説明

液体洗浄剤

【課題】洗浄力に優れ、かつ泡質、泡持続性に優れる液体洗浄剤を提供する。
【解決手段】特定のα−スルホ脂肪酸エステル塩(A)と、特定のα−スルホ脂肪酸ジ塩(B)と、特定のアルキルアミンオキサイド(C)と、特定の第3級アルキルアミン(D)とを含有し、(B)成分/(D)成分で表される質量比が60/40〜97/3であることよりなる。前記(A)成分の含有量は、10〜35質量%であり、(A)成分/(B)成分で表される質量比が50/50〜80/20、[(A)成分+(B)成分]/(C)成分で表される質量比が50/50〜90/10であることが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体洗浄剤に関する。
【背景技術】
【0002】
食器や調理器具等の洗浄に用いられる台所用の液体洗浄剤(以下、台所用洗浄剤)は、通常、スポンジ等の洗浄具に塗布され、洗浄具で被洗浄物に擦りつけられるようにして用いられる。台所用洗浄剤には、洗浄力が高いことに加え、多くの泡を生じること(起泡性)、生じた泡がきめ細かく洗浄具から容易に垂れ落ちない泡質であること、洗浄具から継続的に起泡すること(泡持続性)が求められている。このため、台所用洗浄剤は、洗浄力に加え、泡質及び泡持続性の向上が図られている。
【0003】
近年、各種の洗浄剤には、環境への配慮から、環境負荷を低減できる界面活性剤が用いられるようになってきた。アニオン界面活性剤であるα−スルホ脂肪酸エステル塩(以下、α−SF塩ということがある)は、洗浄力が高く、生分解性が良好であり、環境に対する影響が小さいことから、様々な洗浄剤の界面活性剤として用いられている。
このα−SF塩は、泡持続性が低いため、α−SF塩を用いた台所用洗浄剤は、洗浄力が高いものの、泡持続性に乏しいものとなる。
【0004】
こうした問題に対し、例えば、α−SF塩と、α−スルホン化脂肪酸のジ塩と、補助界面活性剤と、二価の陽イオンとを特定の比率で含有する合成洗剤が提案されている(例えば、特許文献1)。
また、脂肪酸アルカノールアミドと、α−SF塩と、アミンオキサイドとを含有する液体洗浄剤組成物が提案されている(例えば、特許文献2)。
あるいは、α−SF塩と、アミンオキサイドと、モノもしくはジ長鎖アルキル第3級アミンとを含有する洗浄剤組成物が提案されている(例えば、特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特表平09−505088号公報
【特許文献2】特開2002−294298号公報
【特許文献3】特開平10−237485号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1〜3の発明では、泡質、泡持続性を十分に満足できなかった。
そこで、本発明は、洗浄力に優れ、かつ泡質、泡持続性に優れる液体洗浄剤を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
α−SF塩は、例えば、脂肪酸アルキルエステルをスルホン化してα−スルホ脂肪酸アルキルエステルとし、これを中和して得られるものである。脂肪酸アルキルエステルをスルホン化した際、脂肪酸アルキルエステルに二分子のSOが付加した二分子付加体を生じる。この二分子付加体を中和すると、水への溶解性が低いα−スルホ脂肪酸ジ塩が副生物として生成する。このため、液体洗浄剤に用いるα−SF塩には、二分子付加体の生成をできるだけ低減することが望まれてきた。
本発明者らは、鋭意検討した結果、意外にも、α−SF塩とα−スルホ脂肪酸ジ塩とを組み合わせ、かつアルキルアミンオキサイド及び第3級アルキルアミンを組み合わせることで、液体洗浄剤の洗浄力を維持したまま、起泡性、泡持続性に優れる液体洗浄剤を得られるとの知見を得、本発明に至った。
【0008】
即ち、本発明の液体洗浄剤は、下記一般式(1)で表されるα−スルホ脂肪酸エステル塩(A)と、下記一般式(2)で表されるα−スルホ脂肪酸ジ塩(B)と、下記一般式(3)で表されるアルキルアミンオキサイド(C)と、下記一般式(4)で表される第3級アルキルアミン(D)とを含有し、(B)成分/(D)成分で表される質量比が60/40〜97/3であることを特徴とする。
【0009】
【化1】

【0010】
(式(1)中、Rは炭素数10〜12のアルキル基、Rは炭素数1〜2のアルキル基、Mは水溶性塩を形成しうる陽イオンである。)
【0011】
【化2】

【0012】
(式(2)中、Rは炭素数10〜12のアルキル基、M及びMはそれぞれ独立に水溶性塩を形成しうる陽イオンである。)
【0013】
【化3】

【0014】
(式(3)中、Rは炭素数12〜14のアルキル基、R及びRはそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基である。)
【0015】
【化4】

