスプレーガンプラットフォームに付着される際、銃身連結部11(例えば、図1及び図13を参照)を用いて銃身70を封止することができるように、好ましくは、銃身フレーム120の入口端部縁部121の周囲に延在する、ガスケット111を含んでもよい。また、銃身70は、銃身連結部11(例えば、図1及び13を参照)内のファン制御銃身経路87とファン制御空気経路出口37との間に封止を提供する、ファン制御空気経路ガスケット112を含んでもよい。
【0098】
本明細書に記載されるように、また、スプレーヘッドアセンブリで使用される銃身は、上述されるように、スプレーヘッドアセンブリをスプレーガンプラットフォーム上に接続及び保持するのを助長する構造を含んでもよい。図7、図13、及び図14に描写される銃身70の実施形態では、接続構造は、一対の接続タブ(幾つかの実施形態では、場合によっては、接続を構成するために、単一の接続タブ及び関連レバー要素が使用されてもよいが)の形態をとってもよい。
【0099】
接続タブ構造は、好ましくは、銃身壁72内に形成される開口122を含む、銃身フレーム120内に形成され得る。開口122は、好ましくは、銃身壁72の全ての側面上で結合され得る。特に、開口122は、銃身フレーム120の入口端部縁部121が銃身70の入口端部に閉鎖した外辺部を形成するように銃身フレーム120の入口端部縁部121が連続するように、開口122の反対側の縁部にかかるビーム部分123によって、銃身フレーム120の入口縁部121に沿って境界されることが(要求はされないが)好ましい場合がある。他の実施形態では、開口122は、入口端部縁部121が連続する縁部又は閉鎖した外辺部を形成しないように、銃身フレーム120の入口端部121に延在してもよい。
【0100】
レバー要素130は、開口122内に位置する。レバー要素130は、好ましくは、レバー要素130が、銃身壁72/銃身フレーム120に接続される第1の端部と、銃身フレーム120の入口端部縁部121の開口122にかかるビーム部分123に接続されなくていなくてもよい自由端部131と、を有するように、開口122内に、片持ち梁のように作られ得る。また、レバー要素130は、第1の端部から自由端部131に向かって延在する、一対の側縁部133も含み、幾つかの実施形態では、レバー要素130は、側縁部133に沿って銃身壁72/銃身フレーム120に付着されていなくてもよい。
【0101】
描写される実施形態では、レバー要素130の周囲の開口122を閉鎖するために、封止要素114が提供される。また、本明細書に記載されるように、封止要素114は、スプレーガンプラットフォーム上へのスプレーヘッドアセンブリの付着又は脱離中の内向きの移動に対して、レバー要素130を付勢するのを助長してもよい(それが位置するレバー要素130と開口122との間の銃身空洞73を封止することに加えて)。
【0102】
幾つかの実施形態では、銃身フレーム120は、第1のプラスチックから構成(例えば、成形)されてもよく、封止要素114は、第2のプラスチックから構成(例えば、成形)されてもよく、封止要素114の第2のプラスチックは、銃身フレーム120の第1のプラスチックに付着されてもよい。封止要素114が、銃身フレーム120に使用される材料とは異なる材料(例えば、プラスチック材料)で構成される実施形態では、開口122を閉鎖するための封止要素114の銃身フレーム120への付着は、任意の好適な技術又は技術の組み合わせ、例えば、成形(例えば、インサート成形、オーバーモールディング等)、接着剤(エポキシ類等)、機械的な締結具等によって実施されてもよい。
【0103】
接続タブは、レバー要素130の周囲の開口122を閉鎖する封止要素114を伴う、開口122内に位置するレバー要素130を含むように本明細書に記載され得るが、幾つかの実施形態では、封止要素114及び銃身フレーム120(レバー要素130を含む)は、全て、レバー要素130と開口122の周囲の縁部との間の開口122にかかる材料の薄いウェブの形態で提供されている封止要素114と同一の材料で構成(例えば、成形)されてもよい。封止要素114は、そのより薄い構造のおかげで、本明細書に記載されるように、銃身70の付着及び取り外し中にレバー要素130を移動させるために必要とされる可撓性を提供してもよい。このような幾つかの実施形態では、封止要素114は、銃身フレーム120と一体成形されてもよい(例えば、銃身フレーム120に沿って単ショットで成形される)。
