説明

液体ディスペンサ装置

液体ディスペンサ装置は、
分注される液体を保存するための容器(12)と、
容器に取り付けられるディスペンサエンドピース(10)であって、支持体(14)と液体ディスペンサ弁(16)とを備え、弁はエラストマー材料を含み支持体(14)と協働することで遮断配置および液体通過配置を取ることができるディスペンサエンドピース(10)と、
流量低減流路(76)を画定する液体偏向形状部(74)を備える流量低減部材(20)であって、支持体(14)および弁(16)とは別個の部品である流量低減部材(20)とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に、例えば、点眼薬または点耳薬の医薬品分野の液滴状の液体の分注の分野に関する。
【背景技術】
【0002】
容器と容器に取り付けられるディスペンサエンドピースとを備え、エンドピースが支持体と閉鎖要素とを備える液体ディスペンサ装置がすでに知られている。例えば、米国特許出願公開第2007/0210115号明細書では、ディスペンサエンドピースは、エンドピースの内部で遮断配置と液体通過配置との間で可動な閉鎖要素を有する支持体を備える。閉鎖要素はさらに、遠位端の液体放出口のすぐ近くに、液体の流量を低減する形状部を含む。流量低減形状部は、螺旋形状で小さな断面を有する流路で、使用者が容器を絞るとヘッドロスを生じるように液体を偏向させるのに適した流路を備える。この流量低減形状部を使用して、確実に液体が噴流状で分注されないようにする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許出願公開第2007/0210115号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の発明者は、液体の流量を低減する形状部が液体を遮断または通過させる形状部と同じ部品で作られるということに問題があることに気付いた。このような構造では、弁および支持体の非常に正確な寸法が求められる。それは、この両方によって弁が液体を通過させることができるように支持体に対して動くことができるのと同時に、漏れのない偏向流路を得るのに十分近接している偏向形状部と支持体とが協働する必要があるためであるが、漏れが生じれば流量低減効果は得られない。残念ながら、このような寸法精度が必要な部品を製造することは難しい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の特定の目的は、液体の流量が低減されると同時に、液体を分注する際の十分な動作を保証することを確実にするディスペンサ装置を提案することである。
【0006】
上述の目的を達成するために、本発明は、特に、
分注される液体を保存するための容器と、
容器に取り付けられるディスペンサエンドピースであって、支持体と液体ディスペンサ弁とを備え、弁はエラストマー材料を含み支持体と協働することで遮断配置および液体通過配置を取ることができるディスペンサエンドピースと、
流量低減流路を画定する液体偏向形状部を備える流量低減部材であって、支持体および弁とは別個の部品である流量低減部材と
を備える液体ディスペンサ装置を提供する。
【0007】
したがって、流量低減機能は、弁および支持体とは異なる、すなわち、弁および支持体とは別個である、または少なくとも装置が組み立てられる前は弁および支持体とは別個の第3の部品を使用して行われる。液体の流量を制限するのに別個の部品を使用することで、エンドピースにおいて、液体を遮断するまたは通過させることで装置を封止する部分と、流量を低減する部分とが分離される。流量低減は弁と支持体との協働によって得られる封止部のすぐ近くに位置しない第3の部品によって行われるので、封止機能は流量低減機能とは独立して行われる。したがって、それぞれの機能は最適および確実に行われる。この場合、装置は組み立てがより複雑になると思われるかもしれないが、さらに装着部品があり、流量低減領域は装置を封止する支持体および弁の形状に左右されなくなるので、実際には組み立ては簡単である。したがって、前記流量低減形状部の長さまたは直径を変更しやすい。また、流量低減はエンドピースの封止領域では行われないために、封止領域はより短くてもよいので、より小型のエンドピースにすることができる。
【0008】
部品の寸法変化が装置の動作に与える影響が少ないのであれば、2つの機能が分かれているので、製造はより簡単である。非常に高い精密度が必要な場合は、例えば、工具が損傷しやすい、または金型が壊れるなどの工業的な問題が生じるので、この点は有利である。
