説明

液体貯蔵タンクの移動式多機能清掃機

【課題】性能を向上させると共にフィルタの寿命を延長させることのできる、液体貯蔵タンクの移動式多機能清掃機を提供する。
【解決手段】下端に緩衝式キャスタ20が装着された清掃機本体1の上部には、液体及び沈殿物を吸入する吸入真空室2と、マイクロターボフィルタ3とが設置されている。吸入真空室2の上部には、電気パネル4に連結された電気装置部5が装着されている。吸入真空室2内には、液体吸入管6とドラムフィルタ7とが、スクラップコンベア9の下部に平行に設置されている。スクラップコンベア9の排出部には、自動排出装置16が、沈殿物排出用シュート10の下端部に設置されている。吸入真空室2の側面には、ドラムフィルタ7の点検あいは補修用のドア17が形成され、その下端部には液体ドレイン管18,18aが設置され、ドラムフィルタ7とパイプフランジ11とが連結されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、液体貯蔵タンク内の沈殿物(sludge)あるいは金属チップを除去する際に使用する移動式多機能清掃機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、化学沈殿物及び金属加工の際の切削油に含有された金属チップを清掃する場合には、液体貯蔵タンク、沈殿物濾過、チップ除去及びこれらの回収装置を別途に設置しなければならなかった。しかし、本出願人が先に出願した特許文献1の発明要旨によれば、装置本体の上部にチップ分離室と比重分離室とを設置し、液体貯蔵タンク内の沈殿物を真空ポンプで吸入して、沈殿物に含有された微細な金属チップと切削油とを分離した後、精製された切削油は再使用するが、沈殿物及び金属チップはチップ収集槽に所定量以上収集されると、上記清掃機の作動を一時中止させて上記チップを取り除かなければならないという欠点があった。これを解消するために、先に出願された特許文献2においては、濾過ドラムの一方の側に移送用コンベアを設置することにより、上記の沈殿物及び金属チップがチップ収集槽内に自動収集されるようにした。
【0003】
【特許文献1】韓国特許第431622号明細書
【特許文献2】韓国特許出願公開第2004−52664号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記フィルタの濾過方式では加圧方式を使用したので、捕集された沈殿物がフィルタエレメントに収集されるに従っていち早くフィルタエレメントを清掃をしなければならないのは勿論、フィルタ内部に沈殿物が詰まるか、あるいは微細チップが引き出されて、フィルタ機能を完全に発揮できないといった問題点があった。
【0005】
この発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、性能を向上させると共にフィルタの寿命を延長させることのできる、液体貯蔵タンクの移動式多機能清掃機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る液体貯蔵タンクの移動式多機能清掃機は、下端に緩衝式キャスタが装着された清掃機本体と、前記清掃機本体の上部に設けられた、吸入真空管及びマイクロターボフィルタと、前記吸入真空管の上部に設けられ、電気パネルに連結された電気装置部と、前記電気装置部の下部に設けられ、液体吸入管に連結されたドラムフィルタと、前記ドラムフィルタの下部に、該ドラムフィルタと平行に設けられたスクラップコンベアと、前記スクラップコンベアの排出部に設けられ、自動排出装置を下端部に設けた沈殿物排出用シュートと、前記吸入真空室の側面部に設けられた、前記ドラムフィルタの点検用のドア及び液体ドレイン管と、前記ドラムフィルタとパイプフランジとに連結された前記マイクロターボフィルタの下側に設けられたジャイロポンプと、前記ジャイロポンプの吸入側に真空ゲイジ管が連結された真空ゲイジと、前記ジャイロポンプの吐出部に連結された濾過液排出管とを備える。
前記ドラムフィルタの上部には、該ドラムフィルタの閉塞を防止するためのフィルタブラシが設けられていてもよい。