【0104】
幾つかの実施形態では、レバー要素130は、レバー要素130の側縁部133を、レバー要素130が位置する開口122の反対側の縁部に接続する、1つ以上の支柱135を含んでもよい。幾つかの実施形態では、レバー要素130は、一対の支柱135によって、開口122の周囲の縁部に接続されてもよく、それぞれの支柱135は、レバー要素130の側縁部133のうちの1つを開口122の反対側の縁部に接続する。支柱(単数又は複数)135は、好ましくは、レバー要素の第1の端部130(即ち、銃身フレーム120に付着される、片持ち梁のように作られた要素130の端部)よりレバー要素130の自由端部131の近くに位置し得る。幾つかの実施形態では、支柱(単数又は複数)135は、支柱が露出しないように、封止要素114内に封入されてもよい。支柱(単数又は複数)135は、潜在的に、封止要素110が銃身フレーム120から意図せずに脱離されないように、レバー要素130の偏向を制御するのに有用であり得る。
【0105】
幾つかの実施形態では、銃身フレーム120は、第1のプラスチックで構成されてもよく、封止要素111は、第1のプラスチックと同一ではない第2のプラスチックで構成されてもよい。幾つかの実施形態では、第2のプラスチックは、第1のプラスチックより可撓性であってもよく、例えば、第2のプラスチックは、銃身フレームを構成するのに使用される第1のプラスチックと比較して、より弾性の材料と表現されてもよい。幾つかの実施形態では、銃身フレーム120は、例えば、ポリプロピレンで構成されてもよく、一方、封止要素は、熱可塑性エラストマー(例えば、SANTOPRENE等)で構成される。他の実施形態では、封止要素114は、それらが適切な封止を提供する場合、他の材料が使用されてもよいが、好ましくは、例えば、熱可塑性エラストマー、熱可塑性ウレタン等の弾性プラスチックで構成され得る。銃身フレーム及び封止要素の材料を選択するのに使用されてもよい別の因子には、本明細書に記載される銃身を構成するために使用される、2ショット成形プロセス又は他の製造プロセスにおける材料の適合性が挙げられる。また、銃身フレームは、1つ以上のプラスチックで構成されてもよいが、幾つかの実施形態では、銃身フレームは、他の材料、例えば、金属類、金属合金類等でも構成することができる。
【0106】
銃身フレーム120を構成するために使用される材料とは異なる材料で構成される封止要素114を含み、封止要素114が、封止能力を提供する弾性プラスチックで構成される、幾つかの実施形態では、封止要素(単数又は複数)114は、銃身フレーム120上の他の封止特徴と同一のショットで成形されてもよい。特に、図13は、銃身フレーム120の入口端部縁部121上のガスケット111、封止要素114、及びファン制御空気経路ガスケット112が、全て、弾性プラスチック材料の単ショットから成形される構成の一実施例を提供する。そのような実施形態では、封止特徴は、共に、一体型封止アセンブリ110を形成してもよい。
【0107】
また、接続タブのレバー要素130は、好ましくは、突出部136も含み、突出部136は、銃身フレーム120の内側から離れるように延在する(例えば、図8及び図13を参照)。突出部136は、好ましくは、開口部11a及び11b、並びに突出部136が協働する(例えば、機械的に連結する)ように、開口部11a及び11b又はスプレーガンプラットフォーム10内に形成される他の適切な構造内に適合するように、寸法決定され、位置付けられ得る。
【0108】
また、本明細書に記載されるスプレーヘッドアセンブリに関連して描写されるレバー要素130の実施形態は、本明細書に記載されるように、スプレーガンプラットフォーム上のスプレーヘッドアセンブリの付着又は脱離中に、ユーザーが指を置いて、レバー要素130及びその付着された突出部136を内向きに偏向させるのに便利な位置を提供するために、同様にレバー要素から外向きに延在するポスト139を含んでもよい。
【0109】