【0016】
(式(4)中、Rは炭素数12〜14のアルキル基、R及びRはそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基である。)
【0017】
前記(A)成分の含有量は、10〜35質量%であり、(A)成分/(B)成分で表される質量比が50/50〜80/20、[(A)成分+(B)成分]/(C)成分で表される質量比が50/50〜90/10であることが好ましい。
前記(A)成分は、α−スルホラウリン酸メチルエステル塩及び/又はα−スルホミリスチン酸メチルエステル塩であることが好ましく、前記(B)成分は、α−スルホラウリン酸ジ塩であることが好ましく、前記(C)成分は、ジメチルラウリルアミンオキサイドであることが好ましく、前記(D)成分は、ジメチルラウリルアミンであることが好ましい。
【発明の効果】
【0018】
本発明の液体洗浄剤によれば、優れた洗浄力と、優れた泡質及び泡持続性とを両立できる。
【発明を実施するための形態】
【0019】
(液体洗浄剤)
本発明の液体洗浄剤は、α−SF塩(A)(以下、(A)成分)と、α−スルホ脂肪酸ジ塩(B)(以下、(B)成分)と、アルキルアミンオキサイド(C)(以下、(C)成分)と、第3級アルキルアミン(D)(以下、(D)成分)とを含有するものである。
【0020】
[(A)成分]
(A)成分は、下記一般式(1)で表されるα−SF塩である。液体洗浄剤は、(A)成分を含有することで、優れた洗浄力を発揮できる。
【0021】
【化5】

(式(1)中、Rは炭素数10〜12のアルキル基、Rは炭素数1〜2のアルキル基、Mは水溶性塩を形成しうる陽イオンである。)
【0022】
は、炭素数が10〜12のアルキル基である。炭素数が10未満であると、洗浄力が不十分となり、炭素数が12超であると、液体洗浄剤の粘度が上昇し流動性が損なわれたり、配合成分が析出又は分離する等、液安定性が損なわれる。
(A)成分は、その全てが同じ炭素数のRであってもよいし、Rの炭素数が異なるものの混合物であってもよい。中でも、(A)成分は、Rが炭素数10及び/又は12のアルキル基であることが好ましく、Rが炭素数10のアルキル基又は炭素数10のアルキル基と炭素数12のアルキル基との混合物であることがより好ましい。
のアルキル基は、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、中でも、直鎖状が好ましい。
【0023】
は、炭素数1〜2のアルキル基であり、好ましくは炭素数1のアルキル基である。(A)成分は、その全てが同じ炭素数のRであってもよいし、Rの炭素数が異なるものの混合物であってもよい。炭素数が1〜2であれば、優れた洗浄力と液安定性とを得られる。
【0024】
は、(A)成分が水溶性の塩を形成できるものであればよく、例えば、ナトリウムイオン、カリウムイオン等のアルカリ金属イオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン等のアルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオン、エタノールアミン等が挙げられ、中でもアルカリ金属イオンが好ましく、ナトリウムイオンがより好ましい。
【0025】
このような(A)成分としては、例えば、Rが炭素数10のアルキル基のものとしてα−スルホラウリン酸メチルエステル塩、α−スルホラウリン酸エチルエステル塩、Rが炭素数12のアルキル基のものとしてα−スルホミリスチン酸メチルエステル塩、α−スルホミリスチン酸エチルエステル塩、Rの炭素数が異なるものの混合物としてα−スルホヤシ油脂肪酸メチルエステル塩、α−スルホヤシ油脂肪酸エチルエステル塩等が挙げられ、中でも、α−スルホラウリン酸メチルエステル塩、α−スルホミリスチン酸メチルエステル塩又はこれらの混合物が好ましく、α−スルホラウリン酸メチルエステル塩、又はα−スルホラウリン酸メチルエステル塩とα−スルホミリスチン酸メチルエステル塩との混合物がより好ましい。
【0026】
液体洗浄剤中の(A)成分の含有量は、例えば、10〜35質量%が好ましく、15〜25質量%がより好ましい。10質量%未満であると、洗浄力が低下するおそれがあり、35質量%超であると粘度が上昇し、流動性が低下するおそれがある。
【0027】
[(B)成分]
(B)成分は、下記一般式(2)で表されるα−スルホ脂肪酸ジ塩である。液体洗浄剤は、(B)成分を含有することで、優れた泡持続性を発揮できる。
【0028】
【化6】