前記排出用シュートの下端部に設けられた自動排出装置の代わりに、沈殿物箱を有する手動排出装置を設け、手動で沈殿物を取り除くようにしてもよい。
また、この発明に係る液体貯蔵タンクの移動式多機能清掃機は、下端に緩衝式キャスタが装着された清掃機本体と、前記清掃機本体の上部に設けられた、吸入真空管及びマイクロターボフィルタと、前記吸入真空管の上部に設けられ、電気パネルに連結された電気装置部と、自動排出装置を下端部に設けた沈殿物排出用シュートと、前記吸入真空室の側面部に設けられた液体ドレイン管と、連結された前記マイクロターボフィルタの下側に設けられたジャイロポンプと、前記ジャイロポンプの吸入側に真空ゲイジ管が連結された真空ゲイジと、前記ジャイロポンプの吐出部に連結された濾過液排出管とを備える。
また、この発明に係る液体貯蔵タンクの移動式多機能清掃機は、下端に緩衝式キャスタが装着された清掃機本体と、吸入真空管の上部に設けられ、電気パネルに連結された電気装置部と、前記電気装置部の下部に設けられ、液体吸入管に連結されたドラムフィルタと、前記ドラムフィルタの下部に、該ドラムフィルタと平行に設けられたスクラップコンベアと、前記スクラップコンベアの排出部に設けられ、自動排出装置を下端部に設けられた沈殿物排出用シュートと、前記吸入真空室の側面部に設けられた、前記ドラムフィルタの点検用のドア及び液体ドレイン管と、前記ドラムフィルタの下側に設けられたジャイロポンプと、前記ジャイロポンプの吸入側に真空ゲイジ管が連結された真空ゲイジと、前記ジャイロポンプの吐出部に連結された濾過液排出管とを備える。
前記ジャイロポンプの吸入口直前に、悪臭除去用液体が入っている悪臭除去用液体槽と、吸入時に極めて微量の液体を吸入できるスポイトとを備え、清掃時に、リサイクルしながら前記微量の液体が混合される液体の悪臭を除去するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、液体貯蔵タンクに収容された液体切削油の沈殿物または金属チップを除去して上記液体を再使用する装置である移動式多機能清掃機において、ドラムフィルタとスクラップコンベアとを平行に設置することによって、狭い空間でも清掃作業が可能となる。また、ドラムフィルタの濾過方式を吸入方式にすることによって、清掃機の性能を向上させると共にフィルタの寿命を延長させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、下端に緩衝式キャスタ20が装着された清掃機本体1の上部には、液体及び沈殿物を吸入する吸入真空室2と、二次濾過装置であるマイクロターボフィルタ3とが各々設置されている。吸入真空室2の上部には、清掃機本体1の一面に装着された電気パネル4に連結された電気装置部5が装着されている。吸入真空室2内には、液体吸入管6と中央部からモータによって回転されるドラムフィルタ7とが、スクラップコンベア9の下部に平行に設置されている。スクラップコンベア9の排出部には、自動排出装置16又は手動排出装置24(図2参照)が、沈殿物排出用シュート(chute)10の下端部に設置される。吸入真空室2の側面には、磨耗されたドラムフィルタ7を点検あいは補修するドア17が形成され、ドア17の下端部には液体ドレイン管18,18aが設置され、ドラムフィルタ7とドラムフィルタ排出部のパイプフランジ11とが連結されている。
【0009】
図2に示されるように、マイクロターボフィルタ3の下側には、切削油と沈殿物とを同時に吸入する真空ポンプ機能を持つジャイロポンプ12が装着されている。このジャイロポンプ12の吸入部直前に、液体除去用液体を収容する液体槽32(図5参照)を設置して、液体吸入時に極めて微量の液体を吸入できるように、図示しないスポイト管を設置して、清掃時にリサイクルしながら上記微量の液体を混合しつつ液体の悪臭を除去するようになっている。また、ジャイロポンプ12の吸入側には、真空ゲイジ23に連結された真空ゲイジ管14が連結され、ジャイロポンプ12の排出部には、精製された液体を排出する濾過液排出管15が装着されている。