本明細書に記載される液体スプレーガン、スプレーガンプラットフォーム、及びスプレーヘッドアセンブリは、一般的に、重力供給式スプレーガン(噴霧される液体が重力下でスプレーヘッドアセンブリに供給される)、サイフォン供給式スプレーガン(噴霧される液体がリザーバからスプレーヘッドアセンブリに吸い上げられる)、及び/又は圧力供給式スプレーガン(噴霧される液体が圧力下でリザーバからスプレーヘッドアセンブリに供給される)と称され得る、スプレーガンシステムで使用されてもよい。更に、本明細書に記載されるスプレーガン、スプレーガンプラットフォーム、及びスプレーヘッドアセンブリに関連して使用されてもよい補助構成要素、並びにそれらのそれぞれの使用方法は、例えば、米国特許第6,820,824号(Josephら)、第6,971,590号(Bletteら)、第7,032,839号(Bletteら)、第7,201,336号(Bletteら)、第7,484,676号(Bletteら)、並びに米国特許出願公開第2004/0140373号(Josephら)、第2006/0065761号(Josephら)、及び第2006/0102550号(Josephら)等に、より詳細に記載され得る。
【0110】
本特許、特許文献、及び本明細書に引用される出版物は、参照することによって、それぞれが個々に組み込まれるかのように、それらの全体が組み込まれる(これらの教示が、本明細書に見られる明確な説明と矛盾しない範囲で)。
【0111】
液体スプレーガン、液体スプレーガンプラットフォーム、及び液体スプレーヘッドアセンブリ、並びにそれらを使用する方法の例示的実施形態が記載され、考えられる変形が参照されてきた。これら及び他の変形、組み合わせ、並びに修正は、本発明の範囲を逸脱することなく、当業者にとって明らかとなり、本発明は、本明細書に説明される例示的実施形態に制限されないことを理解されたい。むしろ、本発明は、以下に提供される「特許請求の範囲」及びその同等物によってのみ制限される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体スプレーガンプラットフォームであって、
銃身連結部を含むフレームと、
注入ポートを含み、前記フレーム内に含有される、空気供給多岐管と、
前記空気供給多岐管と流体連通し、前記フレームを通って、前記空気供給多岐管の入口端部から前記銃身連結部の出口端部に延在する、ファン制御空気経路と、
前記空気供給多岐管と流体連通し、前記フレームを通って、前記空気供給多岐管の入口端部から前記銃身連結部の出口端部に延在する、中心空気経路と、
を含み、前記ファン制御空気経路が、前記中心空気経路の体積より大きな体積を含む、液体スプレーガンプラットフォーム。
【請求項2】
前記ファン制御空気経路の前記体積が、前記中心空気経路の前記体積の120%以上である、請求項1に記載の液体スプレーガンプラットフォーム。
【請求項3】
前記ファン制御空気経路の前記体積が、前記中心空気経路の前記体積の150%以上である、請求項1に記載の液体スプレーガンプラットフォーム。
【請求項4】
前記ファン制御空気経路の前記体積及び前記中心空気経路の前記体積が、合わせて、前記空気供給多岐管の体積より少ない、請求項1に記載の液体スプレーガンプラットフォーム。
【請求項5】
前記ファン制御空気経路の前記体積及び前記中心空気経路の前記体積が、合わせて、前記空気供給多岐管の体積の50%以上である、請求項1に記載の液体スプレーガンプラットフォーム。
【請求項6】
前記ファン制御空気経路の前記体積及び前記中心空気経路の前記体積が、合わせて、前記空気供給多岐管の体積の60%以上である、請求項1に記載の液体スプレーガンプラットフォーム。
【請求項7】
前記ファン制御空気経路の前記体積及び前記中心空気経路の体積が、合わせて、前記空気供給多岐管の体積の70%以上である、請求項1に記載の液体スプレーガンプラットフォーム。
【請求項8】
前記フレームが、中心体と、前記フレームを通る前記ファン制御空気経路及び前記中心空気経路のうちの1つの少なくとも一部分を画定するように前記中心体に付着される、カバープレートと、を含む、請求項1に記載の液体スプレーガンプラットフォーム。
【請求項9】
前記カバープレートが、空気経路溶接線に沿って前記中心体に付着され、前記空気経路溶接線が、前記カバープレート内の凸型リブに追従し、前記凸型リブが、前記カバープレート上に閉鎖した幾何学的外形を形成する、請求項8に記載の液体スプレーガンプラットフォーム。