【0009】
さらに、特別な利点は、分注される液体のタイプに応じて装置を適合させやすいという点である。液体の粘度に応じて、流量低減流路は特有の配置を有する必要がある。例えば、非常に粘性のある液体の場合にはより大きな直径の流量低減流路が配設される。流量低減部材は別個の部品であるので、分注される液体のタイプに応じてディスペンサエンドピースを適合させるのに、弁または支持体の形状を変えずに流量低減部材の形状を変えるだけで十分であり、弁または支持体は標準的な形状でよい。さらに、流量低減は別個の部品で行われるので、流量減少機能を有する装置および流量減少機能を持たない装置の両方を提供することができ、装置間では流量低減部材の有無というわずかな相違しかない。
【0010】
点眼薬に使用されるような液体はますます粘度が高くなってきているので、特に液体が防腐剤を含まない場合に、装置を液体の粘度に応じて適合させるという点が特に有利であることは理解されない。
【0011】
用語「流量低減」は、使用者によって容器に加えられる所定の圧力に対して液体の流速が低減されるという意味で使用される。この流量低減は、好ましくは、装置に配設された他の流路より小さい断面を有し、および/またはより長く延在し、および/または横方向に延在する軸を有する流路によって行われる。
【0012】
有利には、装置内の空間を埋めるのに流量低減部材を利用して、ディスペンサエンドピースにある死容積を低減することができる。このような死容積は、細菌の繁殖をもたらす可能性がある。
【0013】
ディスペンサ装置はさらに、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含んでもよい。
【0014】
支持体は、流量低減部材を受承し流量低減部材と協働して流量低減流路を画定するハウジングを含む。例として、このハウジングは、装置を封止する支持部の反対側に位置して、さらに流量制限と封止との相互作用を制限する。好ましくは、この受承ハウジングは、略円筒状であり、流量低減部材の容積とほぼ相補的な容積のキャビティを画定する。
【0015】
流量低減部材は略円筒状であり、液体偏向形状部が流量低減部材の外周に形成され、液体偏向形状部は螺旋状の溝を備える。この螺旋形状の流路は、液体排出方向に平行でない横断流れ方向を有すると同時に、相対的に長い流路を有するので、ヘッドロスが得られると同時に装置内の空間を最小限に抑えることができる。
【0016】
流量低減部材は略円筒状であり、液体偏向形状部が流量低減部材の外周に形成され、液体偏向形状部は角部を画定する溝を備える。これらの角部は、方向が急に変わる経路を画定するので、流体流れを妨げてより大きなヘッドロスを引き起こすことができる。
【0017】
流量低減部材は略円筒状であり、液体偏向形状部が流量低減部材の外周に形成され、液体偏向形状部は流量低減部材の円柱軸にほぼ平行であるのが好ましい直線溝を備える。溝の幾何学的特徴、特に、溝の断面の寸法のために、流体流れは妨げられて、流量を低減するのに十分なヘッドロスを引き起こすことができる。
【0018】
流量低減部材は略円筒状であり、液体偏向形状部が流量低減部材の外周に形成され、液体偏向形状部は溝が合流する少なくとも1つの接合部を含む網目状の複数の溝を備える。種々の溝を流れる流体流れは接合点で合流する。このことが、高いレベルのヘッドロスを引き起こす乱流領域を形成する。
【0019】
支持体は、遮断配置で液体の通過を遮断するための弁の支承面を担持する封止部を含み、封止部は略円筒状であり、支承面は前記円筒形状部の遠位端に配置される。この封止部は、弁の対応する封止部に形成されるオリフィスを閉鎖するような略ペグ形状である。
【0020】
弁は、円筒形状部を覆い円筒状部と協働して流量低減流路から下流側に位置する液体通過流路を画定する略円筒状部を含む。
【0021】
弁は、取り外せないように弁を支持体に締結するための締結部と略ディスク状の部分とを含み、円筒状部は略ディスク状部分から突出する。
【0022】
弁は、エラストマー材料を含み、場合によっては、さらに、例えば、弁を液体遮断位置にする伸縮バネを支承する支承点となるような剛性部を備える。
【0023】
支持体はさらに、空気を容器に通すための空気通過流路を含み、空気通過流路には疎水性フィルタが取り付けられる。
【0024】
以上から分かるように、支持体はエンドピースの複数の機能、特に、封止機能、流量低減機能、弁締結機能、および/または容器の通気を行うために空気を通過させる機能に寄与することができる。
【0025】