【0029】
(式(2)中、Rは炭素数10〜12のアルキル基、M及びMはそれぞれ独立に水溶性塩を形成しうる陽イオンである。)
【0030】
は、炭素数10〜12のアルキル基である。炭素数が10未満であると、洗浄力が不十分となり、炭素数が12超であると、液体洗浄剤の液安定性が損なわれる。
(B)成分は、その全てが同じ炭素数のRであってもよいし、Rの炭素数が異なるものの混合物であってもよい。中でも、(B)成分は、Rが炭素数10及び/又は12のアルキル基であることが好ましく、Rが炭素数10のアルキル基又は炭素数10のアルキル基と炭素数12のアルキル基との混合物であることがより好ましい。
のアルキル基は、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、中でも、直鎖状が好ましい。
【0031】
は、Mと同様であり、Mは、Mと同様である。MとMとは、同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。
【0032】
このような(B)成分としては、α−スルホラウリン酸二ナトリウム塩、α−スルホラウリン酸二カリウム塩等のα−スルホラウリン酸ジ塩、α−スルホミリスチン酸二ナトリウム塩、α−スルホミリスチン酸二カリウム塩等のα−スルホミリスチン酸ジ塩等が挙げられ、中でも、液安定性の向上を図る観点からはα−スルホラウリン酸ジ塩が好ましい。これらの(B)成分は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
【0033】
液体洗浄剤中の(B)成分の含有量は、例えば、2.5〜20質量%が好ましく、5〜14質量%がより好ましい。2.5質量%未満であると、十分な泡持続性を得られないおそれがあり、20質量%超であると液体洗浄剤の液安定性が低下するおそれがある。
【0034】
(A)成分/(B)成分で表される質量比(以下、A/B比)は、(A)成分及び(B)成分の種類等を勘案して決定できる。(B)成分の含有量が(A)成分の含有量に対し多すぎると泡持続性が低下したり、液安定性が低下する傾向になる。(B)成分の含有量が(A)成分の含有量に対し少なすぎると、泡持続性が低下する傾向になる。このため、A/B比は、50/50〜80/20が好ましく、65/35〜75/25がより好ましい。
【0035】
[(C)成分]
(C)成分は、下記一般式(3)で表されるアルキルアミンオキサイドである。液体洗浄剤は、(C)成分を含有することで、優れた洗浄力と泡持続性を発揮すると共に、泡質を改善できる。
【0036】
【化7】

【0037】
(式(3)中、Rは炭素数12〜14のアルキル基、R及びRはそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基である。)
【0038】
は、炭素数12〜14のアルキル基である。炭素数が12未満であると、洗浄力が不十分となったり、泡持続性が不十分になる。炭素数が14超であると、液体洗浄剤の液安定性が損なわれる。
(C)成分は、その全てが同じ炭素数のRであってもよいし、Rの炭素数が異なるものの混合物であってもよい。中でも、(C)成分は、Rが炭素数12のアルキル基又は炭素数12のアルキル基と炭素数14のアルキル基との混合物であることが好ましく、炭素数12のアルキル基であることがより好ましい。
のアルキル基は、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、中でも、直鎖状が好ましい。
【0039】
は、炭素数1〜3のアルキル基であり、好ましくは炭素数1のアルキル基である。炭素数が1〜3であれば、優れた洗浄力と液安定性とを得られる。(C)成分は、その全てが同じ炭素数のRであってもよいし、Rの炭素数が異なるものの混合物であってもよい。
は、Rと同様である。
とRとは、同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。
【0040】
このような(C)成分としては、ジメチルラウリルアミンオキサイド、ジエチルラウリルアミンオキサイド、ジプロピルラウリルアミンオキサイド、ジメチルミリスチルアミンオキサイド、ジエチルミリスチルアミンオキサイド、ジプロピルミリスチルアミンオキサイド又はこれらの混合物が挙げられ、中でも、洗浄力の向上を図る観点からは、ジメチルラウリルアミンオキサイドが好ましい。
【0041】
液体洗浄剤中の(C)成分の含有量は、1.5〜20質量%が好ましく、3.5〜15質量%がより好ましい。1.5質量%未満であると、十分な洗浄力を得られなかったり、十分な泡持続性を得られないおそれがある。20質量%超であると液安定性が低下するおそれがある。
【0042】
[(A)成分+(B)成分]/(C)成分で表される質量比(以下、(A+B)/C比)は、(A)〜(C)成分の種類等を勘案して決定できる。(A)成分と(B)成分との合計量に対し(C)成分の含有量が多すぎると、洗浄力が低下する傾向になる。(A)成分と(B)成分との合計量に対し(C)成分の含有量が少なすぎると、泡質が低下したり、泡持続性が低下する傾向になる。このため、(A+B)/C比は、50/50〜90/10が好ましく、70/30〜80/15がより好ましい。
【0043】
[(D)成分]
(D)成分は、下記一般式(4)で表される第3級アルキルアミンである。
【0044】
【化8】