【請求項10】
前記フレームが、中心体と、第1のカバープレートと、第2のカバープレートと、を含み、
前記第1のカバープレートが、前記フレームを通る前記ファン制御空気経路の少なくとも一部分を画定するように前記中心体の第1の側に付着され、
前記第2のカバープレートが、前記フレームを通る前記中心空気経路の少なくとも一部分を画定するように前記中心体の第2の側に付着される、請求項1に記載の液体スプレーガンプラットフォーム。
【請求項11】
前記中心体、前記第1のカバープレート、及び前記第2のカバープレートが、成形プラスチックで構成される、請求項10に記載の液体スプレーガンプラットフォーム。
【請求項12】
前記第1のカバープレートが、ファン制御空気経路溶接線に沿って前記中心体に付着され、前記ファン制御空気経路溶接線が、前記第1のカバープレート上の凸型リブに追従し、前記凸型リブが、前記第1のカバープレート上に閉鎖した幾何学的外形を形成し、
前記第2のカバープレートが、中心空気経路溶接線に沿って前記中心体に付着され、前記中心空気経路溶接線が、前記第2のカバープレート上の凸型リブに追従し、前記凸型リブが、前記第2のカバープレート上に閉鎖した幾何学的外形を形成する、請求項10に記載の液体スプレーガンプラットフォーム。
【請求項13】
銃身と、該銃身に付着されるエアキャップと、を含む、液体スプレーヘッドアセンブリであって、
前記銃身内の液体通路であって、入口端部から液体ノズル開口部に延在する、液体通路と、
銃身入口から中心空気出口に延在する中心空気チャンバであって、前記中心空気出口が、前記銃身の前記液体ノズル開口部を包囲する前記エアキャップ内のノズル開口の間に形成され、前記中心空気チャンバが、前記エアキャップと前記銃身との間に位置するノズル空洞と、前記銃身内に位置する銃身空洞と、前記銃身内に形成される複数の開口部であって、前記液体スプレーヘッドアセンブリの使用中、空気が、前記中心空気出口への送達のために、前記開口部を通過して前記銃身空洞から前記ノズル空洞に入る、開口部と、を含み、前記ノズル空洞、前記液体ノズル開口部、及び前記ノズル開口が、気圧を超える圧力下で空気を前記液体ノズル開口部から流出する液体に対して向けて、前記液体ノズル開口部を通って延在する軸を中心に概して円錐形状のストリームに前記液体を形状化しながら、前記液体を前記液体ノズル開口部から離れるように推進するよう、成形される、中心空気チャンバと、
前記銃身内に形成されるファン制御銃身経路の入口端部から前記液体ノズル開口部を越えて突出するホーン上に位置する開口まで延在するファン制御空気チャンバであって、前記ホーン内の前記開口が、気圧を超える圧力下で前記ファン制御空気チャンバを貫流する空気が、前記中心空気チャンバを貫流する空気によって形成される液体のストリームの反対側に対して流れるように、前記軸の反対側上に位置する、ファン制御空気チャンバと、
を更に含み、前記液体スプレーヘッドアセンブリの前記中心空気チャンバが、前記ファン制御空気チャンバの体積を超える体積を含む、液体スプレーヘッドアセンブリ。
【請求項14】
前記液体スプレーヘッドアセンブリの前記中心空気チャンバの前記体積が、前記ファン制御空気チャンバの前記体積の200%以上である、請求項13に記載の液体スプレーヘッドアセンブリ。
【請求項15】
前記液体スプレーヘッドアセンブリの前記中心空気チャンバの前記体積が、前記ファン制御空気チャンバの前記体積の300%以上である、請求項13に記載の液体スプレーヘッドアセンブリ。
【請求項16】
前記銃身が、銃身フレームと、封止要素と、を含み、
前記銃身フレームが接続タブを含み、前記接続タブが、
前記銃身フレームの壁内に形成される開口と、
前記開口内に位置するレバー要素であって、前記銃身フレームに接続される第1の端部と、自由端部と、前記第1の端部から前記自由端部に向かって延在する一対の側縁部と、を含む、レバー要素と、を含み、
前記封止要素が、前記接続タブの前記レバー要素の前記側縁部及び前記自由端部の周囲の前記開口を閉鎖する、請求項13に記載の液体スプレーヘッドアセンブリ。
【請求項17】