【0010】
そして、上記したドラムフィルタ7の上側部には、図1aで示されるように、微細な沈殿物を除去するフィルタブラシ8が設けられている。上記した液体吸入管6と濾過液排出管15との構成は図3及び図4に示されているように、上記した液体吸入管6の先端に、簡易接続ユニット26(quick coupling unit)が介在した鉄芯が入っている透明フレキシブルPVCホース27が連結され、透明フレキシブルPVCホース27の他端がステルフレキシブルホース30に連結されるようになっている。ステルフレキシブルホース30の先端部には吸入口28が形成されている。濾過液排出管15には、簡易接続ユニットの吸入口28を介在した鉄芯の入っている透明フレキシブルPVCホース27が連結されている。この先端には吸入口28が形成されている。上記したスクラップコンベア9の形状は、真空室機能を具備した沈殿物除去用マグネット19(図1参照)が下側端に付着され、スクラップコンベア9の終端部に沈殿物を含有した切削油を吸入する液体吸入装置22と液体吸入管22aとが装着されている。スクラップコンベア9の後端には、中空軸モータ減速機21が装着されている。
【0011】
次に、この実施の形態に係る移動式多機能清掃機の動作について説明する。
清掃機本体1の電源をONした後、電気パネル4を操作して真空ポンプ機能を持っているジャイロポンプ12を作動させて、沈殿物が含有された液体を、液体貯蔵タンク25から液体吸入管6を通じて吸入真空室2に吸入する。その後、ドラムフィルタ7に移送し、大きさが300ミクロン以上である大部分の沈殿物をスクラップコンベア9によって排出用シュート10に送り、自動排出装置16又は手動排出装置24へ排出する。この際、100ミクロン以下の沈殿物は上記したドラムフィルタ7に移送して一次濾過されて排出され、30ミクロン以下である沈殿物はバグフィルタを利用して濾過される。特に、1ミクロン以下である沈殿物は、図2に示されるように、ドラムフィルタ7の排出用パイプフランジ11を通じてマイクロターボフィルタ3で二次的に濾過処理される。精製された液体切削油は、ジャイロポンプ12を通じて濾過液排出管15に排出され、液体貯蔵タンク25に送って再使用される。
【0012】
また、スクラップコンベア9とドラムフィルタ7とを除外して真空機能を持ったジャイロポンプ12とマイクロターボフィルタ3とのみで構成して使用してもよい。すなわち、下端に緩衝式キャスタ20が装着された清掃機本体1と、清掃機本体1の上部に設けられた、吸入真空管2及びマイクロターボフィルタ3と、吸入真空管2の上部に設けられ、電気パネル4に連結された電気装置部5と、自動排出装置16を下端部に設けられた沈殿物排出用シュート10と、吸入真空室2の側面部に設けられた液体ドレイン管18,18aと、連結されたマイクロターボフィルタ3の下側に設けられたジャイロポンプ12と、ジャイロポンプ12の吸入側に真空ゲイジ管14が連結された真空ゲイジ23と、ジャイロポンプ12の吐出部に連結された濾過液排出管15とから構成して使用してもよい。
【0013】
また、マイクロターボファイバ3を除外してスクラップコンベア9とドラムフィルタ7及びジャイロポンプ12とのみで清掃機本体1を構成して使用してもよい。すなわち、下端に緩衝式キャスタ20が装着された清掃機本体1と、吸入真空管2の上部に設けられ、電気パネル4に連結された電気装置部5と、電気装置部5の下部に設けられ、液体吸入管6に連結されたドラムフィルタ7と、ドラムフィルタ7の下部に、ドラムフィルタ7と平行に設けられたスクラップコンベア9と、スクラップコンベア9の排出部に設けられ、自動排出装置16を下端部に設けられた沈殿物排出用シュート10と、吸入真空室2の側面部に設けられた、ドラムフィルタ7の点検用のドア17及び液体ドレイン管18,18aと、ドラムフィルタ7の下側に設けられたジャイロポンプ12と、ジャイロポンプ12の吸入側に真空ゲイジ管14が連結された真空ゲイジ23と、ジャイロポンプ12の吐出部に連結された濾過液排出管15とから構成して使用してもよい。
【0014】