【0045】
(式(4)中、Rは炭素数12〜14のアルキル基、R及びRはそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基である。)
【0046】
は炭素数12〜14のアルキル基である。炭素数が12未満であると、良好な泡質を得られず、炭素数が14超であると、液安定性が損なわれる。
(D)成分は、その全てが同じ炭素数のRであってもよいし、Rの炭素数が異なるものの混合物であってもよい。中でも、(D)成分は、Rが炭素数12のアルキル基又は炭素数12のアルキル基と炭素数14のアルキル基との混合物であることが好ましく、Rが炭素数12のアルキル基であることがより好ましい。
のアルキル基は、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、中でも、直鎖状が好ましい。
【0047】
は、炭素数1〜3のアルキル基であり、好ましくは炭素数1のアルキル基である。炭素数が1〜3であれば、優れた洗浄力と液安定性とを得られる。(D)成分は、その全てが同じ炭素数のRであってもよいし、Rの炭素数が異なるものの混合物であってもよい。
は、Rと同様である。
とRとは、同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。
【0048】
このような(D)成分としては、ジメチルラウリルアミン、ジエチルラウリルアミン、ジプロピルラウリルアミン、ジメチルミリスチルアミン、ジエチルミリスチルアミン、ジプロピルミリスチルアミン又はこれらの混合物等が挙げられ、中でも、泡持続性の向上を図る観点からは、ジメチルラウリルアミンが好ましい。
【0049】
液体洗浄剤中の(D)成分の含有量は、0.1〜6質量%が好ましく、0.5〜4質量%がより好ましい。0.1質量%未満であると、十分な泡持続性を得られないおそれがある。6質量%超であると液安定性が低下するおそれがある。
【0050】
(B)成分/(D)成分で表される質量比(以下、B/D比)は、(B)成分の含有量に対し(D)成分の含有量が多すぎると、液安定性が損なわれたり、良好な泡持続性が得られない。(B)成分の含有量に対し(D)成分の含有量が少なすぎると、良好な泡質が得られない。このため、B/D比は、60/40〜97/3であり、70/30〜93/7が好ましい。
【0051】
[任意成分]
本発明の液体洗浄剤は、上記(A)〜(D)成分以外に、本発明の効果を損なわない範囲で、従来、液体洗浄剤に用いられる成分を任意成分として含有できる。任意成分としては、例えば、(A)成分及び(B)成分を除くアニオン界面活性剤(任意アニオン界面活性剤)、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、(C)成分を除く両性界面活性剤(任意両性界面活性剤)等、(A)〜(C)成分を除く界面活性剤(任意界面活性剤)、ハイドロトロープ剤、金属イオン捕捉剤、酸化防止剤、防腐剤、着色剤、乳濁化剤、天然物エキス、pH調整剤、香料等が挙げられる。
【0052】
任意アニオン界面活性剤としては、例えば、アルキル基の炭素数が14以上のα−スルホ脂肪酸エステル塩や、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩等が挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩等の第4級アンモニウム塩が挙げられる。
任意両性界面活性剤としては、例えば、アルキルベタイン、アルキルスルホベタイン等が挙げられる。
【0053】
ハイドロトロープ剤としては、パラトルエンスルホン酸、安息香酸塩、エタノール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、尿素等が挙げられる。
【0054】
金属イオン捕捉剤としては、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、ジグリコール酸、酒石酸、クエン酸等が挙げられる。
【0055】
酸化防止剤としては、ブチルヒドロキシトルエン、ジスチレンカクレゾール、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム等が挙げられる。
【0056】
防腐剤としては、ローム・アンド・ハース社製のケーソンCG(商品名)等が挙げられる。
【0057】
着色剤としては、アシッドレッド138、Polar Red RLS、アシッドイエロー203、アシッドブルー9、青色1号、青色205号、緑色3号、ターコイズP−GR(以上、商品名)等の汎用の色素や顔料が挙げられる。液体洗浄剤中の着色剤の含有量は、例えば、0.00005〜0.005質量%とされる。