前記銃身フレームが、第1のプラスチックから構成され、前記封止要素が、第2のプラスチックで構成され、前記封止要素の前記第2のプラスチックが、前記銃身フレームの前記第1のプラスチックに付着される、請求項16に記載の液体スプレーヘッドアセンブリ。
【請求項18】
前記開口が、前記銃身フレームの前記壁を通って形成される開口部を含み、前記接続タブが、前記レバー要素の側縁部を前記開口の反対側の縁部に接続する支柱を含み、前記支柱が、前記レバー要素の前記第1の端部より前記レバー要素の前記自由端部の近くに位置し、前記開口が、前記封止要素の前記第2のプラスチックがない場合に、前記レバー要素の周囲で開放される、請求項17に記載の液体スプレーヘッドアセンブリ。
【請求項19】
前記支柱が、前記第1のプラスチックで形成され、前記封止要素の前記第2のプラスチック内に封入される、請求項18に記載の液体スプレーヘッドアセンブリ。
【請求項20】
前記銃身フレームの前記入口端部縁部の周囲に延在するガスケッを更に含む、請求項16に記載の液体スプレーヘッドアセンブリ。
【請求項21】
銃身と、前記銃身に付着されるエアキャップと、を含む、液体スプレーヘッドアセンブリであって、
前記銃身内の液体通路であって、入口端部から液体ノズル開口部に延在する、液体通路と、
銃身入口から中心空気出口に延在する中心空気チャンバであって、前記中心空気出口が、前記銃身の前記液体ノズル開口部を包囲する前記エアキャップ内のノズル開口の間に形成され、前記中心空気チャンバが、前記エアキャップと前記銃身との間に位置するノズル空洞と、前記銃身内に位置する銃身空洞と、前記銃身内に形成される複数の開口部であって、前記スプレーヘッドアセンブリの使用中、空気が、前記中心空気出口への送達のために、前記開口部を通過して前記銃身空洞から前記ノズル空洞に入る、開口部と、を含み、前記ノズル空洞、前記液体ノズル開口部、及び前記ノズル開口が、気圧を超える圧力下で空気を前記液体ノズル開口部から流出する液体に対して向けて、前記液体ノズル開口部を通って延在する軸を中心に概して円錐形状のストリームに前記液体を形状化しながら、前記液体を、前記液体ノズル開口部から離れるように推進するよう成形される、中心空気チャンバと、
前記銃身内に形成されるファン制御銃身経路の入口端部から前記液体ノズル開口部を越えて突出するホーン上に位置する開口まで延在するファン制御空気チャンバであって、前記ホーン内の前記開口が、気圧を超える圧力下で前記ファン制御空気チャンバを貫流する空気が、前記中心空気チャンバを貫流する空気によって形成される液体のストリームの反対側に対して流れるように、前記軸の反対側上に位置する、ファン制御空気チャンバと、
を更に含み、前記銃身が、銃身フレームと、封止要素と、を含み、
前記銃身フレームが接続タブを含み、前記接続タブは、
前記銃身フレームの壁内に形成される開口であって、前記銃身フレームが、閉鎖した外辺部を画定する、連続する入口端部縁部を含む、開口と、
前記開口内に位置するレバー要素であって、前記銃身フレームに接続される第1の端部と、自由端部と、前記第1の端部から前記自由端部に向かって延在する一対の側縁部と、を含む、レバー要素と、を含み、
前記封止要素が、前記接続タブの前記レバー要素の前記側縁部及び前記自由端部の周囲の前記開口を閉鎖する、液体スプレーヘッドアセンブリ。
【請求項22】
前記液体スプレーヘッドアセンブリの前記中心空気チャンバが、前記ファン制御空気チャンバの体積を超える体積を含む、請求項21に記載の液体スプレーヘッドアセンブリ。
【請求項23】
前記液体スプレーヘッドアセンブリの前記中心空気チャンバが、前記ファン制御空気チャンバの体積の200%以上の体積を含む、請求項21に記載の液体スプレーヘッドアセンブリ。
【請求項24】
前記液体スプレーヘッドアセンブリの前記中心空気チャンバが、前記ファン制御空気チャンバの体積の300%以上の体積を含む、請求項21に記載の液体スプレーヘッドアセンブリ。
【請求項25】
前記銃身フレームが、第1のプラスチッから構成され、前記封止要素が、第2のプラスチックで構成され、前記封止要素の前記第2のプラスチックが、前記銃身フレームの前記第1のプラスチックに付着される、請求項21に記載の液体スプレーヘッドアセンブリ。
【請求項26】