また、排出用シュート10の下端に装着されて中空軸モータ減速機13によって作動される自動排出装置16の代わりに、沈殿物箱を使用すると、手動排出装置24を装着して手動で沈殿物を取り除くのも可能である(図2参照)。
【0015】
また、真空ゲイジ23から、上記フィルタの閉じた信号が表示される場合には、ドラムフィルタ7の出口側バルブと液体貯蔵タンク25に送る管のバルブとが閉塞され、水タンクは開放される。そして、ジャイロポンプ12が逆回転して、ターボフィルタ3側のスクラップコンベア9が開放され、清掃機本体1の機能が停止する。
【0016】
このように、この実施の形態に係る液体貯蔵タンクの移動式多機能清掃機は、下端に緩衝式キャスタ20が装着された清掃機本体1と、清掃機本体1の上部に設けられた、吸入真空管2及びマイクロターボフィルタ3と、吸入真空管2の上部に設けられ、電気パネル4に連結された電気装置部5と、電気装置部5の下部に設けられ、液体吸入管6に連結されたドラムフィルタ7と、ドラムフィルタ7の下部に、ドラムフィルタ7と平行に設けられたスクラップコンベア9と、スクラップコンベア9の排出部に設けられ、自動排出装置16を下端部に設けられた沈殿物排出用シュート10と、吸入真空室2の側面部に設けられた、ドラムフィルタ7の点検用のドア17及び液体ドレイン管18,18aと、ドラムフィルタ7とパイプフランジ11とに連結されたマイクロターボフィルタ3の下側に設けられたジャイロポンプ12と、ジャイロポンプ12の吸入側に真空ゲイジ管14が連結された真空ゲイジ23と、ジャイロポンプ12の吐出部に連結された濾過液排出管15とを備えている。ドラムフィルタ7とスクラップコンベア9とが平行形に設置されているので、狭い空間においても清掃作業が可能である。また、ドラムフィルタ7の上側にはフィルタブラシ8を装着してドラムフィルタ7の閉塞を防止するようにし、マイクロターボフィルタ3の濾過方式を吸入方式にすることにより、フィルタの性能を向上させるのは勿論、寿命を最大限延長することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】この発明を右側面で見た斜視図である。
【図1a】この発明のブラシが装着されたドラムフィルタの拡大断面図である。
【図2】この発明を左側面で見た斜視図である。
【図3】図1の“A”部分拡大断面図である。
【図4】図2の“B”部分拡大断面図である。
【図5】図1のドラムフィルタのみ構成された系統図である。
【図6】図1のドラムフィルタ及びターボフィルタの構成系統図である。
【図7】この発明の系統図である。
【符号の説明】
【0018】
1 清掃機本体、2 吸入真空室、3 マイクロターボフィルタ、4 電気パネル、5 電気装置部、6 液体吸入管、7 ドラムフィルタ、8 フィルタブラシ、9 スクラップコンベア、10 シュート、11 パイプフランジ、12 ジャイロポンプ、13 中空軸モータ減速機、14 真空ゲイジ管、15 濾過液排出管、16 自動排出装置、17 ドラムフィルタ点検用ドア、18,18a 液体ドレイン管、19 マグネット、20 緩衝式キャスタ、21 中空軸モータ減速機、22 液体吸入装置、22a 液体吸入管、23 真空ゲイジ、24 手動排出装置、25 液体貯蔵タンク、26 簡易接続ユニット、27 フレキシブルPVCホース、27a (フレキシブルPVCホースの)吸入口、29 排出口、30 ステルフレキシブルホース、31 ホース、32 悪臭除去用液体槽。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下端に緩衝式キャスタ(20)が装着された清掃機本体(1)と、
前記清掃機本体(1)の上部に設けられた、吸入真空管(2)及びマイクロターボフィルタ(3)と、
前記吸入真空管(2)の上部に設けられ、電気パネル(4)に連結された電気装置部(5)と、
前記電気装置部(5)の下部に設けられ、液体吸入管(6)に連結されたドラムフィルタ(7)と、
前記ドラムフィルタ(7)の下部に、該ドラムフィルタ(7)と平行に設けられたスクラップコンベア(9)と、