【0058】
乳濁化剤としては、ポリスチレンエマルション、ポリ酢酸ビニルエマルジョン等が挙げられ、例えば、固形分30〜50質量%のエマルションが好適に用いられる。例えば、具体例としては、ポリスチレンエマルション(商品名:サイビノールRPX−196 PE−3、固形分40質量%、サイデン化学株式会社製)等が挙げられる。
液体洗浄剤中の乳濁化剤の含有量は、例えば、0.01〜0.5質量%とされる。
【0059】
pH調整剤としては、水酸化ナトリウム、硫酸、塩酸、グリコール酸等が挙げられる。
【0060】
本発明の液体洗浄剤のpHは、特に限定されないが、4〜8が好ましい。pH8超であると、(A)成分と(C)成分との相互作用が小さくなり、洗浄力や泡持続性が低下したり、良好な泡質が得られないおそれがある。pH4未満では、(A)成分と(C)成分との相互作用が強くなりすぎて、液安定性が低下するおそれがある。
液体洗浄剤組成物のpH(25℃)は、pHメータ(製品名:ホリバF−22、株式会社堀場製作所製)を用い、JIS K3362−1998に準拠した方法により測定される値である。
【0061】
本発明の液体洗浄剤の粘度は、特に限定されないが、50〜1000mPa・sが好ましく、100〜500mPa・sがより好ましい。50mPa・s未満であると、容器から注出する際、液体洗浄剤が多量に出すぎるおそれがあり、1000mPa・s超であると、液体洗浄剤を容器から注出しにくくなるおそれがある。
なお、粘度は、試料を25℃に調整し、BL型粘度計(株式会社東京計器製)を用いて測定される値である(測定条件:ロータNo.2、回転数60rpm、1分後の粘度を測定)。
【0062】
(製造方法)
本発明の液体洗浄剤の製造には、従来公知の液体洗浄剤の製造方法を用いることができる。例えば、分散媒である水に、(A)〜(D)成分及び必要に応じて任意成分を加え、攪拌する製造方法が挙げられる。
【0063】
本発明の液体洗浄剤は、(A)成分と(C)成分とを含有するため、洗浄力に優れている。加えて、(B)成分及び(C)成分を含有するため、泡持続性に優れている。さらに、特定のB/D比で(D)成分を含有するため、泡質を改善できる。
そして、(A)〜(D)成分を含み、かつB/D比を特定の範囲とすることで、洗浄力と泡持続性と泡質とを相乗的に向上できる。
【0064】
洗浄力と泡持続性と泡質とを相乗的に向上できる機構は定かでないが、以下のように推測できる。
液体洗浄剤は、(A)成分と(C)成分との相互作用により、基本的な洗浄力と泡持続性と泡質とを得、さらに、(B)成分を含有することで、泡持続性を向上させている。(B)成分は、エステル部分のアルキル基がないため、(A)成分に比べて立体的にコンパクトであること、(A)成分のエステル部位が疎水基側に突き出ているのに対し、(B)成分のエスエル部位が親水基側に寄っていること、(B)成分は、酸性領域でカルボン酸型となり、水素結合によって(A)成分との相互作用を強めていること等により、(B)成分は(A)成分の分子配向性を高めていると考えられる。このため、(B)成分は、泡膜を安定化し、泡持続性を向上させていると推測できる。
また、液体洗浄剤は、(D)成分を含有することで、(B)成分との相互作用により(A)成分の分子配向性をより高め、泡膜の粘性を高めて、泡質を向上させていると推測できる。
【0065】
本発明の液体洗浄剤は、洗浄力、泡質及び泡持続性に優れるため、泡立てながら被洗浄物を洗浄する台所用洗浄剤として特に好適に利用できる。
【実施例】
【0066】
以下、実施例を示して本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の記載によって限定されるものではない。
【0067】
(使用原料)
[(A)成分:α−SF塩]
A−1:α−スルホラウリン酸メチルエステルナトリウム塩(後述する製造例1で得られたもの)
A−2:α−スルホミリスチン酸メチルエステルナトリウム塩(後述する製造例2で得られたもの)
A−3:α−スルホラウリン酸エチルエステルナトリウム塩(後述する製造例3で得られたもの)
【0068】
[(A’)成分:(A)成分の比較品]
A’−1:α−スルホパルミチン酸メチルエステルナトリウム塩(後述する製造例4で得られたもの)
A’−2:α−スルホラウリン酸イソプロピルエステルナトリウム塩(後述する製造例5で得られたもの)
【0069】
[(B)成分:α−スルホ脂肪酸ジ塩]
B−1:α−スルホラウリン酸二ナトリウム塩(後述する製造例6で得られたもの)
B−2:α−スルホミリスチン酸二ナトリウム塩(後述する製造例7で得られたもの)