前記開口が、前記銃身フレームの前記壁を通って形成される開口部を含み、前記接続タブが、前記レバー要素の側縁部を前記開口の反対側の縁部に接続する支柱を含み、前記支柱が、前記レバー要素の前記第1の端部より前記レバー要素の前記自由端部の近くに位置し、前記開口が、前記封止要素の前記第2のプラスチックがない場合に、前記レバー要素の周囲で開放される、請求項25に記載の液体スプレーヘッドアセンブリ。
【請求項27】
前記支柱が、前記第1のプラスチックで形成され、前記封止要素の前記第2のプラスチック内に封入される、請求項26に記載の液体スプレーヘッドアセンブリ。
【請求項28】
前記銃身フレームの前記入口端部縁部の周囲に延在するガスケットを更に含む、請求項21に記載の液体スプレーヘッドアセンブリ。
【請求項29】
前記開口が、前記銃身フレームの前記壁を通って形成される開口部を含み、前記接続タブが、前記レバー要素の第1の側縁部を前記開口の反対側の縁部に接続する第1の支柱と、前記レバー要素の第2の側縁部を前記開口の反対側の縁部に接続する第2の支柱と、を含み、前記第1の支柱及び前記第2の支柱が、両方とも前記レバー要素の前記第1の端部より前記レバー要素の前記自由端部の近くに位置し、前記開口が、前記封止要素の前記第2のプラスチックがない場合に、前記レバー要素の周囲で開放される、請求項25に記載の液体スプレーヘッドアセンブリ。
【請求項30】
前記第1の支柱及び前記第2の支柱が、前記第1のプラスチックで形成され、前記封止要素の前記第2のプラスチック内に封入される、請求項29に記載の液体スプレーヘッドアセンブリ。
【請求項31】
液体スプレーガンであって、
銃身連結部を含むフレームと、
前記フレーム内に含有される空気供給多岐管であって、注入ポートを含む、空気供給多岐管と、
前記空気供給多岐管と流体連通し、前記フレームを通って、前記空気供給多岐管の入口端部から前記銃身連結部の出口端部に延在する、ファン制御空気経路と、
前記空気供給多岐管と流体連通し、前記フレームを通って、前記空気供給多岐管の入り口端部から前記銃身連結部の出口端部に延在する、中心空気経路と、
を含み、前記ファン制御空気経路が、前記中心空気経路の体積より大きな体積を含む、液体スプレーガンプラットフォームと、
銃身と、前記銃身に付着されるエアキャップと、を含み、前記液体スプレーガンプラットフォームの前記銃身連結部に付着する、スプレーヘッドアセンブリと、
入口端部から液体ノズル開口部に延在する、前記銃身内の液体通路と、
銃身入口から中心空気出口に延在する中心空気チャンバであって、前記中心空気出口が、前記液体ノズル開口部を包囲する前記エアキャップ内のノズル開口の間に形成され、前記中心空気チャンバが、前記エアキャップと前記銃身との間に位置するノズル空洞と、前記銃身内に位置する銃身空洞と、前記銃身内に形成される複数の開口部であって、前記スプレーヘッドアセンブリの使用中、空気が、前記中心空気出口への送達のために、前記開口部を通過して前記銃身空洞から前記ノズル空洞に入る、開口部と、を含み、前記ノズル空洞、前記液体ノズル開口部、及び前記ノズル開口が、気圧を超える圧力下で空気を前記液体ノズル開口部から流出する液体に対して向けて、前記液体ノズル開口部を通って延在する軸を中心に概して円錐形状のストリームに前記液体を形状化しながら、前記液体を、前記液体ノズル開口部から離れるように推進するよう、成形される、中心空気チャンバと、
前記銃身内に形成されるファン制御銃身経路の入口端部から前記液体ノズル開口部を越えて突出するホーン上に位置する開口に延在するファン制御空気チャンバであって、前記ホーン内の前記開口が、気圧を超える圧力下で前記ファン制御空気チャンバを貫流する空気が、前記中心空気チャンバを貫流する空気によって形成される液体のストリームの反対側に対して流れるように、前記軸の反対側上に位置する、ファン制御空気チャンバと、
を含み、前記スプレーヘッドアセンブリの前記中心空気チャンバが、前記ファン制御空気チャンバの体積を超える体積を含む、液体スプレーガンプラットフォームを含む、液体スプレーガン。
【請求項32】
前記液体スプレーガンプラットフォーム内の前記ファン制御空気経路及び前記スプレーヘッドアセンブリ内の前記ファン制御空気チャンバが、前記液体スプレーガンプラットフォーム内の前記中心空気経路及び前記スプレーヘッドアセンブリ内の前記中心空気チャンバの組み合わせた体積より小さい組み合わせた体積を含む、請求項31に記載の液体スプレーガン。