前記スクラップコンベア(9)の排出部に設けられ、自動排出装置(16)を下端部に設けた沈殿物排出用シュート(10)と、
前記吸入真空室(2)の側面部に設けられた、前記ドラムフィルタ(7)の点検用のドア(17)及び液体ドレイン管(18),(18a)と、
前記ドラムフィルタ(7)とパイプフランジ(11)とに連結された前記マイクロターボフィルタ(3)の下側に設けられたジャイロポンプ(12)と、
前記ジャイロポンプ(12)の吸入側に真空ゲイジ管(14)が連結された真空ゲイジ(23)と、
前記ジャイロポンプ(12)の吐出部に連結された濾過液排出管(15)と
を備えることを特徴とする、液体貯蔵タンクの移動式多機能清掃機。
【請求項2】
前記ドラムフィルタ(7)の上部には、該ドラムフィルタ(7)の閉塞を防止するためのフィルタブラシ(8)が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の液体貯蔵タンクの移動式多機能清掃機。
【請求項3】
前記排出用シュート(10)の下端部に設けられた自動排出装置(16)の代わりに、沈殿物箱を有する手動排出装置(24)を設け、
手動で沈殿物を取り除くことを特徴とする、請求項1または2に記載の液体貯蔵タンクの移動式多機能清掃機。
【請求項4】
下端に緩衝式キャスタ(20)が装着された清掃機本体(1)と、
前記清掃機本体(1)の上部に設けられた、吸入真空管(2)及びマイクロターボフィルタ(3)と、
前記吸入真空管(2)の上部に設けられ、電気パネル(4)に連結された電気装置部(5)と、
自動排出装置(16)を下端部に設けた沈殿物排出用シュート(10)と、
前記吸入真空室(2)の側面部に設けられた液体ドレイン管(18),(18a)と、
連結された前記マイクロターボフィルタ(3)の下側に設けられたジャイロポンプ(12)と、
前記ジャイロポンプ(12)の吸入側に真空ゲイジ管(14)が連結された真空ゲイジ(23)と、
前記ジャイロポンプ(12)の吐出部に連結された濾過液排出管(15)と
を備えることを特徴とする、液体貯蔵タンクの移動式多機能清掃機。
【請求項5】
下端に緩衝式キャスタ(20)が装着された清掃機本体(1)と、
吸入真空管(2)の上部に設けられ、電気パネル(4)に連結された電気装置部(5)と、
前記電気装置部(5)の下部に設けられ、液体吸入管(6)に連結されたドラムフィルタ(7)と、
前記ドラムフィルタ(7)の下部に、該ドラムフィルタ(7)と平行に設けられたスクラップコンベア(9)と、
前記スクラップコンベア(9)の排出部に設けられ、自動排出装置(16)を下端部に設けられた沈殿物排出用シュート(10)と、
前記吸入真空室(2)の側面部に設けられた、前記ドラムフィルタ(7)の点検用のドア(17)及び液体ドレイン管(18),(18a)と、
前記ドラムフィルタ(7)の下側に設けられたジャイロポンプ(12)と、
前記ジャイロポンプ(12)の吸入側に真空ゲイジ管(14)が連結された真空ゲイジ(23)と、
前記ジャイロポンプ(12)の吐出部に連結された濾過液排出管(15)と
を備えることを特徴とする、液体貯蔵タンクの移動式多機能清掃機。
【請求項6】
前記ジャイロポンプ(12)の吸入口直前に、悪臭除去用液体が入っている悪臭除去用液体槽(32)と、
吸入時に極めて微量の液体を吸入できるスポイトと
を備え、
清掃時に、リサイクルしながら前記微量の液体が混合される液体の悪臭を除去することを特徴とする、請求項1に記載の液体貯蔵タンクの移動式多機能清掃機。

【図1】
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【図1a】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−297381(P2006−297381A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−75176(P2006−75176)
【出願日】平成18年3月17日(2006.3.17)
【出願人】(506092710)
【Fターム(参考)】