【0070】
[(B’)成分:(B)成分の比較品]
B’−1:α−スルホパルミチン酸二ナトリウム塩(後述する製造例8で得られたもの)
【0071】
[(C)成分:アルキルアミンオキサイド]
C−1:N,N−ジメチルラウリルアミンオキシド(商品名;アロモックスDM−12D−W、ライオンアクゾ株式会社製)
C−2:N,N−ジメチルミリスチルアミンオキシド(商品名;アロモックスDM−14D―N、ライオンアクゾ株式会社製)
【0072】
[(C’)成分:(C)成分の比較品]
C’−1:N,N−ジメチルパルミチルアミンオキシド(後述する製造例9で得られたもの)
【0073】
[(D)成分:第3級アルキルアミン]
D−1:N,N−ジメチルラウリルアミン(商品名;アーミンDM12D、ライオンアクゾ株式会社製)
D−2:N,N−ジメチルミリスチルアミン(商品名;アーミンDM14D、ライオンアクゾ株式会社製)
【0074】
[(D’)成分:(D)成分の比較品]
D’−1:N,N−ジメチルパルミチルアミン(商品名;アーミンDM16D、ライオンアクゾ株式会社製)
【0075】
(製造例1)A−1の調製
ラウリン酸メチルエステル(商品名;パステルM−12、ライオン株式会社製)1kg(4.7mol)を容量3Lの反応器に入れた。無水硫酸(商品名;日曹サルファン、日曹金属化学株式会社製)449g(5.6mol)を加熱してガス化し、これを開放系で窒素フローにより反応器内に流し込んでスルホン化を行った。スルホン化の反応温度は80℃、無水硫酸の供給速度は10g/分であった。スルホン化後、80℃で30分間熟成反応を行うことでα−スルホ脂肪酸メチルエステル(スルホン酸)を得た。得られたスルホン酸100質量%に対してメタノール(関東化学株式会社製)20質量%(290g)と、純分換算で過酸化水素2質量%(35質量%H(関東化学株式会社製)として83g)とを添加した後、80℃で60分間反応させることでエステル化と漂白とを行った。得られた漂白物をNaOH水溶液でpH7.0に調整し、反応溶媒を減圧下で留去した。途中、イソプロパノールを加え共沸しながら水を留去した。残渣をエタノール/水=9/1(質量比)の混合液に60℃で加温溶解し、これを濾過した。濾液を5℃に冷却して再結晶させた後、析出物を濾別、真空乾燥することでα−スルホラウリン酸メチルエステルナトリウム塩を得た。
【0076】
(製造例2)A−2の調製
ラウリン酸メチルエステルに換えてミリスチン酸メチルエステル(商品名;パステルM−14、ライオン株式会社製)とした以外は、製造例1と同様にしてα−スルホミリスチン酸メチルエステルナトリウム塩を得た。
【0077】
(製造例3)A−3の調製
A−1の製造過程で得られるα−スルホ脂肪酸メチルエステル(スルホン酸)200gと、このスルホン酸に対し20当量(627g)のエタノール(関東化学株式会社製)とを、還流管を備えた反応器に投入し、90℃で5時間エステル交換反応させた。その後、NaOH水溶液でpH7.0に調整し、反応溶媒を減圧下で留去した。残渣をエタノール/水=9/1(質量比)の混合液に60℃で加温溶解し、これを濾過した。濾液を5℃に冷却して再結晶させた後、析出物を濾別、真空乾燥することでα−スルホラウリン酸エチルエステルナトリウム塩を得た。
【0078】
(製造例4)A’−1の調製
ラウリン酸メチルエステルに換えてパルミチン酸メチルエステル(商品名;パステルM−16、ライオン株式会社製)とした以外は、製造例1と同様にしてα−スルホパルミチン酸メチルエステルナトリウム塩を得た。
【0079】
(製造例5)A’−2の調製
エタノールに換えて2−プロパノール(関東化学株式会社製)とした以外は、製造例3と同様にしてα−スルホラウリン酸イソプロピルエステルナトリウム塩を得た。
【0080】
(製造例6)B−1の調製
製造例1で得られたα−スルホラウリン酸メチルエステルナトリウム塩100g(0.32mol)を容量500mLの反応器に入れ、7質量%NaOH水溶液200mL(NaOH=14g、0.35mol)を添加し、90℃で6時間反応させた。その後、室温にて2日間静置し、得られた結晶を濾別、メタノールで洗浄し、真空乾燥することでα−スルホラウリン酸二ナトリウム塩を得た。
【0081】
(製造例7)B−2の調製
α−スルホラウリン酸メチルエステルナトリウム塩に換えて、製造例2で得られたα−スルホミリスチン酸メチルエステルナトリウム塩とした以外は、製造例6と同様にして、α−スルホミリスチン酸二ナトリウム塩を得た。
【0082】
(製造例8)B’−1の調製
α−スルホラウリン酸メチルエステルナトリウム塩に換えて、製造例4で得られたα−スルホパルミチン酸メチルエステルナトリウム塩とした以外は、製造例6と同様にして、α−スルホパルミチン酸二ナトリウム塩を得た。