【請求項33】
前記液体スプレーガンプラットフォーム内の前記ファン制御空気経路及び前記スプレーヘッドアセンブリ内の前記ファン制御空気チャンバが、前記液体スプレーガンプラットフォーム内の前記中心空気経路及び前記スプレーヘッドアセンブリ内の前記中心空気チャンバの組み合わせた体積の75%以下の組み合わせた体積を含む、請求項31に記載の液体スプレーガン。
【請求項34】
前記液体スプレーガンプラットフォーム内の前記ファン制御空気経路及び前記スプレーヘッドアセンブリ内の前記ファン制御空気チャンバが、前記液体スプレーガンプラットフォーム内の前記中心空気経路及び前記スプレーヘッドアセンブリ内の前記中心空気チャンバの組み合わせた体積の50%以下の組み合わせた体積を含む、請求項31に記載の液体スプレーガン。
【請求項35】
前記ファン制御空気経路の前記体積及び前記中心空気経路の前記体積が、合わせて、前記空気供給多岐管の体積未満である、請求項31に記載の液体スプレーガン。
【請求項36】
前記スプレーヘッドアセンブリの前記中心空気チャンバの前記体積が、前記ファン制御空気チャンバの前記体積の200%以上である、請求項31に記載の液体スプレーガン。
【請求項37】
前記スプレーヘッドアセンブリの前記中心空気チャンバの前記体積が、前記ファン制御空気チャンバの前記体積の300%以上である、請求項31に記載の液体スプレーガン。
【請求項38】
前記スプレーヘッドアセンブリが、前記液体スプレーガンプラットフォーム内に提供される開口部と協働する突出部によって、前記液体スプレーガンプラットフォームの前記銃身連結部に動作可能に付着され、前記スプレーヘッドアセンブリの前記銃身が、
銃身フレームと、
前記銃身フレームに付着される封止要素と、
前記突出部を含む接続タブと、を含み、前記接続タブが、
前記銃身フレームの壁内に形成され、前記銃身フレームが、閉鎖した外辺部を画定する、連続する入口端部縁部を含む、開口と、
前記開口内に位置し、前記銃身フレームに接続される第1の端部と、自由端部と、前記第1の端部から前記自由端部に向かって延在する一対の側縁部と、を含む、レバー要素と、
を更に含み、前記封止要素が、前記接続タブの前記レバー要素の前記側縁部及び前記自由端部の周囲の前記開口を閉鎖する、請求項31に記載の液体スプレーガン。
【請求項39】
前記銃身フレームが、第1のプラスチックから構成され、前記封止要素が、第2のプラスチックで構成され、前記封止要素の前記第2のプラスチックが、前記銃身フレームの前記第1のプラスチックに付着される、請求項38に記載の液体スプレーガン。
【請求項40】
前記開口が、前記銃身フレームの前記壁を通って形成される開口部を含み、前記接続タブが、前記レバー要素の側縁部を前記開口の反対側の縁部に接続する支柱を含み、前記支柱が、前記レバー要素の前記第1の端部より前記レバー要素の前記自由端部の近くに位置し、前記開口が、前記封止要素の前記第2のプラスチックがない場合に、前記レバー要素の周囲で開放される、請求項39に記載の液体スプレーガン。
【請求項41】
前記支柱が、前記第1のプラスチックで形成され、前記封止要素の前記第2のプラスチック内に封入される、請求項40に記載の液体スプレーガン。
【請求項42】
前記銃身フレームの前記入口端部縁部の周囲に延在するガスケットを更に含む、請求項38に記載の液体スプレーガン。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公表番号】特表2012−515650(P2012−515650A)
【公表日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−548219(P2011−548219)
【出願日】平成22年1月26日(2010.1.26)
【国際出願番号】PCT/US2010/022101
【国際公開番号】WO2010/085801
【国際公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【出願人】(505005049)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (2,080)
【Fターム(参考)】