さらに、本発明は、上述したような2つ1組の装置を提供する。2つの装置はそれぞれ、同じ形状の弁と支持体および異なる形状の流量低減部材を有する。例えば、流量低減流路は異なる断面、異なる長さ、または全く異なる形状にしてもよい。
【0026】
本発明は、単なる例として添付図面を参照して行われる以下の説明を読めば、より良く理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】一実施形態のディスペンサ装置の長手方向断面図である。
【図2】第2の実施形態のディスペンサ装置の長手方向部分断面図である。
【図3a】流量低減部材の変形形態の側面図である。
【図3b】流量低減部材の変形形態の側面図である。
【図3c】流量低減部材の変形形態の側面図である。
【図3d】流量低減部材の変形形態の側面図である。
【図3e】流量低減部材の変形形態の側面図である。
【図3f】流量低減部材の変形形態の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
図1は、液滴状の液体を分注するためのディスペンサ装置10で、破線で示されている容器12の首部にネジ留めされるディスペンサ装置10を示している。容器12は、点眼薬または点耳薬などの薬剤液を保存するための容器である。液体は使用者が容器12本体を絞ることで分注され、容器は使用者が絞るのをやめると最初の形状に戻るように一定の弾性を有することができる。
【0029】
この例では、ディスペンサエンドピース10は、支持体14、ディスペンサ弁16、バネ17、キャップ18、流量低減部材20、および疎水性フィルタ22を備える。
【0030】
弁16と支持体14と流量低減部材20とは異なる部品を構成する、すなわち、これらの部品は互いに取り付けられる、すなわち、組み合わされる前は別個の部品である。
【0031】
この例では、支持体14は、容器に締結するための締結部24を備え、支持体14の近位端に配置される。この締結部24は、容器12の首部にネジ留めされるようにねじ切りされた外側スカート部26を備える。締結部24はさらに、容器12とディスペンサエンドピース10との封止を行う筒状の内側スカート部26を備える。
【0032】
支持体14はさらに、流量低減部材20を受承するためのハウジングで、略円筒状のキャビティを画定するハウジング30を含み、前記キャビティは近位端が容器12へと開口し、遠位端が第1の液体通過流路32へと開口しており、液体通過流路32は支持体14に配置され、この場合、矢印34で示されるように液体排出方向に対応する装置の長手方向に延在する。この第1の流路32は、中間キャビティ34へと開口し、中間キャビティ34は第2の液体通過流路36へと開口している。
【0033】
支持体14はさらに、内側スカート部28から遠位方向に延在する略円筒状の中央封止部38を含む。封止部38は、遠位端で、遮断配置で液体の通過を遮断するために弁16の支承面40を担持する。この例では、支承面40は環状ビード状である。
【0034】
この例では、支持体14はさらに、空気を容器12に通すための空気通過流路42を含み、この流路は、疎水性フィルタ22が受承されるハウジング44へと開口している。ハウジング44は、流量低減部材20を受承するためのハウジング30に近接して配置され、封止部38から延在する中央壁46によって仕切られる。
【0035】
最後に、支持体14は、弁16を支持体14に締結するための締結部48を含む。この締結部48は、同時に、キャップ18を支持体14に締結するための締結部にもなる。締結部48は、周囲が環状壁52によって画定される環状溝50を含む。また、環状溝50の内周は、流路32が通された略ディスク状の壁に形成される環状リブによって画定され、キャビティ34を画定する。
【0036】
弁16は、支持体14と協働することで遮断配置および液体通過配置を取ることができる。この例では、弁16はエラストマー材料製である。別の例では、弁16の一部のみがエラストマー材料製であり、残りの部分はバネ17を支承するための支承面となるのにより剛性で適した材料から成る。弁16は、弁を支持体14に締結して略筒状のスカート部を形成するための締結部54を含む。この締結部54は、略ディスク状のウェブ56に接続され、ウェブ56から略円筒状中央部58が突出する。ウェブ56はさらに、バネ17を支承するための支承座57を含む。円筒状中央部58は、ペグ38に相補的な略円筒状の内部キャビティを画定する。ペグ38と円筒状部58とは、同軸であり、一緒になって液体通過流路36を画定する。この流路36は、弁16の遠位端に形成された排出流路60へと開口し、排出流路60は、液滴を形成するための形状部62へと開口している。