【0083】
(製造例9)C’−1の調製
N,N−ジメチルパルミチルアミン(商品名;アーミンDM16D、ライオンアクゾ株式会社製)200g(0.7mol)、及び蒸留水200gを容量1Lの反応器に入れ、攪拌しながら、二酸化炭素を0.7L/分で10分間供給した。その後、65℃に昇温し、蒸留水で希釈した過酸化水素水溶液(35質量%H75g(0.77mol)+蒸留水175g)250gをマイクロチューブポンプ(EYELA MP−3、東京理化器械株式会社製)を用いて2時間かけて滴下した。過酸化水素水溶液を滴下した後、65℃に保ったまま6時間熟成を行った。反応終了後、硫酸でpH7.0に調整し、反応溶媒を減圧で留去した。残渣をアセトンに60℃で加温溶解し、濾過した後、濾液を5℃に冷却して再結晶させた。再結晶で生じた析出物を濾別、真空乾燥して、N,N−ジメチルパルミチルアミンオキシドを得た。
【0084】
(実施例1〜21、比較例1〜14)
表1〜4に示す組成に従い、pH調整剤を除く各成分と水の一部とを容器内で攪拌した後、pH7.0(25℃)となるようにpH調整剤を適量加えた。次いで、各成分の合計量が100質量%となるように、水の残部を加え、各例の液体洗浄剤を得た。
得られた液体洗浄剤について、液安定性、洗浄力、泡持続性及び泡質を評価し、その結果を表中に記載する。
【0085】
(評価方法)
[液安定性]
各例の液体洗浄剤50gを直径35mm、高さ60mmの有底円筒状のガラス瓶に収容し、蓋を閉めた。この状態で、25℃恒温室内で1ヶ月間保存した後の液体洗浄剤の外観を目視で観察し、下記評価基準に従って、液体洗浄剤の液安定性を評価した(3段階評価)。
【0086】
<評価基準>
◎:均一透明である。
○:わずかに分離が認められるが透明である。
×:はっきりと分離又は白濁している。
【0087】
[洗浄力]
スダンIV(関東化学株式会社製)濃度が1質量%となるように着色した牛脂(和光純薬株式会社製)1gを、縦10cm×横15cm×高さ5cmのプラスチック製の密閉容器(商品名:ネオキーパー、岩崎工業株式会社製)の内側の全面に均一になるように塗布し、汚垢モデルとした。
縦11.5cm×横7.5cm×高さ3cmの食器洗い用スポンジ(商品名:スコッチブライト、住友スリーエム株式会社製)に、水道水38gと各例の液体洗浄剤2gとをとり、10回手で揉んだ後、上記の密閉容器について、底面を10回、側面を1回、四隅を5回擦ってから、水道水ですすいだ。下記評価基準に従って、密閉容器内面の油汚れの落ち具合を評価した(4段階評価)。
<評価基準>
◎:着色された牛脂の汚れ残りが目視で認められず、牛油の残留によるヌルつきがない。
○:着色された牛脂の汚れ残りが目視で認められないが、牛脂の残留によるヌルつきが僅かにある。
△:着色された牛脂の汚れ残りが目視で認められ、牛脂の残留によるヌルつきがある
×:着色された牛脂の汚れ残りがかなり多く見られる。
【0088】
[泡持続性]
モデル油汚垢としてのオリーブ油(商品名;エクストラバージンオリーブオイル、味の素株式会社製)1gと、水5gを採取した皿(直径21cm、陶器製)をモデル油汚垢皿とし、当該モデル油汚垢皿を30皿用意した。
縦11.5cm×横7.5cm×高さ3cmの食器洗い用スポンジ(商品名:スコッチブライト)に、25℃水道水38gと液体洗浄剤2gとを取り、10回手で揉んだ後、食器洗い用スポンジをモデル油汚垢皿に押さえつけた状態で円を2周描くように動かして擦り洗いを行った。
そして、食器洗い用スポンジには水道水と液体洗浄剤を新たに注ぎ足すことなく、連続してモデル油汚垢皿を擦り洗い続け、食器洗い用スポンジに泡が確認できなくなるまで洗い続けた。
食器洗い用スポンジに泡が確認できなくなるまでに洗浄できた皿枚数を、下記評価基準に分類した。
【0089】
<評価基準>
◎:20枚以上
○:15〜19枚
△:10〜14枚
×:10枚未満
【0090】
[泡質]
縦11.5cm×横7.5cm×高さ3cmの食器洗い用スポンジ(商品名:スコッチブライト)に、水道水38gと各例の液体洗浄剤2gとをとり、10回手で揉んで泡立てた。食器洗い用スポンジ上に生成した泡の泡質(泡感触)を下記評価基準に従って評価した(4段階評価)。
【0091】
<評価基準>
◎:きめが非常に細かく、粘性のあるクリーミーな泡で、スポンジから垂れ落ちにくい。
○:きめが細かく、クリーミーな泡で、スポンジから垂れ落ちにくい。
△:きめは細かいが、クリーミー感に欠ける泡で、スポンジからやや垂れ落ちやすい。
×:きめが荒く、水っぽい泡で、スポンジからこぼれ落ちる。
【0092】
【表1】

【0093】
【表2】

【0094】
【表3】

【0095】
【表4】

【0096】
表1〜3に示すように、本発明を適用した実施例1〜21は、何れも、液安定性、洗浄力、泡持続性、泡質の評価が、「○」又は「◎」であった。
(A)成分としてA−1を用いた実施例14、及び(A)成分としてA−1とA−2とを併用した実施例17は、液安定性、洗浄力、泡持続性及び泡質が「◎」であり、(A)成分としてA−2を用いた実施例16に比べて、液安定性が向上していた。また、実施例14、17は、(A)成分としてA−3を用いた実施例19に比べて洗浄力が向上していた。
(B)成分としてB−1を用いた実施例14は、(B)成分としてB−2を用いた実施例20に比べて液安定性が向上していた。
(C)成分としてC−1を用いた実施例14は、(C)成分としてC−2を用いた実施例18に比べて、洗浄力が向上していた。
(D)成分としてD−1を用いた実施例14は、(D)成分としてD−2を用いた実施例21に比べて泡持続性が向上していた。
【0097】
一方、(A)成分を含有していない比較例1は、液安定性、洗浄力、泡持続性及び泡質のいずれもが「×」であり、(B)成分を含有していない比較例12は、液安定性が「◎」、洗浄力が「○」、泡持続性及び泡質が「×」であった。(C)成分を含有していない比較例13は、液安定性が「○」、洗浄力、泡持続性及び泡質が「×」であり、(D)成分を含有していない比較例14は、液安定性が「◎」、洗浄力及び泡持続性が「○」、泡質が「×」であった。
B/D比が57/43である比較例5は、液安定性及び泡持続性が「×」、洗浄力及び泡質が「△」であり、B/D比が99/1である比較例6は、液安定性が「○」、洗浄力が「△」、泡持続性及び泡質が「×」であった。
これらの結果から、(A)〜(D)成分を含有し、かつB/D比=60/40〜97/3とすることで、液安定性、洗浄力、泡持続性及び泡質が相乗的に向上することが判った。





【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式(1)で表されるα−スルホ脂肪酸エステル塩(A)と、
下記一般式(2)で表されるα−スルホ脂肪酸ジ塩(B)と、
下記一般式(3)で表されるアルキルアミンオキサイド(C)と、
下記一般式(4)で表される第3級アルキルアミン(D)とを含有し、
(B)成分/(D)成分で表される質量比が60/40〜97/3であることを特徴とする液体洗浄剤。
【化1】

(式(1)中、Rは炭素数10〜12のアルキル基、Rは炭素数1〜2のアルキル基、Mは水溶性塩を形成しうる陽イオンである。)
【化2】

(式(2)中、Rは炭素数10〜12のアルキル基、M及びMはそれぞれ独立に水溶性塩を形成しうる陽イオンである。)
【化3】

(式(3)中、Rは炭素数12〜14のアルキル基、R及びRはそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基である。)
【化4】

(式(4)中、Rは炭素数12〜14のアルキル基、R及びRはそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基である。)
【請求項2】
前記(A)成分の含有量は、10〜35質量%であり、
(A)成分/(B)成分で表される質量比が50/50〜80/20、[(A)成分+(B)成分]/(C)成分で表される質量比が50/50〜90/10であることを特徴とする、請求項1に記載の液体洗浄剤。
【請求項3】
前記(A)成分は、α−スルホラウリン酸メチルエステル塩及び/又はα−スルホミリスチン酸メチルエステル塩であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の液体洗浄剤。
【請求項4】
前記(B)成分は、α−スルホラウリン酸ジ塩であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体洗浄剤。
【請求項5】
前記(C)成分は、ジメチルラウリルアミンオキサイドであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体洗浄剤。
【請求項6】
前記(D)成分は、ジメチルラウリルアミンであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体洗浄剤。


【公開番号】特開2012−172051(P2012−172051A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−35021(P2011−35021)
【出願日】平成23年2月21日(2011.2.21)
【出願人】(000006769)ライオン株式会社 (1,816)
【Fターム(参考)】