【0037】
キャップ18は、支持体14と別の環状部66とに締結するための環状締結部64を有し、環状部66は、環状壁52が受承される溝68を画定するように締結部64と同軸である。キャップ18はさらに、バネ17を支承するための支承座70を含み、キャップの内周には部分58が通される環状壁72が延在し、環状壁は弁16の部分58をセンタリングする働きをする。
【0038】
流量低減部材20は、ハウジング30と協働して流量低減流路76を画定する液体偏向形状部74を備える。
【0039】
流量低減部材20は、例として図3aから図3fに示されたようなさまざまな形状にすることができる。流量低減部材20は略円筒状であり、外周に周囲凹部を形成する偏向形状部74が形成される。
【0040】
図3aおよび図3bの例では、形状部74は、液体に粘性があまりない場合、好ましくは複数周、円柱20の周囲を走る螺旋溝74a、74bによって画定される。溝74aは、溝74bの断面よりも大きい断面を有し、溝74bよりも粘性の高い液体に適している。
【0041】
図3cおよび図3dの部材20は、部材20の円筒状部の周囲を走るのではなく、角部、ここでは、直角を成す部分を画定して、そこを流れる液体の圧力を低減する効果のある他のタイプの溝74cおよび74dを示している。任意で、部材20は、周壁の他の部分に溝74cおよび74dと同様の溝を含み、液体流量を増加させてもよい。
【0042】
図3eの部材20は、円筒状部の軸に略平行な直線溝74eを示している。変形形態では、部材20は、部材20の周壁全体にわたって配置される複数の溝74eを有する。別の変形形態では、溝(単数または複数)74eは円柱の軸に対して傾斜される。
【0043】
図3fの部材20は、網目状溝74f〜hを示しており、溝74f〜hが合流する接合部74iを含む。網目状溝は、接合部74iから上流側に位置する上流側溝74f〜gと、接合部74iから下流側に位置する少なくとも1本の下流側溝74hとを有する。変形形態では、網目状溝は、3本以上の上流側溝74f〜gと、2本以上の下流側溝74hと、2つ以上の接合部74iとを有する。
【0044】
次に、図1の装置の動作について説明する。
【0045】
停止時、すなわち、使用者が容器12を絞っていない時は、弁16は液体遮断配置である、すなわち、弁が支持体14に取り外せないように締結されて、バネ17によって伝えられる圧力の影響を受けて弁に弾性応力がかかるために、弁は面40を支承している。
【0046】
使用者が容器12を絞ると、流体を流すことができる流路のみ(疎水性フィルタ22は液体が流れるのを防ぐ)、すなわち、流量低減流路76に沿って流れる流体に圧力が加わる。流体が流路76に沿って通過する時に、流体の流量はヘッドロス効果によって減少する。その後、この流体は流路32に沿って流れ、次に、キャビティ34に流れ込み、そして流路36に沿って流れる。圧力の影響下で、流体はダイアフラム16を押し上げ、ダイアフラムは液体がダイアフラム16と支承面40との間を流れることができる液体通過配置になり、流体は流路60そしてキャビティ61に流れ込んで、液滴状になる。
【0047】
流量低減部材20は別個の部品であるので、容器に含まれる液体に応じて形状が変化することがあることは理解されたい。したがって、ハウジング30は、図3aから図3fに示されている形状のような異なる形状の部材20を受承するようになっている。したがって、全てが同じ弁16、同じ支持体14、および同じキャップ18を有するが、部材20が異なるエンドピースを備える組を製造することができる。
【0048】
エンドピース10は、図1に示されている構造以外の構造、例えば、図2に示されている構造にすることもできる。
【0049】
図2のエンドピースは、空気通過流路42を含まないという点を除けば、図1のエンドピースと同じような機能を有する。この実施形態では、容器12は、好ましくは、非弾性的に変形可能な容器であるので、使用者が容器を絞った後に容器を解放する際に、使用者が絞ることで生じた吸引力を相殺するために空気を通す必要がない。したがって、この例では、ハウジング30は、支持体14の中央に位置しており、流量低減部材20の直径はより大きくなる。
【0050】
本発明は、上述の実施形態に限定されないことに留意されたい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
分注される液体を保存するための容器(12)と、
容器に取り付けられるディスペンサエンドピース(10)であって、支持体(14)と液体ディスペンサ弁(16)とを備え、弁はエラストマー材料を含み支持体(14)と協働することで遮断配置および液体通過配置を取ることができるディスペンサエンドピース(10)と、
流量低減流路(76)を画定する液体偏向形状部(74)を備える流量低減部材(20)であって、支持体(14)および弁(16)とは別個の部品である流量低減部材(20)とを備える液体ディスペンサ装置。
【請求項2】
支持体(14)は、流量低減部材(20)を受承し流量低減部材と協働して流量低減流路(76)を画定するハウジング(30)を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
流量低減部材(20)は略円筒状であり、液体偏向形状部(74)が流量低減部材(20)の外周に形成され、液体偏向形状部は螺旋状の溝(74a、74b)を備える、請求項1または2のいずれかに記載の装置。
【請求項4】
流量低減部材(20)は略円筒状であり、液体偏向形状部が流量低減部材(20)の外周に形成され、液体偏向形状部は角部を画定する溝(74c、74d)を備える、請求項1または2のいずれかに記載の装置。
【請求項5】
流量低減部材(20)は略円筒状であり、液体偏向形状部が流量低減部材(20)の外周に形成され、液体偏向形状部は流量低減部材(20)の円柱軸にほぼ平行であるのが好ましい直線溝(74e)を備える、請求項1または2のいずれかに記載の装置。
【請求項6】
流量低減部材(20)は略円筒状であり、液体偏向形状部が流量低減部材(20)の外周に形成され、液体偏向形状部は溝(74f、74g、74h)が合流する少なくとも1つの接合部(74i)を含む網目状の複数の溝(74f、74g、74h)を備える、請求項1または2のいずれかに記載の装置。
【請求項7】
支持体(14)は、遮断配置で液体の通過を遮断するための弁(16)の支承面(40)を担持する封止部(38)を含み、封止部(38)は略円筒状であり、支承面(40)は前記円筒状形状部(38)の遠位端に配置される、請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
弁(16)は、円筒形状部(38)を覆い円筒形状部(38)と協働して流量低減流路(76)から下流側に位置する液体通過流路(36)を画定する略円筒状部(58)を含む、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
支持体(14)はさらに、空気を容器(12)に通すための空気通過流路(42)を含み、空気通過流路には疎水性フィルタ(22)が取り付けられる、請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
それぞれが同じ形状の弁(16)と支持体(14)および異なる形状の流量低減部材(20)を有する、請求項1から9のいずれか一項に記載の2つ1組の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3a】
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【図3b】
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【図3c】
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【図3d】
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【図3e】
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【図3f】
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【公表番号】特表2013−504355(P2013−504355A)
【公表日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−528427(P2012−528427)
【出願日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際出願番号】PCT/FR2010/051878
【国際公開番号】WO2011/030063
【国際公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【出願人】(512063287)
【Fターム(参考)】